とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:アレッサンドロ・ニヴォラ



クリスチャン・ベール主演の映画「アメリカン・ハッスル」をU-NEXT で観た。

1970年代にFBI捜査官とサギ師が手を組んで、政治家たちの収賄容疑を告発した「アブスキャム事件」の実話を元に映画化。



満足度 評価】:★★★★☆

FBIに詐欺師にマフィア、一癖も二癖もある彼らの嘘の付き合い、騙し合い‬のカオス。

そんな彼らの生存競争を見ていて思ったのは「急いては事を仕損じる」‬

何事もガツガツするより、一歩引いた冷静さが大切なのだ‬。


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『アメリカン・ハッスル』予告編 動画

(原題:American Hustle)



更新履歴・公開、販売情報

・2019年8月3日 U-NEXT にて鑑賞。

・2019年8月9日 感想を掲載。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。



見逃しちゃった?でも大丈夫!映画「アメリカン・ハッスル」は、現在U-NEXT で配信中

本ページの情報は2019年8月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

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キャスト&スタッフ


出演者

クリスチャン・ベール

ブラッドリー・クーパー

 
ジェニファー・ローレンス






監督・脚本

デヴィッド・O・ラッセル
…(「世界にひとつのプレイブック」、「ザ・ファイター」など)


2013年製作 アメリカ映画



映画「アメリカン・ハッスル」



あらすじ

コンビで詐欺をしているアーヴィン(クリスチャン・ベール)とシドニー(エイミー・アダムス)は、FBI捜査官のリッチー(ブラッドリー・クーパー)に逮捕されてしまう。

アーヴィンはリッチーから、逮捕をする代わりに、あるおとり捜査に協力するようにわ言われる。

それは、カジノの利権に絡んだ政治家たちの汚職を告発し、逮捕するというものだった…。



映画「アメリカン・ハッスル」クリスチャン・ベール




感想(ネタばれあり)


超個性的な登場人物たちの生存をかけた戦い


この映画の魅力の一つは、超個性的で、一癖も二癖もある登場人物たちだ。



主人公は詐欺師のアーヴィン。

演じているイケメン俳優クリスチャン・ベールの見る影もなく、でっぷりしたお腹で、薄毛の頭は後ろから髪を持ってきて、一九分けにしているような中年のおっさんだ。

しかし、彼には、人から信頼される話術があって、その誰にも負けないスキルで一流の詐欺師になった。



その上、アーヴィンにはシドニーという美しい恋人がいるのだが、その反面、長年別れられない妻・ロザリンもいる。

シドニーは、そんなアーヴィンに腹を立てつつも、自信満々のアーヴィンが魅力的で離れられずにいる。

一方で、正妻のロザリンは、シドニーの存在を知りつつも、生活していくために絶対に離婚しないと言い張っている。




そんなアーヴィンとシドニーの間に割って入ったのが、FBI捜査官のリッチーだ。

出世欲が強く、「どんな手を使ってでものし上がってく」とばかりに、詐欺師のアーヴィンを利用して一世一代の大捕り物を仕掛ける。



そのリッチーのターゲットとなったのが、市長のカーマイン(ジェレミー・レナー)だ。

金の話に目がないカーマインは、偽アラブ人シークを使ったアーヴィンの罠にズブズブとはまっていく。



さらに、カジノを仕切るマフィアのボス(ロバート・デ・ニーロ)が絡んできて、話は「この中で誰が生き残るのか」の生存競争へと発展していく。



詐欺師、FBI捜査官、その恋人たちと、政治家にマフィア。

それぞれが、それぞれの利権を求めて腹の探り合いをする中で、誰が、どのような手を使って生き残るのか。

最後まで、誰が勝つのか分からないカオスっぷりが面白い作品だった。



映画「アメリカン・ハッスル」ジェレミー・レナー



せいては事を仕損じる


大きな目的を成功させるために、人はどう行動するか

そのスピードや力の使い方は人それぞれだ。



目の前にぶら下がったニンジンを誰よりも早く食べるために、猪突猛進で突き進むタイプ。

周りのペースを見ながら、最後の最後に大外から猛ダッシュしてきて、一気に抜いていくタイプ。

本人は必死に走っているつもりが、いつの間にかペースメーカーにされているタイプ。



ちなみに、私は周りが見えなくなってしまう猪突猛進タイプだ(笑)



