とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:ガス・ヴァン・サント



ホアキン・フェニックス主演、ガス・ヴァン・サント監督の映画「ドント・ウォーリー」を特別上映会で観た。

泥酔して交通事故に遭い、車椅子で生活することになった風刺漫画家 ジョン・キャラハンの半生を映画化。


満足度 評価】:★★★★☆

人は悲しみの底にいる時、生活習慣を変え、他人を許し、自分自身を許すことで人生を好転できる。

変わるのは周りではなく、自分自身。

人生悪くないよねと思える映画だった。

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『ドント・ウォーリー』予告編 動画

(原題:Don't Worry, He Won't Get Far on Foot)



更新履歴・公開、販売情報

・2019年2月19日 ガス・ヴァン・サント監督のティーチイン付き特別上映会にて鑑賞。

・2019年4月2日 感想を掲載。

・2019年5月3日 全国順次公開。

詳しい劇場情報につきましては、下記公式サイトをご参照ください。
 ↓


原作本「Don't Worry, He Won't Get Far on Foot」

Don't Worry, He Won't Get Far on Foot

新品価格
¥4,573から
(2019/4/2 19:40時点)





キャスト&スタッフ


出演者

ホアキン・フェニックス

…(「22ジャンプストリート」など)



監督

ガス・ヴァン・サント
…(「永遠の僕たち」、「プロミスト・ランド」など)


2018年製作 アメリカ映画



映画「ドント・ウォーリー」





あらすじ


アルコール依存症で、酒浸りの日々を送っていたジョン・キャラハン(ホアキン・フェニックス)は、ある日、交通事故に遭い首から下が不随になり、それ以来、車椅子の生活を送り始める。

その後、ますます酒に頼るようになってしまったジョンだったが、事故後、富豪の息子ドニー(ジョナ・ヒル)が運営するグループセラピーに参加するようになる。

そして、ある日、ジョンに不思議なできごとが起き、それ以来、物事の見方が変わるようになり、風刺漫画を描き始め…。



映画「ドント・ウォーリー」ホアキン・フェニックス




感想(ネタばれあり)


この映画の感想につきましては、私が「ぴあ映画生活」に掲載したものをご紹介します。

ドント・ウォーリー (2018)


★★★★ [80点]「悲しみのどん底から抜け出すには」


ガス・ヴァン・サント監督のティーチイン付き「ドント・ウォーリー」上映会に行ってきた。



昔、むかしの話、ガス・ヴァン・サント監督の「マイ・プライベート・アイダホ」を観て、映画の素晴らしさにはまった私としては、とても有り難いイベントだった。



この映画のお話は、車椅子の風刺漫画家ジョン・キャラハンが断酒会に通いながら、自分の人生を見つめ直す作品。



この世の中に、人生が常に順風満帆っていう人は、あまりいないだろう。

うまくいかないこともあるし、不運のスパイラルにはまってしまって、なかなか抜け出せないこともある。



そんな時、私たちは何かに依存してその辛さを忘れようとする。

映画好きは映画を観るし、音楽好きなら、ライブで思い切り踊ったりするかもしれない。

無心でひたすらゲームをする人もいるかもしれないし、SNSで悪態をついている人もいるかもしれない。



この映画の主人公 ジョンの場合は、酒を飲むことで人生の辛いことから逃げていた。

しかし、その悪癖が、彼の人生をより辛いものにしていってしまう。



この映画は、もしも、私たちが、そんな不幸のどん底に陥ってしまった時、どうやってそこから抜け出せばいいのかを教えてくれる



もともと、この映画は監督が「グッド・ウィル・ハンティング」で一緒に仕事をしたロビン・ウィリアムスと共同で進めていた企画だったという。

残念ながら、ロビン・ウィリアムスは亡くなってしまったけれど、きっと彼の深い悲しみの中に、ジョンの気持ちと通じる部分があったのだろうと思う。

その後、ジョンは酒を断ち切るように風刺漫画を描くようになるのだが、その悲しみを笑いに転化するところも、ロビン・ウィリアムスの気持ちとリンクしていたに違いない。



ジョンが、この映画の中でどのように酒や悲しみを断ち切ろうとしたのかは、ぜひ、映画を観て確認して欲しい。



私が、そんな彼の姿を観て思ったのは、自分では「悪いことが続いて、何て私の人生は不運なんだ」と思う時でも、生活習慣を変えたり、自分の気持ちを切り替えたりするだけで、人生は好転するということ。

