とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:お嬢さん



キム・ミニ主演、パク・チャヌク監督の韓国映画「お嬢さん」を試写会で観た。

日本統治下の朝鮮で、ある詐欺師が富豪の日本人令嬢をたぶらかして結婚し、財産を奪い取るという計画を立てる。

その計画に乗った1人の孤児が、令嬢の侍女としてお屋敷に入り込んだのだが…。


満足度 評価】:★★★★☆(4.5)

変態たちが集う豪邸を舞台にした痛快なエンターテインメント作品だった。

その変態も見せかけの表面的なものであり、その裏側では抑圧された世界に閉じ込められた女性たちがうめき声をあげていた。

エロティックな女たちにドキドキし、滑稽な男たちに笑い、先の読めない展開に何度もダマされた

そして最後には、檻を飛び出した彼女たちの幸せな開放感に溢れていた。


「お嬢さん」予告編 動画

(原題:아가씨)




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キャスト&スタッフ


出演者


…(「1987、ある闘いの真実」など)

ハ・ジョンウ
…(「1987、ある闘いの真実」、「トンネル 闇に鎖(とざ)された男」、「群盗」、「テロ、ライブ」、「ラブ・フィクション」、「ベルリンファイル」、「チェイサー」など)

チョ・ジヌン
…(「悪魔の倫理学」、「最後まで行く」など)

ムン・ソリ
…(「悪魔の倫理学」、「ザ・スパイ シークレットライズ」、「オアシス」など)

キム・ヘスク
…(「黄泉がえる復讐」、「王の運命(さだめ) 歴史を変えた八日間」、「善惡の刃」、「トンネル 闇に鎖(とざ)された男」、「ソウォン/願い」、「カンチョリ オカンがくれた明日」など)

監督・脚本

〇パク・チャヌク
…(「JSA」、「オールド・ボーイ」、「親切なクムジャさん」など)

原作

〇サラ・ウォーターズ著・「荊の城」


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2016年製作 韓国映画



韓国映画「お嬢さん」


あらすじ


日本統治下にあった1930年代の朝鮮。

孤児で詐欺師一家に育てられたスッキ(キム・テリ)は、藤原伯爵を名乗る詐欺師(ハ・ジョンウ)と手を組み、日本人の令嬢・秀子(キム・ミニ)から莫大な財産を奪う計画を立てる。

そこでスッキは、秀子が叔父、上月(チョ・ジヌン)と共に暮らす豪邸で秀子の侍女として住み込み、伯爵は秀子をそそのかし、ゆくゆくは秀子と結婚し、日本へ連れて行ってから財産を奪った後、精神病院に入れてしまう計画だったのだが…。



韓国映画「お嬢さん」キム・ミニとキム・テリ


感想(ネタバレあり)