この映画のゴールは、アーヴィンとリッチーにとっては、「政治家たちが反社会勢力(マフィア)から賄賂を受け取ることを確認した時」であり、政治家カーマインとマフィアたちにとっては、「互いにカジノの利権を分け合った確認をした時」だ。

そのゴールに向けて、それぞれが腹の探り合いをしつつ、突っ走っていく。



しかし、その途中で、リッチーは大事なことを忘れてしまう。

それは「アーヴィンは人をだますプロの詐欺師だ」ということだ。



リッチーは、このパワーゲームの中で「自分は先頭に立って、全てをコントロールしている」と思い込み、「FBI」という後ろ盾を利用したい放題利用し、弱腰の捜査官をバカにする傲慢ささえ見せる。



しかし、そんなリッチーの手綱を握っていたのは、実はアーヴィンだったのだ。

アーヴィンは最後の最後に自分が生き残るための切り札を用意し、それをリッチーに悟られないようにしながらゲームを続け、最後に大外から、見事な一発逆転を仕掛けたのだ。



この逮捕劇を機に、のし上がっていくつもりのリッチーだったが、今度は自分が署内の笑い者に成り下がってしまったのだ。



そんな彼らの生存競争を見て思ったのは「急いては事を仕損じる」だった。

たとえ「これは確実に行ける」と思っても、一歩引いて「次に何が起こるのか」を冷静に判断したものが、最後に笑うのだ。

この映画の勝者は、見事にリッチーの裏をかき、減刑に成功したアーヴィンだった



映画「アメリカン・ハッスル」エイミー・アダムス



このゲームの真の勝者は女性たち


しかし、私は、このゲームの真の勝者はシドニーとロザリンだと思った。

彼女たちには「この当時の女性らしいしたたかさと強さ」を感じ、痛快だった



彼女たちは、常に「どの男性につけば生き残っていけるのか」を嗅覚で判断していた。

リッチーに逮捕され、アーヴィンのその後に暗雲が立ち込めると、シドニーは「アーヴィンは勝ち馬になれない」と判断し、リッチーに鞍替えする。



しかし、そこでシドニーはリッチーに対して「二人の愛が本物になるまで、決してセックスはしない」と宣言する。

シドニーは自分を安売りしないことで、リッチーに「本気」を匂わせるのだ。

一方、リッチーはセクシーなシドニーにそう宣言されたことで、「プラトニックラブ」の美しさを思い、「これぞ、本物の愛」だと思い込み、シドニーの言いなりになってしまう



シドニーはその時、アーヴィンとリッチーが「次にどんな手を使うのか」について見定めていたのだ。

そして、シドニーは出世欲に燃えて周りが見えないリッチーよりも、常に「どう動くべきか」を考えるアーヴィンを選んだのだ。

アーヴィンを勝利に導いたのは、そのシドニーの支えがあったことも大きい。



また、アーヴィンの妻・ロザリンもしたたかな女性だった。

アーヴィンの愛が自分にないと分かりつつも、妻の座に居座り続け、アーヴィンに止められても市長に会いに行き、自分をさらけ出す。

アーヴィンから呆れれても自分を貫き、その結果、新しい恋人を手に入れるのだ。



結局、アーヴィンの妻であるにも関わらず、犯罪に手を染めることなく、金に不自由のない生活を手に入れたのだ。



1970年代から80年代当時は、まだまだ女性たちの地位が低かった時代であり、「男性たちの経済力に頼って生きる」ことが、女性たちの成功の秘訣だった。

だからこそ、シドニーやロザリンは「女性たちは『誰につけば生き残っていけるのか』という嗅覚が鋭かったんだろうな」と感じさせるキャラクターだった



映画「アメリカン・ハッスル」ジェニファー・ローレンス



イケイケドンドンで突き進むといつか痛い目に遭う


そして、この映画が面白いのは、実話が元になっているという点。

冒頭で「ほぼ本当の話」と出ていたように、大きく脚色された部分もあっただろう。

FBI捜査官が詐欺師を利用して、汚職した政治家たちを一斉摘発しようなんて、「嘘のような本当の話」だった。



個性的なキャラクターたちが生存競争をする中、本当に強かったのは「冷静に一歩先を読んでいる者」であり、目の前にぶら下がった餌に夢中になると、足元をすくわれるという話だった。

