ジャン=ピエール・ジュネ監督の「天才スピヴェット」をWOWOWで観た。
10歳の天才少年がモンタナから、はるか遠くのワシントンDCまで旅に出る話。
WOWOWの日曜日の9時から放送している「W座からの招待状」のラインナップに好きな映画が多くて、毎週見るようにしている。
この映画もそのうちの一本。
【満足度】:★★★★☆
主役のTSがすごくかわいい!!!ハラハラドキドキしながらも、最後にはジーンと心が温かくなる映画だった。
面白かった。好きだなぁ。この映画。
◆「天才スピヴェット」DVD
10歳の少年TS(カイル・キャトレット)は、モンタナにある牧場でカウボーイのお父さん(カラム・キース・レニー)、昆虫博士のお母さん(ヘレナ・ボナム・カーター)、アイドル志望のお姉ちゃん(ニーアム・ウィルソン)と一緒に暮らしている。
ある日、そんな彼の元へ一本の電話がかかってくる。
それは、ワシントンDCにあるスミソニアン博物館のジプセン次長(ジュディ・デイヴィス)からのもので、彼の発明品がベアード賞を受賞したというのだ。
その電話をきっかけに、一人で家を出て、ワシントンへ向かうことに決めたTSだったのだが・・・

頭脳は天才的で、大人顔負けのTSも情緒面は子供のままというのが、なんとも微笑ましい映画だった。
それは、彼のベアード賞を受賞した時のスピーチに全部現れている。
10歳にして、目の前で双子の弟を亡くし、「この世に永遠はない」と悟る。
弟を亡くした責任は自分にあるのではないか・・・と、感じた彼は永遠に動かせるものを発明する。
何を言っているのか分からない科学的な説明をした後、がっくりと肩を落とし、弟の話をし始める少年TSに思わず聞き入ってしまう。

これ、スミソニアン博物館から叱れるのではないか・・・と思うけど(笑)
スミソニアンともあろうものが、ハイエナのようにTSに憑りついて荒稼ぎしようとしているところが、かなり無様だったんだけど(笑)
スミソニアンのプライドはないのか(笑)
そんな中、私の中で一番印象に残っているのは、TSが出演しているテレビ番組にお母さんが登場し、「あなたは悪くないのよ」というシーン。
TSは、お母さん、お父さんからの「あなたは悪くない」の一言をどれだけ待っていたことか。
その後、お母さんとハグ。
あれ?TS、ハグは痛いんじゃなかったっけ??(笑)
これまた、ヘレナ・ボナム・カーターが良いお母さんでさぁ。
私も思わず、もらい泣き。
そして、お父さんの広い背中に乗って帰るTSがかわいかったなぁ~。

TSを演じた子役のカイル・キャトレットが、とにかくかわいい!!
かわいい子には旅をさせよというけれど、こんなにかわいい子が、あんなに大きなバッグをもってウロウロしてたら、心配しちゃうよ><
そして、お母さんにはヘレナ・ボナム・カーター(「未来を花束にして」、「シンデレラ」)
日本から輸入した芋虫育てたり、気味悪い昆虫の研究しているあたりが、とってもヘレナ・ボナム・カーターっぽくって良かったんだけど、最後の最後でホロッとされてくれるところも、やっぱり良い女優だなぁって思わせてくれるところだった。
監督は、ジャン=ピエール・ジュネ
他の作品には、「デリカテッセン」「ロスト・チルドレン」「アメリ」などなど
すごくセットの色が鮮やかだったり、中で出てくるデッサンの絵とかがすごく綺麗なところが、とてもジュネらしいなぁと思いながら見てた。
今回は、景色もすごく綺麗で、フランス人ジュネが思う、美しいアメリカの景色なんだろうなぁ。
だから、同じく外国人の私にもヒットする景色なんだなぁって思いながら見てた。

