ドイツ映画「ヒトラーを欺いた黄色い星」を映画館で観た。
第二次世界大戦下のドイツのベルリンに潜伏し、終戦まで生き延びたユダヤ人たちのインタビューと再現ドラマで描いた作品。
【満足度 評価】:★★★★☆
心に強く残ったのは良心を失っていなかったドイツ人達がいて、彼らの存在は絶望的な時代の中で希望だったこと。
生存者たちの証言があるからこそ、余計に真実味がある。
危機的状況での人間性を考えさせられる作品だった。
目次
『ヒトラーを欺いた黄色い星』予告編 動画
(原題:Die Unsichtbaren)更新履歴・公開、販売情報
・2018年8月11日 映画館にて鑑賞。
・2018年9月10日 感想を掲載。
・2019年8月15日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。
現在、ネット配信、DVD、共に販売中。
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キャスト&スタッフ
出演者
〇マックス・マウフ
〇アリス・ドワイヤー
〇ルビー・O・フィー
〇アーロン・アルタラス
〇ヴィクトリア・シュルツ
監督・製作・脚本
〇クラウス・レーフレ2017年製作 ドイツ映画

あらすじ
1943年6月19日。
ベルリンで暮らすユダヤ人たちは、収容所へと送られ、ナチスドイツのゲッペルスは「ベルリンからユダヤ人を一掃した」と宣言。
しかし、7,000人のユダヤ人がドイツ人のフリをしてベルリンに潜伏し、その中で1,500人が終戦まで生き延びた。
この映画では、実際に生き延びた人々の証言と再現ドラマで「彼らがどのように生き延びたのか」を描く。

感想
この映画の感想につきましては、私が「ぴあ映画生活」
に掲載したものをご紹介します。
ヒトラーを欺いた黄色い星 (2017)
[80点]「1人でも味方がいれば希望になる」
悪人とされる集団の中にも、良心を失っていない人はいて、戦争のような時こそ、そういう人たちが希望になると感じた作品。

悪人とされる集団の中にも、良心を失っていない人はいて、戦争のような時こそ、そういう人たちが希望になると感じた作品。
タイトルにある「黄色い星」とは、第二次世界大戦当時、ドイツ軍がユダヤ人に身につけることを義務付けていたワッペンのようなもの。
その頃、ベルリンにいたユダヤ人は、1人残らずドイツの東側にある収容所へと送られた。
そのため、その「黄色い星」を身につけた人たちはベルリンに1人もいないことになっていた。
その頃、ベルリンにいたユダヤ人は、1人残らずドイツの東側にある収容所へと送られた。
そのため、その「黄色い星」を身につけた人たちはベルリンに1人もいないことになっていた。
しかし、実際には、ベルリン市内に潜伏して生き延びた人たちが1,500人程度いたとされ、その中から4人の実話をインタビューと再現ドラマで描いた作品。
原題の「Die Unsichtbaren.」とは「透明人間」を意味している。
ベルリンに潜伏していたユダヤ人は、2~3年の間、そこで生活しながらも、存在してはいけない生き方をしなければならなかった。
原題の「Die Unsichtbaren.」とは「透明人間」を意味している。
ベルリンに潜伏していたユダヤ人は、2~3年の間、そこで生活しながらも、存在してはいけない生き方をしなければならなかった。
ということは、周りの人たちの協力が絶対不可欠になる
最終的には、周りの人たちの個々の人間性が、彼らユダヤ人の生き死にを左右することになる。
もちろん、そこに潜伏して、息をひそめて生きていかなければならない人たちが一番気の毒だけれど、
私の心に強く残ったのは、そういう「協力してくれた人たちの温かさ」だった。
最終的には、周りの人たちの個々の人間性が、彼らユダヤ人の生き死にを左右することになる。
もちろん、そこに潜伏して、息をひそめて生きていかなければならない人たちが一番気の毒だけれど、
私の心に強く残ったのは、そういう「協力してくれた人たちの温かさ」だった。
中には、同じユダヤ人の中にも、生きていくために同胞を裏切って、ナチに情報を密告していた人たちもいたのに、危険を承知で匿ってくれるドイツ人や、あえて、根掘り葉掘り聞かないドイツ人もいた。
戦時中のような危機の時こそ、そういう人間の本質が出るし、もしも、目の前にいる人が迫害されるようなことがあれば、私は、弱者の味方に立つような人間でありたいと思った。
戦時中のような危機の時こそ、そういう人間の本質が出るし、もしも、目の前にいる人が迫害されるようなことがあれば、私は、弱者の味方に立つような人間でありたいと思った。
潜伏していた人たちは、生き残ったからこそ、こうして映画化されたけれど、ユダヤ人だとばれて殺されてしまった人たちの方が多かったのだ。
これは、運良く生き残った人たちの証言を残した貴重な記録でもある。
彼らの証言を観ながら、私たちは「なぜヘイトクライムがいけないのか」を学ぶべきである。
彼らの証言を観ながら、私たちは「なぜヘイトクライムがいけないのか」を学ぶべきである。
一人一人の差別や偏見が、やがて、こうした虐殺へとつながっていくのが良く分かるからだ。
こんな表現は不適切かもしれないけれど、私はこの映画を観ながら、
「永久に鬼に見つかってはいけない鬼ごっこ」
をしている気分になった。
鬼に見つかった時は殺される時なのだ
それは、ホラー映画ではなく、実際にあったことであり、どれだけ恐ろしいことなのか、
誰でも想像がつくことだと思う。
Posted by pharmacy_toe on 2018/08/12 with ぴあ映画生活
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「ヒトラーを欺いた黄色い星」観た
第二次世界大戦時にベルリンに潜伏して生き延びたユダヤ人たちの暮らしを彼らの証言とドラマで再現した作品
私の心に強く残ったのは、そんな時でもユダヤ人に協力したドイツ人たちの存在だった
彼らの勇気は… https://t.co/GTYxvc6UHF2018/08/11 22:52:02
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