とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:ショーン・ビーン



マット・デイモン主演、リドリー・スコット監督の映画「オデッセイ」を映画館で観た。

火星にたった一人取り残されてしまった宇宙飛行士が、なんとか地球へ帰ろうとする話。


オデッセイ



満足度 評価】:★★★★☆

本当に素晴らしい映画で、笑ったり泣いたり忙しかった!!

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


「オデッセイ」予告編 動画

(原題:The Martian)



更新履歴・公開、販売情報

・2016年3月2日 映画館で観た感想を掲載。

・2019年10月14日 NHK BS プレミアムでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。


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キャスト&スタッフ


出演者

マット・デイモン

 
クリステン・ウィグ
…(「ゴーストバスターズ」、「ローラーガールズ・ダイアリー」、「LIFE!」、「宇宙人ポール」など)




…(ドラマシリーズ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」など)




監督

リドリー・スコット
…(「エイリアン:コヴェナント」、「オデッセイ」、「ワールド・オブ・ライズ」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ブレードランナー」、<製作総指揮>ドラマシリーズ「グッド・ワイフ 彼女の評決」など)


2015年製作 アメリカ映画





あらすじ


宇宙飛行士のワトニー(マット・デイモン)は、火星探索の任務中、嵐に遭遇、事故に遭い居場所も分からず、酸素レベルも低下してしまう。

他のクルーたちは、彼は助からないと判断し、火星から脱出してしまう。

しかし、ワトニーは奇跡的に一命をとりとめるが、残された食料は30日分しかなく、通信手段も途絶え、次の火星探索が4年後だという現実を知る…。





感想(ネタバレあり)


火星にひとりぼっちでも寂しくないのは音楽のおかげ!


この映画は、本当に面白かった!!

火星にひとりぼっち残されたワトニーの言動に笑ったり泣いたり笑ったり。



「何もない火星にひとりぼっち。地球に帰れる可能性はほんのわずか」と聞くと、悲しい気分になってくる。

しかし!70年代~80年代ダンスミュージックをBGMに観ていると、なぜか、観ているこちらが前向きな気分になってくる(笑)



もしもこのBGMが北島三郎的な演歌だったら、地球を思って切なくなって号泣するに違いない(笑)

音楽の力って本当にすごい。



映画「オデッセイ」



立ち止まって悩むより、行動して解決する。ワトニーのポジティブマインド


さ らにすごいのは、主人公ワトニーのポジティブマインド。

彼の言動はどれも素晴らしい。

その中でもすごく共感したのは、「悩んでる暇があったら行動せよ」という、その行動力



主人公のワトニーは、ある時突然火星にひとり取り残されてしまう。

もし、私がそうなったらと想像してみる。

きっと、やることがなくて「どうしよう・・・」と思って呆然としたまま時間が過ぎていくに違いない。



しかし、ワトニーは違う。

腕を組んで眉間にしわを寄せて悩んだりしない。

まずは「行動する」



食料が無ければ「ジャガイモを育てる」ことを考え、実際に植えてみる。

火星の砂では育たないかもしれないのに、失敗することは考えず、うまくいく方法(排泄物を肥料にする)を考える。



通信手段がなければ、「あの辺に昔使った通信機器があったはず」と思い、そこへ行ってみる。

もしかしたら無いかもしれないし、あっても壊れているかもしれないのに、きっとうまくいくと信じて行動する。

この行動力にすごく共感したし、真似したい!と思った。




映画「オデッセイ」



火星にひとりぼっち。困難の乗り越え方。ワトニーの場合


とても個人的な話になるけど、私は2016年2月に簿記検定2級の検定試験にチャレンジしていた。

検定試験では会社での会計処理の仕方について、数字やシチュエーションが与えられ、どのように処理をするか答えるのが主な内容。

検定試験直前は、ひたすら過去問やら、練習問題を解く日々だった。



中には、「ん??この問題は、どうやって解いたら良いんだろう」という問題に出会う。

そんな時、腕を組んで文章を読んでいても、ひらめきは降りてこない。

そういう時は、計算用紙に問題の内容を絵や数式にして書き出していくと、いつの間にか答えが導かれていく。



この映画中で、ワトニーが今まで過ごした日数を書き出したり、問題にぶつかるとまず行動する姿を見て、その難しい試験問題にぶち当たった時の自分を思い出した。



とても不思議なことに、すごーーーーーーく遠く離れた火星でワトニーがしている行動には、「私たちが日常生活で困難にぶち当たった時に、どうやって乗り超えていくか」のヒントがある。



まずは行動してみるとか、書き出してみるとか、成功も失敗もアウトプットして残すとか。

自己啓発本を1冊読むぐらいの生活のアドバイスがここにはあると思った。



映画「オデッセイ」



アカデミー賞主演男優賞にノミネート マットデイモン、男前な隊長 ジェシカ・チャステイン、史上最高に明るくて楽しい映画 リドリー・スコット監督


とにかく前向きで明るいワトニーを演じるのは、マット・デイモン

この映画でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。

初めのうちは、胸板の扱った男も、日々ジャガイモだけの生活で最後にはガリガリに。



それでも、一切の悲壮感が無いのは、マット・デイモンの演技力。

悲壮感どころか、思わず爆笑してしまうシーンがいろいろあって、中でも、水を作ろうとして、酸素と水素を燃やした時に火力が強すぎて、爆発しちゃってドリフのコントみたいに煙がモクモクになってるワトニーが大好きだった。



もちろん、火星ひとりぼっちと言っても、地上クルーや、彼を助けに行くクルーたちもいる。

中でも一番印象に残っているのは、「音楽の趣味が最低」の隊長(笑)

演じているジェシカ・チャステインがすごく凛々しくて良かった!

隊長がいなかったら、ワトニーは地球へ帰れなかったよ!



監督はリドリー・スコット

私的には、リドスコ史上最高に明るくて前向きで楽しい映画だったと思う。

弟のトニー・スコットを自殺という悲しい事故で亡くされた後、深い悲しみを乗り超えた末に、「たとえ地球から遠く離れた場所にあっても、今ある命を大切にする」という思いを持ったのかなと思った。



映画「オデッセイ」



ツライ時に思い出したい アイアンマンのポーズ


この映画の中でいつまでも心に残るのは、ワトニーのアイアンマンのポーズ。

「隊長!僕はアイアンマンになります!!」

と言ったワトニーが、命がけでスーツの空気を抜いてアイアンマンのポーズをした時、とてもハラハラドキドキするシリアスなシーンだったのに、その姿に笑ってしまった。



これからは辛いことがあった時、あのアイアンマンのポーズを思いだせば乗り越えらる。

それぐらい、印象的なシーンだった。

それは、この映画全体の印象にもリンクしていて、だから、あのシーンは、この映画を象徴していると思う。



酸素ボンベが無くても普通に生きられる毎日がありがたく、地面に生えている雑草さえも愛おしく思う。

そう思えるような日々を過ごしたい。

本当に素晴らしい映画だった。



そして、この曲を聴きながら泣いた。

David Bowie Starman





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クリスチャン・ベール主演の映画「リベリオン」をWOWOWで観た。

第三次世界大戦後、感情を持つことを禁止された世の中を描く。

満足度 評価】:★★★★★

人々は感情を持つことを禁止され、あらゆる色を失ったという、その世界観が面白かったのと、アクションシーンがどれもかっこ良かった。

すごく面白くて、思わず前のめりで観てしまった映画。

出演クリスチャン・ベールショーン・ビーンエミリー・ワトソン、テイ・ディグス、アンガス・マクファーデン、ウィリアム・フィクトナー

監督:カート・ウィマー 2002年製作 アメリカ映画

「リベリオン」予告編 動画

(原題:EQUILIBRIUM)




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あらすじ


第三次世界大戦後、次に戦争が起きた時こそ、人類滅亡の時がやってくると信じた人々は、二度と戦争を起こさないために感情を持つことを禁止された。

毎日決まった時間に薬を打ち、感情が湧き上がることを抑えられていた。

そして、薬を打たず、感情を持った者は、クラリックと呼ばれる処刑人や警察から逮捕またはその場で処刑されていた。

クラリックの中で最も優秀な武術の達人プレストン(クリスチャン・ベール)は、共に働いてきたパートナーのパートリッジ(ショーン・ビーン)が薬を打たず感情を持ったために処刑することに。

