ロバート・ダウニー・Jr主演の「ジャッジ 裁かれる判事」をWOWOWで観た。
シカゴでやり手の弁護士ハンク。地元の判事である父が殺人罪で訴えられその弁護をする話。
WOWOWの「W座からの招待状」で、この映画の存在を知り、豪華なキャスティングにひかれて観てみた。
【満足度 評価】:★★★★☆
家族のあり方や、人生の終わり方、正義についてしみじみと考えさせられた映画だった。
そして、良い俳優たちの共演はやっぱり観ていていいね。
すごく安心して観られる映画だった。
◆「ジャッジ 裁かれる判事」DVD
シカゴでやり手の弁護士・ハンク(ロバート・ダウニー・Jr)は、母の訃報を受けて帰省する。
そこはアメリカ中部の何もない田舎町。
父(ロバート・デュバル)は42年間地方裁判所の判事を務める名手。
かつて高校野球の名プレイヤーで交通事故のために大リーガーになることを諦めた兄グレン(ヴィンセント・ドノフリオ(「ラン・オールナイト」、「ジュラシック・ワールド」))と、知的障害を持つ弟(ジェレミー・ストロング)もまだ地元で暮らしている。
母の葬式を終えシカゴに帰ろうとしたハンクだったが、父が殺人罪で起訴されることとなり、留まることに。
当然、弁護をするつもりでいたハンクだったが、父は既に他の弁護士と契約したという…。

父は地元で42年間務めた名物判事。
主人公の次男は、シカゴで高給取りのやり手弁護士。
そんな二人でも、家の中のゴタゴタは上手に裁くことができない。
この映画では、お父さんが犯してしまった事故の裁判を通して、家族のあり方について、いろいろと考えさせられる映画だった。
面白いなぁと思うのは、父は判事だから、裁判所ではいつも容疑者たちに対して「本当のことを言いなさい」とか、「嘘はやめなさい」とか言う立場の人間なのに、家へ帰れば、父に反抗し、常に対立しようと息子をどうにもすることができない。
しかし、その息子・ハンクは、実はそんな厳しい父に褒められたい一心であがいて苦しんだゆえの行動だったんだね。
これは面白かったねぇ。
名手とまで言われた判事でも、家族のこととなるとテンでダメっていうのがとても人間らしくて良かった。
世の中意外とそうかもしれないなぁって思うんだよね。
表面的には、すごく模範的な仲が良さそうな家族に見えても、その裏にはいろんなことがある家族もいっぱいいるよね。

ただ不幸中の幸いだなと思うのは、今回、お父さんが事故を起こして裁判沙汰になり、ハンクが弁護したことで、弁護士として立派に成長した姿をお父さんに見せることができたこと。
ハンク自身もいくつになっても、やっぱりお父さんに認められたいと思っていたし、お父さんにとってもハンクはいつまでも問題児の息子だったから、お父さんが訴えられてしまったことはとても残念なことだけど、それはいいことだったよね。
それに、そのおかげで久しぶりに一緒に暮らすことになったんだし、お父さんの病気も知ることになったし。
ハンクにとって、「家族を考える時間」を作れたことが、良かったことだったんだなと思う。
まぁ、昔の元カノにも会えたしね。
やっぱり、どんなに忙しくても、たまには「家族について考える時間」って必要だなぁと思うよね。
私も、この映画を見ながら、ありがたいことに両親ともに健在だけれども、こんな風に父が病気になったらどうしようとか、母がいなくなったらどうしようとか考えたよね。

常に対立し続けた父とハンクだけれども、それらを全部乗り越えた後、二人で釣りに行くシーンがすごく良かったなぁ。
ロバート・デュバルが湖で釣りとかいうと、どうしても「ゴッド・ファーザー」を思い出しちゃうんだけどね(笑)
お父さんは、心配だったシカゴの息子が立派な弁護士に成長したことに安心したんじゃないかな。
すごく、穏やかな時が流れている素敵なシーンだなぁと想った。
あの二人の釣りのシーンが、この映画では一番好きだなぁ。

