アメリカ映画の「キックス」を映画館で観た。
カリフォルニアの低所得者層の住宅街で暮らす少年ブランドンが、ストリートで成長する瞬間を描いた作品。
【満足度 評価】:★★★★☆
アメリカの貧困層で暮らす少年が大人になる瞬間を描く。
たかがスニーカーの奪い合いのために、銃が使われ死者が出る。
それが彼らのコミュニティの現実。
そのすさみっぷりに驚き、そんな社会で学んで大人になる彼らのたくましさを感じた。
目次
『キックス』予告編 動画
(原題:Kicks)更新履歴・公開、販売情報
・2019年1月7日 映画館にて鑑賞。
・2019年1月17日 感想を掲載。
現在、全国順次公開中。詳しい劇場情報につきましては、下記公式サイトをご参照ください。
↓映画『キックス』オフィシャルサイト
キャスト&スタッフ
出演者
〇ジャキング・ギロリー
〇クリストファー・ジョーダン・ウォーレス
〇クリストファー・メイヤー
〇コフィ・シリボエ
〇マハーシャラ・アリ
…(「スパイダーマン:スパイダーバース」(声の出演)、「アリータ:バトル・エンジェル」、「グリーンブック」、「ドリーム」、「ムーンライト」、ドラマシリーズ「ルーク・ケイジ」、「ハウス・オブ・カード 野望の階段」など)
監督・脚本
〇ジャスティン・ティッピング2016年製作 アメリカ映画

あらすじ
15歳のブランドン(ジャキング・ギロリー)は、どうしてもジョーダンのキックス(スニーカー)が欲しくて、使わずに貯めていたお小遣いを全てつぎ込んで買ってしまう。
しかし、みんなの憧れのそのスニーカーは地元の不良に目をつけられてしまい、奪われてしまう。
どうしても、そのキックスがあきらめられないブランドンは、取り返すために、不良の住む家へと向かうのだが…。

感想(ネタばれあり)
この映画の感想につきましては、私が「ぴあ映画生活」に掲載したものをご紹介します。
キックス (2016)
[80点]「彼らはストリートで全てを学ぶ」
これは成長の痛みを感じる青春ものだった。
主人公の少年ブランドンは、貯めていたお小遣いで、どうしても欲しかったジョーダンのスニーカーを買う。
しかし、買ったばかりのスニーカーは町の不良に奪われてしまう。
そこで、ブランドンは友達を連れてスニーカーを取り戻しに行くのだが…
たかがスニーカーの奪い合い。
だけど、それがきっかけで、抗争になったり、銃が出てきたり、死者が出てくる話に発展していく。
正直、そのすさみっぷりには、マジかよってビビってしまうけれど、それが、アメリカの貧困層の現実なんだなと思った
その中で、主人公のブランドンは少年から大人へと成長していくのだけど、そのためには、様々な痛みを伴うことになる。
それが日本人だったら、社会へ出て、責任を負うことを知り、時に失敗しながら、大人へと成長していく。
しかし、この映画に登場する少年たちは、それをストリートで学んでいく。
奪われたものは自分の力で奪い返すこととか、自分の身勝手で友達を巻き込んだら、その友達を傷つけられた落とし前は自分でつけるとか。
そうして痛みを感じながら、彼らは大人になっていく。
それは、まるでヤクザの世界に似ているけれど、彼らが暮らしているコミュニティこそが、そういう世界なのだ。
だから、そんな社会で生き残っていくために、彼らはそうやって、自分の力を見せつけていくしかない。
ヘタレの私は、絶対、そんな地域から抜け出したいと思ってしまうけど、彼らはそこ以外に住める場所がないのだ。
そこから抜け出すには、バスケ選手や、ラッパーになって成功するしかない。
そんな、アメリカのブラックコミュニティの現実を見せつけられた作品だった。
追われても、痛めつけられても、這い上がる
そうやって、彼らは大人になっていくのだ

これは成長の痛みを感じる青春ものだった。
主人公の少年ブランドンは、貯めていたお小遣いで、どうしても欲しかったジョーダンのスニーカーを買う。
しかし、買ったばかりのスニーカーは町の不良に奪われてしまう。
そこで、ブランドンは友達を連れてスニーカーを取り戻しに行くのだが…
たかがスニーカーの奪い合い。
だけど、それがきっかけで、抗争になったり、銃が出てきたり、死者が出てくる話に発展していく。
正直、そのすさみっぷりには、マジかよってビビってしまうけれど、それが、アメリカの貧困層の現実なんだなと思った
その中で、主人公のブランドンは少年から大人へと成長していくのだけど、そのためには、様々な痛みを伴うことになる。
それが日本人だったら、社会へ出て、責任を負うことを知り、時に失敗しながら、大人へと成長していく。
しかし、この映画に登場する少年たちは、それをストリートで学んでいく。
奪われたものは自分の力で奪い返すこととか、自分の身勝手で友達を巻き込んだら、その友達を傷つけられた落とし前は自分でつけるとか。
そうして痛みを感じながら、彼らは大人になっていく。
それは、まるでヤクザの世界に似ているけれど、彼らが暮らしているコミュニティこそが、そういう世界なのだ。
だから、そんな社会で生き残っていくために、彼らはそうやって、自分の力を見せつけていくしかない。
ヘタレの私は、絶対、そんな地域から抜け出したいと思ってしまうけど、彼らはそこ以外に住める場所がないのだ。
そこから抜け出すには、バスケ選手や、ラッパーになって成功するしかない。
そんな、アメリカのブラックコミュニティの現実を見せつけられた作品だった。
追われても、痛めつけられても、這い上がる
そうやって、彼らは大人になっていくのだ
Posted by pharmacy_toe on 2019/01/16 with ぴあ映画生活
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映画『キックス』★★★★4.0点。 これは成長の痛みを感じる青春ものだった
主人公の少年ブランドンは、貯めていたお小遣いで、どうしても欲しかったジョ… https://t.co/5nvYLscAcn #Filmarks #映画2019/01/16 13:25:51
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