とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:クリストファー・ノーラン



クリスチャン・ベール主演の映画「ダークナイト」をU-NEXT で観た。

ゴッサムシティに突如現れ、市民を恐怖に陥れたジョーカーとバットマンの戦いを描く。


満足度 評価】:★★★★☆

やっぱり超絶面白い!

アクションはド派手で、演技は最高、映像は美しいし、ストーリーにはグイグイ引き込まれた!

正義と悪はに表裏一体。

バットマンの思い描く正義などこの世にはないと嘲笑うジョーカーの姿がずっと頭から離れない


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想
  6. 関連記事


『ダークナイト』予告編 動画

(原題:The Dark Knight)



更新履歴・公開、販売情報

・2019年9月25日 U-NEXT にて鑑賞。

・2019年9月28日 感想を掲載。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。


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キャスト&スタッフ


出演者



マギー・ギレンホール




監督

クリストファー・ノーラン
…(「ダンケルク」、「インターステラー」、「インセプション」、「バットマン ビギンズ」など)


2008年製作 アメリカ映画



映画「ダークナイト」



あらすじ



ゴッサムシティは、バットマン(クリスチャン・ベール)の活躍により悪が一掃されたかと思われた。

ブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)は、街の平和をハービー・デント(アーロン・エッカート)に託そうかと考えていた矢先、突如現れたジョーカー(ヒース・レジャー)によって、街は再び暗闇へと引き戻されてしまう。

バットマンはゴードン警部補(ゲイリー・オールドマン)と協力し合ってジョーカーを逮捕するが、そんな彼らをあざ笑うかのように、ジョーカーはその手をすり抜け、再び街へと戻っていく。

ゴードン警部補とバットマンが、そんなジョーカーに手を焼いているうちに、その魔の手は彼らの身近にいる大切な人々へと差し伸べられていく…。



映画「ダークナイト」アーロン・エッカート



感想(ネタばれあり)


バットマンの思い描く「正義」


前作(「バットマン ビギンズ」)で、ブルース・ウェインは犯罪に手を染め、チベットの刑務所にいたところ、正義を語るカルト集団に見込まれ、仲間入りを果たす。

そこで、「共にゴッサムシティに平和を取り戻そう」と誘われるが、「人を殺せない」ことが「欠点」だと指摘されたブルースは「人殺しのスキル」を教え込まれる。

しかし、「人を殺すことは正義ではない」と感じたブルースは、そのカルト集団を壊滅状態まで追い込んで抜け出し、自分自身の理想とする「法が悪を裁き、市民が幸せを感じる社会」を目指してゴッサムシティへと戻る。



そして、「バットマン」として世直しを始め、その活躍によってゴッサムシティから悪が一掃されたかと思われた。

そのため、ブルースはもう自分の役割は終わったと感じ、街の平和をハービー・デント検事に委ねようかと思っていた頃、ジョーカーが現れ、ゴッサムシティは再び悪に支配されてしまう。



ブルースは、ジョーカーの登場によって、自身が思い描いていた「正義」が根底から揺らぎ、崩壊していくのを目の当たりにする

そして、「ジョーカーを殺せば街に平和が訪れる」と誰もが思い、バットマンの大切な人がジョーカーに殺された時、果たして、ブルースの思い描いていた正義は本当に正しいのか…と考えさせられることとなる。



映画「ダークナイト」クリスチャン・ベール



「完全な正義」なんてこの世にはないとあざ笑うジョーカー


そんなバットマンを混乱させ、葛藤させ、まるで彼の正義を試すかのようにジョーカーは登場する



ジョーカーは狂気でできた悪だ。

人を殺すことに罪悪感を持つことはなく、むしろ楽しんでいる。

健全な人が持つ倫理観や秩序や良心といったものが完全に欠如している。



ジョーカーは、常にバットマンの裏をかき、その手をすり抜け、ゴッサムシティの市民を恐怖に陥れる。

逮捕しても、その巧な策略によって、再び世に放たれてしまうジョーカーに、バットマンも苦悩してしまう。

そして、バットマンがジョーカーの手に惑わされている間に、愛する者の命が奪われ、大切な友人が凶気に支配されてしまう。



そんなジョーカーがバットマンに対し証明したかったのは、「正義と悪は、まるでコインの裏と表のように、表裏一体である」ということ。

この世に完全な正義はなく、一瞬のできごとで、正義が悪に早変わりするということ



そして、ジョーカーはハービー・デント検事を「トゥー・フェイス」に変えてしまう。

ハービーは、愛するレイチェルの命よりも彼の命を優先したバットマンに激怒し、復讐心に燃え、邪魔する人間を次から次へと殺していく「悪」へと早変わりしてしまう。

それはまさに、一瞬のできごとで「正義」が「悪」へと変わってしまった瞬間だった。



ハービーを変わり果てた姿に変えた張本人のジョーカーは、「バットマンの思い描く正義などキレイゴトでしかない」と言ってあざ笑うのだ。



映画「ダークナイト」ヒース・レジャー



この世にも「正義」はある


では、本当にこの世に正義は存在しないのか。



この映画では、この世に正義があることも証明している

それは、爆弾を乗せた2隻のフェリーの場面だ。



1隻には一般人、1隻には囚人たち。

スイッチを押せば、相手のフェリーが爆発し、自分たちのフェリーは助かる。

一般人が乗るフェリーでは、「囚人たちなら爆破しても良いだろう」という意見が上がり、囚人たちがが乗るフェリーは、人を傷つけることを何とも思っていない人たちが乗っていた。

