とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:エミリー・ワトソン



シアーシャ・ローナン主演の映画「追想」を映画館で観た。

1962年のイギリスを舞台に、愛し合って結婚しながら、別れることになってしまった一組のカップルの結婚を描く。


満足度 評価】:★★★★☆

新婚夫婦が、若さゆえに衝突し、傷つけあってしまう。

そんなことで、突っぱねないでと思うけど、それこそが若さなのだ。

時間が経つにつれ角がとれていき、互いに意思の疎通を感じた瞬間には涙が出てがあふれてしまった。

心の美しい作品

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『追想』予告編 動画

(原題:On Chesil Beach)



更新履歴・公開、販売情報

・2018年8月14日 映画館にて鑑賞。

・2018年9月10日 感想を掲載。

現在、全国順次公開中。詳しい上映劇場情報につきましては、下記公式サイトをご参照ください。
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「追想」公式サイト



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キャスト&スタッフ


出演者

シアーシャ・ローナン

〇ビリー・ハウル


〇エイドリアン・スカーボロー

〇アンヌ=マリー・ダフ

〇サミュエル・ウェスト

監督

〇ドミニク・クック


2018年製作 イギリス映画



追想



あらすじ

1962年の夏、結婚したばかりのエドワード(ビリー・ハウル)と、フローレンス(シアーシャ・ローナン)は、新婚旅行でリゾート地のチェジルビーチを訪れていた。

そんな二人が迎えた初夜。

嬉しさと喜び、緊張感と不安、さまざまな感情が入り混じり、やがて二人は口論を始めてしまう。

フローレンスの考え方を受け入れられないエドワードは、部屋を飛び出してしまい…。



追想3





感想(ネタばれあり)


とても真面目でピュアゆえに裏目に出てしまうふたり…


時代は1962年のイギリス。

今ほどセックスはカジュアルなものではなく、人々はもっと純粋だった。



結婚したばかりのフローレンスとエドワードは、新婚旅行を過ごすためにリゾート地のチェジルビーチに行くが、結婚初夜から大ゲンカをしてしまう…



若さとは、それだけでとても魅力的である。

しかし、経験が少ない分、不器用でうまく立ち回ることができず、一番大切な人を傷つけてしまうこともある。



フローレンスも、エドワードも、とても真面目でピュアな人たちだ。

そんな真面目なふたりだからこそ、目の前にいる人を失望させたくないと思うし、傷つけてはいけないと思ってしまう



その気持ちばかりが先走り、愛し合う若い夫婦は、思わぬできごとから大ゲンカへと発展してしまう。




追想2



二人の間をこじらせるさまざまな問題


そんな二人の関係をこじらせていたのは、フローレンスの両親だったように思う。



1960年代のイギリスは、国民が貧しさを強いられていた時代だった。

その中で、フローレンスの父はホワイトカラーの成功者で、エドワードの家族を「労働者だ」と言って見下し、フローレンスには異常な愛情を見せる。



その父親の「異常な愛情」に対し、母親は見て見ぬふりをし、そんな両親の存在がフローレンスを苦しめる。

だからこそ、彼女の中では、愛する人と愛のある家庭を築きたいと、人一倍強く思っていたはずだ。



エドワードも、強制的にフローレンスの父の会社に入社させられ、未来の義父から支配されているという立場にあった。

本当なら、エドワードは歴史学者になりたかったのだ。

しかし、庶民的な家庭で育ったエドワードは、フローレンスの家族を失望させない夫にならなければいけないという気負いがあったに違いない。



そんな二人が結婚して迎えた初夜。

夢を希望を抱いていたエドワードと、喜びよりも恐れの方が大きかったフローレンス

そんな二人の感情がぶつかり合って、その場は異常な緊張感が生まれてしまう



その中で、フローレンスは父から受けた過去の辛い思い出がよみがえり、もしも、処女ではないとばれたら、エドワードを失望させるに違いないと思ったはずだ。

なにしろ、時代は1960年代なのだ。

その時、フローレンスが勇気を出して、心の中にある不安と真相を洗いざらい話していたら、話は違っていたかもしれない。



けれど、エドワードは「フローレンスはセックス嫌いだ」と思い込んでしまう。

実際、それは間違いではなく、フローレンスと父との間にあったことが生理的嫌悪感をもたらしていたのは間違いないと思う。



それに、長い間夢見ていた結婚初夜の日に、この当時の若い男性に対して、新婦が「私はセックスできません」と言ったら、怒り心頭になってその場から逃げ出すのも無理はない。



