とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:イ・ギョンヨン



ヨ・ジング主演の韓国映画「ファイ 悪魔に育てられた少年」をNetflixで観た。

5人の犯罪者に育てられた少年ファイが、悲劇的な運命に巻き込まれながら成長していく姿を描くサスペンス映画。


満足度 評価】:★★★★☆

グイグイ引き込まれて面白かった!

酷い運命を背負った少年ファイの物語。

貧しさが人を荒ませ、妬みと憎しみを生み、そこに悲劇が起きる。

その背景には都市開発があり、豊かさから置き去りにされた人々の悲しみを観た


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『ファイ 悪魔に育てられた少年』予告編 動画

(原題:화이 : 괴물을 삼킨 아이(怪物を飲み込んだ子供))



更新履歴・公開、販売情報

・2019年8月15日 Netflixにて鑑賞。

・2019年8月19日 感想を掲載。

現在、DVDを販売中。



DVDで観る:「ファイ 悪魔に育てられた少年」

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キャスト&スタッフ


出演者

〇 ヨ・ジング
…(「1987、ある闘いの真実」など)



〇チャン・ヒョンソン



監督

チャン・ジュナン
…(「1987、ある闘いの真実」など)


2013年製作 韓国映画



韓国映画「ファイ悪魔に育てられた少年」



あらすじ


幼い頃に誘拐され、5人の犯罪者に育てられた少年ファイ(ヨ・ジング)は、大学に進学する年頃になった。

父親たちのような悪になれないファイは、犯罪を犯すことができず、そういう時に限って「怪物」を見て、恐怖に怯えるようになる。

自分たちとは違い優しく育ったファイに対し、父親たちは絵が好きな彼を海外の美術大学に入学させる準備を進めていた。

しかし、父親の内の一人であるソクテ(キム・ユンソク)は、ファイを窃盗の現場に連れて行き、鉢合わせてしまった家主(イ・ギョンヨン)を殺すようにファイに命令する。

それまで、人を殺すことができなかったファイだが、その時はソクテの命令に逆らうことができず家主を殺してしまう。

その時、その家で拾った写真に見覚えがあったファイは、その後、その家を再び訪れるのだが…。



韓国映画「ファイ」ヨ・ジング



感想(ネタばれあり)


はじまりは貧しい人たちによる「妬み」だった


なんとも救いようのない話だった。

社会の日の当たらない裏側に、もしかしたら、こんな家族がいるかもしれないと思える話であり、そう思ったらゾッとする話だった。



物語は、養護施設で出会い、そのまま大人になって犯罪者一家となった5人の犯罪者たちが、牧師夫婦から幼い少年を誘拐してきたことから始まる。

身代金を要求するも、夫妻が支払いをできなかったことから、犯罪者たちはその少年に「ファイ」という名前を付けて自分たちの子供として育て始める。



その少年ファイが17歳になり、美術大学への進学を決めたところで、父親の内の一人であるソテクがファイを犯罪に巻き込んだことで、彼らの相関図が大きく変化していく。



そもそも、なぜ、彼らは少年を誘拐したのか。

それは、養護施設で暮らす子供たちの「妬み」から始まっている

両親を知らず、貧しい生活を強いられた彼らにとって、施設に出入りしている神父は全ての人から愛され、何でも持っているように見えた。



そこで、子供たちは神父の幸せそうな生活をぶち壊したいと思うようになり、大人になって施設を出た彼らは、神父の子供を誘拐してしまう。

それが「ファイ」だった。



ファイはそんな裏事情を知らず、犯罪者である父親たちとは違い、絵を描くことが好きな優しい少年に育つ。

父親たちは、そんなファイを美術大学に入学させる準備をするが、最も極悪な父親であるソクテは、他の父親たちと違い、牧師一家を地獄に突き落とすシナリオを考えていた…。



韓国映画「ファイ」キム・ユンソク



内なる悪と戦い葛藤するファイ


親たちの思惑とは違い、何も知らないファイは優しい子供に育つ。

ところが、ソクテだけはファイの中に眠る「悪魔分子」を信じ、ファイが悪に目覚める舞台を用意する。



なぜ、ソクテはファイが悪に目覚めると信じていたのか。

それは、ファイが見る「怪物」にあった。



その「怪物」は、ファイが犯罪を犯さなければならない時に決まって彼の目の前に現れる。

ソクテもまた、幼い頃にその「怪物」に悩まされていたのだ。

だからきっと、ファイもソクテのように目覚める時が必ずやってくると信じて疑わなかったのだ。



ここで「怪物」が表しているものは、ファイの中に眠る「悪」だ。

自分の中で眠る邪悪な心が怪物としてファイの目の前に現れ、ファイは未知の自分に恐怖を抱き、怯えてしまう



目の前に怪物がいる間は、善良なファイと、邪悪なファイが戦い、葛藤している時なのだ。

なので、目の前に怪物がいる間は、心優しい善良なファイのままなのだが、怪物を倒した時、ファイそのものが怪物以上に邪悪になったことを表している



ソクテは、ただひたすらたに、ファイが怪物になる時を待ち、その舞台をセッティングしたのだ。



韓国映画「ファイ」ヨ・ジング、キム・ユンソク



憎しみを持ちづつけたソクテが書いたシナリオと誤算


この映画はサスペンスなのだが、その面白さは、ファイ少年の心の成長過程にある。

優しい少年が悲惨な出来ごとに直面し、内なる怪物と戦い、一人の大人の男性へと成長していく。

そして、ファイが衝撃の事実を知った時、その心の葛藤はピークを迎え、内なる「悪」が覚醒する



それは、「ファイが殺したのは、誘拐されるまで育ててくれた父だった」という事実だ。

さらに、ファイが実母を見つけた直後に、その実母も殺されてしまう。

その悲惨なできごとの後、ファイは「怪物」を飲み込み、悪に「覚醒」するのだ。



それこそが、ソクテが思い描いていた牧師の幸せをぶち壊すシナリオの結末だったに違いない。



ただ、牧師一家の幸せをぶち壊すだけなら、初めから全員を殺すこともできただろう。

それでは、なぜ、ソクテはファイを育てたのか。



ソクテはファイの母と再会し、彼女をレイプしたのは自分だと告白する。

さらにその時、彼女を助けに来た牧師の足も切断している。

その極悪非道な事実を彼女に聞かせた直後、ソクテはファイの母を殺してしまう。



つまり、ファイもソクテと同じく「怪物を見る」ということからも、ファイはソクテの実父ということなのか。

だからこそ、ファイを誘拐し、自分の手でファイを育てたのか。

他の父親たちは「パパ(아빠 アッパ)」と呼ばせ、ソクテだけが「お父さん(아버지 アボジ)」なのか。



そして、自分の息子であるファイの手により憎み続けていた牧師を殺すのだ。



さらに、ソクテの中では、自分を敬う悪魔のような息子を育てたかったに違いない。

けれど、ソクテの目論見から外れ、ファイは優しさを失わず、実母を殺された恨みを抱き、ソクテに牙をむいたのだ。

親を知らずに育ったソクテは、自分だけの息子を育てようとしたのだが、結局、その息子に仕返しをされることになってしまったのだ。



だが、優しさを失わずに育ったファイではあったが、平気で人を殺す悪魔としての部分も併せ持つ二面性がある人間へと育ってしまう。

それは、ファイは優しい母と、悪魔のようなソクテの間に生れた子供だということを表している。

その二面性がとても切ない作品だった。



韓国映画「ファイ」チョ・ジヌン



都市開発の裏で埋もれていく貧しい人々


ソクテが長年妬み続けた牧師夫婦は、再開発予定地に住んでいた。

ファイが帰ってくると信じていた夫婦は、そこに居座り続けていたのだ。

そのため、退去命令に従わない夫妻は、都市開発を進めたい市長からも妬まれていたのだ。



都市開発によって美しく変貌した町は、街の繁栄を象徴しているかのように見える。

ところが、その裏には貧しい人々が置き去りにされ、そこから、確実に悪の芽が育っているのだ。



そんな都市開発の表と裏を舞台にすることで、「政治は、貧乏人を追い出し、街の見た目を美しくすることに金をかけるより、貧しい人々を救い、犯罪を減らすことを優先するべきだ」と訴えているように見える。



最後にファイが市長を暗殺した場面が、その思いを象徴している。



ファイは、貧しい人々が幸せそうな人を妬んだ結果生まれた子供であり、その子供が犯罪者として育ち、市長を殺すのだ。

もしも、政治が都市開発よりも、格差社会に埋もれていく貧しい人々を救済することを優先していたら、ファイのような子供は生まれなかったはずだ。



ファイには何も罪がない。

しかし、大人たちの事情に巻き込まれ、悲運の人生を送ることになってしまった。

今回の悲劇の一員でもあった市長を殺した後、何も言わず黙々と片づけて立ち去っていくファイの姿が切なかった。



いつまでも優しさを失わない大人になって欲しいと願いながら、その背中を見つめてしまった。



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キム・ムヨル主演の韓国映画「7人の追跡者」をWOWOWで観た。

ギャンブルのアガリを巡って様々なひとが奪い合うコメディアクション映画。

劇場未公開の作品をどこよりも早く放送する「WOWOWジャパンプレミア」の一本。



満足度 評価】:★★★☆☆(3.5)

どうしても金が欲しい人たちが、大金を巡って浅ましい争いを繰り広げるクライムコメディ!

思わず爆笑してしまうところもあって、テンポよく楽しめた それだけでなく、その「金」を通して社会を風刺する皮肉にあふれたブラックな面も面白かった。


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『7人の追撃者』予告編 動画

(原題:머니백(マネー・バック)英題:Snatch up)



更新履歴・公開、販売情報

・2019年8月13日 WOWOWにて鑑賞。

・2019年8月16日 感想を掲載。




キャスト&スタッフ


出演者

…(「ウンギョ 青い蜜」など)



〇チョン・グァンリョル



監督

〇ホ・ジュンヒョン


2018年製作 韓国映画



韓国映画「7人の追撃者」



あらすじ

フリーターのミンジェ(キム・ムヨル)は、お母さんが病気で入院してしまい、手術が必要になるが、手術代が払えない。

何としてでもお母さんに手術を受けさせたいミンジュは、違法ギャンブルへ。

そこで、大金を当てたミンジュだったが、借金をしていた高利貸しに全額奪われてしまう。

一方で、ギャンブル好きのチェ刑事(パク・ヒスン)は、支給されている拳銃を担保にギャンブルをするが負けてしまい、ペク社長(イム・ウォニ)に奪われてしまう…。

また、ムン議員(チョン・グァンリョル)は票を金で買って選挙に勝つために、その資金をペク社長に出させようとするのだが…。



映画「7人の追撃者」キム・ムヨル



感想(ネタばれあり)


大金を巡る狂騒曲。果たして金は誰の手に!?


お金が必要な人たちによる、ギャンブルで当てた大金をめぐる狂騒曲。



お母さんの手術代が必要なフリーター ミンジェ。

拳銃を担保にギャンブルで賭けをして、負けてしまい、なんとしてでも拳銃を取り戻したいチェ刑事。

仕事がなく、生活のために金が欲しい殺し屋。

選挙で勝つために、票を金で買いたい人気のない政治家 ムン議員。

違法ギャンブルの経営を続けていくために、政治家に渡す賄賂が必要なペク社長。



彼らは、主人公のミンジェがギャンブルで当てた大金を奪い合う。

果たして、大金は一体誰の手に!?



貧乏人も金持ちも、みんな金が必要

そこで彼らは「一攫千金」を狙って浅ましい戦いを繰り広げる

そこから見えてくるのは、「金」がないと何もできない社会の構図



この映画は、その「金の流れ」を通して「社会」を風刺するブラックコメディだった。



映画「7人の追撃者」パク・ヒスン



ここから見えてくる「金」>「命」の社会構造


きっかけは、主人公のミンジェにお母さんの手術代が必要になったことだった。

公務員を目指してコンビニでアルバイトをしながら勉強していたミンジェだが、収入が少なく、滞納と借金が貯まり、当然、お母さんの手術代が払えない。



ここで、ビックリしたのは韓国の社会事情。

日本だったら、先に必要な手術をして、その手術代をどうするか、分割にするか、一括にするかは、その後、病院と相談して決めること。



ところが、韓国はそうではなく、「手術代を払えなければ手術はしません」というのが病院のスタンス

それならば、例えば、救急搬送された場合は、家族がいきなり「手術代を至急支払ってくれ」と言われるということだろうか。

ということは、「金」>「命」ということになる。



金持ちは長生きして、貧乏人は金が払えず死んでいくということなのか。

そこからも、韓国の格差社会が見えてくる



資本主義だから、金があれば何でもできるが、金がなければ何もできないのは基本だと思うけれど、社会福祉は別に考えて欲しいところ。

国民皆保険制度の日本は幸せなことなんだなと改めて思う。

アメリカの医療制度も韓国と同じようなものだし、むしろ日本のようなケースが珍しいのかもしれない。



映画「7人の追撃者」イム・ウォニ



人は大金を目の前にすると浅ましくなる…


人によって金の使い途は様々だ。

お母さんの手術代が欲しいミンジェ、拳銃を奪い返したいチェ刑事、票を金で買いたいムン議員…。

貧しい者も富める者も、みんな「金」が欲しい



なぜなら、この社会は「金」がないと何もできないからだ。

そんな「金」中心の社会を、住みやすい社会にするのが政治の役割のはずだ。



ところが、公務員である刑事が違法ギャンブルに入り浸り、政治家が票を金で買おうとしている。

それで社会が良くなるはずがない



彼らの様子を見て、庶民の味方はどこにいるのか…と考えた時、残念ながら、どこにもいない。

むしろ、金欲しさに、人を殺すことだっていとわなくなってしまう…

目の前に金があると、人はドンドン浅ましくなっていくことが、この映画を観ているとよく分かる。



刑事も政治家も倫理観などなく、闇金も違法ギャンブのル社長も、みんな同じ穴のムジナなのだ。



映画「7人の追撃者」チョン・グァンリョル



この世に美味しい話はない


そりゃもちろん、誰だって金が欲しい。

宝くじが当たれば良いなと思うし、一攫千金を狙いたい。

しかし、その先に待っているのは、お先真っ暗の「落とし穴」なのだ。



そこから得た教訓は「この世に美味しい話などない」



いや、もちろん、天文学的な確率で宝くじの1等が当たることもあるだろう。

しかし、日常的に生きていて「美味しいこと」に出会えることなどないのだ。



が、コツコツ真面目に働いていれば、豊かな生活ができるのか…と言えば、そうでもないのが、悲しいところだ。

ミンジェが真面目にコンビニでバイトしていてもお母さんの手術代すらも払えず、ムン議員が美辞麗句を並べても選挙に負けてしまうように、コツコツ生きていても報われないから、人々は「一獲千金」の夢を見るのだ。



もしかしたら、この金はミンジェのお母さんの手術代のための金であり、支払いが終わったミンジェは用済みっていうことなのかもしれない…。
(支払いが終わっていると信じたい…)

一獲千金もダメで、コツコツ働いてもダメなら、どうやって生きて行けばいいのか…。

見終わった後は、なんだか暗澹たる気持ちになった作品だった。




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ソル・ギョングイム・シワン主演の韓国映画「名もなき野良犬の輪舞(ロンド)」を試写会で観た。

マフィアと刑事のだまし合い、腹の探り合いを描くハードボイルド作品。


満足度 評価】:★★★★☆

面白かったなぁ。

この話はどう決着するのかと考えながら観つつ、最後まで気を抜けない展開が面白かった。

ソル・ギョングイム・シワンでなければ成り立たない作品で、そこがとても良かった。


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


「名もなき野良犬の輪舞(ロンド)」予告編 動画

(原題:불한당:나쁜 놈들의 세상(訳:不汗党(強盗:悪者たちの世界)/英題:The Merciless(無慈悲))



更新履歴・公開、販売情報

・2018年4月29日 試写会で観た感想を掲載。

・2019年3月4日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。


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キャスト&スタッフ


出演者

ソル・ギョング
…(「22年目の記憶」、「1987、ある闘いの真実」、「殺人者の記憶法」、「監視者たち」、「ソウォン/願い」、「ザ・スパイ シークレット・ライズ」など)

イム・シワン
…(「ワンライン/5人の詐欺師たち」など)

キム・ヒウォン
…(「王様の事件手帖」、「女は冷たい噓をつく」など)

チョン・ヘジン
…(「黄泉がえる復讐」、「詩人の恋」、「王の運命(さだめ)歴史を変えた八日間」など)

イ・ギョンヨン
…(「国選弁護人 ユン・ジンウォン」、「インサイダーズ 内部者たち」、「メモリーズ 追憶の剣」、「パイレーツ」、「提報者~ES細胞捏造事件」、「群盗」、「テロ,ライブ」など)

〇ホ・ジュノ



監督

〇ビョン・ソンヒョン


2017年製作 韓国映画



名もなき野良犬の輪舞(ロンド)




あらすじ


犯罪組織でナンバー1になるという野望を持つジェホ(ソル・ギョング)は、刑務所の中で出会ったヒョンス(イム・シワン)と意気投合。

その後、共に行動するようになるが、ヒョンスは刑務所にいる間に母が事故死。

その時、葬式をだしてくれたのがジェホだったこともあり、ヒョンスは自分が警察の潜入捜査官であることをジェホに告白する…



名もなき野良犬の輪舞(ロンド)3




感想(ネタバレあり)


ソル・ギョングとイム・シワンだからこそ、この映画は面白い!



