とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:カッチャ・リーマン



ドイツ映画「ニューヨーク 最高の訳あり物件」をネット試写会で観た。

ひょんなことから、ある男性の前妻と前々妻が同居することになってしまった状況を描くコメディ映画。


満足度 評価】:★★★★☆

前妻と前々妻の交流を通して描く女性の生き方と新しい家族の形。

自己中心的で神経質な前妻と、自由な前々妻。

対照的な2人のバトルが楽しい。

男女年齢問わず、何事にも依存せず自立している人は魅力的だと思った。


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『ニューヨーク 最高の訳あり物件』予告編 動画

(原題:Forget About Nick)


更新履歴・公開、販売情報

・2019年6月21日 ネット試写会にて鑑賞

・2019年7月22日 感想を掲載。

現在、全国順次公開中。詳しい上映劇場情報につきましては、下記の公式サイトをご確認ください。
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キャスト&スタッフ


出演者

〇イングリッド・ボルゾ・ベルダル

…(「帰ってきたヒトラー」など)

〇ハルク・ビルギナー

〇ティンカ・フュルスト


監督

〇マルガレーテ・フォン・トロッタ


2017年製作 ドイツ映画



映画「ニューヨーク 最高の訳あり物件」



あらすじ


モデルのジェイド(イングリッド・ボルゾ・ベルダル)は、デザイナーに転身し、新たなスタートを切ろうとしていたところ、夫が家を出て行き、離婚を言い渡される。

ジェイドは傷心から立ち直れずに落ち込んでいたところ、夫の前妻のマリア(カッチャ・リーマン)がアパートへやってきて、一緒に暮らすことになってしまう…。

夫とよりを戻すため、なんとかマリアを追い出そうとするジェイドだったが…。



映画「ニューヨーク最高の訳あり物件」カッチャ・リーマン



感想(ネタばれあり)


この映画の感想につきましては、私が「ぴあ映画生活」が掲載したものをご紹介します。


ニューヨーク 最高の訳あり物件 (2017)


★★★★ [80点]「40過ぎて、魅力的な生き方とは」


このコメディ映画、面白かった!

