とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:セバスチャン・スタン



マット・デイモン主演、リドリー・スコット監督の映画「オデッセイ」を映画館で観た。

火星にたった一人取り残されてしまった宇宙飛行士が、なんとか地球へ帰ろうとする話。


オデッセイ



満足度 評価】:★★★★☆

本当に素晴らしい映画で、笑ったり泣いたり忙しかった!!

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


「オデッセイ」予告編 動画

(原題:The Martian)



更新履歴・公開、販売情報

・2016年3月2日 映画館で観た感想を掲載。

・2019年10月14日 NHK BS プレミアムでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。


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キャスト&スタッフ


出演者

マット・デイモン

 
クリステン・ウィグ
…(「ゴーストバスターズ」、「ローラーガールズ・ダイアリー」、「LIFE!」、「宇宙人ポール」など)




…(ドラマシリーズ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」など)




監督

リドリー・スコット
…(「エイリアン:コヴェナント」、「オデッセイ」、「ワールド・オブ・ライズ」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ブレードランナー」、<製作総指揮>ドラマシリーズ「グッド・ワイフ 彼女の評決」など)


2015年製作 アメリカ映画





あらすじ


宇宙飛行士のワトニー(マット・デイモン)は、火星探索の任務中、嵐に遭遇、事故に遭い居場所も分からず、酸素レベルも低下してしまう。

他のクルーたちは、彼は助からないと判断し、火星から脱出してしまう。

しかし、ワトニーは奇跡的に一命をとりとめるが、残された食料は30日分しかなく、通信手段も途絶え、次の火星探索が4年後だという現実を知る…。





感想(ネタバレあり)


火星にひとりぼっちでも寂しくないのは音楽のおかげ!


この映画は、本当に面白かった!!

火星にひとりぼっち残されたワトニーの言動に笑ったり泣いたり笑ったり。



「何もない火星にひとりぼっち。地球に帰れる可能性はほんのわずか」と聞くと、悲しい気分になってくる。

しかし!70年代~80年代ダンスミュージックをBGMに観ていると、なぜか、観ているこちらが前向きな気分になってくる(笑)



もしもこのBGMが北島三郎的な演歌だったら、地球を思って切なくなって号泣するに違いない(笑)

音楽の力って本当にすごい。



映画「オデッセイ」



立ち止まって悩むより、行動して解決する。ワトニーのポジティブマインド


さ らにすごいのは、主人公ワトニーのポジティブマインド。

彼の言動はどれも素晴らしい。

その中でもすごく共感したのは、「悩んでる暇があったら行動せよ」という、その行動力



主人公のワトニーは、ある時突然火星にひとり取り残されてしまう。

もし、私がそうなったらと想像してみる。

きっと、やることがなくて「どうしよう・・・」と思って呆然としたまま時間が過ぎていくに違いない。



しかし、ワトニーは違う。

腕を組んで眉間にしわを寄せて悩んだりしない。

まずは「行動する」



食料が無ければ「ジャガイモを育てる」ことを考え、実際に植えてみる。

火星の砂では育たないかもしれないのに、失敗することは考えず、うまくいく方法(排泄物を肥料にする)を考える。



通信手段がなければ、「あの辺に昔使った通信機器があったはず」と思い、そこへ行ってみる。

もしかしたら無いかもしれないし、あっても壊れているかもしれないのに、きっとうまくいくと信じて行動する。

この行動力にすごく共感したし、真似したい!と思った。




映画「オデッセイ」



火星にひとりぼっち。困難の乗り越え方。ワトニーの場合


とても個人的な話になるけど、私は2016年2月に簿記検定2級の検定試験にチャレンジしていた。

検定試験では会社での会計処理の仕方について、数字やシチュエーションが与えられ、どのように処理をするか答えるのが主な内容。

検定試験直前は、ひたすら過去問やら、練習問題を解く日々だった。



中には、「ん??この問題は、どうやって解いたら良いんだろう」という問題に出会う。

そんな時、腕を組んで文章を読んでいても、ひらめきは降りてこない。

そういう時は、計算用紙に問題の内容を絵や数式にして書き出していくと、いつの間にか答えが導かれていく。



この映画中で、ワトニーが今まで過ごした日数を書き出したり、問題にぶつかるとまず行動する姿を見て、その難しい試験問題にぶち当たった時の自分を思い出した。



とても不思議なことに、すごーーーーーーく遠く離れた火星でワトニーがしている行動には、「私たちが日常生活で困難にぶち当たった時に、どうやって乗り超えていくか」のヒントがある。



