とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:クリント・イーストウッド



クリント・イーストウッド主演・監督の映画「運び屋」を試写会で観た。

87歳の老人が麻薬の運び屋をしていたという報道記事を元に、麻薬の運び屋をする孤独な老人の姿を描いた作品。



映画「運び屋」


満足度 評価】:★★★★☆

驚きの実話を映画化。

クリント・イーストウッドが90歳の運び屋アールを通じて「人生で最も大切にすべきことは何か」をブラッドリー・クーパーに語る。

それは師匠から弟子への遺言のように聞こえ、だからこそ心に沁みて泣けてくる映画だった

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『運び屋』予告編 動画

(原題:The Mule)



更新履歴・公開、販売情報

・2019年2月20日 試写会にて鑑賞。

・2019年4月3日 感想を掲載。

・2019年12月29日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

詳しい作品情報につきましては、下記公式サイトをご参照ください。
 ↓





キャスト&スタッフ


出演者

クリント・イーストウッド(兼 監督)


ローレンス・フィッシュバーン


〇ダイアン・ウィースト


〇イグナシオ・セリッチオ

〇アリソン・イーストウッド



製作・監督

クリント・イーストウッド
…(「ハドソン川の奇跡」、「アメリカン・スナイパー」、「ジャージーボーイズ」、「インビクタス/負けざる者たち」、「グラン・トリノ」、「硫黄島からの手紙」、「父親たちの星条旗」、「ブラッド・ワーク」など)


2018年製作 アメリカ映画




あらすじ

ゆり農家を営んでいたアール(クリント・イーストウッド)は、家族と過ごす時間よりも仕事を優先して生きてきたが、ネット通販の時代に乗れず、販売額がガタ落ちし、家は差し押さえられてしまう。

気付けば90歳になっていて、離婚した妻(ダイアン・ウィースト)や子供たちから見放されていた。

そんな生活に途方に暮れていたアールは、「荷物を運べば金を支払う」という仕事を持ち掛けられ、車の運転が得意だったアールは、荷物の中身が何か知らないまま、その話に乗ってしまうのだが…。



映画「運び屋」


感想(ネタばれあり)


この映画の感想につきましては、私が「ぴあ映画生活」に掲載したものをご紹介します。


運び屋 (2018)



★★★★ [80点]「90歳になって思うこととは」


沁みる映画だったー。

87歳の老人が一人で麻薬の運び屋をしていたという報道記事に着想を得て製作された作品。

映画では、90歳の主人公アールが「ただの老人」から「運び屋」になるまでが描かれている。



そのアールの姿を見て思う。

人は、90歳になった時、何を思うだろうか

クリント・イーストウッドからしたら若輩者の私が思うことは、ただの想像でしかない。



しかし、人は90歳になった時、それまでの人生を振り返り、自分が失敗したことを、若い世代にはさせたくないから
「こんなことをしてはいけないよ」と言って諭す
のではないかと思う。



では、今年、89歳になるクリント・イーストウッドが、この90歳になる運び屋の実話を題材に選んだのは何故だろうか。

クリントなりに、この運び屋アールの人生に共感することがあり、自分の人生と重ね合わせた上で「こんな老人になってはいけないよ」というメッセージを込めて製作したかったのではと思う。



そのメッセージを私たちに届ける役割を果たしているのが、ブラッドリー・クーパーだ。

クリントの弟子とも言われるブラッドリーと、クリントが共演している場面はどれも貴重なものであり、その中で、クリントは若者世代へのメッセージを込めたセリフをしゃべっている。



アールは、これまでどんな生活を送り、何を後悔し、若い世代に何を伝えたいのか

もっと具体的に言えば、彼は「人生で最も大切にすべきことは何か」を伝えたいのだ。

それは、アールだけのものでなく、クリント自身の言葉でもあるのだ。



私の心の中では素直に認めたくないけれど、クリントはアールという役柄を通じて、ブラッドリー・クーパー世代へ遺言を遺しているのだろうと思った

ブラッドリーは、クリントからの遺言を託される重要な役割を果たしているのだ。



世界中の人たちが、クリントにはもっと作品を作って欲しいと願っているけれど、もうすぐ90歳を迎える彼は、遺すべき言葉を選んでいるのだ。



そう思ったら、後半、この映画の中でクリントの放つ言葉の一つ一つが心に沁みて、切なくなり、映画が終わると涙が出てしまった。



惨めで、孤独な老人になりたくないと思ったら、どうすべきなのか

そのクリントからのメッセージをしっかりと受け止めたいと思った作品だった


Posted by pharmacy_toe on 2019/02/28 with ぴあ映画生活




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クリント・イーストウッド主演の映画「ザ・シークレットサービス」をWOWOWで観た。

1993年の作品。かつてJFKを守れなかったことを悔やみ続けるシークレット・サービスが、かつてCIAで最高の暗殺者といわれた男が仕掛ける大統領暗殺計画を阻止ために奔走する物語。

映画「ザ・シークレット・サービス」


満足度 評価】:★★★★☆

良い映画は、何年経っても面白いんだなぁとつくづく思わされた作品。

なんと言っても、シークレットサービスと暗殺者の駆け引きが面白い!先の読めない展開にハラハラドキドキするサスペンス映画。


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


「ザ・シークレット・サービス」予告編 動画(日本語字幕なし)

(原題:In the Line of Fire)



更新履歴・公開、販売情報

・2016年5月7日 WOWOWで観た感想を掲載。

・2019年11月22日 NHK BS プレミアムでの放送に合わせて加筆・修正。




スタッフ&キャスト


出演者

クリント・イーストウッド
…(<出演作>「運び屋」、「人生の特等席」、<監督作>「運び屋」、「アメリカン・スナイパー」、「ジャージーボーイズ」、「インビクタス/負けざる者たち」、「硫黄島からの手紙」、「父親たちの星条旗」、「ハドソン川の奇跡」、「ブラッド・ワーク」など)

ジョン・マルコヴィッチ
…(「マイル22」、「バーニング・オーシャン」、「マルコヴィッチの穴」、「コン・エアー」、「RED」など)

レネ・ルッソ
…(「マイ・インターン」、「ナイトクローラー」、「アウトブレイク」など)

ディラン・マクダーモット
…(「エンド・オブ・ホワイトハウス」、「サバイバー」など)

監督

〇ウォルフガング・ペーターゼン

1993年製作 アメリカ映画




あらすじ


ベテラン シークレット・サービスのフランク(クリント・イーストウッド)は、ホワイトハウスの敵となりうる人物の調査をしている最中に、怪しい人物(ジョン・マルコヴィッチ)が住んでいるというアパートのオーナーから通報を受ける。

その人物の部屋に入ってみると、かつてフランクが大統領の警護をしていた時の写真が壁貼ってあった。

それを観て、大統領への危険を感じたフランクは、周りの反対を押し切って、大統領の警護への復活を申し出るのだが…。





感想(ネタバレあり)


シークレット・サービス vs 元CIA暗殺者の対決が面白い!


久しぶりに観たーーー。いつぶりだろう。

久しぶり過ぎて、内容をすっかり忘れていて、新鮮な気持ちで観られた。

面白かったなぁ。



なんと言っても面白いのは、クリント・イーストウッド vs ジョン・マルコヴィッチの戦い

クリント・イーストウッド演じるフランクは、かつてJFKの警護をしていた程のエリートだけど、暗殺の時、そばにいながら警護できなかったことが心の傷になっている。



そして、ジョン・マルコヴィッチ演じるミッチはかつてCIAで最高の暗殺者と言われながら、冷戦が終わったことで仕事が減り、クビになってしまう。

その後、一般社会に適合できず、政府への復讐を考えるようになる。



この二人の戦いに緊張感があって、すごく面白かった。



映画「ザ・シークレット・サービス」クリント・イーストウッド



冷戦時代にピークを迎えた人たちのその後


そもそもの設定が面白い。


2人とも、仕事のピークを迎えたのが、冷戦時代。

その頃アメリカは、常に敵がいる状態で、ピリピリとした緊張状態にあり、大統領を警護するのも、スパイを暗殺するのも、命がけだった。



ところが冷戦が終わると、いわゆる「平和ボケ」的な状況になり、自分の「生きがい」とはなんだったのかと自問自答するようになる。



フランクとミッチはコインの表と裏のような存在だ。

正反対のところにいるように見えて、実は、彼らの心の中にはつながっているものがある

だから、電話で会話をしていても、ケンカをしているようで、心の底では分かり合えているのではないかと思えるところが非常に面白い。



映画「ザ・シークレット・サービス」クリント・イーストウッド



奥底では分かり合えている?2人の駆け引きが面白い


それを象徴する印象的なシーンがある。



街中でミッチを見つけたフランクが、彼を追いかける場面。

ひたすら走って、追い詰めたつもりが、うまくとなりのビルに飛び移ることができず、フランクはビルの屋上からぶら下がった状態になる。

そこへ、ミッチが手を差し伸べる。



そして、なんとフランクはミッチから命を助けられ、フランクの相棒はミッチに殺されてしまう。

これって、フランクにとっては、とても屈辱的なこと。



しかし、この時、二人は心の奥底で分かり合えているものがあるのかな?と思った。

そして、フランク vs ミッチの戦いは、ミッチが優位な立場になり、そこからフランクが必死になって形勢を逆転しようとるけど、空回りしてしまう。

命がけでトップに立ったことがある人間同士だからこその駆け引きが面白かった。



映画「ザ・シークレット・サービス」ジョン・マルコヴィッチ



出演者は、クリント・イーストウッドとジョン・マルコビッチ


フランクを演じるのは、クリント・イーストウッド

もう引退するような歳なのに、大統領の警護を担当して、ゼーゼーと息を切らせながら走っている姿が印象的。

最近では、映画に出演するよりも、監督するほうが多くなってしまったイーストウッド。

でも、やっぱり、こうして観ると、まだまだスクリーンで観たい俳優だ。



映画「ザ・シークレット・サービス」クリント・イーストウッド



フランクの敵、ミッチを演じるのは、ジョン・マルコヴィッチ

この映画に出演以降、しばらく悪役での映画出演が続いて、ジョン・マルコヴィッチと言えば怖い人のイメージがあった。

それは、彼の演技がうまいからこそ。



この映画に出演の後、「マルコヴィッチの穴」で演技派のイメージを確立して以降は、様々なを演じるようになる。



映画「ザ・シークレット・サービス」ジョン・マルコヴィッチ



最後に見せたミッチの意地


最後は、フランクとミッチの立場が逆転し、落ちそうになるミッチに手を差しのべるフランクだったけど、ミッチは、それを拒否。

ミッチのプライドを見せる。



その落ちていく姿を観て、そもそもミッチは死にたくてこの騒ぎを起こしたのかなと思った。

成功しても、失敗しても死ぬつもりだったのではないかと。

フランクの家の留守電に残されたメッセージは、そういう意味だったんじゃないかなと思う。



ちなみに、この映画「シークレット・サービス」はアメリカでテレビドラマシリーズ化される企画があるそうで。

それもちょっと気になるところ。





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渡辺謙主演、クリント・イーストウッド監督の映画「硫黄島からの手紙」をNHK BSプレミアムで観た。

1944年6月、第二次世界大戦における硫黄島での戦いを日本兵たちが家族にあてた手紙と共に描く。

クリント・イーストウッドによる、硫黄島の戦いについて描いた「父親たちの星条旗」に続く2作目。

満足度 評価】:★★★★☆

終戦から80年が経ち、この当時の日本兵たちの心情について、なかなか理解できない部分があったが、この映画を観ながら、私はもしかして、クリント・イーストウッドと同じような距離感で兵士たちのことを考えていたのかもしれないと思った。

「なぜ彼らはお国のために死んでいったのか」その思いを見つめ、考える映画となった。


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想
  6. 関連記事


「硫黄島からの手紙」予告編 動画

(原題:LETTERS FROM IWO JIMA)



更新履歴・公開、販売情報

・2016年8月19日 NHK BS プレミアムで観た感想を掲載。

・2019年8月12日 NHK BS プレミアムでの放送に合わせて加筆修正。

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キャスト&スタッフ


出演者

渡辺謙
…(「怒り」、「インセプション」など)

…(「検察側の罪人」など)

〇伊原剛志


〇中村獅童

〇裕木奈江

監督

クリント・イーストウッド


2006年製作 アメリカ映画




あらすじ


1944年6月。第二次世界大戦において、日本にとっては不利な戦いが続いていた。

東京から遠く離れた太平洋の島、硫黄島では明日米軍が攻めてくるかもしれないという状況の中、空軍による支援がないという危機的な状態にあった。

そんな中、新しい指揮官として赴任してきたのが栗林中将(渡辺謙)だった。

栗林は硫黄島に到着するなり、これまでの作戦を変更したり、作業を止めさせるなど、明らかに通常のやり方とは違う方法で動きだしたため、そのやり方についていけない者たちも出始めていた。

その一方で、体罰や無駄死にを徹底的に嫌う彼の人間性が多くの兵士たちからの支持を集めることとなったのだが…。



映画「硫黄島からの手紙



感想(ネタバレあり)


米兵と日本兵の違い…


第二次大戦の硫黄島で日米間の戦いの様子が描かれている。

特に、日本兵たちが家族にあてた手紙と共に、日本兵からの視点で、日本兵=悪としてではなく、あくまでも各個人の人間性を描いている描いているのが特徴だ。

どっちが勝ったとか、どっちが敵だ、悪魔だという話ではなく、その時、硫黄島にいた全ての人たちが恐怖と闘い、必死で生きようとしていたことが「父親たちの星条旗」と合わせて観るとよく分かる。



しかし、そこは戦場。

当然のように、多くの人間が命を落としていく。



接近戦により米兵に殺された者、米軍の爆撃機により命を落としていく者…。

自害していく者、上官により処罰を受けて死んでいく者…。

この自害していく者の多さが、日本兵と米兵では大きく違っているところだ。



映画「硫黄島からの手紙」渡辺謙

なぜ、彼らは自害するのか…


私自身の正直な感想を言えば、「なぜ国のために命を落としていくのか」その理由が分からない。



この映画を観終わった後でも、その心情の核心の部分が理解できない。

私は、自分のために生きている。

国のために生きているわけじゃない。



だから、「国のために死んでください」と言われても、絶対に死ねないのだ。

むしろ、そうするぐらいなら、この映画の中村獅童演じる伊藤中尉のように、死んだふりをしてでも、捕虜になってでも生き延びたいと考える。



映画「硫黄島からの手紙」渡辺謙



兵士たちの手紙を通して見えてくる心情…


それではなぜ、当時の兵士たちは、敵にこの身を渡すぐらいなら、死んででも「国のために」身を捧げることができたのか。



それが、戦前の富国強兵の教育の結果なのか。

それが、戦争の作った産物だったのか。

それとも、80年経った現在の日本人と当時の日本人では本質がちがうのか…。



私は、クリント・イーストウッドも「なぜ、日本兵たちは『お国のために』と言って死んでいったのか」と不思議に思ったに違いないと思う。

だから、彼らが家族に宛てた手紙を通して、その心情を理解しようとしたのではないか。



映画「硫黄島からの手紙」渡辺謙、クリント・イーストウッド監督



個よりも家族、家族よりも国という時代


しかし、その手紙に書かれていたのは、戦地の悲惨さより、本土に遺したてきた家族への思いばかりだった。

そこで、きっとクリント・イーストウッドは、「日本兵たちは個よりも、家族。家族よりも国を大切にする国民だった」ということが理解できたのではないかと思う。



というのも、私自身の視点も、当時の日本人より、今のクリント・イーストウッドの視点に近いなと思ったからだった。



戦後80年が経ち、日本人も、国や家族より個人を優先する個人主義の人たちが増えてきたということだと思う。

どう考えても日本のために切腹するなんて理解できない。

それが、私の率直な感想だった。



映画「硫黄島からの手紙」二宮和也



「昨日の友が今日の敵」が戦争そのもの


この映画の全てを見終わって、心に残るのは開戦直前、栗林中将がアメリカの友人たちと楽し気に談笑している姿が心に残る。



「国のためだったら友人のアメリカ人を殺すこともできますよ」

「国のためですから」



それは、食事の席での冗談だったが、結局、アメリカと日本は、そんな冗談のような関係になってしまった。



戦争は、それまでに築いた友情や愛情を全て無にしてしまうものだ。

家族に愛情を込めて描いた手紙も届かない。

そんなに悲惨で悲しいことは二度とあってはいけないと。



戦争映画を観るたびに思う。






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クリント・イーストウッド監督の映画「父親たちの星条旗」をNHK BSプレミアムで観た。

第二次世界大戦。アメリカの勝利の象徴として使われた「星条旗を立てる米兵たち」

その写真が撮られた硫黄島の戦いと、写真が有名になったその後の話を描く。



映画「父親たちの星条旗」



満足度 評価】:★★★★☆

戦争の英雄とは何か。本当に平和で住みやすい世の中とは何かについて考えさせられた。

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


「父親たちの星条旗」予告編 動画(日本語字幕なし)

(原題:FLAGS OF OUR FATHERS)



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キャスト&スタッフ


出演者

〇ライアン・フィリップ

〇ジェシー・ブラッドフォード

〇アダム・ビーチ

…(「崖っぷちの男」、「ディファイアンス」など)





監督

クリント・イーストウッド


2006年製作 アメリカ映画




あらすじ


1944年、第二次大戦の末期。

アメリカと日本は硫黄島で決戦を迎えていた。

米軍は、これまで戦争を経験していない若い兵士たちの多くを硫黄島へ送るが、予想以上の苦戦を強いられてしまう。

数日間の死闘の末の穏やかなある日。米兵たちは硫黄島の摺鉢山の頂上に星条旗を立てる。

そして、その際に撮った写真が本土に渡ると、それは戦意高揚の材料として使われ始める。

しかし、硫黄島での苦戦はその後も続いていた…。




感想(ネタバレあり)


摺鉢山に星条旗を掲げる米兵たち


あぁこの写真は硫黄島で撮ったものなのかと、真っ先に思った。



父親たちの星条旗2



この映画では、この「摺鉢山に星条旗を掲げる米兵たち」の写真について描かれている。

これはいかにも「米軍が硫黄島で勝利しました」と言いたげな写真だが、実際には、この星条旗を立てた後も硫黄島ではアメリカと日本の死闘が続き、この写真に写っている6人も、その多くがその後の戦闘で亡くなっている。



幸運にも、この戦闘で怪我をしたが軽症だった者、運よく最後まで命が助かった者のみが、本土に帰ることができた。

まさに、そこは地獄のような有様だった。



映画「父親たちの星条旗」



「国債買ってよキャンペーン」に利用される英雄たち


そして、彼らが運よく本土に帰った頃、この写真は戦意高揚の象徴としてあまりにも有名になっていた



この星条旗を掲げた小隊のメンバー3人、ドク(ライアン・フィリップ)、レイニー(ジェシー・ブラッドフォード)、アイラ(アダム・ビーチ)は英雄として迎えられる。

彼らは3人で全国を周り「国債を国民に買うよう促すキャンペーン」に使われるようになってしまった。



しかし、実際の硫黄島の戦闘は苦戦続きで、多くの仲間を失った彼らは英雄扱いをされることに戸惑いを感じていた

しかも、その中でもアイラはその写真にも写っておらず、「同じ小隊で生き残ったから」という理由で、その写真のメンバーとして祀り上げられていた。

それはきっと、米軍側がネイティブアメリカンが1人いた方が、「自由なアメリカ」の象徴になると考えたからだろう。



たちまち英雄となった彼らは、3人で全国を周り、国債の宣伝をし、戦争の資金集めの手伝いをさせられることに。

その「嘘の戦意高揚作戦」のプレッシャーに押しつぶされたアイラは自分自身を見失い、日々、泥酔するようになってしまう。



しかし、他の2人を含め、米軍の国債キャンペーンのスタッフたちは、そんなことはお構いなしだった。

今見れば、この時の「国債買ってキャンペーン」がなんてバカバカしいことかと思うけど、当時のアメリカの資金難は尋常じゃなかったんだろうなと思う。



人々に注目してもらうために作られた英雄

そこに違和感を持たずにはいられなかった



映画「父親たちの星条旗」



人種差別を受ける「英雄」


そんな中、私にとって、最も印象的なシーンがある。

それは、街にあるバーの前の道路で仁王立ちになったアイラが椅子を振り回し、大暴れしているシーンだった。



日頃から泥酔していたアイラだったので、スタッフたちは「あいつ、また暴れてる。なんとかしろ」程度の対応しかしなかった。

しかし、その後、ドクがアイラにその理由を尋ねると、彼は「入店を拒否された」と答えた。



これは衝撃だった。

全米各地を英雄として巡っていた彼らが、「ネイティブアメリカンだから」という理由で入店を拒否される



アメリカのように自由で平和な資本主義を広めるために世界で戦っている彼らが、本土へ帰れば差別を受けている

彼の生活が一向に良くならないのなら、なぜ、何のために彼らは戦っているのかと言わざるを得ない場面だった。



映画「父親たちの星条旗」



生き残るのが英雄なのか、戦場で命を落とせば良かったのか


そして、そのプレッシャーに苦しみ、ほぼ毎日泥酔していたアイラのセリフがとても印象的だった。

俺はただ弾をよけていただけなのに。なんで英雄にされるんだ



運よく命が助かっただけで、英雄ではない。

これは、多くの兵士たちが思う現実だろう。



多くの亡くなった兵士たちとなんの違いもないのに。なぜ、自分は英雄なのか

そのことに悩まされ続けたアイラは、その後、孤独な死を遂げてしまう。



戦争でせっかく助かった命、生き延びた命だったのに、本土に帰ってきてから悩まされ続け、辛い思いをし、命を落としてしまうなんてあまりにも悲しすぎる彼の生涯だった。



映画「父親たちの星条旗」



表面ではなく、その裏側を知る努力


そして思う。英雄とは、一体何なのか。

人を一人でも多く殺した者が英雄なのか。

それとも悲惨な状況の中、逃げ続け、命からがら助かった者が英雄なのか。



米軍から「英雄」と言われ、資金集めに散々利用された結果、それまで生活が変わらず、差別を受けていたものが差別を受け続けるのであれば、ただの戦意高揚の道具だとしか言いようがない。



私たちは、つい、テレビやラジオで政府が垂れ流す情報をそのまま鵜のみにしてしまうことが多々ある。

しかし、その裏にある真実とは何かということに目を向け、耳を傾けないと、世の中は簡単に間違った方向に動いてしまう。

そのことを強く感じた映画だった。




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トム・ハンクス主演、クリント・イーストウッド監督の映画「ハドソン川の奇跡」を映画館で観た。

2009年1月15日。USエアウェイズの旅客機がNYのハドソン川に不時着。英雄と言われた機長のサリーが、一転、事故調査委員会にから危険を助長した容疑をかけられてしまう姿を描く。


満足度 評価】:★★★★★

何より、違和感が強く残る映画だった。

マスコミには「英雄」として祀り上げられているにも関わらず、事故調査委員会へ行けばまるで犯人扱い。

なぜ、事故調査委員会はそれほどまでに神経質にサリーを追い詰め、飛行機事故に対して敏感になっているのか…。

そこから見えてきたのは、NYが未だに抱える「911の呪縛」だった。


「ハドソン川の奇跡」予告編 動画

(原題:Sully)




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キャスト&スタッフ


出演者

トム・ハンクス
…(「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」、「インフェルノ」、「ブリッジ・オブ・スパイ」、「ウォルト・ディズニーの約束」、「キャプテン・フィリップス」、「幸せの教室」、「天使と悪魔」、「ダ・ヴィンチ・コード」、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」など)

アーロン・エッカート
…(「ビニー/信じる男」、「エンド・オブ・キングダム」、「アイ・フランケンシュタイン」、「ペイチェック 消された記憶」、「エンド・オブ・ホワイトハウス」、「エリン・ブロコビッチ」など)

ローラ・リニー
…(「Mr.ホームズ 名探偵最後の事件」、「ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>」、「エミリー・ローズ」、「ボビー・フィッシャーを探して」、ドラマシリーズ「オザークへようこそ」など)


監督・製作

クリント・イーストウッド
…(「運び屋」、「ハドソン川の奇跡」、「アメリカン・スナイパー」、「ジャージーボーイズ」、「インビクタス/負けざる者たち」、「グラン・トリノ」、「硫黄島からの手紙」、「父親たちの星条旗」、「ブラッド・ワーク」など)


2016年製作 アメリカ映画


あらすじ


2009年1月15日。

乗客155名を乗せたUSエアウェイズの旅客機がラガーディア空港から飛び立った直後、鳥の群れによるバードストライクに遭ってしまう。

左右に1つずつあったエンジンが停止。

機長のサリー(トム・ハンクス)と副機長のジェフ(アーロン・エッカート)は緊急着陸するために飛行場へ戻ろうと管制塔に連絡をする。

しかし、飛行機の高度が上がらず、飛行場までもちそうにないと判断し、ハドソン川に着水させるという苦渋の選択をする。

そして着水が成功し、乗客全員が助かるという奇跡が起きる。

ニュースや町の人々は彼を英雄と讃えるが、事故調査委員会はそう捉えていなかった…。

ハドソン川の奇跡

感想(ネタバレあり)


英雄から容疑者への転落


「ハドソン川の奇跡」のことは、私もぼんやりと覚えている。

特に、川に旅客機が浮かんでいるという映像は、すごく特異な感じがしたので、強く印象に残っている。

それに、NYで飛行機事故というと、911のことがあったので、「あぁ今回はテロじゃなかったんだね」と思ったことを覚えている。

あれから6年。

クリント・イーストウッドは、この映画「ハドソン川の奇跡」で機長のサリーにスポットライトを当てて作品を作り上げた。

サリーは川に旅客機を着水させるというウルトラQのプレーをし、英雄ともてはやされていたにも関わらず、事故調査委員会によって、「乗客の危険を助長した」という疑いをかけられてしまう。

彼らは、「旅客機」はラガーディア空港に戻れる余裕が十分あったのに、ハドソン川に着水という最も危険な道を選択したと考えたようだった。

しかも、本当は停止したエンジンは右だけだったのに、サリーとジェフが両方停止したという虚偽の報告をしたと言い出していた。


ハドソン川の奇跡2

当事者の声を聴く前に答えが出ている公聴会


そして、事故調査委員会による公聴会が開かれる。

これを観ていると良く分かるのが、事故調査委員会では、「事故に遭ったら、どんな理由があろうとも空港に戻るべき」という揺るぎない前提がある。

それ以外の選択は、どんな場合も認められない。

そのための公聴会だった。

だから、サリーがなんと抗弁しようとも、彼の有罪は決定しており、恐らく処分も決定していたと思われる。

これが何とも不可思議だった。

なぜ、ゴールが決まっているのに、わざわざ大勢人を集めて公聴会なんて開いたのか。

そんな腹が立ってもおかしくない状況で、サリーは自分の判断が間違っていないことを冷静に訴える。

これが良かった。

そこでサリーが訴えたのは、「人間の迷う時間」だった。

NYの上空で左右のエンジンが両方停止し、高度を上げようとしても上がらない。

そんな前例のない状態で、どうすべきなのか、コンピューターでははじきだせない「迷いと判断の時間を入れてくれ」と訴える。

人間はAIではない。危機的な状況にある時に、人間はマニュアル通り、杓子定規には動けない。

サリーはベストな方法は何かを考え、副機長のジェフはマニュアルを開いていた。

確かに、私たちだって、日頃、仕事中に突発的な事故が起きればマニュアルを開くなり、ググるなり、専門家に相談を仰ぐなりして、検討する時間があるじゃないか。

その「人間の迷う時間」を考慮した結果、飛行機会社のシミュレーションではラガーディア空港には戻れず、途中で墜落してしまっていた。

ハドソン川の奇跡4

NYで飛行機事故が起きれば、「まさか!また!」と思ってしまう状況


本来であれば、サリーは「偉業を成し遂げ、称えられるべき人」だった。

なぜ、事故調査委員会はサリーに対して疑いの目を向けるようになったのか。

重箱の隅をつつき、どこかに上げ足がないか探っているその姿は、必要以上に敏感で、神経質になっているように見えた。

そこから見えてきたのは「911の呪縛」だった。

この事故が起きたのは、「911」が起きてからわずか8年後。

NYで飛行機事故が起きたと第一報を聞けば、世界中の誰もが「まさか、また落ちたのか」と思う時期だ。

いや、きっと今起きても、そう思うに違いない。

そんな状態の時に、NYのど真ん中を流れるハドソン川に旅客機を不時着させるなんてことは、あってはならないことだった。

だからこそ、事故調査委員会はサリーの行った判断を「やってはいけない事例」として処分したかったのだと思った。

NYだけでなく、アメリカ中の人たちが、あの「911」の忌まわしい呪縛から解けていないとクリント・イーストウッドは考えたんだと思う。

ハドソン川の奇跡3

トム・ハンクスを使いたかったクリント・イーストウッド


機長のサリーを演じたのはトム・ハンクス

この映画「ハドソン川の奇跡」を監督したのは、クリント・イーストウッド

ちょっと意外だけど、この2人が一緒に仕事をするのは初めて。

以前、何かのインタビューで読んだ時、クリント・イーストウッドトム・ハンクスを選んだのは、「普通の人を使いたかったから」だと言っていた。

それには、納得だった。

ヒーローらしい人がヒーローになるのではなく、普通の人が奇跡を起こす姿を描きたかったんだろうなと思ったからだ。

それに、トム・ハンクスは普通の人になれそうだし。

常に、「強い男」「強いアメリカ」を意識して映画を制作してきたクリント・イーストウッド

今回は、アメリカとNYに未だにはびこる「911の呪縛」を説いて、「素晴らしい奇跡」で記憶の上書きをしたかったのだろうと思った。

現在、86歳のクリント・イーストウッドだが、常に「強くて元気なアメリカ」を追い求める姿に老いは感じさせない。

ハドソン川の奇跡5

アメリカが求める「本当の心の平和」


結局、調査委員会での容疑は晴れ、サリーの判断が奇跡を導いたことを彼らも認めた。

そして、最後のエンドロールに実際に事故に遭われた人たちと、実物のサリーが登場する映像が流れる。

彼らが今でも生きていることを喜び感謝する姿は、とても感動的だった。

そうなんだよね。

本当に生きていて良かった。

たとえ、多少の判断ミスがあったとしても、乗客155人全員が助かったことが何よりも素晴らしいことじゃないか。
(今回の事故で判断ミスはなかったけど)

そう思うと、また泣けてくる。

事故調査委員会がサリーに対して言うべき言葉は、「155人もの乗客の命を助けてくれてありがとう」だったのに。

アメリカとNYが本当に「911の呪縛」から解ける時はいつなのか…。

その歩みはまだまだ遠いように思えてしまう…。



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クリント・イーストウッド監督・主演の映画「ブラッド・ワーク」をNHK BSプレミアムで観た。

FBI心理分析官が連続殺人犯を追うサスペンス映画。

満足度 評価】:★★☆☆☆(2.5)

クリント・イーストウッド監督作品でも、こんなに退屈な作品があるんだぁと思うぐらい退屈な作品だった。

それが、ある意味新鮮で、クリント・イーストウッドにも、良い作品もあれば、そうでもない作品もあって、今があるんだなと思うと、勇気が出る作品だった。

「ダーティ・ハリー」なクリント・イーストウッドが好きな方におススメ。

「ブラッド・ワーク」予告編 動画(日本語字幕なし)

(原題:BLOOD WORK )




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キャスト&スタッフ


出演者

クリント・イーストウッド
…(「運び屋」、「グラン・トリノ」、「人生の特等席」、「ザ・シークレット・サービス」など)

ジェフ・ダニエルズ
…(「スティーブ・ジョブズ」、「オデッセイ」、「消されたヘッドライン」)

〇アンジェリカ・ヒューストン

監督・製作

クリント・イーストウッド
…(「運び屋」、「ハドソン川の奇跡」、「アメリカン・スナイパー」、「ジャージーボーイズ」、「インビクタス/負けざる者たち」、「グラン・トリノ」、「硫黄島からの手紙」、「父親たちの星条旗」など)


2002年製作 アメリカ映画


ブラッド・ワーク


あらすじ


FBI捜査官のマッケイレブ(クリント・イーストウッド)は、「コードキラー」と呼ばれる猟奇的な連続殺人犯を追っていた。

そのコードキラーは現場に必ず血文字でマッケイレブへのメッセージと9つの数字からなる暗号を残していた。

そしてある時、コードキラーの殺人現場で犯人のプロファイリングによく似た男を発見。

その男を追い始めるが、その途中で心臓発作を起こし、倒れてしまう。

その時、運よく心臓移植ができ、一命を取り留める。

それから2年後。

マッケイレブの前に「殺人事件で殺された妹がマッケイレブに心臓を提供した」という女性が現れる…。

ブラッド・ワーク3


感想(ネタバレあり)


クリント・イーストウッドにもこんな時期があったんだな


常に強い男、強くて良心的なアメリカを追求し続ける男クリント・イーストウッド

彼の全ての作品に目を通したいと思い、積極的に観ることにしている。

その中で、この「ブラッド・ワーク」は15年程前の作品ということもあり、少々色あせ、やや退屈な作品だった。

しかし、クリント・イーストウッドにもこんなに退屈な作品を作っていた時代があったということは、逆に私を勇気づけた。

この作品を制作した後の15年間の監督作品のラインナップはどれも素晴らしい作品ばかりだから。

当たり前だけど、クリント・イーストウッド程の人でも、こんな時代があったんだなぁと改めて思った作品だった。

その「ブラッド・ワーク」。

主人公はFBI捜査官のマッケイレブ。

彼は犯人の心理分析をプロファイリングを専門としている捜査官だ。

そんな彼の元へ挑戦状を送り続けているのが、コードキラーと呼ばれる連続殺人犯だ。

この映画は、ダーティ・ハリーが心理分析官に鞍替えしたような…。

ダーティ・ハリーのスピンオフ?延長戦??と思えるような作品だった。

ブラッド・ワーク5

当時、一般的になりつつあった「プロファイリング」


原作は当時のベストセラー小説で、日本でも翻訳・出版されているマイクル・コナリーの「わが心臓の痛み」だ。

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この当時、心理分析官とかプロファイリングという言葉が一般的になり始めた頃だった。

この原作本も2000年に出版されている。

その後、海外ドラマの「クリミナル・マインド」のヒットがあり、「プロファイリング」という捜査方法も、珍しくもなんともないなってしまった。

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むしろ、この映画で描かれている捜査方法も今となってはありきたり。

だから、公開から14年経った現在にこの映画を観て、ちょっと退屈だなとか色褪せてるなと思うのは、当然といえば当然の話でもある。

と思うと、私がこの映画に出会った時期が悪かったのかもしれない。

14年前に観ていれば、もっと面白く観ることができたのかもしれない作品だった。


ブラッド・ワーク4

すぐに犯人だと分かってしまったジェフ・ダニエルズ


しかし、やっぱりクリント・イーストウッドはすごいなぁと思うのは、この当時(2002年)で御年72歳。

それでも、恋愛がらみあり、セクシーシーンありの役を演じるんだからすごい。

そして、残念なのは、ジェフ・ダニエルズ

出てきた途端に、「あ、この人犯人かな」と思わせるキャスティングだった。

そのため犯人捜しの面白さも半減し、「コードキラー」の暗号解読も「ふーーーーん。そうなのね」ぐらいの印象しかない。

この当時、「ジム・キャリーはMr.ダマー」の大ヒットでコミカルな演技を得意としていたジェフ・ダニエルズは、シリアスな演技もできるところも見せ始めている時期だった。

だから、もしかしたら、この当時観ていた観客は、まさか、あのジェフ・ダニエルズが犯人のわけないよな。

ただの、人の良い隣人だよなっていうイメージで観ていたのかもしれない。

むしろ、最近のジェフ・ダニエルズはシリアスなイメージしかないので、観た瞬間に犯人だと分かってしまった。

そのキャスティングからしても、この映画と出会う時期を間違えた感がある。

ブラッド・ワーク2

「ダーティ・ハリー」なクリント・イーストウッドをもう一度


とはいえ、そんなクリント・イーストウッドの色男っぷりも、所轄警察や、保安官、FBIの縄張りを気にせずマイペースで捜査しちゃうところも、「ダーティ・ハリー」をふつふつと彷彿させるところあり。

そんなクリント・イーストウッドを楽しもうと思えば、楽しめるし、「あぁ古臭い映画だな」と思ってしまったら、そこまでの作品になってしまう。

まぁ、結局、良い面も悪い面も含めて、クリント・イーストウッドは偉大ですごい俳優であり、監督だというのが良く分かる作品になってるんだと思う。

私としては、なぜ、この映画にアンジェリカ・ヒューストンがキャスティングされているのか、最後まで謎だった。

誰でもできる役だったのに…。






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クリント・イーストウッド監督・主演の映画「グラン・トリノ」をNHK BSプレミアムで観た。

田舎町で1人で暮らす偏屈ジジイが、隣人の中国系移民との交流を通して、人生の幕引きの仕方を考えていく物語。

満足度 評価】:★★★★☆

観終わってから、この映画の素晴らしさがジワジワとこみ上げてきた作品だった。

減らず口の偏屈じいさんに時には笑わされ、でも最後にはグッときた。

やっぱり、クリント・イーストウッドはかっこいい。

「グラン・トリノ」予告編 動画

(原題:GRAN TORINO)




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キャスト&スタッフ


出演者


〇ビー・ヴァン

〇アーニー・ハー

〇クリストファー・カーリー

〇コリー・ハードリクト

監督

クリント・イーストウッド
…(「運び屋」、「ハドソン川の奇跡」、「アメリカン・スナイパー」、「ジャージーボーイズ」、「インビクタス/負けざる者たち」、「硫黄島からの手紙」、「父親たちの星条旗」、「ブラッド・ワーク」など)

2008年製作 アメリカ映画

グラン・トリノ

あらすじ


田舎町に暮らすウォルト・コワルスキー(クリント・イーストウッド)は最愛の妻を亡くしたばかり。

ある時、自慢の車グラン・トリノを何者かに盗まれそうになってしまう。

犯人を捕まえようとしたウォルトだったが、暗闇で顔を見ることもできず逃げられてしまう。

すると、隣人の中国系移民一家の息子タオ(ビー・ヴァン)が家族と共にウォルトを訪ね、「車を盗もうとしました」と告白、さらに謝罪をし、罰としてウォルトのために働かせてくれという。

それ以来、ウォルトとタオ、そしてタオの家族たちとの交流が始まり、ウォルト自身の中国系移民に対する偏見がどんどんと薄れていくようになるのだが…


グラン・トリノ3

感想(ネタバレあり)


遠くの親戚よりも近くの隣人


主人公のウォルトは、田舎町に暮らすバリバリ保守的な偏屈ジジイだ。

中国人を「ネズミ」と言い、黒人を「クロ」と言い、イタリア人を「イタ公」と言う。

口は悪く、気難しいけど、気は優しい。

そんな彼が、「米食いのネズミ野郎」である中国系移民の一家と交流するようになる。

最初は毛嫌いしていた一家だったはずなのに次第に仲良くなり、タオに至っては、まるで自分の息子のように可愛がるようになる。

このウォルトとタオ一家の交流がとても微笑ましい。

これがまさに、「遠くの親戚よりも、近くの隣人」であり、ウォルトは自分の息子一家と共にいるよりも、タオ一家と一緒にいることの方が安らぎを感じるようになる。

何かをしてくれた人に対してはきちんとお礼をし、目上の者を敬い、礼儀正しい。

アジア人にとっては、当たり前のように思えることでも、ウォルトにとっては、それが新鮮であり、心温まるできごとだった。

グラン・トリノ2

貧困層である移民たちを取り巻く現実


そして、タオ一家と交流することで、彼ら中国系移民たちの現実も思い知らされることになる。

彼らを取り巻く貧困、就職口の少なさ、黒人やヒスパニック系人種との対立。

個人個人がどんなに真面目で誠実であっても、貧困層にいる彼らがのし上がっていくために道を切り開くのはとても難しい。

さらには、誰が暴行されようが、レイプされようが報復される恐ろしさから告訴できず、警察も彼ら人種内の問題に必要以上に介入してこない。

ますます貧困は広がり、若者たちは犯罪に走り、就職口は狭くなっていく。

トランプ氏が「移民たちが出て行けば、アメリカは平和になる」と言った、その現実がここにはあるような気がした。

いや、もちろん、彼に移民を追い出す権利なんてないけれども。


グラン・トリノ4

残りの人生で自分がすべきことは何か


真面目で誠実なタオ一家が、理不尽な抗争に巻きこまれていく現実を観たウォルトは、彼らに対し何かできることがないかと考えるようになる。

タオに就職口を紹介したり、タオがイジメられた復讐をしたり。

しかし、ウォルトが良かれと思ってしたことは全て裏目に出てしまう。

家に銃弾が撃ち込まれ、タオのお姉ちゃんは暴行されてしまう。

そして、それを警察に言ったところで、タオ一家は報復を恐れて告訴しないため、事件にならないまま、誰も逮捕されず終了してしまう。

それこそが、彼らを取り巻く現実だということを、ウォルトは思い知らされることになる。

さらには、彼らを観るうちに、自分もかつて朝鮮戦争でアジア系の人たちに対し人間以下の扱いをしてきたこことを思い出し、それを悔いるようになる。

そして、これまでの長い人生の生き様を振り返り、身近で起きている現実を知り、残りの人生を如何にして価値のあるものとして終了させるかを考えるようになる。

それに対し、ウォルトの出した答えは、「彼らの抗争で白人が死ねば警察も事件として扱わざるを得ず、これまで横暴の限りを尽くしてきたチンピラたちを刑務所に入れることができ、タオ一家の復讐も果たすことができる」だった。


グラン・トリノ5

アジア人に対する贖罪と、彼らに遺していくもの


この映画は、ウォルトにとって「贖罪」と「遺産」の物語である。

これまでの人生で懺悔すべきことは何か、そして、周りの人たちに遺せるものは何か。

そこから自分の「死に様」を導いていく。

朝鮮戦争で虫けらのように扱ってきたアジア系人種に対する悔いと贖罪、そして、本当の息子たち以上に心遣いをしてくれたタオ一家への遺産。

全てが、彼の「死に様」に集約されていく。

ウォルトはタオにグラン・トリノを遺したけど、それ以上に大切な心の平和と安らぎを遺して行く。

しかし、そこで安心して良いという訳ではない。

グラン・トリノに乗って、タオがこの貧困層から脱出していくことがウォルトの本当の願いだ。

ラストシーンで果てしなく続く道を走り続けるタオを観ながら、この道は未来につながっていると思った。


グラン・トリノ6

果たして人は周りの人たちに何が遺せるのか


最近、「世界一キライなあなたに」や「92歳のパリジェンヌ」、そして、この映画「グラン・トリノ」と、「人生の最後の幕引きの仕方」がテーマになっている作品を続けて観ている。

そして、その3つの作品に共通しているのは、「自分が人生で積み重ねてきたものを一番大切な人たちに遺す」ということ。

人生とは「どう生きるか」であると同時に、「何を蓄積するのか、そして何を遺すのか」がとても大切なことなんだと改めて思った。

私は今、周りの人たちに何か遺せるものがあるのか。

うーーーん。私もまだまだ青二才だなぁ…。





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クリント・イーストウッド主演の映画「人生の特等席」をNHK BSプレミアムで観た。

失明寸前の野球のスカウトマンと、大手の法律事務所に所属し、パートナー目前の娘の心の交流を描く。

【満足度】:★★★★☆

良い映画だったなぁ。観終わった後に、ほっこりと心が温かくなって、改めて両親を大切にしたくなる映画だった。

「人生の特等席」予告編 動画

(原題:TROUBLE WITH THE CURVE)





「人生の特等席」 DVD

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あらすじ


ベテランの野球のスカウトマンのガス(クリント・イーストウッド)は、最近、目がかすむようになり、医者に診てもらうと、失明の可能性があると言われる。

ガスの古い友人で、同じ球団の職員であるピート(ジョン・グッドマン)からそのことを知らされた娘のミッキ―(エイミー・アダムス)は、法律事務所のパートナーがかかった大事な時期だったにもかかわらず、ガスと共にスカウト旅行に出ることを決意する。

人生の特等席


感想(ネタバレあり) 親って、うるさくて、めんどくさい。でもそうじゃないと寂しいもんだよね


「親の背を見て子は育つ」

これが、私がこの映画を見て、真っ先に思い浮かんだことだった。

子供は、大好きな親が働く姿を見て育ち、「私も、あんな風な大人になりたい」と思って育つ人も多い。

しかし親からすれば、自分の子供には、自分が送ってきた人生よりも、もっと素晴らしい人生を送って欲しいと願うもの。

その親子のちょっとしたすれ違いから、二人の関係がこじれてしまったのが、この映画で描かれている親子だった。

私は子供がいないので、どうしても、娘からの目線になってしまうんだけど、イチイチつっかかってくる親って、確かにめんどくさい存在ではあるんだけど、心配されないのも寂しいもんなんだよね。

めんどくさいと、うるさいと寂しいの狭間

この辺のさじ加減が難しい。

人生の特等席2


親は娘に良い人生を送って欲しいと願い、娘は親の側にいるのが最高だと思った


野球のスカウトマンをしている父ガスは、車で全国を周りながら、高校生の野球選手見て周り、夜はバーで仲間たちと徹夜で酒を飲む。

一年のほとんどを、そんな風に過ごしていた。

そんなガスが、娘のミッキ―が6歳の時、妻が急死してしまう。

その後、男手一つでミッキーを育てようと、彼女を連れて全国を回る。

しかし、ある時、ミッキーが危険な目にあったことを機に、親戚に預けてしまう。

そんな荒くれ者に囲まれた人生の三等席に、大事な娘を座らせてはおけないと思ったからだ。

ところが、ミッキーにとっては、その大好きなお父さんの側で、大好きな野球を見て過ごせる生活は、人生の特等席だった。

いきなりその大好きな席を取り上げられた上に、親戚に預けられたので、大好きなお父さんに嫌われてしまったのだと勘違いしてしまった。

このミッキーが6歳の時のちょっとしたすれ違いが、長い年月をかけて深い溝になり、こじれていく。

人生の特等席5

「子はかすがい」ならぬ、「野球はかすがい」


この親子のこじれっぷりが、なんとも家族なんだよねぇ。

すごく不器用で頑固なお父さん

そんなお父さんを愛しているけど、素直に愛していると言えない娘。

本当は、最も一番近くにいる親だから言わなきゃいけないんだけど、だからこそ、言えないもんなんだよねぇ。

すごく分かるなぁと思いながら見ていた。

そこで、一般的な家庭の場合、ここで孫が入ってきて二人の仲を取持ったりするもんだけど、この映画が特殊なのは、それが「野球」なんだよね。

それも、すごくマニアックなレベルの「野球」

でもねぇ、こんな娘がいたらお父さんはすごく嬉しいだろうなぁと思うよ。

自分が子供の頃からたたき込んだ知識を、忘れずに大切に持っているんだ。

その上に、その知識をすごく大事なところで、見事に発揮する。

最後に、移民の男の子の才能を見出すシーンは、小気味良かったなぁ。

あんな風にカッコイイ女性になりたいと思ったよねぇ。

人生の特等席7

出演者は、クリント・イーストウッドと、エイミー・アダムス


主人公のスカウトマン、ガスを演じているのはクリント・イーストウッド

この不器用で頑固なお父さんは、この人にしか演じられないよね。

本人の前では、決して褒めたりしないのに、人前では娘をベタ褒めっていう、めんどくさい隠れ親ばかな感じもとても良い。

最近は、「アメリカン・スナイパー」、「ジャージーボーイズ」、「インビクタス/負けざる者たち」、「ブラッド・ワーク」など、監督作が続く中、この映画は久しぶりの主演作。

今年は、監督作「ハドソン川の奇跡」の公開が待たれる。

他の出演作には、「ザ・シークレット・サービス」など


人生の特等席4



ガスの娘で、弁護士のミッキーを演じるのはエイミー・アダムス

普通に歩いていると、周りの目を引くような美人なのに、実際は、かなりの男勝りっていうミッキーがすごく良かった。

なんだろう、日本語で言ったら「気風(きっぷ)が良い」っていうのかな。

清々しくて、気持ちが良いミッキーだったなぁ。

私も、ミッキーみたいになりたいと思った!!

しかし、エイミー・アダムスは売れっ子だなぁ。

他の出演作には、「メッセージ」、「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」、「ジュリー&ジュリア」、「her/世界で一つの彼女」、「ザ・ファイター」、「ナイト ミュージアム2

人生の特等席3

この先の展開を妄想してみる…


さて、この映画は、ミッキーがひたすらブーブーなり続けた携帯電話を捨てて、ミッキーがジョニー(ジャスティン・ディンバーレイク)と結ばれて終了。

果たして、ミッキーは球団のスカウトマンになるのか?

こういう映画が終わった後の展開を想像するのって楽しいよね。

私の妄想の中では、ミッキーは弁護士の知識を生かして球団幹部になっちゃうよねぇ。

「マネーボール」女版みたいに。

夢があるなぁ。それこそ、アメリカン・ドリームだよねぇ。

人生、何が起こるか分からないから、楽しいんじゃないかと思うな。



人生の特等席6







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トム・ハンクス主演、クリント・イーストウッド監督の新作映画「ハドソン川の奇跡」の日本公開が9月24日に決定した。

2009年1月にNYで起きた「ハドソン川の奇跡」(原題:Sully)の実話を映画化。

この時、機長は操作不能になった航空機をハドソン川に不時着させ、乗員、乗客を全員生還させた。

【観たい度】:★★★★☆

誰もが知っている話を、クリント・イーストウッドがどういう切り口で描くのかに期待。

出演:トム・ハンクスローラ・リニー

監督:クリント・イーストウッド 2016年製作 アメリカ映画

「ハドソン川の奇跡」予告編 動画

(原題:Sully)

 


今回公開になった予告編では、

「誰が想定できただろうか」「前代未聞の事故だった…」

というセリフと、実際に起きた事故の様子。

そして、「英雄」としてマスコミから持ちあげられる一方で、その時の操縦について疑われるサリー機長と家族の様子が描かれている。

そして、最後に浮かび上がる「155人の命を救い、容疑者になった男」という言葉。

おぉーー。何が起きているんだろう…と興味をそそられる動画になっている。

原作本「機長、究極の決断」

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これまで語られなかった「ハドソン川の奇跡」の真実とは


ハドソン川の奇跡6



"The untold story behind the miracle on the hudson"

「ハドソン川の奇跡」について、語られなかった物語。

この映画のメインキャッチ。

わかるよ!クリント!!
← 嵐の二宮くんはクリント・イーストウッドを「クリント」と呼んでいると聞いたので、真似してみた(笑)

そうなんだよ!!

実話を映画化するのであれば、誰も知らない物語を映画化しないと意味がないんだよ!!

雑誌や新聞を読んで書いてあることを映画化したって、それはただの事実関係の整理でしかないんだよ!!

誰も知らない物語を語ってよ!!常々、実話をベースにした映画では、そう思っていた。

観終わった後で、「事実関係はよく分かったけど、それで??」

と思うようじゃ意味がないと思うんだよね。


撮影風景より。出演者のトム・ハンクスと、クリント・イーストウッド監督


機長のサリーを演じるのは、トム・ハンクス

ハドソン川の奇跡4


わかりやすいキャスティングだよねーーー。

今のハリウッドで、この人ほど「アメリカの良心」が似あう人はいないよね。

もう、真っ先に「キャプテン・フィリップス」で、海賊に襲われたタンカーの船長を演じていたのを思いだした。

状況は違うけど、部下の命を救うために必死になる姿は共通するところがあると思う。

プラス、「幸せの教室」のトム・ハンクス特有の優しさと、「ブリッジ・オブ・スパイ」の良心が観られるのではと思ている。

他の出演作に「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」「インフェルノ」「天使と悪魔」「ウォルト・ディズニーの約束」など

ハドソン川の奇跡2


監督は、クリント・イーストウッド

ちょっと意外だった。

クリント・イーストウッドと、トム・ハンクスに共通点が見出せない(笑)

この「ハドソン川の奇跡」は世界中で実況中継された出来事。

その誰もが知っている話を映画化するっていうのは、すごくハードルが高い。

だって、最後に奇跡が起こるって、みんな知ってるから、ちょっとやそっとの演出じゃ感動しないよね。

しかし、だからこそ、クリント・イーストウッドなりの切り口に期待したい。


 ↓ 今年(2016年)86歳だって!!信じられないぐらいカッコイイよね
ハドソン川の奇跡5


原作は、機長の著書「「ハドソン川の奇跡」機長、究極の決断」。

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映画を観る前に、我慢できなくて読んでしまいそうだぁ。

どうせ知っている話だし、読んでから映画を観ても面白いかもしれない…。

 ↓ 機長のサリーになりきってるトム・ハンクス
ハドソン川の奇跡


 ↓ C.イーストウッドがかっこ良すぎだろ。じいちゃんとか言ったら失礼だよな。
ハドソン川の奇跡3


しかし、本当にクリント・イーストウッドはいつまでも精力的に仕事するよな~。

見習わないといけないね。

他の監督作には、「アメリカン・スナイパー」、「ジャージーボーイズ」、「インビクタス/負けざる者たち」、「ブラッド・ワーク」など


いや~、誰も死なずに全員が助かる映画っていうのは良いね。

日本公開が9月24日。楽しみだなぁ~。



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ブラッドリー・クーパー主演、クリント・イーストウッド監督の映画「アメリカン・スナイパー」をWOWOWで観た。

アメリカ軍で史上最高の狙撃手(スナイパー)と言われたクリス・カイルの自叙伝を映画化。



満足度 評価】:★★★★☆

ひどく心を揺さぶられ、しばらく放心状態になった映画だった。

なぜ、人はここまでして殺し合うのか。

「アメリカン・スナイパー」予告編 動画

(原題:AMERICAN SNIPER)




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キャスト&スタッフ


出演

ブラッドリー・クーパー
…(「運び屋」、「アリー/スター誕生」(兼 監督)、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」(声のみ)、「リミットレス」、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」(声のみ)、「ハング・オーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」など)

シエナ・ミラー
…(「夜に生きる」、「マリリン&モナ 踊って、泣いて、輝いて」など)

〇ルーク・グライムズ

〇ジェイク・マクドーマン

〇ケビン・ラーチ

監督

クリント・イーストウッド
…(「運び屋」、「ハドソン川の奇跡」、「ジャージーボーイズ」、「インビクタス/負けざる者たち」、「グラン・トリノ」、「硫黄島からの手紙」、「父親たちの星条旗」、「ブラッド・ワーク」など)


2014年製作 アメリカ映画


あらすじ


アメリカ海軍のSEALSに所属するクリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)は、NYを襲った「911」のテロの直後、結婚式を挙げたばかりの時にイラクへ派遣される。

現場ではスナイパーとして活躍し、多くの海兵隊を救ったことから、伝説(レジェンド)と言われるようになる。

その後も、計4回、イラク派兵されるようになる間に、長男と長女が生まれ、平和な家庭を築いているように見えていたが、カイルの心は、戦場で疲弊し、少しずつ蝕まれていた…。

アメリカン・スナイパー

感想(ネタバレあり)


なんとか命だけでも助かって帰ってきて欲しいと願う


なぜ、そこまでして殺し合うのか。

そんなに辛い思いをするならやめてしまえと思う。

しかし、実際に、イラク側の「虐殺者」と言われる人間の、人間とも思えない行為を目の当たりにすると、「あんな奴殺してしまえ」とも思ってしまう。



この映画で描かれているように、国の命令で派兵され、最前線で闘っている人たちの姿を見てしまうと、「戦争なんて今すぐやめなさい」なんて言葉は出てこない

それは、単なるきれいごとであり、「なんとか、命だけでも助かって帰ってきて」としか言いようがない

目の前に銃を持った敵がいる以上、命がけで闘わないと国へ帰れないのだから



この映画で描かれる戦闘シーンは、どれもすごくリアルで、見ているだけで息苦しくなるようなシーンばかりだった。

今、この瞬間も、あぁいう現場で「アメリカの正義」という大義名分の元、命がけで闘っている人がいるのかと思うと、すごく心が痛む。



アメリカン・スナイパー2



本土に帰ってきたからといって、平和で穏やかな日が戻ってくるわけではない


戦場で、ものすごく悲惨な体験をした彼らは、家に帰ったからといって、彼らに平和が訪れるわけではない。

その後は、PTSD(心的外傷後ストレス症候群)という心の病と闘わなければならない



私がこの映画の中で、一番ゾッとしたのは、退役したクリスが居間でテレビを見ているシーン。

その時、明らかに戦場と思われるシーンの音がしていたので、クリスはまた戦場のビデオを見ているのだろうと思った。

そんなものを見るのをやめたらいいのに…と思っていたら、実際には、テレビには何も映っていなかった



あの時、クリスの目には戦場が映っていたんだろうか…。

ただ虚ろな目をして前をジッと見ているクリスの姿を見て、すごくゾッとして恐ろしくなってしまった。

そんな風に人の精神状態を破壊してしまう戦争は本当に怖い



アメリカン・スナイパー3



必要なのは、「英雄」という勲章よりも、心のケア


どうも、聞いたところによると、この映画のラストシーンは、当初用意していたものと違ったものになってしまったらしい。

まさに、「事実は小説より奇なり」で、実際に起きる出来事というのは、私たちの想像を遥かに超える結末を作り出す



ラストの事件は映画化が決まってから起きたことだと考えると、まるで、「何よりも必要なのは、PTSDをケアすることだ」と私たちに伝えたくて、神様は事件を起こしたのでは…とすら考えてしまう。

クリスは、全米で最も敵を殺した数が多かった兵士という理由で、英雄、レジェンドと言われた



しかし、アメリカに帰ってきても、心穏やかに生活できないなんて、本当のレジェンドなんだろうか

最高級のケアを用意されてこその英雄ではないのか



ラストシーン、沿道で多くの人たちが国旗を振り、彼を見送っている姿を見ながら、それは国が宣伝したことで集まった人々なんだろうが、そうやって国が作り上げて、国民に伝える「英雄」と、実際に日常生活を送るのでさえ、心穏やかではいられなかった「実像」のギャップがあまりにもあり過ぎて、無性に腹が立ってしまった

なんだかすごく悲しい。



アメリカン・スナイパー4



最高の演技を見せるブラッドリー・クーパーと、衰え知らずのクリント・イーストウッド


主演のクリス・カイルを演じるのは、ブラッドリー・クーパー

いつものスマートなブラッドリー・クーパーとは違って、かなりマッチョな体になっていたので、この映画に合わせて相当ウエイトを増やして役作りしたのがうかがえる。

いつもの線の細いブラッドリー・クーパーだったら、SEALSのメンバーに見えなかったと思う。

プラス、今までに無いブラッドリー・クーパーの演技を見られて良かった。



クリスの奥さん・タヤを演じるのは、シエナ・ミラー

正直なところ、シエナ・ミラーがクリント・イーストウッド作品に出るなんて、大抜擢!!と思った (^^;

私は、この利己的な奥さんとは全く意見が合わないなと思って観ていたけど、それが、シエナ・ミラーっぽくて、彼女にとっては良かったんじゃないかなと思う。



そして、監督はクリント・イーストウッド

現在、85歳。衰えるということを知らないガンマン。

常にアメリカを愛し、そして憂う。

アメリカの今後が心配で死ねないのでは…と思う。

だから、いつまでも現役でいて欲しい。クリント・イーストウッドは、アメリカの宝だから。



アメリカン・スナイパー5



何が英雄で、何が偉いのか正直分からない


しかし、個人的な意見を言わせてもらえば、160人も人を殺したから、彼がレジェンドで英雄っていうのは、最後まで納得のいかないことだった

敵を一人でも多く殺した分、一人でも多くの海兵隊が助かったということなのは分かるし、理解できる。



160人という数字にこだわれば、その上をいこうとして、中身の無い殺しをする人間が出てこないだろうか。

そこは軍法会議にかけるから問題ないんだろうか。



人の生き死にがかかっているときに、それが意義ある殺しだったのかどうかなんて、確認できる人がいるんだろうか。

戦場シーンの衝撃が大きかった分、数多くのモヤモヤが心に残る映画だった。





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