ニューヨークで暮らす元モデルの実業家ジェイド

彼女が、10年間連れ添った夫ニックと離婚すると、前妻のマリアがアパートに乗り込んできて、共に生活することに…



主人公のジェイドは40歳。

かつては、売れっ子モデルだった彼女も、夫は家から出て行くし、身体のラインも維持できなくなってきた。



これからの人生、どう生きていけばいいのか…。

と、途方に暮れた時に現れたのが、前妻のマリアだった。



彼女たちの夫であるニックがマリアと離婚した時に、慰謝料代りにアパートの権利の半分を譲渡していたのだ。

その後はジェイドが住んでいたのだが、突然、ドイツに住んでいるマリアがやってきて、権利を主張。



上昇志向が強く、自己中心的で、神経質なジェイドに比べ、自由で、家庭的で自然派のマリアはとても対照的。

だから、当然、2人は対立してしまう。



しかし、最も問題なのは、ジェイドがニックを忘れていないことにあるのだ。

精神的にニックに依存しているジェイドは、まだ、ニックが戻ってくると信じている。

けれど、マリアがいたのでは、ニックが戻ってこないじゃないかと思い、イライラしてしまう。



しかし、時間が経つにつれ、マリアの娘と交流したりしているうちに、ジェイドも、マリアに対して心を開くようになっていく。



そうして気づくのだ。

マリアの家庭を壊したのは、自分だったということに。

それはジェイドが他人に対して、思いやりを持った瞬間だった。



そこから、ニックへの依存心が薄れ、ジェイドは自立していく

その2人の姿を通して、女性として、見た目の美しさよりも、キャリアよりも、結婚よりも、大切な生き方とは何かをこの映画は教えてくれる



ダイエットをしているからと言って、ご飯に手をつけないジェイドよりも、自分で立ち上げたブランドのために、一生懸命になっている彼女の方が素敵なのだ

そんな彼女たちを見て、年齢を問わず魅力的な女性とは、自立して、目標を持って生きている女性だと思った

これは、生き方に悩んでいるアラフォー以上の女性たちにオススメ。


Posted by pharmacy_toe on 2019/06/25 with ぴあ映画生活




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ドイツ映画「帰ってきたヒトラー」を映画館で観た。

1945年、殺害される直前のヒトラーが70年の時を超えて現代にタイムスリップ!?現代のドイツを風刺するブラックコメディ。


満足度 評価】:★★★★★

この映画、最高に面白かった!!ゲラゲラ笑って、観終わった後にはいろいろ考えさせられた。

ここには何も着飾っていない素のドイツがあり、そこにはユーロでは優等生の彼らも移民にはやはりうんざりし、保守化が急速に進んでいる国の姿があった。


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


「帰ってきたヒトラー」予告編 動画

(原題:ER IST WIEDER DA / 英題:LOOK WHO'S BACK)



更新履歴・公開、販売情報

・2016年9月19日 映画館で観た感想を掲載。

・2019年6月17日 「映画天国」での放送に合わせて加筆・修正。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。

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キャスト&スタッフ


出演者

〇オリヴァー・スマッチ


〇クリストフ・マリア・ヘルプスト

〇カッチャ・リーマン

〇フランツィシカ・ウルフ

〇トマス・ティーマ

監督

〇デヴィッド・ヴェンド


2015年製作 ドイツ映画




あらすじ


ディレクターを目指していたファビアン・ザヴァツキ(ファビアン・ブッシュ)は、勤務していたテレビ局をクビになってしまう。

仕事がなくなった彼は、テレビ局に売り込む動画を撮ろうと町へ出たところ、撮影した動画に偶然移り込んでいたヒトラーのそっくりさん(オリヴァー・スマッチ)を発見。

ザヴァツキはその現場で彼を探し出し、本名も「アドルフ・ヒトラー」だと名乗る彼を使って動画を撮り始める。

田舎町へ行ってヒトラーが市民の話を聞いたり、都市計画についてヒトラーが語ったり。

ザヴァツキの撮影した動画は、「ヒトラーのそっくりさん」で話題になり、YouTubeで200万回再生を記録。

ザヴァツキの元上司のクリストフ・ゼンゼンブリンク(クリストフ・ヴァルツ)もヒトラーを利用して出世を目論み始めるのだが…。

映画「帰ってきたヒトラー」



感想(ネタバレあり)


爆笑に次ぐ爆笑。ドイツはもっと優等生だと思ってた


面白かったなぁ。

爆笑に次ぐ爆笑でゲラゲラと笑ってしまった。



「もしも、この世にヒトラーがタイムスリップしてきたら」という発想の元に作られた痛烈なブラックコメディ。

ドイツで250万部を売上げ、大ヒットしたベストセラー小説「帰ってきたヒトラー」を映画化した本作。


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私の中で「ドイツ」と言ったら、「ユーロの中でも一番の優等生」のイメージがあった。

国民は真面目で勤勉、経済も安定している。

そんな国だと思っていた。



しかし、この映画を観たら、私の思うドイツの姿は、完全に覆されてしまった。

ドイツも、他のユーロの国々と同様に移民の流入にうんざりし、失業率の悪化や不景気に悩まされていた。



そして、そんな国へあのヒトラーが「救世主」のように登場し、国民は彼の話に真剣に耳を傾ける…。

その最後はゾワッとするような恐怖さえも感じる痛烈なブラックコメディ。

興味を持った方には、是非とも観ていただきたい作品である。


映画「帰ってきたヒトラー」


「面白いおっさん」からスターへと変貌していくヒトラー


1945年から現代にタイムスリップしてきたヒトラーは、国内の田舎の地方から周り国民の不満を聴き、さらに自分の持論を語り始める。

移民の流入を今すぐ止めろとか、このままではドイツが堕落してしまう…などなど。

それがまた、1945年のヒトラーも言いそうなことばかり。



要するに、「ドイツ国民の手で、強いドイツを取り戻そう!!」それが、ヒトラーによる持論のメインテーマだ。

かつてのヒトラーは、強いドイツのために国民を民族浄化をするところまで行ってしまった。



私がとても意外だったのは、2014年に生きるドイツ国民たちも、そのヒトラーの話をふむふむと興味深く聴き、中には反発する人もいたけど、多くの人たちが彼の話に共感し、納得してしまっているところだった。

