とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:クリスチャン・ベール



クリスチャン・ベール主演の映画「バットマン ビギンズ」をU-NEXT で観た。

ゴッサムシティの富豪ウェイン家の息子ブルースがバットマンになるまでを描く。

「ジョーカー」の公開を前に、久しぶりに、この「ダークナイト」シリーズを観たくなった。


満足度 評価】:★★★★☆

‪ 「ジョーカー」は単独映画で、バットマン とは関係ないと聞いたけど、それでも観ておきたくなった。

ブルース・ウェイン少年が両親を殺されたトラウマを克服してバットマンになるまでの成長と心理的葛藤が面白かった‬。

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『バットマン ビギンズ』予告編 動画

(原題:Batman Begins)



更新履歴・公開、販売情報

・2019年9月24日 U-NEXT にて鑑賞。

・2019年9月25日 感想を掲載。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。


見逃しちゃった?でも大丈夫!映画「バットマン ビギンズ」は、現在U-NEXT で配信中

本ページの情報は2019年9月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

Amazon プライムで観る:「バットマン ビギンズ」(字幕版)

バットマン ビギンズ (字幕版)

新品価格
¥199から
(2019/9/25 15:38時点)



DVDで観る:「バットマン ビギンズ」

バットマン ビギンズ [Blu-ray]

新品価格
¥719から
(2019/9/25 15:40時点)





キャスト&スタッフ


出演者



マイケル・ケイン

リーアム・ニーソン

〇ケイティ・ホームズ
…(「ローガン・ラッキー」など)






渡辺謙
…(「怒り」、「インセプション」、「硫黄島からの手紙」など)



監督

クリストファー・ノーラン
…(「ダンケルク」、「インターステラー」、「インセプション」など)


2005年製作 アメリカ映画



映画「バットマン ビギンズ」



あらすじ


ゴッサムシティの富豪ウェイン家の息子ブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)は、腐敗した社会が嫌になり放浪の旅に出る。

それから4年間放浪してたどり着いたチベットで盗みをして逮捕され刑務所に入れられてしまう。

そんなブルースに目をつけたラーズ・アル・グール(渡辺謙)とデュカード(リーアム・ニーソン)は、ブルースを仲間にいれてゴッサムシティの悪を一掃しようと目論む。

しかし、「悪人を全て殺す」という過激なやり方についていけなくなったブルースは、彼らのアジトである寺院を放火して脱走し、迎えに来たアルフレッド(マイケル・ケイン)と共に帰国する。

そして、ゴッサムシティに帰ったブルースは、市民を幸せにするために、彼なりのやり方で悪を一掃しようと思うようになる。



映画「バットマン ビギンズ」クリスチャン・ベール



感想(ネタばれあり)


少年ブルース・ウェインがバットマンになるまで


この「バットマン ビギンズ」は、「少年ブルース・ウェインがバットマン(闇の騎士(ダーク・ナイト))になるまで」が描かれている。



少年ブルースは、目の前で両親を強盗に殺されてしまう。

その犯人について、「法による裁きを」と願っていたが、司法取引によって釈放されてしまう。

それならば、自分の手で犯人に復讐をするしかないと思ったブルースだったが、闇組織のリーダー ファルコー二の手によって、ブルースの目の前で犯人は殺されてしまう。



両親が殺されたのも、その犯人が殺されたもの、腐敗した社会に問題があると思うようになったブルースは、ゴッサムシティの住民を幸せにしたいと思うようになる。

それは、つまり、悪人が法によって処罰され、真面目に働いた人が報われる当たり前の社会だ。



そして、ブルースは、悪人に恐怖を感じさせるため、自分にとって恐怖の象徴であるコウモリの姿になって、悪人と戦うようになる。

そんなブルースを、人は「バットマン(コウモリ男)」と呼ぶようになるのだ。



映画「バットマン ビギンズ」ケイティ・ホームズ



バットマンとアイアンマンの共通点


そうして、ブルース・ウェインはバットマンとなるのだが、彼は、特殊な能力を持っているわけでもなく、宇宙人でもなければ、神でもない。

普通に育った人間である彼は、スーパーヒーロー界では、かなりレアなケースだ。



しかし、ブルース・ウェインと同じように、普通の人間がスーパーヒーローになった人がもう一人いる。

それは「アイアンマン」だ。



私は、この映画を観ながら「アイアンマン」のことを思い、比較しながら観ていた。

というのも、バットマンとアイアンマンの間には、とても共通点が多いからだ。

ブルース・ウェインも、トニー・スタークも、富豪であり、NY(ゴッサムシティ)にビルを持っている。



彼らは二人とも両親を殺された過去があり、それがトラウマとなっている。

そして、そのトラウマを克服するためにも、街の悪を一掃したいと思うようになり、自費でスーツを作り、自ら悪を倒すようになる。



そこまでは一緒だ。

しかし、性格は正反対だ。

トニーは、アイアンマンになった後、どんどん表に出て自己PRするわ、どんどん仲間を増やしていくわで、社交的で宣伝上手なタイプ。



それに対して、ブルースはとても内向的だ。

なんといっても、地下深い暗闇に秘密基地を作って、コウモリと共に暮らしながら、秘密兵器を開発したり、作戦を練ったりしているのだから、トニーとは正反対だ。

(そんなブルースの一日をパロディにしているのが「レゴバットマン ザ・ムービー」)



「恐怖とは何か」について、幼い頃のトラウマと向き合ったり、地下に突き落とされるたびに、「なぜ、突き落とされるのか。それは、這い上がるためだ」と、自分を鼓舞したり、そうやって、常に自分の内面と向き合い戦っているのが、ブルース・ウェインであり、バットマンなんだなということが、この映画を観ていてよく分かった。



見た目にしても、アイアンマンは赤なのに対して、バットマンは黒だし、「富豪だけど、中身は普通の人間」という共通項以外は対照的な二人を比べてみると、バットマンの特徴が浮き彫りになってくる映画だった。



どちらが良いか悪いかは、観た人の趣味次第として、DCにしても、MARVELにしても、そこには、ブルースやトニーのような富豪たちに、街を良くするために立ち上がって欲しいという願いがあるんだろうなぁという思った。

(たとえば、トランプさんみたいに(笑))



そんな願いは同じでも、生まれたヒーローは、まるで真逆というのが面白いなと思った。



映画「バットマン ビギンズ」バットマン



失敗しても、失敗しても這い上がるバットマンの成長物語


トニー・スタークはマサチューセッツ工科大学出身で、科学の天才だから、スーツも最先端の科学を駆使して製作している。



しかし、ブルース・ウェインは、普通の人だ。

彼が本当に心を許して頼りにしているのも、執事のアルフレッドと、ウェイン社の社員のルシアスだけ。

そこで、ウェインはルシアスと共に、兵器を開発していく。



その過程が、とても普通の人っぽくていい。

つまり、ブルースはトニー・スタークと比べて、ずっと庶民的であり、「もしかしたら自分も身体を鍛えたらバットマンになれるかも」という点が魅力の一つなのだ。



1つ1つ失敗を繰り返しながら、それでも、悪を倒すことを諦めず、開発に開発を重ねて、真のバットマンになていく。
これは、ブルース・ウェインがバットマンになるまでの成長物語でもあるのだ。

そして、私たちは、彼がいかにして学習して真のスーパーヒーローになるのかを目撃するのだ。



最後には、その手を広げて空を飛ぶまでになり、「あぁ、彼はバットマンになったんだなぁ」と思ったところで、話は終わる。

だから、これはバットマンの始まりの物語なのだ。

最後に手を広げた場面は、感動的ですらあった。



映画「バットマン ビギンズ」モーガン・フリーマン



バットマンの原点はここにある


そういった「内面的な葛藤や成長」を描いている作品であるため、ヒーロー作品にしてはアクションシーンが少なめになっている。

その少ないアクションシーンでも、やっぱりクリスチャン・ベールのバットマンは最高にカッコイイことが伝わってくる。



両親が殺された少年が、コウモリに対するトラウマを克服しつつ、様々な葛藤を抱えながら、悪を倒すヒーローへと成長していく。

その成長の過程を観るのが、とても面白い映画だった。



そして、この作品は、これから先作られるバットマンの原点となるだろうと思う。

「なぜ、バットマンはここで葛藤するのか…」と考えた時、その内面の原点はここにあるからだ。



最高に人間臭くて、最高にかっこいいバットマンだと思った。


見逃しちゃった?でも大丈夫!映画「バットマン ビギンズ」は、現在U-NEXT で配信中


本ページの情報は2019年9月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。



Twitterでも、映画情報や海外ドラマの情報を発信しています~




Instagramでも映画のレビューを日々更新しています~






↓ 人気ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします

映画 ブログランキングへ

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村





Amazon プライムで観る:「バットマン ビギンズ」(字幕版)

バットマン ビギンズ (字幕版)

新品価格
¥199から
(2019/9/25 15:38時点)



DVDで観る:「バットマン ビギンズ」

バットマン ビギンズ [Blu-ray]

新品価格
¥719から
(2019/9/25 15:40時点)


















このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


クリスチャン・ベール主演の映画「アメリカン・ハッスル」をU-NEXT で観た。

1970年代にFBI捜査官とサギ師が手を組んで、政治家たちの収賄容疑を告発した「アブスキャム事件」の実話を元に映画化。



満足度 評価】:★★★★☆

FBIに詐欺師にマフィア、一癖も二癖もある彼らの嘘の付き合い、騙し合い‬のカオス。

そんな彼らの生存競争を見ていて思ったのは「急いては事を仕損じる」‬

何事もガツガツするより、一歩引いた冷静さが大切なのだ‬。


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『アメリカン・ハッスル』予告編 動画

(原題:American Hustle)



更新履歴・公開、販売情報

・2019年8月3日 U-NEXT にて鑑賞。

・2019年8月9日 感想を掲載。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。



見逃しちゃった?でも大丈夫!映画「アメリカン・ハッスル」は、現在U-NEXT で配信中

本ページの情報は2019年8月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

Amazon Primeで観る:「アメリカン・ハッスル」(字幕版)

アメリカン・ハッスル(字幕版)

新品価格
¥100から
(2019/8/9 15:25時点)



DVDで観る:「アメリカン・ハッスル」

アメリカン・ハッスル スペシャル・プライス [Blu-ray]

新品価格
¥1,405から
(2019/8/9 15:26時点)





キャスト&スタッフ


出演者

クリスチャン・ベール

ブラッドリー・クーパー

 
ジェニファー・ローレンス






監督・脚本

デヴィッド・O・ラッセル
…(「世界にひとつのプレイブック」、「ザ・ファイター」など)


2013年製作 アメリカ映画



映画「アメリカン・ハッスル」



あらすじ

コンビで詐欺をしているアーヴィン(クリスチャン・ベール)とシドニー(エイミー・アダムス)は、FBI捜査官のリッチー(ブラッドリー・クーパー)に逮捕されてしまう。

アーヴィンはリッチーから、逮捕をする代わりに、あるおとり捜査に協力するようにわ言われる。

それは、カジノの利権に絡んだ政治家たちの汚職を告発し、逮捕するというものだった…。



映画「アメリカン・ハッスル」クリスチャン・ベール




感想(ネタばれあり)


超個性的な登場人物たちの生存をかけた戦い


この映画の魅力の一つは、超個性的で、一癖も二癖もある登場人物たちだ。



主人公は詐欺師のアーヴィン。

演じているイケメン俳優クリスチャン・ベールの見る影もなく、でっぷりしたお腹で、薄毛の頭は後ろから髪を持ってきて、一九分けにしているような中年のおっさんだ。

しかし、彼には、人から信頼される話術があって、その誰にも負けないスキルで一流の詐欺師になった。



その上、アーヴィンにはシドニーという美しい恋人がいるのだが、その反面、長年別れられない妻・ロザリンもいる。

シドニーは、そんなアーヴィンに腹を立てつつも、自信満々のアーヴィンが魅力的で離れられずにいる。

一方で、正妻のロザリンは、シドニーの存在を知りつつも、生活していくために絶対に離婚しないと言い張っている。




そんなアーヴィンとシドニーの間に割って入ったのが、FBI捜査官のリッチーだ。

出世欲が強く、「どんな手を使ってでものし上がってく」とばかりに、詐欺師のアーヴィンを利用して一世一代の大捕り物を仕掛ける。



そのリッチーのターゲットとなったのが、市長のカーマイン(ジェレミー・レナー)だ。

金の話に目がないカーマインは、偽アラブ人シークを使ったアーヴィンの罠にズブズブとはまっていく。



さらに、カジノを仕切るマフィアのボス(ロバート・デ・ニーロ)が絡んできて、話は「この中で誰が生き残るのか」の生存競争へと発展していく。



詐欺師、FBI捜査官、その恋人たちと、政治家にマフィア。

それぞれが、それぞれの利権を求めて腹の探り合いをする中で、誰が、どのような手を使って生き残るのか。

最後まで、誰が勝つのか分からないカオスっぷりが面白い作品だった。



映画「アメリカン・ハッスル」ジェレミー・レナー



せいては事を仕損じる


大きな目的を成功させるために、人はどう行動するか

そのスピードや力の使い方は人それぞれだ。



目の前にぶら下がったニンジンを誰よりも早く食べるために、猪突猛進で突き進むタイプ。

周りのペースを見ながら、最後の最後に大外から猛ダッシュしてきて、一気に抜いていくタイプ。

本人は必死に走っているつもりが、いつの間にかペースメーカーにされているタイプ。



ちなみに、私は周りが見えなくなってしまう猪突猛進タイプだ(笑)



この映画のゴールは、アーヴィンとリッチーにとっては、「政治家たちが反社会勢力(マフィア)から賄賂を受け取ることを確認した時」であり、政治家カーマインとマフィアたちにとっては、「互いにカジノの利権を分け合った確認をした時」だ。

そのゴールに向けて、それぞれが腹の探り合いをしつつ、突っ走っていく。



しかし、その途中で、リッチーは大事なことを忘れてしまう。

それは「アーヴィンは人をだますプロの詐欺師だ」ということだ。



リッチーは、このパワーゲームの中で「自分は先頭に立って、全てをコントロールしている」と思い込み、「FBI」という後ろ盾を利用したい放題利用し、弱腰の捜査官をバカにする傲慢ささえ見せる。



しかし、そんなリッチーの手綱を握っていたのは、実はアーヴィンだったのだ。

アーヴィンは最後の最後に自分が生き残るための切り札を用意し、それをリッチーに悟られないようにしながらゲームを続け、最後に大外から、見事な一発逆転を仕掛けたのだ。



この逮捕劇を機に、のし上がっていくつもりのリッチーだったが、今度は自分が署内の笑い者に成り下がってしまったのだ。



そんな彼らの生存競争を見て思ったのは「急いては事を仕損じる」だった。

たとえ「これは確実に行ける」と思っても、一歩引いて「次に何が起こるのか」を冷静に判断したものが、最後に笑うのだ。

この映画の勝者は、見事にリッチーの裏をかき、減刑に成功したアーヴィンだった



映画「アメリカン・ハッスル」エイミー・アダムス



このゲームの真の勝者は女性たち


しかし、私は、このゲームの真の勝者はシドニーとロザリンだと思った。

彼女たちには「この当時の女性らしいしたたかさと強さ」を感じ、痛快だった



彼女たちは、常に「どの男性につけば生き残っていけるのか」を嗅覚で判断していた。

リッチーに逮捕され、アーヴィンのその後に暗雲が立ち込めると、シドニーは「アーヴィンは勝ち馬になれない」と判断し、リッチーに鞍替えする。



しかし、そこでシドニーはリッチーに対して「二人の愛が本物になるまで、決してセックスはしない」と宣言する。

シドニーは自分を安売りしないことで、リッチーに「本気」を匂わせるのだ。

一方、リッチーはセクシーなシドニーにそう宣言されたことで、「プラトニックラブ」の美しさを思い、「これぞ、本物の愛」だと思い込み、シドニーの言いなりになってしまう



シドニーはその時、アーヴィンとリッチーが「次にどんな手を使うのか」について見定めていたのだ。

そして、シドニーは出世欲に燃えて周りが見えないリッチーよりも、常に「どう動くべきか」を考えるアーヴィンを選んだのだ。

アーヴィンを勝利に導いたのは、そのシドニーの支えがあったことも大きい。



また、アーヴィンの妻・ロザリンもしたたかな女性だった。

アーヴィンの愛が自分にないと分かりつつも、妻の座に居座り続け、アーヴィンに止められても市長に会いに行き、自分をさらけ出す。

アーヴィンから呆れれても自分を貫き、その結果、新しい恋人を手に入れるのだ。



結局、アーヴィンの妻であるにも関わらず、犯罪に手を染めることなく、金に不自由のない生活を手に入れたのだ。



1970年代から80年代当時は、まだまだ女性たちの地位が低かった時代であり、「男性たちの経済力に頼って生きる」ことが、女性たちの成功の秘訣だった。

だからこそ、シドニーやロザリンは「女性たちは『誰につけば生き残っていけるのか』という嗅覚が鋭かったんだろうな」と感じさせるキャラクターだった



映画「アメリカン・ハッスル」ジェニファー・ローレンス



イケイケドンドンで突き進むといつか痛い目に遭う


そして、この映画が面白いのは、実話が元になっているという点。

冒頭で「ほぼ本当の話」と出ていたように、大きく脚色された部分もあっただろう。

FBI捜査官が詐欺師を利用して、汚職した政治家たちを一斉摘発しようなんて、「嘘のような本当の話」だった。



個性的なキャラクターたちが生存競争をする中、本当に強かったのは「冷静に一歩先を読んでいる者」であり、目の前にぶら下がった餌に夢中になると、足元をすくわれるという話だった。

当時、まだ地位の低かった女性たちは、「どの男性につけば生き残れるか」を嗅覚で感じ取り、日頃培ったしたたかさで、しっかりと生き残っていく。



結局「カジノの巨額な利権が手に入る」という熱に浮かされた政治家とマフィアは一斉検挙され、同じく「出世欲」に燃えたFBI捜査官も見事に玉砕してしまう。



そんな彼らの姿を見て、「何事も前のめりでガツガツするよりも、冷静な判断が大事だ」ということを、この映画から学んだ

イケイケドンドンで熱に浮かされていると、いつか痛い目に遭うんだなと実感した作品だった。




Twitterでも、映画情報や海外ドラマの情報を発信しています~





Instagramでも映画のレビューを日々更新しています~




ゆるめの映画ネタはこちら→「とにかく映画が好きなんです」【別館】

映画のコラムやイベントに参加した話、音楽やご飯ネタなども掲載しています。

この【本館】よりも、もっとユルッとした裏アカです。

こちらも、ぜひ。
 ↓





↓ 人気ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします

映画 ブログランキングへ

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村






















このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


クリスチャン・ベール主演の映画「バイス」を試写会で観た。

ジョージ・W・ブッシュ大統領時代の副大統領ディック・チェイニーを描いた社会派コメディ映画。


満足度 評価】:★★★★☆

面白かった!

ブッシュ政権時代の元副大統領ディック・チェイニーについて描いた作品。

声を出して笑ってしまった!

こんなに政治家をバカにした映画を本人が生きているうちに製作したのが凄いし、彼を演じたクリスチャン・ベールも凄かった!

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『バイス』予告編 動画

(原題: Vice)



更新履歴・公開、販売情報

・2019年2月18日 試写会にて鑑賞。

・2019年4月1日 感想を掲載。

・2019年4月5日 全国公開。

詳しい劇場情報につきましては、下記公式サイトをご参照ください。
 ↓
映画「バイス」公式サイト



キャスト&スタッフ


出演者

クリスチャン・ベール

エイミー・アダムス
…(「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」、「人生の特等席」、「ジュリー&ジュリア」、「her/世界で一つの彼女」、「ザ・ファイター」、「ナイト ミュージアム2」、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」など)





監督

…(「マネー・ショート」など)


製作


ブラッド・ピット
…(<出演>「マリアンヌ」、「マネー・ショート」、「フューリー」<製作総指揮>「オクジャ okja」、「ムーンライト」など)

〇ウィル・フェレル


2018年製作 アメリカ映画



バイス




あらすじ

1960年代。

酒癖が悪く、大学もクビになってしまうディック・チェイニー(クリスチャン・ベール)は、恋人のリン(エイミー・アダムス)からの強い勧めで政界に足を踏み入れる。

その時、下院議員のドナルド・ラムズフェルド(スティーヴ・カレル)の下で政治を学び、やがて「権力」の虜になっていく。

そして、徐々に頭角を現すチェイニーは、ジョージ・W・ブッシュ政権の副大統領にまで登り詰めるのだが…。



バイス2




感想(ネタばれあり)


この映画の感想につきましては、私が「ぴあ映画生活」に掲載したものをご紹介します。

バイス (2018)


★★★★ [80点]「政治を笑え!」


9.11当時のブッシュ政権で副大統領をしていたディック・チェイニーを描いた作品。

田舎に住んでいる特に取り柄のない大学生だったチェイニーが、恋人のリンにそそのかされて政治家になると、やがて政治家の権力の味を覚えてしまう。

そして、そこからのし上がって副大統領に登りつめると、大統領をうまいこと操るようになる。



そんなあらすじを聞くと「政治の映画か…難しそうだな…」と思うかもしれない。

確かに、この映画は政治を描いた社会派作品で、政治家もたくさん出てくる。



でも、これは社会派であると同時にコメディ映画でもあって、声を出して笑ってしまうぐらいに面白い

で、笑って楽しみながらも、次第に当時チェイニーがしていた悪業の数々を思い知らされる

特に、911後のイラク戦争で何が起きていたのかについては、とても衝撃的だった。

中には、余りにも一方的過ぎる視点で描かれている部分もあったけれど、でも、元副大統領について、これだけ茶化して映画にしてしまうアメリカの懐の深さを感じる作品になっている。



そして、アカデミー賞でも話題のクリスチャン・ベール

もう、正直、クリスチャン・ベールだってことを忘れてしまうクォリティの高さ。

役作りでは、口の曲げ方までチェイニーの真似をする徹底ぶりだったそうで、迫力がもの凄かった。

おかげで、チェイニーという人の非道で、狡猾でありながら薄っぺい人間性をより感じられたと思う



社会派ということに対して、あまり構えることなく、肩の力をを抜いて楽しんだらいいんじゃないかな。

あの当時、アメリカの裏側で何が起きていたのかを、ぜひ、感じて笑って欲しい作品


Posted by pharmacy_toe on 2019/02/21 with ぴあ映画生活



バイス3





Twitterでも、映画情報や海外ドラマの情報を発信しています~




Instagramでも映画のレビューを日々更新しています~




ゆるめの映画ネタはこちら→「とにかく映画が好きなんです」【別館】

映画のコラムやイベントに参加した話、音楽やご飯ネタなども掲載しています。

この【本館】よりも、もっとユルッとした裏アカです。

こちらも、ぜひ。
 ↓





↓ 人気ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします

映画 ブログランキングへ

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村






















このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


オスカー・アイザック主演の映画「The Promise/君への誓い」を試写会で観た。

1914年、第一次世界大戦当時に実際に起きた、オスマン帝国によるアルメニア人虐殺を描く。


満足度 評価】:★★★★☆

第一次世界大戦当時にこんなことが起きていたなんて知らなかった。

三角関係から始まって主人公たちに感情移入し、やがて戦争がやってくると、その戦争がまるで自分に起きていることのように感じた。

後半は涙なくしては観られなかった。


この感想にはエンディングに関するネタバレが含まれています。映画をご覧になってからお読みください。

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


「The Promise 君への誓い」予告編 動画

(原題:The Promise)



更新履歴・公開、販売情報

・2018年1月31日 試写会で観た感想を掲載。

・2019年2月17日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。

ネット配信で観る:「THE PROMISE 君への誓い」(字幕版)

THE PROMISE 君への誓い(字幕版)

新品価格
¥400から
(2019/2/17 16:04時点)



DVDで観る:「THE PROMISE 君への誓い」

THE?PROMISE 君への誓い?Blu-ray?豪華版

新品価格
¥5,055から
(2019/2/17 16:06時点)





キャスト&スタッフ


出演者

オスカー・アイザック
…(「サバービコン 仮面を被った街」、「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」「X-MEN:アポカリプス」「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」、「ドライヴ」、「インサイド・ルーウィン・デイビス 名もなき男の歌」、「ワールド・オブ・ライズ」、「アレクサンドリア」、「アメリカン・ドリーマー 理想の代償」、「極悪の流儀」など)

シャルロット・ルボン
…(「ザ・ウォーク」、「マダム・マロリーと魔法のスパイス」など)

クリスチャン・ベール
…(「バイス」、「リベリオン」、「マニシスト」、「3時10分、決断の時」、「マネー・ショート 華麗なる大逆転」、「ファーナス/訣別の朝」、「ザ・ファイター」など)

〇アンジェラ・サラフィアン


〇ジャン・レノ

ショーレ・アグダシュルー
…(ドラマシリーズ「パニッシャー」など)



監督

〇テリー・ジョージ

2016年製作 スペイン・アメリカ合作映画



映画「The Promise 君への誓い」




あらすじ


1914年のオスマン帝国。

小さな田舎町で育ったアルメニア人のミカエル(オスカー・アイザック)は医者を志すも、医大に入学する金が無く、地元の有力者の娘・マラル(アンジェラ・サラフィアン)と婚約し、彼女の持参金でイスタンブールにある医大に入学する。

「必ず戻ってくるから、その時に結婚しよう」と約束して。

イスタンブールでは、同じくアルメニア人のアナ(シャルロット・ルボン)と、アメリカ人ジャーナリストのクリス(クリスチャン・ベール)のカップルと出会う。

その頃、オスマン帝国は第一次世界大戦に参戦し、戦場へ取材に向かうクリスはイスタンブールを離れることが多く、ミカエルとアナは恋に落ちる。

また、その頃、イスタンブールではアルメニア人を排斥する動きが始まっていた…。


映画「The Promise 君への誓い」オスカー・アイザック



感想(ネタバレあり)


ホロコースト以前、第一次世界大戦当時に起きたアルメニア人大虐殺


ナチスドイツによるユダヤ人大虐殺(ホロコースト)と言われれば、きっと誰もが聞いたことがあり、酷い話だと思うことだろう。

そして、みな、その話を聞いたときには「もう、二度とこんな酷いことは起きないように」と願うのだが、人間は過去から学ぶことができず、その後も、人種差別や迫害、虐殺はいつも世界のどこかで起きている



今回、この映画で描かれるのは、ホロコースト以前の1914年にオスマン帝国で起きたアルメニア人大虐殺である。

私は、オスマン帝国でそんなことが起きていたなんて知らなかった。



しかも、多くの犠牲者(150万人)を出しておきながら、トルコは現在も、その事実を認めようとしていないという。

ということは、きっと私だけでなく、多くの人にとってこれが「初めて知ること」なのかもしれない。

それだけでも、この映画の存在意義があり、より多くの人に見て欲しい理由の一つである。



「虐殺」にはとても暗くて重いイメージがるし、悲惨なできごとを扱っているけれども、この映画は人間の感情面にフォーカスをあてていて、とても感情移入しやすく、見やすくできている

なので、身構えることなく観て欲しい作品なのだ。



映画「The Promise 君への誓い」クリスチャン・ベール、オスカー・アイザック



主人公たちに感情移入することで、戦争がより身近になる


物語の中心となるのは、主人公たちの三角関係である。

医学生のミカエルと、ミカエルが世話になっている叔父の家で家庭教師をしているアナ。

そして、アナのボーイフレンドでアメリカ人ジャーナリストのクリス。



ミカエルとアナは、共にアルメニア人だったことから意気投合。

ジャーナリストのクリスは戦場に出向いて家を空けることが多く、アナは寂しい思いをしていたことでミカエルと恋に落ちるようになる。

しかし、ミカエルには故郷に婚約者がいるのだが、アナに言い出せずにいた。



アナの気持ちわかるなぁ。

自分が「よそ者」の土地で同郷の人に会うと、それだけで嬉しくなってしまうし、恋に落ちる確率も高くなる気がする。



ミカエルとアナの間には、クリスの入り込めない感情のつながりのようなものがあり、やがてミカエルとアナを見守るようになる。



この「好きな人に恋人がいる」ことからスタートする三角関係は、きっと誰にとっても経験のある感情なのではないかと思う。

付き合っているパートナーがいながら、新たに出会った人を好きになってしまったり、恋人が他の人へ気持ちが揺らいでいってしまうこととか…。

観客は「あぁ、その気持ちわかるわぁ」と主人公たちに共感し、感情移入していく



そこで戦争が起き、彼らの仲を引き裂いていく

その時には、彼らに既に感情移入していたため、観客にとって「戦争や虐殺」という、本来なら遠くの世界で起きているようなことが、まるで自分の身に起きているような身近なこととして伝わってくる



好きな人がある日突然姿を消したり、兵士として戦場に送られてしまったり。

そんな胸を引き裂かれるようなことが、この映画の中で起きている。



この映画の試写会に参加した時、監督のトークイベントがあり、その中で「『ドクトルジバゴ』のようなクラシックな恋愛映画を参考にした」と言っていた。

監督がそう言うように、これは昔からある、とてもクラシックな描き方だけど「戦争を身近に起きているできごと」として観客に感じてもらうように、導入部分に恋愛を描いているのだ。



もしかしたら、「戦争映画に恋愛感情はいらない」と思った人もいるかもしれないけれど、そこがあったからこそ、後半の戦争部分がより心に迫ったのだと思う。



映画「The Promise 君への誓い」シャルロット・ルボン、クリスチャン・ベール、オスカー・アイザック



ひとりの人間の勇気ある行動が、多くの命を助ける姿に感動


戦争が起き、アルメニア人排除の動きが高まり、ミカエルはトルコ軍に徴兵されてしまう。

本来なら、医学生は免除されるはずなのに「アルメニア人だから」という理由で、無理やり連れていかれてしまう。

そして、ミカエルは他の強制収容されたアルメニア人たちと共に重労働をさせられる。



そこでアルメニア人による暴動が起き、その隙を狙ってミカエルは脱走し、故郷へと向かう。

そんなミカエルを助けたのは、クリスだった。

クリスからしたら、ミカエルは恋人を奪った相手。

しかし、クリスはミカエルを憎むどころか、自分の命を投げ出して助けようとする。



当然、心中は穏やかではなかったに違いない。

内心、クリスはミカエルを憎んだことだってあったはずだ。

しかし、クリスはアナの恋人である前に、一人の人間であり、平和と正義を望むジャーナリストなのだ。

そして、クリスはアメリカ大使館に助けを求める。

その行動が、後々ミカエルの命を助けることになる。



大使館はクリスをオスマン帝国軍からクリスを解放。

クリスはオスマン帝国からフランスへ脱出。

クリスからアルメニア人たちが虐殺されていることを知ると、フランス軍はオスマン帝国へアルメニア人たちを助けに向かう。



戦争が始まってから、クリスの「アルメニア人たちを助けたい」という思いには何度も感動して号泣してしまった

「目の前にいる人を助けずにはいられない」という、居ても立っても居られない感じがとても良かった。



実際には、そんな簡単に大使館もフランス軍も動かないかもしれない。

しかし、問題はそこではなく、ここで示しているのは、1人の善意が行動を起こすことで大勢の人を助けることができるということなのだ。

他国(クリスはアメリカ人)の人も、目の前で悲惨なことが起きていたら、傍観者にならずに行動を起こせば多くの人を救うことができる。

戦争を反対することも、ジャーナリストが戦場で起きていることを告発するのも、「善意の行動」の一つである。



しかし、なぜ、いつの時代も

人種が、思想が、肌の色が違うからと言って、異なる人を排除しようとするのだろうか。

そして、なぜ、いつまで経っても、人は学ぼうとしないのか



これは、第一次世界大戦当時を舞台にした映画だけれども、現代に通じる物語なのである。

この映画の中で、クリスの勇気ある行動が多くの人々を助けたように。

誰かの勇気ある行いが、多くの人を助けることができるかもしれないという可能性や希望を感じることができる



もちろん、きれいごとだけではなく、それと同時に多くの善人たちが理不尽に殺され、亡くなっていくことも、戦争の側面として描かれている。



だからこそ、こういうことは二度と繰り返してはいけないのである。



映画「The Promise 君への誓い」オスカー・アイザック



「生き延びること」が復讐になる



その中で、とても印象に残ったセリフがある。

それは、家族を殺されてしまったミカエルが怒りに震え「復讐したい」と言った時に、アナがミカエルに言ったセリフである。

あなたが生き抜くことが、彼らへの復讐になるのよ



そのセリフが、この映画の全てを表しているように思った。



たとえ、酷い仕打ちにあって、悔しい思いをして、向かってくる相手を殺したとしても、何の解決にもならない

彼らはその上の人たちから動かされている兵隊に過ぎない。

「虐殺してやる、滅亡させてやる」と言って向かってくる相手に悔しい思いをさせたいなら、生き延びて、豊かな人生を送り、民族を繁栄させるのが一番なのである。



「暴力」では何も解決しないのだ。

そのことについて、我々はそろそろ過去から学んでも良いのではと思う。



その後のミカエルの人生は、私たちに希望を与えてくれる

たくさん悲しいことがあったけれど、生きていればきっといいことがある

そう思えるミカエルの人生だったと思う。



本当に世の中から、このような理不尽なことで亡くなる人が一人もいなくなるような時代がくればいいなと思う。




Twitterでも映画や海外ドラマの情報を発信しています~。







↓ 人気ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします

映画 ブログランキングへ

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村



ネット配信で観る:「THE PROMISE 君への誓い」(字幕版)

THE PROMISE 君への誓い(字幕版)

新品価格
¥400から
(2019/2/17 16:04時点)



DVDで観る:「THE PROMISE 君への誓い」

THE?PROMISE 君への誓い?Blu-ray?豪華版

新品価格
¥5,055から
(2019/2/17 16:06時点)






















このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


クリスチャン・ベール主演の映画「リベリオン」をWOWOWで観た。

第三次世界大戦後、感情を持つことを禁止された世の中を描く。

満足度 評価】:★★★★★

人々は感情を持つことを禁止され、あらゆる色を失ったという、その世界観が面白かったのと、アクションシーンがどれもかっこ良かった。

すごく面白くて、思わず前のめりで観てしまった映画。

出演クリスチャン・ベールショーン・ビーンエミリー・ワトソン、テイ・ディグス、アンガス・マクファーデン、ウィリアム・フィクトナー

監督:カート・ウィマー 2002年製作 アメリカ映画

「リベリオン」予告編 動画

(原題:EQUILIBRIUM)




「リベリオン-反逆者-」 Blu-ray

リベリオン-反逆者- [Blu-ray]

新品価格
¥5,122から
(2016/8/21 16:28時点)



あらすじ


第三次世界大戦後、次に戦争が起きた時こそ、人類滅亡の時がやってくると信じた人々は、二度と戦争を起こさないために感情を持つことを禁止された。

毎日決まった時間に薬を打ち、感情が湧き上がることを抑えられていた。

そして、薬を打たず、感情を持った者は、クラリックと呼ばれる処刑人や警察から逮捕またはその場で処刑されていた。

クラリックの中で最も優秀な武術の達人プレストン(クリスチャン・ベール)は、共に働いてきたパートナーのパートリッジ(ショーン・ビーン)が薬を打たず感情を持ったために処刑することに。

しかし、プレストン自身もそれ以来、感情に興味を持ち始め…。

リベリオン


感想(ネタバレあり) 「感情を持つことを禁止する」という世界


面白かったなぁ。非常に面白かった。この映画。

私が特にグイグイ惹かれて観たのは、「感情を持つことを禁止する」という世界観。

そして、感情を持った人を察知して殺してしまうクラリックという職業。

人間が、人間を統率するために、薬を打って感情を抑制してしまうという世の中。

前半部分は、ほとんど色のないモノトーンの世界が広がっている。

これは、この先どうなっていくんだろう…という先の読めない面白さにグイグイ惹かれながら観ていた。

人間は感情がないと統率しやすいというのは分かるけど、でもそれじゃぁ人間は生きていはいけないよね。

リベリオン2

朝日の美しさ、ベートーベンの音楽の素晴らしさ


主人公のプレストンは、最も優秀なクラリック。

感情を持つ人間をすぐに察知し、逮捕し、処刑する。

それこそ、血も涙もない男だった。

それが、パートナーが感情を持ったことから少し感情に興味を持ち始め、ちょうどそのタイミングで薬を落としてなくしてしまったために打つことができず、感情が芽生えてくる。

この血も涙もない男が、感情を持つことの素晴らしさを知っていく過程がまた面白かった。

夜明けの朝日が美しいと思い、ベートーベンの音楽に涙し、子犬の可愛さに命の大切さを知る。

私たちが日常で当たり前のように思っていることが、景色や音楽の素晴らしさ、命の大切さが、どれ程素晴らしいことなのか。

リベリオン3

「喜怒哀楽」が人の心を豊かにする


人の心は「喜怒哀楽」でできている。

喜ぶこともあれば、悲しむこともある、怒ることもあれば、楽しいこともある。

怒りや憎しみの感情は、決して悪いことではない。

人は、怒りや憎しみがあってこそ、愛を知ることもあるし、自分の愚かさを知ることもある。

そして人を愛し、許すことで、そして豊かな人間性が育ち、またそこから素晴らしい芸術の数々が生まれている。

「喜怒哀楽」その全てが、バランスよく揃っていてこそ、人はようやく人間らしくなるのだと思っている。

冷血人間だったプレストンが、感情を知り、悲しみと怒りを感じることで、世界を変えるという意識に芽生える。

その向こうに、楽しみや喜びがあるのだと分かったから。

この映画の原題は「EQUILIBRIUM」であり、平衡とか、心の平静などの意味を表している。

人々を縛りつけ、全ての人間を同じに保つことが平和ではない。

「喜怒哀楽」の感情をバランスよく持つことが、心の豊かさであり平和なのだと思う。

逆に、全てのことに無関心であることが、最も恐ろしいことだと考える。

リベリオン4

世界観の面白さとアクションシーンのかっこ良さ


とにかく、この映画「リベリオン」は、そのあまりお目にかかれない世界観が面白くて、グイグイ引き込まれて見てしまった。

それに加えて、クリスチャン・ベールのアクションシーンのかっこ良さ。

アクション・シーンはどのシーンもかっこ良かった。

本当にクリスチャン・ベールは何でもできるすごい俳優だ。

もう、隅から隅まで面白い映画だった。

いや~、しかし、やっぱり。人間に一番大切なのは「喜怒哀楽」だ。

その思いを再認識した映画だった。

クリスチャン・ベールの他の出演作には「The Promise/君への誓い」など


↓ 人気ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします

映画 ブログランキングへ

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村





「リベリオン-反逆者-」 Blu-ray

リベリオン-反逆者- [Blu-ray]

新品価格
¥5,122から
(2016/8/21 16:28時点)




















このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


クリスチャン・ベール主演の映画「マニシスト」をWOWOWで観た。

約1年間寝ていないという不眠症の男に降りかかる、様々な奇妙な出来事を描くサスペンス映画。


映画「マシニスト」

満足度 評価】:★★★☆☆(3.5)

主人公の周りに起きる奇妙な出来事に釘付けではあったんだけど、ラストは予想通りで驚ぎがなくてちょっと残念。

「マシニスト」予告編 動画

(原題:THE MACHINIST)




キャスト&スタッフ


出演者




監督
〇ブラッド・アンダーソン


2004年製作 アメリカ、スペイン合作映画




あらすじ


機械工(マシニスト)のトレバー(クリスチャン・ベール)は、不眠症で約1年程前から寝ていないという。

そんな彼の周りには、奇妙な出来事が次から次へと起こる。

それらの全ての出来事がはめられていると感じたトレバーは、周りの人間を全て疑い始める。




感想(ネタバレあり)


主人公が気持ち悪い…


とにかく、クリスチャン・ベールが演じるトレバーがひたすら気持ち悪い…

そんな映画だった。

私はすぐにどこでも寝れてしまう人なので、不眠症という経験がない。

きっと、不眠症の人は辛いんだろうなぁということは良く分かる。

だから、この映画を観ながら、「早く寝なよ。とにかく寝なよ」と画面に向かって言い続けた(笑)



映画「マシニスト」クリスチャン・ベール


罪から逃げ出す1年間


ネタバレしてしまうと、トレバーは1年前にひき逃げをしてしまった。

その日から眠ることができず、轢いてしまったしまった子供とその母親の幻想を観るようになる。

でも、その幻想もずうずうしいなぁと思うのは、そのお母さんと仲良くなって、恋愛関係になりそうなところまでいくんだよね。

それは、「許してほしい」という心の叫びから、その幻想は出てくるんだろうか。

なんだか、とても都合の良い幻想だよね。

しかし、その時に同時に出てくる子供の「てんかんの発作」を観ると、やはり、不安な部分が大半なんだろうなぁと思う。

さらに、トレバーは苦しみから逃れるために、風俗へ通う。

風俗嬢のスティービーから「一番のお客さん」と言われるぐらいに。

そんなことして、罪の意識から逃れることができるんだろうか



映画「マシニスト」クリスチャン・ベール


やり過ぎじゃない?クリスチャン・ベール


主人公のトレバーを演じているのは、クリスチャン・ベール

この役を演じるために、体重を落としたことが話題になっているけど、どうだろう。

最終的に、この映画の印象としてガリガリとしたクリスチャン・ベールの気持ち悪さだけが残るんだとしたら、それは本当に素晴らしい演技と言えるんだろうか。

これはちょっとやり過ぎなんじゃないかなと思った。



映画「マシニスト」クリスチャン・ベール


真面目な小市民ゆえの不眠症


結局のところ、トレバーという人は、悪い奴ではない

どこにでもいる小市民の機械工(マシニスト)

無駄な時間を過ごさずに、さっさと自白すればよかったのに、小市民の小心者ゆえにそれができなかっただけ

気の毒な男性の話だった。残念だなぁ。

むしろ、この1年、誰よりもつらい1年を過ごすことになったよね。

最後に一言。

この類の映画を観るんだったら、「ファイト・クラブ」の方がずっと良い映画だと思う。

ファイト・クラブ [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

新品価格
¥1,000から
(2019/12/10 00:00時点)



おススメ。






↓ 人気ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします

映画 ブログランキングへ

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村



ネット配信で観る:「マシニスト」(字幕版)

マシニスト (字幕版)

新品価格
¥300から
(2018/7/28 23:45時点)



DVDで観る:「マシニスト」

マシニスト [Blu-ray]

新品価格
¥2,263から
(2018/7/28 23:46時点)












このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


ラッセル・クロウクリスチャン・ベール共演の映画「3時10分、決断のとき」をWOWOWで観た。

悪名高き指名手配犯と、彼を隣町まで移送することになった善良な牧場主。全く正反対な彼らの生き様と心の交流を描くロードムービー。

満足度 評価】:★★★★☆

しびれたなぁ。

女には絶対入り込めない男同士の友情にグッと来た。

「3時10分、決断のとき」予告編 動画

(原題:3:10 TO YUMA)




「3時10分、決断のとき」Blu-ray

3時10分、決断のとき [Blu-ray]

新品価格
¥4,150から
(2019/4/24 00:59時点)





あらすじ


牧場主のダン・エヴァンス(クリスチャン・ベール)は、借金苦で家族を養うことも難しい状態で、妻や息子たちから冷たい視線を浴びている毎日。

ある時、悪名高き指名手配犯のベン・ウェイド(ラッセル・クロウ)が、ダンの地元とで逮捕される。

町ではベンを絞首刑にするために、そこから遠く離れた駅から出るユマ行きの汽車で移送することになり、彼を駅まで護送する人が必要となった。

そこで、家族のために少しでも金が欲しいダンは、ベンの護送に名乗り出る。

映画「3時10分、決断の時」

感想(ネタバレあり)


典型的な西部劇ではないことの面白さ


私が想像する西部劇っていうのは、「善人」と「悪人」がいて、家族や街のために「善人」が「悪人」を倒すという、典型的な勧善懲悪の物語のイメージ。

でも、この西部劇はちょっと違う。

「善人」と「悪人」が出てくるんだけど、彼らが交流していくうちに、「善人」だったはずの人が、ちょっと「悪人」に心がなびいたり、「悪人」の心が「善人」になっていったりする。

この辺がよくあるタイプの西部劇ではなくて、面白かった。

どうしても憎めないのよ。この悪人が。

この2人の心の揺らぎと、彼らの生き様、そして、二人の間に生まれる友情が切なくて、しびれる映画だった。


映画「3時10分、決断の時」ラッセル・クロウ


「100%の悪人」っていないと思う!


やっぱりさぁ。思うんだけど。

「100%の悪人」っていないんじゃないかな。

どんな人でも、ちょっと心をつついたらその奥底に隠れていた善良な部分が出てくるんじゃないかなぁって思った。

というのも、この映画の主人公ベン・ウェイド(ラッセル・クロウ)は、悪名高き指名手配犯。

全米でも、彼を知らない人はいないんじゃないかというぐらいの悪人。

そんな彼が、バカ正直でクソ真面目で、善良な牧場主ダン(クリスチャン・ベール)と知り合う。

そのダンが、わずか200ドル(ベンにとっては、はした金)と、そのお金で家族を幸せにするために、命がけでベンを護衛する姿を見て、ベンはダンに心が揺らいでいく。


映画「3時10分、決断の時」クリスチャン・ベールとラッセル・クロウ


バカ正直で真面目な人間は悪人の心も動かす


きっと、銃の腕と部下を統率する力でのし上がってきたベンにとって、そのあまりにも容量の悪いダンを見て、「バカだなぁ」と思っていたに違いない。

しかし、必死でバカ正直な人は、他人の心を動かす。

何があっても、1000ドル積まれても(ちょっと心が揺らいだけど)、それでも逃げ出そうとしなかったダンをベンは応援しはじめる。

ベンは、ダンを撃とうとする自分仲間を撃ったり、自ら率先して(いるように見えた)3時10分の駅に向かい始める。

ここが、私のグッときたポイント。

本当はベンだって、全国で強盗をして、多くの仲間と大金を手にしたところで、ダンのように愛する家族を持ちたかったのではないか。

だから、どんな時も家族を思うダンを見て、「ダンを家族の元に無事に帰してあげなければ」と思ったのではないかと。

そこは、それまで100%悪人だった彼の見せた、心の奥底の良心だったように思う。

それは、無事ダンがベンを電車に送り届けた時、「よくやったな」と言ったベンの笑顔が語っていた。

映画「3時10分、決断の時」ラッセル・クロウ


出演者は、ラッセル・クロウ、クリスチャン・ベール、監督はジェームズ・マンゴールド


主人公の悪党、ベン・ウェイドを演じているのは、ラッセル・クロウ

前から思っていたけれど、ラッセル・クロウは演技の上手い人だと改めて思った映画だった。

リーダーらしい懐の深さと、それでいて、肝心なことは決して語ろうとしないプロの悪党ぶりと、腹が立ったら抑えきれない激情の人ベン・ウェイドを完璧に作り上げた上で、演技をしていた。

それまで何人も人を殺してきた悪党なのに、その懐の深さから、なんだか心が惹かれてしまう悪い香りのする男、ベン・ウェイド。

その惹かれてしまう香りを醸し出すのは、ラッセル・クロウの役作りの完璧さからくるものだと思う。

表面的なものではなく、心のそこからベンになりきっているような奥の深さを感じた。

ダンの妻も、その息子たちも、彼にコロッと心を許してしまうのが良く分かる。

ラッセル・クロウの他の出演作は、「ある少年の告白」、「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」、「ディバイナー 戦禍に光を求めて」、「ノア 約束の舟」、「ワールド・オブ・ライズ」、「消されたヘッドライン」、「パパが遺した物語

映画「3時10分、決断の時」ラッセル・クロウ


そして、彼を護送する善良な牧場主ダンを演じるのはクリスチャン・ベール

クリスチャン・ベールがバカ正直で容量の悪い牧場主って、あんまり想像つかないんだけど、これまた見事になりきっていた。

要所、要所で、なんでそんなに正直なのよ、とか、なんでそんな大事なところで転んじゃうのよなんて思ったりして。

クリスチャン・ベール史上、稀に見るドン臭さ!満載のダンだった。
 
いいなぁ。クリスチャン・ベールは好きだから、こんなダンも許せちゃう(笑)

クリスチャン・ベールの他の出演作には、「The Promise/君への誓い」、「マネー・ショート 華麗なる大逆転」、「ファーナス/訣別の朝」、「ザ・ファイター

映画「3時10分、決断の時」クリスチャン・ベール


監督は、ジェームズ・マンゴールド。

ジェームズ・マンゴールドって誰だっけ??と思って、改めて調べてみたら、「LOGAN/ローガン」、「17歳のカルテ」、「ニューヨークの恋人」、「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」などの監督。

どれも、私が好きな作品だったので、ちょっとビックリした。

次回から要チェックだわ。

映画「3時10分、決断の時」ラッセル・クロウとクリスチャン・ベール

最後の最後に見せたベンの良心にほっこり


ラストが、かなり衝撃的な終わり方だったんっだけど、希望があるとすれば、ベンが「ヒュー」と口笛を吹くと、彼の馬が電車を追いかけていったこと。

こういう、その先を観客に考えさせるように終わるのが、とってお西部劇らしいなと思って微笑ましかった。

私の想像の中では、汽車が見えなくなったあたりで、彼は馬に乗って逃走しているよね。

ダンと、彼の家族のためにおとなしく汽車に乗っただけだから。

その最後の、最後に見せたベンの良心もとても素敵だった。






↓ 人気ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします

映画 ブログランキングへ

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村



「3時10分、決断のとき」Blu-ray

3時10分、決断のとき [Blu-ray]

新品価格
¥1,391から
(2016/5/19 01:08時点)


















このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


スティーブ・カレル主演の映画「マネー・ショート」を劇場で観た。

2007年にアメリカで起きたリーマンショックの裏で、世紀の空売りをして大儲けをした男たちについての物語。

*** 受賞歴 ***

第88回アカデミー賞(2016年) 脚色賞 受賞

2016年 全米プロデューサー組合賞 最優秀作品賞 受賞

***********


満足度 評価】:★★★★☆

すごく面白くて、前のめりになって観た映画だった。

成功するためには、数字を読む力というより、数字の意味を知る力と忍耐力が必要だとしみじみ思った。



「マネー・ショート」予告編 動画

(原題:The Big Short(世紀の空売り))





ネット配信で観る:「マネー・ショート華麗なる大逆転」(字幕版)

マネー・ショート華麗なる大逆転 (字幕版)

新品価格
¥1,500から
(2018/7/24 01:30時点)



DVDで観る:「マネー・ショート 華麗なる大逆転」

マネー・ショート 華麗なる大逆転[AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

新品価格
¥1,500から
(2018/7/24 01:31時点)



原作本「世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち」

世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち (文春文庫)

新品価格
¥994から
(2016/3/10 01:30時点)




あらすじ


2005年ウォール街。

トレーダーのマイケル・バーリ(クリスチャン・ベール)は、いつものように数字をチェックしている時に、住宅ローン債権が将来破綻することに気付く。

そして、その住宅ローン債権を売っている銀行から13億ドルで買う。

その時の出来事は、「おかしなトレーダーに住宅債権を売ってボロ儲けした」という銀行家の自慢話となり、その話を銀行家のベネット(ライアン・ゴズリング)が聞きつける。

しかし、その話でマイケルの買いが正しいと判断したベネットは、トレーダーのマーク(スティーブ・カレル)に空売りの話を持ち掛ける。

ベネットの話をイマイチ信用できなかったマークは、住宅ローンの現状について調査を始めるのだが…。

マネーショート


感想(ネタバレあり)


国民が安定していると信じていた債権が危険なものだと予測した男がいた


例えば、私たちがマンションを買ったり、家を買ったりする時は、もちろん現金で買えれば良いけど(笑)、そういうワケにもいかないから、銀行にお金を貸してくださいって相談するでしょ。

相談に来られた銀行は、その人の仕事やボーナスを含めた年収を調べて、普通に仕事をしていればキチンと返せるようにローンを組むでしょ。

そこまでは、誰にでも起き得る話だから分かりやすいと思うけど、この映画に関わってくるのはここから。

アメリカの銀行は(日本に住宅ローン債権があるかどうか知らないので)、この何人分かの住宅ローン(サブプライムローン)を集めて債権にして、トレーダーのような投資家に売るわけ。

すると、この債権を買った投資家の人たちには、月々の返済額の中から利息分が利益になる。

もちろん、一般人が組んでるローンだから、利益と言ってもそんなに良い儲けが出るわけではないけど、「着実に利益がでる優良な債権です」っていうのが、銀行のウリだった。

そりゃ、そうだよね。着実に返せるように組んでいるローンだから、安定しているはず。

しかし、この映画のクリスチャン・ベール演じるトレーダーは、それを当たり前と思わずに、数字をチェックしたら、その債権が安定してないことに気付いた

まず、銀行のサブプライムローンの中には、アメリカの金融緩和政策の影響で、安定的にお金を返せる人(ランクAAA)から 将来お金を安定して返せない恐れがある危険な人(ランクB)まで、様々な人がいて、銀行がパックにして売っている債権の中には、そのランクAAAから、ランクBまで様々な人がいたの。

(映画の中では、それをライアン・ゴズリングがジェンガを使って、分かりやすく説明している)

それで、クリスチャン・ベールは、ランクBの人たちがお金を返せなくなって住宅ローン債権は絶対に破綻すると読むわけ。

マネー・ショート2

大きな夢を見させて、後で締め上げる詐欺師となった金融マン


私たちにとって、リーマンショック(金融危機)は過去の出来事なので、クリスチャン・ベールの選択が正しいと分かっているけど、当時は誰も住宅ローン債権の安定性を疑っていなかった。

そこで、スティーブ・カレル演じるトレーダーが、そのクリスチャン・ベールの言う破綻が本当なのかどうかを確認するために、新興住宅地へ出向くシーンがある。

このシーンがまた衝撃的。

低所得の人たちに、サブプライムローンを組ませて、家を買わせているいる金融マンたちが、本当に日本の闇金みたい。

かなり悪質な詐欺師。

年収の欄が白紙でも、どんな職業でも、お金を借りることができるようなシステムになっている。

つまり、日本で言えば審査なしでローンを組めるということ。

最初はうまいこと言って、お金を借りさせて、あとでドンドン支払いが増えていって、払えなくなっちゃうシステム。

そんな金融マンたちがストリッパーに多額のローンを組ませた話を自慢げにしているのを観たスティーブ・カレルの一言。

「なんで彼らは、罪の告白をしているんだ」

それに対し、彼の部下たちが「違います。あれは自慢話です」とのやり取りに思わず笑ってしまった。

「罪の告白」って、そんなバカな。そんなことを思うような奴だったら、そんな仕事をしてないわ(笑)

その窮状を観たスティーブ・カレルは、「住宅ローン債権はバブルだ」と、宣言して空売りの決意をする。

このシーンは、「あぁ、こんなことやったら、破綻するよなぁ」って誰が見たって思う。

ストリッパーのお姉ちゃんが、将来、いくら返せるか知らずに家を5件と、コンドミニアムを1件買ってるんだよ。

国全体が、貧しくて知識の無い国民に夢を見させて、あとで締め上げる詐欺師になってしまったって感じだった。


マネー・ショート3

大切なのは、数字の意味を知ること。即行動すること


他にも、この映画の中には、トレイダーが何人か出てくるんだけど、一番すごいのは、最初に気付いたクリスチャン・ベールなんだな。

私は、彼の行動から日々の生活のプラスになることがあるんじゃないかと思った。

トレーダーに限らず、仕事をしている人だったら、毎日、成果としての数字を観ることが多いでしょう。

それが売上げだったり、点数だったり、進捗度だったり、数字にもいろいろあるよね。

私だったら、このブログを運営しているので、PV数を毎日チェックしている。

このクリスチャン・ベールが、他の人と違うのは、その数字の変化を毎日の当たり前の変化と思わず、「なぜ変化したのか」という理由を突き詰めたところだったと思う。

何気ない変化にも、必ず理由があって、その理由に基づいて上下してるんだよね。

理由が分かったら、何をすべきか考えて、即行動する。

スピードも大事。

その後は、ひたすら忍耐して結果が出るのを待つのみ。

私もね、PV数が上下するのを観て、「あぁ、今日も下がっちゃったなぁ」とか、「あら、今日は上がったなぁ。ラッキー」とか言って済ませていたけど、「その上下の理由を知る。分析する」ことが必要なんだなって、自分に言い聞かせた。

毎日続けていたら、自然とPV数が上がっていくのを当たり前と思わないことが大切なんじゃないかと思って。

マネー・ショート

アカデミー賞助演男優賞にノミネートされたクリスチャン・ベールなど充実した俳優陣


主演のトレーダーを演じているのは、スティーブ・カレル

まぁ、このトレーダーが吠える吠える。

どこに言っても吠えてる。

こちらとしては、その吠えっぷりが観ていておかしかったけどね。

他の出演作には、「ビューティフル・ボーイ」、「30年後の同窓会」、「カフェ・ソサエティ」、「フォックスキャッチャー」、「プールサイド・デイズ」、「エンド・オブ・ザ・ワールド」など

しかし、そのトレーダーを超える印象を残すのが、クリスチャン・ベール

ウォール街のオフィスで、半そで短パン。

オフィスは、ハードロックをかけっぱなしで、趣味はドラム。

とにかく、つかみどころがないんだ。この人(笑)

クリスチャン・ベールは、この演技でアカデミー賞 助演男優賞のノミネートされるけど、それも納得。

最も印象に残る演技だった。

他の出演作には、「The Promise/君への誓い」、「ファーナス/訣別の朝」、「ザ・ファイター」など

スティーブ・カレルに空売りをすすめる銀行家には、ライアン・ゴズリング(「ブレードランナー 2049」、「ドライヴ」)や、偶然、その空売りの事実を知ってしまった若手企業家を助ける、元大物トレーダーとしてブラッド・ピット(「フューリー」、「マリアンヌ」など)も出演している。

マネー・ショート4

一番危険なのは、思い込みで動くこと


映画の冒頭に、

「知らないということは罪ではない。

最も罪なのは、知らないのに、知ったつもりで行動することだ。」

マーク・トウェイン

って感じ(私の記憶から書いたので、完全に一致していないと思う)の言葉が出てくる。

全国民が「これは大丈夫」だと、知りもしないで行動したことが招いた悲劇が、リーマンショックだった。

「日本は、経済が安定している」と思うのも、これは、知りもしないで頭の中に描く妄想なのかもしれない。

大切なのは、自分自身と、その周りで起きることを全て把握することだ。

遠くに描かれた絵ばかりを観ていると、いつの間にか足元をすくわれてしまうから…。





↓ 人気ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします

映画 ブログランキングへ

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村



ネット配信で観る:「マネー・ショート華麗なる大逆転」(字幕版)

マネー・ショート華麗なる大逆転 (字幕版)

新品価格
¥1,500から
(2018/7/24 01:30時点)



DVDで観る:「マネー・ショート 華麗なる大逆転」

マネー・ショート 華麗なる大逆転[AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

新品価格
¥1,500から
(2018/7/24 01:31時点)



原作本「世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち」

世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち (文春文庫)

新品価格
¥994から
(2016/3/10 01:30時点)


















このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


ブログネタ
新作映画の話題 に参加中!
クリスチャン・ベール、スティーヴ・カレル、ライアン・ゴズリング、ブラッド・ピット共演の新作映画「マネー・ショート 華麗なる大逆転」の予告編を観た。

世界経済を襲ったリーマンショックの時に、誰よりも早く危機を察知し、ウォール街を出し抜いた4人の金融マンを描く真実の物語。

原作は、「世紀の空売り -世界経済の破綻に賭けた男たち」 マイケル・ルイス・著

【観たい度】:★★★★★

*** 受賞歴 ***

2016年 全米プロデューサー組合賞 最優秀作品賞 受賞

***********

正直、経済のことなんて、全く分からないし、リーマンショックだって、どうして世界が混乱したのか未だに良く分からないし、この原作のタイトルだって初めて聞いたよ。

それでも、この映画の予告編(字幕無し)(字幕ありに差し替えました(12/18))を見ただけで、この映画面白そう!!っていうのは良く分かる(笑)

だから、とりあえず、予告編を観ましょうか。



***********

〇 「マネー・ショート 華麗なる大逆転」観てきました!!

映画の感想はこちらから →「マネー・ショート 華麗なる大逆転」安全安心な買い物のはずが、ただの幻想だった悲劇。リーマンショックの実話を映画化【感想】

***********

「マネー・ショート」予告編 動画

(原題:THE BIG SHORT)




マネー・ショート 華麗なる大逆転 ブルーレイ DVD セット

マネー・ショート 華麗なる大逆転 ブルーレイ DVD セット [Blu-ray]

新品価格
¥3,134から
(2016/6/17 17:34時点)



原作本「世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち」

世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち (文春文庫)

新品価格
¥994から
(2016/6/17 17:35時点)



とにかく、原作「世紀の空売り -世界経済の破綻に賭けた男たち」がすごい!


この映画の原作である「世紀の空売り -世界経済の破綻に賭けた男たち」 は、「マネー・ボール」の著者マイケル・ルイスによるもので、日本では2013年3月8日に発売された。

にも関わらず、Amazonの証券・金融市場でランキング1位(12/3 午前11時 現在)!レビュアー評価は4.6(5点満点)のベストセラー本!!


原作本「世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち 」

世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち (文春文庫)

新品価格
¥994から
(2015/12/3 12:28時点)



その大ヒットしている原作本の内容は・・・
世界中が、アメリカ発の住宅好況に酔っていた2000年代半ば、そのまやかしを見抜き、世界経済が破綻する方に賭けた男達がいた。
投資銀行、格付機関、米 政府の裏をかき、彼らはいかに世紀の空売りと呼ばれる大相場をはったのか。
『マネー・ボール』の著者マイケル・ルイスが世界同時金融危機の実相を描く痛快ノンフィクション。 (Amazonより)

そう言われちゃうと、株も債権も良く分かってないのに、すごく読みたくなったよね。

初心者でも分かる本なのかなぁ・・・ ← 本気で読む気になってる・・・(笑)

にも関わらず、この映画の邦題には原作タイトルの「世紀の空売り」が一言も入っていない!!

なんて残念な (ーー;)

そして、さらに朗報なのは、この映画の脚本は、この原作の作者マイケル・ルイスが担当しているということ。

ってことは、原作の良いところは全て脚本に盛り込まれているはずで、原作ファンの方も安心して観られる作品になっている。

マネーショート

とにかく、キャストがすごい!!


そして、この原作を映画化するにあたり、集まったキャストがすごい。

主演の、誰よりもいち早くリーマンショックに気付いたデイ・トレーダーにクリスチャン・ベール

これまでの主演作は「ファーナス/訣別の朝」「ザ・ファイター」「ダークナイト」などなど。

最近、本当にいい仕事しているクリスチャン・ベールが、予告編でも天才的なトレーダーの雰囲気丸出しで超期待大。

マネーショート3


クリスチャン・ベールの動きにいち早く気付く銀行家にライアン・ゴズリング。

ライアン・ゴズリングと言えば、最近、アメリカでは俳優としての株が急上昇中にも関わらず、最近の彼の作品に出会えておらず、私の中のイメージは「きみに読む物語」で止まっているので(^^;、早急に最近の作品を観ようと思っている。

(追記:この記事を書いた後、ライアン・ゴズリングの「ドライヴ」を見ました)

マネーショート5


そのライアン・ゴズリングが世紀の空売りへの投資を持ち掛けるのが、銀行家のスティーヴ・カレル。

これまでの作品は、「カフェ・ソサエティ」「プールサイドデイズ」「エンド・オブ・ザ・ワールド」などなど。

どうやら、予告編を観た限りでは、スティーヴ・カレルが大きな鍵を握っていそうな感じがするよねぇ。

そしてまた、「あぁこういう人ウォール街にいそうだなぁ」って雰囲気出してくるからすごいんだなぁ。

マネーショート2


そして、ライアン・ゴズリングとスティーヴ・カレルが、この投資が正しいかどうかの相談を持ち掛けるウォール街のレジェンドにブラッド・ピット(「フューリー」、「マリアンヌ」など)。

まぁ、この人については、特に説明をする必要はないでしょう(笑)

今回も「マネー・ボール」に続き、製作も兼任。

マネーショート4


監督は、アダム・マッケイ。

これまで、ウィル・フェレルや、スティーヴ・カレルが出演した「俺たちニュースキャスター」などのドタバタコメディを監督してきた。

ということは、一件シリアスそうで、難しそうに見えるこの映画にコメディ的な要素を加えるということかな??

この映画を調べていた中で、海外メディアの評価の一つに

「シュールでエネルギッシュで最高に笑えるドラマ!」(THE PLAYLIST)っていうのがあったのでこの予測は間違っていないと思う。

どこよりも、エンターテインメントを作り出すことがうまい国、アメリカ。

「あ、ちょっとそれ難しそう・・・」と万人が思うところへ、ちゃんと分かりやすい方法で届けるところがうまいよねぇ。

マネーショート6

とにかく、「マネー・ショート」が早く観たい!!


と、原作最高、役者最高、ときて肝心の作品はどうなのかな??と思って、Rotten Tomato(アメリカ最大の映画評サイト)に行ってみた。

なんと、12/3現在で、「The Big short」はRotten Tomato 92%freshの高評価!!

あぁぁぁぁ。こうなると、死角がない・・・。

あぁぁぁぁぁ。早く観たいぃぃぃぃぃ。

全米公開は12月11日。

さて、この作品が、今年の賞レースにからんでくるのか・・・。

そこも期待したいところ。、

日本は、恐らくアカデミー賞がからんでくると見たのか3/4に全国公開の予定。

すごーーーく楽しみだぁ~。



***********

〇 「マネー・ショート 華麗なる大逆転」観てきました!!

映画の感想はこちらから →「マネー・ショート 華麗なる大逆転」安全安心な買い物のはずが、ただの幻想だった悲劇。リーマンショックの実話を映画化【感想】

***********



↓ 人気ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします

映画 ブログランキングへ

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村





マネー・ショート 華麗なる大逆転 ブルーレイ DVD セット

マネー・ショート 華麗なる大逆転 ブルーレイ DVD セット [Blu-ray]

新品価格
¥3,134から
(2016/6/17 17:34時点)



原作本「世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち」

世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち (文春文庫)

新品価格
¥994から
(2016/6/17 17:35時点)














このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


ブログネタ
映画の適当な感想 に参加中!
クリスチャン・ベール主演の映画「ファーナス/訣別の朝」をWOWOWで観た。

アメリカの小さな田舎町で真面目に生きていた人間が、弟によってその人生を狂わされてしまう話。

最近観た映画で、良い演技してるなぁ~って感じた俳優さんたち、「ザ・ファイター」のクリスチャン・ベール、「メッセージ」「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」「贖罪の街」「96時間/レクイエム」のフォレスト・ウィテカー、「スリー・ビルボード」、「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」、「ハンガー・ゲーム」のウディ・ハレルソンが共演している映画だと知り、これは観なければ!!と思ったのが、観る決め手になった。

彼らの演技が素晴らしいのはもちろんのこと、希望を無くした田舎町の描写など、全てのシーンを見逃してはいけないと、最初から最後まで熱心に深く見入ってしまった作品だった。

私、なんだかんだ言って、こういう重たーーーい映画が好きなんだなぁ。

「ファーナス/訣別の朝」予告編 動画

(原題:OUT OF THE FURNACE)





「ファーナス/訣別の朝」DVD

ファーナス/訣別の朝 [Blu-ray]

新品価格
¥3,800から
(2015/11/22 16:43時点)



あらすじ


製鉄業で支えられているアメリカの田舎町。

製鉄所で働くラッセル(クリスチャン・ベール)は、恋人のリナ(ゾーイ・サルダナ)と同棲中。

父は寝たきりであり、弟・ロドニー(ケイシー・アフレック(「マンチェスター・バイ・ザ・シー」))と叔父(サム・シェパード)と共に父の面倒を見ながら暮らしている。

しかし、軍人の弟はギャンブル好きであり、お金のために地元の顔役が闇で行っているストリートファイトにファイターとして参加するという一面も持ち合わせていた。

そんな中、ラッセルは飲酒運転で事故を交通事故を起こし、人を死なせてしまったために服役することに。

その間、ロドニーはイラクへ派兵されてしまう・・・。

ファーナス

感想(ネタバレあり) 活気も希望も無い、仕事もいずれなくなっていく死にゆく町


町が死んでるなと思った。

若い男が働きたいと思った時、働ける場所は製鉄所のみ、合法的な唯一の娯楽はギャンブルとお酒。

それに物足りない者たちは、違法なドラッグやストリートファイトへと心が奪われていく。

しまいには、製鉄所の閉鎖が噂される。

中国からもっと安い鉄が輸入できるようになるからだと。

そうなると、ますます町は活気を無くし、希望もなくなっていく。

この映画では、ある一人の男が、だらしない弟に振り回されてしまう人生が描かれているけれど、そのネガティブな人生の根底には、この「アメリカの死んでいく田舎町のどうにもならない現状」がある。

ファーナス2

悪玉因子が、一つずつ善玉因子を殺していく


人が病にかかり死んでいくとき、悪い細菌や細胞が、良い細胞を一つ一つと殺していくように、活気も希望も無い死にかけた町は、悪い因子が、一人一人と人を殺していく。

その悪い因子が、この映画の諸悪の根源デグロート(ウディ・ハレルソン)だ。

彼は、自分の気に入らない人間を迷わず殺し、ドラッグを蔓延させて人を壊し、ストリートファイトで死にかけた人間をさらしものにする。

蜘蛛の巣のように、運悪く張り巡らせた悪の罠に見事にかかった獲物が、ロドニー(ケイシー・アフレック)とペティ(ウィレム・デフォー)であり、もちろん何の戸惑いも無く、デグロートは彼らを始末してしまう。

ファーナス4

再生への道は、悪玉因子を取り去ること


この死にかけた街を再生させるには、悪玉因子のデグロートを根元から経たなければならない。

そこに唯一の希望をかけたのが、主人公のラッセルだった。

デグロートのことは、「どうせ刑務所に入っても、すぐ出てくるんだろうなぁ」と私も思っていたから、殺すしかなかったと思う。

だから、ラストシーンには納得したし、心にずしーーーんとした重みが乗っかってきた。

街の癌のような存在だったデグロートが死んだことで、夜明けを迎える。

それは、新しい一日の始まりであり、希望である。

ファーナス5

クリスチャン・ベール X ウディ・ハレルソン X 監督 スコット・クーパー


主人公のラッセルを演じたのは、クリスチャン・ベール(「The Promise/君への誓い」、「マネー・ショート 華麗なる大逆転」)。

誰よりも家族を愛する男ラッセル。

恋人リナから妊娠を告げられたシーンや、最後のデグロートとの一騎打ちの姿には心が痛んだ。

決して大げさにはせず、まるで昔からケイシー・アフレックと兄弟だったかのような自然な演技をするのが、クリスチャン・ベール

最後の最後に大物を捕らえ、清々しい顔をしていたのが、とても印象的。

そして、今回、演技派が顔を揃えた中で、最も印象的だったのは、ウディ・ハレルソン。

この人は、ブチ切れジャンキーをやらせたら天下一品なんだなぁ。

彼が出ているシーンの全てがおぞましかったけど、中でも、足の指の爪と指の間に注射器挿してドラッグ注入している姿が一番恐ろしい ><

いやぁぁぁぁぁぁぁこの人、クレイジーーーーと思いながら観てた。

監督は「クレイジー・ハート」のスコット・クーパー。

運命に引きずられる男の人生と、死にゆく田舎町を見事に融合させた作品だった。

次回作は、ジョニー・デップが実在のマフィアのボス、ベネディクト・カンバーバッチがその弟を演じる「ブラック・スキャンダル」が公開待機中。

これで、「ブラック・スキャンダル」がマスマス楽しみになったよ。

しかし、この監督の作品は良い俳優がいっぱい出てるんだけど、すごいなぁ。

人間力だろうなぁ。

ファーナス6

活気も希望も無い町は、死にゆく町への危険信号


今回は、アメリカの製鉄業に頼り切った小さな田舎町が舞台だったけど、日本でも、田舎に行けば、唯一の娯楽は麻雀、パチンコ、競馬にカラオケなんて町はいくらでもある。

地元の頼りの綱だった工場がつぶれて、シャッター街になってしまった街だってたくさんある。

だからと言って、その街がジャンキーで溢れる街になるわけではないけれど、活気や希望を失わない町であって欲しいと思う。

この「ファーナス/訣別の朝」のように、ちょっとした心の隙間につけ入る悪玉因子が入り込まないためにも。



↓ 人気ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします

映画 ブログランキングへ

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村



「ファーナス/訣別の朝」DVD

ファーナス/訣別の朝 [Blu-ray]

新品価格
¥3,800から
(2015/11/22 16:43時点)











↓ 「ファーナス/訣別の朝」も放送しているWOWOW_新規申込








このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック