レオナルド・ディカプリオ、ラッセル・クロウ主演の映画「ワールド・オブ・ライズ」をWOWOWで観た。
二人のCIA捜査官の心理戦を描く。
【満足度 評価】:★★★★☆
以前に観たような、観ていないような・・・記憶が定かではなく(^^;
結局のところ、記憶が曖昧だったから、今日観て良かった。
それぞれの心理戦が面白い映画だった~。
◆「ワールド・オブ・ライズ 特別版」DVD
…(「レヴェナント:蘇えりし者」、「インセプション」、「ウルフ・オブ・ウォール・ストリート」、「ディパーテッド」、「華麗なるギャッツビー」など)
〇ラッセル・クロウ
…(「ある少年の告白」、「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」、「ディバイナー 戦禍に光を求めて」、「ナイスガイズ!」、「レ・ミゼラブル」、「パパが遺した物語」、「消されたヘッドライン」、「ノア 約束の舟」、「ニューヨーク 冬物語」など)
〇マーク・ストロング
…(「シャザム!」、「キングスマン:ゴールデンサークル」、「女神の見えざる手」、「キングスマン」、「記憶探偵と鍵のかかった少女」、「キック・アス」、「リピーテッド」、「イミテーションゲーム」、「裏切りのサーカス」、「シャーロック・ホームズ」など)
〇ゴルシフテ・ファラハニ
…(「マリリン&モナ 踊って、泣いて、輝いて」)
〇オスカー・アイザック
CIA捜査官のフェリス(レオナルド・ディカプリオ)は、中東諸国の現地で情報を収集するのが任務だ。
アメリカのワシントンから、彼に指令を送るのは同じくCIA捜査官のホフマン(ラッセル・クロウ)。
常に、テロ組織に近づき情報を収集してきた彼らだったが、イギリスで自爆テロが起きてしまう。
事件の全貌を知るために、イラクへ潜入した彼らだったが・・・。
CIAの中でも、現場とワシントンのオフィスでは温度差があり、
中東の現地でも、CIAと現地警察の間には温度差がある。
互いが味方同士のはずなのに、嘘でだまし合い、だまされ合い、悶えているうちに容赦なくテロは起きてしまう。
敵は、一瞬たりとも待ってくれない。
常に冷静であり、冷徹なのは、テロリストたちだからだ。
仲間内で温度差があるなんて言っている場合ではない。

私が、この映画の中で一番印象に残っているのは、最後のシーン。
入院しているフェリスをヨルダンの諜報員ハニ・サラームが訪ねるシーンだ。
「一番心配している者が、一番最初に見舞いに訪れるという。他の奴らは君のことなんて心配してないってことだ」
と、彼は言う。
そのことにフェリスは少し腹を立てた風だったが、それは的を得たセリフだった。
砂漠の中で、フェリスを見失った途端、ホフマンはフェリスを見捨てている。
「Sorry,Buddy」の一言で。
しかし、ヨルダンの諜報員は、アメリカが考えるよりもっと綿密な計画を立て、アメリカを見事に出し抜いていた。
アメリカからすれば現地諜報員を利用しているつもりが、逆に利用されていた。
にも関わらず、「中東なんて、世界で最悪の地域だ」なんてホフマンはアホなセリフを吐き捨てる。
アメリカがいつまでも、上から目線で中東を観ているから、多くの物事が先に進まないんだと気付かされたシーンだった。

主役のフェリスを演じるのは、レオナルド・ディカプリオ。
なんと、彼の主演作がこのブログに登場するのは、この映画「ワールド・オブ・ライズ」が初めて!!とのことで。
自分でも、ちょっとビックリ。
私としては、彼は「童顔ゆえに演技の上手さを評価されない気の毒な人」のイメージ。
いつも、どの映画にもピッタリとはまって自然なのに、あまり評価されないんだなぁ。
いつか、ガツンと世界中が彼を評価する時が来ると、私は思っている。
彼の相方ホフマンを演じるのは、ラッセル・クロウ。
脚本通りに、CIA捜査官のクセにきっちりと太って怠惰な体つきで登場するのがとてもラッセル・クロウらしい。
本当にいやーーーーな奴を嫌味タップリで演じて、すごく良かったと思う。
そして、今回最も印象に残る演技をしたのは、ヨルダンの諜報員ハニ・サラームを演じたマーク・ストロング。
中東にいながら、まるで「英国紳士」のようなスタイルなのは、コンプレックスからくるものなのか。
流ちょうな英語を話し、頭脳明晰で冷静な彼をとても印象的に演じていた。
他の出演者としては、オスカー・アイザックが最初の方で、フェリスの運転手をしていたり、
ゴルシフテ・ファラハニがフェリスの現地の恋人を演じていたり、知っている俳優さんがたくさん出ているのも楽しかった。
そして、監督はリドリー・スコット。
この映画は、彼が70歳ぐらいの時に監督した作品!?
このド迫力に歳は感じられないなぁ・・・

