ティル・シュヴァイガー主演、脚本、監督のドイツ映画「ガーディアン」をWOWOWで観た。
ある悪徳実業家がホテルで起こした事件の証人となった少女を守ることとなった刑事のお話。
【満足度】:★★★★☆
WOWOWの番組表でこの映画の存在を初めて知り、なんとなく観たら面白かった!!
ドイツの人気俳優ティル・シュヴァイガー、初監督作品。
いや~、いいね。好きだなぁ。この映画。
◆「ガーディアン」DVD
天涯孤独のニナ(ルナ・シュヴァイガー)は、恋人のトニーがウェイトレスをしているホテルに忍び込んでいた。
トニーが金持ちの部屋へルームサービスに行く際、その部屋が留守だったのでPCを盗むイタズラをしていると、その部屋のお客が帰ってきてしまう。
こっそりとPCを返そうとしたトニーは、その客に銃で撃たれ殺されてしまう。
その客は武器商人をしており、戦地へ武器を輸出して稼いでいる実業家である。
彼は、丸腰のトニーを殺したことで逮捕・起訴されることとなった。
そして、その後の裁判で事件の証人となるニナが邪魔になることが明らかとなり、警察はニナを保護するために、元特殊部隊のマックス(ティル・シュヴァイガー)を警護につけ、隠れ家へ身を隠させるが、そこも狙われてしまい・・・。

いや~、面白かったなぁこの映画。
まぁ、話の筋は「レオン」のようなもので、一人の少女を、一人のおっさんが守る抜く話だけれども、ドイツ人らしく骨太で、でもラストはドイツ人らしくなくちょっと人の道から外れた感じが逆に良かった。
でも、この映画で一貫して描いているのは、その少女とおっさんの交流というよりも、アフガニスタン従軍兵たちに残した心と体の傷跡と、そのことに対する復讐に重きを置いているように見えた。
まず、私には、ドイツ兵がアフガニスタンへ従軍していたイメージすらなかったので、帰還兵がいること自体がちょっとした驚きだった。
そして、マックスはアフガニスタンへ従軍していたことで人間がすっかり変わってしまい、恋人のサラとうまくいかなくなってしまう。
彼はそこから孤独な道を歩み始めるけれども、そこへ現れたのが天涯孤独のニナであり、だからこそお互いが分かり合えたのではと思う。

周りが敵だらけで行き場を無くしてしまったマックスとニナを助けたのは、マックスのアフガニスタン時代の仲間のルディ。
ルディは、アフガニスタンで両足の膝から下を無くし、山の中で孤独な生活を送っている。
私は、この映画の中で、このルディが出てくるシーンが一番好きだな。
戦争で辛い思いをして、膝から下を無くしてしまったのに、それでもユーモアを持ち続けて暮らしているルディがとても素敵な人だったから。
私はあんな山の中では暮らせないけど、かわいいアルパカさんたちが一緒でいいなってちょっと思った。
特に説明しなくても、すぐに分かり合えている感じがするマックスとルディの関係もいい。
ドイツには、ルディのように戦争で手足を無くして暮らしている人たちがどれだけいるんだろうか。
彼がとても素敵な人に描かれているだけに、余計に考えさせられてしまった。

保護者(ガーディアン)のマックスを演じるティル・シュヴァイガー(「アトミック・ブロンド」「レボリューション6」「ノッキン・オン・ヘブンズドア」「イングロリアス・バスターズ」)は、主演、監督、脚本、製作を担当、主役のニナを演じるルナ・シュヴァイガーは、彼の娘だそうで。
観ている間、全然そのことに気付かなかった!!
全然似てないじゃん!!(笑)
そして、マックスの戦争時代の友人ルディは、モーリッツ・ブライプトロイ(「ノッキン・オン・ヘブンズドア」「es(エス)」「ラン・ローラ・ラン」)が演じている。
ドイツを代表する2大スターの共演なんだねぇ~。
モーリッツ・ブライプトロイが出てきた瞬間、おぉ~と思った。
この映画はティル・シュヴァイガーだけじゃないんだ!!って
いいね。二人とも、とても渋くて良い俳優さん。
あ、映画の中で、ちょいちょい映画の話題があったのが面白かった。
ニナが隠れ家の中で観ていた映画は、ベン・アフレック(同じく俳優の監督作品(笑))の「ザ・タウン」だったり、警察の中で「ランボー」の話が出てくるけど、「ランボー」の真似をしたはずが、「ロッキー」の真似で、その違いに誰も気付かなかったり(笑)
あぁいうマニアックなところが好き。