当時、まだ地位の低かった女性たちは、「どの男性につけば生き残れるか」を嗅覚で感じ取り、日頃培ったしたたかさで、しっかりと生き残っていく。



結局「カジノの巨額な利権が手に入る」という熱に浮かされた政治家とマフィアは一斉検挙され、同じく「出世欲」に燃えたFBI捜査官も見事に玉砕してしまう。



そんな彼らの姿を見て、「何事も前のめりでガツガツするよりも、冷静な判断が大事だ」ということを、この映画から学んだ

イケイケドンドンで熱に浮かされていると、いつか痛い目に遭うんだなと実感した作品だった。




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ホアキン・フェニックス主演の映画「ビューティフル・デイ」のジャパンプレミアに行ってきた。

家出人捜索のプロが、ある議員の娘の捜索を依頼されたことで事件に巻き込まれていく。


満足度 評価】:★★★★☆(4.5)

これは素晴らしい映画だった~。

大人たちの力や言葉による暴力が、どれだけ子供たちに影響し、どれだけ長い間苦しめるのか。

とても胸が締め付けられ苦しくなる映画だけど、そこに希望があったのが救いだった。


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想
  6. 関連記事


「ビューティフル・デイ」予告編 動画

(原題:You Were Never Really Here)



更新履歴・公開、販売情報

・2018年4月22日 ジャパンプレミアで観た感想を掲載。

・2019年5月17日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。


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キャスト&スタッフ


出演

ホアキン・フェニックス
…(「ドント・ウォーリー」、「裏切り者」、「炎のメモリアル」、「her/世界で一つの彼女」など)

〇ジュディス・ロバーツ

〇エカテリーナ・サムソノフ

〇ジョン・ドーマン

〇アレックス・マネット

〇アレッサンドロ・ニヴォラ


監督・脚本

〇リン・ラムジー


2017年製作 イギリス映画


第70回 カンヌ国際映画祭 脚本賞(リン・ラムジー)、主演男優賞(ホアキン・フェニックス)受賞作品



映画「ビューティフル・デイ」



あらすじ


家出人捜索のプロであるジョー(ホアキン・フェニックス)は、NYで母親(ジュディス・ロバーツ)と二人暮らし。

ある時、彼の元に「家出した政治家の娘・ニーナ(エカテリーナ・サムソノフ)を探して欲しい」という依頼を受ける。

ニーナが出したメールなどから居場所を追跡し、ある売春組織から彼女を保護するが、その時、ニーナの父がビルから飛び降り自殺したというニュースがテレビで流れていて…



映画「ビューティフル・デイ」ホアキン・フェニックス



感想(ネタバレあり)


毒親問題は昔からある普遍的な問題


「映画は社会を映す鏡」という。

私も映画を通して社会を知ったり考えたりするので、その通りだと思う。



その中で、最近増えてきたのが「毒親」をテーマとした作品である。

「毒親」とは、力や言葉による暴力で子供を支配し、操ろうとする親のことをいう。



昨年から今年にかけて印象に残るのは、クリス・エヴァンス主演の映画「gifted/ギフテッド」。

あの作品では、母親が、子供のためを思って英才教育を強制したことで、子供が不幸になっていく様子を描いている。



この映画「ビューティフル・デイ」もまた、毒親をテーマにした作品であり、毒親に育てられた子供たちによる大人への復讐と、その支配からの解放が描かれる



しかし、私も先ほど、この「毒親」をテーマにした作品が増えていると言ったけど、この親子関係の問題が、最近になって急激に増えているわけではないということが、この映画を観ているとよくわかる。

その証明に語られるのが「サイコ」である。

1960年に製作されたヒッチコック監督の映画「サイコ」は、支配的な母親に育てられた息子がサイコパスの殺人鬼になってしまうホラー映画で、今思えば「毒親映画の代表作」である。

この映画は、その「サイコ」を映画の冒頭で紹介し、この問題が普遍的なものであることを示している

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最近、映画のテーマとして注目をあびるようになった「毒親問題」だが、昔から多くの人々を悩ませ、苦しませてきた問題なのである。