これはかなり男臭い話だったけど、先の展開が読めない面白い作品だった。

裏社会を舞台に、マフィアでNo.1を目指すジェホと、マフィアを摘発するために送り込まれた潜入捜査官ヒョンスが出会う。

そこで、本来なら敵同士の彼らが、意気投合し友情を育むようになる。

そこへ、彼らの周りにいるマフィアや刑事たちも巻き込んで、腹の探り合いとだまし合いを繰り返し、生き残りをかけた戦いへと発展していく…。



その物語を成立させているのは、キャスティングの成功にあると思った。



マフィアの世界で「神」の立場を目指すジェホ。

彼はいつも笑顔でいるのだが、その向こうにある本心が見えない。

その「何を考えているのかわからない」薄気味悪さを、ソル・ギョングは非常に巧みに演じている。



また、ドラッグを売りさばくマフィアの世界の中で、「掃き溜めに鶴」のように舞い降りてくるのがヒョンスである。

その野獣の群れに放たれた子羊であるヒョンスを演じるのがイム・シワンなのであるが、彼は見事にその羊の皮をはいで化けて見せる。



この映画は、主演のふたりを彼らが演じているからこそ成立しているのである。

特にイム・シワンは、大先輩ソル・ギョングの前で臆するどころか、彼を食ってしまう演技を見せる。

イム・シワンがいなければ、この映画は成り立たなかったと思う。



名もなき野良犬の輪舞(ロンド)2



「神」を目指す男の悲しい欠点



これは、二人の男のバディムービーであり、ブロマンスでもある


刑務所で出会ったジェホとヒョンスは、意気投合し、兄弟の仲になる。

ここまでは、韓国ドラマによくある話である。



この韓国の男性同士の兄弟の関係っていいなぁといつも思う。

ときには本当の家族のように、場合によっては家族以上の関係になることもあって、韓国特有の人と人の距離の近さをいつも感じながら観ている。



ただし、ジェホには欠点があった

彼は「徹底的に他人を信用できない」のである。

いくら意気投合したヒョンスと兄弟の関係になったといっても、信用できない。



そこで、ジェホはヒョンスの心をつかむために、ある仕掛けをするのだが、これが、後々ジェホ自身の首をしめることになる。

「人を信用できない」という悲しい彼の欠点が、彼自身を不幸に追い込むことになるのだ。



そんな風に「本心が見えない」ジェホだけど、彼の心の底ではヒョンスは他の人とは明らかに違っていた。

それなのに、ヒョンスの忠誠心を疑ってしまった。

ジェホは他人を疑わなければ生きていけない悲しい性分なのだ。



名もなき野良犬の輪舞(ロンド)4



ジェホと警察の間で振り回されるヒョンス


この映画の中で印象に残っているセリフは、イ・ギョンヨン演じるマフィアのボスのものだ。

野良犬を拾って、立派な忠犬になるように手間をかけて育てていたら、思った以上に育ってしまって主人にかみつくようになったら、どうすればいい?

それは、マフィアの中でボスをしのぐ勢いで勢力を拡大させていくジェホのことを言ったセリフだけど、ヒョンスを拾ったジェホの心境を表しているセリフでもある



ちなみにその答えは、「こっちが食われないうちに処分してしまえ」だった。

しかし、人間には「情」があって、飼い犬が飼い主に噛みつくことより、愛情かけた飼い犬を処分することの方が難しいのである。



神になりたい男・ジェホは、迷える子羊・ヒョンスを拾って飼いならしたつもりでいたけれど、ヒョンスは裏社会で思った以上に頭角を現していく。

自分の目の前でたくましく成長していく弟を笑顔で見守りつつも、内心、自分の領域が侵されていくことにジェホは不安になっていくのだった。



その反面、迷える子羊のヒョンスは、母一人、子一人で育ち、その母は病気でありながら、貧しい家庭のため満足な治療を受けられずにいた。

だから、彼は手っ取り早く金が稼げる裏社会に足を入れたのだが、そんな彼の母親の治療をすれば、彼はひれ伏すに違いないと読んだ警察に利用されてしまう。

しかし、その母が亡くなってしまったため、頼れるのがジェホだけになってしまう。



ジェホが母の葬式代まで出してくれたことで、ジェホはヒョンスにとって兄というだけでなく、父親代わりにもなった。

しかしそれは、ヒョンスの忠誠心を警察からジェホへシフトチェンジさせるためにジェホにが仕組んだ罠だったことが発覚する。



結局、はじめはありふれた野良犬だったヒョンスは、警察とジェホの間で踊る相手を変えながらくるくると振り回されることになってしまったのだ。

だから、この映画の邦題は「名もなき野良犬の輪舞」なのだ。



名もなき野良犬の輪舞(ロンド)6



最後に生き残るのは最も無慈悲な者


この映画の面白いところはそこから先だ。

無残にもヒョンスの母を殺したことで彼の忠誠心を得たジェホ。

ジェホのたくらみをヒョンスにばらすことでヒョンスのリードを握っておきたい警察。

父のように信頼しきっていたジェホに騙されていたことを知って愕然とするヒョンス。



この腐りきったトライアングルの中で、誰が生き残り、どう決着をつけるのか

きっと、誰もが想像できない終わりを迎えたに違いない。



最後に生き残った人間は、この中で、最も無慈悲な人だった。

目と目を合わせた時に、相手に情を感じ、躊躇して殺せなかった者は、生き残れずに死ぬ運命なのだ。

なんとも世知辛いけれど、それこそが彼らの生きる世界なのだ。



そうして、彼は裏社会で絶対的なポジションを手に入れるだろうと思わせながら映画は終わっていく…。

しかし、彼はこの先、誰も信用できない孤独な道を歩いていかなければならないのだ

それは、なんとも皮肉な結末ではないか…。



名もなき野良犬の輪舞(ロンド)5





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ユン・ゲサン主演の韓国映画「国選弁護人 ユン・ジンウォン」をWOWOWで観た。

警官殺しの容疑者の弁護を国選弁護人として引き受けることになったユン・ジンウォンだったが、それがきっかけで国を相手に戦うことになっていく法廷サスペンス映画。


満足度 評価】:★★★★☆

見応えのある作品だった。

裁判をする前にゼネコン、警察、検察が既に書いたシナリオがあって、主人公はそのシナリオを覆そうとするが、あらゆる妨害を受ける。

本来ならば、市民の味方であるはずの警察や検察、裁判所までもが貧しい人たちに背を向け、彼らをおざなりにして、簡単に捨て去ってしまう様子に、ただただ唖然としてしまった。


「国選弁護人 ユン・ジンウォン」予告編 動画

(原題:소수의견(少数意見)




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キャスト&スタッフ


出演者

…(「ゴールデンスランバー」、「犯罪都市」など)

ユ・ヘジン
…(1987、ある闘いの真実」、「タクシー運転手 約束は海を越えて」、「コンフィデンシャル/共助」、LUCK-KEY/ラッキー」、「あいつだ」、「極秘捜査」など)

キム・オクビン
…(「一級機密」、「悪女/AKUJO」など)

イ・ギョンヨン
…(「名もなき野良犬の輪舞(ロンド)」、「インサイダーズ 内部者たち」、「メモリーズ 追憶の剣」、「パイレーツ」、「提報者~ES細胞捏造事件」、「群盗」、「テロ,ライブ」など)

キム・ウィソン
…(「ゴールデンスランバー」、「ザ・キング」、「プリースト 悪魔を葬る者」、「新感染 ファイナル・エクスプレス」など)


監督・脚本

〇キム・ソンジェ


2015年制作 韓国映画

国選弁護人ユン・ジンウォン



あらすじ


ソウル市内。大手ゼネコンによる都市開発が予定された土地で、強制撤去を拒んだ住民による抵抗が始まってから1年。

これまでセキュリティ会社(ヤクザ)による地上げが行われていたが、急遽、警察が強制撤去を行ったところ、市民と警察の衝突により、少年1名、警察官1名、計2名の死者が出てしまう。

