とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:ウィル・ポールター



人気シリーズ第3弾にして、最終章「メイズ・ランナー 最後の迷宮」を試写会で観た。

治療不可能な病気が蔓延する未来。彼らは奪われた仲間を救うため、再び迷路へと向かう。



満足度 評価】:★★★★☆

一作目が迷路、二作目がゾンビときて、迷走するかと思いきや、本作は迫力満点のアクション映画で楽しかった!!

そのうえ、ホロっとさせる胸熱の友情物語に彼らの歴史を感じ「友情っていいなぁ~」って思った!!


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想
  6. 関連記事


「メイズ・ランナー 最後の迷宮」予告編 動画

(原題:Maze Runner: The Death Cure)



更新履歴・公開、販売情報

・2018年7月3日 映画館で観た感想を掲載。

・2019年2月23日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。



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原作本:「メイズ・ランナー3:最期の迷宮」

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キャスト&スタッフ


出演者



〇トーマス・ブロディ=サングスター

〇ナタリー・エマニュエル



〇ウォルトン・ゴギンズ





〇デクスター・ダーデン

〇ジェイコブ・ロフランド

〇キャサリン・マクナマラ

〇ロサ・サラザール


監督




2018年製作 アメリカ映画



映画「メイズランナー:最期の迷宮」




あらすじ


WCKDに捕らわれたミンホ(キー・ホン・リー)を奪還するために、再び迷路のある都市へと向かうトーマス(ディラン・オブライエン)とニュート(トーマス・ブロディ=サングスター)。

そのWCKDでは、人間をゾンビ化するウィルスの抗体を作るため、テレサ(カヤ・スコデラーリオ)がミンホを実験台にしようとしていた。

そのうえ、都市ではレジスタンスが勢力を増し、ミンホとトーマスの行く手を阻もうとしていた…。



映画「メイズランナー:最期の迷宮」



感想


この映画の感想は、私が「ぴあ映画生活」に掲載したものをご紹介します。


メイズ・ランナー:最期の迷宮 (2018)


★★★★ [80点]「最終章は胸熱な友情物語!」

人気シリーズ 第3弾にして最終章!

面白かったなぁ~

迫力あるアクション満載の友情物語だった!



ちなみに、前作までを観ていないと全く理解できない作品なので、もしも観ていない方は、前2作を観てから、第3作目を見てください。



私は第1作目の迷路が大好きで「うわー、私、これ好きだなぁ」と思ったんだけど、

第2作目で「えー結局、ゾンビなのー??」と思い(笑)

若干、ガッカリしつつ迎えた第3弾!!



主演のディラン・オブライエンがこの映画の撮影中に大ケガをしてしまい、撮影を一時中断していたというニュースも不安要素の一つだった。

しかし、そんな不安要素を吹き飛ばすアクションもりもりの映画になって帰ってきた!

あまりにもアクションが派手すぎて、ディランがケガしてしまうのも納得!



第2作で、私をガッカリさせたゾンビも少なめになっていたし、何より、これは彼らの友情物語になっていたのが良かった

号泣とまではいかないけれど、ちょっとホロッとさせる胸熱な作品になっていた

我ながら単純だなぁと思うけど、「友情って良いなぁ」と思った。



細かい部分で、思わずツッコミ入れたくなっちゃうところもあるけれど、終わり良ければ全て良し!なんじゃないかな。


Posted by pharmacy_toe on 2018/06/06 with ぴあ映画生活





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キャスリン・ビグロー監督の映画「デトロイト」を試写会で観た。

1967年にアメリカで起きたデトロイト暴動の実話を映画化。



満足度 評価】:★★★★★

衝撃だった。

1967年にアメリカのデトロイトで起きた暴動の実話。

そこで行われたのは白人警官による黒人たちへの不当な拷問だった。

しかし、私たちはそこから目を背けずに、「この事実」があったことを知るべきなのだと思った。



以下の感想の中にはネタバレを含みます。映画をご覧になってからお読みください。

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


「デトロイト」予告編 動画

(原題:Detroit)




更新履歴・公開、販売情報

・2018年1月13日 試写会で観た感想を掲載。

・2019年1月6日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。


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キャスト&スタッフ


出演者

ジョン・ボイエガ
…(「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」など)