その結果、最初は「ヒトラーのそっくりさん」を演じる「お笑い芸人」だったヒトラーも次第に人気を集め始める。

そして、本を書けばベストセラーになり、スター街道を歩み始める。



映画「帰ってきたヒトラー」


レニ・リーフェンシュタールの生まれ変わり!?のテレビ局長ベリーニ女史


そんな彼をスターにのし上げて行くのは、女性テレビ局長のカッチャ・ベリーニだ。

ヒトラーを朝から晩まで生番組やトーク番組に出演させ、国民は彼がヒトラーとそっくりなところに興味をひかれ、「あいつは面白い」と話題にし始める。

そして、ベリーニの演出はますますエスカレートし、彼を煽っていく。

そのベリーニの姿は、かつて、ナチスを正当化し、「プロバガンダ」作品を撮ったことで批判されたレニ・リーフェンシュタールそのものだ。



そして、テレビ局によってスターにまで登りつめたヒトラーは「わが闘争」の続編を執筆し、それがベストセラーになり、国民たちは力強い彼の演説に耳を傾けるようになる。

そうやってヒトラーがスターになればなるほど、テレビ局は儲かり、ベリーニの過剰な演出は止まらず、ついに映画を制作するまでになる。



映画「帰ってきたヒトラー」


保守化、右傾化が進むドイツはヒトラーを必要としてる!?


そんな「帰ってきたヒトラー」と国民の姿を観て感じたのは、現在のドイツ国民もまた、強いリーダーを必要としているということだった。



次々と重なっていく政治的な問題。

貧困や出生率の低さ、失業率の高さと移民の流入…。

それらの問題に対し、「今のままだとドイツは堕落していくばかりだから、立て直さないといけない」とズバリと言える人がいない。



それならば、もしもそれがヒトラーだったら、国民はどう反応するのか。

ヒトラーのように、一切の難民を受け入れず、常に隣国に進軍し国を広げ強くしていく。

そんな主張を現在のドイツでしたら、国民はどう思うのか。



この映画の原作者と監督は、それを国民に問いたかったのだと思う。

ドイツ国民は、周りの国が思っている以上に右傾化し、保守化が進んでいる。



そのことを憂い、今のドイツの状態なら、ヒトラーのような人間がまた出てきたら、それを拝み奉るようになるのではないかと。

そんな現状が心配なのではないかと。



映画「帰ってきたヒトラー」


ヒトラーは現代のドイツを「好機」だと言うが…


そもそも、第二次大戦当時、ヒトラーが周辺諸国を苦しめたことから、移民の受け入れが始まったという経緯がある。

だから、移民流入の責任はヒトラーにある。

にも関わらず、「移民が流入して来たら、国が弱体化する」と演説するヒトラー。



そして、その話に興味深く耳を傾ける国民たち。

何よりも、そのことがこの映画の最大の皮肉だと思った。

「何言ってんだよ。あんたのせいなのに」と、ドイツ国民ではない私でさえも思わずツッコミを入れたくなるヒトラーだった。



この映画のラスト。

様々な問題を抱え、どこに向かっていけばいいのか分からない国と国民を観ながら、ヒトラーは「これは好機」だと言いながら微笑む。

悪は人間の隙をつき、攻撃し、自分の配下にしてしまう。



まさに、今のドイツは隙だらけ。

ヒトラーはそれを好機ととらえ、そして「歴史は繰り返す」

最後は恐ろしくて、ゾッとして終了した映画だった。







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