なぜ、昭和初期の日本が舞台だったのか


映画の舞台は1930年代、昭和初期の日本。

朝鮮の人里離れた豪邸に富豪たちが集まり、夜な夜な朗読会が開かれる。

ここで読まれるのは普通の小説ではない。

エロティックな描写が満載の官能小説だ。



それを一家の令嬢・秀子に読ませ、男たちはジッと聞いている…。

まさに、官能小説フェチな変態のための朗読会だ。



私はその変態ぶりを観て、この当時に活躍した日本を代表する小説家、谷崎潤一郎や江戸川乱歩を思い出した

彼らの世界観が、この映画にはふんだんに溢れて出ている



みずみずしい桃に「ぶしゅっーー」っと音を立てながらかぶりつく伯爵、地下室でうごめく大ダコ、秀子の口に指を入れ、出し入れさせながら歯を磨くスッキ。

その全てのエロティシズムが、谷崎潤一郎であり、江戸川乱歩の世界観を感じさせていた



それは、彼らの世界観を表現するために、時代背景を彼らの活躍した昭和初期にし、わざわざ日本語のセリフを多用したのではと思うほどだった。

谷崎潤一郎や江戸川乱歩の香りに導かれながら、ここにはめくるめく変態の世界が広がっている

この映画は、世界各国の映画祭や映画賞で非常に高い評価を得ている作品ではあるけど、もしかしたら、日本人が最もこの世界観を受け入れやすい国民なのかもしれない。



韓国映画「お嬢さん」キム・ミニ


観客をダマすための三部構成


この映画は、観客をダマすための三部作で構成されている。



第一部は、「お嬢さん」の侍女になったスッキの視点から描かれ、「えっ??この先どうなるの??」というところで終了している。

そこで、第二部は、その続きから新たな世界が展開されるんだろうな…と期待する。

ところが、その期待はあっさりと裏切られる。



第二部が始まったところで、物語は、また最初に戻る。

第二部はお嬢さんからの視点で、物語の裏側が描かれる

また、同じことの繰り返しかと思いきや、この映画は、この第二部が異常に面白い。



第一部は前菜でしかなく、第二部がお腹いっぱいのメインディッシュだった。

全ての事柄には裏があったのだ。



豪邸に閉じ込められ、夜な夜な変態な伯爵たちのために読書をしていた「お嬢さん」。

「お嬢さん」は、そんな変態の館を出たいと思っていた。



そこへ現れた救いの天使「スッキ」と、良いカモの「藤原伯爵」。

彼らのおかげでお嬢さんに脱出のチャンスが巡ってきた。

これは、「お嬢さん」の性奴隷からの解放を描いていたのだ。



そしてついに、お嬢さんがスッキの手を握り初めて家の敷居を越えた時、彼女の顔に現れた満面の笑みが何よりも印象的だった。



それだけでは終わらない。



第三部では、「お嬢さん」による叔父様と伯爵への復讐が描かれる。

ただ脱出するだけではなく、最後には落とし前をキチンとつけている

第一部で始まった物語が、第二部で全部覆され、「あ~騙された」と思っていると、第三部では、これまで恵まれなかった彼女たちに幸せが訪れる。

この三部までの構成が、全く想像がつかなくて、先の読めない展開に最初から最後までドキドキしっぱなしだった。



韓国映画「お嬢さん」ハ・ジョンウとキム・ミニとキム・テリ



虐げられて育った女性たちの復讐の物語


さっきもちょっと書いたけど、この三部構成を通して思ったのは、「抑圧された女性たちの解放」だった。



常にエロティックな描写がある本の朗読を強制させられる秀子。

彼女は、官能小説フェチたちの性奴隷だった。



そして、孤児であり、幼い頃から人をダマすことを教えられて育ったスッキ。

詐欺師たちの道具のように扱われていた彼女も、まるで奴隷のような生活を送っていた



そんな彼女たちが出会い、愛し合い、男たちをダマす計画を立てる。

力で戦ったら負けてしまう彼女たちは、色気で勝負する。



それは【秀子版】「上手な男の落とし方」だった。

キスをする、触らせる、伯爵の前で裸になる。

でも、最後まではいかせない。



そこは徹底的にじらす。じらす。じらす。

とことんじらした末、伯爵が自分に夢中になった瞬間が、復讐の機が熟した時

そこから全てが急展開する。



あの口移しのワインのシーンは、ドキドキしっぱなしだった。



韓国にしろ、日本にしろ、現代になっても女性の地位がまだまだ低く、家庭にしばられ、自由な生活を送れない女性たちがたくさんいる。

そんな女性たちへのメッセージのような映画だった。



どんな状況下であっても、勇気を持って自分の喜びを追及すれば、超えられない壁はない。

その向こうには、誰にも邪魔できない幸せがある。

だからこそ、女性たちよ、抑圧された世界から立ち上がれ!