それが難しいから、人はなかなか人生を変えられないんだけれど、何かをきっかけにして、変えるべき時はきっとやってくる。



もしかしたら、この映画を観たことをきっかけに、ジョンと同じ行動をしてみたら、人生を変えられかもしれない。

周りの人たちは、自分が思っているより優しいし、誰かに頼りたい時は頼っても良いのだ。


「人生は、案外悪くないよね」と思える映画だった。



そして、この映画の中では、アルコール依存症を描いているだけに、断酒会のグループセラピーのシーンが多い。

断酒会やグループセラピーが、あまり浸透していない日本で、この映画が受け入れられるかどうかを監督はとても心配していた。

しかし、グループセラピーは、例えば家族や友人との会話だと思えば、そんなにかけ離れた問題でもないなと思った。



最近、落ち込み気味で…とか、どうも人生うまくいかない…と、ネガティブな思考に陥っている人にこそ、観て欲しい作品だった。


Posted by pharmacy_toe on 2019/02/21 with ぴあ映画生活





Twitterでも、映画情報や海外ドラマの情報を発信しています~



Instagramでも映画のレビューを日々更新しています~




ゆるめの映画ネタはこちら→「とにかく映画が好きなんです」【別館】

映画のコラムやイベントに参加した話、音楽やご飯ネタなども掲載しています。

この【本館】よりも、もっとユルッとした裏アカです。

こちらも、ぜひ。
 ↓





↓ 人気ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします

映画 ブログランキングへ

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村





原作本「Don't Worry, He Won't Get Far on Foot」

Don't Worry, He Won't Get Far on Foot

新品価格
¥4,573から
(2019/4/2 19:40時点)


















このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


ヘンリー・ホッパー主演の映画「永遠の僕たち」をNHK BSプレミアムで観た。

「死ぬ」ということに興味を持つ青年と、余命わずかの少女の恋と青春を描く。

満足度 評価】:★★★☆☆

「死」というテーマを扱った映画にも関わらず、決して悲しい雰囲気にはならず、むしろ希望を持てた終わり方が良いと思えた映画だった。


「永遠の僕たち」予告編 動画

(原題:Restless)




ネット配信で観る:「永遠の僕たち」(字幕版)

永遠の僕たち (字幕版)

新品価格
¥199から
(2018/8/21 23:55時点)



DVDで観る:「永遠の僕たち」

永遠の僕たち [SPE BEST] [DVD]

新品価格
¥1,000から
(2016/9/6 19:50時点)



キャスト&スタッフ


出演者

〇ヘンリー・ホッパー

〇ミア・ワシコウスカ


監督

ガス・ヴァン・サント


2010年製作 アメリカ映画



あらすじ


両親を事故で亡くし、高校を退学になった青年イーノック(ヘンリー・ホッパー)の親友はイーノックにしか見えない幽霊のヒロシ(加瀬亮)。

彼の趣味は葬式に行くこと。知らない人の葬式に行き、親族や友人の1人のフリをして弔辞を聞く。

ある時、幼い少年の葬式で、自分と同世代の少女アナベルと知り合う。

アナベルは病気を抱え、余命が3カ月だと宣告されているという。

初めは気の合う友人として会うようになったイーノックとアナベルだったが、次第に愛し合うようになり…。



永遠の僕たち



感想(ネタバレあり)


