とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:ジョン・リスゴー



ジェシカ・チャステイン主演の映画「女神の見えざる手」を映画館で観た。

政界で最も信頼されているロビイストのリズが銃規制法案の票集めのために、大手ロビー会社から小さな会社に移籍し奮闘する社会派ドラマ。


満足度 評価】:★★★★☆

ジェシカ・チャステイン演じるロビイスト、リズ・スローンの辣腕ぶりにグイグイと引き込まれながら観た!

正直、こんなに面白い映画だと思っていなかったので、ちょっとビックリした。

アメリカの銃社会を変えることは不可能。そう言われてきた。しかし、本当に不可能なのか。

一人の女性ロビイストが不可能を可能にする。



目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想
  6. 関連記事


「女神の見えざる手」予告編 動画

(原題:MISS SLOANE)



更新履歴・公開、販売情報

・2017年10月30日 映画館にて鑑賞した感想を掲載。

・2018年10月21日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。

映画『女神の見えざる手』公式サイト



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キャスト&スタッフ


出演者

ジェシカ・チャステイン
…(「モリーズ・ゲーム」、「ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命」、「オデッセイ」、「アメリカン・ドリーマー 理想の代償」、「インターステラー」、「MAMA」など)

マーク・ストロング
…(「シャザム!」、「キングスマン:ゴールデンサークル」、「キングスマン」、「記憶探偵と鍵のかかった少女」、「イミテーションゲーム」、「リピーテッド」、「ワールド・オブ・ライズ」、「シャーロック・ホームズ」、「裏切りのサーカス」、「キック・アス」など)

ググ・ンバータ=ロー
…(「砂上の法廷」、「幸せの教室」など)

〇アリソン・ピル

ジョン・リスゴー
…(「ザ・コンサルタント」、「インターステラー」、「猿の惑星 創世記(ジェネシス)」、「シビル・アクション」など)



監督

ジョン・マッデン
…(「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「恋におちたシェイクスピア」、「マリー・ゴールドホテルで会いましょう」など)


2017年製作 フランス・アメリカ合作映画



女神の見えざる手




あらすじ


エリザベス(通称:リズ)・スローン(ジェシカ・チャステイン)は、政界で最も信頼されているロビイストのひとり。

そんな彼女が勤務するロビー会社では、銃規制法案に反対票を集める仕事を請け負うことになった。

彼らの裏側にある銃器メーカーを考え、このロビー活動に成功すれば莫大な利益が会社に入ってくると幹部たちは計算し、リズのチームをその仕事に指名した。

しかし、リズ本人は銃規制法案に賛成派のため、その仕事を請け負うことができないと判断し、これまで勤務していた会社を辞め、銃規制法案に賛成派のロドルフォ・シュミット(マーク・ストロング)がCEOを務めるロビー会社へ転職することに。

そして、彼女はこれまで共に戦ってきたチームのメンバーのうち、リズの意見に賛同する者をシュミットの会社へ連れて行ってしまう。

だが、銃規制法案を可決させるのは、なかなか一筋縄ではいかず…。



女神の見えざる手2



感想(ネタばれあり)


ロビイストとは何をする仕事なのか


ロビイストと言われても、あまり日本ではピンとこない職業ではないだろうか。

東京オリンピックを誘致する時に、その職業を知ったという人もいるかもしれない。

私も、ロビイストという職業について名前を聞いたことはあっても、具体的にどんな風に仕事をしているのか、よく分かっていなかった。

しかし、Netflixで配信しているドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」で、マハーシャラ・アリがロビイストを演じているのを見て、その仕事内容に興味を持つようになった。



ロビイストとは、「票を集めること」が仕事である。

例えば、国会で審議される経済政策について、政治家たちが賛成、または反対票を投じる時、顧客(企業)にとってより都合が良い方に票が集まように政治家たちに働きかける。

東京オリンピックの場合、東京都から雇われたロビイストたちは、投票権ある人たちに東京の良さをアピールし、一人でも多くの人が東京に投票するように説得する。

感動的な「おもてなし」のスピーチの裏で、そんなロビイストたちによる熱心なロビー活動が行われていたからこそ、東京はオリンピックを誘致できたのである。



この映画の主人公のリズ・スローンは、業界でも有名なロビイストであり、国会で審議予定である「銃規制法案」の賛成票を集めるためにロビー活動を行っていた。

銃廃止ではなく、銃規制。

現在のアメリカでは、成人なら誰でも普通にスーパーで銃が買えてしまうけど、今後は、「誰でも」ではなく、厳しい審査を通過した人だけが買える世の中にしようというのが、「銃規制法案」。