そんなポジティブなメッセージを感じた作品だった。

いや~すごい映画だった。




韓国映画「お嬢さん」ハ・ジョンウとキム・ミニ


女性たちを解放したいと思ったのは、パク・チャヌク自身なのか


監督は「オード・ボーイ」のパク・チャヌク。

常に唯一無二の存在であり、誰にも真似できない世界観を持っている。



インタビュー記事を読んだところでは、パク・チャヌクは、原作「荊の城」を読んだ時に侍女がお嬢さんの歯を磨く場面を読んで映像化したい!と思ったそう。



ところが、この映画「お嬢さん」と「荊の城」では、ラストが違うのだという。

この「お嬢さん」では、パク・チャヌク監督自身が「こうなったらいいなぁ」という願望を込めてラストを書いたらしい

だから、完全な原作というよりも、インスパイアされたと言った方が近いらしい



なる程、虐げられて育った女性たちが解放されたら良いなぁと思っていたのは、パク・チャヌク自身だったのか

そんなことを言われたら、「荊の城」のラストが気になり、原作が読みたくなってしまった。



そして、これまでパク・チャヌクといったら、痛いとか、グロいというイメージが先行していた。

(もちろん、「オールド・ボーイ」のせいだけど…)

それが今回は、そのイメージを払拭し(多少痛いシーンはあるけれど)、痛快で、爽快な作品に仕上がっていたのが、パク・チャヌクの新しい魅力かと思った。



これまでの「暗」のイメージが一転して「明」に変わったぐらい、ガラリと変わった世界を観た気分になった。

となると、この「お嬢さん」を経たパク・チャヌクが次に見せてくれるのは、どんな世界のなのか…

次回作が、早く観たくなってきた…。




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本日から2017年下半期!!ということで、上半期を総括した「『とにかく映画が好きなんです』的 2017年上半期ベスト10」を発表したいと思います!!

2017年1月1日から、6月30日まで映画館、および試写会で観た新作映画の本数は83本。

(リバイバル上映作品を除く)

その中から、2017年公開作品を中心に洋画・邦画関係なく、各作品に毎回記載している「満足度 評価」の星の数でランキングを決定しました。

もちろん、観ることができなかった作品もありますので、ご了承ください。

また、このランキングは、「私の好きな映画順」ですので、「こっちの映画の方が作品的に(技術的に)素晴らしい」といった苦情は受け付けません(笑)

それでは発表します



2017年上半期(1月1日~6月30日) 映画ランキング


1位 「哭声/コクソン」


この映画の衝撃を上回る映画に、今年は会っていません。

「悪」、「悪魔」という存在は、人間の心が生み出すものだと改めて思わされた作品。

國村隼が演じる「悪魔」の恐ろしさも印象的。

哭声コクソン





映画の感想はこちらから → 韓国映画「哭声/コクソン」怪作にして傑作!!悪魔を生み出すのは人間の勝手な思い込み。先入観で作られたレッテルがやがて悲劇を生み出す。クァク・ドウォン、國村隼 出演【感想】



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2位 「マンチェスター・バイ・ザ・シー」


今年のアカデミー賞作品賞ノミネート作品の中で、私が最も好きだったのは、この「マンチェスター・バイ・ザ・シー」でした。

深い悲しみから立ち直ることができない主人公と、そこから少しずつ立ち直っていく姿を描く。

心の傷は他人が無理矢理治すものではなく、人それぞれに癒す時間とペースが必要だということにとても共感した作品。




映画の感想はこちらから → 「マンチェスター・バイ・ザ・シー」絶望的な悲しみから乗り越える時間も方法も人それぞれ。「愛してる」の言葉の向こうに見える希望の光。ケイシー・アフレック主演映画【感想】


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3位「お嬢さん」


今年の上半期は、この「お嬢さん」と「哭声/コクソン」なくしては語れない。

日本統治時代の韓国を舞台に、束縛からの解放を求めるふたりの女性の冒険物語。

パク・チャヌクならではの変態と官能の世界は心を奪われずにはいられない。




映画の感想はこちらから → 韓国映画「お嬢さん」官能小説フェチが集う変態の館。詐欺師は財産を狙い、女たちは愛し合う。痛快なエンターテインメント作品。キム・ミニ主演、パク・チャヌク監督【感想】