「死ぬこと」にとらわれる主人公イーノック


なんだかとても不思議な映画だった。

テーマは「死」なのに暗くはなく、むしろ希望を持って終わったところが良かった。


主人公の青年イーノックは、「死ぬこと」に非常に強く興味を持っている。

両親は事故で亡くなってしまい、親友は幽霊のヒロシ。

ヒロシは第二次大戦中に神風特攻隊に所属していたパイロットだ。

イーノックとヒロシは英語で会話をしていて、ゲームをしたり、イーノックが悩みをヒロシに打ち明けたりしている。

趣味は「葬式に行くこと」

見知らぬ人の葬式に行き、友人や親族のフリをして弔辞を聞いている。

この趣味、面白いなぁと思った。

楽しい、楽しくないは別として、呼ばれていない知らない人の葬式でも、いきなり教会に行って、弔辞を聞いたり、家族の様子を見たりすることができるんだと思った。

そうやって、いろんな人の人生を知ることもできるよね。



永遠の僕たち3



「生きる喜び」を感じるアナベル


そんなイーノックが、ある少年の葬式で知り合ったのがアナベルだった。

アナベルは余命が3カ月であり、病院の小児癌病棟で治療を受けている。

彼女にとって、死はとても身近なこと。

そして、毎朝生きていることに喜びを感じている。

彼女のセリフの中で、心に残ったセリフがある

「鳥が朝歌うのはなぜか。朝起きた時生きていることを知り、そのことに喜びを感じているから」

これ、素敵だなぁと思った。

朝の鳥の鳴き声が、生きている喜びの声だと思って聴くと、これまでとは違って聞こえてくるはず。

イーノックが「死」に憑りつかれているのなら、アナベルは「生命」の神秘を感じて日々を生きている。



永遠の僕たち2



辛いのは残された者か、先に逝く者か…


そんな2人が、会うようになってしばらく経つと、次第に愛し合うようになる。

すると、イーノックはアナベルの死を受け入れられなくなってくる。

こんなに愛しているのに、死んでしまうなんて…。

その時、ヒロシから渡された1通の手紙。

それは、ヒロシが「もう二度と戻れない」と思いながら、愛する人に宛てて書いた手紙だった。

しかし、その手紙は渡すことができず、常に大切に持ち歩いていた。

人が死ぬとき、つらいのは残された者か、それとも先に逝く者か。

先に行く者は残していく者に対し、新しい人生を幸せに過ごして欲しいと願う。

その思いを知ったイーノックは、笑顔でアナベルを見送ることに。



永遠の僕たち4



失ってから始まる人生と、亡くなった後に始まる人生


この映画を観ていて思ったのは、「死ぬことは怖くないこと」「きっといつかまた会える」という思いだった。

ヒロシが長い年月を経て「死」にとらわれたイーノックと出会ったように、アナベルも新しい人生が始まり、イーノックもまたアナベルのいない新しい人生が始まる。

両親の死も、アナベルの死も受け入れたイーノックは大人になり、ヒロシとは会わなくなるだろう。

というより、ヒロシがいなくても1人で歩いて行けるようになる。

きっと車にも乗れるようになるし、また新しい恋をするようになる。

それが生きる喜びであり、アナベルがイーノックに遺したものである。

その「生きている喜び」に感謝するところが、この映画の好きなところだった。





↓ 人気ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします

映画 ブログランキングへ

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村





ネット配信で観る:「永遠の僕たち」(字幕版)

永遠の僕たち (字幕版)

新品価格
¥199から
(2018/8/21 23:55時点)



DVDで観る:「永遠の僕たち」

永遠の僕たち [SPE BEST] [DVD]

新品価格
¥1,000から
(2016/9/6 19:50時点)


















このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


マシュー・マコノヒー、渡辺謙共演、ガス・ヴァン・サント監督、4月29日公開予定の新作映画「追憶の森」の予告編を観た。

自殺をするために日本の青木ヶ原へやってきたアメリカ人の男性が、森の中で日本人の男性と出会い、人生を見つめなおす物語

【観たい度】:★★★★☆

マシュー・マコノヒーと渡辺謙の共演と、ガス・ヴァン・サントが日本をどんな風に描くのかがとても気になる。


「追憶の森」予告編 動画

(原題:THE SEA OF TREES)





【Amazon.co.jp限定】「追憶の森」(非売品プレス付き) [Blu-ray]

【Amazon.co.jp限定】追憶の森(非売品プレス付き) [Blu-ray]

新品価格
¥5,184から
(2016/6/20 19:59時点)




ノベライズ「追憶の森」

追憶の森 (PARCO CINEMA NOVEL SERIES)

新品価格
¥1,296から
(2016/4/17 00:04時点)



樹海をさまよい知り合ったアメリカ人男性と、日本人男性


物語は、夫婦関係に問題を抱えたアメリカ人男性アーサー(マシュー・マコノヒー)が、日本の青木ヶ原で自殺しようと来日する。

しかし、樹海の中で日本人男性タクミ(渡辺謙)と出会い、タクミと共に樹海をさまよいながら、妻(ナオミ・ワッツ)との間にある問題を語り、人生を見つめ直すというお話。

追憶の森

外国人観光客も興味津々の自殺の名所「青木ヶ原の樹海」


ちょっと驚いたのは、、外国人観光客も青木ヶ原を「自殺の名所」だと知っていること。

それがとても気になって調べてみたら、近年、外国人観光客を対象にした樹海探索の観光ツアーがとても増えているらしい。

私にとって青木ヶ原の樹海は、「一度入ったら、出てこられない場所」というイメージしか無く、だからこそ、自殺の名所なんだろうけど、観光しようなんて、考えたことなかった。

