ダニエル・デイ=ルイス主演、スティーヴン・スピルバーグ監督の映画「リンカーン」をNHK BSプレミアムで観た。

アメリカの南北戦争時代、奴隷制を廃止に追い込んだ大統領リンカーンの奮闘を描く。

満足度 評価】:★★★☆☆

壮大な教育用の歴史再現VTRを観させられたような気がした。

そこで起きている事実を追いかけるので精一杯だった。もっとエンターテインメント性が欲しかった…。

第85回(2012年) アカデミー賞主演男優賞受賞作品

「リンカーン」予告編 動画

(原題:LINCOLN)




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キャスト&スタッフ


出演者

…(「ファントム・スレッド」など)

トミー・リー・ジョーンズ
…(「記者たち~衝撃と畏怖の真実~」、「クリミナル 2人の記憶を持つ男」、「ジェイソン・ボーン」など)

〇サリー・フィールド

ジョセフ・ゴードン=レヴィット
…(「スノーデン」、「インセプション」、「ザ・ウォーク」、「(500)日のサマー」など)

…(「クリミナル・タウン」など)

〇ジェームズ・スペイダー

ハル・ホルブルック
…(「DEMON デーモン」など)

監督

スティーヴン・スピルバーグ
…(「レディ・プレイヤー1」、「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」、「ブリッジ・オブ・スパイ」、「マイノリティ・リポート」、「アミスタッド」、「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」、「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」、「レイダース/失われたアーク<聖櫃>」など)

2012年製作 アメリカ映画


リンカーン

あらすじ


1865年のアメリカ。

奴隷制度を無くし黒人に自由を与えようとする北部と、それを拒否する南部の間で戦争が起こってから4年。

軍事力が大きく上回る北部が、南部を武力的に制圧することで事態を鎮静化しようとしていたが、当時の第16代大統領のエイブラハム・リンカーン(ダニエル・デイ=ルイス)は、憲法を改正し、奴隷制度そのものを無くすことを訴え続ける。

しかし、議会での賛成票を獲得することが難しく、憲法改正案は否決されると思われていた…。


リンカーン2


感想(ネタバレあり)


描かれている事実関係を理解していくのがやっと…


奴隷制度を廃止したリンカーンについて描かれた物語。

南北戦争当時の大統領であるリンカーンが、その奴隷制度に対しどれ程までに情熱を傾けていたか、そして憲法を改正するためにどれだけの苦悩を費やしたかが分かる映画になっている。

しかーーーし。

私には、そこで起きている事実を追っていくので精一杯で、そこに描かれているドラマがちっとも頭に入ってこなかった…。

そもそも、私の勉強不足が問題で。

登場人物の人たちが国会や所属している党でどんな役割を担い、どれ程の力を握っているかという力関係が分からず…。

例えば、トミー・リー・ジョーンズが演じた共和党の議員だって、どんな立ち位置で、どれ程の力を握っている人物なのかイマイチ分からない。

それを観ながら、1つ1つ理解しようとしているだけで頭がパンパンになってしまった…。

結局、そこで起きていた事実だけを把握することに終始し、リンカーンの人間性にまで考えが及ばず、なんだか、壮大な教育用の再現VTRを観させられている気分になった。

せめて、ここに出てくる議員の中で何人か知っている名前があったら、まだ良かったのかもしれないけど。

リンカーン3

リンカーンが奴隷制度を廃止に追い込むことにかけた情熱


だから、「この映画を観て、リンカーンはどんな人だったか」と聞かれれば、「法案作りの職人さん」っていうイメージしかない。

彼の功績は改正案を作っただけではない。

改正案を作った上で、反対派と思われる議員たちの中から賛成派に回りそうな議員たちを絞り込み、1人1人を説得し、賛成派に誘いこむ。

もちろん実動隊は大統領が選んだロビイストたちだけれども、どうにもならない時や、どうしても動かしたい人はリンカーン自らが足を運んで説得する。

ここが、彼がそれ程までにこの改正案を通したがっていた情熱を感じる場面だ。

しかし、これまた話している内容が難しすぎて、すんなりと頭に入ってこない…。

この時になって「あぁ、これはこの当時の時代背景をもっと知っておくべきだったな」と思い始めた。

何もバックグラウンドのない私には、観ているのが若干ツライ映画だった。


リンカーン4

全てにおいて知識不足で置いてきぼり感あり


私が言いたいのは、私みたいに予備知識が無くても、リンカーンの偉大さを感じたり、グイグイと引き込まれる作品にはできなかったんですか??ということ。

人をワクワクさせたり、楽しませたりすることが得意なスピルバーグ。

もっと、リンカーンを庶民的に感じさせるエピソードとかはなかったんだろうか?

リンカーンをの人柄を見せて、グッと観客の心を掴んだうえで、奴隷制度廃止の本題にフォーカスをあてるような作品だったら、もっとのめり込んで観ただろうになぁと思う。

あんな偉大な人なのに、こんなお茶目な一面もあるんだ!!とか思うことができたら、もうちょっと入りやすかっただろうし、親しみも感じただろうと思う。

最初から最後まで信念の人として描かれてしまうと、ただでさえ近寄りがたいのが、ますます近寄りがたくなるし、遠くの雲の上で起きているような出来事に感じてしまう。

だから、もっと「リンカーンの人間らしいエピソード」が観たかった。

まぁ、仕方がない。

アメリカにとって、リンカーンはとても偉大な人間で、予備知識なんてものは当然持っているものなんだろう。

むしろ、みんなが知っているリンカーンをどう描くかっていうのが肝だったんだろうな。


リンカーン5

リンカーンの偉大さは理解できた


最終的に、リンカーンが出した改正案が議会で可決されて奴隷制は廃止される。

しかし、リンカーン本人は間もなく暗殺されてしまう。

それで、誰に暗殺されたんだろう…。

またしても勉強不足により、よく分からず…。

結局、最後までよく分からないまま終わってしまった映画だった…。

リンカーンが奴隷制を廃止してから、黒人の人たちが本当の自由を得るまでは、長い時間がかかるけれども、偉大な一歩を踏み出した人だというのは良く分かった。

この人がいなかったら、黒人たちが解放されるのは、もっと遅くなっていただろう。

いやーー。でも、ちょっと尺も長いし、全体的にちょっと疲れた映画だったなぁ…。



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