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4位 「LOGAN/ローガン」


X-MENのスピンオフというよりも、老いを迎えた人々の人間ドラマだった。

これまでの時代が終わり、新しい時代が始まるという希望が見える終わり方も良かった。

ウルヴァリンのファイナルとしては最高の終わり方で、思い出すたびに心が切なくなる映画だった。



映画の感想はこちらから → 「LOGAN/ローガン」悔やみ続けた過去への報いと命がけで遺した未来への希望。西部劇に学ぶ命の尊さと重さ、初めて知る家族の温かさ。ヒュー・ジャックマン主演映画【感想】


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5位 「メッセージ」


今年のアカデミー賞作品賞の中で2番目に好きだったのは、この「メッセージ」

一人の言語学者が未来からメッセージを受け取り、地球を救う。

しかし、地球を滅ぼそうとしているのは地球外生命体ではなく、私たち自身であり、それを宇宙人から教えられるという話がとても好き。

この映画によれば、私たちは既に地球を破滅させる道へと進んでいる。




映画の感想はこちらから → 「メッセージ」遠く離れた星から来た訪問者が伝えたかったこと。私たちの語る言葉は何のために存在するのか。奪い合う時代から分け合う時代へ。エイミー・アダムス主演映画【感想】

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6位 「オクジャ okja」


ポン・ジュノ監督のNetflixオリジナル作品。

より安く大量に食肉を提供するために遺伝子組み換えして開発されたスーパーピッグのオクジャと、飼い主ミジャの冒険物語。

表向きはオクジャとミジャのエンターテインメントバディムービーでありながら、その裏では、より安くするためならどんなことでもする食肉業界と、安くておいしい食品にすぐ飛びついてしまう消費者に向けた皮肉がたっぷりと込められた作品。

後半はとにかく泣き通しだったのが記憶に残っている。




映画の感想はこちらから → 「オクジャ okja」巨大な豚と少女をつなぐ強い絆。利益を優先した企業が引き裂く愛情。人間の強欲さへの問いかけと矛盾。ポン・ジュノ監督Netflixオリジナル映画【感想】

7位 「ラ・ラ・ランド」


上半期に最も話題を呼んだ作品の1つ。

音楽を聴く楽しさ、成功と共に失ってしまった愛情のほろ苦さ、色鮮やかな色彩の楽しさ。

観てよし、聴いてよしという映画的な楽しさがたくさん詰まった作品。




映画の感想はこちらから → 「ラ・ラ・ランド」華やかな色彩に目を輝かせ、素晴らしい音楽に耳をダンボにし、軽やかなダンスに心を躍らせれば良い!!エマ・ストーン、ライアン・ゴズリング主演映画【感想】


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8位 「沈黙-サイレンス-」


きっと私が読んでもちっとも理解できない遠藤周作の世界観を、マーティン・スコセッシ監督に教えられた作品。

信仰とは、命をかけるものではなく、人の心に寄り添うもの。

人を赦すことの難しさ、信仰を貫き続けることの難しさを感じた作品。




映画の感想はこちらから → 「沈黙 -サイレンス-」信仰とは命がけで守るものではなく、生きてこそ人の心に寄り添うもの。遠藤周作 原作。アンドリュー・ガーフィールド主演映画【感想】


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9位 「ハクソー・リッジ」


第二次大戦の沖縄戦で「銃を持たずに」衛生兵として戦地に立ち、人を殺すことなく、多くの人を救った人物デズモンド・ドスの実話。

それこそ、まるで地獄のような環境の中で、「1人でも多くの人を助けたい」と願う信念はどこから来るのか。

まるで、「沈黙-サイレンス-」の続きを観ているようだった。




映画の感想はこちらから → 「ハクソー・リッジ」第二次大戦の沖縄で銃を持たず英雄となった衛生兵の実話。彼の信念から私たちが学ぶべきこと。アンドリュー・ガーフィールド主演メル・ギブソン監督映画【感想】


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10位 「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」


最初から最後までテンション上がりっぱなしで最高に楽しかった。

こんなに楽しい映画があるのかと思った。

特に、ベイビー・グルートなしでは、私はこの上半期を終われない。



映画の感想はこちらから → 「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」落ちこぼれ集団の強さは愛と多様性のダイバーシティ!楽しすぎなマーベルヒーロー第2弾!クリス・プラット主演映画【感想】


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2017年上半期映画ベスト10は以上です。

いかがでしたか??

