とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:カン・ハヌル



パク・ソジュンカン・ハヌル共演の映画「ミッドナイト・ランナー」を映画館で観た。

警察大学校の学生二人が、休暇中、誘拐事件に遭遇し、犯人を追ううちに事件に巻き込まれていくアクションコメディ映画。


満足度 評価】:★★★★☆

青春バディムービー!!

笑えるところあり、ホロっとするところあり、ハラハラするところありで面白かった!!

若者の真っすぐな情熱が気持ち良い!アクション映画だった。

「ミッドナイト・ランナー」予告編 動画

(原題:청년경찰(青年警察))




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キャスト&スタッフ


出演者

パク・ソジュン
…(「ビューティ・インサイド」、「悪のクロニクル」など)

カン・ハヌル
…(「善惡の刃」、「二十歳」など)

ソン・ドンイル
…(「黄泉がえる復讐」、「リアル」、「大好きだから」、「殺人の輪廻」、「特別捜査 ある死刑囚の慟哭」、「怪しい彼女」、「ミスターGO」、「風と共に去りぬ!?」など)

〇パク・ハソン

〇イ・ホジュン

監督・脚本

〇キム・ジュファン


2017年製作 韓国映画



ミッドナイト・ランナー



あらすじ


キジュン(パク・ソジュン)とヒヨル(カン・ハヌル)は、警察大学校に通う学生。

クリスマスを目前にして恋人もいない彼らは「ナンパ目的」で、江南にあるクラブに遊びに行く。

しかし、誰にも相手にされず、結局二人で飲んで夜道を歩いていると、目の前にかわいい子(イ・ホジュン)が歩いていた。

そこで、声をかけようとしていたところ、その女の子がワゴン車から出てきた男たちに連れ去られていってしまった。

そこで、二人は犯人逮捕のために警察に通報するのだが…。



ミッドナイト・ランナー2



感想(ネタバレあり)


なんとなく警察学校に入ったキジュンとヒヨル


主人公は警察大学校の学生、キジュンとヒヨル。

警察学校の学生というと、「正義に燃える熱血漢」というイメージがあるけれど、彼らはそういうタイプではなく、なんとなく警察学校に入った学生たちだ。



キジュンは家が貧乏な上、勉強も苦手だけれど体力には自信があるタイプで、警察大学校に入れば家計を支えることができると考えた。

ヒヨルはキジュンとは反対に勉強が得意だけど、人と違ったことがしたくて得意な勉強を必要としない警察学校に入った。

ふたりとも立派な警察官になりたいとか、世の中を変えたいとか「将来に壮大な夢を抱いて」警察官になったのではなかった



そんな二人がよくいる若者らしく「彼女が欲しくてナンパ目的で」クラブに行ったら、偶然、誘拐事件を目撃してしまう。

彼らは、その場で警察に通報するが、警察はその時「行方不明になった財閥の孫」を捜索するので忙しく、彼らの話を聞いてくれない。

そんなことをしているうちに、学校で勉強した「誘拐された人が殺されてしまう時間=クリミナル・アワー(=7時間)」を過ぎてしまう…。

そう思った彼らは、現場に残された証拠を手掛かりに二人で捜査を開始する。



幼い頃から「こうなりたい」という夢を抱いて、その目標に向かってまっしぐらに生きていける人は良い。

多くの人が「これ」といった夢が見つからないまま、高校や大学や専門学校に入り、さまざまな経験を経て「これが自分に向いているかも…」という「目的」を見出していく。



この映画の主人公の彼らもそうだった。

特に目的がないまま「なんとなく」警察学校に入学し、厳しい訓練を乗り越え、座学で犯罪学を学んだり、護身術を身に着け、「一人前の警察」になるための技術を身に着けていく。

そのうち、本人たちも気づかぬうちに「警察官としての正義」に目覚めていくのだ。



ミッドナイト・ランナー4



ただの学生が、いきなり実践!!


