とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:エディ・マーサン



ジェマ・アータートン主演のイギリ映画「人生はシネマティック!」をヒューマントラストシネマ有楽町で観た。

第二次世界大戦当時にイギリス情報局映画部の脚本チームに採用されたカトリンの奮闘を描く。


満足度 評価】:★★★★☆

素晴らしい映画だったなぁ。

この映画を観て、「映画というのは『辛い現実から私たちを切り離し、素晴らしい夢を見させ、明日からまた頑張ろう』と思わせてくれるためにある」と思った。

なぜ、そう思ったのか。

その理由は、この先の感想へ。

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


「人生はシネマティック!」予告編 動画

(原題:Their Finest)



更新履歴・公開、販売情報

・2017年12月3日 映画館にて鑑賞。

・2019年1月25日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。



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キャスト&スタッフ


出演者

ジェマ・アータートン
…(「ディストピア パンドラの少女」など)

サム・クラフリン
…(「世界一キライなあなたに」など)

ビル・ナイ
…(「パイレーツ・ロック」、「アバウト・タイム~愛おしい時間について~」、「ワルキューレ」、「ショーン・オブ・ザ・デッド」など)

〇ジャック・ヒューストン
…(「高慢と偏見とゾンビ」など)

エディ・マーサン
…(「アトミック・ブロンド」、「ハイヒールを履いた女」、「僕と世界の方程式」、「おみおくりの作法」など)

ジェレミー・アイアンズ
…(「アサシン・クリード」、「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」、「リスボンに誘われて」、「キングダム・オブ・ヘブン」など)



監督

〇ロネ・シェルフィグ

2016年製作 イギリス映画



映画「人生はシネマティック!」




あらすじ


第二次世界大戦当時のイギリス・ロンドン。

情報部映画部では、イギリス国民の戦意高揚のための映画を製作していた。

カトリン(ジェマ・アータートン)は、映画の脚本に女性目線を加えるためにトム・バックリー(サム・クラフリン)をリーダーとする脚本チームの一員として採用される。

そして、映画部では国民を勇気づけるためにダンケルク救出作戦の映画化を考えていて、カトリンはその時ダンケルクで兵士たちを救出したことで新聞に掲載された姉妹の取材へ向かう。

すると、その姉妹はダンケルクに向かったものの途中で船が故障してしまい、現地にはたどり着けなかったという事実が分かる。

しかし、カトリンはその事実を隠し、姉妹が兵士たちを助けたダンケルクの映画の脚本を執筆する。



映画「人生はシネマティック!」サム・クラフリン、ジェマ・アータートン




感想(ネタバレあり)


戦時下の国民を元気にするための映画作り


私たちが映画に求めているものは、人それぞれ

現実に即したリアリティを求めている人もいれば、思いっきり映画とかけ離れた世界を求めている人もいる。

どちらにせよ、映画館という暗闇の中でどっぷりとその世界に浸り、そこから夢や希望を見出す時間を求めている

だから、私たちは映画を観るのだ。



この映画「人生はシネマティック!」の舞台は、第二次世界大戦下のイギリスである。

当時のイギリス当局は「国民の戦意を高揚させ、さらに楽観的な気分になれるもの」を映画に求めていた。

その頃、ロンドンにはたびたびドイツ軍による空襲があり、人々は不安の中で暮らしていたからだった。



そこで、「国民に勇気を与えるため」に情報局映画部の脚本チームが戦意高揚のための脚本作りにとりかかる。

「人々が求める映画」を必死で考えている彼らを観ているうちに、私自身が映画に求めているものは一体何なんだろうか…と考えるようになった。



映画「人生はシネマティック!」サム・クラフリン、ジェマ・アータートン



映画では、夢のない現実よりも、勇気を与えるフィクションを


ジェマ・アータートン演じる主人公のカトリンは、情報局映画部の脚本家チームの一員として採用される。

映画部としては「国民を楽観的にさせる」映画の製作を練っていたが、その中で女性の視点が必要になり、女性の意見を反映させたいと思ったためだった



カトリンが採用された時、映画部が次回作として考えていたのが、「ダンケルクの戦い」だった。

その頃、新聞ではダンケルクに救出に向かった姉妹がいるという記事が掲載されていたため、早速、カトリンがその姉妹に話を聞きに行くことになった。

しかし、実際のところ、姉妹は船の故障でダンケルクにはたどり着けず、彼女たちのそばを通りかかった大型船にに助けられ、その船からあふれそうな兵士たちを乗せて帰ってきたという話だった。