皆さんの上半期ベスト10と似ている部分はありましたか??

アカデミー賞作品賞の「ムーンライト」や、外国語映画賞の「セールスマン」は次点でした。

邦画で一番点数が高かった作品は「彼らが本気で編むときは」で、こちらも次点でした。

下半期は、「哭声/コクソン」を超える作品があるのか。

私自身も非常に楽しみです。





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アメリカでは、2016年の映画賞レースがスタートしています!!

もう、ついこの間、アカデミー賞観たばかりだというのに、もう今年の賞レースが始まるなんて…(^^;

本日は、先日、現地時間の12月4日に各受賞作品が発表になったLA批評家協会賞をご紹介します。

そして、なんと今回は日本映画の「君の名は。」がアニメ映画賞を受賞しました!!

おめでとうございます!!

第42回 ロサンゼルス映画批評家協会賞


作品賞

「ムーンライト」(2017年 日本公開予定)




Moonlight

監督賞

バリー・ジェンキンス:「ムーンライト」(2017年 日本公開予定)

主演男優賞

アダム・ドライバー:「Paterson(原題)」

主演女優賞

イザベル・ユペール:「Elle(原題)」、「未来よ こんにちは」(2017年3月公開予定)

助演男優賞

マハーシャラ・アリ:「ムーンライト」(2017年 日本公開予定)

助演女優賞

リリー・グラッドストーン:「Certain Women(原題)」

脚本賞

ヨルゴス・ランティモス、エフティミス・フィリップ:「ロブスター

美術賞

リュ・ソンヒ:「お嬢さん」(2017年3月公開予定)

編集賞

ブレット・グラナト、マヤ・ムンマ、ベン・ソザンスキ:「O.J.: Made in America(原題)」

撮影賞

ジェームス・クラクストン:「ムーンライト」(2017年 日本公開予定)

音楽賞

ジャスティン・フルビッツ、ベンジ・パセック、ジャスティン・ポール:「ラ・ラ・ランド

外国語映画賞

「お嬢さん」(2017年3月公開予定)



ドキュメンタリー / ノンフィクション映画賞

「I Am Not Your Negro(原題)」

アニメーション映画賞

君の名は。

新人賞

トレイ・エドワード・シュルツ、クリシャ・フェアチャイルド:「Krisha(原題)」



以上です~。

今回、作品賞ほか、4部門で受賞した「ムーンライト」(2017年 日本公開予定)は、ブラッド・ピットが製作総指揮をしている作品。

マイアミの貧困層で暮らすアフリカ系アメリカ人の青年が、自分がゲイであるというアイデンティティを受け入れながら成長していく物語だそう。

この「ムーンライト」。日本での公開が決定しました!

詳しくはこちらから。
▼ ▼ ▼



その他に、私が注目している作品は、主演女優賞を受賞したイザベル・ユペール主演の「未来よこんにちは」。

ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した本作。

イザベル・ユペールが好きなことと、急にひとりぼっちになってしまった女性の晩年を描いているというテーマがとても気になっている。

そして、パク・チャヌク監督の「お嬢さん

キム・ミニ、ハ・ジョンウ共演で、1930年代日本統治下の朝鮮半島が描かれるそう。

パク・チャヌクと聞いただけで観たくなるわ~。

予告編を観た感じでは、谷崎潤一郎の世界っぽい雰囲気感じた!そこもまたこの映画に惹かれる理由。

そして、こちらについても詳しくはこちらから
▼ ▼ ▼




そして、そして、もちろん、「君の名は。」のアニメ映画賞!!

嬉しいよねぇ~。おめでとうございます!




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