そうなると困るのが、銃の売り上げで生活している「銃器メーカー」や、銃をこよなく愛する「ライフル協会」の人たちと、彼らに支持されている政治家たち。

もしも、銃規制法案にYesと投票したら、支持母体を失ってしまい、政治家を続けられなくなってしまう政治家もいる。

アメリカで、その「銃器メーカー」や、「ライフル協会」の圧倒的な数を抑えて『銃規制法案』を通過させるのは、不可能に近いと言われている。

実際、現実のアメリカで何度も銃を規制しようという動きはあるものの、それが実施されることはない。



そんな中、リズ・スローンは「銃規制反対派」の保守的でマッチョな人たちに立ち向かうのだ。

大手ロビー会社を捨て、政治家たちに「銃規制 Yes!」と言わせるために闘い続ける

彼女にとっては、「勝ち目がないからこそ、やりがいのある仕事」だったんだろうと思う。



これを観ていると、ロビイストのがんばり一つで、アメリカに銃規制をさせることが可能なのでは…と思えてくるから面白い。



女神の見えざる手3



世論を動かすためには何でも利用するのが、ミス・スローン


そんなロビイストに最も大事なこととは何か。

予見すること。敵の動きを予測し、対策を考えること」だと、リズ・スローンは言う。

彼女は、敵 (この場合、「銃規制法案」に反対の人たち) を出し抜くためには、どんな手段も使う人だった。

それこそ、ゴキブリさえも。



この映画の面白さは、そのミス・スローンが「相手を言い負かす」ディベート力にある

とにかく、しゃべる。そして、決して負けない。

ディベートが苦手な日本人の代表のような私からすると、立て板に水のごとく、よどみなくしゃべり続けるミス・スローンが羨ましくて仕方がなかった。

相手の出方を予測しながらしゃべり続け、かつ、説得力を持たせながら、先手を打って相手を黙らせる。

そして、時には身内も引き込んで世間を驚かせる話題を提供する



本来なら、ディベートの上手さで世論を動かすのは政治家、もしくは弁護士の仕事だったはず。

しかし、「失言」を恐れた政治家たちはロビイストという代役を通じて世論を先導する時代がやってきたようだ。

ロビイストは政治家と違って合法的にお金を使えるという利点もある。



ということは、資産が豊富で弁が立つロビイストが1人いれば、この世の中を変えることができるということなのか。

さらに、これからの時代はマイノリティの意見を反映した方が世論の受けが良い

ここで言うマイノリティとは、女性、LGBTQ、有色人種たち。

リズが、テレビの討論会で部下のエズメ(黒人の女性)を利用したのは、もちろん、計算ずくのことである。



ミス・スローンは、現代のアメリカの政治を象徴しているような存在なのである。



女神の見えざる手5



信念がブレまくる政治家たちと、一貫して信念を曲げないロビイストの皮肉


そして、この映画を観ていて強く感じたのは、「右へ左へと揺れ動く政治家」たちの信念のなさだった。



この映画の中には、一枚のホワイトボードが登場する。

そのボードは、3つのエリアに分かれていて、

左端は「銃規制 賛成派」、右端は「銃規制 反対派」、真ん中は「どちらにしようか迷っている派」

分かりやすく左派、右派、中道派に分けて描いてくれているのがありがたい。



その3つのブロックの人たちは、何かあるごとに揺れ動き、その中の人数が変わっていく。

そこから分かってくるのは、政治家たちは、自身の信念に動かされているわけではなく、世論を見て動いているということ。



それに比べて、ミス・スローンは最初から最後まで一貫して、「銃規制に賛成」の信念を貫いている。

果たして、どちらが「政治家として」あるべき姿なのだろうか。

政治家たちは「銃規制法案」について審議しておきながら、「誰も真剣に銃が無くなった世の中のことを考えていない」のだ。

彼らは、少しでも長く国会に籍を置くことしか考えていない。



皮肉なことに、そのフラフラと揺れ動く政治家たちの様子を見て、先日、日本で行われた(2017年10月)衆議院選挙のことを思い出した。

あの選挙の時も、平気で信念を変え、「勝てそうな政党」に移った人たちがいた。

そして、選挙に負けると、自分が信念を変えたことに対する反省もなく、党首のせいにする。

いや、人のせいにする前に、君たちの信念はどこへ消えてしまったのかと聞きたい。

恐らく、これは世界中で見られる光景なのだろうと思う。



ミス・スローンの信念が1㎜もブレないからこそ、右へ左へとウロウロする政治家たちの姿が際立って見えてくる。

政治家たちに、ロビイストの姿勢を見習って欲しいと思ってしまうのは、なんとも皮肉な話だと思った。



女神の見えざる手4



政治とは一体誰のためのものなのか


そして、考える。

一体、「政治」とは誰のためのものなのか

ロビイストが金を集めるためのものなのか、政治家たちの職業を安定させるためにあるものなのか。



映画の前半部分でミス・スローンは、自動車免許の取得試験に失敗した過去を明かし、「車の運転をするよりも、政治の方が向いていると思った」と言っている。

その時は「では、なぜロビイストになったのか…」と思った。



しかし、映画を最後まで観終わって、なるほど と思った。

彼女の言う「政治」の意味するところが、「世論を正しい方向へ動かすこと」だとするなら、政治家になるよりもロビイストになった方が満足感を得られると考えたのではないだろうか。



だからこそ、ミス・スローンにとって、この「銃規制法案」のロビー活動が念願の機会だったのでないか。

自分がどんな窮地に立とうとも、結果、自爆することになろうとも、最後まで世論に訴えかける方法を用意していたのは、なんとしてでも、彼女の人生を賭けてでも、この法案を通したいと思ったから。



もちろん、「負け」を許さない性格もある。

本来なら、政治家が「政治生命を賭けてでも」取り組む問題のはずなのに、なぜか、ロビイストが自分の人生と引き換えに、その法案を通過させてしまった

一体、政治家の信念はどこへ行ってしまったのか



とにかくジェシカ・チャステインがカッコイイ!それだけでも一見の価値がある映画だったけれど、

ある1人の信念を持った女性の仕事への取り組み方、生き方を私たちに提示する作品でもあるし、政治の現状と希望を示した作品だった。

私は、彼女の活躍で世論が変わったことに希望があると信じたい。

そして、日本にも、信念のない政治家たちを振り落とすために、ミス・スローンが必要だと思われる。



関連記事


〇ホワイトハウスを動かしているのはロビイスト!?ケヴィン・スペイシー主演 Netflixドラマシリーズ「ハウス・オブ・カード 野望の階段





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海外ドラマ「ザ・クラウン」<シーズン1>エピソード9『暗殺者たち』をNetflixで観た。

エリザベスが趣味に没頭するあまり、フィリップはやきもちをやき、ウィンストン・チャーチルは、自分が歳を取っていることを悟り、引退を決意する。

日々の生活に没頭していると、時に自分自身が見えていない時がある。

ふと、我に返ると、そんな自分を冷ややかに眺めている周りの視線に驚かされることがある。


「ザ・クラウン」<シーズン1>予告編 動画

(原題:The Crown)





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〇 「ザ・クラウン」<シーズン1>エピソード8 観ました!!

