ジョン・トラボルタ主演の映画「将軍の娘/エリザベス・キャンベル」をWOWOWで観た。

ジョージア州にあるアメリカ陸軍訓練基地で発見された、女性士官の全裸絞殺死体の謎を解く。

満足度 評価】:★★★★☆

何度か観たはずだけど、久しぶりに観てやっぱり面白かった。

プライドと見栄だけのために生きている軍人たちの世界に気分が悪くなる映画だった。

「将軍の娘/エリザベス・キャンベル」予告編 動画(日本語字幕なし)

(原題:THE GENERAL'S DAUGHTER)





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キャスト&スタッフ


出演者

ジョン・トラボルタ
…(「リベンジ・リスト」、「アルティメット・サイクロン」、「クリミナル・ミッション」、「シビル・アクション」、「炎のメモリアル」、「閉ざされた森」、「キリングゲーム」、「ママが遺したラヴソング」、ドラマシリーズ「アメリカン・クライム・ストーリー<O・J・シンプソン事件>」(主演・製作)など)

〇マデリーン・ストウ
…(「不法侵入」「12モンキーズ」など)

ティモシー・ハットン
…(「ゲティ家の身代金」、「ゴーストライター」、ドラマシリーズ「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」など)

〇ジェームズ・ウッズ

ジェームズ・クロムウェル
…(「リーガル・マインド~裏切りの法廷~」、「アーティスト」など)

監督

〇サイモン・ウェスト
…(「エクスペンダブルズ2」など)

1999年制作 アメリカ映画


あらすじ


陸軍に所属する軍人のポール・ブレナー(ジョン・トラボルタ)は、軍に密かに潜入し、軍隊の中で起きている事件捜査する捜査官。

その彼が、友人のケント大佐(ティモシー・ハットン)から依頼を受けジョージア州にある陸軍訓練基地で潜入捜査をしている最中に、女性士官が絞殺され、裸体で発見される事件が起きる。

ポールは、この事件がレイプ事件なのか?という疑惑から、レイプ専門の捜査官サラ・サンヒル(マデリーン・ストウ)と協力して事件の捜査に当たることに。

殺された女性士官の名前はエリザベス・キャンベル。

陸軍では英雄と知られるキャンベル将軍(ジェームズ・クロムウェル)の娘で、優秀な女性士官なのだが、捜査を進めるうちに彼女の派手な性生活が明らかとなり…。



将軍の娘エリザベス・キャンベル



感想(ネタバレあり)