その話を姉妹から聞いたカトリンは、その事実とは異なる「勇気ある姉妹のダンケルク救出劇」を書き上げ、それが映画されることになった。

今年公開されたクリストファー・ノーラン監督の「ダンケルク」を観た人なら分かると思うけれども、「ダンケルク」に女性はほとんど出てこない。

せいぜい、「看護士」のような役だけである。



ダンケルクに女性が現れるなんていうのは、現実的ではなく、ただのフィクションである

カトリンは、事実よりも夢のあるフィクションこそが人々に勇気を与えることができるのではと考えたのである。



実際に「ダンケルク」に女性がいたかどうかは問題ではなく、映画として、その姉妹の存在が人々の希望を与え、戦争の辛さを忘れさせ、少しでも楽観的な気分にさせたのなら、映画として成功なのではないか

そして、私は「観ている人に与える幸福感や希望」こそが、「私たちが映画を楽しんでいる理由」なのではないかと思った



映画「人生はシネマティック!」ジェマ・アータートン



もしも、第二次大戦当時にもっと女性たちが活躍できていたら


この映画では、第二次大戦下の女性たちの理想が描かれる

脚本チームで働くようになって、夫よりも収入が増えてしまったカトリンは、ますます働くことに熱心になるが、夫はそんなカトリンを応援するどころか、カトリンに仕事を辞めさせ、家に閉じ込めておこうとする。



夫は、いつまでもカトリンを「世話をしてくれる人だ」と考えているようだった。

カトリンがその夫の「仕事を辞めて家に入れ」という申し出を断ると、夫は浮気をするようになる。



そして、カトリンは、そんな古い考えの夫よりも、彼女のことを本当に理解してくれるトムへ気持ちが揺らいでいく。

いつまでもうだつの上がらない夫を捨てて、才能がある新しい恋に向かっていく、そんなカトリンの「自立した女性」の考え方は、当時のイギリス女性からしたら夢のような理想像である。

それに、同じ情報局にレズビアンの女性がいたりするのも、当時からしたら現実離れしている



ここで描かれているのは、「もしも、第二次大戦当時に女性たちがもっと活躍していたら」という仮定の世界である。

もしも、脚本家に女性が採用されたら戦意高揚映画で女性がヒーローになった映画が製作されただろうし、情報局にはレズビアンであることをカミングアウトしている職員がいただろうし、自分の力で仕事する自立した女性たちが活躍していただろう。



たとえ現実はそうではなかったとしても、これは映画だから私たちが理想とする世界を描き出すことができる

そこが映画の素晴らしさなのである。



実際にフェミニズムが世界的に叫ばれるのは、第二次世界大戦後の話であるが、この頃からフェミニズムが進んでいたら…という架空の物語が描かれているのだ。

そしたら、男性しか出てこない「戦意高揚映画」の中に、女性のヒーローが誕生するような映画も作られたかもしれない。

そんな夢のような話を作ることができるのも、映画だからなのである。



夫との仲がこじれながら、空襲の恐怖を感じつつ、それでも必死になって徹夜して脚本を書き上げていくカトリンの姿は、ダンケルクの姉妹が国民に勇気と希望を与えたように女性たちに夢と希望を与える存在である。



映画「人生はシネマティック!」ジェマ・アータートン、ビル・ナイ



映画を観て「また明日からがんばろう」と思えることの素晴らしさ


しかし、カトリンは手に入れたばかりの幸せが、目の前で崩れ落ちるという辛く悲しい経験をする。

苦労して書き上げた「ダンケルク」が公開されても観に行く気分になれない。



そんなカトリンに、ベテラン俳優のヒリアード(ビル・ナイ)が声をかける。

「本当に素晴らしい映画になっているから、観に行くといいよ」と。

この時のヒリアードの優しさには涙腺が崩壊した!!



ヒリアードに声を掛けられたカトリンは、「ダンケルク」を観に行き、トムとの思い出が詰まった作品に涙を流し、そして、彼女の周りで観ていた観客たちが、彼女が脚本家だと知らず、彼女の書いた脚本に勇気づけられていることを知る。



その時、私がずっと考えていた「なぜ、私は映画を観るのか」への答えが出てきた。

毎日生きていて、辛いことや悲しいことがあっても、映画館で映画を観ている間はその世界の中に没頭し、現実の辛いことを忘れさせてくれる

そして、映画を観終わった後には、頭の中がリセットされて「明日から、またがんばろう」と思える

その「明日からがんばろう」のために、私は毎日、映画を観るんだなと思った。



カトリンが実際に聞いた姉妹の話を脚色して、女性がヒーローの映画を作り、それが多くの観客の心を動かしたように、

「ダンケルク」を描くのも、第二次大戦当時の女性たちを描くのも、大切なことは歴史や事実に忠実なことよりも、観ている人がその映画からどれだけ勇気や希望をを感じとれるかということ

映画の中のセリフを借りると、「観客が人生の1時間半をその映画を観て過ごし、それが価値のある時間だったか」ということ。



確かに、時々、「それってリアリティがない…」と思うことがあるけど、されど映画。

大事なのは、「そこから何を感じるか」なのではないかとしみじみ考えさせられた作品だった。

そして、私は必死になって映画を作っている人たちを観て、本当に映画を好きになって良かったと思ったし、これからも、もっと映画を観ようと思った

だから、映画好きな人には、1人でも多くの人に観て欲しい作品なのである。






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シャーリーズ・セロン主演の映画「アトミック・ブロンド」を試写会で観た。

1989年のドイツのベルリンで、紛失した機密情報を探すため、MI6の女スパイが、男たちを相手に奮闘するアクション映画。


満足度 評価】:★★★★★

とにかくアクションがカッコいいので、アクションを観ているだけで十二分に面白い!!

笑えるシーンも満載で、最後まで楽しく見ることができた。

次から次へと男たちが倒されていくシーンを観ていくと、主人公の女スパイがジェンダー解放の戦士のように見えてくる…!?

日頃から、パワハラやセクハラなど、男性から酷い目に遭っている女性たちに特におススメしたい作品!!



目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想
  6. 関連記事


「アトミック・ブロンド」予告編 動画

(原題:Atomic Blonde)



更新履歴・公開、販売情報

・2017年10月10日 試写会で観た感想を掲載。

・2018年10月6日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

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キャスト&スタッフ


出演者

シャーリーズ・セロン
…(「タリーと私の秘密の時間」(兼 製作)、「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」(声の出演)、「ワイルド・スピード ICE BREAK」、「ダーク・プレイス」、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」、「あの日欲望の大地で」、「裏切り者」など)

ジェームズ・マカヴォイ
…(「ミスター・ガラス」、「スプリット」、「X-MEN:アポカリプス」など)

エディ・マーサン
…(「人生はシネマティック!」、「ハイヒールを履いた女」、「僕と世界の方程式」、「おみおくりの作法」など)

ジョン・グッドマン
…(「キングコング:髑髏島の巨神」、「パトリオット・デイ」、「ミケランジェロ・プロジェクト」、「人生の特等席」、「10 クローバーフィールド・レーン」、「アルゴ」など)


ソフィア・ブテラ
…(「ザ・マミー」、「スター・トレック BEYOND」、「キングスマン」など)

…(ドラマシリーズ「キャッスルロック」など)

ティル・シュヴァイガー
…(「ガーディアン」、「レボリューション6」、「ノッキン・オン・ヘブンズドア」、「イングロリアス・バスターズ」など)




監督

デヴィッド・リーチ
…(「デッドプール2」など)


2017年製作 アメリカ映画



アトミック・ブロンド



あらすじ


1989年、ドイツのベルリンでは、市街地を東西に分ける壁が間もなく崩壊しようとしていた。

しかし、その裏で、東西統一を延期せざるを得なくなる程の機密情報のリストがKGBのスパイの手に渡ってしまう。

それを知ったMI6は、女スパイのロレーン・ブロートン(シャーリーズ・セロン)をベルリンに送り、現地にいるデヴィッド・パーシヴァル(ジェームズ・マカヴォイ)と手を組んでこのリストを奪還せよという任務をくだす。

さらに、このリストの中に書かれている「二重スパイの“サッチェル”を捜索せよ」という任務も含まれていた…。



アトミック・ブロンド2



感想(ネタばれあり)


とにかく、シャーリーズ・セロンのアクションが爽快で快感でカッコイイ!!



スパイがどうの、冷戦がどうの、ベルリンの壁がどうのとあらすじには書いたけど、そんなに細かいストーリーを気にする必要のない娯楽作だった。

その辺が、女版『007』と言われる理由かもしれない。



もう、とにかく、次から次へと迫ってくる男たちをなぎ倒していくロレーン(シャーリーズ・セロン)のアクションを楽しんだら良い!!

マッチョな男たちが次から次へとやられていく爽快感!!

さらには、MI6、CIA、KGBの男たちを手玉に取って翻弄する彼女の小気味よさ!!

私は、最初から最後まで、頭の中で拳を振り回し、「やれ、やれ、やっちまえーーー!!」を頭の中で叫びながら観ていた。



そのロレーンの殺しっぷりといったら、『ジョン・ウィック』のキアヌとまるで一緒。

うわぉ!これは、『ジョン・ウィック』がそのまま男になったような話だな!と思った時、シャーリーズ・セロンが、キアヌと一緒にアクションの練習をしているという記事を思い出した

その記事がこちら
▼ ▼ ▼
(参考)映画.com「シャーリーズ・セロン、キアヌ・リーブスとの殴り合いを告白

それに、監督のデヴィッド・リーチは、『ジョン・ウィック』シリーズの製作者

なるほど、それでジョン・ウィックとロレーンの殺しのスタイルは一緒なんだねってことに納得した。



それにしても、彼女がマッチョな男たちを次から次へとなぎ倒すシーンは爽快だし、快感!!

ぜひ、日頃から、男性に酷い目に遭っている女性たちは、この映画を観て、ストレスを晴らして欲しい



アトミック・ブロンド5



誰の敵でもなく、味方でもない。彼女のスタイルで「悪しきをくじき、正義を守る」 



スパイ映画らしく、誰が味方で、誰が敵なのかが一切分からないという先の見えない展開も面白かった。



いや、実際のところ、男はみんな敵だった(笑)

誰が味方で敵かというよりも、誰にも頼らず、彼女のスタイルで我が道を行く

彼女に向かってくる者は、誰だろうと敵!!

ここがまた、カッコイイ!!



これまでの女スパイにありがちな、色仕掛けで情報を盗み取るなんてせこいことはしない

情報を渡さないなら、力づくで奪ってやる!!

そこが、これまでの女スパイと大きく違うところ。



むしろ、ジェームズ・マカヴォイ演じるスパイの方が、よっぽどせこかった。

西側にも、東側にも良い顔して、自分が一番おいしいところを持って行こうとするセコイやつ。



でも、エディ・マーサンが演じるスパイグラスように命がけのタレこみ屋や、一流の女スパイを目指しているデルフィーヌのような、善良な小市民を命がけで守ろうとする人情の厚い女でもある

そこがまた胸熱なんだなぁ。



でまぁ、結局のところ、誰が味方で、誰が敵なのかは、最後の最後まで分からない

このどんでん返しもまた、この映画の魅力である。

ウォッカにだまされてはいけないのだ(笑)



アトミック・ブロンド3



ベルリンの壁は男女の間に立ちはだかる巨大な壁を象徴する



これは、ベルリンの壁が崩壊する時代を舞台に描かれたアクション映画。

しかし、私はベルリンの壁がジェンダーの間に立ちはだかる巨大な壁のように見えた

この映画にとっての「東ベルリン解放」は、「女性のジェンダーからの解放」を象徴している



当時の東ベルリンの人々は、ソ連の影響下にあり、高い壁に囲まれ、自由な生活を許されず、壁を隔てた向こう側で自由に暮らしている西ベルリンに憧れながら生活していた。

その東ベルリンで暮らしていた人々の窮屈さは、『女』というジェンダーの枠組みのなかで窮屈に暮らしていた女性たちとまるで一緒



私には、ベルリンの壁が崩壊して東側の人たちが解放されたように、ロレーンがジェンダーの壁をぶち破って、女性たちを解放する

ロレーンは、これまでの長い長い戦いを収束させ、ジェンダーの壁を破り、女性たちに「誰にも支配されず、自由に生きる道を切り開いた」戦士なのだ。

もうこれで、男だから、女だからとか気にすることなく、恋愛も人生も所属も国も自由に生きる時代がやってきた



ロレーンは、女性解放の戦士である

ワンダーウーマン」と同じ位置づけだなと思った。

その「ワンダーウーマン」と、この「アトミック・ブロンド」が同じ年に公開されたのは偶然ではないと思う。

アメリカの「ワンダーウーマン」、韓国の「お嬢さん」、そして、この「アトミック・ブロンド」

今年は、映画界で女性たちが解放される年となった。



アトミック・ブロンド4



ここに、ジェンダーから女性たちの解放を宣言する!



つまり、MI6 だの、CIAだの、KGBだのが出てきて、とてもスパイ映画らしいけれども、私には、「もう、この世に男なんていらない!!」と主張するジェンダー解放映画にしか見えなかった

だって、もう次から次へと登場する男性たちの気の毒なこと(笑)

なんで、ハイヒールを履いた女子に殺されているのかしらねぇ。

映画の冒頭では、「これはベルリンの壁が崩壊する映画ではない!」と言っていたし、ってことは、やっぱり女性を解放する映画だってことなんだな!!と確信した。



とはいえ、きっと、この映画を観たら、「シャーリーズのヒールに踏まれたい!」と思う男子も急増するはず!!

それぐらい、この映画の主人公のロレーンは魅力的で魅惑的だった。



そうそう、それに、音楽もカッコイイ!!

80年代ポップスがめちゃくちゃカッコイイので、音楽もお聴き逃しなく。



あーーーー!!

ストレス解消のためにも、公開されたら、もう一回観たい!!

そう思えるぐらいスカッとする娯楽アクション映画。

激烈おススメ中!!



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エイサ・バターフィールド主演のイギリス映画「僕と世界の方程式」を映画館で観た。

数学の天才でありながらコミュ障の少年が、数学オリンピックを通して世界を知る姿を描く。


満足度 評価】;★★★★☆(4.5)

素晴らしい映画だった。

映画の前半部分で、「人と違うこと」は、「かけがえのない存在である」ということっていう話が出てきて、その考え方好きだなぁと思いながら観始めた。

そして、どんなに難しい方程式を使っても、人間が悩まされる感情を表現することができないというこの映画のテーマも気に入って、すごく大好きな映画になった。

「僕と世界の方程式」予告編 動画

(原題:A Brilliant Young Mind (X + Y))




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キャスト&スタッフ


出演者

エイサ・バターフィールド
…(「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」、「エンダーのゲーム」など)

レイフ・スポール
…(「ジュラシック・ワールド/炎の王国」、「もうひとりのシェイクスピア」など)

サリー・ホーキンス
…(「パディントン2」、「シェイプ・オブ・ウォーター」、「パディントン」、「ブルージャスミン」など)

エディ・マーサン
…(「人生はシネマティック!」、「アトミック・ブロンド」、「おみおくりの作法」)

〇ジョー・ヤン

監督

〇モーガン・マシューズ

2014年製作 イギリス映画


僕と世界の方程式


あらすじ


ネイサン(エイサ・バターフィールド)は、幼い頃に自閉症と診断されるが、数字や図形に対し、誰よりも優れた感覚を持っていたため、小学生の頃から、数学教師ハンフリーズ(レイフ・スポール)の元、高校で学ぶ数学の勉強を始めていた。

また同じ頃、「数学オリンピック」の存在を知り、高校生になったらオリンピックに出ることを目標としていた。

そんなネイサンが高校生になった頃、幼い頃からの夢だった数学オリンピックのイギリス選抜メンバーに無事選ばれることに。

そして、選抜メンバーの強化合宿のため、台湾へ行くことになったネイサン。

しかし、コミュ障のネイサンが初めて母親(サリー・ホーキンス)やハンフリーズの元を離れて海外へ行くことになり、不安な旅立ちとなったのだが…。


僕と世界の方程式2


感想(ネタバレあり)


イギリスで実際にあった実話の映画化


イギリスは日本と同じ島国だからかもしれないけど、イギリス映画を観ていると、日本と感覚が似ているなぁと思うことが時々ある。

単一民族で暮らしているからか、「よそ者」に対する視線が少し冷たい感じがするし、いじめが深刻なのも良く似ている。



監督のモーガン・マシューズは、元々TVのドキュメンタリー番組を制作していた人だという。

彼がその頃に制作した長編ドキュメンタリー“Beautiful Young Minds”で、ある自閉症の少年を描き、それを映画化したのが、この作品なんだそう。

ということは、この映画は実話を元に描かれているということでもある。



イギリスで育った少年ネイサンは数学オタクのコミュ障で、イギリスと数字と図形が世界の全てだった。

そんな彼がイギリスという島を出て、広い世界を知っていく姿にとても感動した。



ちょっと日本と似たところのあるイギリスであった実話だからこそ、私たち日本人の琴線に触れる部分がある。

彼の繊細で美しい世界を、是非知って欲しいと思う。



僕と世界の方程式3



自閉症は個性の1つであり、神が与えた特別な才能


まず、私がこの映画の中で感銘を受けたのは、「他人と違うこと」は「かけがえのない存在」だということ

ネイサンが他の人と違うことを心配した両親が、病院に連れて行くと「自閉症スペクトラム」と診断される。



そこで、先生が言ったのが、「ネイサンは他の人とは違いますが、違うからこそかけがえのない存在なのです」という言葉だった。

普通、自分の子供が「自閉症です」と言われたら、両親は落ち込むでしょう。



当然、医師もその後、その子供とどう対応していくべきかを話し合うという、ネガティブな雰囲気を想像したんだけど、そこには、そんな暗い雰囲気はなく、自閉症はよくある個性の1つだというポジティブな雰囲気になっていたことが、とても印象的だった



さらにその後、お父さんがネイサンと一緒に車に乗っている時に、

「ネイサン、お前は特別な存在なんだよ」と言い、「僕たちマグル(人間)には理解できない特別な力を持っているんだよ」と言っていたことが、さらに私を感動させた。



お父さんが遺したその言葉があったからこそ、ネイサンは数学を愛し続け、数学オリンピックを目指すことができたんだと思う。

数学オタクのコミュ障はおかしな奴でも、変人でもない

人と違う特別な才能の持ち主なんだ。

なんて素敵な考え方だと思った。



僕と世界の方程式4



人を好きになることで知る、数式で解けない感情


それまでイギリスという島国で数学しか知らず、コミュ障で友達もいなかったネイサンが初めて数学で表現できない「感情」というものを知る

きっかけは、「数学オリンピック」を通じた人との出会いだ。

そこで出会った中国人の少女チャン・メイを好きになり、「恋」という感情を知る。



このチャン・メイが明るくて良い子で。

ネイサンもチャン・メイも優秀な数学の才能の持ち主だからこそ分かり合えたこと。

2人にしか見えない世界があったこと。



ネイサンは彼女と過ごすことで、楽しい気持ちも、悲しい気持ちも、人とシェアすることで、楽しい思いは倍楽しく、辛い気持ちは癒されるということを知る。

数学のテストが思い通りできなくても、側にいてくれて励ましてくれたチャン・メイ。



そして、彼女を好きだという気持ちに気付くが、と同時に、好きな気持ちは方程式で表現できないため理解することができない

ネイサンは、ようやく、人間の気持ちは方程式で解けないことを知ったのだ

それは、普通の人(マグル(笑))には当たり前のことでも、何でも数字で表現してきたネイサンにとっては、とても大きな発見だった



僕と世界の方程式5



楽しさも辛さもシェアすることで倍増したり半減したりする


ネイサンは、これまでコミュ障で人と感情を分かち合うことができなかった。

それが、「恋」を知り、気持ちをシェアする素晴らしさを知り、初めて世界が広がった



でも、それはネイサンに限らず、大人たちもそうだった。

アル中のハンフリーズ先生は、断酒会のグループセラピーで心を癒され、

ネイサンのお母さんは、ネイサンと理解し合えないもどかしさをハンフリーズ先生とシェアしている。



人は何歳になっても、「感情」というやっかいなものに悩まされ、苦しめられる

それは、数学の方程式では解けないけれども、人とシェアすることで癒される

この映画を観て、辛い時はつらいと言っていいし、楽しい時は楽しいと言っていいんだなと改めて思った

本当に大好きな世界だった。





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シャーロット・ランプリング主演の映画「ハイヒールを履いた女」をWOWOWで観た。

ある殺人事件の鍵を握る謎の女と、彼女に惹かれていく刑事のサスペンスミステリー映画。

劇場未公開の作品をどこよりも早く公開する「WOWOWジャパンプレミア」の一本。


満足度 評価】:★★★★☆

地味な小品ながら面白い映画だった。

サスペンス映画ながら、心を惹かれるのは事件の謎解きではなく、事件の謎を握るある女の悲しみだった。

孤独が引き起こした悲しい出来事を描いた作品。


「ハイヒールを履いた女」予告編 動画(日本語字幕なし)

(原題:I, Anna)




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キャスト&スタッフ


出演者

シャーロット・ランプリング
…(「ともしび」、「レッド・スパロー」、「ベロニカとの記憶」、「さざなみ」、「リスボンに誘われて」、「クリーンスキン 許されざる敵」、「評決」など)

ガブリエル・バーン
…(「へレディタリー 継承」、「マイ・プレシャス・リスト」、「ユージュアル・サスペクツ」など)