そして、その殺された少年の父親であるパク・ジェホ(イ・ギョンヨン)が警察官を殺害した容疑で逮捕される。

弁護士ユン・ジンウォン(ユン・ゲサン)は、パク・ジェホの国選弁護人に指名される。

警察と検察側は、これが簡単に終わる裁判だと思っていた。

しかし、ユン・ジンウォンはパク・ジェホが正当防衛を主張したことから、事件の詳細を調査し始めたところ…。

国選弁護人ユン・ジンウォン2



感想(ネタバレあり)


ソウル市内で未だにはびこる地上げ屋と、それに抵抗する人々の戦い


韓国映画を観ていると、韓国の社会問題がいろいろと分かって面白い。

公務員は賄賂まみれで、それが青瓦台(大統領府)までつながっているとか、貧富の差がまだまだ激しいとか。

国民性が日本人よりも熱い人たちだとか。

隣の国で、見た目もそっくりなのに、お国事情や国民性は随分と違うんだなぁと思う。

この映画「国選弁護人 ユン・ジンウォン」もそんな韓国の社会事情を知ることができる作品の1つ。

事の発端は、ソウルで大手建築会社が推し進めている都市開発の現場で起きた事件だった。

その建築会社は、あるセキュリティ会社(実態は地上げ屋)に住民の立ち退きを依頼した。

ところが、住民たちは思った以上に手強く、1年以上も不法占拠を続けた。

いつまでも工事が開始されないため、その都市開発に参加していた企業たちは、「この企画に見込みなし」と踏んで、事業からの撤退を決定し、建築会社には投資した資金を返却するように要求する。

既に返却する金などない建築会社は裏から手を回して警察に出動を要請。

「民事不介入」でなければならない警察は、あまり国民に知られないように、速やかに、何事もなく、住民を撤退させようと現地に向かうが、そこで住民と警察の衝突が起きてしまい、警官1名、住民(少年)1名の死者を出してしまう。

しかし、警察は少年を殺したのはセキュリティ会社(地上げ屋)の人間だと偽り、不法占拠者に警官が殺された事件として済ませようとしていた…。

本当は、警官と住民がもみ合いになって、2人の死者を出した事件だったにも関わらず…。

そこで、主人公のユン・ジンウォン(ユン・ゲサン)は警官を殺したとされる容疑者パク・ジェホ(イ・ギョンヨン)の国選弁護人に指名され、担当検事は事を荒立てることなく裁判を済ませようとしていた。

ユン・ジンウォンも、警官殺しの事件として弁護をしようとしていたが、事件をよく調べてみると、その裏には警察、検事、建築会社、地上げ屋、青瓦台(大統領府)たちのそれぞれの思惑が隠れていることを知る。

日本だと、ちょうどバブル期あたりの都市開発の頃、地上げ屋が世の中を怖がらせていた時代を思い起こさせる社会的背景だった。

韓国では、未だにソウル市内でも開発する余地があって、人を強制退去させることで儲けている人たちもいるだなと思った。

そういった状況の中、強制的に人を排除することで貧しい人たちが犠牲になり、都市開発とは一体誰のための事業なのか、また、その事業に反対する貧しい人たちの声には誰も耳を貸さないのかという、韓国の社会状況が描かれている。

国選弁護人ユン・ジンウォン3



結審するまえから、警察・検察・裁判所の間で判決が決まっていた


まず、この都市開発事業を推し進めようした建築会社が、「このまま不法占拠されたらマズイ!」と思った時に、即刻警察を動かしている。

ということは、その建築会社と警察は賄賂でつながっている。

いや、もしかしたらもっと上、青瓦台までつながっていた可能性が高い。

さらに、本来は、事件の容疑者であり、殺された少年のお父さんであるパク・ジェホには、大手弁護士事務所から国選弁護人がつくはずだった。

しかし、その大手弁護士事務所は、その仕事を無名で若手の弁護士ユン・ジンウォンに譲ってしまう。

なぜならば、その裁判は勝ち目がない裁判、つまり結審をする前に判決が決まっている裁判だと大手弁護士事務所は知っていたからだった。

ということは、本来ならば市民の味方であるはずの、警察も、検事も、弁護士も、裁判所でさえも、一切パク・ジェホから事情を聞くことがないまま、話が進んでいたのである。

その上、検事は地上げ屋の1人を買収して少年を殺害した犯人に仕立て、その犯人自体は数年で出てこられるように準備していた。

本当に少年を殺したのは、警察官だったにも関わらず。

つまりは、この裁判は強制退去に抵抗した市民の言い分も聞かず、ただただ警察と検察の体面を守るためだけに行われるはずの裁判だったのだ。

国選弁護人ユン・ジンウォン4



国を相手に賠償金100ウォンの訴訟を起こす


その全貌を知り、弁護士としての使命感に燃えたのがユン・ジンウォンだった。

警察・検察・裁判所・青瓦台までもがつながっていると知り、「賠償金100ウォン」を求めて国に裁判を起こす。

彼が求めていたのは、この訴訟をマスコミに取り上げてもらい、警察と検察が最も恐れていた「市民にこの事件を知らせること」であり、「国が非を認めること」だった。

しかし、彼は行く先々で「資料開示拒否」や、検事による嫌がらせに遭い、中々前に進むことができない。

それでも、マスコミや地上げ屋を味方につけることで、彼の前に徐々に道が開けてくる。

それはまさに「捨てる神あれば拾う神あり」だった。

韓国映画を観るたびに思うことなんだけれども、韓国でもしも事件があったら、誰を信じて、誰に通報すれば良いんだろうか。

大げさに考えたら、事件の相手が大手財閥の御曹司や姫君だったら、私が犯人にされてしまう可能性だって無きにしも非ず。

このユン・ジンウォンも「弁護士として傷がつく」と脅され、資格停止処分の危機に遭いながらもパク・ジェホの弁護を続けていた。

この国で、「国を相手取り訴訟を起こす」なんてことは、非常に危険なことだということが良くわかる。

国選弁護人ユン・ジンウォン5



貧しい暮らしをしている不法占拠者になど、誰も耳を貸そうとしない


検察が証人を買収したことがマスコミで騒がれ、裁判では陪審員が正当防衛を認めたにも関わらず、結局、判決では容疑者が有罪になってしまう。

(韓国の陪審員制度の「質問状」のくだりが、かなり面白かった。)

結局のところ、どんなに被害者と弁護士が「正当防衛」を主張して、それなりに証拠を集めたところで、最初から決まっていた判決が変わることはなかったのだ。

マスコミがどう記事にしようが、陪審員が何を言おうが、最初から判決は決まっていた。

ただ、誰かを警官殺しの犯人にしたかっただけ。

そうすれば、あの時、警察が不法占拠を制圧したことが正当化できたとでも思っているんだろうか。

しかし、世の中は非情なもので、有罪になったパク・ジェホはこれから一生「人殺しの前科者」である人生を生きることになる。

ただでさえ貧しい暮らしをして、息子が彼の支えだったのに、3年後に出所したらどうやって生きていくのだろうか。

正当防衛が認められて無実になるのと、警察の体面を保つために3年間刑務所に入るのとでは、今後の人生が大きく変わってくる。

しかし、そんな彼の主張には警察も検事も裁判官も耳を貸そうとしない。

ラストシーンでマスコミに囲まれ、「有罪判決が出ましたが、今のお気持ちをお聞かせください」と言われたパク・ジェホは、「私は人を殺してしまいました。ただそれだけです」と答えた。

私は、そんな彼の潔さに涙が出てしまった。

本当だったら、もっと言いたいことがたくさんあるのに。

言っても無駄だと分かっている。だから余計なことは何も言わない。

どうせ彼の言葉になど、誰も耳を貸してくれないから。



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イ・ビョンホン主演の韓国映画「インサイダーズ 内部者たち」をWOWOWで観た。

青瓦台(大統領府)に入ることが確実視された大物政治家を巡り、彼を裏で操るフィクサー、フィクサーへの復讐心を燃やすチンピラ、その大物政治家を告発しようと目論む若手検事の戦いを描く。


満足度 評価】:★★★★☆

面白かった!!

