ゴッサムシティの富豪ウェイン家の息子ブルースがバットマンになるまでを描く。
「ジョーカー」の公開を前に、久しぶりに、この「ダークナイト」シリーズを観たくなった。
【満足度 評価】:★★★★☆
「ジョーカー」は単独映画で、バットマン とは関係ないと聞いたけど、それでも観ておきたくなった。
ブルース・ウェイン少年が両親を殺されたトラウマを克服してバットマンになるまでの成長と心理的葛藤が面白かった。
目次
『バットマン ビギンズ』予告編 動画
(原題:Batman Begins)更新履歴・公開、販売情報
・2019年9月25日 感想を掲載。
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キャスト&スタッフ
出演者
…(「バイス」、「The Promise/君への誓い」、「リベリオン」、「マニシスト」、「3時10分、決断の時」、「マネー・ショート 華麗なる大逆転」、「ファーナス/訣別の朝」、「アメリカン・ハッスル」、「ザ・ファイター」など)
〇マイケル・ケイン
〇リーアム・ニーソン
…(「スノー・ロワイヤル」、「トレイン・ミッション」、「沈黙-サイレンス-」、「オペレーション・クロマイト」、「フライト・ゲーム」、「ラン・オールナイト」、「誘拐の掟」、「96時間」、「96時間 リベンジ」、「96時間/レクイエム」、「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」など)
〇ケイティ・ホームズ
…(「ローガン・ラッキー」など)
〇ゲイリー・オールドマン
…(「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」、「クリミナル 2人の記憶を持つ男」、「チャイルド44」、「猿の惑星 新世紀(ライジング)」、「ロボコップ」、「裏切りのサーカス」、「ハリー・ポッターとアズガバンの囚人」、「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」、「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」、「エア・フォース・ワン」など)
…(「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」、「クリミナル 2人の記憶を持つ男」、「チャイルド44」、「猿の惑星 新世紀(ライジング)」、「ロボコップ」、「裏切りのサーカス」、「ハリー・ポッターとアズガバンの囚人」、「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」、「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」、「エア・フォース・ワン」など)
〇モーガン・フリーマン
…(「ジーサンズ はじめての強盗」、「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」、「LUCY ルーシー」、「トランセンデンス」、「インビクタス/負けざる者たち」、「アウトブレイク」、「アミスタッド」など)
…(「ジーサンズ はじめての強盗」、「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」、「LUCY ルーシー」、「トランセンデンス」、「インビクタス/負けざる者たち」、「アウトブレイク」、「アミスタッド」など)
〇トム・ウィルキンソン
…(「否定と肯定」、「スノーデン」、「エミリー・ローズ」、「パーフェクト・プラン」、「フィクサー」、「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」、「グランド・ブダペスト・ホテル」、「ゴーストライター」など)
…(「否定と肯定」、「スノーデン」、「エミリー・ローズ」、「パーフェクト・プラン」、「フィクサー」、「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」、「グランド・ブダペスト・ホテル」、「ゴーストライター」など)
…(「マンディ 地獄ののロード・ウォリアー」など)
監督
〇クリストファー・ノーラン…(「ダンケルク」、「インターステラー」、「インセプション」など)
2005年製作 アメリカ映画

あらすじ
ゴッサムシティの富豪ウェイン家の息子ブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)は、腐敗した社会が嫌になり放浪の旅に出る。
それから4年間放浪してたどり着いたチベットで盗みをして逮捕され刑務所に入れられてしまう。
しかし、「悪人を全て殺す」という過激なやり方についていけなくなったブルースは、彼らのアジトである寺院を放火して脱走し、迎えに来たアルフレッド(マイケル・ケイン)と共に帰国する。
そして、ゴッサムシティに帰ったブルースは、市民を幸せにするために、彼なりのやり方で悪を一掃しようと思うようになる。

感想(ネタばれあり)
少年ブルース・ウェインがバットマンになるまで
この「バットマン ビギンズ」は、「少年ブルース・ウェインがバットマン(闇の騎士(ダーク・ナイト))になるまで」が描かれている。
少年ブルースは、目の前で両親を強盗に殺されてしまう。
その犯人について、「法による裁きを」と願っていたが、司法取引によって釈放されてしまう。
それならば、自分の手で犯人に復讐をするしかないと思ったブルースだったが、闇組織のリーダー ファルコー二の手によって、ブルースの目の前で犯人は殺されてしまう。
両親が殺されたのも、その犯人が殺されたもの、腐敗した社会に問題があると思うようになったブルースは、ゴッサムシティの住民を幸せにしたいと思うようになる。
それは、つまり、悪人が法によって処罰され、真面目に働いた人が報われる当たり前の社会だ。
そして、ブルースは、悪人に恐怖を感じさせるため、自分にとって恐怖の象徴であるコウモリの姿になって、悪人と戦うようになる。
そんなブルースを、人は「バットマン(コウモリ男)」と呼ぶようになるのだ。

バットマンとアイアンマンの共通点
そうして、ブルース・ウェインはバットマンとなるのだが、彼は、特殊な能力を持っているわけでもなく、宇宙人でもなければ、神でもない。
普通に育った人間である彼は、スーパーヒーロー界では、かなりレアなケースだ。
しかし、ブルース・ウェインと同じように、普通の人間がスーパーヒーローになった人がもう一人いる。
それは「アイアンマン」だ。
私は、この映画を観ながら「アイアンマン」のことを思い、比較しながら観ていた。
というのも、バットマンとアイアンマンの間には、とても共通点が多いからだ。
ブルース・ウェインも、トニー・スタークも、富豪であり、NY(ゴッサムシティ)にビルを持っている。
彼らは二人とも両親を殺された過去があり、それがトラウマとなっている。
そして、そのトラウマを克服するためにも、街の悪を一掃したいと思うようになり、自費でスーツを作り、自ら悪を倒すようになる。
そこまでは一緒だ。
しかし、性格は正反対だ。
トニーは、アイアンマンになった後、どんどん表に出て自己PRするわ、どんどん仲間を増やしていくわで、社交的で宣伝上手なタイプ。
それに対して、ブルースはとても内向的だ。
なんといっても、地下深い暗闇に秘密基地を作って、コウモリと共に暮らしながら、秘密兵器を開発したり、作戦を練ったりしているのだから、トニーとは正反対だ。
(そんなブルースの一日をパロディにしているのが「レゴバットマン ザ・ムービー」)
「恐怖とは何か」について、幼い頃のトラウマと向き合ったり、地下に突き落とされるたびに、「なぜ、突き落とされるのか。それは、這い上がるためだ」と、自分を鼓舞したり、そうやって、常に自分の内面と向き合い戦っているのが、ブルース・ウェインであり、バットマンなんだなということが、この映画を観ていてよく分かった。
見た目にしても、アイアンマンは赤なのに対して、バットマンは黒だし、「富豪だけど、中身は普通の人間」という共通項以外は対照的な二人を比べてみると、バットマンの特徴が浮き彫りになってくる映画だった。
どちらが良いか悪いかは、観た人の趣味次第として、DCにしても、MARVELにしても、そこには、ブルースやトニーのような富豪たちに、街を良くするために立ち上がって欲しいという願いがあるんだろうなぁという思った。
(たとえば、トランプさんみたいに(笑))
そんな願いは同じでも、生まれたヒーローは、まるで真逆というのが面白いなと思った。

失敗しても、失敗しても這い上がるバットマンの成長物語
トニー・スタークはマサチューセッツ工科大学出身で、科学の天才だから、スーツも最先端の科学を駆使して製作している。
しかし、ブルース・ウェインは、普通の人だ。
彼が本当に心を許して頼りにしているのも、執事のアルフレッドと、ウェイン社の社員のルシアスだけ。
そこで、ウェインはルシアスと共に、兵器を開発していく。
その過程が、とても普通の人っぽくていい。
つまり、ブルースはトニー・スタークと比べて、ずっと庶民的であり、「もしかしたら自分も身体を鍛えたらバットマンになれるかも」という点が魅力の一つなのだ。
1つ1つ失敗を繰り返しながら、それでも、悪を倒すことを諦めず、開発に開発を重ねて、真のバットマンになていく。
これは、ブルース・ウェインがバットマンになるまでの成長物語でもあるのだ。
そして、私たちは、彼がいかにして学習して真のスーパーヒーローになるのかを目撃するのだ。
最後には、その手を広げて空を飛ぶまでになり、「あぁ、彼はバットマンになったんだなぁ」と思ったところで、話は終わる。
だから、これはバットマンの始まりの物語なのだ。
最後に手を広げた場面は、感動的ですらあった。

バットマンの原点はここにある
そういった「内面的な葛藤や成長」を描いている作品であるため、ヒーロー作品にしてはアクションシーンが少なめになっている。
その少ないアクションシーンでも、やっぱりクリスチャン・ベールのバットマンは最高にカッコイイことが伝わってくる。
両親が殺された少年が、コウモリに対するトラウマを克服しつつ、様々な葛藤を抱えながら、悪を倒すヒーローへと成長していく。
その成長の過程を観るのが、とても面白い映画だった。
そして、この作品は、これから先作られるバットマンの原点となるだろうと思う。
「なぜ、バットマンはここで葛藤するのか…」と考えた時、その内面の原点はここにあるからだ。
最高に人間臭くて、最高にかっこいいバットマンだと思った。
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「バットマン ビギンズ」を観た
「ジョーカー」は単独映画でバットマン とは関係ないと聞いたけど、それでも観ておきたくなったから
ブルース・ウェイン少年が両親を殺されたトラウマを克服してバットマンになるまでの成長と心理的葛藤が面白か… https://t.co/4K5cwrP2C52019/09/25 00:32:15
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