シャーリーズ・セロン主演の映画「タリーと私の秘密の時間」を試写会で観た。

3人の子供の育児に追われ、自分を見失いつつあるマーロが、ベビーシッター タリーとの交流を通じて自分を取り戻していく姿を描く。


満足度 評価】:★★★★☆

お母さんは家事と育児をするのがどれだけ大変かわかって!という悲鳴のような作品。

が、笑えるところもあって気軽に観られるのが良い

これはぜひ、日頃奥さんに家事と育児を任せきりな旦那さまに観て欲しい。

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『タリーと私の秘密の時間』予告編 動画

(原題:Tully)



更新履歴・公開、販売情報

・2018年8月4日 試写会にて鑑賞。

・2018年8月30日 感想を掲載。

現在、全国順次公開中。上映劇場につきましては、下記の公式サイトをご参照ください。
 ↓
「タリーと私の秘密の時間」公式サイト


「タリーと私の秘密の時間」オリジナルサウンドトラック(180グラム重量盤レコード)

タリーと私の秘密の時間 オリジナルサウンドトラック (180グラム重量盤レコード)

新品価格
¥3,232から
(2018/8/30 15:46時点)






キャスト&スタッフ


出演者

シャーリーズ・セロン(兼 製作)

〇マッケンジー・デイヴィス

〇 マーク・デュプラス

〇ロン・リヴィングストン

〇アッシャー・マイルズ・フォーリカ

〇リア・フランクランド


監督

ジェイソン・ライトマン
…(「フロントランナー」、「とらわれて夏」など)


2018年製作 アメリカ映画



タリーと私の秘密の時間




あらすじ


小学生の娘と息子がいるマーロ(シャーリーズ・セロン)は、2人の子供たちの面倒を見るので手一杯だが、40歳を過ぎて予定外の妊娠をし、育児をすることに。

ただでさえ大変そうなマーロの様子を見かねた兄のクレイグ( マーク・デュプラス)は、マーロに出産祝いとしてベビーシッターをプレゼントするという。

しかし、マーロは兄の親切に甘えてはいけないと思い、断ってしまう。

そして、出産。

これまでの日常に加えて、育児も増えたマーロには寝る暇もない。

そこへ、若くてとても魅力的なベビーシッターのタリー(マッケンジー・デイヴィス)がやってきて、「夜の間だけ」という約束で育児を手伝ってくれることになり…。



タリーと私の秘密の時間2





感想(ネタばれあり)


家事や子育てで忙しくても「楽しむ」気持ちを持って欲しい

どんな人も、どんな瞬間も、楽しむことを忘れてはいけないと思う。

たとえ、それが仕事中であっても、楽しい妄想を思い描くぐらいの自由はあっていいと思う。



私は気ままな独身人間だから、そういえるのかもしれないけれど、それは忙しいお母さんも一緒。

家事や育児で忙しくて手が離せない時であっても、「楽しい」と思える時間を大切にして欲しい

もしも、「楽しい」と思える時間が作れないなら、周りの人たちに「助けて」と言って欲しい

そうしないと、この映画のマーロのようになってしまうから…。



主人公のマーロ(シャーリーズ・セロン)は、小学生の娘と息子がいて、臨月を迎えた妊婦だ。

その息子ジョナは、学校の先生から「落ち着きがない」と言われ、授業についていけず、「彼に適した」学校へ転校して欲しいと言われてしまう。

校長先生からそう言われ、マーロが悩んでいるその横で、ジョナは時折癇癪を起し、言うことを聞いてくれない。



そんな時、マーロは予期せぬ妊娠・出産をし、3人目の育児をすることになった。

毎晩、授乳で起こされる日々になり、睡眠不足に。

ただでさえいっぱいいっぱいなのに、疲れはピークに達し、マーロはイライラしはじめる。



兄はベビーシッターをプレゼントしてくれるというけれど、育児を他人に任せることに抵抗を感じてしまう…。

きっと、子育てを経験してこられた方たちの中で、マーロの大変さに共感できる人たちはたくさんいるだろうし、現在、まさに、子育て真っ最中だという人もいるだろうと思う。

そんな人にこそ、この映画を観て欲しい。

マーロのように手遅れになる前に…。



タリーと私の秘密の時間3



タリーが疲れ切ったマーロにもたらした変化


兄からの出産祝いであるベビー・シッターを断ったマーロだけれど、ある日、シッターのタリー(マッケンジー・デイヴィス)が訪ねてくる。

猫の手も借りたいマーロは、いきなりやってきたタリーを帰すわけにもいかず手伝ってもらう。

タリーは、ちょっと変わったイマドキ女子だけど、育児や家事が完ぺきだったので、その日からタリーの手伝いに甘えることになった。



その日から毎晩やってくる若くて魅力的なタリーを見て、マーロは夢や希望に溢れ、キラキラ輝いていた昔の自分を思い出すようになる。

毎晩のように遊びに出かけ、ボーイフレンドたちを夢中にさせ、時にはルームメイトとケンカした日もあったし、嫌なことがあった日は一晩中飲み明かしたいと思った日もあった。