ウィル・ポールター
…(「メイズ・ランナー 最期の迷宮」、「レヴェナント:蘇りし者」、「メイズ・ランナー」、「なんちゃって家族」など)

ジャック・レイナー
…(「フリー・ファイヤー」、「シング・ストリート 未来へのうた」、「人生、サイコー!」、「リチャードの秘密」など)

〇ベン・オトゥール

〇オースティン・エベール


〇アンジー・スミス

アンソニー・マッキー
…(「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「トリプル9 裏切りのコード」、「アントマン」、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」、「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、「フィフス・エステート/世界から狙われた男」、「崖っぷちの男」、「アジャストメント」、「イーグル・アイ」など)



監督

〇キャスリン・ビグロー


2017年製作 アメリカ映画



映画「デトロイト」

あらすじ


1967年のアメリカ デトロイトでは、法律的には黒人に対する差別が撤回されたが、黒人用の居住区があるなど、生活レベルでの差別はまだまだ続いていた。

そんな中、ある黒人居住区のナイトクラブで「酒類販売許可」を所有しないまま販売していた店の摘発があり、そこでパーティをしていた多くの黒人たちが警察に移送されるという事態が発生する。

本来ならば裏口の人目のつかないところで行われるはずが、そのビルは裏口が開かなかったため、大通りの人目がつくところで行われ、それを見ていた黒人たちが「これは、白人よる黒人差別だ!!」として暴動をはじめる。

たちまち、街中は騒乱状態になり、白人警官たちは沈静化を図るが、暴動はますます激しくなる。

そんな中、黒人居住区にあるモーテルで銃声がしたため、警官のクラウス(ウィル・ポールター)や近くで警備員をしているディスミュークス(ジョン・ボイエガ)は、銃声がしたモーテルへと向かう…。



映画「デトロイト」


感想(ネタバレあり)


「ちょっとした悪ふざけ」だったのに…



夏休みに友達と旅行に行ったら、泊まっていたホテルに警察官たちが押し寄せてきて、

「お前は今、銃を撃っただろう。今すぐに銃を出せ!!」と言われた上に、殴られたり服を破られたりしたら、どんな思いがするだろうか。

そして、もしも、その時一緒にいた友人のうちの一人が「黄色人種だから」という理由で、何も悪いことはしていないのに目の前で殴られて撃たれて殺されたら、どんなに恐ろしいだろうか。



まさか、そんなことは起きないだろうと思うかもしれないが、そんな理不尽なことが実際にアメリカで起きたのである。

それが、この映画で描かれている「デトロイト暴動」である。

彼らはただ、分別のつかない若者らしくモーテルの一室でふざけていただけだった

そして、楽しかったはずの夜が一転、地獄の一夜になってしまった



きっかけは「違法酒類販売の摘発」だった。

刑事が酒類の販売許可のないナイトクラブを摘発し、そこで酒を飲み、パーティをしていた黒人の若者たちが大勢警察へと送り込まれることになった。

その店の周辺で、次々と逮捕される彼らを見ていた黒人たちが「これは、黒人への差別である」として抗議をすると、その中には近隣の店へ火を放つ者もあらわれ、抗議が暴動へと発展していく



しかし、それはただの始まりに過ぎなかった

その暴動が過激化し、町中が騒乱状態へと発展し、警官隊がバリケードを組み、軍隊が沈静化を図るようになり、緊迫感が張り詰め、劇場でコンサートを楽しんでいた人たちは途中で打ち切られ、「すぐに家に帰るように」主催者側が謝罪するという事態になる。



その緊張した状態の中で、黒人居住区にあるモーテルでは、黒人の青年たちが悪ふざけで「レース用のピストル」を外にめがけて数発撃ったところ、その音を聞いただけで、警官たちは「銃撃された」と誤認しモーテルへと押し寄せる