では、そんな暴力的な親の支配から逃れるために、子供たちはどうすればいいのか。

それが、この映画の中では描かれている。



映画「ビューティフル・デイ」ホアキン・フェニックス


暴力的な面と優しさが同居する家出人捜索のプロ ジョー


主人公のジョーは、暴力的な父親の支配におびえながら子供時代を過ごしていた。

大人になり、彼を支配していた父親はいなくなるが、ジョーの頭の中にいる父親は、その後も彼を支配し悩ませ続ける

カッとしてキレてしまうと、相手を殺してしまうまで殴ってしまうような彼の暴力的な性格は、そんな父親の支配から生まれている。



その反面、子供たちには真逆の優しさを見せる

ジョーに仕事を依頼する仲介人の子供に、ジョーの「殺し屋」としての一面を見られた瞬間に、子供への悪影響と将来を考え、その仲介人とは縁を切る徹底ぶりである。

そこには「暴力的な親から育った自分のような人間が、これ以上、増えてはいけない」というジョーの痛切な思いが感じられる。



そんな暴力的な部分と、子供思いな部分の二面性を持つジョーが請け負っている仕事が「家出人捜索」である。

大人のせいで不幸になってしまった子供たちを救いたいというジョーの思いが、彼を優秀な捜索人にしているのだ。



映画「ビューティフル・デイ」ホアキン・フェニックス


家出少女ニーナを命がけで救いたいと思った理由


ジョーの運命を変えたのは「ニーナ」との出会いだった。

初めは、政治家の娘であるニーナを探しだせば終わる依頼だった。

しかし、次第に、その父親が自分の出世のためにニーナを性の道具として利用していることがわかり、さらに、その父親が何者かによって殺されてしまう。



そこから、ジョーはニーナを取り巻く事件に巻き込まれていく。

やがて、ニーナの父親が出世のために差し出していた相手が州知事だとわかる。

ニーナが家出をした理由は、父親と州知事から逃れるためだったのだ。



ニーナもまた毒親の被害者だとわかったジョーは、ニーナを救いに向かう。

ジョーにとって、毒親の被害者であるニーナを救うことは、彼の中でいまだに怯え続ける幼い頃の自分を救うことにもなるのだ。



これまで、ジョーが父親の支配に長い長い間苦しめられてきたからこそ、ニーナには、同じよう思いをさせてはいけないと思ったに違いないし、共に暮らしてきた母の死があったからこそ余計に、ジョーの「暴力から人を救いたい」という思いは、ニーナへと向かっていったのだと感じた。



映画「ビューティフル・デイ」ホアキン・フェニックス、エカテリーナ・サムソノフ


死んだように生きていたジョーの人生に射す一筋の光


ジョーの時間は父親と過ごした子供時代の頃から止まっている

いまだに母親と共に暮らし、ソングリストは70年代ポップスのまま。



母親を殺した暗殺者を殺した後、ジョーが歌うのは1977年にヒットしたシャーリーンの「愛はかげろう(I've never been to me)」である。

この歌は、それなりに裕福な生活を手に入れた女性が、誰からも愛されず、その満たされない生活には自分自身がないことを嘆いている。



それは、夫のDVに苦しめられ不幸な生活を送っていた母親の心境を表したものだが、ジョーもまた父親の支配から逃れられず、自分自身がない生活を送っている

生きてはいるけど、子供時代から死んだように生きているのだ。



その状態のジョーを、この映画の原題「You Were Never Really Here(あなたは本当にそこにはいなかった)」は示している。

それが過去形になっているのは、ジョーがニーナがを救ったことで再びジョーの時計が動き始め、生き返ったからだ。



そして、ジョーはこれまでの自分自身を殺し、ニーナと共に歩み始める

ジョーは毒親である父親の支配から逃れるために、ニーナを救い、自分自身を殺したのだ。



子供たちが毒親の支配から逃れるのに、どれだけ時間がかかるのか

この映画を観ていると、毒親の影響によって、子供たちの心に芽生える闇に暗澹たる気持ちになってしまう。



また、その支配から逃れるには、子供たちの頭の中からその存在を完全に消し去らなければならないと感じる。

ジョーのように「完全消去」のために、長い長い年月を必要とする人もいるのだ。



だとすれば、ジョーとニーナの出会いは運命的なものだったし、同じ苦しみを背負う彼らは、その苦しみから解放されるために、出会うべくして出会ったのだ。

ふたりが出会えたことこそが、この苦しみの映画に射す一筋の希望の光だったのだろう。








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コリン・ファース、リース・ウィザースプーン主演の映画「デビルズ・ノット」をWOWOWで観た。