その「警察官の正義」に目覚めたきっかけとなったのが、偶然遭遇した「誘拐事件」だった。

いきなり、彼らの目の前に、それまで黒板や教科書で学んでいた「誘拐捜査」の知識を実践していかければならない時がやってきたのだ。



これは警察に限らず、どんな職業にもそういう瞬間がある。

医者だって、弁護士だって、会計士だって、学校でどんなに優秀な成績で、知識が豊富でも、社会に出たら、今まで学んでいた知識が使えないこともあるし、逆に、「これが学校で勉強したことか」と思うこともある。

学校で学んだ知識を実践で使ってみて、ようやくそれまで勉強で学んできたことが自分のものになっていくのだ。

実践で応用するまでは、ただの知識でしかない。



キジュンとヒヨルも、学校の座学で「誘拐されてから7時間はクリミナル・アワー」だと聞いていたから、自分たちで捜査しようと決めたのだ。

それに、それが彼らにとって「初めての事件」であり、「御曹司の行方不明よりも大切な誘拐事件」だったからこそ、必死になって「何としてでも助けなきゃ」と思ったのだ。



そうして、実践を通して、彼らは「警察官としての正義」に目覚めていくのだ。

それは、彼らが「警察学校に入って良かった」と実感する瞬間でもある。

そんな風に必死になる彼らの姿は、たとえ社会に出てからも、その情熱を失わない人であって欲しいという「私たちの希望」でもある。

社会でもまれていくうちに、そんな彼らの情熱をへし折られてしまうこともあるからだ。



ミッドナイト・ランナー5



情熱を持つ彼らの前に立ちはだかる「大人の常識」


しかし、彼らはまだ警官になっていない、ただの学生だから、当然、現実という高い高い壁にぶち当たることもある。

「大人の事情」が、彼らの「情熱」や「理想」をへし折るのだ。



それは、誘拐を目撃した直後、警察に通報した時に早速やってくる。

近くの警察署に出向き、目撃した状況を証言しようとしたところ「今は、財閥の孫が行方不明になった件で忙しくて」と言われ、話を聞いてもらえない。

そうすると、学校で教えられた「クリミナル・アワー」を超えてしまう…。

そこで彼らは「そうか、みんな忙しいなら自分たちで捜査しよう!」と言って単独捜査を開始する。



その「財閥の孫」という話が、なんとも韓国らしいのだが、どんな職業でもその仕事を始めるまでに抱いていた「理想」と、実際に仕事を始めてみての「現実」のギャップに落胆を受けることがある

しかし、彼らはそこで「話を聞いてくれないなんてひどい…」とならずに、「だったらできる範囲で捜査をすればいい」と前向きに切り替えられるところが良い



さらに、その後順調に捜査を続け、犯人逮捕まであと一歩というところまでいくのだが、やはり大人たちから「ちゃんと手続きを踏んで…云々かんぬん」と言われ、「大人の事情とルール」が目の前に巨大な壁となって立ちはだかる

「そんなことをしている間に犯人が逃げてしまうから、早く!!」と言っていると、「規則違反だ」と言われ、逆に彼らが逮捕されてしまう。



ヒヨルが車のナンバーを見たと言って報告しても「違法なナンバーだから持ち主はわからない」といって、それ以上は調べてくれない。

「規則」が大切なこともわかるけど、目の前に困っている市民がいたら、なんとしてでも助けようとするのが警察のつとめではないのか…。

そんな彼らの「情熱」に大人たちが冷や水を浴びせかけ、その思いをへし折っているのだ。



それでも、「理想」を見失うことなく、「犯人逮捕」に向けて真っすぐに突き進む若い彼らの姿が良い

大人になってしまった私たちにも「若い」と言われる時代があり、その頃は、「こうあるべきだ」という理想を持って生きていた。

しかし、そうやって「大人の事情」や「規則」にがんじがらめにされるうちに、「賢く生きる方法」を学んでしまう。



彼らには、そういう「効率よく生きる大人」ではなく、そのまま真っすぐに成長して欲しいと思ってしまう。



ミッドナイト・ランナー3



若者たちの情熱はへし折るのではなく、おおらかに育むべき


たとえ、きっかけは「なんとなく」でもいいのだ。

そこから学んでいくうちに、その仕事に対する情熱が育ち、自分の中にある意外な才能に気付くこともある

もしも、学んでみて自分に合わないと思ったら、またその時、合う仕事を探せばいい。



しかし、たとえその仕事が自分に合わないと思っても、キジュンとヒヨルのように気の合う仲間が見つかることだってあるし、知識が増えることは決してゼロではない

若いうちは、機会があるなら、どんどんそのチャンスに飛び込んでいくべきだ!