そこで、警官による「銃撃犯探し」の尋問が始まるのである。



映画「デトロイト」ウィル・ポールター


同じ国民同士なのに、まるで戦場のような悲惨さ



この時モーテルで、たとえ空砲であってもピストルを撃った黒人青年に対しては、「なんてバカなことをしたんだろう」と正直思った

その時、外には白人警官だけでなく、米軍や警備員たちも銃を持って構えていて、一触即発の状態にあったからだった

その状態で、ピストルの音が数発鳴り響いたら、実弾を撃ち返されても仕方がないような気がした。

それぐらい、その場は緊張状態にあったからだ。



問題は、その後の尋問だ

ピストルを発砲した音がしたからといって、誰も被害者が出ていないし、銃が見つかっていない中、容疑者を殺していいという理由にはならない

にもかかわらず、「その場から逃げ出そうとした」という理由で、一人撃ち殺している。

その撃ち殺された人こそ、「悪ふざけをした」当人であったため、その後に残された人々は誰も犯人だとして名乗りを上げることができない。



それでも、証拠が出てこないため、警察官たちは「銃を撃ったものは正直に言え」と言い、一人ずつ尋問を始める。

それ以前に、そもそもそこには銃はなかったし、だれも実弾など撃っていないのだ。

そこにいた若者たちは、「銃など誰も持っていないし、誰も撃っていない」と主張するが、警官たちはその主張を信じようとせず、尋問を続け、時には殴り、そしてまた一人殺される…。



