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オーランド・ブルーム、フォレスト・ウィテカー主演の南アフリカ映画「ケープタウン」をWOWOWで観た。

アパルトヘイトが撤廃されたはずの南アフリカで、現在もまだ直面している富裕層 VS 貧困層 の構図を描くサスペンス映画。

とても見応えのある骨太な作品だった。

実際には、こんな世の中であって欲しくはないと願っているが、南アフリカが制作した映画となれば、きっとそこには悲しい現実も含まれているんだろうなぁ。

「ケープタウン」予告編 動画

(原題:ZULU)



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あらすじ


スラム街で次から次へと子供が失踪する事件の捜査を担当しているアリ(フォレスト・ウィテカー)の元へ、殺人事件の報告が入る。

相棒の刑事ブライアン(オーランド・ブルーム)と現場へ向かうと、そこにはひどく殴られた形跡のある白人女性の死体があった。

なぜ、彼女は殺されたのか、死因は何だったのかを捜査していくうちに、新種の薬物が見つかった。

その薬物は、誰が何のために開発したものだったのか・・・

ケープタウン

感想(ネタバレあり)


黒人の人たちを人間と思わない人たちがまだいる現状


アパルトヘイトが撤廃されてから20年経った、今の南アフリカを描いた作品。

途中、過激なシーンがいくつかあったけれども、最初から最後まで一貫して力強い作風に、ガッツリとのめり込んで観てしまった。

南アフリカでは、アパルトヘイトが撤廃された今も、黒人を人間と思っていない悪魔みたいな奴らがいるっていうのが、何よりも衝撃だった。

スラム街の子供たちを新しいドラッグの人体実験に使い、散々使い尽くした後、捨ててしまう。

そんなことあるわけないでしょう・・・と、初めは半信半疑だった。

すごく平和に、白人と黒人が仲良くしてる・・・なんて、能天気なことは思っていなかったけど、未だにこのレベルなのかと思うと、唖然としてしまう。

しかし、背景に流れるスラム街の映像と、その子供たちの扱いの酷さを見るに、この南アフリカのスラム街でなら、あり得るのかもしれないと思ってしまう。

怖かったなぁ。とても怖かった。

ケープタウン2

黒人たちの心の奥底でフツフツと煮立っている、過去への復讐心


この映画の中で、一番、印象に残っているのは、最後、フォレスト・ウィテカー(「メッセージ」「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」「贖罪の街」「クリスマスの贈り物」「96時間/レクイエム」「ファーナス/訣別の朝」)演じるアリが砂漠の中、犯人を追い詰めていくシーンだ。

アリは、とても真面目な警察官で、問題を起こすようなことはそれまで無かったけれども、心の中では、アパルトヘイト時代に、白人に痛い目に遭わされたことが、まだ、心の傷として残っていた。

そんな精神状態での、このシーンは、母が殺されてしまったことへの復讐だけではなく、自分が今まで受けてきた傷の復讐でもあったように思えてならない。

ということは、実際の南アフリカでも、アパルトヘイトが撤廃されて、黒人の人たちは自由になったとはいえ、心に受けた傷を未だに奥底にしまったまま生きている人がたくさんいるということなんだなと思った。

今まで、いろいろ言いたいことがあった、言えなくて我慢してきた。

殴りたい奴もいた。でも、我慢してきた。

それが、最後の最後に爆発する。

でも、きっと真面目で優しいアリのことだから、最後まで心が痛んだのではと思う。

ケープタウン3

ブライアンが葬儀屋で依頼した最後の葬式とは・・・


アリとは、対照的なのが、オーランド・ブルーム(「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」、「キングダム・オブ・ヘブン」)演じるブライアンだ。

アル中で、毎晩恋人を変え、目の下には隈を作っているような男。

でも、悪に対しては容赦情けなく潰していく彼の強さが、この映画の希望だった。

最後の最後、葬儀屋でアリの葬式の手配をした後、一旦外に出てから、また戻ってきて、もう一件、手配をお願いしたいと言った。

その「もう一件」は、誰の葬式だったんだろう・・・

彼が子供の頃から忌み嫌い、アパルトヘイト推進派だった父親の葬式ではないだろうか。

アリが、過去に受けた悲しみと向き合い爆発させてしまった姿を見て、

ブライアンも、同じく、過去と向き合い、出した答えが父の葬式であったなら、

それは、アパルトヘイトを忘れて、一歩前進したいという思いがここには表現されているのではないかと感じた。

ケープタウン4

アパルトヘイトを撤廃したことは正しかった。南アフリカは平和だと証明する日が来て欲しい


つい、昨日、「子連れじゃダメかしら?」っていう映画を観て、主人公たちが南アフリカへ旅行へ行くのを観て、「私も南アフリカへ旅行に行きたーい (´▽`)ノ」なんて、のんきに言っていたのに、この映画「ケープタウン」を観たら、「絶対、行きたくなーい」に変わってしまった (^^;

きっと、こんなに治安が悪いのは、スラム街だけだと思うけど、歩いているだけで、流れ弾に当たってしまいそうな雰囲気・・・。

南アフリカは、今後も定期的に映画を作って、現状を世界に知らせて欲しい。

アパルトヘイトを撤廃したことは、正しかったことだと証明して欲しいから・・・。





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