ユン・ゲサン主演の韓国映画「国選弁護人 ユン・ジンウォン」をWOWOWで観た。
警官殺しの容疑者の弁護を国選弁護人として引き受けることになったユン・ジンウォンだったが、それがきっかけで国を相手に戦うことになっていく法廷サスペンス映画。
【満足度 評価】:★★★★☆
見応えのある作品だった。
裁判をする前にゼネコン、警察、検察が既に書いたシナリオがあって、主人公はそのシナリオを覆そうとするが、あらゆる妨害を受ける。
本来ならば、市民の味方であるはずの警察や検察、裁判所までもが貧しい人たちに背を向け、彼らをおざなりにして、簡単に捨て去ってしまう様子に、ただただ唖然としてしまった。
◆ネット配信で観る:Amazonプライム「国選弁護人ユン・ジンウォン」(字幕版)
◆DVDで観る:「国選弁護人 ユン・ジンウォン」DVD
〇ユ・ヘジン
…(「1987、ある闘いの真実」、「タクシー運転手 約束は海を越えて」、「コンフィデンシャル/共助」、「LUCK-KEY/ラッキー」、「あいつだ」、「極秘捜査」など)
〇キム・オクビン
…(「一級機密」、「悪女/AKUJO」など)
〇イ・ギョンヨン
…(「名もなき野良犬の輪舞(ロンド)」、「インサイダーズ 内部者たち」、「メモリーズ 追憶の剣」、「パイレーツ」、「提報者~ES細胞捏造事件」、「群盗」、「テロ,ライブ」など)
〇キム・ウィソン
…(「ゴールデンスランバー」、「ザ・キング」、「プリースト 悪魔を葬る者」、「新感染 ファイナル・エクスプレス」など)
2015年制作 韓国映画

ソウル市内。大手ゼネコンによる都市開発が予定された土地で、強制撤去を拒んだ住民による抵抗が始まってから1年。
これまでセキュリティ会社(ヤクザ)による地上げが行われていたが、急遽、警察が強制撤去を行ったところ、市民と警察の衝突により、少年1名、警察官1名、計2名の死者が出てしまう。
そして、その殺された少年の父親であるパク・ジェホ(イ・ギョンヨン)が警察官を殺害した容疑で逮捕される。
弁護士ユン・ジンウォン(ユン・ゲサン)は、パク・ジェホの国選弁護人に指名される。
警察と検察側は、これが簡単に終わる裁判だと思っていた。
しかし、ユン・ジンウォンはパク・ジェホが正当防衛を主張したことから、事件の詳細を調査し始めたところ…。

韓国映画を観ていると、韓国の社会問題がいろいろと分かって面白い。
公務員は賄賂まみれで、それが青瓦台(大統領府)までつながっているとか、貧富の差がまだまだ激しいとか。
国民性が日本人よりも熱い人たちだとか。
隣の国で、見た目もそっくりなのに、お国事情や国民性は随分と違うんだなぁと思う。
この映画「国選弁護人 ユン・ジンウォン」もそんな韓国の社会事情を知ることができる作品の1つ。
事の発端は、ソウルで大手建築会社が推し進めている都市開発の現場で起きた事件だった。
その建築会社は、あるセキュリティ会社(実態は地上げ屋)に住民の立ち退きを依頼した。
ところが、住民たちは思った以上に手強く、1年以上も不法占拠を続けた。
いつまでも工事が開始されないため、その都市開発に参加していた企業たちは、「この企画に見込みなし」と踏んで、事業からの撤退を決定し、建築会社には投資した資金を返却するように要求する。
既に返却する金などない建築会社は裏から手を回して警察に出動を要請。
「民事不介入」でなければならない警察は、あまり国民に知られないように、速やかに、何事もなく、住民を撤退させようと現地に向かうが、そこで住民と警察の衝突が起きてしまい、警官1名、住民(少年)1名の死者を出してしまう。
しかし、警察は少年を殺したのはセキュリティ会社(地上げ屋)の人間だと偽り、不法占拠者に警官が殺された事件として済ませようとしていた…。
本当は、警官と住民がもみ合いになって、2人の死者を出した事件だったにも関わらず…。
そこで、主人公のユン・ジンウォン(ユン・ゲサン)は警官を殺したとされる容疑者パク・ジェホ(イ・ギョンヨン)の国選弁護人に指名され、担当検事は事を荒立てることなく裁判を済ませようとしていた。
ユン・ジンウォンも、警官殺しの事件として弁護をしようとしていたが、事件をよく調べてみると、その裏には警察、検事、建築会社、地上げ屋、青瓦台(大統領府)たちのそれぞれの思惑が隠れていることを知る。
日本だと、ちょうどバブル期あたりの都市開発の頃、地上げ屋が世の中を怖がらせていた時代を思い起こさせる社会的背景だった。
韓国では、未だにソウル市内でも開発する余地があって、人を強制退去させることで儲けている人たちもいるだなと思った。
そういった状況の中、強制的に人を排除することで貧しい人たちが犠牲になり、都市開発とは一体誰のための事業なのか、また、その事業に反対する貧しい人たちの声には誰も耳を貸さないのかという、韓国の社会状況が描かれている。