そこで、ジョーカーは、「どちらかが押すに違ない」と考えたのだ。



しかし、人々の中には良心があり、囚人の中にも良心的な人はいて、予定の時刻まで誰もスイッチを押す者がおらず、バットマンは2隻のフェリーの両方を救うことができた。

人は、ジョーカーが思うほど浅はかではないし、多く人の中に良心はあるのだ。



その場面は、この世にも「正義はある」と思わされた瞬間だった。

追い込まれた人間が全て「悪」に転じるわけではないのだ。



映画「ダークナイト」バットマン



観客をもあざ笑うジョーカー


しかし、バットマンは、そんなジョーカーの巧みな手に惑わされている間に、愛する人を失い、未来を託そうと思った大切な友人が「悪」に落ちていってしまった。

それは、バットマンが思い描いていた「正義によって悪を征す」という理想を根底から覆すことになってしまった。



そんな自分の甘さを思い知ったバットマンは、トゥーフェイスが犯した罪を全て被り闇へと消えていく…。



ヒース・レジャーの素晴らしい演技によって、思わずジョーカーの言っていることを信じてしまいそうになるが、本当にこの世に正義はないのだろうか。

私もバットマンと同じように性善説を信じたいのだが、その枠に収まらないジョーカーのような悪が存在するのも事実だ。



100%の正義もなければ、100%の悪もない

ということは、あのジョーカーにも、どこかに「善」の部分があるのかもしれない…。



そして、映画を観終わった後には、逆さに釣られながらバットマンをあざ笑うジョーカーの姿がいつまでも頭から離れなかった。

ジョーカーは、バットマンだけでなく、観客がこの世に「正義」はないのか…と考えさせられているのを笑っているのかもしれない…。



関連記事


「ダークナイト」シリーズ


「バットマン ビギンズ」
全てはここから始まった。少年ブルースはいかにしてバットマンになったのか、その葛藤と成長の物語。クリスチャン・ベール主演【感想】



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クリスチャン・ベール主演の映画「バットマン ビギンズ」をU-NEXT で観た。

ゴッサムシティの富豪ウェイン家の息子ブルースがバットマンになるまでを描く。

「ジョーカー」の公開を前に、久しぶりに、この「ダークナイト」シリーズを観たくなった。


満足度 評価】:★★★★☆

‪ 「ジョーカー」は単独映画で、バットマン とは関係ないと聞いたけど、それでも観ておきたくなった。

ブルース・ウェイン少年が両親を殺されたトラウマを克服してバットマンになるまでの成長と心理的葛藤が面白かった‬。

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『バットマン ビギンズ』予告編 動画

(原題:Batman Begins)



更新履歴・公開、販売情報

・2019年9月24日 U-NEXT にて鑑賞。

・2019年9月25日 感想を掲載。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。


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キャスト&スタッフ


出演者



マイケル・ケイン

リーアム・ニーソン

〇ケイティ・ホームズ
…(「ローガン・ラッキー」など)






渡辺謙
…(「怒り」、「インセプション」、「硫黄島からの手紙」など)



監督

クリストファー・ノーラン
…(「ダンケルク」、「インターステラー」、「インセプション」など)


2005年製作 アメリカ映画



映画「バットマン ビギンズ」



あらすじ


ゴッサムシティの富豪ウェイン家の息子ブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)は、腐敗した社会が嫌になり放浪の旅に出る。

それから4年間放浪してたどり着いたチベットで盗みをして逮捕され刑務所に入れられてしまう。

そんなブルースに目をつけたラーズ・アル・グール(渡辺謙)とデュカード(リーアム・ニーソン)は、ブルースを仲間にいれてゴッサムシティの悪を一掃しようと目論む。

しかし、「悪人を全て殺す」という過激なやり方についていけなくなったブルースは、彼らのアジトである寺院を放火して脱走し、迎えに来たアルフレッド(マイケル・ケイン)と共に帰国する。

そして、ゴッサムシティに帰ったブルースは、市民を幸せにするために、彼なりのやり方で悪を一掃しようと思うようになる。



映画「バットマン ビギンズ」クリスチャン・ベール



感想(ネタばれあり)


少年ブルース・ウェインがバットマンになるまで


この「バットマン ビギンズ」は、「少年ブルース・ウェインがバットマン(闇の騎士(ダーク・ナイト))になるまで」が描かれている。



少年ブルースは、目の前で両親を強盗に殺されてしまう。

その犯人について、「法による裁きを」と願っていたが、司法取引によって釈放されてしまう。

それならば、自分の手で犯人に復讐をするしかないと思ったブルースだったが、闇組織のリーダー ファルコー二の手によって、ブルースの目の前で犯人は殺されてしまう。



両親が殺されたのも、その犯人が殺されたもの、腐敗した社会に問題があると思うようになったブルースは、ゴッサムシティの住民を幸せにしたいと思うようになる。

それは、つまり、悪人が法によって処罰され、真面目に働いた人が報われる当たり前の社会だ。



そして、ブルースは、悪人に恐怖を感じさせるため、自分にとって恐怖の象徴であるコウモリの姿になって、悪人と戦うようになる。

そんなブルースを、人は「バットマン(コウモリ男)」と呼ぶようになるのだ。



映画「バットマン ビギンズ」ケイティ・ホームズ



バットマンとアイアンマンの共通点


そうして、ブルース・ウェインはバットマンとなるのだが、彼は、特殊な能力を持っているわけでもなく、宇宙人でもなければ、神でもない。

普通に育った人間である彼は、スーパーヒーロー界では、かなりレアなケースだ。



しかし、ブルース・ウェインと同じように、普通の人間がスーパーヒーローになった人がもう一人いる。

それは「アイアンマン」だ。



私は、この映画を観ながら「アイアンマン」のことを思い、比較しながら観ていた。

というのも、バットマンとアイアンマンの間には、とても共通点が多いからだ。

ブルース・ウェインも、トニー・スタークも、富豪であり、NY(ゴッサムシティ)にビルを持っている。



彼らは二人とも両親を殺された過去があり、それがトラウマとなっている。

そして、そのトラウマを克服するためにも、街の悪を一掃したいと思うようになり、自費でスーツを作り、自ら悪を倒すようになる。



そこまでは一緒だ。

しかし、性格は正反対だ。

トニーは、アイアンマンになった後、どんどん表に出て自己PRするわ、どんどん仲間を増やしていくわで、社交的で宣伝上手なタイプ。



それに対して、ブルースはとても内向的だ。

なんといっても、地下深い暗闇に秘密基地を作って、コウモリと共に暮らしながら、秘密兵器を開発したり、作戦を練ったりしているのだから、トニーとは正反対だ。

(そんなブルースの一日をパロディにしているのが「レゴバットマン ザ・ムービー」)



「恐怖とは何か」について、幼い頃のトラウマと向き合ったり、地下に突き落とされるたびに、「なぜ、突き落とされるのか。それは、這い上がるためだ」と、自分を鼓舞したり、そうやって、常に自分の内面と向き合い戦っているのが、ブルース・ウェインであり、バットマンなんだなということが、この映画を観ていてよく分かった。



見た目にしても、アイアンマンは赤なのに対して、バットマンは黒だし、「富豪だけど、中身は普通の人間」という共通項以外は対照的な二人を比べてみると、バットマンの特徴が浮き彫りになってくる映画だった。



どちらが良いか悪いかは、観た人の趣味次第として、DCにしても、MARVELにしても、そこには、ブルースやトニーのような富豪たちに、街を良くするために立ち上がって欲しいという願いがあるんだろうなぁという思った。

(たとえば、トランプさんみたいに(笑))



そんな願いは同じでも、生まれたヒーローは、まるで真逆というのが面白いなと思った。



映画「バットマン ビギンズ」バットマン



失敗しても、失敗しても這い上がるバットマンの成長物語


トニー・スタークはマサチューセッツ工科大学出身で、科学の天才だから、スーツも最先端の科学を駆使して製作している。



しかし、ブルース・ウェインは、普通の人だ。

彼が本当に心を許して頼りにしているのも、執事のアルフレッドと、ウェイン社の社員のルシアスだけ。

そこで、ウェインはルシアスと共に、兵器を開発していく。



その過程が、とても普通の人っぽくていい。

つまり、ブルースはトニー・スタークと比べて、ずっと庶民的であり、「もしかしたら自分も身体を鍛えたらバットマンになれるかも」という点が魅力の一つなのだ。



1つ1つ失敗を繰り返しながら、それでも、悪を倒すことを諦めず、開発に開発を重ねて、真のバットマンになていく。
これは、ブルース・ウェインがバットマンになるまでの成長物語でもあるのだ。

そして、私たちは、彼がいかにして学習して真のスーパーヒーローになるのかを目撃するのだ。



最後には、その手を広げて空を飛ぶまでになり、「あぁ、彼はバットマンになったんだなぁ」と思ったところで、話は終わる。

だから、これはバットマンの始まりの物語なのだ。

最後に手を広げた場面は、感動的ですらあった。



映画「バットマン ビギンズ」モーガン・フリーマン



バットマンの原点はここにある


そういった「内面的な葛藤や成長」を描いている作品であるため、ヒーロー作品にしてはアクションシーンが少なめになっている。

その少ないアクションシーンでも、やっぱりクリスチャン・ベールのバットマンは最高にカッコイイことが伝わってくる。



両親が殺された少年が、コウモリに対するトラウマを克服しつつ、様々な葛藤を抱えながら、悪を倒すヒーローへと成長していく。

その成長の過程を観るのが、とても面白い映画だった。



そして、この作品は、これから先作られるバットマンの原点となるだろうと思う。

「なぜ、バットマンはここで葛藤するのか…」と考えた時、その内面の原点はここにあるからだ。



最高に人間臭くて、最高にかっこいいバットマンだと思った。


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クリストファー・ノーラン監督の映画「ダンケルク」を映画館で観た。

第二次大戦中の1940年5月、イギリス軍がドイツ軍によってフランスの北部ダンケルクに追い詰められた兵士たちを救出するために実行された作戦を映画化。


満足度 評価】:★★★★★

残念ながらIMAXで観ることができなかったけれど、映像と音から伝わる臨場感が凄まじくて、何度も逃げ出したいと思った。

いきなり、戦場に連れて行かれて、「ちょっと、体験していきなさい」と言われているような、それぐらいの臨場感があった

その臨場感が訴えかけるのは、なんとしてでも生きたい、生き延びたいという気持ち

そして、この106分だけでも耐えられない戦場の恐ろしさ



その命の大切さと、戦場の恐ろしさを伝えるために、その臨場感があるんだということがよく分かる作品だった。


「ダンケルク」予告編 動画

(原題:DUNKIRK)





更新履歴・販売情報

・2017年9月11日 映画館で観た感想を掲載。

・2018年6月23日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

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ノーラン監督インタビュー掲載「ダンケルク」実話

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キャスト&スタッフ


出演者

〇フィオン・ホワイトヘッド

トム・ハーディ
…(「ヴェノム」、「裏切りのサーカス」、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」、「レヴェナント 蘇りし者」、「チャイルド44」、「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」、「ウォーリアー」、「レジェンド 狂気の美学」、「インセプション」、「ロンドン・ロード ある殺人に関する証言」など)

マーク・ライランス
…(「レディ・プレイヤー1」、「BIG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント 」、「ブリッジ・オブ・スパイ」など)

キリアン・マーフィー
…(「フリー・ファイアー」、「麦の穂を揺らす風」、「真珠の耳飾りの少女」、「白鯨との闘い」、「トランセンデンス」、「インセプション」など)

ケネス・ブラナー
…(「パイレーツ・ロック」、「ワルキューレ」、「シンデレラ」(監督のみ)など)

〇トム・グリン=カーニー


〇ハリー・スタイルズ

〇バリー・コーガン

監督


クリストファー・ノーラン
…(「インターステラー」、「インセプション」など)


2017年製作 イギリス、フランス、アメリカ合作映画



映画「ダンケルク」



あらすじ


第二次大戦中の1940年5月。

ヒトラー率いるドイツに占領されつつあるフランスでは、北部の海岸線にあるダンケルクに40万人の英仏同盟軍の兵士が追い詰められていた。

イギリス政府は、ダンケルクから兵士たちを救出する作戦を実行するが、海軍の船が足りず、民間人に協力を呼びかける。

遊覧船のオーナーのドーソン(マーク・ライランス)は、政府の呼びかけに応じ、息子のピーター(トム・グリン=カーニー)と助手のジョージ(バリー・コーガン)を連れ、ダンケルクへ向かう。

また、兵士が集まる海岸では、ドイツ空軍から攻撃を受けていたためイギリス空軍のファリア(トム・ハーディ)とコリンズ(ジャック・ロウデン)が迎撃に向かう。



映画「ダンケルク」



感想(ネタバレあり)


遠くに見える対岸はイギリス、背中にはドイツ軍


第二次大戦中の1940年5月。

ヒトラー率いるドイツ軍により、英仏連合軍40万の兵士がフランス北部の都市ダンケルクに追い詰められてしまう。

イギリス軍は、彼らの救出に向かうが、軍艦が足りず、民間人に協力を呼び掛けた

これは、その実話を映画化したもの。



この映画ができるまで、そんな実話があったなんて、正直知らなかった。

しかし、確かによく考えてみれば、1940年当時、ドイツは「フランスを制圧した!次はヨーロッパ全土を制圧しよう!!」と言って戦勝ムードに湧いていた時期だった。

そのドイツの勢いは、先日観た映画「ヒトラーへの285枚の葉書」の中でも描かれていたことなので、ヨーロッパ全土を覆っていたナチスドイツ黒い影については想像しやすかった。



この映画は、主人公の青年(というか、ほぼ少年)トミーが市街地を走っているシーンからスタートする。

そこでは銃撃戦が行われていて、英仏同盟軍がなんとかドイツ軍をこれ以上に先に進ませないようにと、必死で防御している。

そこからトミーが走り切った先には海岸が広がり、多くの兵士がそこへ避難していた。

その逃げるトミーの様子から分かるのは、その海岸のすぐそばまでドイツ軍が来ているということだった。



目の前は海、背中にはドイツ軍

海の向こう側にはイギリスが見えているのに、泳いで渡るには遠すぎて、迎えの船は満員だし、ケガ人しか乗り込むことができない。

そこは広い海岸で、身を守る障害物などない。

その状況の中で、1週間をかけて兵士たちの救出作戦が行われた。



映画「ダンケルク」



まるで戦場に突き落とされたような臨場感が観客に伝えるもの


私が、何よりも凄いと思ったのは、この映画の臨場感だった。

ドイツ機が撃ち込んでくる空襲の音や、迫りくるドイツ機の迫力ある映像。

低空飛行するドイツ機が爆弾を落としていく時には、まるで自分にも当たるんじゃないかと思うぐらいに臨場感のある音がして、思わず頭を抱えてしまった



そして、なんとか船に乗り込んだはいいけれど、Uボートによる魚雷攻撃を受けて船が沈んでしまう。

そこから一気に大量の水が流れ込んでくる恐ろしさ

私は、泳ぎが得意で長時間水の中にいられる自信があるけど、それでも「今すぐ溺れるんじゃないか…」という恐怖心で、その場から逃げ出したくなった。



そして、その裏で流れる音楽と音。

緊迫した状況になると、効果音のような時計の秒針を思わせる音がチクタクと鳴り続ける

ただでさえ緊迫した状況で、その音が、さらにその気持ちを逆なでする

その後、不安な時には不安な音が鳴り響き、緊迫した状況になると秒針の音が戻ってくる。



あの音を思い出しただけで、今でもドキドキする



その、まるで疑似体験をしているようなリアルの臨場感が観客に伝えるのは、戦場の恐ろしさである。

本物の戦争とは、誰かヒーローがいて、敵をバタバタと倒すものではなく、人間と人間が殺し合う場であり、空爆は生身の人間に向かって容赦なく行われ、魚雷は船を沈ませ、多くの人間が船と共に沈んでいく

その『戦場の恐怖』を伝えるため、この映画は、迫力ある映像と音を使い、よりリアルな臨場感を演出しているのだ。



映画「ダンケルク」



「ダンケルク」は、勇気ある撤退の物語


また、この映画が他の戦争映画とちょっと毛色が違うのは、『軍の撤退』を描いていること

例えば、ノルマンディ上陸作戦のようなヒトラーに向かって進軍していく話は、何度も映画で観ている。

それは、悪を倒すために命を懸けて立ち向かって行く男たちの姿には、子供の頃から慣れ親しんだアメコミのヒーローものに通じるものがある。



しかし、この映画は、それらの戦争映画とはちょっと違う。

今、戦況が悪化しているから、生きるために国に帰りましょうという映画である。

これは、今まであまり観なかったことである。



そこで感じるのは、『勝つか負けるか』ではなく、『生きるか死ぬか』である。

『勝つか負けるか』を考えた場合、明らかにイギリス軍は『負けている』

それならば、まだ命ある兵士を助けるため、そこから撤退して『生きる道』を選択したのだ。



とても印象的だったのは、無事、イギリスにたどり着いた兵士の1人(ハリー・スタイルズ)が、電車の中で主人公のトミーに向かって「住民と目を合わせるな。なんで帰ってきたんだと言われるぞ」と言って、窓に背を向けるシーンがある。

ところが、実際はそんなことはなくて、電車が着いた駅では多くの市民が彼らのことを歓迎し、「よく帰ってきた」と喜びの声を上げていた

兵士にとって撤退はとても恥ずべきことでも、国民はそんな風に思っていなかったのだ

命よりも大切なものなどこの世にはないのだ。



この『勇気ある撤退』が、観客に訴えるのは、そんな一人一人の命の大切さだ

『負ける』と分かっているのなら、一人でも多くの命を救うために撤退する勇気を持つ

そして、仕切り直し、再び体力をつけて次の勝機を狙う。



イギリス軍が連合軍の一部となってノルマンディ上陸作戦が行われ、ヨーロッパの戦況が変わるのは、ここから4年後の1944年のことである。

この時、命を救われた多くの兵士がいたからこそ、ノルマンディ上陸作戦を実行することができたのだ



映画「ダンケルク」


「1人でも多くの兵士を助けたい」という民間船の気持ちが胸を打つ


この映画の中で、最も感動するのは、民間人の協力である。

映画の中では、マーク・ライランス演じるドーソンがイギリス政府の呼びかけに応え、自分が持つ遊覧船に救命胴衣を乗せ、息子のピーターと、お手伝いのジョージを連れ、ダンケルクへと向かう。



その途中で、避難中に魚雷に遭い、精神が錯乱してしまった兵士(キリアン・マーフィー)を拾う。

その兵士とドーソンのやり取りがとても印象的だった。

兵士は、今すぐにでもイギリスに帰りたいのに、ドーソンはダンケルクへ向かうと言う。



「ダメだ。ダンケルクは火の海だ。死にに行くようなものだ。なんで、そんなことをするんだ」

と、兵士がドーソンに問いかけた時、ドーソンは

これは、我々の世代が始めた戦争で、息子のような子供たちを戦地に送ってしまった。

我々には、戦争を始めた責任がある




ドーソンは、かつて長男を戦争で亡くした経験があり、同じような年頃の子供たちを1人でも多く救いたいという気持ちがあった。

それでも納得できない兵士は、船内で暴れ、ジョージを突き飛ばしてしまう。

そんな兵士の様子を見たピーターは、「彼は臆病者なの?」と父に訪ねた時、「そうじゃない。戦場で怖い目に遭ったんだよ」とピーターに応える。

恐らく、その時兵士はPTSDだったと思われるが、ドーソンは、そんな兵士たちをたくさん見てきたし、その兵士もドーソンにとっては息子の一人なのだ。



それは、ドーソンだけが思っていたことではなく、その「1人でも多くの息子を救いたい」という思いは、その時ダンケルクに向かった多くの民間船も同じ気持ちだったんだろうと思う。



そして、彼らがダンケルクに着いた時、他にも多くの民間船がダンケルクの海岸に到着していた。

海岸を埋め尽くすように集まった多数の民間船の姿は、とても感動的だった

ドーソンのような遊覧船や、漁船、小さなヨット、プレジャーボートまで、様々な船が危険をかえりみず、戦地へと向かっていた。

彼らは、本当に勇気ある人々だ。



その様子を見て思い出したのは、映画『パイレーツ・ロック』だった。

1960年代、イギリスのラジオでロックを流すことが禁じられていた時代。

地上のラジオ局がダメなら、海上ならいいだろうと、船の上にあるラジオ局からロック音楽を流していたDJたちの実話を映画化した作品。

この映画では、最後に船が沈没するという時に、「近くにいる人は助けに来てください」と呼びかけると、彼らが違法で、国から目を付けられていると知りながらも、多くの民間船が彼らを助けに向かった

その時に集まった船の様子が、この「ダンケルク」に集まった船の様子とまるで一緒だったのだ。

もしかしたら、その時のダンケルクの「いざとなったら助けるために駆け付ける」という精神は、その後もそうやって受け継がれているのかなと思った


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音と映像で伝える戦争の恐ろしさも凄いし、勇気ある撤退からは命の大切さを感じるし、民間人の船からは、助け合うことの素晴らしさを教えられる

わずか106分という短さの中に、様々なできごとが濃縮して詰め込まれ、そこからは多くのメッセージを感じ取ることができる。

親世代の人間が勝手に戦争を初めて、子供たちを戦場に送り込んでいる



そして、送り込まれた戦場で感じるのは、勝つか負けるかではなく、『生きるか死ぬか』である

何よりも大切なのは、一人でも多くの人間が生き延びることである。

親世代の人間が、殺し合いを望むなら、本人たちが殺し合えば良い。



そんなことを痛切に感じさせる作品だった。

一人でも多くの人に観て欲しい映画である。




関連記事

〇イギリス政府側からの視点で描いた「ダンケルク」



〇戦時中、国民を励ますために「ダンケルク」を映画化しようとする人々の奮闘を描く

「人生はシネマティック!」人生が辛い時、現実を忘れてさせ気持ちをリセットさせてくれる映画の素晴らしさ。大事なのはリアリティかそれとも夢や希望か。イギリス映画【感想】




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レオナルド・ディカプリオ主演の映画「インセプション」を映画館で観た。

他人の夢に潜入し、その人が持つアイディアを盗むという産業スパイの仕事をしているコブを主人公に描かれるSFアクション映画。


満足度 評価】:★★★★★

公開当時に見逃していて、すごく観たいと思っていた映画。

IMAXの大きなスクリーンで観ることができてとてもラッキーだったと思う。

「夢の中に潜入する」というこの映画の世界観が大好きで、隅から隅まで面白かった

たくさんの人が既に観ている映画なので、特に気になったラストについて重点的に感想を書こうと思う。



この感想には、結末に関するネタバレを含みます。映画をご覧になってからお読みください。



「インセプション」予告編 動画


(原題:INCEPTION)




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キャスト&スタッフ


出演者

レオナルド・ディカプリオ
…(「レヴェナント:蘇りし者」、「ワールド・オブ・ライズ」、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」、「シャッターアイランド」、「華麗なるギャッツビー」、「ジャンゴ 繋がれざる者」など)

渡辺謙
…(「怒り」、「硫黄島からの手紙」など)

ジョセフ・ゴードン=レヴィット
…(「スノーデン」、「ザ・ウォーク」、「(500)日のサマー」、「リンカーン」など)

マリオン・コティヤール
…(「たかが世界の終わり」、「マリアンヌ」、「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」、「サンドラの週末」、「コンテイジョン」など)

エレン・ペイジ
…(「ローラーガールズ・ダイアリー」、ドラマシリーズ「アンブレラ・アカデミー」など)

トム・ハーディ
…(「ヴェノム」、「ダンケルク」、「裏切りのサーカス」、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」、「レヴェナント 蘇りし者」、「チャイルド44」、「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」、「ウォーリアー」、「レジェンド 狂気の美学」、「ロンドン・ロード ある殺人に関する証言」など)

キリアン・マーフィー
…(「ダンケルク」、「フリー・ファイヤー」、「麦の穂を揺らす風」、「真珠の耳飾りの少女」、「白鯨との闘い」、「トランセンデンス」など)

マイケル・ケイン
…(「ジーサンズ はじめての強盗」、「グランド・フィナーレ」、「インターステラー」、「キングスマン」など)

〇トム・べレンジャー

ピート・ポスルスウェイト
…(「ザ・タウン」、「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」など)

監督・脚本

クリストファー・ノーラン
…(「インターステラー」など)

2010年制作 アメリカ映画

インセプション

あらすじ


コブ(レオナルド・ディカプリオ)とアーサー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は「他人の夢の中に入り込んで、アイディアを盗む」という産業スパイをしている。

彼らは、ある時、富豪のサイトー(渡辺謙)から、ライバル企業のトップ(ピート・ポスルスウェイト)が亡くなろうとしているので、跡を継ぐ息子ロバート(キリアン・マーフィー)が父親の会社を潰すような意識を植え付けて欲しい(インセプション)という依頼を受ける。

意識を植え付けることは非常に難しいからと言って断っていたコブだったが、成功した暁には、これまで会えなかった子供たちに会わせてやると言われ、承諾することに。

恩師(マイケル・ケイン)の教え子であるアリアドネ(エレン・ペイジ)とイームス(トム・ハーディ)を仲間に加え、計画を練るコブとアーサーだったが、時折、コブの亡くなった妻であるモル(マリオン・コティヤール)が彼の仕事を妨害し…。


インセプション3


感想(ネタバレあり)


夢の中で意識を植え付ける「インセプション」


夢を見るのが大好き。

怖くて泣きながら目が覚める時もあるし、楽しくて自分の笑い声で目が覚めることもあれば、予知夢のような夢を見てしまうこともある。

きっと、眠りが浅いんだろうな。



幸せな夢だった時は、次の日に続きが見たいと思いながら寝るけど、その願いは大抵叶わない。

だから、この映画の中で描かれる夢の世界は凄く面白いなぁと思った。



重力がない世界も、死者と会話をするのも、夢の世界なら全然問題ない。

また、映画だからこそ、その世界観を実現できる。

その「映画にしかできない夢の世界の実現」がこの映画の面白さだった。



主人公たち産業スパイのチームは、ある大企業の御曹司ロバート(キリアン・マーフィー)の夢の中に潜入する。

彼は、父(ピート・ポスルスウェイト)が死去したために、オーストラリアのシドニーからアメリカへ向かう11時間のフライトの途中にいた。

ロバートが深い眠りについたところで、コブ(レオナルド・ディカプリオ)、アーサー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)、サイトー(渡辺謙)、アリアドネ(エレン・ペイジ)、イームス(トム・ハーディ)が彼の夢に潜入し、父が築き上げた会社を潰すような意識(インセプション)を植え付けようと試みる