感想はこちらから →海外ドラマ「ザ・クラウン」<シーズン1>エピソード8『誇りと喜び』エリザベスが女王になったことで離れていく家族…。クレア・フォイ主演【感想】

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キャスト&スタッフ


出演者







原作・製作

〇ピーター・モーガン



ザ・クラウン



感想(ネタバレあり)


フィリップの心をざわつかせるエリザベスとポーチーの関係


仕事や対人関係でストレスフルになっていて、日常生活にその影響を及ぼしそうな時、その折れそうな心を助けてくれるものがいろいろあるが、趣味もその一つである。

時間が経つのを忘れるぐらい趣味に没頭している時間は、ざわざわしている心を正常に戻してくれる



エリザベス女王にとって、その「趣味」は「馬」だった

ご自身も馬に乗るし、競馬馬のオーナーでもある。

その女王にとっての心の拠り所だった「馬への愛」を、唯一理解してくれるのが幼なじみのポーチーだった



このエピソードによれば、フィリップがそのポーチーと女王の仲を疑っていたことが分かる。

恐らく、馬なんかよりも、飛行機に夢中になっていたフィリップはポーチーと女王の間で交わされる会話が理解できず、やきもちを焼いていたのではと思った。

彼らの「精神的な強い結びつき」は誰も間に入ることができなかったのだろう。

だからこそ、ポーチーがプロポーズした恋人もエリザベス女王のことを心配したのだろう。



ポーチーの存在が、決定的にフィリップとエリザベスの仲を裂いたわけではないけれど、そのことがきっかけで、夫妻の間にちょっとしたひずみが生れたに違いないと感じた。



ザ・クラウン1-9-1



閣僚がチャーチルに送り込んだ「刺客」


その頃、チャーチルは80歳を迎えていた。



閣僚はそのお祝いに肖像画をプレゼントするため、現代画家のグラハム・サザーランドをチャーチルの自宅に派遣する。

このグラハム・サザーランドとは、抽象的なモダンアートを描く画家。

恐らく、閣僚としては、当時最も勢いのある画家を選んだのでしょう。



チャーチルとサザーランドは、長い時間を共に過ごし、サザーランドはチャーチルの内面にある深い悲しみの話を聞いたりしながら「今のチャーチル」を肖像画に込めていた。

しかし、出来上がった作品を観たチャーチルは激怒してしまう

その絵の中のチャーチルは、歳をとって衰え弱っていたからだ。



その激怒に対し、サザーランドは「それはあなたの真実の姿だ」と言うのだが、チャーチルは納得いかない。

その気持ちはわかる気がする。



自分としては、大して疲れていないし、そんなに歳をとっていないと思っている。

しかし、一日の終わりにすっぴんで鏡に映った自分を観た時、あまりにくたびれていて愕然とすることがある。

チャーチルも、サザーランドが描いた「リアルな今のチャーチル」をなかなか受け入れることができなかったのではと思う。

しかし、残念ながら、人は年を取るし、くたびれる生き物なのだ。



ようやく、現実を受け入れた時、チャーチルは辞任を決意する。

そんなチャーチルに対して、エリザベスも自ら進んで労いの言葉をかけている。

チャーチルの後釜には、アンソニー・イーデンが首相となった。



結局のところ、閣僚はお祝いとして肖像画を送ったつもりが、刺客を送り込んでいたということになる。

その後、その肖像画はチャーチルによって燃やされてしまい、「失われた傑作」と呼ばれている。



グラハム・サザーランドによるウィンストンチャーチルの肖像画「失われた傑作」
 ↓
ザ・クラウン グラハム・サザーランドによるウィンストンチャーチルの肖像画「失われた傑作」



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海外ドラマ「ザ・クラウン」<シーズン1>エピソード8『誇りと喜び』をNetflixで観た。

一般家庭に育った姉妹だって、「お姉ちゃんばかりかわいがって」とか「妹ばかりかわいがって」とか、その間には妬みやひがみがあって、それが大人になっても後をひくことがある。

ましてや、王室ともなると、扱いが全く違ってくる。

王室の人間といっても、彼女たちだって人間。

納得できずに衝突してしまうこともある…。

「ザ・クラウン」<シーズン1>予告編 動画

(原題:The Crown)





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〇 「ザ・クラウン」<シーズン1>エピソード7 観ました!!

感想はこちらから →海外ドラマ「ザ・クラウン」<シーズン1>エピソード7『知識は力なり』女王としての立場を揺るぎないものとするために必要な努力。クレア・フォイ主演【感想】

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キャスト&スタッフ


出演者







原作・製作

〇ピーター・モーガン



ザ・クラウン



感想(ネタバレあり)


エリザベス皇太后の「親離れ」と「第二の人生」


エリザベス女王と妹マーガレットの間に亀裂が入り始める…。


そもそも、マーガレットはピーターとの仲をエリザベスに守ってもらえなかった時から不信感があった。

そんな状態のまま、エリザベスは23週間の外遊に出る。



母エリザエスは、エリザベス女王がジョージ6世の葬儀を立派にやり遂げたのを見て、「王室にいる意味がなくなった」と感じ、エリザベスが外遊に出るのを機にスコットランドにいる友人を訪ねる。