この映画の大半を占めるのは、この尋問の場面であり、これが本当に恐ろしくて、それを観ていた私も体が硬直してしまった。

それは、まるで戦争映画の拷問の場面を観ているようだった



その中で、最も恐ろしいと思ったのは、白人警官たちが黒人たちを「人間として見ていない」ことだった。

差別主義的な白人警官たちは、まるで森にハンティングに行って鹿やウサギでも狩るような雰囲気で、簡単に黒人たちを撃ち殺す

そして「あぁ、死んじゃったよ。しかたない、ナイフで襲われたことにしとくか」という雰囲気で、撃ち殺された青年のそばにナイフを置き、次のターゲットを探しに行く。



恐らく、それはかつてナチスドイツがユダヤ人を平気で殺していたのと似たような感覚なのではと思う。

その人の思想の中に歴然とした「人種差別」があって、差別の対象(この場合は黒人)は「人間ではない」と本気で思い込んでいる

だから、平気で殺せるし、殺した後も平然としていられるのだ。



そして、衝撃なのは、これが事実であるということ。

この時の真相はこれまで隠ぺいされてきたのだが、その当時現場にいた人たちに話を聞いて、この映画が作られていったのだという。

これがフィクションではなく、事実だということは、本当に人間はどこまでも恐ろしくなれるものなんだなと思った。



映画「デトロイト」アンソニー・マッキー


白人の中にも善人はいるし、黒人の中にも悪人はいる



しかし、その中で救いだったのは、この映画がステレオタイプに「白人=悪」、「黒人=善」とは描いていないところだった。

白人警官や軍人たちの中にも良い人たちは確実にいた

モーテルの中からこっそり逃がしてくれた人もいたし、血だらけになって逃げているところを「誰にこんなにひどい目に遭わされたんだ」と言って助けてくれた人もいた。



その一方で、黒人たちのなかにも、ひどい人たちはいた

暴動が始まれば店に火をつけたり、商店のガラスを割って商品を略奪したり、モーテルで空砲を撃ったのも、決して良い行為とは言えない。

彼らは、確かに逮捕されるべき者たちであり、決して良くないことだし、そんな彼らが騒ぎを大きくしていったのは間違えない



しかし、それまで日常的に行われていた人種差別が、黒人の若者たちをそんな状況に追い込んでいたのも事実



白人も黒人も、その状況で「良い行い」をするか、「悪い行い」をするかは、本人次第なのだ。

この映画の素晴らしいところは、あくまでも、その一人一人の行動を人間として描いているところであり、「白人 VS 黒人」の図式を助長してはいないところだった。



ウィル・ポールターが演じた警官クラウスは、明らかに差別主義者の凶悪な殺人犯であるが、全ての白人が彼のように差別主義者だったわけではない。

それとは対照的に、ジョン・ボイエガ演じる警備員のディスミュークスは、白人たちに友好的で穏やかな人間だけれども、黒人たちがみな、彼のように友好的なわけではない。

むしろ、彼は黒人たちからも「アンクル・トム」(白人寄りの黒人だということのたとえ)と呼ばれてからかわれるような立場だった。



また、警察がクラウスに対して「黒人たちをなんとかしろ」と言っていたわけでもない。

むしろ、クラウスの上司は無実の黒人を背中から撃つような彼に対して、日頃から手を焼いていて、処分を考えていたぐらいだった。



つまり、この映画はあくまでも「個人の倫理観」に問いかける作品になっていたのが良かったと思った。

これは戦争ではなく、国内で起きた暴動の問題なのだ。

どんなに差別主義者がたくさんいる地域であっても、正しい倫理観や、人としての良心を持った人は必ずいる

随所でそう思えることが救いだった



映画「デトロイト」ジョン・ボイエガ


「差別を受ける側」の人間として知っておくべきこと



そして、その「地獄の尋問」から数か月後、このモーテルでの件が裁判にかけられる。

あぁ、これで助かった…と思ってはいけない

衝撃はまだまだ続くのだ。

なんと、モーテルで若者たちを殺した警官は「無罪」になってしまう。



なぜ、こんなにも世の中は理不尽なのか

それは、裁判所が「アメリカには『正義がない』」と宣言した瞬間だった。

そして、その後もアメリカでは人種問題が続いている。



周りを海に囲まれた日本で暮らしていると、日本人がマジョリティ(多数派)であり、海外で暮らさない限り差別を受けることもない。

だからこそ、この映画を観るべきだと思った。

この映画を観れば、これまでアメリカでは黒人たちがどんな仕打ちを受けてきたのかが分かる



そして、現在もニュース見れば白人警官によって殴られている黒人たちの映像が流れている。

あの時、裁判所が「無罪」を言い渡した結果、不当な仕打ちを受けた黒人たちの名誉は回復せず、警官たちに対する不信感は消えないまま、50年の月日が流れてしまった。

そして、差別は今も続いているのだ。



そんな彼らを見れば、「人種差別の問題に対して、ちょっと鈍感になっている」日本人だって、「アメリカで何が起きているのか」を理解することができるだろう。

そして、いまだに白人警官におびえて生活している黒人たちがいることを知るはずだ。

そういう境遇にいる人を一人でも減らすために、私たちは映画を通じて「人権の大切さ」を知るのである



もしも、日本人がアメリカで暮らせば、いまだに地域によっては「イエロージャップ」と言われて「差別を受ける側」の立場になる。

そうなれば、この映画のように不当な尋問を受けることだってあるかもしれない。

だからこそ、もっとたくさんの人に「人権」について理解してもらうことが必要だし、海外で暮らす機会がなかったとしても、彼らが経験した理不尽な拷問の実態を知っておくべきである。



そのうえで、アメリカで暮らす黒人たちの今があるのである。

「人種差別」は、決して他人事ではない。

私たちも「差別される側」の人間なのだから。




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レオナルド・ディカプリオがアカデミー賞で主演男優賞を受賞した「レヴェナント:蘇りし者」を観た。

息子を殺され、凍土に放置された男が、復讐のために立ち上がる話。

満足度 評価】:★★★★☆

凄まじい人生だったーーー。

しかし、私にはその凄まじい人生に衝撃を受けるよりも、自然と共に生きている姿に共感した映画だった。

「レヴェナント:蘇りし者」予告編 動画

(原題:THE REVENANT)





原案「レヴェナント 蘇えりし者 」

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坂本龍一も参加 オリジナル・サウンドトラック盤「The Revenant(蘇えりし者)」

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あらすじ


アメリカの西部。

仲間たちと狩りに行った最中、熊に襲われ瀕死の重傷を負ったヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)は、凍土が広がる荒野に息子のホークと、フィッツジェラルド(トム・ハーディ)、ブリジャー(ウィル・ポールター)と共に置き去りにされてしまう。

さらに、グラスの先が長くないと思ったフィッツジェラルドは、ホークを殺し、グラスを生き埋めにし、ブリジャーと共に仲間の元へと帰っていく。

しかし、奇跡的に一命をとりとめたグラスは、凍土をさまよいながら、フィッツジェラルドへの復讐のために彼の元へと向かう…。

レヴェナント2

感想(ネタバレあり) 蘇りし者、グラスの凄まじい人生


この話、本当にあった話だと言われている。

言われているというのは、アメリカでは、古くから口承伝承で伝えられてきた物語だそうで。

これ、本当だったら、相当に凄まじいぜーーー。このグラスの人生!!