エディ・マーサン
…(「人生はシネマティック!」、「アトミック・ブロンド」、「僕と世界の方程式」、「おみおくりの作法」など)

監督

〇バーナビー・サウスコーム

2012年制作 イギリス、ドイツ、フランス合作映画

映画「ハイヒールを履いた女」


あらすじ


ロンドンにあるアパートの一室で中年男性の他殺体が発見される。

バーニー刑事(ガブリエル・バーン)は、その中年男性の同居人が怪しいとみて捜査を進めるが、進展しない。

その一方でバーニーは、殺人現場付近でよく見かける女(シャーロット・ランプリング)のことが気になり始める…。


映画「ハイヒールを履いた女」シャーロット・ランプリング


感想(ネタバレあり)


電話線に求める「誰かとのつがなり」


原題のタイトルは「I, Anna」である。

これはアンナという女性が電話に出る時に第一声に発する言葉「私、アンナです」である。

映画も、まさにそのアンナがある男性に電話をかけているところからスタートする。

日頃、私たちが誰かに電話を掛ける時はどんな時だろうか。

メールよりも電話で話した方が早い時や、緊急の用事がある時など、必要に迫られた電話もある。

その一方で、「声を聞きたい電話」というのがある。

誰かとつながっていたい、その人の声が聴きたいと思う時、私たちは電話を使う。

今でこそ、携帯電話が主流になってしまったけれど、電話線がある家の電話や公衆電話は電話線があるだけで、より強く「誰かとつながっている」という印象がある。

前述した主人公のアンナは、この映画の中で頻繁に電話をかけ続ける。

ここで携帯電話ではなく、あえて公衆電話や家の電話を使ったのは、アンナが電話線を通じて誰かとつながっていたいと思っているからだと思った。

相手は、元夫だったり、娘だったり、新しく知り合った男性だったり…。

なぜ、彼女はそんなに頻繁に、しかも「公衆電話」から電話をかけ続けるのか…。

それは、彼女が孤独だからだ。


映画「ハイヒールを履いた女」シャーロット・ランプリング


「お見合いパーティ」に求める新しい出会い


アンナが電話と同じように頻繁に利用するのが、「独身パーティ」だ。

夫と離婚し、独身のアンナはお見合いパーティに参加し、そばにいてくれる男性を探し続ける。

それもまた、彼女の「誰かとつながりたい」という気持ちの表れだ。

そして、同じ参加者の女性から「男性を悦ばせる方法」を聞き出しては、それを積極的に試してみる。

たとえ、それが自分の気持ちに反した嫌な行為であっても。

私は、アンナが独身パーティに参加している様子を見て、イギリスにも日本と同じような「お見合いパーティ」があるのかとちょっとビックリした。

それに、アンナの見た目は独立した女性であり、仕事もしていて、何不自由なく暮らしているように見える。

そんな彼女ですら、「誰かとつながりたい」と感じ、不快な思いをしてまで男性についていくのか。

それもまた、彼女の孤独がさせる行動だった。


映画「ハイヒールを履いた女」ガブリエル・バーン、シャーロット・ランプリング


「孤独」が導く電話とパーティ


アンナのその「電話」と「独身パーティ」への執着心と奇行から見えてくるのは、彼女が心の奥底に抱える「孤独」だ。

以前は結婚し、娘を一人前に育て、それなりに満足した生活を送っていた。

しかし、ある日、夫から離婚され、心に大きな穴がぽっかりと開いてしまう。

それ以来、アンナはその大きな穴を埋めるように「電話」をし、「独身パーティ」へ足を運ぶ。

また、孤独を抱えた人間は、同じように孤独な人間を引き寄せ、互いの心の穴を埋め合おうとする。

バーニー刑事がアンナに心を惹かれたのは、彼も妻と別居していて、アンナと同じく「孤独」を抱えているからだった。

互いに孤独だからこそ感じ合い、引き寄せ合うものがあったのだと思う。

バーニー刑事がもっと早くアンナに出会えていたら、もしかしたら彼女を幸せにできたのかもしれない。

しかし、そうならないのが、人生であり、運命のような気がする。


映画「ハイヒールを履いた女」ガブリエル・バーン、シャーロット・ランプリング


「孤独」がもたらす悲劇と妄想


「孤独」は人の心を蝕み、破壊する。

アンナは離婚によって自分を見失い、孫を失うという最大の悲劇をもたらしてしまう。

決して意図的ではなく、完全な事故だった。

しかし、それによって、娘もまた彼女から離れていった。

そして、本当の「孤独」がやってくる。

「孤独」は彼女の心を見事に破壊した。