母エリザベスは17年間、王室を守ってきたけれど、夫のバーティ(ジョージ6世)が亡くなったことで、全てを失ったような気分になっていた。

その上、娘のエリザベスは母親の立ち入る隙が無い程立派に公務をやり遂げている

これは、普通の家庭で見られる「親離れ」だろうけれど、お母さんとしてはそれが寂しくて泣いてしまう。



エリザベス皇太后にとっては、そんな失意の中のスコットランド旅行だった。

そして、その土地で素敵な城と出会う。

結局、エリザベス皇太后はそのお城を買うのだが、王室での役割を終え、晩年の過ごし方を考えてのことだろうか。



これを一般人では「第二の人生」というけれど、皇太后にとっての第二の人生はスコットランドで過ごすことになるのだろうか



ザ・クラウン1-8-1



エリザベスは「誇り」マーガレットは「喜び」


エリザベスが約半年かけてバミューダ、ジャマイカ、ジブラルタルと外遊している間、イギリスで公務をしていたのはマーガレットだった。

しかし、このマーガレットはきちっとしているエリザベスとは正反対の自由奔放な正直者で。

用意された原稿も読まず、自分の言葉でスピーチをする。



チャーチルは、そんなマーガレットに苦情を入れる。

しかし、マーガレットもそんな苦情を聞き入れるはずもなく…。

むしろ、その率直さは国民から支持を集めるようになり、マーガレットとピーターの恋は応援されるようになる



その「親近感」がイギリス国民には受けているけれど、エリザベスは気に入らない

そんなきちっとしすぎるエリザベスに対し、フィリップは不満

そして、二人は夫婦ゲンカをしてしまう。



几帳面で生真面目なエリザベスは、王妃にとても向いている性格をしている。

しかし、そんな性格が自由を好むフィリップやマーガレットからしたら鼻につくのだ。

とはいっても、エリザベスも彼らのことが理解できないから、悪循環になってしまう



そういう意味ではエリザベスも女王になるには若すぎたのかもしれない。



結局、エリザベスは全ての外遊地で歓迎され、盛況のうちに帰国する。

ジョージ6世が娘たちに言っていたのは「誇りと喜び」

エリザベスは誇りであり、マーガレットは喜びである。



国民の前で堂々と公務をこなすエリザベスは王室の「誇り」であり、自由奔放なマーガレットは国民に「喜び」をもたらす。

父ジョージ6世は、彼女たちの性格の違いをとてもよく理解していたのだ。



この先、ここで生まれた亀裂がこれ以上広がらないといいけれど…。



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海外ドラマ「ザ・クラウン」<シーズン1>エピソード7『知識は力なり』をNetflixで観た。

25歳で女王となったエリザベスにとって、彼女の周りにいる人たちは、みな年上の人たちばかりで、その多くがその道の専門知識を持った大人たちだ。

どう考えても、彼らと比べるとエリザベスの方が知識も経験も少ないが、時には接待をして話を弾ませなければいけない時もあるし、時には彼らの上に立って失敗を叱らなければいけないこともある。

そんな立場にいるエリザベスは、自分の知識のなさが欠点だと思うようになっていた…。

「ザ・クラウン」<シーズン1>予告編 動画

(原題:The Crown)





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〇 「ザ・クラウン」<シーズン1>エピソード6 観ました!!

感想はこちらから →海外ドラマ「ザ・クラウン」<シーズン1>エピソード6『スキャンダル』エリザベス女王の妹マーガレット妃が英国を騒然とさせた恋とは。クレア・フォイ主演【感想】

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キャスト&スタッフ


出演者







原作・製作

〇ピーター・モーガン



ザ・クラウン



感想(ネタバレあり)


冷戦のはじまり。阻止しようとしていたチャーチル


1955年、ソ連がカザフスタンで水爆実験を行う。

それはアメリカとソ連の対立を感じさせるものだった。



その対立を許さないチャーチルは、ソ連と友好関係にあるイギリスこそがアメリカとソ連の間に立って、なんとしてでも二大大国の対立を阻止しなければいけないと考えた。

そのために、アメリカのアイゼンハワー大統領との対談を実現させようと考える。

しかし、チャーチル本人は体調不良により、飛行機に乗ってはいけないと医者から止められていた。



そこで、外務大臣 アンソニー・イーデンをアメリカに送り込むが、このイーデンもアメリカで体調を崩し入院。

英米首脳会談は流れてしまう。

それでも諦めないチャーチルはアイゼンハワーをイギリスへ招待し、イギリスで首脳会談をしようと考えた。



アイゼンハワーからも、イギリスに来るという回答があったためチャーチルはバッキンガム宮殿で晩餐会を開いて欲しいとエリザベス女王に依頼するのだが…。



ザ・クラウン1-7-1



チャーチルに引退を意識させたエリザベスからの叱責


チャーチルから晩餐会の依頼があり、快く引き受けたエリザベスだったがその裏で不安を抱えていた。

彼女には「一般常識がまるでない」のだ。



公式の場でのマナーやお裁縫、詩を書いたり、語学を学んだりという「淑女としての教育」は受けていたものの、誰もが知っているような科学などの一般教養について教育を受けたことがないのだ。

そのため、政治家を招いて晩餐会を開いても、その背景で起きていることが全く理解できず、会話ができないのだ。



そこで、エリザベスは大学教授を家庭教師として雇い、晩餐会に向け「アイゼンハワー大統領の関心事」をリサーチする。



そうして、エリザベスは晩餐会に向けて万全の態勢で準備していたのだ。

ところが、チャーチルは健康悪化をエリザベスに隠し、挙句の果てに脳卒中で倒れ、英米首脳会談を中止に追い込んでしまう



国民向けには「米国側の都合で」と言い訳したものの、エリザベスには事実を伝えなければならず、その真実を知ったエリザベスは激怒する。

それはそうだろう。

信頼していたチャーチルに騙された」という気分だったのではないか。



チャーチルが健康状態の悪化を隠していたことは法律違反にあたるのだが、エリザベスはチャーチルをどう処分していいのか分からない。

そこでエリザベスは、このような場合にはどのように対処すればいいのかと家庭教師に相談すると、「子供が悪さをした時のように叱ればいいのです」という回答が帰ってきた。



国母という言い方がイギリスにあるか分からないけれど、エリザベスはイギリスの「女王」であり、国民の母なのだ。

国のために働くべき首相が違反をしたのなら、母が息子を叱るように、女王が首相をしかるべきだと言うのが、家庭教師の考えだった。

その回答に納得したエリザベスは、チャーチルを呼び、「今回のようなことは、決してあってはならない」と叱る。



これは、20代の女性がするには、かなりの意気込みが必要だったことだっただろう。

相手は、自分よりもはるかに知識も経験も豊富な大人の男性だ。

だからこそ、知識を増やすことが力となるのだ。



このできごとは、エリザベスに知識を身に着ける必要性を感じさせ、チャーチルに辞任を意識させる出来事となった。



しかし、もしも、この時チャーチルの体力が万全で、彼の野望を叶えていたら世界は変わっていただろうか…。

チャーチルの体調不良も含めて、これは世界が辿るべき運命だったように思う。



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海外ドラマ「ザ・クラウン」<シーズン1>エピソード6『スキャンダル』をNetflixで観た。

このドラマが面白くて、毎日食い入るように観ているのだけど、王室の人間として生きていくことは本当に大変だなと思った。

自由な生活もなければ、自由な結婚すらもできない。

エリザベス女王の妹マーガレットは、一般家庭に生まれれば幸せになれたかもしれないと思うと、気の毒になってしまう…。

「ザ・クラウン」<シーズン1>予告編 動画

(原題:The Crown)





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〇 「ザ・クラウン」<シーズン1>エピソード5 観ました!!

感想はこちらから →海外ドラマ「ザ・クラウン」<シーズン1>エピソード5『板挟み』開かれた王室をアピールしたエリザベス女王の載冠式。クレア・フォイ主演【感想】

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キャスト&スタッフ


出演者







原作・製作

〇ピーター・モーガン



ザ・クラウン



感想(ネタバレあり)


王室を激怒させた王女マーガレットの恋


たとえ一般家庭であっても、家族の間には様々な問題が起きる。

親戚に事故があったり、家族が病気になったり、兄弟げんかをしたり。

毎日、何事もなく平穏な日々を過ごすというのは、簡単なようでなかなか難しい。



ましてや、国民の注目の的である王室一家では、ちょっとしたことも大事になってしまう



そのいい例が、この「王女マーガレットの恋」だ。

23歳のマーガレットは、王室の会計監査官をしているピーター・タウンゼントと恋に落ちる

それだけなら問題がないが、彼は16歳年上でマーガレットと出会った当初は妻子持ちだった。



その後、ピーターが正式に離婚したのを機に、公認してもらおうと考えた。

一般人の家庭なら、離婚歴がある相手でも、ちょっと歳が離れていても、結婚できないということはない。

しかし、それが王室で起こったために、後々大問題となってしまうのだ。



マーガレットはピーターと共にエリザベスとフィリップを招待し食事会をする。

その席で、マーガレットはエリザベスを味方につけ、2人の恋を応援してもらおうと考えた。

確かに、食事会の効果はあり、エリザベスは2人を応援すると言い、2人の結婚を認めたのだ。



けれど、エリザベス夫妻以外の人たちが知る以前に、2人の恋をマスコミに知られてしまう。



ザ・クラウン1-6-1



引き裂かれた恋のうらみは、姉のエリザベスへ…


エリザベスの載冠式で、マーガレットがピーターの肩についていた糸くずを取った仕草を見た新聞社が、「二人は恋愛関係にあるに違いない」と感づき、新聞のトップに掲載してしまう。

この時の記者の「勘」がすごいと思った。

キスでもなく、ハグですらなく、「糸くずをとった仕草」だったから。

確かに、「親しいな…」と思うかもしれないけど、その裏を取らないまま「熱愛中」の記事にしてしまう押しの強さが恐ろしい。



そのスキャンダルに激怒し、2人の恋愛に反対したのは、母だった。

そこで母は「王室を定める法律によれば、25歳になったら自由に結婚ができる。あなたはまだ23歳だから、25歳になるまでは結婚できません」とマーガレットに伝える。



その母の意見に異論があったマーガレットだけれど、ピーターと一緒に行った外遊で公務を無事にこなせば、ヒートアップした議論も沈静化できると考えた。

しかし、ピーターを連れて行った北アイルランドでの外遊では、新聞に掲載された直後ということもありピーターに人気が集中し、注目の的になってしまう…

確かになぁ。

そりゃぁ一般市民からしたら、ピーターに注目しちゃうよなぁ。



その騒動の間、王室はピーターをベルギーに異動させることを決めてしまう

この二人を見て、日本の皇室で起きている「眞子さまと小室さんの婚約騒動」を思い出した。

「2年間、ふたりを違う国に」ということは、その裏に「冷却期間を置いて、なんとか2人の仲を引き裂きたい」という王室・皇室の思いがあるのだ。



どこの国もやることは一緒なんだなと思った。

もしかしたら、日本の皇室がイギリス王室のやり方を参考にしたのかもしれないけれど。



そして、マーガレットがローデシアへ外遊に行っている間に、ピーターはブリュッセルへ

彼女はそのことをローデシアで知り、守ってくれなかったエリザベスに怒りの矛先を向ける。

それ以来、エリザベスとマーガレットの間には亀裂が生まれ始める…。



その「時代遅れな王室」のやり方は、新聞で非難されることとなった。

それがもし、現代に起きていることだったら許されていたと思う。

ヘンリー王子の結婚相手のメーガン妃に離婚歴があることを見れば、それは明らかだ。



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海外ドラマ「ザ・クラウン」<シーズン1>エピソード5『板挟み』をNetflixで観た。

このエピソードでは、女王が王冠を授けられた「載冠式」が行われる。

しかし、そこに至るまでの間に、「元国王」のウィンザー公や、「女王の夫」フィリップの様々な思いが交錯する。

彼らは「女王にひれ伏さなければならない」人たちなのだ。

「ザ・クラウン」<シーズン1>予告編 動画

(原題:The Crown)





現在、「ザ・クラウン」はNetflixにて配信、「シーズン1」はDVD販売中。


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〇 「ザ・クラウン」<シーズン1>エピソード4 観ました!!