もしかして、天才というのは、こんなに何にもない田舎町に突然現れるものなのかもしれないなと思いながら見てた。
でも、頭脳は明晰でも、心は凡人と同じで、毎日いろんなことに傷ついたり、悩んだりしながら成長してるんだよね。
天才って何でも解決できちゃうイメージだもんね。
美しい景色を眺めながら、そんなことを感じられて、心が温かくなる映画だった。
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◆「天才スピヴェット」DVD
10歳の天才少年がモンタナから、はるか遠くのワシントンDCまで旅に出る話。
WOWOWの日曜日の9時から放送している「W座からの招待状」のラインナップに好きな映画が多くて、毎週見るようにしている。
この映画もそのうちの一本。
【満足度】:★★★★☆
主役のTSがすごくかわいい!!!ハラハラドキドキしながらも、最後にはジーンと心が温かくなる映画だった。
面白かった。好きだなぁ。この映画。
「天才スピヴェット」予告編 動画
(原題:THE YOUNG AND PRODIGIOUS T.S. SPIVET)◆「天才スピヴェット」DVD
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あらすじ
10歳の少年TS(カイル・キャトレット)は、モンタナにある牧場でカウボーイのお父さん(カラム・キース・レニー)、昆虫博士のお母さん(ヘレナ・ボナム・カーター)、アイドル志望のお姉ちゃん(ニーアム・ウィルソン)と一緒に暮らしている。
ある日、そんな彼の元へ一本の電話がかかってくる。
それは、ワシントンDCにあるスミソニアン博物館のジプセン次長(ジュディ・デイヴィス)からのもので、彼の発明品がベアード賞を受賞したというのだ。
その電話をきっかけに、一人で家を出て、ワシントンへ向かうことに決めたTSだったのだが・・・

感想(ネタバレあり) 弟を亡くし、永遠という発明をしたボク
頭脳は天才的で、大人顔負けのTSも情緒面は子供のままというのが、なんとも微笑ましい映画だった。
それは、彼のベアード賞を受賞した時のスピーチに全部現れている。
10歳にして、目の前で双子の弟を亡くし、「この世に永遠はない」と悟る。
弟を亡くした責任は自分にあるのではないか・・・と、感じた彼は永遠に動かせるものを発明する。
何を言っているのか分からない科学的な説明をした後、がっくりと肩を落とし、弟の話をし始める少年TSに思わず聞き入ってしまう。

発明が母との距離を近づける
これ、スミソニアン博物館から叱れるのではないか・・・と思うけど(笑)
スミソニアンともあろうものが、ハイエナのようにTSに憑りついて荒稼ぎしようとしているところが、かなり無様だったんだけど(笑)
スミソニアンのプライドはないのか(笑)
そんな中、私の中で一番印象に残っているのは、TSが出演しているテレビ番組にお母さんが登場し、「あなたは悪くないのよ」というシーン。
TSは、お母さん、お父さんからの「あなたは悪くない」の一言をどれだけ待っていたことか。
その後、お母さんとハグ。
あれ?TS、ハグは痛いんじゃなかったっけ??(笑)
これまた、ヘレナ・ボナム・カーターが良いお母さんでさぁ。
私も思わず、もらい泣き。
そして、お父さんの広い背中に乗って帰るTSがかわいかったなぁ~。

カイル・キャトレット X ヘレナ・ボナム・カーター X ジャン=ピエール・ジュネ
TSを演じた子役のカイル・キャトレットが、とにかくかわいい!!
かわいい子には旅をさせよというけれど、こんなにかわいい子が、あんなに大きなバッグをもってウロウロしてたら、心配しちゃうよ><
そして、お母さんにはヘレナ・ボナム・カーター(「未来を花束にして」、「シンデレラ」)
日本から輸入した芋虫育てたり、気味悪い昆虫の研究しているあたりが、とってもヘレナ・ボナム・カーターっぽくって良かったんだけど、最後の最後でホロッとされてくれるところも、やっぱり良い女優だなぁって思わせてくれるところだった。
監督は、ジャン=ピエール・ジュネ
他の作品には、「デリカテッセン」「ロスト・チルドレン」「アメリ」などなど
すごくセットの色が鮮やかだったり、中で出てくるデッサンの絵とかがすごく綺麗なところが、とてもジュネらしいなぁと思いながら見てた。
今回は、景色もすごく綺麗で、フランス人ジュネが思う、美しいアメリカの景色なんだろうなぁ。
だから、同じく外国人の私にもヒットする景色なんだなぁって思いながら見てた。

もしかして、天才というのは、こんなに何にもない田舎町に突然現れるものなのかもしれないなと思いながら見てた。
でも、頭脳は明晰でも、心は凡人と同じで、毎日いろんなことに傷ついたり、悩んだりしながら成長してるんだよね。
天才って何でも解決できちゃうイメージだもんね。
美しい景色を眺めながら、そんなことを感じられて、心が温かくなる映画だった。
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