まず、この都市開発事業を推し進めようした建築会社が、「このまま不法占拠されたらマズイ!」と思った時に、即刻警察を動かしている。
ということは、その建築会社と警察は賄賂でつながっている。
いや、もしかしたらもっと上、青瓦台までつながっていた可能性が高い。
さらに、本来は、事件の容疑者であり、殺された少年のお父さんであるパク・ジェホには、大手弁護士事務所から国選弁護人がつくはずだった。
しかし、その大手弁護士事務所は、その仕事を無名で若手の弁護士ユン・ジンウォンに譲ってしまう。
なぜならば、その裁判は勝ち目がない裁判、つまり結審をする前に判決が決まっている裁判だと大手弁護士事務所は知っていたからだった。
ということは、本来ならば市民の味方であるはずの、警察も、検事も、弁護士も、裁判所でさえも、一切パク・ジェホから事情を聞くことがないまま、話が進んでいたのである。
その上、検事は地上げ屋の1人を買収して少年を殺害した犯人に仕立て、その犯人自体は数年で出てこられるように準備していた。
本当に少年を殺したのは、警察官だったにも関わらず。
つまりは、この裁判は強制退去に抵抗した市民の言い分も聞かず、ただただ警察と検察の体面を守るためだけに行われるはずの裁判だったのだ。

その全貌を知り、弁護士としての使命感に燃えたのがユン・ジンウォンだった。
警察・検察・裁判所・青瓦台までもがつながっていると知り、「賠償金100ウォン」を求めて国に裁判を起こす。
彼が求めていたのは、この訴訟をマスコミに取り上げてもらい、警察と検察が最も恐れていた「市民にこの事件を知らせること」であり、「国が非を認めること」だった。
しかし、彼は行く先々で「資料開示拒否」や、検事による嫌がらせに遭い、中々前に進むことができない。
それでも、マスコミや地上げ屋を味方につけることで、彼の前に徐々に道が開けてくる。
それはまさに「捨てる神あれば拾う神あり」だった。
韓国映画を観るたびに思うことなんだけれども、韓国でもしも事件があったら、誰を信じて、誰に通報すれば良いんだろうか。
大げさに考えたら、事件の相手が大手財閥の御曹司や姫君だったら、私が犯人にされてしまう可能性だって無きにしも非ず。
このユン・ジンウォンも「弁護士として傷がつく」と脅され、資格停止処分の危機に遭いながらもパク・ジェホの弁護を続けていた。
この国で、「国を相手取り訴訟を起こす」なんてことは、非常に危険なことだということが良くわかる。

検察が証人を買収したことがマスコミで騒がれ、裁判では陪審員が正当防衛を認めたにも関わらず、結局、判決では容疑者が有罪になってしまう。
(韓国の陪審員制度の「質問状」のくだりが、かなり面白かった。)
結局のところ、どんなに被害者と弁護士が「正当防衛」を主張して、それなりに証拠を集めたところで、最初から決まっていた判決が変わることはなかったのだ。
マスコミがどう記事にしようが、陪審員が何を言おうが、最初から判決は決まっていた。
ただ、誰かを警官殺しの犯人にしたかっただけ。
そうすれば、あの時、警察が不法占拠を制圧したことが正当化できたとでも思っているんだろうか。
しかし、世の中は非情なもので、有罪になったパク・ジェホはこれから一生「人殺しの前科者」である人生を生きることになる。
ただでさえ貧しい暮らしをして、息子が彼の支えだったのに、3年後に出所したらどうやって生きていくのだろうか。
正当防衛が認められて無実になるのと、警察の体面を保つために3年間刑務所に入るのとでは、今後の人生が大きく変わってくる。
しかし、そんな彼の主張には警察も検事も裁判官も耳を貸そうとしない。
ラストシーンでマスコミに囲まれ、「有罪判決が出ましたが、今のお気持ちをお聞かせください」と言われたパク・ジェホは、「私は人を殺してしまいました。ただそれだけです」と答えた。
私は、そんな彼の潔さに涙が出てしまった。
本当だったら、もっと言いたいことがたくさんあるのに。
言っても無駄だと分かっている。だから余計なことは何も言わない。
どうせ彼の言葉になど、誰も耳を貸してくれないから。
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警官殺しの容疑者の弁護を国選弁護人として引き受けることになったユン・ジンウォンだったが、それがきっかけで国を相手に戦うことになっていく法廷サスペンス映画。
【満足度 評価】:★★★★☆
見応えのある作品だった。
裁判をする前にゼネコン、警察、検察が既に書いたシナリオがあって、主人公はそのシナリオを覆そうとするが、あらゆる妨害を受ける。
本来ならば、市民の味方であるはずの警察や検察、裁判所までもが貧しい人たちに背を向け、彼らをおざなりにして、簡単に捨て去ってしまう様子に、ただただ唖然としてしまった。
「国選弁護人 ユン・ジンウォン」予告編 動画
(原題:소수의견(少数意見))◆ネット配信で観る:Amazonプライム「国選弁護人ユン・ジンウォン」(字幕版)
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キャスト&スタッフ
出演者
〇ユ・ヘジン
…(「1987、ある闘いの真実」、「タクシー運転手 約束は海を越えて」、「コンフィデンシャル/共助」、「LUCK-KEY/ラッキー」、「あいつだ」、「極秘捜査」など)
〇キム・オクビン
…(「一級機密」、「悪女/AKUJO」など)
〇イ・ギョンヨン
…(「名もなき野良犬の輪舞(ロンド)」、「インサイダーズ 内部者たち」、「メモリーズ 追憶の剣」、「パイレーツ」、「提報者~ES細胞捏造事件」、「群盗」、「テロ,ライブ」など)
〇キム・ウィソン
…(「ゴールデンスランバー」、「ザ・キング」、「プリースト 悪魔を葬る者」、「新感染 ファイナル・エクスプレス」など)
監督・脚本
〇キム・ソンジェ2015年制作 韓国映画