クマに襲われ、瀕死の重体になり、ネイティブアメリカンとのハーフの息子は殺され、復讐のために地の底から這いあがる。

そこで、彼の人生は終わらない。

崖から谷底に落ちても大した怪我もなく生きていて、寒さに耐えきれず馬の内臓を切り出して、その体の中で暖を取る。

すごいよねぇぇぇぇ。そのサバイバル魂。

生き抜くためならなんでもするんだから。


レヴェナント:蘇りし者6


「自然に生かされる男」グラスに共感


しかし、私が、この映画を観ながら共感を受けたのは、そのグラスの凄まじいサバイバル魂ではない。

彼は「自然に生かされている」と感じたこと。

木々が会話をし、川が彼を移動させながら、「この男を生かそうかどうしようか」と相談しているように、私には見えた。

なぜなら、グラスがクマに襲われた時も、馬の体で暖を取った時も、木々はそこにいて、しっかりとグラスを見守り、結局、彼を生かしている。

日本で言う、神羅万象、全ての自然現象には神がいるという「八百万の神」を、そこに感じて、そこにすごく共感した。

また、坂本龍一が、深い森とその中に血液のように流れる川に音楽をつけているんだけど、これが、まさに神々しい音楽で、ますます、自然=神度がアップしている。

人は、自然に見つめられ、生かされている。

何があっても生きているのは、人、それぞれに理由があるんだ。

私は、そう思った。

レヴェナント:蘇りし者5

森羅万象の神は彼に味方する


それは、ラストのフィッツジェラルドと、グラスの死闘にも感じられた。

グラスと共に、フィッツジェラルドの捜索に向かったヘンリー隊長(ドーナル・グリーソン)だったが、フィッツジェラルドに待ち伏せされてしまう。

殺された隊長を見つけたグラスの怒りを表すかのように、山は壮大な雪崩を起こす。
(この雪崩は偶然だったのか?それとも雪崩を起こしたのか…。そこもまた自然の不思議なところ)

さらに、フィッツジェラルドを追い詰め、最後の一撃を加えた後、彼は、川へフィッツジェラルドを流す。

その時、グラスは「自然にゆだねよう」という言葉を吐く。

そして、川は、フィッツジェラルドを彼の敵の元へと流していく。

やっぱり、グラスは自然と共に生き、命を自然に任せているんだなと思った瞬間だった。

最後、森は彼の前に愛する妻を表す。

彼は、そのまま、妻の元へと行ってしまうのか…。それとも、新しい人生が待っているのか…。

私は、新しい人生が待っていると思ったんだけどなぁ…。


レヴェナント:蘇りし者4

出演者は、レオナルド・ディカプリオ、トム・ハーディ、監督はアレハンドロ・G・イニャリトゥ


主演のグラスを演じるのは、レオナルド・ディカプリオ

この映画の演技で、アカデミー賞主演男優賞を受賞している。

以前から、環境保護をライフワークにしていることで知られたディカプリオにとって、この「森と共に生きる男グラス」は演じるべき男だったんだろうなぁ。

まさに、森が彼を呼んでいるように思えた。

さらに、その演技でオスカーを取れたのも、まさに運命だったように思う。

他の出演作には「インセプション」、「ワールド・オブ・ライズ」、「華麗なるギャッツビー」、「ジャンゴ 繋がれざる者」など

レヴェナント:蘇りし者3



グラスの復讐の相手フィッツジェラルドを演じたのは、トム・ハーディ

トム・ハーディは、こういう野性味溢れる役がピッタリだよね。

次回作で「X-MEN」のウルヴァリン役を卒業するヒュー・ジャックマンは、「次のウルヴァリンは誰が良いか?」の質問に、トム・ハーディを指名したと聞いたことがある。

分かるわーー。

すごいウルヴァリンっぽいよね。

他の出演作には、「ダンケルク」、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」、「ウォーリアー」、「裏切りのサーカス」、「インセプション」、「ロンドン・ロード ある殺人に関する証言」など