でも、そんな「磁場が狂う深い森」っていうのは、世界でもなかなか無いのかもしれないよね。

いや~、しかし、怖いわ。

日本人にとっては、樹海の恐ろしさがリアルに分かるけど、この映画を観た外国人の人にとっては、見た感じただの森としか思えず、説明するのが難しいところだよね。

その辺をガス・ヴァン・サント監督なりに、どう描くのかが気になるところ。

英語版タイトルもも日本の青木ヶ原そのままで、「THE SEA OF TREES」(樹海)

そんな樹海に魅了される外国人観光客と、そこでさまよっている日本人の間でどんな心の交流が描かれるのか、楽しみにしたい。

追憶の森2

マシュー・マコノヒー X 渡辺謙 X ナオミ・ワッツ X ガス・ヴァン・サント監督


主人公のアーサーは、マシュー・マコノヒー

最近、出演作に意欲的な作品が多いマシュー・マコノヒー。

なぜ、今とてもオファーが多い彼がこの作品を選んだのか知りたいな。

日本に興味があったのか、それとも、アーサーの人生の選択に興味があったのか。

他の出演作には、「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」(声の出演)、「インターステラー」、「マジック・マイク」「ダラス・バイヤーズクラブ」など

そして、アーサーが樹海で出会う日本人、タクミには渡辺謙

もう、最近ではハリウッド映画に渡辺謙が出ることにあまり違和感を感じなくなったよね。

しかし、渡辺謙という俳優は、あまりガス・ヴァン・サントの作品に出そうなイメージが無いけど、なぜ、渡辺謙をキャスティングしたのかが知りたいな。

他の出演作には、「インセプション」など

追憶の森4


アーサーが自殺をしようと思いたったきっかけとなる、妻の役にはナオミ・ワッツ

良いね。好きだなぁ。ナオミ・ワッツ

マシュー・マコノヒーとナオミ・ワッツが並んでいると想像しただけでも、良い夫婦像が浮かんでくるけど、果たして二人の間には、何があったのか。

他の出演作には、「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」など

監督は、ガス・ヴァン・サント

とても繊細な心情描写をする監督さん。

私が、彼を知るきっかけになったのは、リヴァー・フェニックス主演の映画「マイ・プライベート・アイダホ」であり、低予算映画の素晴らしさを教えてくれた作品だった。

他の作品には、「グッド・ウィル・ハンティング」「プロミスト・ランド」など

追憶の森3


と、いろいろ期待値が高いこの映画の公開は、4月29日の予定。



↓ 人気ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします

映画 ブログランキングへ

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村



【Amazon.co.jp限定】「追憶の森」(非売品プレス付き) [Blu-ray]

【Amazon.co.jp限定】追憶の森(非売品プレス付き) [Blu-ray]

新品価格
¥5,184から
(2016/6/20 19:59時点)




ノベライズ「追憶の森」

追憶の森 (PARCO CINEMA NOVEL SERIES)

新品価格
¥1,296から
(2016/4/17 00:04時点)

















このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


ブログネタ
映画の適当な感想 に参加中!
マット・デイモン主演・脚本、ガス・ヴァン・サント監督の映画「プロミスト・ランド」をWOWOWで観た

アメリカの田舎にある広大な農場。

その地下に眠る天然ガスの採掘権を求め、土地の買収に奔走する企業の買収担当者を描いた映画

なかなか面白い映画だなぁ~と思いながら観た。

よくある映画では「大企業=悪」であり、「環境活動家=善」として描かれるものが、この映画では買収担当者が主役なので、どちらが、善なのか、悪なのかがよく分からない曖昧さがあって、その揺らぎの部分を見ているのが面白かった

「プロミスト・ランド」予告編 動画

(原題:promised land)



「プロミスト・ランド」DVD

プロミスト・ランド [DVD]

新品価格
¥3,082から
(2015/9/21 17:59時点)