主役のハンクを演じるのは、ロバート・ダウニー・Jr(「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「スパイダーマン:ホームカミング」、「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」)
「アイアンマン」じゃないロバート・ダウニー・Jrってなんだか違和感があるんだけど(笑)
どうにも赤いスーツがちらついちゃって(笑)
この映画では、製作総指揮も兼任。
やっぱり、毎回ヒーローばっかりやっているのも疲れるよね(笑)
こういうちゃんとした人間ドラマをやりたいなぁって思うんだろうね。
「アイアンマン」で大スターになった、ロバート・ダウニー・Jrがこういう小さめの作品に出て初心に帰る姿は、シカゴで名を挙げて、田舎へ帰ったハンクの姿にもダブるよね。

父・判事を演じるのは、大ベテランスターのロバート・デュバル。
俳優現役生活50年。現在84歳!!! ←思わず調べた
感想の中でも書いたけど、こちらはどうにも「ゴッド・ファーザー」のトミーのイメージで(笑)
これほどのベテランさんになると、画面にいらっしゃるだけで、感激なんですよ。とっても。
人間国宝を観ているというか、生きた化石を観ているというか・・・。
これ以上ない、最高のお父さんだったよ。本当に。
他の出演作には「クレイジー・ハート」など
そして、ハンクの元カノを演じたヴェラ・ファーミガ(「死霊館 エンフィールド事件」「ミッション:8ミニッツ」など)が凄く良かったなぁ。
あんなハンクを許せてしまう彼女の包容力の大きさは、是非、見習いたい!!と思った。

さて、この後、ハンクはどうするのかなぁ
田舎へ帰るのかなぁ…。
弁護士の仕事はあまりなさそうだけど、物足りなくならないかな…(笑)
お父さんの後を継いで判事になるのかな…。
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◆「ジャッジ 裁かれる判事」DVD
シカゴでやり手の弁護士ハンク。地元の判事である父が殺人罪で訴えられその弁護をする話。
WOWOWの「W座からの招待状」で、この映画の存在を知り、豪華なキャスティングにひかれて観てみた。
【満足度 評価】:★★★★☆
家族のあり方や、人生の終わり方、正義についてしみじみと考えさせられた映画だった。
そして、良い俳優たちの共演はやっぱり観ていていいね。
すごく安心して観られる映画だった。
「ジャッジ 裁かれる判事」予告編 動画
(原題:THE JUDGE)◆「ジャッジ 裁かれる判事」DVD
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あらすじ
シカゴでやり手の弁護士・ハンク(ロバート・ダウニー・Jr)は、母の訃報を受けて帰省する。
そこはアメリカ中部の何もない田舎町。
父(ロバート・デュバル)は42年間地方裁判所の判事を務める名手。
かつて高校野球の名プレイヤーで交通事故のために大リーガーになることを諦めた兄グレン(ヴィンセント・ドノフリオ(「ラン・オールナイト」、「ジュラシック・ワールド」))と、知的障害を持つ弟(ジェレミー・ストロング)もまだ地元で暮らしている。
母の葬式を終えシカゴに帰ろうとしたハンクだったが、父が殺人罪で起訴されることとなり、留まることに。
当然、弁護をするつもりでいたハンクだったが、父は既に他の弁護士と契約したという…。

感想(ネタバレあり) 名物判事もやり手弁護士も家庭内のいざこざは裁ききれない
父は地元で42年間務めた名物判事。
主人公の次男は、シカゴで高給取りのやり手弁護士。
そんな二人でも、家の中のゴタゴタは上手に裁くことができない。
この映画では、お父さんが犯してしまった事故の裁判を通して、家族のあり方について、いろいろと考えさせられる映画だった。
面白いなぁと思うのは、父は判事だから、裁判所ではいつも容疑者たちに対して「本当のことを言いなさい」とか、「嘘はやめなさい」とか言う立場の人間なのに、家へ帰れば、父に反抗し、常に対立しようと息子をどうにもすることができない。
しかし、その息子・ハンクは、実はそんな厳しい父に褒められたい一心であがいて苦しんだゆえの行動だったんだね。
これは面白かったねぇ。
名手とまで言われた判事でも、家族のこととなるとテンでダメっていうのがとても人間らしくて良かった。
世の中意外とそうかもしれないなぁって思うんだよね。
表面的には、すごく模範的な仲が良さそうな家族に見えても、その裏にはいろんなことがある家族もいっぱいいるよね。

不幸中の幸いは「家族とゆっくりと向き合う時間」が作れたこと
ただ不幸中の幸いだなと思うのは、今回、お父さんが事故を起こして裁判沙汰になり、ハンクが弁護したことで、弁護士として立派に成長した姿をお父さんに見せることができたこと。
ハンク自身もいくつになっても、やっぱりお父さんに認められたいと思っていたし、お父さんにとってもハンクはいつまでも問題児の息子だったから、お父さんが訴えられてしまったことはとても残念なことだけど、それはいいことだったよね。
それに、そのおかげで久しぶりに一緒に暮らすことになったんだし、お父さんの病気も知ることになったし。
ハンクにとって、「家族を考える時間」を作れたことが、良かったことだったんだなと思う。
まぁ、昔の元カノにも会えたしね。
やっぱり、どんなに忙しくても、たまには「家族について考える時間」って必要だなぁと思うよね。
私も、この映画を見ながら、ありがたいことに両親ともに健在だけれども、こんな風に父が病気になったらどうしようとか、母がいなくなったらどうしようとか考えたよね。

全てをさらけ出したあとに得られる幸せで穏やかな時間
常に対立し続けた父とハンクだけれども、それらを全部乗り越えた後、二人で釣りに行くシーンがすごく良かったなぁ。
ロバート・デュバルが湖で釣りとかいうと、どうしても「ゴッド・ファーザー」を思い出しちゃうんだけどね(笑)
お父さんは、心配だったシカゴの息子が立派な弁護士に成長したことに安心したんじゃないかな。
すごく、穏やかな時が流れている素敵なシーンだなぁと想った。
あの二人の釣りのシーンが、この映画では一番好きだなぁ。

製作総指揮も兼任するのは赤いスーツを着ていないロバート・ダウニー・Jr
主役のハンクを演じるのは、ロバート・ダウニー・Jr(「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「スパイダーマン:ホームカミング」、「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」)
「アイアンマン」じゃないロバート・ダウニー・Jrってなんだか違和感があるんだけど(笑)
どうにも赤いスーツがちらついちゃって(笑)
この映画では、製作総指揮も兼任。
やっぱり、毎回ヒーローばっかりやっているのも疲れるよね(笑)
こういうちゃんとした人間ドラマをやりたいなぁって思うんだろうね。
「アイアンマン」で大スターになった、ロバート・ダウニー・Jrがこういう小さめの作品に出て初心に帰る姿は、シカゴで名を挙げて、田舎へ帰ったハンクの姿にもダブるよね。

生きた化石を拝めるだけでありがたい
父・判事を演じるのは、大ベテランスターのロバート・デュバル。
俳優現役生活50年。現在84歳!!! ←思わず調べた
感想の中でも書いたけど、こちらはどうにも「ゴッド・ファーザー」のトミーのイメージで(笑)
これほどのベテランさんになると、画面にいらっしゃるだけで、感激なんですよ。とっても。
人間国宝を観ているというか、生きた化石を観ているというか・・・。
これ以上ない、最高のお父さんだったよ。本当に。
他の出演作には「クレイジー・ハート」など
そして、ハンクの元カノを演じたヴェラ・ファーミガ(「死霊館 エンフィールド事件」「ミッション:8ミニッツ」など)が凄く良かったなぁ。
あんなハンクを許せてしまう彼女の包容力の大きさは、是非、見習いたい!!と思った。

さて、この後、ハンクはどうするのかなぁ
田舎へ帰るのかなぁ…。
弁護士の仕事はあまりなさそうだけど、物足りなくならないかな…(笑)
お父さんの後を継いで判事になるのかな…。
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