とはいえ、CIAがワシントンと現地をつないで必死になったところで、テロは止められないんだなぁってことは、戦時のパリの同時多発テロで分かってしまったこと。
にしても、この映画を観ていると、一番戦争をしてがっているのは、ワシントンにいるホフマンのように私には思えた。
アメリカからは引き金をひけないから、誰かが引き金を引いてくれるのを待っているのかな・・・って感じに見えたけど・・・。
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二人のCIA捜査官の心理戦を描く。
【満足度 評価】:★★★★☆
以前に観たような、観ていないような・・・記憶が定かではなく(^^;
結局のところ、記憶が曖昧だったから、今日観て良かった。
それぞれの心理戦が面白い映画だった~。
「ワールド・オブ・ライズ」予告編 動画
(原題:BODY OF LIES)◆「ワールド・オブ・ライズ 特別版」DVD
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キャスト&スタッフ
出演者
〇レオナルド・ディカプリオ…(「レヴェナント:蘇えりし者」、「インセプション」、「ウルフ・オブ・ウォール・ストリート」、「ディパーテッド」、「華麗なるギャッツビー」など)
〇ラッセル・クロウ
…(「ある少年の告白」、「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」、「ディバイナー 戦禍に光を求めて」、「ナイスガイズ!」、「レ・ミゼラブル」、「パパが遺した物語」、「消されたヘッドライン」、「ノア 約束の舟」、「ニューヨーク 冬物語」など)
〇マーク・ストロング
…(「シャザム!」、「キングスマン:ゴールデンサークル」、「女神の見えざる手」、「キングスマン」、「記憶探偵と鍵のかかった少女」、「キック・アス」、「リピーテッド」、「イミテーションゲーム」、「裏切りのサーカス」、「シャーロック・ホームズ」など)
〇ゴルシフテ・ファラハニ
…(「マリリン&モナ 踊って、泣いて、輝いて」)
〇オスカー・アイザック
…(「極悪の流儀」、「X-MEN:アポカリプス」、「エクス・マキナ」、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」、「ドライヴ」、「アレクサンドリア」、「アメリカン・ドリーマー 理想の代償」、「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」)
監督
あらすじ
CIA捜査官のフェリス(レオナルド・ディカプリオ)は、中東諸国の現地で情報を収集するのが任務だ。
アメリカのワシントンから、彼に指令を送るのは同じくCIA捜査官のホフマン(ラッセル・クロウ)。
常に、テロ組織に近づき情報を収集してきた彼らだったが、イギリスで自爆テロが起きてしまう。
事件の全貌を知るために、イラクへ潜入した彼らだったが・・・。

感想(ネタバレあり)
アメリカ、中東、それぞれの温度差
この映画で面白いなぁと思うのは、それぞれの組織に間に生まれる「温度差」CIAの中でも、現場とワシントンのオフィスでは温度差があり、
中東の現地でも、CIAと現地警察の間には温度差がある。
互いが味方同士のはずなのに、嘘でだまし合い、だまされ合い、悶えているうちに容赦なくテロは起きてしまう。
敵は、一瞬たりとも待ってくれない。
常に冷静であり、冷徹なのは、テロリストたちだからだ。
仲間内で温度差があるなんて言っている場合ではない。

アメリカは中東を利用しているようで、利用されている
私が、この映画の中で一番印象に残っているのは、最後のシーン。
入院しているフェリスをヨルダンの諜報員ハニ・サラームが訪ねるシーンだ。
「一番心配している者が、一番最初に見舞いに訪れるという。他の奴らは君のことなんて心配してないってことだ」
と、彼は言う。
そのことにフェリスは少し腹を立てた風だったが、それは的を得たセリフだった。
砂漠の中で、フェリスを見失った途端、ホフマンはフェリスを見捨てている。
「Sorry,Buddy」の一言で。
しかし、ヨルダンの諜報員は、アメリカが考えるよりもっと綿密な計画を立て、アメリカを見事に出し抜いていた。
アメリカからすれば現地諜報員を利用しているつもりが、逆に利用されていた。
にも関わらず、「中東なんて、世界で最悪の地域だ」なんてホフマンはアホなセリフを吐き捨てる。
アメリカがいつまでも、上から目線で中東を観ているから、多くの物事が先に進まないんだと気付かされたシーンだった。

名優たちの共演を演出する名監督
主役のフェリスを演じるのは、レオナルド・ディカプリオ。
なんと、彼の主演作がこのブログに登場するのは、この映画「ワールド・オブ・ライズ」が初めて!!とのことで。
自分でも、ちょっとビックリ。
私としては、彼は「童顔ゆえに演技の上手さを評価されない気の毒な人」のイメージ。
いつも、どの映画にもピッタリとはまって自然なのに、あまり評価されないんだなぁ。
いつか、ガツンと世界中が彼を評価する時が来ると、私は思っている。
彼の相方ホフマンを演じるのは、ラッセル・クロウ。
脚本通りに、CIA捜査官のクセにきっちりと太って怠惰な体つきで登場するのがとてもラッセル・クロウらしい。
本当にいやーーーーな奴を嫌味タップリで演じて、すごく良かったと思う。
そして、今回最も印象に残る演技をしたのは、ヨルダンの諜報員ハニ・サラームを演じたマーク・ストロング。
中東にいながら、まるで「英国紳士」のようなスタイルなのは、コンプレックスからくるものなのか。
流ちょうな英語を話し、頭脳明晰で冷静な彼をとても印象的に演じていた。
他の出演者としては、オスカー・アイザックが最初の方で、フェリスの運転手をしていたり、
ゴルシフテ・ファラハニがフェリスの現地の恋人を演じていたり、知っている俳優さんがたくさん出ているのも楽しかった。
そして、監督はリドリー・スコット。
この映画は、彼が70歳ぐらいの時に監督した作品!?
このド迫力に歳は感じられないなぁ・・・

とはいえ、CIAがワシントンと現地をつないで必死になったところで、テロは止められないんだなぁってことは、戦時のパリの同時多発テロで分かってしまったこと。
にしても、この映画を観ていると、一番戦争をしてがっているのは、ワシントンにいるホフマンのように私には思えた。
アメリカからは引き金をひけないから、誰かが引き金を引いてくれるのを待っているのかな・・・って感じに見えたけど・・・。
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コメント
コメント一覧 (2)
うわーーー恥ずかしい><
ご指摘ありがとうございます。
早速修正致しますm(_ _)m