アメリカのメンフィスにある小さな町で起きた、3人の少年の殺害事件の実話の映画化。

観終わった後に、思わず、「はぁっ??」って言った。

なんなんだよ~。これ~

「デビルズ・ノット」予告編 動画

(原題:DEVIL'S KNOT)




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あらすじ


アメリカのメンフィスにある小さな町で暮らすパム(リース・ウィザースプーン)の息子のスティーヴが、友達のマイケル、スコットと一緒に自転車で遊びに行ったきり帰って来ないという事件が起きる。

幼い少年たちの失踪事件に、町中が注目し、警察も必死に捜索をするが、少年たちは地元の人たちに「悪魔の森」と呼ばれる森の中で、裸にされ、手足を縛られたそのまま亡くなった状態で発見される。

マスコミの注目度が増す中、警察は、悪魔教を崇拝している十代の少年たちを逮捕する。

その逮捕を異常と感じた私立探偵のラックス(コリン・ファース)は、事件について、独自に調査を始めるのだが・・・

デビルズ・ノット


感想(ネタバレあり) 実際にあったことを、その通り映画化


この映画は、「実話に基づいた話」なので、「実際にあったこと」しか映像にされていない。

監督や、脚本家の主観や余計な解釈はここには込められていない。

「実は、アメリカの小さな田舎町で、こんなことがあったんだけど、あなたはどう思う??」

そんな風に問いかけられているような映画だった。


デビルズノット2

事件は解決すると思って見ていたのに・・・


「どう思う?」

って言われても、事件が解決すると思っていたんだよね。

それにしちゃ~、適当な警察だなぁって思ってて、証拠品は無くすし、尋問はなんだか適当だし、裁判では、いきなり非公開にするし。

それに、犯人だと言われた男の子も、悪魔教崇拝とか言われてたけど、ただのマリリン・マンソン好きの男の子みたいに見えるけど~って思ってた。

だから、きっと、証拠は無くしちゃっても、どこからか、あの「血だらけの黒人」が出てきて、話がどっかで急展開するんだろうなぁって、軽~く考えてたところ、実は冤罪で、犯人が見つかっていないとか・・・。

初めは3人だった被害者も、冤罪という二次被害者を出してしまい、18年間も獄中生活を送ったとか。

あぁぁぁぁなんてことなんだ。

デビルズノット3

事件のその後は・・・??


犯人とされた3人の少年たちが不幸だったのは、無能な警察と、無能な弁護士たちだったこと、彼らの味方だった探偵がいただけ良かったけど、それでも、探偵は弁護士にはなれない。

でも、こんな映画を観てしまうと、アメリカの田舎町でも、こんなことがあるんだなぁって思っちゃう。

なんだか、すごく失礼だけど、韓国映画の題材になりそうな話だから、韓国が舞台だったら妙に納得がいくのに(笑)

その後、冤罪になってしまった少年たちは、18年後に「罪を認める」ことを条件に釈放された(それもおかしい!!)らしいけど、その後、どう暮らしているんだろうか、仕事とか、自由とか。

警察は、彼らの人生を台無しにしてしまったことを、どう思うんだろうか・・・。

デビルズノット4

コリン・ファース X リース・ウィザースプーン X アトム・エゴヤン


この事件の捜査状況がおかしいと判断して、個人的に調査を始めた探偵役にコリン・ファース。

マンマ・ミーア!ヒア・ウィーゴー」、「キングスマン:ゴールデンサークル」、「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期」、「キングスマン」、「リピーテッド」、「マジック・イン・ムーンライト」、「レイルウェイ 運命の旅路」、「裏切りのサーカス」などなど・・・

本当に、仕事しすぎだよね!コリン・ファースって(笑)

しかし、私は、今回は、リース・ウィザースプーン(「わたしに会うまでの1600キロ」)がおばちゃんやっててビックリした。

すごい、田舎町にいそうなパートのおばちゃんのパム。

鈍感そうなのに、息子のこととなると急に敏感になって、旦那を怒らせちゃうパム。

良かったなぁ~。


デビルズノット5


監督はアトム・エゴヤン(「白い沈黙」、「手紙は憶えている」)。

だからかなぁ。

田舎町だってこともあるけど、時間がゆーーーーったり流れてるの。

私としては、もう少しチャカチャカして欲しかったかな。



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