とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:キム・ユンジン



キム・ユンジン主演の映画「ハーモニー 心をつなぐ歌」をキネカ大森の「韓国映画夏祭り」で観た。

韓国の女子刑務所で本当にあった話を映画化。


満足度 評価】:★★★★☆

女子刑務所にできた合唱部。

「歌をうたうこと」が女囚たちの荒んだ心を癒していく姿に感動。

音楽が持つ素晴らしい力を感じさせてくれる作品だった。


「ハーモニー 心をつなぐ歌」予告編 動画

(原題:하모니




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キャスト&スタッフ


出演者

キム・ユンジン
…(「国際市場で逢いましょう」、「シュリ」など)

ナ・ムニ
…(「怪しい彼女」など)

カン・イェウォン
…(「朝鮮美女三銃士」など)

〇チョン・スヨン

〇イ・ダヒ

監督・脚本

〇カン・テギュ


2010年制作 韓国映画


ハーモニー心をつなぐ歌


あらすじ


妊娠中に夫から暴行を受けたため、お腹の子を守るために夫を殺害し、チョンジュ女子刑務所に服役しているジョンへ(キム・ユンジン)は、服役中に息子を出産。

韓国の法律では生まれてから18ヶ月は刑務所の中で子育てする権利が与えられる。

しかし、音痴で子守歌が歌えないジョンへは、子守唄を歌うたびに息子を泣かせてしまい、歌がうまくなりたいと願うようになる。

そこで、ジョンへは刑務所の中に合唱団を作ることを思いつき、同部屋の死刑囚ムノク(ナ・ムニ)がかつて音楽大学の教授だったことを思い出し、合唱団に誘い込むのだが…。

ハーモニー心をつなぐ歌3

感想(ネタバレあり)


普通の女性たちと何の変りもない女囚たち


スタートのノリは、中学校の合唱恨クルールのような感じ。

リーダーがジョンへで、死刑囚のムノクが指揮者 兼 教師なのは決まっているけど、あとはノープラン。

そのため、服役している女囚の中から希望者を募って、それぞれ、ソプラノ、メゾソプラノ、アルトのパートに分ける。

そして、もう1人若手刑務官が、昔ピアノを習っていたからという理由で伴奏者になった。

彼女たちがキャァキャァ言いながらパートを決めている様子を見ながら、「そういえば、合唱コンクールもこんな感じだったよなぁ」と思ったよ。

女子刑務所が舞台と聞くと、なんだか身構えてしまうし、特に韓国の場合、「親切なクムジャさん」のイメージが強いので、もっと恐ろしい女子たちを想像してしまった(笑)

でも、実際のところは、日頃の私たちとは何ら変わらない普通の女性たち。

まぁ、ちょっとカッとなりやすいところはあるかもしれないけど。

オープニングから子供を出産したところや、合唱部のオーディションの雰囲気で、彼女たちに親近感がわいてしまった。

ハーモニー心をつなぐ歌2

女囚たちの心を癒した合唱の力


とはいえ、彼女たちもそれぞれに理由があって刑務所で服役している。

合唱団のリーダーのジョンへは、妊娠中に夫から暴行を受け、お腹の子供を守るため夫を殺害。

合唱団の先生ムノクは、彼女が日本へ出張している間に夫が後輩と浮気していることが分かり、2人を車で轢いただけでなく、さらにその後、轢き殺して死刑宣告を受けてしまう。