あらすじ
ソウル市内。大手ゼネコンによる都市開発が予定された土地で、強制撤去を拒んだ住民による抵抗が始まってから1年。
これまでセキュリティ会社(ヤクザ)による地上げが行われていたが、急遽、警察が強制撤去を行ったところ、市民と警察の衝突により、少年1名、警察官1名、計2名の死者が出てしまう。
そして、その殺された少年の父親であるパク・ジェホ(イ・ギョンヨン)が警察官を殺害した容疑で逮捕される。
弁護士ユン・ジンウォン(ユン・ゲサン)は、パク・ジェホの国選弁護人に指名される。
警察と検察側は、これが簡単に終わる裁判だと思っていた。
しかし、ユン・ジンウォンはパク・ジェホが正当防衛を主張したことから、事件の詳細を調査し始めたところ…。

感想(ネタバレあり)
ソウル市内で未だにはびこる地上げ屋と、それに抵抗する人々の戦い
韓国映画を観ていると、韓国の社会問題がいろいろと分かって面白い。
公務員は賄賂まみれで、それが青瓦台(大統領府)までつながっているとか、貧富の差がまだまだ激しいとか。
国民性が日本人よりも熱い人たちだとか。
隣の国で、見た目もそっくりなのに、お国事情や国民性は随分と違うんだなぁと思う。
この映画「国選弁護人 ユン・ジンウォン」もそんな韓国の社会事情を知ることができる作品の1つ。
事の発端は、ソウルで大手建築会社が推し進めている都市開発の現場で起きた事件だった。
その建築会社は、あるセキュリティ会社(実態は地上げ屋)に住民の立ち退きを依頼した。
ところが、住民たちは思った以上に手強く、1年以上も不法占拠を続けた。
いつまでも工事が開始されないため、その都市開発に参加していた企業たちは、「この企画に見込みなし」と踏んで、事業からの撤退を決定し、建築会社には投資した資金を返却するように要求する。
既に返却する金などない建築会社は裏から手を回して警察に出動を要請。
「民事不介入」でなければならない警察は、あまり国民に知られないように、速やかに、何事もなく、住民を撤退させようと現地に向かうが、そこで住民と警察の衝突が起きてしまい、警官1名、住民(少年)1名の死者を出してしまう。
しかし、警察は少年を殺したのはセキュリティ会社(地上げ屋)の人間だと偽り、不法占拠者に警官が殺された事件として済ませようとしていた…。
本当は、警官と住民がもみ合いになって、2人の死者を出した事件だったにも関わらず…。
そこで、主人公のユン・ジンウォン(ユン・ゲサン)は警官を殺したとされる容疑者パク・ジェホ(イ・ギョンヨン)の国選弁護人に指名され、担当検事は事を荒立てることなく裁判を済ませようとしていた。
ユン・ジンウォンも、警官殺しの事件として弁護をしようとしていたが、事件をよく調べてみると、その裏には警察、検事、建築会社、地上げ屋、青瓦台(大統領府)たちのそれぞれの思惑が隠れていることを知る。
日本だと、ちょうどバブル期あたりの都市開発の頃、地上げ屋が世の中を怖がらせていた時代を思い起こさせる社会的背景だった。
韓国では、未だにソウル市内でも開発する余地があって、人を強制退去させることで儲けている人たちもいるだなと思った。
そういった状況の中、強制的に人を排除することで貧しい人たちが犠牲になり、都市開発とは一体誰のための事業なのか、また、その事業に反対する貧しい人たちの声には誰も耳を貸さないのかという、韓国の社会状況が描かれている。