というのが、この映画の若者たちへのメッセージである。



ソン・ドンイル演じる教授も、「大人たちこそ、彼らの情熱に学ぶことが多い」と感じ、「退学させるか否か」の会議で、彼らを擁護する。

これが、とても感動的だった。



本来ならば、ここは「理想と情熱」を持った若者たちが、「現実」という高くて厚い壁にその思いを阻まれ、その現実に打ちひしがれる…となるところだけど、そうはならずに、教授が彼らの「失敗することも学ぶことの一つ」だとして、彼らの情熱をおおらかな思いで育てようとしているところが良い

私は、この時の教授の彼を擁護する言葉に涙を流し、私も彼らの若さがうらやましいと思った



大人になると、彼らのような「無茶な情熱」をどこかに捨ててきてしまうからだ。

そしていつしか、「規則」にしばられ、当然のように「忖度」する大人になってしまう。



この映画は、彼らが社会にもまれる直前の「青臭さ」を描いた作品である。

時には無鉄砲すぎるし、バカだなぁと思うこともあるけれど、だからこそいいのだ。

私も、彼らのそんな姿を見て「どこかに置いてきた情熱」を取り戻したい気持ちになった。



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韓国映画「善惡の刃」を「反逆の韓国ノワール2017」で観た。

冤罪により10年間服役していた青年の再審を求め、奮闘する弁護士を描く。実話を元に映画化。


満足度 評価】:★★★★☆

「反逆の韓国ノワール2017」は4作品全部を観た中で、私はこれが一番面白かった。

決して良い弁護士とは言えない主人公が、冤罪によって人生を変えられてしまった青年と出会い、弱き者を助ける弁護士へと目覚めていく。

その姿には目が離せず、命がけで息子の汚名を晴らそうとする母の姿には号泣だった。

それにしても、「腐り切った警察・検察」を描かせたら、やっぱり韓国映画は圧倒的に面白いなと思った。

「善惡の刃」予告編 動画

(原題:재심




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キャスト&スタッフ


出演者

チョン・ウ
…(「レッド・ファミリー」など)

カン・ハヌル
…(「ミッドナイト・ランナー」、「二十歳」など)

キム・ヘスク
…(「黄泉がえる復讐」、「王の運命(さだめ) 歴史を変えた八日間」、「トンネル 闇に鎖(とざ)された男」、「お嬢さん」、「ソウォン/願い」、「カンチョリ オカンがくれた明日」など)

監督・脚本

〇キム・テユン

2017年製作 韓国映画

善惡の刃



あらすじ


2000年8月全北益山市にある五叉路でタクシー運転手が殺害される事件(五叉路事件)が起きる。

警察は、現場でナイフを所持していた第一発見者の少年ヒョヌ(カン・ハヌル)を逮捕する。

ヒョヌは10年間の刑期を終えるが、被害者への賠償金の支払いのことで、目の見えない母(キム・ヘスク)と共に悩まされる日々を過ごしていた。

弁護士のジュニョン(チョン・ウ)は、妻と幼い娘を養っていかなければいけない立場でありながら、裁判で負けが続き生活に困っていた。

そんな中、ジュニョンは弁護士の友人を頼って大手弁護士事務所に就職しようとするが、「試験的に」無料法律相談を任される。

そこで、ジュニョンはヒョヌと母に出会い、ヒョヌの再審をして無実を証明すれば就職できるのでは…と考え始める。


善惡の刃2



感想(ネタバレあり)


賄賂・冤罪…は、韓国の腐り切った警察・検察によくある不祥事なのか?