彼女たちだけでなく、それぞれが、それなりに理由があって人を殺めてしまったり、怪我させたりしたために、その刑務所に服役していた。

そんな女囚たちの心の励みとなったのが、合唱団と音楽だった。

彼女たちの中で、最も印象的な女囚は新人のユミ(カン・イェウォン)。

ユミは、夫の再婚相手に性的暴行を受け、殺害してしまい刑務所に服役することになった。

しかし、心を閉ざしたまま口を開くこともなく、自殺願望の強い女性だった。

彼女の心の病は、明らかに義父からのDVによるものだと思われるけれど、母親に気を遣い言い出すことができず、結局、爆発して殺害に至ったようだった。

そんな彼女を変えたのが、合唱部だった。

口を開くことがなかった彼女の歌の上手さに気付いたムノクが、彼女を説得していった。

もちろん、彼女の心を救ったのは「歌をうたう」ことによる癒し効果が絶大だったけれども、仲間たちの存在も大きかった。

辛い思いをしているのはユミだけではない。

みんなが、それぞれに辛い人生を背負ってそこにいる。

その思いが、彼女の凍った心を溶かしていったのだと思う。

ハーモニー心をつなぐ歌4

歌い続けることが目標になる


いざ、合唱団を作ってスタートすると、次は「目標」が彼女たちの希望となる。

つくづく、目標っていうのは、人をウキウキさせて前向きにさせるものだなぁと思う。

例えば、全く予定の無い毎日よりと、2週間後に旅行の予定がある時とでは断然、やる気が違う。

毎日やる作業は同じでも、予定がある時の方が「旅行のためにがんばるんだ!」って思って、サクサク仕事がこなせるような気がするでしょ。

彼女たちにとってもそれは同じで、それまで、毎日が同じことの繰り返しで、つまらない日々だったのに、合唱団を始めてから、急に表情が明るくなる。

一番最初は、歌の練習をして家族を読んで発表会をするとか。

それから、どこかに呼ばれてお披露目をするに変わっていく。

そんな彼女たちの活動が話題になって、最後はソウルで行われるクリスマスコンサートに特別ゲストとして招待されることになる。

女囚たちは、その時、家族を呼んでいい、家族と会う時間を用意するとまで言われた。

そんな大きな目標が、彼女たちの「生きる目標」になる。

それもまた、音楽が彼女たちにもたらした希望の一つだ。

普通にシャバで生きている人たちと同じように、綺麗な衣装を着て歌っている彼女たちを観て、号泣してしまった。

すごく月並みだけど、「本当に生きてて良かったねぇ」と思った瞬間だった。

ハーモニー心をつなぐ歌5

音楽が聴く人と歌う人にもたらす力


私が彼女たちの歌を聴いて号泣してしまったように、音楽は聴いている人を癒す力がある。

彼女たちの活動が話題になって、各地を訪問したのも、もちろん女囚が歌っているという珍しさもあるだろうけど、一生懸命に歌う彼女たちの「癒しの力」を求められた部分もあるはず。

残念なことに、中には女囚たちを「自分たちよりも身分が低い人たち」だと見る人たちもいるだろうし、そんな彼女たちが必死になって歌う姿に励まされる人たちもいたに違いない。

彼女たちの姿そのものが、注目の的であり、人々の支えになっていた。

それだけではなく、それまで心を閉ざしていたユミが心を開くようになったように、音楽は歌う人の心を癒す力もある。

これは言うまでもなく、むしゃくしゃした時にカラオケに行って発散するのと同じ効果だ(笑)

その音楽が歌う人にも、聴く人にも等しくもたらしている力の偉大さを感じさせる映画だった。

あぁ、音楽ってやっぱり良いよねぇと思うし、合唱団って楽しそうだなぁと思った。

この話は実話が元になっているらしいけど、どこまでが実話なんだろう。

ムノク先生は本当に死刑囚だったんだろうか。

今でも、あの合唱団は続いているんだろうか。

その後の彼女たちの活躍が映画の終わりに出るかなぁと思ったら、無いままに終わってしまったので、そこから先のことがちょっと気になってしまった。

今でも、毎日歌をうたって、世の中の人たちを励ましていると思いたい…。





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ファン・ジョンミン主演の韓国映画「国際市場で逢いましょう」をWOWOWで観た。

朝鮮戦争の時に朝鮮半島の北部から、一家離散しながらも釜山にたどり着き、釜山の繁栄と共に発展していった家族の姿を描く。

満足度】:★★★☆☆(3.5)

良い映画を観たというよりは、歴史の勉強になったと思った作品。

「フォレスト・ガンプ」を観た時の印象にとても似ている。

出演ファン・ジョンミン、キム・ユンジン、オ・ダルス、チョン・ジニョン、チャン・ヨンナム、ユノ(東方神起)

監督:ユン・ジェギュン 2014年製作 韓国映画

「国際市場で逢いましょう」予告編 動画

(原題:국제시장)