多くの人が思うように、ここに描かれている話とパク・クネ大統領の話がどうしてもダブってしまう上で、韓国の政治の腐敗っぷりをより深く知り、アクションやコメディで楽しませるエンターテインメント的な部分もありつつ、その腐敗した政治をどうやって変えていくべきかの提案もキチンと描かれているところが良かった。


「インサイダーズ」予告編 動画

(原題:내부자들(内部者たち))




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キャスト&スタッフ


出演者

イ・ビョンホン
…(「それだけが、僕の世界」、「天命の城」、「エターナル」、「MASTER マスター」、「マグニフィセント・セブン」、「メモリーズ 追憶の剣」、「ターミネーター/新起動:ジェネシス」、「王になった男」、「甘い人生」など)

〇チョ・スンウ
…(「マラソン」、「ラブストーリー」など)

ペク・ユンシク
…(「観相師-かんそうし-」など)

イ・ギョンヨン
…(「名もなき野良犬の輪舞(ロンド)」、「国選弁護人 ユン・ジンウォン」、「メモリーズ 追憶の剣」、「パイレーツ」、「提報者~ES細胞捏造事件」、「群盗」、「テロ,ライブ」など)

監督・脚本

〇ウ・ミンホ

2015年制作 韓国映画


インサイダーズ

あらすじ


韓国の次期大統領選挙まであと2年となる中、最も次期大統領に近いと言われている政治家・チャン・ピル(イ・ギョンヨン)への大手自動車産業からの裏金を暴く証拠を手に入れたチンピラのアン・サング(イ・ビョンホン)。

彼はその資料を、日頃から兄貴と慕うジャーナリストのイ・ガンヒ(ペク・ユンシク)に託すが、その後、何もかに襲われ資料のコピーの在りかを巡って拷問されてしまう。

それから2年が経ち、アン・サングはチャン・ピルとイ・ガンヒへの復讐心をたぎらせ、彼らを失墜させるチャンスをうかがっていた。

その一方で、チャン・ピルは当初の予定通り大統領選挙で有利な立場にいたが、彼の不正を怪しみ告発する機会を狙っていた若き野心家の検事、ウ・ジャンフン(チョ・スンウ)は、アン・サングの存在に気付き…。


インサイダーズ3

感想(ネタバレあり)


韓国映画は顔が良い


韓国映画って、いつも思うことなんだけれども、顔が良いよね。

若手俳優が美しいとかそういうことじゃなく(いや、多少はそういう部分もあるけど)、悪い人はものすごく悪い顔をしているし、本当に良い人は人柄がにじみ出た表情をする。

その役柄の人生も含めた表情をするところが、いつも素晴らしいなと思うのだけど、この映画では、イ・ビョンホンのその「顔の演技」が本当に素晴らしいと思った。

ただのカンペ(チンピラ)だった頃、復讐心を燃やしていた頃、少しは真っ当な人間になろうと思った頃、その時々に合わせた表情を見せた上で、さらに悪魔的な部分と良心的な部分、コミカルな面まで使い分けていて、本当に凄いと思った。

これから観る人は、是非、そんなイ・ビョンホンの表情の変化も見て欲しいと思う。

インサイダーズ2

腐り切った世の中の希望はどこにあるのか


さて、日本のお隣の韓国では、連日パク・クネ大統領の弾劾裁判で国中が荒れている。

その結果、日本でもパク・クネ大統領の賄賂問題について、連日、ニュースで特集が組まれている。

そして、私たちは大統領という人が、想像以上に広い範囲で「賄賂(わいろ)」によってつながっている事実を知ってしまった。

政治家・財閥・検察・芸能界まで。

その報道と観ているだけで、世の中は腐敗しきっていて、韓国で成功したいなら、「賄賂」や、少なくとも権力者につながるコネが必要不可欠だと思い知らされる。

それを、海を隔てた隣の国で見ている私たちは、「うわぁ。韓国も大変だなぁ」と他人事のように客観視できるが、韓国に住んで生活して、税金を払っている国民はたまったもんじゃないだろう。

必死でがんばっても、結局、のし上がるのは財閥のような金持ちかそれにつながるコネ持ちのみ。

汗水流して働いた血税は、見事に腹黒い権力者の元へと吸い取られていく。

それを思うと、韓国の国民がデモをしたくなる気持ちも分からなくもない。

「この国の希望はどこにあるのか」

それが、この映画の原点。

そして、それは日々ニュースで報道される腐り切った世の中を憂いたところから始まったのではと思う。

インサイダーズ5

まるでマフィアのような政治家たちの世界


政治の世界は、「権力と人脈をフル活用した」生き残りゲームである。

これは世界中共通した話である。

韓国だけでなく、アメリカも日本だって、政治の頂点に立つのは、「立派な政策を提案した人間」ではない。

政界だけでなく、財界や、メディアなど、幅広く顔がきき、人脈を集めたものが権力を握り、勝ち抜いていく。

しかし、韓国では、その「人脈集め」に古くから多額の「賄賂」を使うことを習慣としてきた。

もちろん、日本やアメリカでも未だに「裏金」が動くことがあるが、韓国の賄賂は古来からの伝統であり、忖度して当たり前の習慣がある。

本来ならば、その実態を暴くはずのメディアまでもが「金」によって口封じされ、取り締まるはずの検事や警察までも賄賂によって権力者に操られる。

その結果、金がない人間は一生のし上がれないが、逆に権力者に近ければ近い程、どんな業界でものし上がれるという泥沼の悪循環が、習慣化されている。

この映画でも、その韓国の腐り切った「悪しき習慣」が背景として描かれている。

次期大統領選で有力候補の大物政治家と、彼を裏で操るフィクサーのジャーナリストは毎晩のように接待を繰り返し、金をばらまき、権力を高めつつ、裏切ろうものなら、口封じの制裁を下す。

それは、まるで「ゴッド・ファーザー」で描かれているマフィアの世界のようだが、主人公はマフィアではなく、政治家である。


インサイダーズ4


「権力者」vs「コネなし庶民」の戦い。勝ちたいのなら、相手の弱点を見極めろ


それでは、その大物政治家の傘下に入れない庶民には、この世を良くしようとするチャンスは巡ってこないのか…。

キム・スンウ演じる若手検事ジャンフンは野心があるが、賄賂を嫌う良心的な人間だ。

将来のため、日々コツコツと成果を上げていくが、「コネがないなら上に上がれない」と上司に諭されてしまう。

それならば、大物政治家を挙げればのし上がることができるのかと思い、最も大統領に近い男とされたチャン・ピル候補に照準を当てる。

そして、チャン・ピルを追う中で彼が目を付けたのがカンペ(チンピラ)のサングである。

この映画では、そんな権力者に牙をむく若手検事とチンピラの「コネなし庶民」コンビを中心に描くことで、その腐り切った世の中に風穴を開ける突破口を描こうとしている。

多くの観客はジャンフンやサングのようにコネがなく、それでもなんとか出世したいと思いながら生きている。

そんな一般庶民の観客たちは、彼らの活躍を観ているうちに、自然と彼らコンビを応援するようになっていく。

そして私たちはこの「生き残りゲーム」の中で、「メディアを最も上手に利用した者」が最後に勝ち残ることを知る。

初めはチンピラのサングが「大統領候補への裏金」について告発をする。

しかし、それはジャーナリストのイ・ガンヒによって打ち消されてしまう。

チンピラの言うことなんて、誰が信じるのか。

たとえ、そこにあるのが事実だったとしても、「だれもチンピラの言うことなんか信じない」という人間の見た目に対する偏見をうまく利用し、逆にサングを窮地に追い込んでしまう。

ここでは、メディア操作が得意なイ・ガンヒが勝ってしまう。

そこで、「コネなし庶民たち」は、彼らの逆手をとり、ジャンフンを権力者たちの中に送り込む。

そうして、自らの立場を捨ててチャン・ピル大統領候補とイ・ガンヒの「ワイセツ動画」の撮影に成功する。

結局、それが足がかりとなって「権力者たち」は総崩れになっていく。

なんだかんだ言って、権力者たちも「検事」という肩書に惑わされるのだ。

そこに彼らの隙があることを、散々犬として働かされたサングはよく分かっていた。

インサイダーズ6


「腐敗した世界を変える」のに必要なのは、市民たちの「監視の目」である


そんな彼ら、「権力者」 vs 「庶民たち」の争いを見ていると、これからの時代は「どれだけメディアの前で好印象でいられるか」が肝になってくることが分かる。

日本で言えば、「文春砲」のようなスキャンダラスな記事があっという間に一人の政治家の命を終わらせてしまうのと一緒である。

特に韓国は日本よりもネットが発達しているので、いかにネットをうまく利用するかがカギになってくる。

これからの政治家にとって大切なのは、「政策」ではなく、「クリーンに見える生活(とくに異性関係)」である。

日本にとっては、それが当たり前のことでも、韓国では、彼らの懐に入り込むことすらできないし、決められた人しか近づけないのだから、スクープ動画を撮るのは至難の業だ。

そこで、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」とばかりに、若手検事ジャンフンが「権力者たち」の信頼を獲得し、彼らの群れに紛れ込んだ後のどんでん返しが非常に痛快だった!!