しかし、ロバートは防御本能が強く、彼の意識に近づこうとすると、それを防ぐために兵隊たちが登場し、簡単に近づくことができない

さらに、コブの潜在意識の中にいる亡くなった妻もコブの行動を妨害し、思ったように仕事が進まない。

それでも、10時間のフライトの間に仕事を終わらせないと、コブが望む報酬がもらえないし、何より、目覚めないと昏睡状態のまま一生目覚めることができないという危険な状況に陥ってしまう…。



インセプション6



インセプションは予定通り成功したように見えたが…


サイトーが雇った主人公たちチームは10時間かけて奮闘する。

ところが、最後の最後、仕上げの段階になって、肝心のロバートが撃たれてしまい意識を失くしてしまう。



夢の世界で意識を失くし、死ななければ昏睡状態のまま目覚めない可能性もある。

その時、「もう時間もないし、ロバートのことは諦めて、現実世界に帰る準備をしなくては」と誰もが思った。

すると、夢の設計者であるアリアドネが「まだ方法がある」と言い、「もうひと段階深い夢の中にロバートを連れて行って、そこでキックすれば(殺せば)、この段階で目覚める」というアイディアを出す。



その可能性を信じたコブは「子供に会いたい一心」で、アリアドネのアイディアに乗り、アリアドネとコブは、もう1つ深い階層へと向かう。

すると、そこではモルがロバートを拘束していて、妨害しようとしていた。



アリアドネはロバートを助け、コブと共に帰ろうとすると、「サイトーが降りてくるはず。サイトーを待って一緒に帰る」と言ったので、アリアドネは先に帰っていった。

確かにその時、サイトーは重傷を負っていたので、意識を失っている可能性も高かった。



問題はその先だ。

コブが目覚めた時、全てが丸く収まり、コブは問題なく入国し、子供たちと再会する。

しかし、コブが「現実か夢か」を識別する駒を回した時、回ったまま映画は終了していた。

回した駒が止まったら現実、回り続けたら夢だとコブは識別している



もしや、コブは目覚めることなく、夢の中に閉じ込められてしまったのか…。

それとも、その後、駒は止まるのか…



インセプション5



他人にインセプションするはずが、いつの間にか自分がインセプションされている…


それまでの経緯を考えると、最後にコブがたどり着いたのは夢の中なのではないかと思った。



この映画の中で、最も重要なカギを握るのはマイケル・ケイン演じるマイルズ教授ではないかと思う。

マイルズ教授はコブの子供たちの祖父で、彼らを育ててくれている保護者でもある。

ということは、マイルズ教授はモルの父である。



モルは、なぜ死ぬことになったのか。

それは、コブがモルを愛しすぎるあまり、夢の中でだけ実現できる幸せな世界をモルに植え付けた(インセプション)。

そのため、モルは夢の世界から出ることができず、現実世界を夢の世界だと錯覚し、夢の世界から現実に帰るためにビルから飛び降りてしまうが、それは現実世界であり、そのままモルは亡くなってしまう。



そのことを知ったマイルズ教授は、教え子であるアリアドネをコブの元に送り、子供たちと幸せな生活を送る夢をコブに植え付け、モルと同じように夢の中に閉じ込めてしまったのではないかと思った。



本当だったら、サイトーが依頼した仕事にアリアドネは行かなくても良かった。

なのに、なぜ行ったのか。



「自分が設計した夢を確認したい」と言っていたけど、アリアドネはマイルズ教授から託された任務があったのではないか。



私が途中でとても気になったのは、トム・ハーディ演じるイームスが最後の雪山で

「おかしい、敵に先回りされている」と言ったことだ。

あの雪山はイームスの夢なのだ。

ロバートが敵を近づけないために防御することはできても、先を読むことはできない。

それができるのは、設計者のアリアドネだけなのだ。



アリアドネは複雑な構造を作り出し、敵を登場させることで援護が到着するのを遅らせ、次の階層にコブを誘い込む状況を作り出したのではないか。

これは、サイトーの依頼と見せかけ、マイルズ教授がアリアドネを使ってコブにインセプションする話だったのではと思った。

だから、タイトルも「インセプション」なのだ。



何せ、マイルズ教授が言うには、アリアドネは「コブ以上の才能」の持ち主だそうだから。

その証拠に、コブが再会した子供たちは夢の中と同じ服を着て、もう数年会っていないというのに、ちっとも成長していなかったではないか。



最後のあの場面は、アリアドネがコブの夢を見て設計した夢の中だけの世界なんだと思った。

あの駒は、机の上で一生周り続ける。

コブは昏睡状態のまま、目覚めることができないのかもしれない。



インセプション4



夢の中の出来事は神の啓示のように感じる


英語のInceptionという単語は「始まり」「開始」「発端」という意味なのだそう。

ということは、彼らがインセプションと言っているのは、夢の中で意識の発端を植え付けるということ。



意識を植え付けられた人間は、そこからスタートして意識を変えていくという意味なのだろう。

果たして、夢にそれだけの力があるだろうか。



では、実際に夢の中で「あぁしなさい」「こうしなさい」という啓示を受けた場合、現実世界でそれを実行するだろうか。

この映画の中では、ロバートが父親に「お前の好きなようにしなさい」と言われ、肩の荷が下りて、ゆくゆくは父が築いた帝国を息子がぶち壊してしまうように。



私は、夢の中で起きたことは実現するタイプ。

もしも、ロバートのように何らかのメッセージを受け取った場合は、それこそ、「神の啓示」だと思ってしまう。



誰かにメールをする夢を見たら、実際にメールを出してみるし、誰かに電話をする夢を見たら、実際に電話をする。

だからきっと、私はインセプションされやすいタイプなんだろうなぁと思う(笑)



それにしても。

いくら、夢の中が幸せだからと言って、夢の中に閉じ込められたら私も嫌な奴に変身して登場するかも

ただでさえ、デジャブを感じた時は、「現実社会での既視感」なのか、「夢の中での既視感」なのか分からないぐらい、現実と夢の区別がつかなくなっているので、夢の中に行ったり来たりできるようになったら、頭がおかしくなるかも

でも、幸せな夢だったら、そこにずっといたいという気持ちも分かる。

だからこそ、夢は夢というんだよね。



インセプション2





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マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ共演の映画「インターステラー」をWOWOWで観た。

人類滅亡まであとわずかの地球を救うために、宇宙探査へ出た父と、その帰りを待つ家族の物語。

ぬあーーー。頭をたくさん使った映画だったぁぁぁぁぁ

あまりにも話が壮大過ぎで、ちゃんと理解できてるか心配だけど(笑)

今まで見たことのない宇宙が描かれていて、面白かった。

「インターステラー」予告編 動画

(原題:Interstellar)




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あらすじ


地球では、作物が次から次へと死滅していく感染症にかかり、人類が暮らしていけるのも、あとわずかとなっていた。

元NASAのエンジニアでパイロットのクーパー(マシュー・マコノヒー)は、科学者のブラント(アン・ハサウェイ)たちと、人間が住める環境を持つ惑星を探す任務につく。

クーパーは、娘のマーフに必ず帰ってくると約束するのだが・・・。


インターステラー

感想(ネタバレあり) ブラックホールが人間を救う・・・!?


夢がある話だなぁ。

土星の近くにワームホールがあって、そこを抜けると、そこには太陽系とは違う銀河が広がってて、その新しい銀河にある惑星ではなく、ブラックホールが地球を救うカギになる。

なんか、素敵じゃない??

ブラックホールって、なんでも飲み込んじゃう悪いイメージだけど、その、ブラックホールに飲み込まれた向こう側の世界は誰も知らない

この映画では、ブラックホールの向こう側が観られるんだよ~。

すごいよねぇ。

ワームホールとか、ブラックホールとかを、ここまで映像にしちゃうところが、まず凄くて、さらに、ブラックホールのデータで地球を救おうとか壮大過ぎる。わお~(; ̄Д ̄)

インターステラー4

人間が時空を超える時、導かれた運命


と、思った私には、この映画の中でも、ブラックホールの中の映像ばかりが記憶に残っている。

昔、「スーパーマン」でさぁ、光速を超える速さで飛んで時間を昔に巻き戻すとか、アホなことやってたけど(笑)

論理的には、それに近いんじゃないかと(笑)

時空を超えちゃった。

それが、あのマーフの部屋での出来事につながるっていうのが、ロマンがあっていいね。

過去のマーフに話すことがきっかけで、現在のマーフにブラックホールのデータを送って地球を救う

壮大だよねぇ。

インターステラー2

豪華なキャスト&スタッフ


ある一組の父と娘の愛情が、地球を救うことになった物語。

父親のクーパーを演じたのは、マシュー・マコノヒー(「ダラス・バイヤーズ・クラブ」)。

良いお父さんなんだなぁ。これが。

クーパーが娘を家に置いて旅立つところは、もらい泣きしちゃって、あぁぁぁお父さん行かないでぇって思ったよね。

本当に、すごい物理学者でエンジニアなんじゃないかと思うぐらい、スラスラと難しいセリフを言っている姿がステキだった。

マシュー・マコノヒーの他の出演作は、「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」(声の出演)など

そして、クーパーと共に宇宙へ旅に出たブラント博士を演じたアン・ハサウェイ(「マイ・インターン」)。

私、クーパーと別れた後のブラントがすごく気になって Σ(´д`;)

きっと、クーパーが助けてくれたと信じてる。

監督は、「ダークナイト」シリーズ、「インセプション」のクリストファー・ノーラン。

いや~、良かったな。

クリスファー・ノーランの作品で観てない作品があるから、もっと観たくなった。


インターステラー3

いつか、こんな時代がくるのかも


もしも、人間が地球に住めなくなったらとか、考えたことないけど、今までは、地球上のあらゆる土地をいろんな国を奪い合う時代が続いたけど、これからは、それが宇宙になるわけでしょう。

もしも、いつか、こんな風にどこかにワームホールが空いて、その向こう側へ行ってみようなんて時代が来たら、すごくロマンチックだなぁ

誰も見たことが無い世界、ワームホールも、太陽系以外の銀河も

親子の愛に泣かされながら、見知らぬ宇宙にロマンを感じる映画だった



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