いないはずの娘や孫と一緒に暮らしていると妄想し、「つながり」を求めて離婚した夫に電話をかけ続け、新しい出会いを求めてさまよい続ける。

そして、第二の悲劇が生まれる。

アンナは、自分が殺人者になったと気付いた時、全ての呪縛から解かれて目が覚める。

そして、思うのは「死ぬこと」のみ。

バーニー刑事がアンナの希望になったものの、結局のところ、その後は一生病院暮らしになるのでは…と思った。

「離婚」から始まった小さな心の隙間が、ドンドン大きくなり、次々と不幸を産み出し、やがて全てが破壊される。

ジャンルとしてはサスペンス映画なのかもしれないけれど、事件の謎解きの部分よりも、「孤独」が心を破壊していく過程の方が恐ろしく、悲しい映画だった。





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イギリス、イタリア合作映画「おみおくりの作法」をWOWOWで観た。

一人で寂しく亡くなっていった人たちを葬る仕事をしている公務員、ジョン・メイの仕事への想いを描く。

満足度 評価】:★★★★☆

しみじみと、じわじわと、良い映画だなぁと感じた作品

人にはそれぞれの人生があっても、死ぬときはひとり。

だからといって、死を恐れることはない。最後まで人生を全うすれば良い。そう思える映画だった。

「おみおくりの作法」予告編 動画

(原題:STILL LIFE)




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あらすじ


イギリスのロンドンで働く公務員のジョン・メイ(エディ・マーサン(「人生はシネマティック!」、「アトミック・ブロンド」、「僕と世界の方程式」など))の仕事は、身寄りがなく一人で亡くなった人を葬ること。

その人の家を訪ね、どんな人生を送ってきたのかを推測し、弔辞を書き、葬式をして、墓に埋めるまでが彼の仕事。

しかし、政策により彼の仕事の予算がカットされ、彼は解雇されることになってしまった。

最後の仕事は、ジョンの向いに住んでいたビリー・ストークを葬ること。

そこで、彼はビリーの人生について調べ始めるのだが…。

おみおくりの作法

感想(ネタバレあり) 死ぬときまでに、どんな人生を送っているのか


正直に言えば、私も独身で、あまり親戚付き合いも密にしていないので、もしかしたら私も死ぬときは、こんな風におひとりさまになるのかなと、ぼんやりと考えながら観ていた。

その時に、この映画の主人公、ジョン・メイのように丁寧にお葬式をしてくれる人がいたら、幸せだなぁと思った。

でも、それ以上に大切なのは、それまでにどんな人生を送ったのかっていうこと。

この映画で言えば、ジョンの最後の仕事になったビリー・ストークみたいに、部屋に残っていたのは酒瓶だけっていうのは、なんだか寂しい。

彼は運よく、ジョン・メイの素晴らしいお仕事によって、娘と、元恋人、そして従軍時代の親友が見つかったけど、彼がいなかったら、そのまま無縁仏になっていた人だよね。

おみおくりの作法2

最後の一瞬まで、精一杯生きること


では、部屋に残っているのは酒瓶だけで、見送ってくれる人は誰もいない…。

そんな最後にならないためには、どうしたらいいんだろうか。

すごく、陳腐な言い方だけど、そうなりたくないんだったら、毎日を精一杯生きるしかないんじゃないかなと思う。

例えば、この映画の主人公ジョン・メイ。

彼も妻子がなく、独り身。

でも、最後の最後まで、自分の仕事に誇りを持って、一人寂しく亡くなっていく人のために尽力していた。

「死んだ後のことなんて、誰も気にしないから適当にすれば良い」という上司の言うことを聞かずに。

でも、その彼の思いは決して無駄ではなかったことが、ラストシーンで明らかになる。

ラストシーンで、彼にたくさんの人たちが集まっているのを観て思う。

結局、人生の最後っていうのは、その人がどんな人生を送ってきたのかってことなのかなぁと。


おみおくりの作法3


今という時間を大切に


人生、何が起きるか分からない。

明日死ぬかもしれないし、10年後に死ぬかもしれない。

それなら、今という時間を大切に生きるべきじゃないかな。

そしたらきっと、独身だって、身寄りがなくたって、寂しい最後にはならないんじゃないかな。

そう、前向きに思わせてくれる映画だった。



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