この時、ジャンフンのフィクサーとなったのは、イ・ガンヒの弟子サングである。

散々、イ・ガンヒの犬をやってきたサングは、その日々の中でイ・ガンヒのやり口を学んでいた。

そして、見事にイ・ガンヒの弱点を突き、一発逆転の場外ホームランを放ち、権力者たちはものの見事に崩れ去っていった。

しかし、そうやって自分たちの人生を賭けてまで権力者たちを失墜させたものの、「コネなし庶民」たちに良い生活が待っている訳ではない。

それもまた、現実。

その代わり、彼らが得たのは「世の中を変えた」という満足感と、この先にある「希望」である。

そうやって、誰かが犠牲になってでも、内側を暴いていくことで世の中は少しずつ良くなるに違いない。

今の時代は、検事じゃなくても、一般市民だって、「おかしい」と思ったことは写真や動画に撮って暴露するこができる。

もちろん、行き過ぎた行為はダメだけど。

この映画が、今の韓国の腐敗した世の中に期待するのは、そんな「コネなし庶民」の政治家たちに対する「監視の目」なのではないだろうか。



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イ・ビョンホン主演の映画「メモリーズ 追憶の剣」をWOWOWで観た。

共に王と戦うことを誓った3人の剣士だったが、1人が裏切ったために憎しみ合い、殺し合うことになってしまった彼らの運命を描く歴史ドラマ。

満足度 評価】:★★★☆☆

映像はとても美しいけれど、内容の薄っぺらさが非常に残念な作品だった。

もっと細部を丁寧に描けば重厚な作品にも成り得た気がした。

「メモリーズ 追憶の剣」予告編 動画

(原題:협녀:칼의 기억




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キャスト&スタッフ


出演者

イ・ビョンホン
…(「それだけが、僕の世界」、「天命の城」、「エターナル」、「MASTER マスター」、「マグニフィセント・セブン」、「インサイダーズ 内部者たち」、「ターミネーター/新起動:ジェネシス」、「王になった男」、「甘い人生」など)

チョン・ドヨン
…(「男と女」、「無頼漢 乾いた罪」、「ユア・マイ・サンシャイン」など)

キム・ゴウン
…(「コインロッカーの女」、「ウンギョ 青い蜜」など)

ジュノ(2PM)
…(「二十歳」、「監視者たち」など)

〇ペ・スビン

監督・脚本

〇パク・フンシク

2015年製作 韓国映画

メモリーズ追憶の剣



あらすじ


高麗王朝末期、最強として恐れられた3人の剣士、ドッキ(イ・ビョンホン)、ソルラン(チョン・ドヨン)、プンチョン(ペ・スビン)は王朝と戦っていたが、ドッキは権力に屈して王朝に寝返ってしまう。

そのドッキを殺そうとしたプンチョンはソルランによって殺され、生き残ったプンチョンの娘はドッキの剣により背中を切られてしまう。

その後、ドッキは王朝で将軍にまで登りつめ、最後の玉座を虎視眈々と狙い、ソルランはプンチョンが遺した娘ホンイ(キム・ゴウン)を一人前の剣士に育て、ドッキに復讐する機会を狙っていた…。

メモリーズ追憶の剣2



感想(ネタバレあり)


時系列が分かりづらいのが難点…


「この世の中を変えたい」という志を持った同士3人・ドッキ、ソルラン、プンチョン。

彼らは切磋琢磨して共に戦ったものの、最後の最後で、その仲間のうちの1人・ドッキが権力に屈して裏切ってしまう。

さらには、そのドッキへの愛が捨てきれずに、ソルランはプンチョンを殺してしまう。

しかし、ソルランは裏切り者を愛したことと、プンチョンを殺してしまったことへの良心の呵責から、ドッキへの復讐を誓い、自分自身は盲目となり、残されたプンチョンの娘ホンイを一人前の剣士に育て上げる。

ところが、実はプンチョンの娘ホンイはドッキに切られた時に死んでおり、その後、ソルランとドッキの間に生まれた娘をホンイとして育てていた。

娘は、その全ての事実を知りながらも、母に教えられた「復讐」を果たすため、腕を磨いていた。

というお話なんだけれども、どうにもこの全貌が伝わりにくい映画だった。

ストーリーは、ドッキが将軍となったところから始まり、過去のことはその間に回想シーンとして差し込まれていくが、時代劇ということもあって時系列が分かりづらく、この回想シーンはいつのものかと推理しながら先に進まないとならず、観客に対し不親切で雑な編集をしているなという印象を受けてしまった。


メモリーズ追憶の剣3



一つ一つのストーリーやキャラクター設定が薄い


最初から、最後まで、「この回想はいつの頃のものかな」…なんて、考えながら観ていったにも関わらず、内容はその割にとても薄っぺらい印象だった。

最強と言われた3人の剣士、ドッキ、ソルラン、プンチョンが登場するが、彼はなぜ、何のために王朝と戦っていたのか。

その理由が語られていない。

きっと王政が悪政だったんだろうということは想像がついても、どれ程までに酷い仕打ちを受けたから彼らは立ち上がったのか。

その理由が知りたかった。

そして、戦い抜き王の目の前まで来て、なぜドッキは仲間を裏切ったのか。

権力が欲しかったから?それとも王朝に入ったら、中から王政を覆せると思ったから??そこもまた、野心なんだろうなぁと推測するしかない。

そういう一つ一つのことの理由と、その心情背景が描かれないまま話が進んでいくために、物語はどんどん薄っぺらくなっていく。

その後、ドッキの忠実な部下として登場するユルについては、キャラクター設定さえも曖昧で、何か意味がありそうな役割を匂わせたまま、結局、あまり重要性を感じないまま終了してしまう。

もう少し、それぞれのキャラクターの持つ意味や、彼らの持つ「愛」や「憎しみ」の感情をもっと丁寧に描いていれば、もっと良い作品になっただろうなぁと思うと、とても残念だった。


メモリーズ追憶の剣4



内容よりも映像美に力を入れた感あり


その内容が薄くなった分、映像の美しさにはとても力を入れて描かれていた。

だからきっと、すごく美しい童話だと思って観ればいいのかなと思ったんだけど、その割に内容が「愛憎劇」だったので、そうもいかなくなってしまった。

ひまわりや、白い花が咲き誇る草原。

深い緑の竹林や、雨や雪のシーンもすごく効果的だった。

あぁ美しいなぁと思って見とれるシーンもいくつかあった。

それに、殺陣のシーンは、さすがの韓国クオリティで迫力満点だった。

しかし、あまり、ワイヤーを使って飛んだりしてしまうと、「足技」が見せ場の韓国カラーがちょっと薄れてしまって残念。

チョン・ドヨンやキム・ゴウンのような、あまりアクションシーンを演じてこなかった女優たちを使ったために投入したワイヤーなんだろうけど、「韓国だからこそ」の飛び蹴りやまわし蹴りを楽しみにしているファンも多いはず。

でも、まぁ、映像の美しさの力の入れようを見ると、内容の奥行きよりも、映像の美しさを重視したんだなという印象だった。


メモリーズ追憶の剣5



演技の上手さでも脚本の薄さはカバーできない


きっと、その分、イ・ビョンホンチョン・ドヨンキム・ゴウンといった新旧の演技派たちを集めて、演技の重厚さで内容の薄さをカバーしようと考えたのかなと思った。

しかし、残念ながらいくらうまい演技を見せられたところで、脚本の内容の薄さはカバーしきれない。

最後にホンイが念願の復讐を果たしたものの、「で、どうしたの??」っていうのが、私の率直な感想だった。

肝心なのは、「ホンイが復讐を果たして何を思ったか」だと思ったんだけど、そこについては何も語られず。

ということは、結局は、ソルランが自分の娘を巻きこんで復讐を果たしたかっただけの自分本位な物語だったのか。

ソルランは、ホンイに復讐を託したものの、未来は託していなかったのか。

彼らは、この世の中をよくするために生きていはいなかったのか…。

結局、復讐を果たして、「愛する人と死ぬまで一緒」という願いを叶えたかっただけの物語だったのか…。

なんだか、心に残るものもなく、残念な物語だった。



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キム・ナムギルソン・イェジン主演の韓国映画「パイレーツ」をWOWOWで観た。

海賊、山賊、朝鮮国軍が国のお宝を求めて海でバトル!!なお話。

【満足度 評価】:★★☆☆☆(2.5)

んーーーー。正直、どこを楽しめばいいのか良くわからない映画だった…。



「パイレーツ」予告編 動画

(原題:해적: 바다로 간 산적(海賊:海へ行った山賊))





「パイレーツ」 DVD

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あらすじ


14世紀の朝鮮。

建国の印である黄金の印鑑を明から賜り、国へ帰る途中、使節団が鯨の襲撃に遭い、その大切な印鑑を鯨に食べられてしまう。

海賊船の女船長ヨウォル(ソン・イェジン)は、史上最高のお宝を求め、鯨の捕獲に向かう。

かつては官軍、今は山賊のお頭サジョン(キム・ナムギル)は、海のことは分からなくても、そこにあるお宝を求め海へ向かう。

そして、サジョンが官軍を辞めるきっかけとなった敵のフンガプは朝鮮軍の水軍を率い、やはり海へ向かっていた。

誰が鯨を射止め、お宝を確保することができるのか…。


パイレーツ

感想(ネタバレあり) まずは心情描写があり、そこへアクションをつけるのが映画であって欲しい…


うーーーーーん。

残念ながら、何を楽しみにして観れば良いのか、最初から最後まで分からなかった。

私が映画を観る時にとても大切にしていることがある。

それは、登場人物の心情描写。

それが、どんなアクション映画であっても、コメディ映画であっても、その画面に映っている人が何を感じ、何を考えているのかを感じとることを最も大切にしている。

主人公と同じように、感じ、考えながら物語を進めていきたいんだよね。

その途中で、あぁ、私だったらこう思うかなとか、これは共感できる!とか感じつつ、一本の映画を通して、自分自身と対話するのがとても好きな作業になっている。





なぜ、彼女は海賊になったのか、もっと詳しく知りたかった…


一番困るのは、こういう、主人公がつかみどころのない、何を考えているのか分からないっていう作品。

主人公の気持ちがつかめず、映画の中に入り込めないから、私のとても大切にしている「主人公の目線で観た世界」が何もなく、物足りないまま終了してしまう。

たとえば、山賊のお頭サジョンが、そういうつかみどころのない人なら、そのペアとして登場するヨウォルは、ガッチリと性格分析をして描いて欲しかったんだよね。

だって、女海賊っていうのはすごく特殊でしょ。

彼女は、どういう環境で、何を観て育ち、ヨウォルになったのか。

なぜ、海賊になったのか。

女として寂しくなる時はないのかとかね。

もっと詳しく知れる背景なんかが欲しかったんだなぁ。

そしたら、もっとググッと入り込むことができたのに。


パイレーツ3

アクションばかりで、私の心が置き去りに…


実際の物語は、そういう心情描写は適当にして、バタバタとアクションばかり続けるから、私の心はマスマス置き去りになったまま…。

派手なアクションシーンだけ見せればいいのなら、複雑なストーリーもキャラクター設定もいらないわけだからね。

せめて「海賊」をテーマにして描くのなら、「なぜ海賊なのか」をもっと極めた上で描いて欲しかった。

結局、ソン・イェジンと、キム・ナムギルの美男美女を使った派手なアクション映画を撮りたかっただけなのかなぁと思ってしまう。

見た目は派手だけど、中身は三流。そんな印象の映画だった。



パイレーツ6

出演者は、キム・ナムギルとソン・イェジン


主役の元官軍、後に山賊になる男、サジョンを演じるのは、キム・ナムギル

このブログに登場するのは初めてなのかな。

私は、主に韓国ドラマで知っている俳優さんだけど、スタイル良いし、野性味があって、アクションもできるんだよね。

もっと映画でもいろんな映画を見せて欲しいね。

パイレーツ5



彼とは対で登場する女海賊の賊長ヨウォルを演じるのは、ソン・イェジン

本格的なアクションに挑戦するのは、これが初めてなのかな??

ソン・イェジンがアクションをやっているのは、すごく新鮮で良かった。

アクション映画といったら、ハ・ジウォンか、チョン・ジヒョンのイメージが強いし、ソン・イェジンはおとなしい役を演じるイメージだもんね。

うん。それは良かったね。

ソン・イェジンの他の出演作には、「殺人の疑惑」、「私の頭の中の消しゴム」など

パイレーツ4

結局のところ、ついハリウッドと比べちゃう


まぁ、結局のところ、私の中ではアクション映画はハリウッドで制作された作品をピンからキリまで観ているので、ちょっとやそっとの派手な作品では、あまりピンとこないっていうのが、私の中の実情。

世界で韓国に求められている作品は、やはりその心情風景を絶妙に描きだすサスペンス映画であり、ホラー映画だと思う。

それ以外の作品で、世界に進出していこうと思うのなら、その人の心をえぐるような心情描写をキチンとした上で、派手なアクションをかぶせていけば、他国は追いつけない映画ができると思う。

どうもそこに、うまく越えられない壁があるような気がしている。

それでも、私は韓国映画が好きなんだけどね。



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パク・ヘイル主演の韓国映画「提報者~ES細胞捏造事件」をWOWOWで観た。

「核移植ES細胞の第一人者である科学者の論文は、捏造されたものである」という情報を入手したテレビ番組のプロデューサーが捏造の構図を暴くというお話。

満足度 評価】:★★★★☆(4.5)

面白かった!!!

日本のSTAP細胞事件と構図がとてもよく似ていて、グイグイと引き込まれた。


「提報者~ES細胞捏造事件」予告編 動画

(原題:제보자




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キャスト&スタッフ


出演者




〇パク・ウォンサン

〇リュ・ヒョンギョン


監督

〇 イム・スルレ


2014年製作 韓国映画



あらすじ


テレビ局でドキュメンタリー番組を制作しているプロデューサーのユン・ミンチョル(パク・ヘイル)は、ある時、1件のタレこみ情報を入手する。

それは、将来ノーベル賞を期待される科学者のイ・ジャンファン博士(イ・ギョンヨン)のES細胞に関する論文は捏造されたものだというものだった。

その話を初めて聞いた時、半信半疑だったミンチョルだったが、取材を進めていくうちに、それが捏造であるという確信を持ち始める…。



提報者



感想(ネタバレあり)


内容がSTAP細胞の事件と酷似していてビックリ


面白かった!!!!!

この映画は、ES細胞の権威と言われる科学者が、実は論文を捏造していたというお話。

それが、日本のSTAP細胞の話と酷似していてビックリ。

どうも、韓国でも似たような事件があって、それを元に制作された映画らしい。

あまりにも話が似過ぎているため、「なぜ、日本のSTAP細胞事件が起きたのか」を考えるために、この映画を参考にしても良いと思う。

それぐらい似ている。

捏造の内容も、当事者が最後まで「ES細胞はあります」と言い続けるところも。



提報者2



ノーベル賞にかける韓国のプレッシャー


ただし、事件の背景として、日本と韓国では大きく違う点がある。

韓国では、これまでノーベル賞を受賞した人が1人しかいない。

それも、ノーベル平和賞を受賞した金大統領のみ。

隣の日本では何人も受賞しているにも関わらず。

だから、「ノーベル賞を受賞する可能性がある研究や科学者」に対する国からのプレッシャーはハンパない

この映画の中でも、捏造をスクープしたテレビ局に対し、大統領府から圧力がかかるシーンがある。

今さら、「ES細胞はなかった」なんてことになったら、韓国の国民の希望がなくなると言っても過言ではないからだ。

日本のように、それなりに自由な環境で研究に没頭できるのとは、ワケが違う。



提報者4



圧力がかかっても、取材をゆるめない報道がすごく爽快!!