毎度ながら、腐り切った警察と検察が出てくると、韓国映画はこうでなくっちゃ!と思う

時には多額の賄賂がやり取りされ、財閥や政治家の起こした不祥事はもみ消され、無実の市民が逮捕されてしまう。

賄賂に至っては、韓国の伝統芸能のようなもので、時代劇から現代劇まで必ずと言っていいほど登場する。



その中には、「えぇ?こんなこと(国の恥になるようなこと)描いちゃって良いの??」と思うこともあり、そういうところが、韓国映画の力強さであり、面白さなんだと思う。



この映画「善惡の刃」は、先日、「反逆の韓国ノワール2017」で観た作品「特別捜査 ある死刑囚の慟哭」と同じく『冤罪』をテーマにしている。

「賄賂」と同じく、「冤罪」も韓国の警察では良く起きる不祥事の1つということなのだろうか。

それとも、たまたまヒットした映画が『冤罪』を扱っていただけなのだろうか。



特別捜査 ある死刑囚の慟哭」は財閥の中で起きた殺人事件を隠蔽するために、市民に濡れ衣を着せるというフィクションだったけれども、「善惡の刃」は実際にあった事件を元に描かれている



2000年の8月。

サッカーワールドカップまであと2年となった年、韓国では犯罪者の検挙率を上げることに躍起になっていた



益山市の田舎町にある五叉路では、タクシー運転手をめった刺しにするという殺人事件が起き、警察は第一発見者で15歳のヒョヌを「ナイフを持っていた」という理由で容疑者として逮捕する。

その後の調べて、ヒョヌが持っていたナイフが被害者の傷の大きさと一致しなかったにも関わらず、ヒョヌが釈放されることはなかった



この時の警察の対応を見ていて恐ろしかったのは、ヒョヌを犯人にしようとしたリーダー(班長だった気がする)を始め、誰一人として「そんなことをしたらヤバい」という雰囲気がなかったこと。

ということは、これはヒョヌについての物語だけど、そうやって誰かを犯人にでっち上げ、後から適当につじつま合わせをするということを日頃からやっていたんだろうと思う。



警察の取り調べ室ではなく、地元のモーテルに監禁され、ヒョヌが「自分が犯人です」と言い出すまで殴る蹴るの暴行を加える。

それは、韓国の時代劇で良く見る「拷問の様子」とまるで一緒だった。

やはり、これも韓国の伝統芸能なのか。



殴られても蹴られてもヒョヌは無実を訴え続けるが、結局、殺人犯として実刑判決を受け、10年間刑務所で過ごし、さらに被害者への賠償金を支払わなければならず、糖尿病で失明している母と2人暮らしのヒョヌには到底払えない額だった。



善惡の刃3



「貧しい人」を助けて事務所のイメージアップに使おうとしていた弁護士ジュニョン


そんなヒョヌに救済の手を差し伸べたのは、弁護士のジュニョンだった

ジュニョンは「弁護士がサービスを提供し、勝ち取るべきものは金だ!!」と言い切っていた金儲け主義の弁護士だった。



しかし、野心を持って大手建築会社を相手に集団訴訟を起こしたところ負けてしまい、生活費も危うくなったジュニョンは友人の弁護士を頼って大手法律事務所に転がり込む。

事務所の代表は、能力がない人間を入れる訳にはいかないので、「多額の報酬を手にすることができたら、事務所のパートナーにしてやる」とジュニョンに言ったところ、ジュニョンは、その言葉に奮起する。



とはいえ、そんな彼が最初に行かされたのが、地方の無料法律相談だったのだが、それがきっかけで、お金のないヒョヌの母親の相談に乗ることになる。



改めて、ヒョヌの母親から話を聞かされたジュニョンは、事故当時、母親と携帯電話で話をしていたヒョヌが殺人犯にされているという矛盾点に疑問を感じ、もっとよく調べれば再審できると思った