感想はこちらから →海外ドラマ「ザ・クラウン」<シーズン1>エピソード4『神の御業』ロンドンを死の町にしたロンドンスモッグとは。クレア・フォイ主演【感想】

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キャスト&スタッフ


出演者







原作・製作

〇ピーター・モーガン



ザ・クラウン



感想(ネタバレあり)


載冠式に出席できない 元国王の屈辱


エリザベスが女王になった頃、ウーマンリブという運動はあったものの、男女同権というにはほど遠い時代だった。

その中で、女王として君臨したエリザベスには目に見えない苦労がいろいろあっただろうと思う。



そして、エリザベスとは逆の意味で、彼女の周りの男性たちは、何もかもエリザベスが優先されたことで「プライドを傷つけられる」という苦労をする。



ジョージ6世が亡くなり、エリザベスが女王となり、もうすぐ載冠式が行われるという頃になってメアリー太王太后(エリザベスの祖母)が余命僅かという状態に。

その太后を見舞ってイギリスに帰国したのは、エリザベスの叔父 ウィンザー公だった。

その際、ウィンザー公が王室から言われたのは「ウォリスと共に夫婦として載冠式に出席することは許さない」という心無い言葉だった。



「ウォリスは王室の人間ではないから」というのが、その理由だった。

ウィンザー公が「ウォリスを正式な妻に」と要請した時はメアリー太王太后がそれを認めず、その結果、載冠式に呼んでもらえず、それなのに、ウィンザー公は病身のメアリー太王太后のために付き添っているという皮肉。



現代の王室を見ると、チャールズ皇太子の再婚相手は離婚歴がある人だし、最近王室に入ったメーガン妃も離婚歴がある女性である。

それを思うと、ウィンザー公に対する対応はあまりも冷たすぎると思ってしまうが、この頃は女性に対する地位も低かったため「複数回離婚歴がある女性」を冷遇するという結果になっただろうと思う。



とはいえ、ウィンザー公はわずかな期間でも国王だった人。

それなのに載冠式も拒絶されるなんて、時代の流れを感じさせるできごとだった。



ザ・クラウン1-5-1



「開かれた王室」をアピールしたフィリップの功績


エリザベスが女王になり、夫のフィリップもまたプライドを傷つけられることになった。



何をするにも「妻の付き添い」のような扱いになる。

そこで、エリザベスはフィリップの立場を回復させるために載冠式委員長にフィリップを推す

結果、委員長になったフィリップは、載冠式に革新的なアイディアを出す。



それは「載冠式をテレビ中継する」ことと「労働組合の代表と実業家を招待する」というものだった。

かつて、ギリシャの王族だったフィリップの家族は、国民から反発を買い、国を追われ、亡命しながら生きながらえてきた。

その時の経験からして、贅沢で国民との感覚がずれた載冠式は国民の反発を買うだけ

特に、その頃は配給で生活している人もいただけに、「開かれた王室」をアピールした方がいいと考えた。



その案に対し、チャーチルは反対したけれど、結果、載冠式はテレビ中継され、多くの国民がテレビで載冠式を見ることとなった。

フィリップは「新しい王室」を作ったのだ。



大司教が女王を指名する最も神聖な場面を中継することはできなかったものの、それは、載冠式とはどんな儀式なのかを一般人が知る貴重な映像となった。

そして、現代でも王室の結婚式をテレビ中継するのは、ここから始まっているんだなと思った。



載冠式が始まり、フィリップが最も嫌がったのは「エリザベスにひざまずくこと」だった。

それは当時のフィリップのプライドが許さなかったのだろう。

しかし、もちろん、その当日は予定通りひざまずくことになった。

これが、フィリップの中で屈辱とならなければいいけれど…。



再婚問題で出席できなかったウィンザー公もテレビで載冠式を見ていた人の1人。

載冠式を見終わった後にウィンザー公が吹いたバグパイプは悲しみの音がした。

載冠式に呼ばれなかったのは、ウィンザー公にとって屈辱で、出席したかったんだなぁと思った。




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海外ドラマ「ザ・クラウン」<シーズン1>エピソード4『神の御業』をNetflixで観た。

エリザベスが女王として公務を始めてから日の浅い1952年12月5日。

「ロンドン・スモッグ」と呼ばれる大気汚染を含んだ霧が発生し、1万人以上の人々が亡くなるという史上最悪規模の公害事件が起きる。

日本でいえば四日市ぜんそくに似ているという。

「ロンドン・スモッグ」について詳しくは → Wikipedia ロンドンスモッグ


「ザ・クラウン」<シーズン1>予告編 動画

(原題:The Crown)





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〇 「ザ・クラウン」<シーズン1>エピソード3 観ました!!

感想はこちらから →海外ドラマ「ザ・クラウン」<シーズン1>エピソード3『ウィンザー家』王位よりも恋を選んだ叔父と、王位のために自由を奪われる姪。クレア・フォイ主演【感想】

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キャスト&スタッフ


出演者







原作・製作

〇ピーター・モーガン



ザ・クラウン



感想(ネタバレあり)


工業化が進む中で起きた「ロンドンスモッグ」


ロンドンといえば霧のロンドンというぐらい、霧が深いことが有名だけれど、そのロンドンの霧に悲しい歴史があったことを、このエピソードを観て初めて知った。



1952年12月4日気象庁は、ロンドンに前方が見えないぐらいの深い霧がかかることを予報する。

翌日の5日。予報通り、ロンドンは深い霧に包まれる。



霧が深いだけなら問題はない

むしろ、外国からロンドンへやってきた観光客なら「なんて美しい光景だ」と思うかもしれない。



しかし、1952年当時は工業化が進み、工場が乱立するが「排ガス規制」など全く考慮されていない時代

火力発電所から排出される有毒ガスが問題視され始めていた

しかし、工業化を優先したチャーチルは石炭を燃やし続けていた



ということは、ロンドンの大気に有毒ガスが蔓延する中、「霧」がその上空に蓋をしてしまったのだ。



それは、例えば車の中で練炭を焚いて練炭自殺をするのと同じ現象が、ロンドンの町全体で起きていたことになる。

12月という時期からすれば、窓を開けるような人はあまりいなかっただろうけど、たまたま窓ガラスが割れていて隙間風が入ってきた人たちは、その有毒ガスを吸ってしまい、命を落とす人々が出始める。

さらに、外を歩いていて前が見えず、車に轢かれて亡くなるという事故も起きる。



その結果、「ロンドンスモッグ」により亡くなった人は1万人を超えると言われている。



ザ・クラウン1-4-1



チャーチルの目を覚まさせた若い秘書の死


その時、チャーチルの頭にあったのは、エリザベスの夫・フィリップが飛行機操縦の訓練を始めたということであり、なんとかしてフィリップの飛行機操縦を辞めさせなければという思いだった。



そんなチャーチルを見た周りの人々は彼の問題処理能力を疑うようになる。

何の対策も立てようとしないチャーチルに人々は呆れ、エリザベスは彼に辞任を促そうとしていた。



ところが、霧が立ち始めてから3日後の12月8日。

彼の秘書として働き始めたばかりの女性が、濃霧で見えなかったバスに轢かれて死んでしまうという痛ましい事故が起きる。

その事故をきっかけに、チャーチルは病院に大勢人が押し寄せ、苦しんでいることを知り、記者を病院に集め国民に「霧対策」をすることを約束する。



その会見があったことことから、エリザベスはチャーチルに辞任を促すのを思いとどめ、その代わりフィリップの飛行練習を認めるように説得する。

亡くなった秘書がチャーチルの目を覚まさせるという、皮肉な展開になった。



この12月5日から9日まで続いた「ロンドンスモッグ」以来、イギリスは環境問題、大気汚染対策に取り組むようになる

それにしても、わずか5日間で1万人以上も亡くなる大気汚染の恐ろしさを感じるエピソードだった。




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海外ドラマ「ザ・クラウン」<シーズン1>エピソード3『ウィンザー家』をNetflixで観た。

ジョージ6世の兄のウィンザー公は、独身の王だったが、夫がいる女性 ウォリスと恋に落ちてしまう。

その後、彼女が離婚したため結婚しようとするが、それが王室で認められなかった。

それでも彼女との結婚を望んだウィンザー公は、王位を放棄してイギリスを出る。

それは、1936年のことだった。

「ザ・クラウン」<シーズン1>予告編 動画

(原題:The Crown)





現在、「ザ・クラウン」はNetflixにて配信、「シーズン1」はDVD販売中。


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〇 「ザ・クラウン」<シーズン1>エピソード2 観ました!!

感想はこちらから →海外ドラマ「ザ・クラウン」<シーズン1>エピソード2『国王崩御』王位を継承するということはプライベートを放棄するということ。クレア・フォイ主演【感想】

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キャスト&スタッフ


出演者







原作・製作

〇ピーター・モーガン



ザ・クラウン



感想(ネタバレあり)


不倫の恋を成就させ追放された王 ウィンザー公


1936年、ジョージ6世の兄で国王のエドワード8世は、離婚歴のあるアメリカ人女性と結婚するために、王位を放棄し、ウィンザー公となってフランスへ亡命する。

それ以来、ジョージ6世が国王を引き継いできたのだが、彼が崩御し、葬儀に出席するためにウィンザー公はイギリスへ帰ってきた。



しかし、ウィンザー公は、ただ葬儀に出席するために帰ってきたのではない。

遠く離れたフランスへ追いやられ、地に落ちた地位を回復させることも目的としていた。



ジョージ6世が王だったころは、ウィンザー公に年金があたえられていたが、ジョージの死によってその年金が止められることになり、それを再び回復させ、さらに、結婚相手のウォリスに正式に「ウィンザー公夫人」として認めてもらうことを目的としていた。

しかしジョージ6世とウィンザー公の母であるメアリー王太后がそれを認めなかった



そのウィンザー公に対して、助け船を出したのはウィンストン・チャーチルだった。



ジョージ6世が亡くなった後、女王となったエリザベスは、夫の姓であるマウントバッテンの名前をそのまま子供たちにも名乗らせたいと考えていた。

それはもちろん、エリザベスの考えというよりも、夫フィリップの悲願だった。

フィリップにとって、ギリシャから亡命して守ってきた王家の名前をイギリスの王家で残していきたいと考えていたのだ。



エリザベスは住まいもバッキンガムではなく、その当時暮らしていたクラレンスハウスにそのまま住み続けたいと考えていた。

それもまた、フィリップの考えだった。



チャーチルはそんなエリザベスの考えに反対で、伝統を守るべきだと考えていた。



ザ・クラウン1-3-1



夫婦の思いに立ちはだかる 国の伝統


その時、チャーチルはウィンザー公の願いを知り、もしも、ウィンザー公がエリザベスを説得して、名前と住まいの件を考えを改めさせたら「年金を今まで通り受給できること」を約束した。



その話に乗ったウィンザー公の訪問を受けたエリザベスは、マウントバッテンではなくウィンザーの名前を名乗ることと、住まいをバッキンガムに移すことを説得され、それを聞き入れる



しかし、自由な恋愛がしたくて、王室の伝統を守れず王位を捨てたウィンザー公から、エリザベスが王室が守るべき伝統について説得されるというのは、なんともチグハグな話のような気がする。

ウィンザー公は自分が年金を得るためなら、姪に我慢をさせることぐらいなんでもないということなんだろうか。

自分の妻ウォレスに対して「正式にウィンザー公の妻と認めてくれ」というのなら、エリザベスが「夫の姓を残して欲しい」と願うことも理解できたはずだ。

それぐらい、ウィンザー公の生活は大変だったということなのかもしれない。



その中で、女王の夫 フィリップの野望は、イギリス王室を巡る政治に負けてしまったのだ。

負けたのはフィリップだけではない。

この時、ウィンザー公のもう一つの願いである「妻を正式にウィンザー公夫人認める」ことは許されなかった



エリザベス女王がご存命であるにも関わらず、この当時のできごとが、これほどまでに明らかになってしまうということがすごいけれど、やはり王室というのは、「個よりも公」であることが求められるところだと思った。

国王が崩御したことで、そのことを真っ先に思い知ったのはフィリップだったのではないかと思う。




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海外ドラマ「ザ・クラウン」<シーズン1>エピソード2『国王崩御』をNetflixで観た。

現在もイギリス女王として君臨するエリザベス女王。

このエピソードでは、彼女が「王位」を継承する瞬間が描かれる。

その時とは、彼女が全てのプライベートを放棄した瞬間だった…。


「ザ・クラウン」<シーズン1>予告編 動画

(原題:The Crown)




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〇 「ザ・クラウン」<シーズン1>エピソード1 観ました!!

感想はこちらから →海外ドラマ「ザ・クラウン」<シーズン1>エピソード1『カモ狩り』現イギリス女王エリザベスの結婚。クレア・フォイ主演【感想】

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キャスト&スタッフ


出演者







原作・製作

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ザ・クラウン



感想(ネタバレあり)


ある日突然「女王」になる時がやってきたエリザベス


ハリウッドスターや芸能人、歌手の人たちは、そのプライベートが毎日のように世界発信されてしまう。

そんな姿を見ていると、プライベートがなくて気の毒だなと思う。

しかし、このドラマを観て、イギリス王室の人たちこそ世界で一番プライベートがない人たちだと思った。



彼らは「王室」という家族でありながら、公人であり、常に見知らぬ人たちに囲まれて生活している

普通の家族だったらどうでもいいような家族げんかも、その全てに尾ひれがついてニュースになってしまう。



エリザベスが生れた時は、王位を引き継ぐかどうかについて、まだ微妙なところにいた。

しかし、彼女の叔父ウィンザー公が、離婚歴のある人と結婚をするために王位を放棄する。



ウィンザー公は独身だったので、王位を放棄しなくてもエリザベスが女王になる可能性はあった。

しかし、ウィンザー公が王位を放棄することになったので、彼の弟でエリザベスの父ジョージ6世が王位につき、そこからエリザベスが正式に次期王位継承者となった。



そして、「その時」は、思ったよりも早くやってくることになった



体調不良だったジョージ6世に代わり、外遊でケニヤを訪れたエリザベス。

夫のフィリップと共にツリー・トップスの国立公園で野生動物の観察を楽しんでいた。

そこへ、「国王崩御」の知らせが舞い込むのだ。



ザ・クラウン1-2-1



女王となる運命を背負った26歳の女性


もしも26歳の女性が、旅行中にお父さんが亡くなったという知らせを受けたら、どういう反応をするだろうか

大声で叫び声をあげながら泣き崩れるだろうか。

なぜ、旅行に来てしまっただろうかと後悔するだろうか。



エリザベスは、そうしたくてもそうすることは許されない

彼女は、その瞬間から「女王」であることを求められるのだ。

そして彼女は、泣き崩れることもできないまま、イギリスに帰国する。



唯一泣くことができたのは、バッキンガム宮殿の寝室で横たわっている遺体に一人だけで面会した瞬間だった。

それも、部屋の外にいる人に声を聞かれないように声をひそめて。

この時から現在に至るまで、エリザベスが「自分だけの時間」を持てたのは、全部でどれぐらいあっただろうか。



26歳の若さで王女にならなければいけなかったエリザベスが、その後背負うことになる様々なできごとを思うと、彼女は王女となるべき運命だったのではと思う。



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海外ドラマ「ザ・クラウン」<シーズン1>エピソード1『カモ狩り』をNetflixで観た。

現国王 エリザベス女王が即位してからの日々をドラマ化した作品。

今年のエミー賞で、作品賞、主演女優賞(クレア・フォイ)、助演男優賞(マット・スミス)、助演女優賞(ヴァネッサ・カービー)の4部門にノミネートされていることを知り、慌てて観始めた。

受賞結果は9月18日に発表。

その頃には全部観終わっているので、結果が楽しみ。

「ザ・クラウン」<シーズン1>予告編 動画

(原題:The Crown)




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キャスト&スタッフ


出演者


〇マット・スミス



〇ベン・マイルズ


原作・製作

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ザ・クラウン



感想(ネタバレあり)


エリザベスの結婚とジョージの病


1947年 第二次世界大戦終戦から2年後。

バッキンガム宮殿で「フィリップ公がギリシャ王子及びデンマーク王子を放棄する儀式」から、このドラマは始まる



その儀式を行っていたのはイギリス国王。

英国王のスピーチ」で吃音の王として描かれていたジョージ6世だ。

ギリシャ及び、デンマーク、ノルウェーの王家グリュッスブルク家のフィリップは、ジョージ6世の娘であり、現イギリス国王のエリザベスと結婚するため、その権利を放棄したのだ。



そして、その後行われたのが、エリザベス王女とフィリップの結婚式だった。

そこへ集まった招待客の中で、ひときわ歓声を集めたのがウィンストン・チャーチルジョン・リスゴー)だった。

それは「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」でも描かれていたけれど、彼は「ダンケルク」の勇気ある撤退や、最後までヒトラーに屈しなかったことで国民から多大なる人気を集めていた。



それからしばらく経った1950年。

イギリスでは第2次チャーチル内閣が発足していた。

そこ頃、ジョージ王は肺がんを発症し余命が数ヶ月だと分かったため、病気のことは伏せたまま業務を少しずつエリザベスに任せようとしていた




ザ・クラウン1-1-1



エリザベスは母ではなく女王となるべき人間である


長男 チャールズと、長女 アンを生み、2人の子供の母として生活していたエリザベスだったが、父 ジョージ王からの依頼で、子供を置いたまま半年間の外遊に出なければならなくなった

そのことに難色を示したのが、フィリップだった。

まだ子供たちが幼いのに、彼らを置いて両親が家を空けることはよくないと考えたからだ。



しかし、フィリップはジョージからカモ狩りに誘われると、そこで「エリザベスを支えることがフィリップの仕事だ」と、言われてしまう。



エリザベスは子供たちの母である以前に、イギリスの女王となるべき人間なのだ。

恐らく、フィリップはエリザベスの役割を理解していたはずだけれど、それでも、納得できなかったのだろう。



初回から前途多難を感じさせるスタートだった。



それにしても、このドラマは面白い!!

ついこの間映画で観たばかりのチャーチルが出てくるし、そのチャーチルが映画通りに嫌われ者だったり。

ジョージが「英国王のスピーチ」そのものだったり。

フィリップの姉たちがドイツ人と結婚したことで陰口を叩かれたり。



様々なところで、その時代のイギリスを感じたり、映画とつながったりして面白かった

この先も楽しみ。




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