それでも、圧力に屈せず、とことん事件を追及し続けるのが、すごく爽快で、思わず「そうだ!そうだ!もっとやれーーー」と叫んでしまった(笑)

その徹底的に追求する精神が、この映画の醍醐味であり、見どころである。

始め大半の国民は国民的な科学者の味方だった。

彼は、韓国の、いや世界の医療界の希望だと信じていた。

しかし、テレビ局側のスタッフの1人が、ネットの掲示板にあまりにも似過ぎている二つの論文を並べて指摘したことで、ネット民に火が付いた。

これは、日本でもSTAP細胞の論文の画像の一部に、稚拙なコピペがあったことから捏造が発覚したのと全く同じ構図だ(笑)

すごいなぁ。科学者は考えることが一緒なんだなぁ。

論文を書いている人たちは、みんなすごく頭がいいのに、なんでそういうところは適当なんだろう…ってすごく不思議になる(笑)

そんなことしたら、絶対ばれるのに

一箇所、ほころびが見つかると、あとは一気に総崩れ。

もう、何を言っても信じてもらえない。

そこまで、STAP細胞事件と一緒だった。



提報者5



出演者は、「殺人の追憶」のパク・ヘイル


捏造事件をとことん取材し続けるプロデューサーを演じるのは、パク・ヘイル

最後までしつこいところが良かった!!(笑)

いつも、その役に身体ごと入り込んじゃうパク・ヘイルが良いんだなぁ。

頭の回転が速く、次から次へと的確な質問が飛ぶインタビューのシーンが特に良かった。



提報者3



揺るぎない信念があるなら証明してほしい


私は、この映画の科学者や日本のSTAP細胞事件について思うけど、本当に科学者で信念があって、自分の信念を信じているなら、研究を続ければいいじゃないかと思う。

もしも、国内で研究をする場所がないのなら、海外に行ってでも研究を続けるべきだと思う。

結局、第三者の前で証明できないなら、何を言っても負け犬の遠吠えにしか聞こえない。

本当に悔しいと思うのなら、ゼロからやり直すべきなんじゃないかなぁ。

そうしないと、何を言い訳しようが、一生、嘘つきのレッテルがはがれることはない。





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ハ・ジョンウ主演の韓国映画「群盗」をWOWOWで観た。

家族を殺された男が義賊に入り、復讐を果たす話。

【満足度】:★★★☆☆

アクションは見事なシーンが多かったんだけど、ちょっと話が回りくどい印象。

もう少しスッキリできたんじゃないかなぁと思うと残念。


「群盗」予告編 動画

(原題:군도(群盗))




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あらすじ


屠畜人のトルムチ(ハ・ジョンウ)は、地元の大富豪チョ・ユン(カン・ドンウォン)の手下に母と妹を殺されて以来、チョ・ユンへの復讐を思って生きていた。

そんな時、トルムチは悪政を正すべく活動する義賊団チュソルに助けられる。

そして、それまで家畜をさばいていた包丁を武器に変え、チョ・ユンへの復讐を果たすべく鍛錬を始める。

群盗


感想(ネタバレあり) ロビン・フッドのような話だな


分かりやすく言えば、ロビンフッドだね。

弱い者たちから金を巻き上げる富豪たちをこらしめる義賊集団。

それだけの話なんだけど、似たようなシーンが続いて、回りくどい感じがした。

全部で137分もあるんだよ。

もっとスッキリできたんじゃないかなぁと思う。

一番の観どころは、「美しすぎる悪役の富豪チョ・ユン vs 復讐に燃えるトルムチの一騎打ち」なので、この二人の人生にフォーカスをあてて、描いてくれたら良かったんだけど、そこへ行くまでにいろいろありすぎて、ちょっと飽きてしまった (^^;

群盗5

竹林の中で光る肉切り包丁


そんな中でも、美しくて印象的なシーンがいくつかあった。

例えば、トルムチが竹林の中で訓練するシーン。

手に持っているのは、肉切り包丁。

竹に体を縛りつけたトルムチが、包丁を手に次から次へと竹を切っていく。

弓型に美しくしなった竹の下で、人を切る訓練をするトルムチというアンバランスさが、とても印象的だった。

竹林の中のアクションシーンといったら、「グリーン・デスティニー」を思い出すけど、あれとはまた違った美しさがこのシーンにはあったなぁ。

群盗2

出演者は韓国を代表するスター二人


その主役のトルムチを演じるのは、ハ・ジョンウ。

「チェイサー」の残虐性とはまた違った、殺人マシーンとなったハ・ジョンウ。

20歳っていう年齢設定は、「さすがにないだろうーー」と思ったけど(笑)

何を考えているのか分からない不気味さが、この人の魅力なんだなぁ。

他の出演作には、「トンネル 闇に鎖(とざ)された男」「テロ,ライブ」「ラブ・フィクション」など

群盗7



そして、トルムチが復讐心を燃やす富豪のチョ・ユンには、カン・ドンウォン。

カン・ドンウォンって、こういう冷たい感じの役がよく似合うよね。

美形だからかな?

刀のアクションシーンもすごく綺麗に決まっていたと思う。

どうも、本格的な悪役は、これが初めてらしいけど、良いんじゃないかな。

悪役、いけると思う。

他の出演作には、「義兄弟」、「私たちの幸せな時間」など

群盗4



貧しい人を食い物にしている富豪を倒す義賊っていう設定は嫌いではないので、キャスティングとアクションシーンを半分にへらして、ちょっと余計な部分をそぎ落としたスッキリバージョンで観たいな。

カン・ドンウォンの時代劇も良かったので、これからもどんどんやって欲しい。


群盗6





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ブログネタ
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ハ・ジョンウ主演の韓国映画「テロ,ライブ」をWOWOWで観た。

テロリストからの犯行声明を電話で受け、それを生放送することになってしまった落ちぶれたアナウンサーの話

すごく面白かった~。最初から最後までハラハラドキドキしながら観たよ~


「テロ,ライブ」予告編 動画
(原題:The Terror Live



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あらすじ


元テレビ局の人気アナウンサーのユン・ヨンファ(ハ・ジョンウ)は、番組を降板させられ、妻とも離婚し、現在はラジオでリスナーと電話で討論をする番組を担当している

ある日、ヨンファが担当する番組へ一本の電話がかかってくる

建設作業員だと名乗る男は、「今、爆弾を仕込んだから、話を聞かないと爆破してやる!」と言う

ただのイタズラ電話だと思っていたヨンファが、「やれるものならやってみろ!」といった瞬間、そのラジオ局のすぐ近くにある麻浦(マポ)大橋が爆発して崩れていった・・・

その瞬間、電話が犯人からのものだと分かったヨンファだったが、これを千載一遇のチャンスと考え、この電話を独占放送し、犯人を説得して自主させれば、テレビ局のアナウンサーへと戻れるのではと画策するのだが・・・

テロ,ライブ

感想(ネタバレあり) 面白かったのは、恐怖感、緊迫感、閉塞感の三つどもえ!!

この映画、とにかく面白かった。すんごく面白かったわ。

犯人がヨンファのイヤホンに爆弾を仕込んでいて、いつ爆発するか分からない恐怖感。

犯人と話していて急に相手がキレだして、何をしだすか分からないっていう緊迫感。

ラジオブースのみで話が展開するという、閉所恐怖症的な閉塞感

この三つが重なって、絡み合って、ハラハラドキドキの二時間

テロ,ライブ2

恐るべしは、テロリストよりも、ハ・ジョンウの演技力!!


もう、その恐怖感とか、緊迫感とかが生々しく観客に伝わってくるのは、ひとえに主役のヨンファを演じたハ・ジョンウの演技力のなせる業なんだよね。

そのせいか、私の目はヨンファの表情に釘付けで、「ハ・ジョンウがすげー!」と思わずうなっちゃうシーンがいくつかあるんだけど、中でも一番好きなシーンは、警察庁長官が殺されてしまうシーン。

ヨンファの右側に長官がいて、長官はヨンファの目の前で爆死。

ヨンファは、次は自分が殺される!と、パニクってしまった直後、顔は返り血を浴びて血だらけになっているのに、何を思ったか、机にお茶を流して、机の上を拭き始めたの。何も考えていない無表情な顔で。

それは、確実に、「顔には返り血があった方がテレビ的に美味しい」と、元人気アナウンサーが悟った判断であり、かと言って何が起きたのか、冷静に判断できず、ひたすら手を動かした結果が、お茶でテーブル拭きなんだよね。

そして、周りが長官を運び出している間も、淡々と次の段取りをぼんやり考え始めているワケ。

それが、いかにも生まれた時からアナウンサーやってます的な人の行動だっていうのが、よく分かるシーンで、すごく印象に残っている

テロ,ライブ3


ハ・ジョンウは、本当に演技がうまいよね

その、ハ・ジョンウは、韓国では演技派として知られている俳優さんで、私は「チェイサー」でハ・ジョンウが怖い連続殺人犯を演じてから注目している俳優さん


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他にも、「トンネル 闇に鎖(とざ)された男」「お嬢さん」「国家代表!?」「ラブ・フィクション」などなど出演作多数

今回の、この「テロ,ライブ」観て、やっぱり、ハ・ジョンウいいなぁって思ったねぇ~

この映画「テロ,ライブ」の監督は、この映画でメジャー映画デビューのキム・ビョンウ。

現在35歳。今後が楽しみな監督さんの誕生だね~

テロ,ライブ4


他にも好きなシーンがあって、最後に無になって、何もかも捨ててしまった表情とか、いろいろ語りたいところがある映画だけれど

ぜひ、たくさんの人に見てもらって、韓国映画も面白いなと思ってもらえるといいなぁ



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