結局のところ、サラの言う「法廷に正義は無い」という理屈から(?)
ニナがいたところで、彼らに正義はくだされないということで、武器商人たちを抹殺してしまうわけだけれども、その結末がどうにもドイツらしくなくて良かったと私は思った。
何よりもまず、規則を遵守しそうなドイツで、これもありなんだと思えたことが良かったなぁ。
そして、ラストのビーチがそれまでの道のりと180度変わって能天気な感じがして良かったね。
きっと彼らは平和に過ごすんだろうなぁって思えて良かった。
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ある悪徳実業家がホテルで起こした事件の証人となった少女を守ることとなった刑事のお話。
【満足度】:★★★★☆
WOWOWの番組表でこの映画の存在を初めて知り、なんとなく観たら面白かった!!
ドイツの人気俳優ティル・シュヴァイガー、初監督作品。
いや~、いいね。好きだなぁ。この映画。
「ガーディアン」予告編 動画
(原題:SCHUTZENGEL(英題:THE GUARDIANS))◆「ガーディアン」DVD
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あらすじ
天涯孤独のニナ(ルナ・シュヴァイガー)は、恋人のトニーがウェイトレスをしているホテルに忍び込んでいた。
トニーが金持ちの部屋へルームサービスに行く際、その部屋が留守だったのでPCを盗むイタズラをしていると、その部屋のお客が帰ってきてしまう。
こっそりとPCを返そうとしたトニーは、その客に銃で撃たれ殺されてしまう。
その客は武器商人をしており、戦地へ武器を輸出して稼いでいる実業家である。
彼は、丸腰のトニーを殺したことで逮捕・起訴されることとなった。
そして、その後の裁判で事件の証人となるニナが邪魔になることが明らかとなり、警察はニナを保護するために、元特殊部隊のマックス(ティル・シュヴァイガー)を警護につけ、隠れ家へ身を隠させるが、そこも狙われてしまい・・・。

感想(ネタバレあり) アフガニスタン帰還兵の心と体の傷跡
いや~、面白かったなぁこの映画。
まぁ、話の筋は「レオン」のようなもので、一人の少女を、一人のおっさんが守る抜く話だけれども、ドイツ人らしく骨太で、でもラストはドイツ人らしくなくちょっと人の道から外れた感じが逆に良かった。
でも、この映画で一貫して描いているのは、その少女とおっさんの交流というよりも、アフガニスタン従軍兵たちに残した心と体の傷跡と、そのことに対する復讐に重きを置いているように見えた。
まず、私には、ドイツ兵がアフガニスタンへ従軍していたイメージすらなかったので、帰還兵がいること自体がちょっとした驚きだった。
そして、マックスはアフガニスタンへ従軍していたことで人間がすっかり変わってしまい、恋人のサラとうまくいかなくなってしまう。
彼はそこから孤独な道を歩み始めるけれども、そこへ現れたのが天涯孤独のニナであり、だからこそお互いが分かり合えたのではと思う。

明るく陽気に暮らすルディを見ながら思う
周りが敵だらけで行き場を無くしてしまったマックスとニナを助けたのは、マックスのアフガニスタン時代の仲間のルディ。
ルディは、アフガニスタンで両足の膝から下を無くし、山の中で孤独な生活を送っている。
私は、この映画の中で、このルディが出てくるシーンが一番好きだな。
戦争で辛い思いをして、膝から下を無くしてしまったのに、それでもユーモアを持ち続けて暮らしているルディがとても素敵な人だったから。
私はあんな山の中では暮らせないけど、かわいいアルパカさんたちが一緒でいいなってちょっと思った。
特に説明しなくても、すぐに分かり合えている感じがするマックスとルディの関係もいい。
ドイツには、ルディのように戦争で手足を無くして暮らしている人たちがどれだけいるんだろうか。
彼がとても素敵な人に描かれているだけに、余計に考えさせられてしまった。

ティル・シュヴァイガー 製作、監督、脚本、主演 作品
保護者(ガーディアン)のマックスを演じるティル・シュヴァイガー(「アトミック・ブロンド」「レボリューション6」「ノッキン・オン・ヘブンズドア」「イングロリアス・バスターズ」)は、主演、監督、脚本、製作を担当、主役のニナを演じるルナ・シュヴァイガーは、彼の娘だそうで。
観ている間、全然そのことに気付かなかった!!
全然似てないじゃん!!(笑)
そして、マックスの戦争時代の友人ルディは、モーリッツ・ブライプトロイ(「ノッキン・オン・ヘブンズドア」「es(エス)」「ラン・ローラ・ラン」)が演じている。
ドイツを代表する2大スターの共演なんだねぇ~。
モーリッツ・ブライプトロイが出てきた瞬間、おぉ~と思った。
この映画はティル・シュヴァイガーだけじゃないんだ!!って
いいね。二人とも、とても渋くて良い俳優さん。
あ、映画の中で、ちょいちょい映画の話題があったのが面白かった。
ニナが隠れ家の中で観ていた映画は、ベン・アフレック(同じく俳優の監督作品(笑))の「ザ・タウン」だったり、警察の中で「ランボー」の話が出てくるけど、「ランボー」の真似をしたはずが、「ロッキー」の真似で、その違いに誰も気付かなかったり(笑)
あぁいうマニアックなところが好き。

それまでと180度ガラリと変わったラストが良い
結局のところ、サラの言う「法廷に正義は無い」という理屈から(?)
ニナがいたところで、彼らに正義はくだされないということで、武器商人たちを抹殺してしまうわけだけれども、その結末がどうにもドイツらしくなくて良かったと私は思った。
何よりもまず、規則を遵守しそうなドイツで、これもありなんだと思えたことが良かったなぁ。
そして、ラストのビーチがそれまでの道のりと180度変わって能天気な感じがして良かったね。
きっと彼らは平和に過ごすんだろうなぁって思えて良かった。
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