エドワードもフローレンスも、本当に愛し合っていたのだ。

けれど、二人の家柄の違い、フローレンスが育った家庭の問題、1960年代という時代、若すぎるふたりの経験のなさ、それらの問題が純粋で真面目な二人の愛に複雑に絡み合い、引き離してしまったのだ。



追想5



チェジルビーチの小石のように年月を重ねるふたり


私がこの映画を観ていてグッと来たのは、そこから後の年月だった。

エドワードは、あの時どうしても理解できなかったことを、長い年月をかけて理解していく。



二人が別れてから10年程経ったとき、たまたまエドワードはフローレンスに娘がいることを知ってしまう。

そこで、フローレンスはセックス嫌いではなかったのか…という事実にエドワードは衝撃を受ける。



そこからさらに30年時が経ち、エドワードはフローレンスとの約束を果たしに行く。

その時、彼らは目を合わせ、互いに涙を流している姿を見れば、それだけで十分だった。

長い長い年月をかけて、二人は和解したのだ。



この映画の原題にもなっている「チェジルビーチ」は、日本では見られない小石の浜なのだという。

(参考:地球の歩き方の口コミページにその記載があります→「地球の歩き方 口コミ」)



海岸にある無数の小石は、波に洗われ、互いにこすり合い、角が取れて丸くなっていく。



人間も、その小石たちと一緒だ。

お互いにとがっているいる間は、ぶつかり合って離れてしまう

そこから長い年月をかけ、角が取れ、丸くなった時に、ようやくお互いの立場が理解できることもあるのだ。



追想4



すべてが若さゆえ


「若さ」とは、それだけでも十分素晴らしいものである。

けれど、経験が浅いため、相手の言動を理解できず、傷つけてしまう



どちらが悪くて、どちらが正しいとかいう問題ではない。

若い頃は、どうしても理解できないこともあるのだ。

「あの時、一言声をかけておけば」と後から思うのは、それだけ、年月を重ね、大人になったということだ。



フローレンスが、その後、結婚し子供を産んだのは、結婚がうまくいかず「処女でなければならない」というプレッシャーから解放されたのもあるだろうし、相手が、フローレンスをずっとそばで見守って理解していた人だからというのもあっただろう。

現代だったら、なんてことはないささやかな理由かもしれないが、当時のフローレンスにとっては、重大な問題だったからこそ、本を読んでまでスムーズに終わらせようと思っていたのだ。



もしかしたら、エドワードは最後の瞬間まで、そのフローレンスの心にある全てのことを理解してはいないかもしれない。

けれど、あの時、二人は誰よりも愛し合っていたことに違いはない

それを確認するための、ラストシーンだったのだ。

そんな二人を見ていて、私は涙が止まらなかった。



たとえ、その時、理解し合えず衝突してしまっても、焦る必要はない

ゆっくりと時間をかけて、お互いに、少しずつ理解し合えばいいのだ。

それができなかったフローレンスとエドワードには、若さゆえのもどかしさと、切なさと美しさを感じた作品だった。





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クリスチャン・ベール主演の映画「リベリオン」をWOWOWで観た。

第三次世界大戦後、感情を持つことを禁止された世の中を描く。

満足度 評価】:★★★★★

人々は感情を持つことを禁止され、あらゆる色を失ったという、その世界観が面白かったのと、アクションシーンがどれもかっこ良かった。

すごく面白くて、思わず前のめりで観てしまった映画。

出演クリスチャン・ベールショーン・ビーンエミリー・ワトソン、テイ・ディグス、アンガス・マクファーデン、ウィリアム・フィクトナー

監督:カート・ウィマー 2002年製作 アメリカ映画

「リベリオン」予告編 動画

(原題:EQUILIBRIUM)