レヴェナント:蘇りし者


監督は、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ

最近、この人が撮った作品は、必ずと言っていい程アカデミー賞の作品賞候補になっている。

どのテーマに対しても、キチンとした世界観を持っているのが、この人の素晴らしいところ。

さまざまなテーマにそれぞれの世界観を持ち、画面の隅から隅まで、その世界観をぶらせることなく映像化できる人はなかなかいない。

だからこその評価だと思うけど、その映画に出ている人たちは、彼の世界観を理解するのがさぞかし大変なんだろうなぁと思う。

しかし、それをしっかりと表現したからこその、ディカプリオ主演男優賞なのだと思う。

他の監督作には、「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」、「バベル」、「21g」など

レヴェナント:蘇りし者2

「移民の国」アメリカの原点がここにある


「移民は国へ帰れ」だの、「イスラム教信者はこの国から出ていけ」と言って人気が出ているアメリカの大統領候補がいる。

911以降、彼が出現する前から、アメリカは保守化が進み移民が住みづらくなっている。

でも、この映画を見ると、「そもそも、この国はネイティブアメリカンのものじゃないか」「だったら、ネイティブアメリカンに国を返せ」と言いたくなってしまう。

そんな中、グラスはネイティブアメリカンの妻を持ち、彼らと共に生活していた。

しかし、そのために、フィッツジェラルドのような偏見男から、酷いことを言われ、息子には「透明人間になれ」と言い聞かせて生活している。

本当は彼らの土地なのに、白人たちから猿と言われ、住みづらくなっているという矛盾。

これは、メキシコ出身の移民でありながら、アメリカで映画監督をするイニャリトゥのアメリカへの思いが反映されているでは…と思った。

そもそもが移民で構成された国のはずで、「誰もが夢を叶える国」だったのに。

世界中の人が、成功を夢見て行く国で移民が夢を叶えることは、もうないんだろうか…。



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原案「レヴェナント 蘇えりし者 」

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ブログネタ
今日観た映画 に参加中!
ジェニファー・アニストン、ジェイソン・サダイキス主演のコメディ映画「なんちゃって家族」をWOWOWで観た。

近所のチンピラにドラッグと売上げを奪われた売人が、そのミスをチャラにするために、メキシコから家族旅行を装って麻薬を密輸しちゃう話。

バカな映画だったなぁ~。

もちろん、「麻薬を密輸してはいけない」という前提での大人向けコメディ。

だからなのかな、R-15指定の作品。

アメリカでは大ヒットしたらしい。

「なんちゃって家族」予告編 動画

(原題:WE'RE THE MILLERS )



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キャスト&スタッフ


出演者


〇ジェイソン・サダイキス

〇エマ・ロバーツ


監督

ローソン・マーシャル・サーバー
…(「スカイスクレイパー」など)


2013年製作 アメリカ映画




あらすじ


売人のデヴィッド(ジェイソン・サダイキス)は、同じアパートに住む少年ケニー(ウィル・ポールター)が近所のチンピラに絡まれているのを助けたために、持っていたドラッグと売上げ金を奪われてしまう。

ボスに、「メキシコからドラッグを少量運んで来れば、全部チャラにした上に、10万ドルの報酬をやる」と言われ、メキシコへ行くことに。

そこで、デヴィッドは、一人で行くよりも家族旅行のフリをして行けば、怪しまれない!と思い、同じアパートの住人でストリッパーのローズ(ジェニファー・アニストン)に声をかけるのだが・・・。


なんちゃって家族



感想(ネタバレあり)


こいつらバカだなぁ~って言いながら、ストレス発散!