それに比べて、今の疲れ切った自分はなんだろうと思うようになる。

マーロは忙しい日々に追われ、あの頃の自分をどこかに置き忘れてしまったことに気付いたのだ。

そこから、マーロは化粧をしたり、ジョギングをしたり、かつての自分を取り戻す努力をし始める。



マーロ自身が変わろうとすることで、子供たちや夫が彼女を見る目も変わってくる。



タリーと私の秘密の時間4



家事や育児を完璧にこなそうと思わなくていい

では、ある日突然やってきたタリーは一体何者なのか

タリーは、マーロが見た幻想だったのだ。



子育てを他の人に任せることができず、息子は学校になじめず先生に叱られ、赤ん坊はそんなマーロを気遣うことなく泣き叫ぶ。

ストレスとイライラがたまりに溜まったマーロは、タリーという「理想のベビーシッター」の幻想を生み出したのだ。



そんなタリーを見ていて思うのは「家事や育児を完璧にこなそうと思ってはいけない」という教訓。

日本でも「ワンオペ育児」の大変さはとても問題になっているけれど、全部を一人で完ぺきにこなすなんていうのは、無理だと思った方が良い。

自分で真面目にこなそうとすればするほど、精神的に追い込まれていってしまう



時には、マーロとタリーがニューヨークに遊びに行ったように、お酒飲んだり、ライブを見たり、思いっきり騒いだりするガス抜きがあってもいい。

そんな日は、子育てを誰かに任せてもいいのだ。



真面目に家事も育児もこなそうと思えば思うほど、精神的に追い詰められてしまう。

完璧にしなくていい。

困った時は「助けて」と言ってもいい



楽しむことを忘れず、時には自分をケアして、他人に頼れる時は積極的に頼る

日本では「ベビー・シッターを雇うなんて贅沢だ」という批判もあるけれど、そんな他人の言うことを気にする必要はない。

子供たちだって、いつもイライラしているお母さんよりも、キラキラ輝いて楽しんでいるお母さんの方が良いに決まってるのだ。



タリーと私の秘密の時間5




家事や育児を一人だけに任せない環境づくり

とはいえ、みんながみんな、ベビー・シッターを雇う余裕などない。

そこで大切なのは、子育てしやすい環境づくりだ。

このマーロの家のように、夫は仕事、妻は家事・育児という完全なワンオペ育児ではなく、夫が家にいるときは、積極的に手伝って欲しいし、マーロの兄のように手助けしてくれる人がいたら甘えても良い



この映画は、家事と育児に追われて自分自身を見失ってしまったマーロについて描いているけれど、「子育ても育児も妻に任せきり」という男性たちにこそ観て欲しい作品だった。



男性たちの不倫の言い訳として「妻はお母さんになってしまって女としての魅力を感じなくなった」という声をよく聞くけれど、安易に不倫をする前に「なぜ、女性としての魅力を失ってしまったのか」その理由を考えて欲しい

自分の服を買うよりも、子供の服を買ったり、化粧にお金をかけるよりも、子供の習い事にお金を使ったり。

妻たちが犠牲にしているものを知って欲しい



そして、一人になれる自由な時間を作ってあげて欲しい。

外の新鮮な空気を吸ったり、友人たちに家事や育児の愚痴をこぼす時間が、どれだけ貴重で彼女たちの助けになるか。



私は、マーロとタリーの生活を観ながら、私の周りの「育児に追い込まれている」友人たちのことを思った。

ぜひ、半日だけでも育児をだれかに任せて、夫婦で観て欲しい作品である。





Twitterでも、映画情報や海外ドラマの情報を発信しています~




Instagramでも映画のレビューを日々更新しています~










↓ 人気ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします

映画 ブログランキングへ

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村





「タリーと私の秘密の時間」オリジナルサウンドトラック(180グラム重量盤レコード)

タリーと私の秘密の時間 オリジナルサウンドトラック (180グラム重量盤レコード)

新品価格
¥3,232から
(2018/8/30 15:46時点)