とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:ジーン・ハックマン



トム・クルーズ主演の映画「ザ・ファーム 法律事務所」をWOWOWで観た。

ロースクールを卒業したばかりの若き弁護士が、最も待遇の良い事務所に就職。しかし、その待遇の良さには理由があった…。


満足度】:★★★☆☆

つまらないというワケではないけど、もっとシンプルに描けたのでは…と思うことしばしば。155分はちょっと長過ぎる。


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


「ザ・ファーム 法律事務所」予告編 動画(日本語字幕なし)

(原題:THE FIRM)



更新履歴・公開、販売情報

・2016年6月21日 WOWOWで観た感想を掲載。

・2019年5月3日 NHK BS プレミアムでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。



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キャスト&スタッフ


出演者



〇ジーン・トリプルホーン

デヴィッド・ストラザーン
…(「リンカーン」など)


監督

…(「フィクサー」、「ザ・インタープリター」など)


1993年製作 アメリカ映画





あらすじ


ハーバード大学のロースクールを成績上位で卒業したミッチ(トム・クルーズ)は、スカウトされた法律事務所の中から、もっとも待遇の良いメンフィスの法律事務所へ就職する。

しかし、就職して間もなく、夜中にダイナーで食事をしている時に、FBI捜査官のウェイン(エド・ハリス)からその事務所では過去に4人もの事故死者が出ていたことを知らされる。

その事実に衝撃を受けるミッチであったが、上司のエイヴァリー(ジーン・ハックマン)から見込まれ、ケイマン諸島への出張に付き合わされるようになるのだが…。



映画「ザ・ファーム」




感想(ネタバレあり)


生い立ちが仇となる彼の人生の選択


野心満々の若者が、仕事内容よりも報酬に目がくらんだために、裏社会へ引きずり込まれそうになる姿を描いたサスペンス映画。

野心があるのは結構だけど、どこへ向かいたいのかという目的の無い野心は人生を間違った方向に進めることになると感じた映画だった。

主人公のミッチはハーバード大学のロースクールを優秀な成績で卒業。

全国で有数の法律事務所から引く手あまたの彼は、その中でも、最も待遇の良い事務所を選択。

彼にとっては、それが間違いの始まりだった。

成績が優秀で自分の好きな職場を選べるのであれば、「自分が将来なにをしたいのか」で選ぶべきだった。

将来的に検事を目指すのか、最高裁の裁判官を目指すのか、何を専門に扱いたいのか…。

その選択肢は彼の中に一切無く、「いくらもらえるのか」ということだけしか頭の中になかった

彼の過ちの原因は、彼の生い立ちにある。

トレーラーハウスで育った幼少時代、刑務所で長い間暮らす兄。

ミッチは、その貧しく惨めな人生を逆転させたいという思いだけで、勝ち抜いてきたのではないか。

だから、彼にとっては報酬だけが全てになってしまったのではと思う。



映画「ザ・ファーム」トム・クルーズ



大いなる夢と希望と、現実とのギャップ


しかし、いざ、好待遇で就職した事務所で仕事をしてみると、理想と現実のギャップに苦しむことになる。

その事務所が彼を破格の待遇で迎え入れることができたのは、潤沢な資金があるからであり、その資金源はマフィアだった

彼らは、ケイマン諸島でマフィアの裏金をマネーロンダリングする仕事をメインとしており、そのことでFBIから目を付けられていた。

最近、日本でも話題になっているケイマン文書。

アメリカでは20年も前に小説に描かれ、こうして映画化されている。

ハラハラドキドキさせるエンターテイメントを描きながら、その裏で、世間的にはまだそれ程話題にになっていない頃からケイマン諸島の資金洗浄について問題提起しているのが、アメリカのエンターテイメントの多様性であり、底力だと思う。

その現実を知ったミッチは、彼にとって最も「正しい道」を歩もうとする。

ミッチが、この現実に気付いてから、なんとか逃げ出そうと奔走するハラハラドキドキが、この映画の面白さだった。

FBIよりも怖いのが、アメリカのマフィアなんだな。



映画「ザ・ファーム」トム・クルーズ、ジーン・ハックマン



若くて野心満々なトム・クルーズと、贅沢な生活を維持したい老害ジーン・ハックマン


主人公のミッチを演じるのは、トム・クルーズ

トム・クルーズが優秀な弁護士??それどうなの??

と一瞬、思ってしまうけど、トム・クルーズが弁護士を演じるということより、トム・クルーズが主演を務める映画でケイマン諸島のマネーロンダリングを話題にすることが目的ではないかと思った。

こういう法の穴があるんだよと多くの人に知らせるのが、彼が出演したメリットがあるのでは。

そういう意味では、目的を果たしているし、私もこの映画を公開当時に観た時、初めてケイマン諸島のマネーロンダリングを知ったように思う。



映画「ザ・ファーム」トム・クルーズ



ミッチを裏社会へ引きづり込もうとする上司エイヴァリーを演じるのは、ジーン・ハックマン

ここ数年は第一線から退いてしまった名優。

なんとも腹黒い男の役が良く似あう。

しかし、今回のエイヴァリーはいつもと違って、まだ良心が残っていた。

うわーーー。なんか、こういう悪い奴、弁護士にいそうだなぁ~。

あらゆる人にそう思わせるのが、彼の上手さ。

また映画に出演して欲しいなぁと思う。



映画「ザ・ファーム」ジーン・ハックマン



就職先の選択に迷ったら


結局、ミッチは事務所を閉鎖に追いこむ証拠を集めて、FBIに提供する。

いわゆる内部告発だ。

FBIの狙いはマフィアだったのに、法律事務所の法律違反という事件になってしまった。

ミッチは、顧客としてのマフィアを守り、自分の弁護士としての資格も守り続けることとなった。

この辺の法律の穴の描き方も非常にうまい映画だった。

もしも、自分の人生の選択として、今後、報酬と、仕事内容とどちらを選ぶべきかと悩む人がいたら、この映画を観たらいいと思う

身分不相応の美味しい話には、きっと裏があるに違いない




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ブログネタ
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ジョン・キューザック、ジーン・ハックマン、ダスティン・ホフマン主演の映画「ニューオーリンズ・トライアル」をWOWOWで観た。