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あらすじ


第三次世界大戦後、次に戦争が起きた時こそ、人類滅亡の時がやってくると信じた人々は、二度と戦争を起こさないために感情を持つことを禁止された。

毎日決まった時間に薬を打ち、感情が湧き上がることを抑えられていた。

そして、薬を打たず、感情を持った者は、クラリックと呼ばれる処刑人や警察から逮捕またはその場で処刑されていた。

クラリックの中で最も優秀な武術の達人プレストン(クリスチャン・ベール)は、共に働いてきたパートナーのパートリッジ(ショーン・ビーン)が薬を打たず感情を持ったために処刑することに。

しかし、プレストン自身もそれ以来、感情に興味を持ち始め…。

リベリオン


感想(ネタバレあり) 「感情を持つことを禁止する」という世界


面白かったなぁ。非常に面白かった。この映画。

私が特にグイグイ惹かれて観たのは、「感情を持つことを禁止する」という世界観。

そして、感情を持った人を察知して殺してしまうクラリックという職業。

人間が、人間を統率するために、薬を打って感情を抑制してしまうという世の中。

前半部分は、ほとんど色のないモノトーンの世界が広がっている。

これは、この先どうなっていくんだろう…という先の読めない面白さにグイグイ惹かれながら観ていた。

人間は感情がないと統率しやすいというのは分かるけど、でもそれじゃぁ人間は生きていはいけないよね。

リベリオン2

朝日の美しさ、ベートーベンの音楽の素晴らしさ


主人公のプレストンは、最も優秀なクラリック。

感情を持つ人間をすぐに察知し、逮捕し、処刑する。

それこそ、血も涙もない男だった。

それが、パートナーが感情を持ったことから少し感情に興味を持ち始め、ちょうどそのタイミングで薬を落としてなくしてしまったために打つことができず、感情が芽生えてくる。

この血も涙もない男が、感情を持つことの素晴らしさを知っていく過程がまた面白かった。

夜明けの朝日が美しいと思い、ベートーベンの音楽に涙し、子犬の可愛さに命の大切さを知る。

私たちが日常で当たり前のように思っていることが、景色や音楽の素晴らしさ、命の大切さが、どれ程素晴らしいことなのか。

リベリオン3

「喜怒哀楽」が人の心を豊かにする


人の心は「喜怒哀楽」でできている。

喜ぶこともあれば、悲しむこともある、怒ることもあれば、楽しいこともある。

怒りや憎しみの感情は、決して悪いことではない。

人は、怒りや憎しみがあってこそ、愛を知ることもあるし、自分の愚かさを知ることもある。

そして人を愛し、許すことで、そして豊かな人間性が育ち、またそこから素晴らしい芸術の数々が生まれている。

「喜怒哀楽」その全てが、バランスよく揃っていてこそ、人はようやく人間らしくなるのだと思っている。

冷血人間だったプレストンが、感情を知り、悲しみと怒りを感じることで、世界を変えるという意識に芽生える。

その向こうに、楽しみや喜びがあるのだと分かったから。

この映画の原題は「EQUILIBRIUM」であり、平衡とか、心の平静などの意味を表している。

人々を縛りつけ、全ての人間を同じに保つことが平和ではない。

「喜怒哀楽」の感情をバランスよく持つことが、心の豊かさであり平和なのだと思う。

逆に、全てのことに無関心であることが、最も恐ろしいことだと考える。

リベリオン4

世界観の面白さとアクションシーンのかっこ良さ


とにかく、この映画「リベリオン」は、そのあまりお目にかかれない世界観が面白くて、グイグイ引き込まれて見てしまった。

それに加えて、クリスチャン・ベールのアクションシーンのかっこ良さ。

アクション・シーンはどのシーンもかっこ良かった。

本当にクリスチャン・ベールは何でもできるすごい俳優だ。

もう、隅から隅まで面白い映画だった。

いや~、しかし、やっぱり。人間に一番大切なのは「喜怒哀楽」だ。

その思いを再認識した映画だった。

クリスチャン・ベールの他の出演作には「The Promise/君への誓い」など


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エディ・レッドメインがアカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した映画「博士と彼女のセオリー」をWOWOWで観た。

スティーヴン・ホーキング博士が、大学生の頃にALS(筋萎縮性側索硬化症)であり、余命2年と診断されてから、様々な障害を乗り越え世界的に有名な物理学者になるまでを描く。

満足度 評価】:★★★★★

すごく有名な天才というイメージしかなかったホーキング博士が、とても身近に感じられる映画だった。

「生まれた頃から天才」ではなく、「日々を懸命に生きたら天才と言われていた」という描き方にすごく共感した。


「博士と彼女のセオリー」予告編 動画

(原題:THE THEORY OF EVERYTHING)




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あらすじ


ケンブリッジ大学に通うスティーヴン・ホーキング(エディ・レッドメイン)の専攻は物理学。

「宇宙の起源はブラックホールである」という論理を実証する研究をしている。

そんな彼が、同じくケンブリッジ大学に通うジェーン(フェリシティ・ジョーンズ)と恋に落ちる。

二人がデートするようになった頃、スティーヴンは、学内を歩いている時に突然意識を失ってしまう。

病院で様々な検査が行われた結果、診断はALS。

運動ニューロンが侵される病気であり、次第に筋肉が動かなくなり、余命は2年であると診断される。

その診断を聞いたジェーンは、スティーヴンとの結婚を決心する。


博士と彼女のセオリー

感想(ネタバレあり) 物理も数学も宇宙も知らなくていい。彼らの人生の物語


「スティーヴン・ホーキング博士の話かぁ…。理解できるのかなぁ…」

というのが、私がこの映画を観る前の一番の心配だった。

理解できなくて、途中で眠くなっちゃうんじゃないか…なんて、心配をしていた。

しかし、見始めたら、この映画の描く世界にすっかり引き込まれ、開始30分後にはボロボロと泣いていた。

物理学や、宇宙、ブラックホールに関する知識は不要な映画だった。

おかげで、スティーヴン・ホーキングと、その妻、ジェーンの人生に集中して観ることができた。

博士と彼女のセオリー3

ホーキングの「生きる希望」となったジェーン


この映画で描かれるのは、「スティーヴン・ホーキング」という生き方。

21歳でALS(筋萎縮性側索硬化症)で余命2年と診断された時、彼はただの学生であり、世界的に有名な物理学者になるとは誰も思っていなかった。

そんな彼が、その難病をどのように乗り超えたのか。

やはり、この映画を見る限り、一番大きかったのは、奥さんジェーンの存在だったように思う。

彼が「余命2年だ」と言われながら、「人生を共にしたい」と結婚を決意するのは、並大抵の精神力ではないと思う。

彼は、この時は「世界的な天才」ではなく、「余命2年の学生」だったにも関わらずだ。

それでも、強い意志で周りの反対を押し切り、学生結婚をし、スティーヴンの子供を産んだジェーンは、彼に取って、「生きる希望」だったように思う。

博士と彼女のセオリー4

スティーヴンの世界に入り込むことができるジェーンの存在


この時の二人のエピソードで、心に残るのは、ホーキングの理論を聞いた時のジェーンの反応。

ホーキングが、まだ発病する前、有名な数学者の「ブラックホール」についての講演を聞きに行ったホーキング。

その後、自分自身でもブラックホールの成り立ちについて考えた彼は、「全てを飲み込む暗黒であるブラックホール」にも始まりがあり、時間を巻き戻していくと始まりにたどり着くという仮説を立てた。

そして、全ての始まりは、ブラックホールであるという結論にたどり着く。

(「万物の理論(Theory of Everything(この映画の原題))」)

その話をジェーンに説明すると、聡明だったジェーンは、スティーヴンの周りを反時計周りに回り始め、「こうやって時間を巻き戻せばいいのね」と言いだした。

このシーンを観て、「だからジェーンはスティーヴンと一緒にいられるんだ」と思った。

もしも、普通の女の子だったら、そんな話を彼氏がし始めたら、「あぁ退屈な話が始まった」と思うだろう。

「だから、何??」という子さえいるかもしれない。

私だって、「ふーん。そうなんだ。」以上に、話を発展できる自信がない(笑)

でも、ジェーンはスティーヴンの話の意図を理解しただけでなく、彼と手をつなぎながら周りをグルグルと回り始めた。

これは、その「凡人には退屈な話」が、「彼らにとって楽しく美しい瞬間」に生まれ変わった瞬間だった。

恐らく、彼女ほどスティーヴンの頭の中身を理解できる人はいないだろうと思う。

ジェーンはスティーヴンにとって最高の理解者だ。

スティーヴンは、この後ALSから始まる様々な苦悩を乗り越えられたのは、ジェーンの存在なくしてあり得ないと思った。

博士と彼女のセオリー2

人生に境界はない。どんなに辛い毎日でも生きていれば希望はある


私がこの映画の中で最も心を打たれ、何回か巻き戻してみたのは、「ホーキング、宇宙を語る」を書いた後、アメリカに呼ばれて講演をした時の様子だった。

「私たちはこれまで、宇宙の境界はどうなっているかを考えてきた。

しかし、宇宙に境界はない。

同じく、私たちの人生にも境界はない。

どんなに辛い毎日でも、生きていれば希望はある。」

それは、生命維持装置につながれた時に安楽死をすすめられた経験を持つ壮絶な人生を乗り超えたホーキングだからこそ言える言葉であり、私たちの胸を打つ。

時を巻き戻すことで、宇宙や時間の起源にたどり着くことができるように、私たちも時間を巻き戻すことで、人生の始まりにたどり着くことはできる。

しかし、人生とは、本当に最初からやり直したいものだろうか。

辛いことも、悲しいことも乗り超えてこその人生。

辛い日々も懸命に乗り超えることで、希望は生まれるとホーキングは教えてくれる。

本当に素晴らしい演説だった。

博士と彼女のセオリー8

アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞したエディ・レッドメイン


主人公のホーキング博士を演じたのは、エディ・レッドメイン

この映画の演技で、第87回アカデミー賞最優秀主演男優賞(2015年)を受賞している。

ALSという病気について、過剰な演技をすることは、同じ病に侵されている人たちにとって、とても失礼なことになるが、彼はすごく自然に演じていたように思う。

そして、どうしても周りの人たちが彼を手助けしたくなってしまう、その愛くるしさもエディ流ホーキングだったように思う。

そして今年、「リリーのすべて」で、2年連続で主演男優賞のノミネートされ、「ファンタステック・ビーストと魔法使いの旅」が公開待機中。

今、最も注目される俳優の一人である。

他の出演作に「ジュピター」など

博士と彼女のセオリー6


スティーヴン・ホーキングの妻、ジェーン・ホーキングを演じたのは、フェリシティ・ジョーンズ

彼女の演じるジェーンは、意志が強く、どんなことがあっても揺るがない姿が素敵だなぁと思った。

他の出演作には、「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」、「インフェルノ」、「アメージング・スパイダーマン2」など。

他に、ジェーンの母役にエミリー・ワトソン(「追想」、「やさしい本泥棒」、「エベレスト3D」)や、スティーヴンを見出す教授役としてデヴィッド・シューリス(「フィフス・エステート/世界から狙われた男」、「キングダム・オブ・ヘブン」)が共演している。


博士と彼女のセオリー7

目の前にあることを1つずつ着実にこなしていくことが、その後大きな差になっていく


人が困難とぶつかった時、辛いと思いながら毎日を過ごすのと、辛くても目の前にある課題に着実に向かっていくのとで、人生は大きく変わっていく。

もしも、「余命2年」と言われたホーキングが、絶望して、何も手につかないまま無駄に時間を過ごしていたら、今の成功は無い。

この映画を観ることで、スティーヴン・ホーキングと同じような天才になることはできないけれど、「なぜ彼が成功したのか」について、そのエッセンスを感じ取ることはできる。

そのエッセンスを感じ取った後に、自分の人生にどう生かすのかで、私たちの人生もそれぞれ違ってくると思う。

博士と彼女のセオリー5



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ジェフリー・ラッシュエミリー・ワトソン主演の映画「やさしい本泥棒」をWOWOWで観た。

第二次大戦直前、ヒトラー政権下のドイツで健気に生きた一人の少女の物語。

独裁政権と戦争に怯えながら生きていた人たちの心を支えたのは、少女が語る言葉だった。

あぁぁぁぁぁぁ本当に、素晴らしい映画だった。

「やさしい本泥棒」予告編 動画

(原題:the book thief)




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キャスト&スタッフ


出演者

ジェフリー・ラッシュ

…(「追想」、「博士と彼女のセオリー」、「リベリオン」など)