恐ろしくポジティブな映画だったな(笑)

偽装家族のはずが、実の家族よりも絆の強くなってしまった4人の男女についてのコメディ。

メキシコの麻薬の元締めにティーンエイジャー連れて行っちゃうし、平気な顔して帰って来れちゃうし、明らかにメキシコ人バカにしてるし、とにかく、みんな下品。

まぁ、最初から最後まで、ひたすら笑ってたなぁ~

しかしながら、この映画の特徴と言えば、そんなひたすら笑う以外に特になく、深く掘り下げるようなところもない。

だから、ストレスが溜まっている時とかに、この映画を観て、「こいつらバカだなぁ~」って言いながら笑っていただくのが、一番正しい見方かなと思う。

なんちゃって家族2



「フレンズ」のジェニファー・アニストンと、「メイズ・ランナー」のウィル・ポールター


いや~、しかし、最初見始めた時に、ジェニファー・アニストンがストリッパー役だって知って、ちょっとビックリしたんだよねぇ。

「大丈夫か??」って

でも、意外と(失礼!)体が締まってて、ちゃんと踊るんだってことに、ちょっと安心。

それも、すぐに良妻賢母の役を演じなきゃいけなくなって、すぐに、いつものジェニファー・アニストンに戻ったから、納得。

それにしても、やっぱり、ジェニファー・アニストンには、コメディがよく似合うよね。

シリアスな役よりも、コメディの方がやっぱり似合うと、この映画観て、マスマス思った。

エンドロール前のNG集で、フレンズのテーマソング流れた時に大爆笑だったわ!

やっぱり、ジェニファー・アニストンは、未だにレイチェルなんだなぁ~。かわいそうだけど。

なんちゃって家族3



それと、もう一人。

少年ケニーを演じたウィル・ポールター。どっかで観たことあるなぁ~って思いながら、結局、最後まで思い出せず・・・。

その答えは「メイズ・ランナー」だった。

答えが分かった時、出てたよ~。いた、いた~って叫んじゃったよ(笑)

メイズ・ランナー」の時よりも、今回の方が可愛かったな。

だし、ケニー、めちゃくちゃ面白かったよ(笑)

すげー良い味出してた。


なんちゃって家族4



勝利の歌はTLCのWaterfalls


この映画、最後はどうやって締めるんだろうなぁ~って思いながら、見てたんだけど、なるほど!司法取引っつーもんがあるんだね!

見事にめでたしめでたし、ホントに家族になって暮らし始めちゃったし(笑)

たまに、頭の中がうじゃうじゃうじゃうじゃ~って(← なかなか分かりづらい(笑))こんがらがってしまった時には、こんな映画を観て、頭ん中を空っぽにするのがいいと思う~。

それで、TLCの Waterfalls 聴くの(笑)

いや、本当は私もデヴィッドと一緒で、この曲聞いたらしんみりしちゃって嫌だって思ってたんだけどね(笑)

世代か?(笑)

最近の子は、この曲COOLとか言うんだ~。へぇ~って思った。

ご存じない方は、こちらから ↓ TLC の Waterfalls






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ディラン・オブライエン主演の映画「メイズ・ランナー」を観た。

なぞの迷路に集められた少年たち。彼らはなぜそこに集められ、どのようにそこから逃げるのか…。

謎が謎を呼ぶアクション映画。

満足度 評価】:★★★★☆

面白かったわーーーー。最初から、最後までドキドキしっぱなし

彼らは、今までの記憶をすべて失われてしまい、出口は、彼らを取り囲む迷路のみ

さて、少年たちは、永遠に迷路のど真ん中で生きていくことを選ぶか、そこから逃げ出すことを選ぶのか・・・


出演ディラン・オブライエンウィル・ポールターカヤ・スコデラーリオパトリシア・クラークソンキー・ホン・リー

監督ウエス・ボール



「メイズ・ランナー」予告編 動画

(原題:The Maze Runner)