軍隊の生活に興味津々だった


映画の面白さの一つに、「知らないことを知る面白さ」がある。

私にとって、まさにこの映画はそうだった。

日本には軍隊がなく、外国のように兵隊さんが道を歩くこともなく、自衛隊ですら、どんな生活や訓練をしているのかよくわからない。

この映画は、まさに「私の知らない軍隊の生活」を見せてくれる作品だった。

サスペンス映画で、謎解きの楽しさもあるけど、それ以上に、この「ゲスな人たち」の生活を観ているのが、何より楽しかった。

プライドや見栄だけのために生きている軍人たち。

軍の隠蔽体質。

「男女平等」をうたいながらも、「女性を支配したい」という支配欲がエリザベスを殺すという矛盾。

これは15年前に作られた映画で、今はこの時よりも改善されていると思いたいが、「支配欲」という彼らの精神的な幼さを改善するのは難しいのではと思った。



将軍の娘エリザベス・キャンベル2



「男社会」の頂点に生きる将軍とその娘


ここで描かれているのは、「THE体育会系の男社会」

「強さ」こそが男の象徴であり、勲章である世界。

そこに「将軍の娘」として放り込まれたエリザベスは、まさに、野獣の群れに放り込まれた羊のごとく、男たちに食い荒らされる。

それこそ、言葉は悪いけど、私からすれば「胸くそ悪い」男の野生の匂いにまみれた世界。

しかし、そんな世界を作り、その頂点にいるのは、エリザベスの父だという皮肉。

彼女は、そのことを父に知らせようとするが、父は冷たく娘を突き放す。

その癖、娘が死ねば「娘のことを本当に愛していた」と言う。

何を言うのか、どの口がそんなことを言うのか呆れて二の句が継げない。



将軍の娘エリザベス・キャンベル4



氷山の一角にすぎないような…


結局、引退後は政界への進出を目指した将軍は、エリザベスがレイプされた事実を隠ぺいすることに必死になる。

そこで屈しないのが主人公のポールだった。

どうも、この話はアメリカで実際にあった話らしく、将軍は隠蔽した罪で訴えられる。

とはいえ、これって、氷山の一角じゃないか??と思ってしまう。

たまたま、この映画のポールは将軍に屈しない男だったけれど、他の基地では闇に葬り去られたレイプ事件なんて山ほどあるんだろうなぁと思ってしまう。

その証拠に、この映画の中盤に登場する、見張り役の証人となった黒人の女性は、涙を流しながら「ここでの女性の生活は本当に大変で」と言っている。

正直、シャワー室を歩くマデリーン・ストウに大騒ぎしている野獣の群れを観たら、陸軍施設で働く女性たちの苦労を思わずにはいられない。



将軍の娘エリザベス・キャンベル7



出演者は、ジョン・トラボルタ、マデリーン・ストウ、ジェームズ・クロムウェルなど


主役の潜入捜査官ポールを演じるのは、ジョン・トラボルタ

トラボルタってダンサー出身だからか、動きがキビキビしていて、指先、足先まできちんと神経を使っているところが良いんだよね。

道を真っ直ぐ歩くのも、角を直角に曲がるのも、飛び上がったりするのも、イチイチ線がキレイで良いんだよね。

この人は、ちょっと身体が大きくなってしまっても、その細かい指先の部分まで神経をすごく使うのがとても良い。

えぇ?そう??と思う人は、今度、ちゃんと観て欲しい。

本当にきれいに体を動かす人だから。

きっと、本人が意識している以上に、身体を美しく魅せることに神経を使っているんだと思う。



将軍の娘エリザベス・キャンベル3



ポールと共に事件を解決するサラを演じたのは、マデリーン・ストウ

私の中で彼女の最高作は、「ラスト・オブ・モヒカン」で、そこから人気急上昇するんだけれども、この映画に出演した4年後から急に映画の世界から姿を消してしまう。

調べてみたら、テレビドラマを中心に仕事をしているらしい。

もったいないよなぁ。

もしかして、劣化してしまったのか??と心配になって、最新の画像を見てみたけど、そんなこともないので、是非、また映画界に戻ってきて欲しい女優さん。



将軍の娘エリザベス・キャンベル6



英雄キャンベル将軍を演じるのは、ジェームズ・クロムウェル

気の毒だけど、この人は、いつまで経っても「ベイブ」のお父さんって言われちゃう人(笑)

もう、本当に良い役から、悪い役までいろんな映画に出ているのに(笑)

本当に気の毒だ(笑)

今回も、良い人なんだろうし、立派な軍人なんだろうけど、人間的に欠けているところがあるキャンベル将軍を好演。

印象に残る演技だったなぁ。



将軍の娘エリザベス・キャンベル5



「男女平等」について思う


「男女平等」って言葉をよく聞くけど、肉体的、精神的な違いから、やっぱり「完全な平等」っていうのは難しいと思うんだよね。

女性が力仕事ができない場面もあるし、女性的な華やかさが必要な場面もあると思う。

そこを考慮しないまま、「平等なんだから」と「成熟していない男の群れ」に女性を投げ込んで、散々痛い目に遭わせてから、「やっぱり無理じゃないか」と男性が胸を張る場面を何度も目にしてきた。

そこには、これまで「男社会で生きてきた人」の「男性特有の支配欲」が見え隠れするように思う。

そうではなく、「女性の得意分野」と「男性の得意分野」を互いに尊重し合い、逆に、互いに苦手な分野は補い合ってこその「男女平等」なんだと思う。

しかし、それはこれまで「男社会」だった現場の人たちが理解しない限りは、いつまでも、「真の平等」はやってこないように思う。



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