監督

〇 ブライアン・パーシヴァル

2013年製作 アメリカ・ドイツ合作映画




あらすじ


第二次世界大戦直前のドイツで、リーゼルは弟を亡くし、洗濯屋のローザ(エミリー・ワトソン)と、アコーディオン弾きのハンス(ジェフリー・ラッシュ)の家へ里子に出され、そこで暮らすことに

それまで文字を読むことができなかったリーゼルは、ハンスの教えにより文章を読む楽しさを知ることになる

そんなある日、リーゼルの家へユダヤ人のマックスがやってくる

ハンスがナチから彼を助け、かくまうためだった

しかし、劣悪な環境の中マックスが病気になってしまう

そんなマックスを励ますために、リーゼルは町長の家から本を盗み、毎日読み聞かせるのだった・・・



やさしい本泥棒



感想(ネタバレあり)


読むことの楽しさは新しい世界への入り口

私が子供の頃、本を読んでお話の中にどっぷり浸るのが大好きで、よく図書館へ通っていた

時には冒険小説を読んでは知らない国を想像し、探偵小説を読んでは犯人を推理し、ファンタジー小説を読んではおとぎの国を想像して一日を過ごす

そんな毎日が楽しくて、すごく幸せな思い出になっている

だから、この映画「やさしい本泥棒」の主人公リーゼルの気持ちがよく分かる

例えそれが、「墓掘りの手引書」だったとしても(笑)、何よりも「読めた」「新しいことを知った」ということが、リーゼルにとって、とても嬉しかったことだろうと思う



やさしい本泥棒2



彼女の「読みたい」を支える大人たち

そして、何よりもリーゼルにとって幸運だったのは、そんな彼女の「読みたい」という気持ちをしっかりと受け止めた大人たちに出会えたこと

それは、「墓掘りの手引き」を読んであげたハンスであり、「本を読んでいきなさい」と促した町長夫人であり、「見たものを自分の言葉で表現しなさい」と教えたマックスだった

時代はヒトラー政権下、本を読んでいるなんてことを知られたら連行されてしまう可能性だってあった

にも関わらず、「そんなもの捨ててきなさい!」とは言わず、しっかりとリーゼルの「読みたい」という気持ちを受け止めて育んであげた彼らの素晴らしさはとても輝いていて、私の心にしっかりと残っている



やさしい本泥棒3



空襲に怯える人たちを支えたのは、彼女の語りだった

そんな「読むことの素晴らしさ」を人に伝えるこの映画「やさしい本泥棒」の中で、私の心に一番残っているシーンは、空襲警報の中、町の人たちが避難している地下壕でのシーン

徴兵で軍隊へ行ってしまったためにハンスはそこにいない

しかし、街の人たちは空襲に怯えて震えていて

リーゼルは「ハンスだったらどうしただろうか」と考えた時に、アコーディオンの音色が聞こえてきた

そして、物語を語り始める

物語を聞かせ続けたことでマックスが生き返ったように、人は誰かに話しかけらえると、勇気が湧いてくるものだとこのシーンは教えてくれる

話しかけることっていうのは、想像以上に人に勇気と元気を与えてくれるものなんだね



やさしい本泥棒4



子役の演技を支えるのは、名優たちの名演技

幼いリーゼルを引き取り、愛情を注ぎ、教育する両親の役を演じるのは、ジェフリー・ラッシュエミリー・ワトソン

いつもリーゼルに優しく、知識を愛情を注ぎ続けるジェフリー・ラッシュも良かったけれど、口ではキツイことを言いながらも、実はリーゼルを常に心配し、陰ながら愛情を注いでいたローザを演じたエミリー・ワトソンがとても印象的だった

本当に二人とも素晴らしい俳優さんだと思いながら見ていた



やさしい本泥棒5



人が本当に辛い思いをしている時に、思いがけず心が温かくなるのは、実はなんでもない日常会話だったりする

それは「話しかける」ということに、想像以上の力が宿っているからなんだなぁとこの映画を見て再確認をした

次回から、もしも、誰かを元気づけたいと思った時は、まずは、「なんでもないことを話しかけてみる」ことにしようと思う





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