あらすじ

大手エネルギー会社の社員スティーヴ(マット・デイモン)は、アメリカの田舎町の地下に眠る天然ガス採掘権を得るため、ビジネスパートナーのスー(フランシス・マクドーマンド)と共に現地へ赴く

初めのうちは、各家庭から順調に権利を買っていた彼らだったが、地元高校での説明会の日、現地に住む高校教師から、ガスを採掘する過程で懸念される環境への悪影響を危惧する意見が出てしまう

そして、彼の意見により、ガスを売るか売らないかは、住民投票で決めることに

予想外の展開に戸惑うスティーヴだったが、そこへ、さらに環境活動家がガスの採掘反対運動をはじめてしまい・・・

プロミスト・ランド

感想(ネタバレあり) 必ずしも「大手企業=悪」、「環境保護=善」というワケでは無い

天然資源の採掘に奔走する大手企業と、環境保護活動家が出てくるお話となると、「大手企業=悪」、「環境保護=善」ってステレオタイプに描きそうなところだけど、この映画は、そうではない

むしろ、あえて、そこは答えを出そうとせず、観客にその答えをゆだねようとしている

私もこの映画「プロミスト・ランド」を見ていて、大手企業の買収担当者であるステーヴ(マット・デイモン)を見てて、悪い感じがしなかったんだよね

それは、スティーヴがどこにでいるような普通の人で、親しみやすく、良い人だから

それに加えて、ビジネスパートナーのスーもスティーヴと同じくとても親しみやすい人だったから、ますます悪って感じがしなかった

プロミスト・ランド3

ホントの悪とは、人をだまそうとするその精神

この映画で描く本当の悪とは、自社の人間をだましてまで、偽装工作をして田舎の人たちを取り込もうとする、企業側の精神なんだよね

映画の後半になって、環境活動家ダスティンが思わず、ステイ―ヴにもらしてしまった話が、この映画の一番の見どころ

地元の洋服屋さんで、土地の人と同じ服を買い、夜は、地元の人が集うバーへ行き、昼は、同じく地元のダイナーへ行き、そうすることで、地元の懐に入るのが、企業側からスティーヴに命じられた仕事だった

ところが、そうやって地元の人たちの懐に入り込んだのが、企業側には仇となってしまった・・・

スティーヴは、地元の人たちを裏切れなくなってしまったんだよね

そこで、この映画「プロミスト・ランド」では、地元の人たちを見捨てて、出世街道を歩むことができますかと問いかける

プロミスト・ランド2

田舎にしかない風景を守り続けること

スティーヴが、出世か、地元の人間を選ぶかで決め手となった出来事は、彼が同じく農場が広がる田舎出身の人間で、田舎の良さを誰よりもよく分かっていたこと

最終的には、自分に素直になって、その土地の良さを守っていきたいと思ったことだったんだよね

私がこの映画で一番、印象に残っているのは、スティーヴが住民たちにその大事な告白をする直前、体育館の入り口でレモネードを売っている女の子が出てくるシーンなんだよね

スティーヴが目指してたNYには絶対に無い風景

ちょっとレモンが酸っぱいレモネードを飲みながら、この景色を守っていきたいと彼は思ったんだろうなぁ

自分にとても大事な選択を迫られている時、こうして、ちょっと立ち止まって、ホッと一息入れる時間がとても大切なんだなぁとしみじみ感じたシーンだった

プロミスト・ランド4

安心のキャスト&スタッフ


マット・デイモン主演・脚本、ガス・ヴァン・サント監督というコンビは、「グッド・ウィル・ハンティング」と同じ組み合わせ

マット・デイモン(「サバービコン 仮面を被った街」「コンテイジョン」「オデッセイ」)が演技がうまいのは良く知っているし、ガス・ヴァン・サントは、こういう寂しい田舎に生きる人たちを描くのが得意な監督さんだと知っているので、安心して観ることができた


人生、生きてるといろいろ迷うことあるし、王道からそれちゃうときもあるけど、それでいいんじゃないかなって思える映画だった



↓ 人気ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします

映画 ブログランキングへ



「プロミスト・ランド」DVD

プロミスト・ランド [DVD]

新品価格
¥3,082から
(2015/9/21 17:59時点)





↓ 「プロミスト・ランド」も放送しているWOWOW_新規申込










このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック