とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:グレタ・カーウィグ



シアーシャ・ローナン主演の「レディ・バード」を映画館で観た。

サクラメントで暮らす普通の女子高生のキラキラした日々を描く。グレタ・カーウィグの自伝的要素を込めた作品。


満足度 評価】:★★★★☆(4.5)

これは素晴らしい映画だったーーー!!

平凡な女子高生が、時に痛々しく笑わせながら成長し、ダサいと思っていたことの素晴らしさに気付く。

田舎でくすぶっている女子高生たちへの応援歌であり、母への素晴らしいラブレターである。



「レディ・バード」予告編 動画

(原題:Lady Bird)



更新履歴・公開情報


・2018年6月5日 映画館にて鑑賞。

・2018年7月4日 感想を掲載。

現在、公開中。劇場情報は下記公式サイトより。
 ↓



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キャスト&スタッフ


出演者



〇ローリー・メトカーフ

〇トレイシー・レッツ



〇ビーニー・フェルドスタイン



監督・脚本



2017年製作 アメリカ映画



レディ・バード



あらすじ


2002年 田舎町のサクラメントで暮らす女子高生のクリスティン(シアーシャ・ローナン)は、自分の名前が気に入らず、「レディ・バード」と名乗り、両親にもレディ・バードと呼ぶように言っていた。

高校生最後の年を迎えたレディ・バードは、この田舎町を抜け出し、NYの大学に行くことを夢見ているが、母親(ローリー・メトカーフ)からは地元の大学に通うように言われる。

そこで彼女は母には内緒で父(トレイシー・レッツ)を味方につけ、NYの大学に行けるように計画する…。



レディ・バード4




感想(ネタバレあり)


ダサい毎日にうんざりしている女子高生のキラキラした日々



ダサい毎日にうんざり。

早くこんな田舎町を出て、都会でおしゃれな生活をしたいし、親なんてうざいだけ。

私にはイケメンの彼氏や、イケてる友達ができて、人生はもっと光り輝くはず。



きっと、かつて女子高生だった人なら誰でも、そう思っていた時期があるはず。

この映画は、そんな「女子高生あるある」が詰まったキラキラした映画だった。



舞台は2002年 カリフォルニア州にある田舎町のサクラメント。

主人公は、高校生最後の年を迎えたクリスティン。

自分の名前が嫌いで、レディ・バードと名乗っている。



なぜ、舞台が2002年なのか。

この映画は、「20センチュリー・ウーマン」や「マギーズ・プラン-幸せのあとしまつ-」で女優として出演しているグレタ・カーウィグの初監督作品であり、彼女の自伝的要素が込められた作品だからである。

2002年に、グレタ・カーウィグはサクラメントで十代を過ごしていたのである。



身の回りの全てが嫌いなレディ・バード」とは、グレタ・カーウィグ自身のことであり、今となっては、ハリウッドで最も将来有望な監督、女優と言われる彼女の思春期がイキイキと、キラキラと描かれていた。



ちなみに、「レディ・バード」を直訳すると「てんとう虫」であり、西洋でてんとう虫はマリアの虫と言われ、幸運を呼ぶ虫 ラッキーアイテムとして知られている。

つまり、クリスティンは「私は幸運を呼ぶ女神なんだから、明日からそう呼んでね」なんて自分で宣言してしまう、ちょっとイタイ女子高生なのである。



イタイ女子高生というと、映画「スウィート17モンスター」がすぐに思い浮かぶ

この「レディ・バード」と「スウィート17モンスター」はよく似た作品だけど、とても対照的だ。

スウィート17モンスター」の主人公ネイディーンは、「私なんて死んだほうがまし」と考えるネガティブタイプだが、「レディ・バード」のクリスティンは「私には、もっと洗練された都会の生活が待っている」という「根拠のない自信」に基づくポジティブタイプだ。



女子高生の思考回路は、日々、ネイディーンとクリスティンを行ったり来たりするものだ。

昨日はネガティブ、今日はポジティブ。

それこそが思春期であり、だからこそ、どちらの気持ちにも共感できるのだ。

両方の映画を見比べてみて、自分はどちらのタイプだったか見返してみるのも楽しいと思う。



レディ・バード2




毎日が退屈なのは、周りが悪いせい



そんなちょっとイタイ女子のレディ・バードは、特に勉強ができるわけでもなく、クラスで目立つタイプでもない。

どこにもいる平凡な女子高生だ。



その年頃の女子高生らしく、身の回りの全てが気に入らない

自分はもっとイケてる女子だと思っている。

名前はレディ・バードだし、もっとカッコイイ彼氏がいて、もっとおしゃれな友達が自分には合っている。



何より、こんなダサい田舎町に暮らしていることにうんざりしている。

「私はこんなところにくすぶっているタイプではない。NYこそが、私にピッタリ合った町なんだ」と
思い、母親に反対されても大学はNYへ行こうと決めていた。



そんなレディ・バードには、日本でも多くの人たちが共感するに違いないと思う。

私は田舎町ではないけれど、横浜で暮らしていた。

それでも「東京に行きたい」と思い続け、東京の大学に行くことだけを考えていた。

東京に行けば、キラキラした人生が待っていると思っていたのだ。



毎日が退屈でつまらないのは、自分の努力が足りないのではなく、周りが悪いと考える。

それこそが、身体は大人でも、精神面が成長していない子供である証拠なのだ。

そんな「満たされない毎日」から抜け出して、さらに上を目指すことこそが成長の証なのだ。



しかし、本人はそのことに気付いていないからこそ、いろいろと失敗してしまうのだ。

その「痛み」こそが「成長の痛み」であり、この映画の愛すべきところなのである。



レディ・バード5




思い描いていた理想と現実の落差に気付かされる ありがたさ



しかし、都会の大学に行ったからといって、人生がキラキラするわけではない

レディ・バードもそのことに気付かされる



イケメンの彼氏と付き合っても、イケてる女子と友達になっても、憧れのNYで暮らし始めても人生がキラキラするわけではないのだ。

恋や友情は見た目のカッコ良さで手に入れられることはできないし、どんなに憧れても自分が育った町にかなうものはない。

まさに、理想と現実の違いを知るのが十代の痛みなのだ。



そして、サクラメントの両親の元からNYへ離れてみて初めて、それまで育ててくれた両親のありがたさを知ることになる。

クリスティンという名前は両親がつけてくれた素晴らしい名前だと初めて思うのだ。



そんなクリスティンの思いの一つ一つがとても丁寧に、イキイキと描かれているところがとても素晴らしい作品だった。

脚本を書いたグレタ・カーウィグにとって、当時は「ダサい毎日」だと思っていたけれど、大人になってみて、ようやく全てが輝いた日々に思えたに違いない。

だからこそ、その輝いた日々をこうして映画化したのだ。



レディ・バード3




「何事にも満足できない」気持ちがレディ・バードを成長させる



サクラメントで暮らしていたレディ・バードは、友達も、彼氏も、家族も、学校も、全てのことに満足できず、羽を広げてNYへと飛び立ったのだ。

そして、サクラメントから離れてみて初めて、そこで過ごした日々が素晴らしかったことに気付いた上で、NYで新しい人生をスタートさせる。



彼女の素晴らしいところは、常に「現状に満足しないこと」なのだ。

「私の人生はこんなもんじゃない。きっと、もっといい人生が私にはあるはず」と思うからこそ、上へ上へと目指せるのだ。



この映画を観て少し驚いたのは、クリスティンがあまりにも普通の女子高生だったことだ。

演劇をやってみても端役しかもらえず、勉強が得意なタイプでもない。

2002年にNYの大学に入れたのも、「911同時多発テロ」の翌年でNYの人気が落ちていたからだ。



ところが、そんな彼女が今となっては「アカデミー賞ノミネート監督」になっているのだ。

そんな彼女の成功は、田舎で暮らす女子高生たちの励みになるに違いないと思う。

だからこそ、グレタ・カーウィグもこの映画を撮ったに違いないと思った。



周りから「イタイ女」だと思われてもいい、「自分の世界観」を信じて諦めずに突き進めば、きっと自分の信じた世界を手に入れる時がやってくる

そう思える素晴らしい映画だった。

そして、「私はこんなはずじゃない」と思っている全ての人に見て欲しい作品である。

他の誰よりも、自分のことは自分で信じてこそ、信じた道が開けてくるのだ。



そして、この映画をグレタ・カーウィグの母親は見たのだろうか。

これは、母親への素晴らしいラブレターでもあった



クリスティンは、サクラメントから離れ、NYで暮らしてみてようやく母の偉大さに気付く

これもまた、子供から大人になる瞬間に誰もが気付かされる思いである。

NYへ行ったクリスティンがサクラメントでの日々の素晴らしさに気付き、その思いを綴った場面では思わず涙が溢れてしまった。



もしも、グレタ・カーウィグの母が観たとしたら、号泣して観たに違いない。



かつて、何者でもないただの高校生だった人たち全てに観て欲しい作品である。




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アネット・ベニング主演の映画「20センチュリー・ウーマン」を試写会で観た。

1970年代のアメリカを背景に、3人の女性にお世話をされながら成長していく少年の姿を描く。


満足度 評価】:★★★★☆

時にはクスッと笑いながら、しかしその中に共感する要素もあり。

母親っていうのは、誰にとっても奇妙な存在であり、と同時に偉大で、愛さずにはいられない唯一無二の存在なんだなと再認識した作品だった。


「20センチュリー・ウーマン」予告編 動画

(原題:20TH CENTURY WOMEN)



「20センチュリー・ウーマン」予告編 動画

・2017年5月29日 試写会で観た感想を掲載しました。

・2018年6月3日 WOWOWでの放送(21時より)に合わせて、加筆・修正しました。

現在、ネット配信・DVD共に販売中です。


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キャスト&スタッフ


出演者

アネット・ベニング
…(「キャプテン・マーベル」、「Dear ダニー 君へのうた」、「あの日の声を探して」など)

エル・ファニング
…(「メアリーの総て」、「パーティで女の子に話しかけるには」、「夜に生きる」、「ネオン・デーモン」、「マレフィセント」など)

グレタ・カーウィグ
…(<出演作>「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」、「マギーズ・プラン-幸せのあとしまつ-」、「フランシス・ハ」、<監督作>「レディ・バード」など)

ビリー・クラダップ
…(「エイリアン:コヴェナント」、「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」、「スポットライト 世紀のスクープ」、「君が生きた証」など)

〇ルーカス・ジェイド・ズマン

監督・脚本

〇マイク・ミルズ

2016年制作 アメリカ映画



20センチュリー・ウーマン


あらすじ


1970年代のアメリカ。

シングルマザーのドロシア(アネット・ベニング)は、一人息子のジェイミー(ルーカス・ジェイド・ズマン)が思春期を迎え、どう育てて良いか分からない。

そこで、ジェイミーの幼なじみであるジュリー(エル・ファニング)と、間借り人のアビー(グレタ・カーウィグ)にジェイミーの世話をしてくれるようにお願いする。

その話を聞いて、母の身勝手な行動に反発するジェイミーだったのだが…。

20センチュリー・ウーマン2


感想(ネタバレあり)


かなり発想がぶっ飛んだ母親・ドロシア登場


70年代のアメリカ。

喫煙者にはまだまだおおらかで、エイズの心配もそれほどなく、インターネットがこの世に登場してなく、TVゲームもまだそれ程普及していなかった頃。

十代の思春期を迎えた少年たちの最大の関心事は、「女性とはどんな生き物なのか??」ということだった。

(そうではなかった方たちもいるかもしれませんが)



この映画は、その世代の少年ジェイミーが、周りの女性たちから大いなる影響を受け、とりわけ、母親からの愛情をタップリ受けて成長していく物語である。



私の同世代の友人の中にも、「息子が思春期を迎えたお母さん」たちがいるのだが、彼女たちの息子が非行に走ることなく普通に育っているだけで素晴らしいなぁと思ってしまう。

なぜなら、私からすると「思春期の男子」の考えていることが全く理解できないからだ。



私はそんな同世代の母たちの話を聞くとつい、

「すごいね。私は思春期の少年たちなんて、何考えているのか分からないよ。真っ直ぐ育っているだけでもすごいよ」

と言ってしまう。



すると、たいてい、そのお母さんたちからは

「私も、あの子が何考えているかなんて分からないよ(笑)」

という回答が返って来る。



どうも母たちは、息子のことが理解できないから当たり障りのないように距離を置いて育てるらしい。

すると、子供たちは好き勝手しながらなんとなく育つという。

はぁ、そういうものなのかと子供を持ったことのない私は、またしても感心してしまう。



この映画の主人公である50代のシングルマザー ドロシアは、息子のジェイミーが思春期を迎えた時、自分の手に余ると思い、ジェイミーの同級生であるジュリーと、同居人のアビーに息子の世話を頼んでしまう

私は、彼女の行動を観た時、若干呆れながらも、「あぁ、そういう育て方もあるのか」と思った。



世のお母さんたちのように突き放してしまうこともできるけど、それではドロシアは心配なのだ。

かといって、煩わしい母親にはなりたくない。

そこで、ジェイミーの周りの女性たちに監視役をお願いするのだ。

どうも、このドロシアお母さん、発想がぶっ飛んでいらっしゃるようだ。



20センチュリー・ウーマン3



「一晩中添い寝してくれる男子」に猛烈に憧れる思春期女子


そこから、女3人、男1人の奇妙な生活がスタートする。

その中で、この映画のとても良いところは、全ての登場人物がとてもイキイキと生活しているところ。

ドロシアはしょっちゅうタバコを吸い、アビーは体のことで悩みを抱え、ジュリーは母親との関係に悩まされている。



みんなそれなりに悩みを抱えながらも、羨ましいぐらいにイキイキしているし、彼女たちの感情がとてもリアルで素敵な女性たちだ。

その中で特に印象に残っているのは、エル・ファニング演じる主人公ジェイミーの幼なじみジュリーだ。



ジュリーは13歳の時に処女を捨て、それから誰とでもセックスをするようになってしまった女の子だ。

しかし、ジェイミーとだけはセックスしようとしない。

もちろん、ジェイミーはやる気満々なのにも関わらず。



私はそんなジュリーの気持ちが分かる気がした。

(私がその年の頃、そんな生活を送っていたというわけではない)



この年頃の女子は、「一晩中添い寝しても、一切身体に触れてこようとしない男性」に異常なぐらい憧れる

それは、思春期女子にとっては「体が目当てではなく、私を大切に思ってくれている証拠」だからだ。

大人になれば、それが「相手のことを好きじゃない証拠」だってことが分かる。



しかし、思春期女子は身体は大人でも、心は子供

そんな彼女たちからしたら「全く手を出さない添い寝男子」は、素敵な男性に見えてしまうのだ。



だから、どんなに仲が良くてもジェイミーとは添い寝しかしたがらないジュリーは、ジェイミーにとっては生き地獄かもしれないけど、やっぱり中身は思春期女子なのだ。

この年頃の微妙な感覚をとてもリアルに、そしてさりげなく描いているところに、この映画の素晴らしさが現れている



20センチュリー・ウーマン5



母が息子に捧げる無償の愛。大人になって分かる愛の偉大さ


そして、なんと言っても、この映画は「母に捧げるラブレレター」である。

それは、監督のマイク・ミルズが母をモデルとして描いたと言っていることからも分かる。



常にタバコをぷかぷかふかしていても、思春期の息子が理解できないからといって息子の世話を他人に任せても、一緒にクラブに行って楽しんじゃうような50代のママなのだ。

家出して帰って来られなくなったら、迎えに来て、頭ごなしに叱らないママなのだ。



このお母さんの凄いところは、いつも明るく元気よく笑っている姿を息子に魅せるその姿

シングルで思春期の息子を育てていることだって大変なのに、いつも明るく元気にしてる

少なくとも、息子の前では



このお母さんは、そこがとても魅力的。

本当は頭の中は悩みだらけだ。

でも、息子のために明るく元気にしているのだ。



もちろん、思春期のぼんくら男子ジェイミーにはそんなことは到底理解できない。

しかし、それこそが母が息子に捧げる無償の愛なのだ。

多くの家庭が息子にとって母がとても偉大で、多くの男子がマザコンに育つのは、大人になると、その「無償の愛」に気付くから。

だからきっと、誰にとっても母はちょっと奇妙だけれど、偉大で、愛すべき存在なんだなと思う。



20センチュリー・ウーマン4



それぞれが自立して逞しく生きていた「20センチュリー・ウーマン」


母が最初に「二人の女性に息子の世話を任せた」時、反発していたジェイミーだけど、アビーからは「パンクミュージックの素晴らしさ」を教えてもらい、ジュリーからは「愛の苦しさ」を教えられ、そうやって彼女たちから影響を受けて成長していく。



それにしても面白かったのは、彼らの中で唯一の男性、ビリー・クラダップが演じるウィリアムの存在感の無さ

本当だったら、ウィリアムがジェイミーに影響を与えて、ジェイミーが成長しても良いのに、私の中のウィリアムのイメージは、一緒に遊んじゃってる感じ。

どうやらその辺に、「男性はいつまで経っても中身は子供」が出ているように感じた。



むしろウィリアムもアビーやドロシアから影響を受けているような感じさえした。

だから、やっぱりこれは70年代を逞しく生きた輝く女性たちを描いた「20センチュリー・ウーマン」なんだなと思った。

男女同権が叫ばれる何年も前から、女性は若い頃から自立して、逞しく生きていたんだな。





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ナタリー・ポートマン主演の映画「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」を映画館で観た。

ジョン・F・ケネディが暗殺されてから、葬儀までの間のジャクリーン・ケネディの実話を映画化。


満足度 評価】:★★★★☆

本物のジャッキーを私はよく知らない。

JFKが亡くなった後に、大富豪と結婚した女性という認識しかなかった。

それ以外の先入観があまりないからだろうか。

<ファーストレディ>という職務を全うするために必死になっていた彼女の生き様に見入ってしまった。

「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」予告編 動画

(原題:JACKIE)




更新履歴・販売情報

・2017年7月20日 映画館で観た際の感想を掲載しました。

・2018年5月27日 WOWOWでの放送(21時より)に合わせて加筆・修正しました。

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キャスト&スタッフ


出演者

ナタリー・ポートマン
…(「プラネタリウム」、「ブラック・スワン」、「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」、「スター・ウォーズ/エピソード2 クローンの攻撃」、「スター・ウォーズ エピソード3/シスの逆襲」、「レオン」など)

ピーター・サースガード
…(「マグニフィセント・セブン」、「完全なるチェックメイト」、「ブルージャスミン」、「ブラック・スキャンダル」、「デッドマン・ウォーキング」など)

グレタ・カーウィグ
…(<出演作>「20センチュリー・ウーマン」、「マギーズ・プラン-幸せのあとしまつ-」、「フランシス・ハ」、<監督作>「レディ・バード」など)

ビリー・クラダップ
…(「エイリアン:コヴェナント」、「20センチュリー・ウーマン」、「スポットライト 世紀のスクープ」、「君が生きた証」など)

〇ジョン・ハート

監督

パブロ・ラライン
…(「NO」など)

2016年制作 アメリカ、チリ、フランス合作映画



ジャッキーファーストレディ最後の使命



あらすじ


1963年、ジョン・F・ケネディの妻であり、元ファーストレディだったジャクリーン・ケネディ(ナタリー・ポートマン)の元へ1人のジャーナリスト(ビリー・クラダップ)が訪れる。

彼女にJFK暗殺当時のことを聞くためだった。

彼を家に招き入れた彼女は、取材のメモを全て見せて欲しいという条件の下、当時のことを語り始める…。



ジャッキーファーストレディ最後の使命2



感想(ネタバレあり)


取り巻きに囲まれた中での孤独


この映画から受けたジャクリーン・ケネディに対する印象は、「孤独」である。

取り巻きが大勢いて、常に誰かに監視されているような生活でありながら、彼女の心のうちなど誰も気にかけていない

そんな「孤独」を感じた。



神父の元へ通い、夫婦生活のことまで赤裸々に相談していたのは、他に誰にも語る相手がいなかったことを証明している。

24歳でジョン・F・ケネディと結婚し、31歳という若さでファーストレディになった彼女には、周りの人たちを味方につけたり、心から相談できる相手を常に側に置いておくような処世術は身に着けていなかったのかもしれない。



唯一、心を許せたのは、秘書のナンシー・タッカーマン(グレタ・カーウィグ)だけだった。

それでもやはり、秘書は秘書

ジャッキーの心のうちを全て理解できることはできない。



そんな、ジャッキーの「孤独」を観ていて思い出したのは、マリー・アントワネットだった。

幼くして王妃になった世間知らずのマリー・アントワネットも、本当に心を許せる人がいない寂しがり屋だった。

ファーストレディだけでなく、王妃や皇后といった位に立つ人たちは、見た目は華やかな生活を送っていても、常に多く人囲まれながらも心は孤独という生活を強いられるのだろうと思った。



ジャッキーファーストレディ最後の使命3



職業:ファーストレディ


そんなジャッキーが、まるで寂しさを紛らわすように熱心に取り組んでいたのが<ファーストレディ>という仕事だった。

ジョン・F・ケネディの妻としてというよりも、<ファーストレディ>という任務を与えられホワイトハウスに勤務し、その責務をこなすことに邁進していたような印象だった。



ホワイトハウスが「アメリカで最も素晴らしい場所」であることを演出するために、リフォームに精を出し、世界中の誰もが憧れるような場所を演出する。

テレビの取材を受け、その様子が放送されると、視聴者たちから称賛される。

常に「人々から見られている」という意識を持ち、服装や化粧にも気を使う。

音楽や美術への興味・関心を常に持ち、素晴らしい芸術を国民に紹介する役目を果たす。



ホワイトハウスの内装の美しさも、彼女自身の美しさも、ケネディ家の芸術への造詣の深さも、全てファーストレディであるジャッキーの演出したものだった。



中でも印象的だったのは、ホワイトハウスの中でクラシック音楽の演奏会をしていた時の様子や、大統領執務室の赤いカーペットを彼女が選び、実際に物が届いた時の彼女の満足気な表情だった。

あらゆることに気を配らなければならない忙しい日々

その忙しさが、彼女の「孤独」を紛らわせていたのだと思う。



ジャッキーファーストレディ最後の使命4



妻としての幸せを放棄して取り組んだ思い


この映画はジャッキーの独白という形で描かれているが、その中で気になったことがあった。

最初から最後まで、夫であるジョン・F・ケネディの人間性を称えるようなセリフが一つも出てこなかったことである。

政治家として、また大統領としてのジョン・F・ケネディを称賛するようなセリフはあった。



しかし、夫として、子供たちの父としてのジョン・F・ケネディはどうだったか。

残念ながら、彼の人間性を知るような言葉が出てこない

そこには、JFKとジャッキーの関係性が表れている。



唯一、彼らの夫婦関係について話しをしたのは、彼女が神父に「ジャック(JFKのこと)とは、もうずいぶん長い間ベッドを共にすることがなかった」と言ったところぐらいだろうか。

常に、ジャッキーを取り巻いていた「孤独」も、寂しさを振り切るようにファーストレディとしての職務に全うしていたのも、その全ては、この「妻としての幸せを放棄」したところに起因しているように思えた。



このホワイトハウスで暮らしていた当時は、ジョン・F・ケネディは大統領であり、彼女にとって夫というよりも上司

彼女は妻というよりも、ファーストレディという職業に就いていたと言った方が正しい気がする。



最後の葬式のシーンで、JFKが墓地まで運ばれる間、ジャッキーが他の人たちと共に歩いて墓地まで向かうか、それとも車に乗って向かうのかで、シークレットサービスともめ、彼女自身も迷う場面がある。

結局、彼女はJFKの遺体と共に歩くことを選択する。

それは、それこそが、ファーストレディとしての最後の使命だと思ったからに違いない。

「暗殺されるかもしれない」という恐怖に負けず、逃げも隠れもしない姿を見せることで、アメリカのトップに位置するホワイトハウスの威厳を世界に知らせたかったのだろう。



ジャッキーファーストレディ最後の使命5



ジャッキーがホワイトハウスを「キャメロット」と呼んだ理由


そんな彼女は、ホワイトハウスを「キャメロット」と位置付けていた。

「キャメロット」とは、アーサー王伝説の都の名前である。

民を救う王になる使命を背負って生まれてきたアーサー王の伝説。



ジャッキーがホワイトハウスをキャメロットだと言った背景には、ミュージカルの「キャメロット」をJFKが大好きだったという理由がその一つだ。

ジャッキーの中では、アメリカの歴史の中で伝説として残るJFKを思い描き、ホワイトハウスを「キャメロット」だと位置づけ、伝説の王にふさわしい場所にしなければならないと思っていたのだろう。



だとすれば、JFKは大統領になるべく運命を背負った人間だったとするなら、ジャッキーはそんなJFKを支え、ファーストレディになるべき運命を背負って生まれてきた女性だったのだろう。

その結果、アメリカでは「JFKロス」が続き、いまだに「JFKが生きていたら」と語り継がれる、まさに伝説の存在になった



そんな彼女の「ファーストレディ」としての生き方と、その孤独が痛い程よく伝わってくる映画ではあったが、女性としての幸せは一切感じないという悲しい映画でもあった。

「ファーストレディ」とは、そんな自分の幸せよりも、大統領の妻としての生き方を国民に見せることを優先させる職業なのだろうと思った。





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グレタ・カーウィグ主演の映画「マギーズ・プラン-幸せのあとしまつ-」を試写会で観た。

不倫・略奪愛の末に結婚したマギー。

でも、3年経ったら夫を元妻に返却したくなってしまい…というコメディ映画。


満足度 評価】:★★★☆☆

世の中にはいろんな考え方をする人がいて面白い。

人間に多様性があるように、家族の形や人生も人それぞれ

恋愛も、結婚もいろんな形があって良いなぁと思える映画だった。


「マギーズ・プラン-幸せのあとしまつ-」予告編 動画

(原題:MAGGIE'S PLAN)




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キャスト&スタッフ


出演者

グレタ・カーウィグ
…(<出演作>「20センチュリー・ウーマン」、「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」、「フランシス・ハ」<監督作>「レディ・バード」など)

イーサン・ホーク
…(「マグニフィセント・セブン」、「ドローン・オブ・ウォー」、「プリデスティネーション」、「クロッシング」、「ゲッタウェイ スーパースネイク」など)

ジュリアン・ムーア
…(「サバービコン 仮面を被った街」、「キングスマン:ゴールデンサークル」、「ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス」、「ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション」、「トゥモロー・ワールド」、「メイジーの瞳」、「フライト・ゲーム」、「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」など)

監督・脚本

〇レベッカ・ミラー
…(「50歳の恋愛白書」など)

2015年製作 アメリカ映画


マギーズ・プラン幸せのあとしまつ

あらすじ


NYにある小さな大学で、アート系学生の作品の商売化に向けた橋渡しをする仕事をしているマギー(グレタ・カーウィグ)は、同じ大学で文化人類学の講義をしているジョン(イーサン・ホーク)と恋に落ちる。

しかし、ジョンは妻子持ちで、妻ジョーゼット(ジュリアン・ムーア)はコロンビア大学の教授をしている。

ところが、マギーとジョンの間に娘リリーができたことから、ジョンはジョーゼットと離婚してマギーと再婚する。

それから3年。

ジョンと間に愛情を感じなくなってしまったマギーは、夫を元妻ジョーゼットへ返したいと思うようになり…。

マギーズ・プラン幸せのあとしまつ2

感想(ネタバレあり)


恋愛は苦手だけど子供が欲しいという女性が考えた「ある計画」


この映画のタイトル「マギーズ・プラン」とは、主人公マギーが考える人生設計を指している。

マギー(グレタ・カーウィグ)はNYにある小さな大学でアート系学生の作品を商品化するために、その作品を販売業者に紹介する仕事をしている。

自分でもやりがいを感じる仕事をしていて、自立した女性だ



しかし、恋愛は苦手

だけど、子供は欲しい



そこで、数学が得意な友人に精子を提供してもらい、自分で人工授精をしようと計画。

ところが、ちょうどその時、同じ大学で文化人類学の教授をしているジョン(イーサン・ホーク)と恋に落ちる。

ただし、ジョンは妻子持ちだった。



その後子供ができてしまったので、ジョンと略奪婚をすることに。

そうして、彼との間にリリーというかわいい娘も生まれる。

願いどおり、子供もできて幸せな生活を手に入れる。



しかし、それから3年。

ジョンとの間に愛情を感じなくなったマギーは、ジョンを元妻(ジュリアン・ムーア)に返却するという「計画」を立てる

それがマギーズ・プランだ



勝手に略奪愛をしておきながら、子供が産まれたら返却するなんて完全に「自己中心的」

ところが、この映画を観ていると、それが彼女にとって自然なことなんだろうなぁと思えてくる。

それもまた、人生の多様性のひとつなんだろうか。



なぜ、それが彼女にとって自然なことなのかを考えてみた



マギーズ・プラン幸せのあとしまつ3



女性たちが自分なりの「幸せ」を自由に追い求める時代


マギーという人は「思い立ったが吉日」。

とにかく行動的で、気になったことは行動に移さないと気が済まない。

子供が欲しいとなったら精子を提供してもらい、不倫で子供ができれば結婚、夫の愛情がなくなれば離婚する



さらには、いらなくなった夫を元妻に返却しちゃうんだから面白い。

不倫していた時は、「ジョンのことを一番理解しているのは私」ぐらいに思っていたのに。

3年経って恋も冷めれば、「ジョンは、いまでも前の奥さんのことを愛してる」と、彼への思いも変わっていく。



つまり、彼女はつねに「幸せがどこにあるのか」を探し求め「幸せがある方を向いて」生きている

これまでの時代は、女性側に愛情がなくなって離婚したくなっても、「一人で生活していくことへの不安」があって「離婚」という選択をしにくかった。

しかし、多くの女性たちが経済的に自立できるようになった現代では、誰に頼らなくても「自分の幸せ」を最優先にして生きていくことができる



これまでは、子供が欲しくなったら外の女に作らせたり、不倫の末、飽きたら捨たりしていたのは、男性がやってきたこと。

女性の行動力が男性に近づいてきただけのことかもしれない。



一方で、マギーと元妻ジョーゼットの間で揺れるジョンは、情けないぐらいに優柔不断(笑)

誰と暮らせばいいのか迷うということは、外でお金を生み出す力はあっても、家の中の仕事をする力はないことを示している。

ただ単に「家事を担当してくれる人」「母親代わりになってくれる人」にそばにいて欲しいのだ。



ジョンの場合、叱ってくれるジョーゼットと、褒めてくれるマギーの両方がいないとダメなんだろうなと思った。

だから、2人の間をウロウロして離れることができない。

「女性は家事をして、子供の世話をしてくれる母親のような存在」である時代は、終わりを告げようとしている



マギーズ・プラン幸せのあとしまつ5



理想の家庭とは…??


これまでは、「両親がキチンと揃っていて、その両親に子供たちが育てられる家庭が理想」だと考えられてきた。

幼い頃から、そういう家庭で育った人であれば余計にそう思うはず。



しかし、マギーは生まれた頃から母と2人で暮らしてきた。

さらには、16歳の時にその母も亡くし、人よりも早く自立して生活してきた。

だから、人よりも自立心が強いし、彼女にとっては、母と娘の2人暮らしが一番落ち着くスタイルなのかもしれない。



もちろん、父親はいないよりいた方が良いけど、いないならいないでも大丈夫。

人によっては、離婚を考える時に「娘に父親がいないとかわいそう」と思い、離婚を躊躇する。

ところが、彼女の場合は、その躊躇がない。



私だって、お母さんと2人で暮らしてきたんだから、大丈夫。

愛のない家庭で育つよりもずっとマシ。

そう考えるのが自然なのかもしれない。



それは、生き方の多様性が認められる時代になって、「家族のかたち」も変わりつつあるということを示している

男と女が結婚して子供のいる家庭だけが、決してスタンダードではないということ。

ゲイ カップルの家庭もあれば、シングルマザー、シングルファーザーの家庭もあっていい。

どれもが標準的で、正しい姿。



「愛のない夫婦」が共に暮らす家庭よりも、離れて暮らし、時々会うぐらいの方が幸せな家庭もある

その多様性が認められる時代になったことを、この映画は示している。

もちろん「ドキドキするような愛情はなくなっても家族は一緒にいるべき」という人もいるだろう。

そのカタチを否定する映画ではない。

それもまた、多様性のひとつなのだ。



マギーズ・プラン幸せのあとしまつ4



目の前に落ちてきた「幸せ」を拾うのは自分自身


これからの時代。

世界で同性婚が合法化されていく中、結婚にも多様性が求められている。

同性婚、異人種間結婚、国際結婚…。



そして、マギーのような人生の選択もそんな多様性の1つ

経済的に自立していて生活に困っていないなら、好き勝手に生きる自由がある



女性だから貞淑に生きるべきという時代は終わった

子供たちが虐待されているワケでも、育児放棄されているワケでもない。

前の奥さんとも、元夫とも仲良くやっている。

だったら、マギーのように生きたいように生きて良い。

むしろ、自由に生きてて楽しそうって思う。



「幸せ」とは、予期せぬところからある時突然舞い降りてくるもの

その「幸せ」を選択する自由は、自分自身にある

誰かのために生きている人生ではない。

自分のために生きる人生と幸せを選びたい。

女性が、自分で幸せを選択できる時代がやってきたのだから。







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