結審するまえから、警察・検察・裁判所の間で判決が決まっていた
まず、この都市開発事業を推し進めようした建築会社が、「このまま不法占拠されたらマズイ!」と思った時に、即刻警察を動かしている。
ということは、その建築会社と警察は賄賂でつながっている。
いや、もしかしたらもっと上、青瓦台までつながっていた可能性が高い。
さらに、本来は、事件の容疑者であり、殺された少年のお父さんであるパク・ジェホには、大手弁護士事務所から国選弁護人がつくはずだった。
しかし、その大手弁護士事務所は、その仕事を無名で若手の弁護士ユン・ジンウォンに譲ってしまう。
なぜならば、その裁判は勝ち目がない裁判、つまり結審をする前に判決が決まっている裁判だと大手弁護士事務所は知っていたからだった。
ということは、本来ならば市民の味方であるはずの、警察も、検事も、弁護士も、裁判所でさえも、一切パク・ジェホから事情を聞くことがないまま、話が進んでいたのである。
その上、検事は地上げ屋の1人を買収して少年を殺害した犯人に仕立て、その犯人自体は数年で出てこられるように準備していた。
本当に少年を殺したのは、警察官だったにも関わらず。
つまりは、この裁判は強制退去に抵抗した市民の言い分も聞かず、ただただ警察と検察の体面を守るためだけに行われるはずの裁判だったのだ。

国を相手に賠償金100ウォンの訴訟を起こす
その全貌を知り、弁護士としての使命感に燃えたのがユン・ジンウォンだった。
警察・検察・裁判所・青瓦台までもがつながっていると知り、「賠償金100ウォン」を求めて国に裁判を起こす。
彼が求めていたのは、この訴訟をマスコミに取り上げてもらい、警察と検察が最も恐れていた「市民にこの事件を知らせること」であり、「国が非を認めること」だった。
しかし、彼は行く先々で「資料開示拒否」や、検事による嫌がらせに遭い、中々前に進むことができない。
それでも、マスコミや地上げ屋を味方につけることで、彼の前に徐々に道が開けてくる。
それはまさに「捨てる神あれば拾う神あり」だった。
韓国映画を観るたびに思うことなんだけれども、韓国でもしも事件があったら、誰を信じて、誰に通報すれば良いんだろうか。
大げさに考えたら、事件の相手が大手財閥の御曹司や姫君だったら、私が犯人にされてしまう可能性だって無きにしも非ず。
このユン・ジンウォンも「弁護士として傷がつく」と脅され、資格停止処分の危機に遭いながらもパク・ジェホの弁護を続けていた。
この国で、「国を相手取り訴訟を起こす」なんてことは、非常に危険なことだということが良くわかる。

貧しい暮らしをしている不法占拠者になど、誰も耳を貸そうとしない
検察が証人を買収したことがマスコミで騒がれ、裁判では陪審員が正当防衛を認めたにも関わらず、結局、判決では容疑者が有罪になってしまう。
(韓国の陪審員制度の「質問状」のくだりが、かなり面白かった。)
結局のところ、どんなに被害者と弁護士が「正当防衛」を主張して、それなりに証拠を集めたところで、最初から決まっていた判決が変わることはなかったのだ。
マスコミがどう記事にしようが、陪審員が何を言おうが、最初から判決は決まっていた。
ただ、誰かを警官殺しの犯人にしたかっただけ。
そうすれば、あの時、警察が不法占拠を制圧したことが正当化できたとでも思っているんだろうか。
しかし、世の中は非情なもので、有罪になったパク・ジェホはこれから一生「人殺しの前科者」である人生を生きることになる。
ただでさえ貧しい暮らしをして、息子が彼の支えだったのに、3年後に出所したらどうやって生きていくのだろうか。
正当防衛が認められて無実になるのと、警察の体面を保つために3年間刑務所に入るのとでは、今後の人生が大きく変わってくる。
しかし、そんな彼の主張には警察も検事も裁判官も耳を貸そうとしない。
ラストシーンでマスコミに囲まれ、「有罪判決が出ましたが、今のお気持ちをお聞かせください」と言われたパク・ジェホは、「私は人を殺してしまいました。ただそれだけです」と答えた。
私は、そんな彼の潔さに涙が出てしまった。
本当だったら、もっと言いたいことがたくさんあるのに。
言っても無駄だと分かっている。だから余計なことは何も言わない。
どうせ彼の言葉になど、誰も耳を貸してくれないから。
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