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あらすじ


トーマス(ディラン・オブライエン)は、目覚めると地下から上昇する貨物用エレベーターの中にいた。

暗闇の中、自分が何者なのか、なぜそこにいるのか分からない。

エレベーターが止まり、扉が開くとそこは草原の真ん中であり、周りを少年たちが取り囲んでいる。

彼らはトーマスを「新人」と呼んでいるが、何がなんだか分からないトーマスはそこから逃げようと必死に走り出す。

しかし、そこは出口のない巨大迷路のど真ん中だった…。



メイズランナー



感想(ネタバレあり)メイズランナーは全部で3部作??第一弾は「巨大な石の迷路」

謎が謎を呼ぶ----。

3年間かけて、巨大な迷路に集められた少年たち。

彼らは、名前以外の過去の記憶を消されそこへ集められた。

四方を迷路に囲まれているため、そこから出るには巨大な石の迷路をから逃げ出すしかない…。

まず、この設定がすごく面白い。

なぜ迷路なのか、なぜそこにいるの全ての理由が分からない。

さらには、一つ謎が解けると、次にまた新しい謎がやってくる。

・なぜか1人だけ送り込まれた女子テレサ

・テレサがなぜ最後の1人なのか

・グリーバーとは一体何なのか

・なぜグリーバーに刺されると狂気になるのか

・この迷路には本当に出口がないのか

・WCKDとは何か

・テレサが知っていたトーマスは一体何者なのか

などなど


メイズ・ランナー

20年前の傑作「CUBE」に通じる面白さ


ということで、物語全体が出口の見つからない迷路のように入り組んでいる。

とはいえ、それをすごくシンプルに単純に描いているから、決して難しいことはない。

とても「単純明快」

この面白さは1997年製作のカナダ映画「CUBE」に通じる面白さだ。

「CUBE」は素数を理解できないと先に進めないというトリックがあったけれど、この「メイズ・ランナー」もまた、迷路に振られた番号の並びが脱出のパスワードとなっている。

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その数字の羅列が意味するものとは。

そこには理由があるのだろうか…

しかし、この映画を最後まで観ても答えは見つから無い…。

謎は、謎のまま次の章へとつながっていく…。

最後の最後になって、「To Be Cotinued」と言う小憎らしさ。

クソーーーっと思いながら、次章を楽しみに待ってしまう自分がいる。


メイズ・ランナー3


出演するのは若くて無名の俳優たちだから、キーマンが誰か分からない!


主役は無名俳優ばかりのこの映画。

普通、この手の「謎ばかり映画」では、大物俳優が出てきた瞬間に、

「あぁこの人がキーマンか。何かやらかすな」

とピンときてしまって、どんでん返しがシラケてしまうことがよくある。

しかし、無名の新人俳優ばかりが出てくる(ギャリー役のウィル・ポールターはその中でも有名人)と、誰がキーパーソンで、誰が何をやらかすのか予測できない。

そこも、この映画の面白さの1つだ。

主役・トーマスを演じたディラン・オブライエンは、若いころのポール・ウォーカーに雰囲気が似ていて

彼の顔をみるたびに、ポール・ウォーカーを思い出す。

このまま、すくすくと伸びて欲しい

そして、もう一人、気になったのは、この映画で、一番の走り手・ミノ役を演じたキー・ホン・リー

韓国の子がこんな大きな役をもらってるっていうのが、同じアジア人として、まず嬉しくて

その走りっぷりと、頼りのなる雰囲気がすごく良かった

ぜひ、他の映画でも活躍して欲しい

メイズ・ランナー4

少年たちの対立に紛争と政治の縮図を見る


さらに、私が面白いなと思ったのは、少年たちの対立構造だ。

「迷路での秩序を守るため」に、役割ごとに細かくグループ別けされ、自分の仕事に集中することでその場の平和を維持している。

ということは、もしも、そこが内紛の絶えない場所であれば、全ての人間に役割を与え、それぞれが与えられた仕事に集中すれば、おぞのずとその場の平和が保たれるということなのか。

そして、その中でも、誰か一人(この映画の場合はトーマス)が、いままでの規律に無かった新しいことをやって、自分たちの自由を得ようとすると、決まって保守的な人間(ギャリー)からストップがかかる。

この「保守的な人間」が、多くの人間を従えているから、話が中々前に進まず厄介なことになる。

これまた、どの国でも観られる足の引っ張り合いであり、もしかして、そのシンプルな対立構造がどのように確立されていくのかを観察したくて、彼らは集められたのかと思ってしまうぐらいの面白さだった。


メイズ・ランナー2


舞台は砂漠へ…


そして、続きは第2章へ。

ラストシーン、砂漠の街へと旅立って行くところで物語は終了する。

そのシーンを観ながら、迷路のど真ん中に取り残されてしまった保守派の少年たちを思った。

彼らはどうするんだろう…(笑)

とはいえ、主人公はトーマス。

次の舞台は砂漠。

どんな話になるのか、ちっとも想像がつかない。

少年たちの人数は減るのか。それとも増えるのか??

どんな展開が待っているのか、とても楽しみ。


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