そして、もしも彼の再審請求が通れば、貧しい人を助けたことが事務所にとってイメージアップにつながり、自分は再就職できるだろうと思っていた。

つまり、ジュニョンは、この事件を知った当初、ヒョヌを利用して再就職しようと思っていたのだ。

しかし、この冤罪の根は思ったよりも深く、ジュニョンとヒョヌの前には高い壁がそびえていた



善惡の刃4



警察と検事が手を組むと、ヤクザよりも恐ろしい


何よりも腹が立ったのは、真犯人が現れても警察は無実のヒョヌを助けようとしないことだった。

ヒョヌが刑務所に入ってから3年後、真犯人が明らかになったのだ。



しかし、それを知った検察は「警察に手落ちがあったと思われる」という体裁から、真犯人の存在をもみ消してしまう

さらに、ヒョヌが犯人であることを、より確かなものにするために、「本当だったら懲役15年のところを10年にしていやるから」と持ち掛け、ヒョヌに「自分が犯人だと認める」手紙を書かせた。



いや、もうここまでくると脅迫だから。

そして、真犯人の姿がはどこかに消えていた



もう、検察と刑事が手を組むと、ヤクザよりも怖い。

人を殺すことだってやりかねないし、何より他人の人生を壊すことを恐れていない。

警察も検事も、市民の名誉や正義よりも自分たちの体裁の方が大事なのだ。



いや、既に賄賂をもらいなれている刑事や警察官、検事たちは、金にならない市民に対する正義を守るなんていう意識はないのかもしれない

彼らを敵に回すと、自分の人生が恐ろしいことになるから、誰も反抗できないし、真相が語られないままお蔵入りになってしまう。

その悪循環が冤罪を生み出すんだし、検事まで息がかかっているから、冤罪を晴らすのも非常に難しいことなのだと良くわかる。



なんだろう、この腹の立つ、どうにもならないジレンマ。

一体、警察や検事がこうなってしまうと、どこに正義があるっていうんだろう。



善惡の刃5



「貧しさ」への偏見が冤罪を生む


ヒョヌのケースを扱うようになり、警察と検事の悪事を知り、ジュニョンは徐々に弁護士としての正義感に目覚めていく。

金のためでも、出世のためでもなく、ヒョヌの名誉を回復するためにジュニョンは奔走するようになる



そして、その結果、徐々に証人が出てくるようになる

もちろん、悪いのは一部の警察と検事だけで、中には「正しいことをしたい」と思っている市民もいるのだ。



しかし、この事件が起きた時から一貫して「息子の無実」を信じ、途中目が見えなくなっても海岸へ貝を取りに行き、少しでも生活の足しにしようとしている母の姿には頭が下がるし、涙が止まらない

そもそも、全ての始まりは、そのヒョヌ一家の貧しさにあるのだ。



15歳なのに喫茶店でバイトしてるような息子に濡れ衣を着せても構わないという、貧しい人間をまるで虫けらのように扱う刑事たち。



それは、「特別捜査 ある死刑囚の慟哭」でもそうだった。

特に韓国の中で、貧富の差に対する差別的な意識は顕著なのかもしれないし、韓国は日本に比べて貧富の差が激しいかもしれない。

それでも、多くの人間の中で、「貧しさに対する偏見」があるからこそ、こういった冤罪が生まれるんだろうと思う。



もしも、事件があった時に通報したのが金持ちの家の子供だったら、「犯罪を通報した良い話」として話題になったかもしれないし、もちろん、濡れ衣を着せられることもなかっただろう。

韓国の警察や検事が腐り切っているのも当然間違っているけど、多くの人の意識の中で「貧しい人は犯罪を犯す」イメージがあるからこそ、警察は彼らに濡れ衣を着せるんだろうと思う。

その人間の浅はかさが良くわかる映画だった。





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キム・ウビン、カン・ハヌル、ジュノ主演の韓国映画「二十歳」をWOWOWで観た。