銃乱射事件の被害者が銃器メーカーを起訴した裁判で、銃器メーカー側の大手陪審コンサルタント会社があらゆる手段を使って、自分たちに有利な判決を手に入れようとする様を描いている。

面白かったなぁ~。この映画。

法廷ドラマはよくあっても、「陪審コンサルタント」って日本じゃ聞き慣れない怪しげな人たちにフォーカスを当てている作品は珍しく、それがすごく面白かったのよね。

「ニューオーリンズ・トライアル」予告編 動画

(原題:Runaway Jury)




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あらすじ

ニューオーリンズにある証券会社で、クビになった元社員による銃乱射事件が起きてしまう。

11人の写真が死亡する大事件となったが、犯人はその場で自殺してしまう。

事件から2年後、遺族の中から1人の未亡人が、犯人に銃を売った銃器メーカーを相手取り訴訟を起こす。

人権派の弁護士ローア(ダスティン・ホフマン)が原告の弁護士となり、銃器メーカー側の陪審コンサルタントとして、NYからフィッチ(ジーン・ハックマン)がニューオーリンズにやってきていた。

ゲーム店の店長、ニック・イースター(ジョン・キューザック)は、その事件の陪審員として法廷に呼ばれる。

しかし、彼はどうしたら陪審員の審査からはずれるかという話を友人たちとしており・・・

ニューオーリンズ・トライアル

感想(ネタバレあり) 日本では見慣れない「陪審コンサルタント」というお仕事

日本が陪審員制度を取り入れてからしばらく経つけど、私はまだ一度も呼ばれたことが無く、もちろん、裁判を見学に行ったこともないし、日頃からあまり関心も無いので、日本の陪審員がどんな風に何人選ばれているのか、正直よく知らない (^^;

アメリカでは、原告側、被告側、両弁護士が何人かいる陪審員の中から、好きな陪審員と嫌いな陪審員を選ぶことができる

だから、弁護士は各陪審員候補の職業や収入、家族構成やどんな思想の持主かを調べ、それがどのように裁判に影響するかを熟慮する必要がある

しかし、忙しい弁護士は、なかなかそこまで手が回らないので、弁護士の代わりに候補者一人一人の身の上調査を専門とする仕事「陪審コンサルタント」なる職業が成立する

今回は、この「陪審コンサルタント」にフォーカスをあてた作品となっており、なかなか見慣れない彼らの仕事ぶりを見るだけでも、十分面白い映画だった

ニューオーリンズ・トライアル4


「陪審コンサルタント」のやり方を知っている男が陪審員になるまで

「陪審コンサルタント」のあくどさに精通しているのが、今回のカギを握る男、ニック(ジョン・キューザック)なんだよね

映画をよくよく見ていると、ニックは陪審員候補に選ばれた瞬間から、いかにも「思想も何もない普通の男です」を演じているのがよく分かる

どこで、盗撮されているかも、盗聴されているかも分からないから、友人たちとランチに行けば、「陪審員にえらばれちゃってさぁ~、やりたくないんだよねぇ~」なんて言ってみたり。

陪審員の審査会では、「ゲーム大会に出たいから、早く帰りたい」なんて言って裁判長を怒らせ、”罰として” 陪審員に選ばれるように誘導する

これらの「普通の人と疑われずに陪審員になる」一連の流れが本当にお見事で、一旦、陪審員になってしまえば、手のひらを返したように他の陪審員たちと積極的にコミュニケーションを取り始める

他の陪審員たちの、悪い癖や、思想を把握した上で、敵と味方をふるいにかけるニックのやり方が、本当に見事で面白かった

特に、最終審議の時に、ニックが銃社会容認派の一人を追い詰めて、形成を逆転させたシーンは、鳥肌が立つほど感動したシーンだった

ニューオーリンズ・トライアル2

ベテランぞろいの豪華な俳優陣

積年の恨みを晴らすべく、この日を待っていたニックを演じたのは、「2012」、「コン・エアー」のジョン・キューザック

元々好きな俳優さんだったけど、今回の演技もすごく自然で良かったなぁ~。

レイチェル・ワイズ演じる恋人を幸せそうに眺める視線が好きだったな。

そして、「陪審コンサルタント」の大ボスを演じたのは、大ベテランのジーン・ハックマン

本当に、こういう悪役が凄く似合うよねぇ~

彼は、代表作がたくさんあり過ぎて、何を紹介したらいいのか分からないけど、ここ10年ぐらい俳優の仕事をしていないようなので、お元気なのか、ちょっと心配・・・。

彼と敵対する原告側弁護士を演じたのは、ダスティン・ホフマン(「ボーイソプラノ ただひとつの歌声」、「ネバーランド」など)

こちらは、ジーン・ハックマンとは対照的に、まだまだ熱心に仕事に取り組み続ける大ベテラン

とても優しい人権派弁護士を演じていて、これまた、彼にピッタリの役だったなぁ

ニューオーリンズ・トライアル3


まぁ、正直言って、アメリカから銃がなくなることなんて、永遠にあり得ないことだと私は思っているけど、この映画で描かれているように、銃社会を無くしたいと思っている人がいて、少しでも前進のきっかけになればと思う人がいると思うと、心が温かくなる


銃による事故や事件での被害者が一人でも少なくなる世の中になることを心から願います



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