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あらすじ


釜山に住むドクス(ファン・ジョンミン)は、まだ幼かった朝鮮戦争時代に北から家族と共に釜山へやってきた。

その時に一家離散してしまい、それ以来、父と妹とは会えず、ドクスが家長として母を支え、弟と妹の面倒を見ながら暮らしてきた。

そして青年になったドクスだったが、弟がソウル大に見事に合格。

しかし、釜山に住むドクスが弟をソウル大に行かせる程の金がない…。

そこで、親友のダルクが「ドイツで炭鉱夫を探している」という話を持ってくるが…。


国際市場で逢いましょう

感想(ネタバレあり)父と約束した釜山 国際市場の「コップンの店」


この映画を観ると、韓国の朝鮮戦争以降から現在までにあった歴史と、どうやって釜山が繁栄していったのかを知ることができる。

主人公のドクスは釜山の国際市場にあるお店「コップンの店」で働いている。

そこはそもそも、父方の叔母の経営しているお店であり、朝鮮戦争時代に父と「国際市場にある「コップンの店」で会おう」と言って別れたため、いつ父が帰ってきてもいいように、その店を守り続けていた。

青年になったドクスは、ソウル大に進学する弟のためにドイツの炭鉱まで出稼ぎに行ったり、

船長になりたいという夢をあきらめ、店と結婚したいという妹のためにベトナム戦争に行ったり

離散した家族を探すために、ソウルまで行ったり…。

常に、家族のために自分の身を削って365日働き続ける。

それが、ドクスという男だった。

国際市場で逢いましょう2

朝鮮戦争 → 一家離散 → ベトナム戦争 常に分散されてきた朝鮮半島


最初から、最後までこの映画を観終わってみると、良い映画を観たというよりも、韓国の歴史を知る勉強になった気がした。

第二次大戦直後、日本の支配から解放された直後に朝鮮戦争が勃発。

せっかく独立した朝鮮半島も、北と南に分断されてしまう。

その際、ドクス一家は父と妹と離れ離れになってしまう。

その後、韓国が発展し始めると、多くの若者がドイツの炭鉱へ出稼ぎに行く。

私は、この出稼ぎの話は知らなかった。

当時、こんなことがあったんだねぇ。

そして、彼らが韓国へ帰ると、次はベトナム戦争に参戦する。

恐らく、主人公のドクスと同じように、朝鮮戦争 → 一家離散 → ベトナム戦争 を経験している家族がとても多いんだろうなぁと思った。

だからこそ、この映画は韓国で多くの人に愛され、支持を得たんだと思う。

国際市場で逢いましょう3

死んだと思っていた家族との再会…


その様々な激動の歴史が描かれている中で、私が最も感動したのは、「死んだかもしれない」と思っていたドクスの妹が生きてることを知ったシーンだ。

お父さんは生きているだろうけど、あの高さから落ちた妹はきっと助からないだろう…。

きっと、誰もがそう思ったに違いない。

その妹が生きていた。

あの、「左耳の裏側のホクロを確認した」瞬間。

あぁ良かったと思った。

それに、なんと言ってもお母さんが生きている間に、妹と再会できて良かった。

お母さんも、お父さんには会えなかったけど、妹に会えてホッとしたかな。

その翌年に息を引き取ってしまう…。


国際市場で逢いましょう4

「あの時私も同じ気持ちだった」と思える映画は国民から愛される


韓国の近代史を知るには、この映画が最適なように思う。

この映画を観ながら思ったのは、「フォレスト・ガンプ」だった。

時折、実在の人物、例えば現代(ヒュンダイ)の創設者や、有名デザイナーのアンドレ・キム、歌手のナム・ジン(東方神起のユノが演じる)などを歴史の案内人として登場させている方法が良く似ている。

この映画「国際市場で逢いましょう」は、公開時、韓国での観客動員数が歴代2位を記録したという。

「フォレスト・ガンプ」もアメリカで国民に愛され、非常にヒットした作品だった。

やはり、長い人生を生きてきた中で、「あぁ、あの時私も同じ気持ちだった」と思えることが多い作品は、自動的に多くの人から愛される作品になるのだろう。

それぐらい、幼い頃からこのドクスと同じように苦労しながら、韓国の発展に貢献してきた人々が多いということなんだと思う。



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