しかし、プレストン自身もそれ以来、感情に興味を持ち始め…。

リベリオン


感想(ネタバレあり) 「感情を持つことを禁止する」という世界


面白かったなぁ。非常に面白かった。この映画。

私が特にグイグイ惹かれて観たのは、「感情を持つことを禁止する」という世界観。

そして、感情を持った人を察知して殺してしまうクラリックという職業。

人間が、人間を統率するために、薬を打って感情を抑制してしまうという世の中。

前半部分は、ほとんど色のないモノトーンの世界が広がっている。

これは、この先どうなっていくんだろう…という先の読めない面白さにグイグイ惹かれながら観ていた。

人間は感情がないと統率しやすいというのは分かるけど、でもそれじゃぁ人間は生きていはいけないよね。

リベリオン2

朝日の美しさ、ベートーベンの音楽の素晴らしさ


主人公のプレストンは、最も優秀なクラリック。

感情を持つ人間をすぐに察知し、逮捕し、処刑する。

それこそ、血も涙もない男だった。

それが、パートナーが感情を持ったことから少し感情に興味を持ち始め、ちょうどそのタイミングで薬を落としてなくしてしまったために打つことができず、感情が芽生えてくる。

この血も涙もない男が、感情を持つことの素晴らしさを知っていく過程がまた面白かった。

夜明けの朝日が美しいと思い、ベートーベンの音楽に涙し、子犬の可愛さに命の大切さを知る。

私たちが日常で当たり前のように思っていることが、景色や音楽の素晴らしさ、命の大切さが、どれ程素晴らしいことなのか。

リベリオン3

「喜怒哀楽」が人の心を豊かにする


人の心は「喜怒哀楽」でできている。

喜ぶこともあれば、悲しむこともある、怒ることもあれば、楽しいこともある。

怒りや憎しみの感情は、決して悪いことではない。

人は、怒りや憎しみがあってこそ、愛を知ることもあるし、自分の愚かさを知ることもある。

そして人を愛し、許すことで、そして豊かな人間性が育ち、またそこから素晴らしい芸術の数々が生まれている。

「喜怒哀楽」その全てが、バランスよく揃っていてこそ、人はようやく人間らしくなるのだと思っている。

冷血人間だったプレストンが、感情を知り、悲しみと怒りを感じることで、世界を変えるという意識に芽生える。

その向こうに、楽しみや喜びがあるのだと分かったから。

この映画の原題は「EQUILIBRIUM」であり、平衡とか、心の平静などの意味を表している。

人々を縛りつけ、全ての人間を同じに保つことが平和ではない。

「喜怒哀楽」の感情をバランスよく持つことが、心の豊かさであり平和なのだと思う。

逆に、全てのことに無関心であることが、最も恐ろしいことだと考える。

リベリオン4

世界観の面白さとアクションシーンのかっこ良さ


とにかく、この映画「リベリオン」は、そのあまりお目にかかれない世界観が面白くて、グイグイ引き込まれて見てしまった。

それに加えて、クリスチャン・ベールのアクションシーンのかっこ良さ。

アクション・シーンはどのシーンもかっこ良かった。

本当にクリスチャン・ベールは何でもできるすごい俳優だ。

もう、隅から隅まで面白い映画だった。

いや~、しかし、やっぱり。人間に一番大切なのは「喜怒哀楽」だ。

その思いを再認識した映画だった。

クリスチャン・ベールの他の出演作には「The Promise/君への誓い」など


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チャニング・テイタムミラ・クニス主演の映画「ジュピター」をWOWOWで観た。

ある日、宇宙を支配する家系の女王だと知らされた女性がその陰謀に巻き込まれていく話。


映画「ジュピター」



満足度 評価】:★★☆☆☆(2.5)

腹が立つほど退屈というわけでもないけど、面白いと思えることもなかった作品。


「ジュピター」予告編 動画

(原題:Jupiter Ascending)





キャスト&スタッフ


出演者

チャニング・テイタム
…(「キングスマン:ゴールデンサークル」、「ローガン・ラッキー」、「フォックスキャッチャー」、「ヘイトフル・エイト」、「ヘイル・シーザー!」、「22ジャンプストリート」、「マジック・マイク」など)

ミラ・クニス
…(「ブラック・スワン」、「余命90分の男」、「オズ はじまりの戦い」、「テッド」など)

ショーン・ビーン
…(「リベリオン」、「クリーンスキン 許されざる敵」など)

エディ・レッドメイン
…(「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」、「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」、「レ・ミゼラブル」、「リリーのすべて」、「博士と彼女のセオリー」など)

ペ・ドゥナ
…(「トンネル 闇に鎖(とざ)された男」、ドラマシリーズ「センス8」など)

監督

ウォシャウスキー姉妹
…(ドラマシリーズ「センス8」、「マトリックス」など)


2015年製作 アメリカ映画



あらすじ


ロシア系移民の娘としてアメリカのNYで暮らすジュピター(ミラ・クニス)は、ある時突然宇宙人に追いかけられるようになったところを、ケイン(チャニング・テイタム)に助けられる。

ケインによれば、ジュピターは宇宙を支配する3兄弟に追われているという。

実は、ジュピターはその3兄弟の家系で王位継承者だった…。





感想(ネタバレあり)


話もセットもキャラクターもストーリーも、もっとシンプルにして欲しかった…


あぁ、このウォシャウスキー姉妹(この映画制作時は姉弟)は、整理整頓が苦手なのかなぁと思った。

恐らく、頭の中にはいろんなアイディアがてんこ盛りで、カット割りや、絵コンテも完璧にできているけど、それをうまく整理して一本の映画にすることができていない。

だから、シーンとシーンのつながりが悪く、どのシーンも唐突に出てくるものだから、観ている側は話についていけない。

でも、本人たちはどれも頭の中で完璧にできているシーンばかりだから、この映画のどこが悪いのか分かっていないのだと思う。

もっとストーリーやキャスティングを削ってシンプルにしたら、もっと良い映画になったんじゃないかなと思うととても残念だ。

映画「ジュピター」チャニング・テイタムとミラ・クニス


それぞれのシーンは、アイディアが盛りだくさんで美しいのに…


ある日地球人が宇宙の縄張り争いに巻きこまれちゃう話だったら、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の方がずっと面白い。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」は、主役、その仲間、そして悪役の違いがはっきりしていて分かりやすい。

「ジュピター」は、キャラクターが多すぎて、次から次へと出てくるけど、どれが仲間で、どれが悪役で、どれがラスボスなのか仕切りがあいまいで分かりにくく、話がごちゃごちゃになってくる。

例えば、宇宙を仕切る3兄弟のキャラクターを分散させて2人兄弟にするとか、地球にいる家族を母親1人だけにするとか、とにかくもっと削ってスッキリしてほしい。

それは、各シーンにも言えることで、一つ一つのシーンを切り取って観たら、すごい技術を使って、とてもきれいな画を撮れているんだろうけど、同じようなシーンばかりが続いていくから、観ていて、頭がごちゃごちゃになってくる。

それで、結局、ジュピターが「運命の王位継承者」であり、彼女が地球の運命を握っているという、一番のメインテーマが全く伝わりづらいことになってしまった。

よくよく考えてみれば、このウォシャウスキー姉妹の作品「マトリックス」も、2と3は同じくごちゃごちゃして分かりづらかったことを思い出し、この姉妹はアイディアはとても豊富だけど、整理整頓は苦手なんだなぁという結論になった。

カット割りして観ると、画はとても壮大で綺麗なんだけどなぁ。もったいないなぁ。

あふれるアイディアを出し惜しみして、削る努力をして欲しかった。



映画「ジュピター」チャニング・テイタム


メキメキ成長中のチャニング・テイタム、若手実力No.1のエディ・レッドメイン


主人公のジュピターを守り、恋に落ちる元兵士ケインを演じるのは、チャニング・テイタム

最近のチャニング・テイタムの活躍っぷりには、目を見張るものがあるなぁ。

この映画のなかでも、華麗なアクションを見せたチャニング・テイタムだけは、役者としての見せ場をキチンと見せた感がある。

それに、無口でありながらいつも困った時には助けに来てくれるケインはポイント高かった。

フォックスキャッチャー」以降、ウォシャウスキー姉妹のこの「ジュピター」、タランティーノ監督の「ヘイトフル・エイト」、コーエン兄弟の「ヘイル・シーザー!」と、大物監督との仕事が続く彼の次の動きがとても気になるところ。

他の出演作には、「22ジャンプストリート」、「マジック・マイク」など

宇宙の縄張り争いに巻きこまれ、地球を救う運命の女王ジュピターを演じるのは、ミラ・クニス

うーーん。運命の女って感じが、このジュピターにはあまり感じられなかったのが、残念なところ。

「トイレ掃除」している女性が実は、地球を救う女王だったっていう「醜いアヒルの子」的な設定も、なんだか白々しい。

他の出演作には「余命90分の男」、「オズ はじまりの戦い」、「テッド」など

そして、ラスボスとして登場する、3兄弟の長男バレムを演じるのは、エディ・レッドメイン

んーーーー。エディ・レッドメインとしては、声の調子まで変えて、かなり作り込んだ役だったけど、ラスボス的な怖さもなく、特に強い印象もなく終了している。

エディ・レッドメインが上手な役者であることは、広く知られたことだから、これは演出的な失敗としか言いようがないけど、彼は、脚本を読んだ時に、どこに惹かれてこの役を選んだのかも、ちょっと疑問。

他の出演作には、「博士と彼女のセオリー」、「リリーのすべて」、「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」など。



映画「ジュピター」エディ・レッドメイン




個人的には、「マトリックス」(1のみ)が大好きなので、ウォシャウスキー姉妹には、次なる傑作を作って欲しいところ。

でも、なかなかそうもいかないところが、映画の難しさなんだなぁと思う。

この映画も、いろいろそぎ落としてシンプルにしたら、宇宙を舞台にした壮大な寓話ができたんじゃないかなと思うと残念なところ。

本人たちがそのことに気付いて、「バウンド」を作った頃に戻って、次回はとてもシンプルな作品を作ってくれたら、また良い傑作を生み出してくれるんじゃないかなと思う。





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ショーン・ビーン主演の映画「クリーンスキン 許されざる敵」をWOWOWで観た。

イギリスの諜報部員が、ロンドンで起きたテロ事件を追ううちに、予想外の真実を知ってしまった話。

テロリストになっていく若者、テロリスト予備軍をスカウトする人、その裏で彼らを利用する人たちのそれぞれの事情が見られて面白かった。

満足度 評価】:★★★★☆

「クリーンスキン 許されざる敵」予告編 動画

(原題:CLEANSKIN)





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あらすじ


諜報部員のユアン(シューン・ビーン)は、国の要人である男の警備をしていた時、暴漢に襲われ、その男が持っていた荷物(爆弾)を奪われてしまう。

そして、その時の爆弾が、無差別テロに使用されたことが発覚。

ユアンの上司のシャーロット(シャーロット・ランプリング)は、彼に犯人の確保と一刻も早いテロの再発防止を命じる。



クリーンスキン



感想(ネタバレあり) テロ集団に群がる学生たちは、どの国も一緒なのか


オーム真理教の地下鉄テロ事件に似てるなぁと思った。

テログループには、イスラム教に精通したスカウトがいる。

彼は、成績が優秀で、人生に疑問を持っている大学生に声を掛ける。

大学生は、そのスカウトの言葉に心の拠り所を見つける。

そして、大学生はいつしかこの世界で「意義あること」をしようと思い始め、何の罪もない人たちが殺されるテロが実行される。

とにかく、このスカウトは口がうまい。

優秀な学生たちに言葉巧みに声をかけて、彼らの持つ反骨精神をうまいことテロへと誘導していく。

オーム真理教で言えば、上祐みたいな人。

学生たちも、最初のうちはテロを起こそうなんて少しも思っていない。

ちょっと白人よりも地位が下だと感じたり、学校で疎外感があったり、彼女とケンカしたり、そんな日常の些細なできことが、彼らをテロへと導いていく。

でも、他人からしたら「ほんの些細なこと」も、若い彼らにとっては、世界の中心の崩壊に近い。

スカウトは、その心の隙にうまいこと滑り込んでいく。

「なるほどぉ。上祐もこうやってスカウトしたのかぁ」と、オウム真理教と、映画の中のテロ集団を完全にリンクさせながら見ていた。


クリーンスキン3


もしも、無差別テロの裏側で政治利用する人間がいたとしたら…


そうやって、テロ集団が形成されていくのを見ながら、

「おや?このスカウトの裏には誰がいるんだ??」

という疑問が湧いてくる。

テロに興味を持った若者たちに直接支持するのは、そのスカウトのみであり、その裏側が一切描かれないので不思議に思っていると、とても意外な人物が裏の人として浮上してくる。

恐らく、この映画の評価が分かれるのはここだと思う。

この映画では、このテロ事件を裏で操っているのは、政府関係者だった。

具体的に言えば、シャーロットだ。

国民たちの目の前で、テロを鎮圧させる。

安心した国民たちは、現政党に投票し、無事に選挙で勝利する。

しかし、テロが起きることを防げなかった諜報部のトップが失脚し、変わりに昇進するのは、テロを鎮圧させた人たち…。

シャーロットとその仲間たちは、めでたく昇進することとなる。

つまり、政権が選挙で勝つためにテロを政治利用しているという話だった。

私は、この展開が好きで、面白いなぁと思ったけど、もしかしたら、それはリアリティが無いと思う人もいるかもしれない。

でもなぁ、アメリカもイギリスも選挙で勝つためなら、どんなことでもやりそうだから、こんなこともあるかもねぇと思いながら見た。


クリーンスキン2


キャスティングが渋い


主人公の諜報部員ユアンを演じるのはショーン・ビーン

彼は、ハリウッドでは死に役で有名らしいけど(笑)、今回は、何度も殺されそうになりながも、なんとか死なずに最後まで生き抜いている(笑)

私の中でショーン・ビーンと言えば、「ロード・オブ・ザ・リング」のイメージ。

このユアン役は、その今までのちょっといい加減で、残念な奴ではなく、無口な渋い役ですごく良かった。

久しぶりに、かっこいいショーン・ビーンを見たなぁって気がした。

他の出演作には、「オデッセイ」、「フライトプラン」、「ゲーム・オブ・スローンズ」(TVドラマ)など。

ユアンの上司のシャーロットには、シャーロット・ランプリング

彼女は、今年は「さざなみ」でアカデミー主演女優賞にノミネートされている。

いやぁ。いくつになってもこの人はカッコイイ。

若い男をだまして二重スパイをやらせるなんて、彼女ならありかも~と思ってしまうその貫録。

他人を寄せ付けない彼女の凄みがとても好き。

他の出演作には、「ともしび」、「レッド・スパロー」、「ベロニカとの記憶」など

監督と脚本は、ハディ・ハジェイグ。

この映画が、デビュー作となる。


クリーンスキン4

「移民問題」というよりも、根底にあるのは「人種差別」


このところ、たまたまなのか、ヨーロッパを舞台にした映画を観る機会が多いんだけど、必ずと言っていい程、イギリスもフランスも移民問題が出てくる。

正直、見始めてから「また、移民か!」と思った。

それぐらい、現地では深刻なんだろうと思う。

でも、見た目がアラブ系だからといって、移民だとは限らないとこの映画では言っている。

映画のタイトル「クリーンスキン」とは、「前科の無い人」の意味だそう。

真面目で前科のない(クリーンスキン)の学生アッシュは、イギリスで生まれ育っているにも関わらず、同級生たちからは、「アラーが許してくれないぞ」とからかわれる。

アッシュも彼らと同じく、イギリスで育ったイギリス人なのにも関わらず。

移民ではなくても、スキン(肌)の色が違うと移民扱いされる。

そうして、アッシュはイギリスへの怒りを募らせていく。

その偏見を払拭(クリーン)しない限り、このテロは続くんだろうね。

最後に、裏でテロを誘導し、現政権に選挙での勝利をもたらし、本人は諜報部のトップとなった人間が

「何よりも、安心して住める平和な国を目指します」

と言っていたのが、なんとも皮肉で、そこがまたイギリス映画らしくて良かった。


クリーンスキン5



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