ダスティン・ホフマン主演の映画「ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声」をWOWOWで観た。

荒んだ生活をしていた少年が「少年合唱団」と出会うことで更生していくお話。

満足度】:★★★★☆

すごく素敵な映画だったなぁ。本当に、少年たちの歌声に一発でやられてしまった。

もっと聴きたい!!と思う歌声だった。


出演ダスティン・ホフマンキャシー・ベイツ、ギャレット・ウェアリング、ジョシュ・ルーカス、デブラ・ウィンガー

監督:フランソワ・ジラール 2014年製作 アメリカ映画

「ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声」予告編 動画

(原題:BOYCHOIR)




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あらすじ


ステット(ギャレット・ウェアリング)は、日頃から落ち着きがなく、学校ではケンカばかりしている。

母親はいつも酒ばかり飲んでいるが、ある日、交通事故で亡くなってしまう。

その時、初めてNYで暮らす父(ジョシュ・ルーカス)と会うが、NYに家庭がある父はステットと暮らすつもりがない。

しかし、以前よりステットの歌の上手さに注目していた校長先生(デブラ・ウィンガー)は、ステットの父親に彼を施設に送るのではなく、全寮制の国立少年合唱団に入れることを勧める。

そこでは、指導者のカーヴェル(ダスティン・ホフマン)が、常に厳格に子供たちを指導していた…。


ボーイ・ソプラノただひとつの歌声


感想(ネタバレあり) 荒んだ生活を送っていた少年が少年合唱団と出会う


「芸は身を助く」とよく言うけど、これは、まさにそんな話。

アル中の母が不倫関係の末にできた息子スタットは、学校で荒れ放題。

しかし、彼は世界に一人しかいない声の持ち主であり、その声のおかげで「国立少年合唱団」に入る。

そして、スタットは合唱団に入り、ダスティン・ホフマン(「ネバーランド」など)演じるカーヴェルの指導の元、「歌う喜び」を知り、人として少しずつ成長していく物語。

音楽が人を成長させる話を題材にした映画は、これが初めてではない。

むしろ、よくある話だ。

それでも、何度観ても、そのたびに「音楽は良いな」と思えるのは、やはり、音楽は歌っている人も、それを聴いている人も心を動かされる魔法があるからなんだと思う。

心の奥底から出てくる叫びを載せた歌が、今回も私をたっぷりと泣かせてくれた。


ボーイ・ソプラノただひとつの歌声2

今まで全く興味のなかった少年合唱団


正直な話、これまで少年合唱団なんて興味なかった。

「天使の歌声?へぇそうなんだ」ぐらいにしか思っていなかった。

ところが、この映画で合唱団が歌う姿を観て、その声を聴いて、180度ぐらい考えが変わった。

私の以前まで持っていた少年合唱団に対する印象は、本当につまらない先入観だった。

本当に、すみませんでした。謝罪します。

これが、ビックリするぐらいに素晴らしい音楽で、私は全ての歌唱シーンに釘付けになり、「もっと聴きたい!!」とどのシーンでも思っていた。

中でも、最も魅力的なのが、この映画のタイトルにもなっている「ボーイ・ソプラノ」だ。

その声の高さは、オペラのソプラノ歌手かと思える程であり、「天使の歌声」と言われるのもよく分かる!!

体の中から歌っているというより、空から降ってきたような神秘を感じる。

だからこそ、天使の歌声なのだと、じっくりと噛みしめながら聴いていた。


ボーイ・ソプラノただひとつの歌声3

わずかな人にだけ与えられた奇蹟。ボーイ・ソプラノ


主人公のスタットは、その「ボーイ・ソプラノ」の声の持ち主だった。

幼い頃から、アル中で逮捕歴のある母親との二人暮らし。

かなり荒んだ生活を送っていたようだ。

私は、映画の冒頭に出てきたスタットがあまりに落ち着きがなく、ケンカっ早いので、最近よくあるADHD(注意欠陥・多動性障害)の少年を扱った物語なのかと思った。

いや、もしかしたら、この頃のスタットは専門家が観たら、ADHDだったのかもしれない。

その彼をガラリを変えていくのが、その彼が天から授かった才能「ボーイ・ソプラノ」だった。

幼い頃から、声変わりするまでのわずかな期間しか出ないその歌声。

鬼教師カーヴェルに指導され、歌を歌う喜びを知り、人前で堂々と歌えるようになった頃には、私は彼の声を泣きながら聴いていた。

本当に世界でも数人、わずかな期間にしか出せない歌声。

そこにあることが、まさに奇蹟。そんな歌声だった。

ボーイ・ソプラノただひとつの歌声5

少年のころから音楽に生きる。アメリカの音楽業界の層の厚さ


なにせ、少年合唱団には全く興味がなかったので、今回初めて、「アメリカ国立少年合唱団」の存在を知った。

全寮制の学校であり、学校に通うことで合唱団に参加することができる。

そこで、少年たちは合唱の本格的な訓練を受けることになる。

いや~、このシステム素晴らしいなぁと思った。

彼らは、一日中大好きな音楽にどっぷりと浸りながら過ごすことになる。

そして将来は、オペラ歌手になるのか、それともミュージカル俳優になるのか…。

彼らが無邪気に音楽を吸収し、学ぶ姿を観て、アメリカの音楽業界の層の厚さを思い知らされた。

そして、そんな早くから才能を見出され、国の支援の元、音楽を学べるシステムも素晴らしいと思った。


ボーイ・ソプラノただひとつの歌声4

その旅立つ姿に、落ち着きのない少年の姿はない


結局、主人公のスタットは声変わりをして、「ボーイ・ソプラノ」の立場から降りる時期が来てしまう。

でも、それでも彼は「歌うことの喜び」を知った。

そして次は、「少年合唱」ではない次のステップが彼を待っていた。

ラストシーンの彼には、注意欠陥のスタットはいない。

しっかりと前を向き、新しい世界を切り開こうとしている少年の姿があった。

うん。やっぱり、音楽は素晴らしい。本当にそう思った。



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