高校時代の同級生3人組が二十歳になり、恋愛や将来について悩み成長する姿を描く。

満足度 評価】:★★★★☆

面白かったなぁ。

さすが、今をきらめく若手スターを集めただけに、まぁ輝いている。

彼らそれぞれの「今」にしか出せない輝き、きらめきがここにはある。


出演キム・ウビン、カン・ハヌル、ジュノ(2PM)、チョン・ソミン、チョン・ジュヨン、イ・ユピ、ミン・ヒョリン

監督:イ・ビョンホン 2015年製作 韓国映画

「二十歳」予告編 動画

(原題:스물




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あらすじ


チホ(キム・ウビン(「MASTER マスター」、「技術者たち」など))、ギョンジェ(カン・ハヌル)、ドンウ(ジュノ)は、高校の同級生。

同じ女の子、ソミン(チョン・ソミン)を好きになったことで、親しくなった3人組だ。

いつも、かわいい女の子と付き合うことを妄想しながら高校時代を過ごすが、結局、ソミンと付き合うことになったのはチホだった。

そして、そんな彼らも高校を卒業し、数え年で二十歳に。

チホは裕福な両親のすねをかじり、ギョンジェは大学生に。

ドンウは家が裕福ではなかったが、絵を描くことが好きな彼は漫画家を目指し予備校生に。

いつも楽しい妄想ばかりをして過ごしていた彼らも、そろそろ将来のことを考える時がやってきた…。

二十歳


感想(ネタバレあり) 良いんだ。若いうちなんて適当でいい加減で


あぁーーそうだよなーーー。

私も二十歳の頃は、毎日遊ぶことばかり考えて、酒ばっかり飲んでいた。

泣いたり、笑ったり、ケンカしたり。

そうだよね。二十歳なんてそんなもんだよね。

悩んだり、失敗したりしながら、一生懸命、前に進もうとしている姿がキラキラしていてかわいかった。

いいんだよ。

それで良いんだ。若いうちは適当でいい加減で良いんだよ。

そうやって、肩に手をかけてあげたくなるような青年たちだった。

二十歳3

失敗することは、成長するための栄養剤


でも、彼らたちは気付いていない。

失敗して、傷ついたり泣いたりすることも、大人へと成長していく過程でとても必要なことだということに。

だから、初めて挑戦することに、「失敗したらどうしよう」という気持ちで臆病になっている。

大学へ行くことも、年上の女性に出会うことも、就職することも。

今まで経験がないことだから、自分で壁を作ってしまう。

でも、そのまま突き進んでみたら、実はそんなに大変ではないことに気付く。

彼らはそうやって、「初めてのこと」を1つずつ経験して減らしていく。そんな年頃だ。

いろんな世の中の出来事に、必死で生きて悩みながら突き進んでいく彼らはキラキラと輝いていた。


二十歳2

やりたいことにはドンドン挑戦するべき


私は彼らを観ながら、「たくさん失敗して欲しい」と思った。

人生にはやり直せるチャンスがいくらでもあるけど、若ければ若い程、やり直す時のダメージが少ない。

だから、やりたいと思ったことには、とことん挑戦して、とことん失敗して欲しい。

たくさん失敗すればするほど、失敗することに強くなり、人生も豊かになる。

だから、しっかり前を向いて、どんどん突き進んで欲しい。

ドンウが自分の意図とは違う就職をすることになっても、マンガ家になる夢は捨てなかったように。

ギョンジェが年上の女性との恋に破れた後に、初恋を手に入れたように。

すねかじりのチホが、「映画監督になる」っていう夢に気付いたように。

人は、真っ直ぐ前に進めなかったとしても、行先を見失わなければ、遠回りしてもいつかたどり着ける。


二十歳4

10年後、20年後にまた集まって「あの頃はバカだったね~」と言いながら酒を飲む


物語は、彼らが入隊するところで終わっている。

ここから、彼らの人生第2章が始まる。

高校生の淡い恋は終了し、結婚や仕事について本気で考え始める時が来る。

この映画「二十歳」は、彼らが嫌でも大人になる、その寸前の一番輝く時を美しく切り取っている。

1つ1つのセリフがリアルで共感してしまう。

あぁ、やっぱりこの頃は楽しいよねぇと思いながら、久しぶりに二十歳の頃の友達に会いたくなった。

「あの時はバカだったよねぇ」と言いながら、酒を飲みたい。

そんな気分になった映画だった。



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