まずは行動してみるとか、書き出してみるとか、成功も失敗もアウトプットして残すとか。

自己啓発本を1冊読むぐらいの生活のアドバイスがここにはあると思った。



映画「オデッセイ」



アカデミー賞主演男優賞にノミネート マットデイモン、男前な隊長 ジェシカ・チャステイン、史上最高に明るくて楽しい映画 リドリー・スコット監督


とにかく前向きで明るいワトニーを演じるのは、マット・デイモン

この映画でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。

初めのうちは、胸板の扱った男も、日々ジャガイモだけの生活で最後にはガリガリに。



それでも、一切の悲壮感が無いのは、マット・デイモンの演技力。

悲壮感どころか、思わず爆笑してしまうシーンがいろいろあって、中でも、水を作ろうとして、酸素と水素を燃やした時に火力が強すぎて、爆発しちゃってドリフのコントみたいに煙がモクモクになってるワトニーが大好きだった。



もちろん、火星ひとりぼっちと言っても、地上クルーや、彼を助けに行くクルーたちもいる。

中でも一番印象に残っているのは、「音楽の趣味が最低」の隊長(笑)

演じているジェシカ・チャステインがすごく凛々しくて良かった!

隊長がいなかったら、ワトニーは地球へ帰れなかったよ!



監督はリドリー・スコット

私的には、リドスコ史上最高に明るくて前向きで楽しい映画だったと思う。

弟のトニー・スコットを自殺という悲しい事故で亡くされた後、深い悲しみを乗り超えた末に、「たとえ地球から遠く離れた場所にあっても、今ある命を大切にする」という思いを持ったのかなと思った。



映画「オデッセイ」



ツライ時に思い出したい アイアンマンのポーズ


この映画の中でいつまでも心に残るのは、ワトニーのアイアンマンのポーズ。

「隊長!僕はアイアンマンになります!!」

と言ったワトニーが、命がけでスーツの空気を抜いてアイアンマンのポーズをした時、とてもハラハラドキドキするシリアスなシーンだったのに、その姿に笑ってしまった。



これからは辛いことがあった時、あのアイアンマンのポーズを思いだせば乗り越えらる。

それぐらい、印象的なシーンだった。

それは、この映画全体の印象にもリンクしていて、だから、あのシーンは、この映画を象徴していると思う。



酸素ボンベが無くても普通に生きられる毎日がありがたく、地面に生えている雑草さえも愛おしく思う。

そう思えるような日々を過ごしたい。

本当に素晴らしい映画だった。



そして、この曲を聴きながら泣いた。

David Bowie Starman





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マーゴット・ロビー主演の映画「アイ,トーニャ」を試写会で観た。

1994年 リレハンメル冬季五輪 全米代表選考会で起きた「ナンシー・ケリガン襲撃事件」その加害者として世間を騒がせたトーニャ・ハーディングの半生を描く。

第90回 アカデミー賞(2018年) 助演女優賞(アリソン・ジャネイ)受賞作品。



満足度 評価】:★★★★☆

面白かった!

毒親の子に与える影響と、その親に支配から抜け出すことの難しさを感じた作品。

トーニャも母も、トーニャの夫も暴力を振るうことに罪悪感を感じていないところが恐ろしくて、衝撃的だった。


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想
  6. 関連記事


「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」予告編 動画

(原題: I, Tonya)



更新履歴・公開、販売情報

・2018年5月17日 試写会で観た感想を掲載。

・2019年6月9日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

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キャスト&スタッフ


出演者

マーゴット・ロビー
…(「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」、「グッバイ・クリストファー・ロビン」、「死の谷間」、「ピーターラビット」(声の出演)、「スーサイド・スクワッド」、「ターザン:REBORN」、「フランス組曲」、「フォーカス」、「アバウト・タイム~愛おしい時間について~」など)

〇アリソン・ジャネイ

セバスチャン・スタン
…(「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「ローガン・ラッキー」、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」など)


マッケンナ・グレイス
…(「gifted/ギフテッド」、ドラマシリーズ「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」など)


監督

クレイグ・ギレスピー
…(「ザ・ブリザード」、「ミリオンダラー・アーム」など)


2017年製作 アメリカ映画



映画「アイ,トーニャ史上最大のスキャンダル」



あらすじ


貧しい家庭で育ち、母親(アリソン・ジャネイ)から暴力を受けながら育てられ、フィギュアスケートの全米代表選手にまで登りつめたトーニャ・ハーディング(マーゴット・ロビー)。

その暴力的な母親から逃げるように家を出てジェフ(セバスチャン・スタン)と結婚したトーニャだったが、彼もまたトーニャに暴力を振るう男だった。

そのため、ジェフと離婚したり、よりを戻したりしながらスケートを続けたトーニャは、アメリカ人フィギュアスケーターとして初めてトリプルアクセルを成功させ、92年のアルベールビル冬季オリンピックに出場。

しかし、続く94年に開催されるリレハンメル冬季五輪の選考会で、ライバル選手のナンシー・ケリガンが襲撃される事件が起き、ナンシーは欠場、トーニャは優勝してオリンピック出場を決めるが、トーニャがナンシー襲撃に関わっていると疑われてしまい…。



映画「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」マーゴット・ロビー


感想(ネタバレあり)


優雅で華麗なステージの裏で起きた卑劣な「ナンシー・ケリガン襲撃事件」


フィギュアスケートにどんなイメージを持つだろうか

女性も男性も、華やかで美しい衣装を着て、壮大な音楽をバックに優雅にスケートリンクを舞い、観客を魅了する



高度な身体能力を求められるスポーツであるが、それと同時に、観客の目を楽しませるエンターテインメントな一面も持ち合わせている。

そのため、冬季オリンピックでは、最も人気のある競技の一つである。



そういう私も、スポーツを見ている時間があったら、一本でも多く映画を観ていたいタイプだが、平昌冬季オリンピックでは、羽生選手の演技が見たくて、男子フィギュアだけは観たのだ。

きっと、私のように「フィギュアスケートだけは観た」という人が少なくないだろうと思う。



この映画の主人公トーニャ・ハーディングは、そのフィギュアスケートでオリンピック全米代表になった選手である。

しかし、彼女を育てたのは、その華やかさ、優雅さ、美しさとは正反対の世界だった。



そして、彼女はそれまでのアメリカフィギュアスケート史の中でも、最も才能のある選手の一人だったにも関わらず、その生まれ育った環境が彼女の人生を追い詰めることになってしまう。

この映画は、その表の世界(フィギュアスケート)と、裏の世界(劣悪な家庭環境)のギャップに驚愕してしまう作品だった。



1994年 1月6日 リレハンメル冬季五輪 フィギュアスケート代表選考会。

その当時、アメリカ代表の中で実力ナンバー1だったナンシー・ケリガンが襲われる事件が起きる

彼女を襲撃した犯人として、ライバルのトーニャ・ハーディングが疑われてしまう



なぜ、事件は起きたのか

彼女は本当に犯人だったのか



その当時、カタリナ・ヴィットと伊藤みどりの時代が終わり、私自身は、フィギュア・スケートに興味をなくした頃だった。

しかし、それでも、トーニャ・ハーディングの襲撃事件があったことは憶えている。

それも、「彼女がナンシー・ケリガンを襲わせたんでしょ?」と思っていた



それは、私の大きな勘違いなのだが、なぜ、私はそんな記憶違いをしていたのか。

この映画を観終わった後は、それも理解できるような気がした。



映画「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」マーゴット・ロビー


成長期に毒親からの暴力を受け続けて育ったトーニャ・ハーディング


幼少時代のトーニャ・ハーディング。

演じるのは天才子役のマッケンナ・グレイス



幼い頃のトーニャは貧しい家庭で育つ。

しかし、アイススケートが好きなトーニャには才能があると思った母親は、貧しいながらもトーニャをスケート場に通わせる。



そこまでは、美談になる。

しかし、その母親は、トーニャに対し、言うことを聞かなければ殴る、蹴る、罵声を浴びせるを繰り返す

この母親は完全に毒親(言葉や力による暴力で子供を支配しようする親)である



その恐ろしい日々の中で、トーニャは恐怖に震えながらアイススケートを続ける。

そんな母親に呆れた夫(トーニャの父)は、泣いてすがるトーニャを置いて家を出てしまう。

それ以降、トーニャは恐ろしい毒親と2人で全米代表選手を目指すようになる。



この小学生から思春期まで、トーニャは毒親から激しい暴力を受け続けた結果、暴力というものに対して抵抗のない人間に育ってしまう

普通の人が恐れるような暴力も、「たかが暴力」程度になってしまうのだ。

そこが、毒親が子供に及ぼす影響の恐ろしさなのだ。



映画「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」マーゴット・ロビー


問われているのは、トーニャ自身の生き様である


そんな「暴力にあまり抵抗を感じない」トーニャは、思春期を終えると、口うるさい母親の元を離れ、ジェフと結婚する。

しかし、このジェフもまた、とんでもないDV男なのだ。



彼は、ちょっと気に食わないことがあれば、平気で暴力を振るうような男だった。

そんな男と暮らしていられるのも(のちに離婚と復縁を繰り返すことになるが)、トーニャ自身が暴力に対して抵抗がないことを示している



彼らのケンカもけた違い。

殴ったり、物を投げたりするのは当たり前で、時にはトーニャが猟銃を持ちだしてジェフを撃つこともあった。

それは、暴力の影響のない世界で育った人間からすれば異常なものだけど、彼らにとっては、それが「普通の世界」なのだ。



そんな生活の中で、トーニャの心を自分に向けたいジェフは、ナンシー・ケリガンを脅して、全米選手権でトーニャを勝たせたいと思うようになる

そこで、ジェフは友人のシェーンに「ちょと脅してやれ」と指示するのだが、その指示を「痛めつけてやれ」と勘違いしたシェーンは、ナンシー・ケリガンを襲撃してしまう



だから、本当のところ、トーニャは「ナンシー・ケリガン襲撃事件」と何の関係もないのだ。

けれど、世間の人はそうは見ない。



トーニャはどれだけ「関係ない」と主張しようとも、トーニャもジェフもシェーンも同じ穴の狢であり、ひとくくりなのだ。

ジェフがそういう人間だと分かっていて、縁が切れなかったトーニャへの因果応報だとしか思えないのだ。



その結果、遠く離れた日本で暮らす私が「トーニャ自身が関わっていた事件」だと勘違いしてもおかしくないのだ。

いくらトーニャが知らないと主張しても、ジェフもシェーンも、他人からみればトーニャファミリーの一人であり、1%でも黒い部分があれば、世間からは100%黒だとみなされるのだ。



フィギュアスケートとは、優雅で華麗なスポーツ

全米代表ともなれば、私生活も代表選手らしく優雅で華麗であるべきなのだ。

彼女が直接手を下した、していない、命令をした、してないに関わらず、彼女が追放されてしまったのは、そこに理由がある。



代表選手には、代表選手らしい生き様があるのだ。

スケートリンクを降りてからも、人々の手本となるべき人間が代表選手としてふさわしいのだ。



日本の羽生選手を見ればよくわかる。

どこを切り取っても、リンクを降りてもゴールドメダリスト。

そんな人が、代表選手としてふさわしいのだ。



映画「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」マーゴット・ロビー


毒親の支配と影響から逃れることの難しさ


アメリカのフィギュアスケート史に残るような素晴らしい才能の持ち主ながら、スケート界を追放され、ボクサーとして晩年を過ごすことになってしまった不幸(本人は不幸だと思っていないかもしれないが)には、毒親による影響の強さを考えずにはいられない

トーニャにとって最大の不幸は、毒親を母親に持ったことである。

幼い頃から暴力に抵抗なく育った結果、常に身の回りに暴力があるような人生を送り、その果てに「ナンシー・ケリガン襲撃事件」が起きるのである。



にもかかわらず、母親は肩にインコを乗せながら、自分は「貧しい中でトップのフィギュアスケーターを育てた」と自慢げなのだから恐れ入る。

呆れて笑ってしまうわ。



確かに、彼女は一流のスケート選手を育てたかもしれない。

しかし、そのトーニャの内面は「一流選手とは程遠いもの」であり、それがスケート界からの追放につながるのだ。



その毒親の影響については、先日観たホアキン・フェニックス主演の映画「ビューティフル・デイ」でも描かれていたけれど、その支配から逃れることは非常に難しいのだ。

ビューティフル・デイ」でホアキン・フェニックスは、毒親に育てられながら暴力的な一面を持つ殺し屋になり、トーニャ・ハーディングはフィギュアスケーターを辞めた後は、ボクサーに転身している。

そうやって、一生暴力と付き合っていくことになるのだ。



トーニャ・ハーディングは、ナンシー・ケリガンに対しては加害者側の人間かもしれないが、毒親に虐待された被害者でもある

この映画は、そんな母と娘と夫の生活を、時に笑いを交えながらユーモアに描いているけれど、そこに描かれている闇は、現代社会が抱える問題点であり、その奥はとても深いのである



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関連記事


毒親が子に与える影響を描く


「ビューティフル・デイ」





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チャニング・テイタム主演、スティーヴン・ソダーバーグ監督の映画「ローガン・ラッキー」を東京国際映画祭で観た。

何をやってもダメダメなローガン兄妹が、スピードウェイから現金を強奪するクライム・コメディ。


満足度 評価】:★★★★☆

面白かったなぁ!文句なしの娯楽作!

笑って、笑って、時にはジーンとするコメディ映画。

おバカちゃんしか出てこないから、難しいことは何もない(笑)

何も考えずに、頭を空っぽにしたい時におススメの作品!!



「ローガン・ラッキー」予告編 動画

(原題:Logan Lucky)




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キャスト&スタッフ


出演者

チャニング・テイタム(兼 製作)
…(「キングスマン:ゴールデンサークル」、「ジュピター」、「フォックスキャッチャー」、「ヘイトフル・エイト」、「ヘイル・シーザー!」、「22ジャンプストリート」、「マジック・マイク」など)

アダム・ドライヴァー
…(「ブラック・クランズマン」、「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」、「パターソン」、「沈黙-サイレンス-」、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」、「あなたを見送る7日間」など)

ダニエル・クレイグ
…(「ディファイアンス」、「007/スカイフォール」、「007/スペクター」、「ドラゴンタトゥーの女」など)

キャサリン・ウォーターストン
…(「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」、「エイリアン:コヴェナント」、「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」、「スティーブ・ジョブズ」など)

セバスチャン・スタン
…(「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」など)

〇ヒラリー・スワンク


〇セス・マクファーレン

〇ケイティ・ホームズ

監督

スティーヴン・ソダーバーグ
…(「マジック・マイク」、「コンテイジョン」、「トラフィック」、「エリン・ブロコビッチ」など)


2017年製作 アメリカ映画



ローガン・ラッキー



あらすじ

ジミー・ローガン(チャニング・テイタム)は、片足が少し不自由なことを隠してスピードウェイの工事現場で働いていたことがばれてしまい、仕事をクビになってしまう。

離婚した妻(ケイティ・ホームズ)との間にいる娘と暮らすためにはお金が必要だが、仕事がない。

そこでジミーは、弟のクライド・ローガン(アダム・ドライヴァー)と共に、サーキットの金庫から現金を強奪する計画を立てる。

しかし、それには優秀な金庫破りが必要なため、ローガン兄妹はその地域で一番の名手、ジョー・バング(ダニエル・クレイグ)を誘うが、彼は刑務所の中にいて…。



ローガン・ラッキー5



感想(ネタばれあり)


おバカちゃんたちの銀行強盗を腹の底から楽しむコメディ映画



文句なしの娯楽作!

おバカちゃんしか出てこないから難しいことは何もないし、何も考えずにただ笑えば良い!!



ウェストバージニア州の小さな田舎町で暮らす3兄妹のジミー(チャニング・テイタム)、クライド(アダム・ドライヴァー)、メリー(ライリー・キーオ)が、町にあるサーキット場からレースの当日に売り上げを強奪しちゃおうっていうクライム・コメディ。

なぜ、彼らは強盗しようと思ったのか。

ジミーはそのサーキット場で行われている工事現場をクビになってしまうけど、地元には仕事がない。

しかし、離婚した妻との間にいる娘が遠くに引っ越そうとしていて、娘に会いに行くには金がかかる!!

そこで、サーキット場に詳しいジミーは、あがりの現金を強奪することを思いついた。



そんなお兄ちゃんに協力するのが、弟のクライドと妹のメリー。

しかし、現金を強奪するのに、『金庫の開け方が分からない!!』(笑)

そこで、彼らが思いついたのが、金庫破りの名人・ジョー・バング(ダニエル・クレイグ)だった。



その話を聞いて、「オーシャンズ」シリーズを思い浮かべる人もいると思うけど、私としては、「オーシャンズ」シリーズよりも、この「ローガン・ラッキー」の方が面白かったし、好き

こっちの方が笑えるし、楽しかった。

それに、いろんなスターが登場するところは、「オーシャンズ」も「ローガン・ラッキー」も変わらない。



登場人物たちのおバカっぷりに笑い、スターたちのおバカ演技を楽しみ、頭を空っぽにして楽しむ!!

この「ローガン・ラッキー」は、そんなタイプの映画だった!!



ローガン・ラッキー2


悪運なんて、強盗を成功させて吹き飛ばせ!!



主人公のローガン兄弟は、地元でも「悪運兄弟」として有名だった

高校時代、アメフトのスター選手だった長男ジミー。

将来はスター選手の道も約束されていたのに、膝の故障をして、選手生命を絶たれてしまう。



次男のクライドは、スター選手だった長男の影で暮らしていて、自分も違う道で名をあげるために入隊する。

しかし、そのクライドは戦地で片手を失ってしまう。



そんなツイてない二人は、地元で「呪われたローガン兄弟」(Logan Cursed)と言われるようになる



そこで、2人はその悪運を一発逆転で幸運に変えよう!と考えた。

二人にとって、この強盗は「Logan Cursed」を「Logan Lucky」へと運を変えるためのものでもあった!!

そのため、彼らはローガン兄弟に負けないぐらいおバカな三兄弟のバング兄弟も巻き込み、サーキット場で最も売り上げが上がる日を狙うことになった。



私たちも日常生活の中で悪いことが続いたりすると、「呪われているかも」と考え、神社に行こうとか、お墓参りしてお墓の掃除をしようとか、何か良いことをして運気をあげようって考える。

しかーーーし!!

この、ローガン兄弟は発想が真逆だからね(笑)

強盗を見事成功させて、お金をガッポリもらって、運気も上げようって考えるんだから、やっぱりどうかしてる

そんな「どうかしてる」ところが、この映画の面白さでもある



もう、彼らの会話を全部スクショしておきたいぐらい面白かったんだけど、そんな脚本を書いたレベッカ・ブラントにとっては、これが初めて書いた脚本なんだとか。

やっぱり、この人も「どうかしてる」わ(笑)



ローガン・ラッキー3


どんなスターも観客を笑わせるための駒にしか過ぎない



そして、この映画の見どころの一つは、スターたちの共演。

ソダーバーグの手にかかると、どんなスターもただの映画を彩るただの駒にしかすぎない

それは、これまでのソダーバーグ作品、「トラフィック」、「オーシャンズ」シリーズ、「コンテイジョン」でもそうだった。

しかし、この「ローガン・ラッキー」は今までの駒とはちょっと違う。



彼らスターたちが笑える駒となってスクリーンに登場するのだ。



中でもダントツで面白いのが、ダニエル・クレイグだった!!

ダニエル・クレイグって言ったら、現007で、いつビチッとスーツで決めててカッコイイ!!

そんなイメージなのに、今回の彼はシマシマのベビー服(笑)を着て、品の無い笑いをする化学オタクの金庫破り

しかし、未だかつて、こんなに笑えるダニエル・クレイグを私は見たことがない!!




元アメフトの高校生スターだったチャニング・テイタムはいかにもそんな感じだし、戦場で腕を落としてきたアダム・ドライヴァーは哀愁漂ってて、どことなく暗黒面が出ちゃってる(笑)

「俺のOSがぁぁぁぁぁ」と叫びまくるセバスチャン・スタンには爆笑だったし、まさか、ヒラリー・スワンクに笑わされるとは思っていなかった。



それぞれのスターがキッチリと見せ場を作って笑わせて楽しませてくれる

それが、この映画の面白さの1つでもある。



ローガン・ラッキー4


思い切り笑った後に残る。「家族」への想いとカントリー・ロード



私がこの映画を観た時、映画祭の後半で、毎日続く映画館通いにちょっと疲れていた時だった。

正直、「寝ちゃったらどうしよう」なんて不安を抱えたまま観始めたら、寝ちゃうどころか、笑って笑って元気になって帰ってきた

映画っていうのは、問題提起をして、考えさせるような作品も必要だと思うけど、時にはこんな風に何も考えずに笑える映画も必要だって、身をもって体験してきた(笑)



それに、笑うだけじゃない、私の疲れた体にジミーの娘が歌うカントリーロードが染み渡り、ちょっと泣きそうになった。

これは、単なるおバカなコメディ映画というだけでなく、古き良きアメリカが残る田舎町で、助け合いながら暮らしている家族を称える映画でもあるのだ。



最近のアメリカでは、家族を描いた作品がとても増えている。

それは、テロや銃乱射など悲惨な事件が増えていく中で、愛し合っている家庭からは殺人犯は生まれない

だから、もっと家族を大切にするべきという思いから来ているのだと思う。



この映画でも、初めは「呪われたローガン兄弟」(Logan Cursed)と言われていた彼らが、共に助け合ってお金を手にし、ローガン・ラッキーへと運を上昇させる話だった。

家族とは、どんなに辛いことがあっても帰りたくなる場所。

運気を下げるものではなく、運気を上げるものである。

そんな想いが、「カントリー・ロード」の歌に込められているのでは…と思った。





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クリス・エヴァンス主演の映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」をWOWOWで観た。

1942年、第二次世界大戦の頃、軍の「スーパーソルジャー計画」により超人となったキャプテンアメリカの活躍を描くアクション映画。


満足度 評価】:★★★★☆

もし、「キャプテン・アメリカ」と「アベンジャーズ」シリーズを観ていないなら、まず、この映画をスタートにして観るべき作品。

この映画が公開された当時の私は、映画をじっくりと観られる環境ではなく、後から公開された「アベンジャー」シリーズを先に観てしまい、今さら「ファースト・アベンジャー」を観た。

だから、だいたい話は知っていたので、退屈なのでは…と思っていたけど、いやいや、むしろ、この後に続く伏線の起点を確認することができて楽しかった。


「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」予告編 動画

(原題:CAPTAIN AMERICA: THE FIRST AVENGER)




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キャスト&スタッフ


出演者

クリス・エヴァンス
…(「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「gifted/ギフテッド」、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」、「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」など)

トミー・リー・ジョーンズ
…(「記者たち~衝撃と畏怖の真実~」、「クリミナル 2人の記憶を持つ男」、「ジェイソン・ボーン」、「リンカーン」など)

ヒューゴ・ウィーヴィング
…(「移動都市/モータル・エンジン」、「ハクソー・リッジ」、「ホビット」シリーズ、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ、「マトリックス」シリーズ)

ヘイリー・アトウェル
…(「プーと大人になった僕」、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」など)

セバスチャン・スタン
…(「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「ローガン・ラッキー」、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」など)

ドミニク・クーパー
…(「マンマ・ミーア!ヒア・ウィーゴー」、「ドラキュラZERO」、「ウォークラフト」、「ダウト・ゲーム」など)

スタンリー・トゥッチ
…(「美女と野獣」、「スポットライト 世紀のスクープ」、「プラダを着た悪魔」、「ハンガーゲーム」シリーズ、「ジュリー&ジュリア」、「バーレスク」など)

サミュエル・L・ジャクソン
…(「キャプテン・マーベル」、「インクレディブル・ファミリー」(声の出演)、「ヘイトフル・エイト」、「キングスマン」、「ビッグ・ゲーム」、「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」、「キャプテン・アメリカ ウインター・ソルジャー」、「ターザン:REBORN」、「ダウト・ゲーム」、「ロボコップ」、「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」、「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」など)

監督

ジョー・ジョンストン
…(「遠い空の向こうに」など)


2011年制作 アメリカ映画

キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー

あらすじ


1942年、第二次大戦下のアメリカ。

スティーヴ・ロジャース(クリス・エヴァンス)は、米軍に入隊してナチスを倒すことを希望するが、背が低く、ひ弱で病弱なために不適格とされてしまう。

しかし、スティーヴの人一倍強い愛国心に目を付けたアースキン博士(スタンリー・トゥッチ)は、彼を軍の秘密作戦「スーパーソルジャー」計画の被験者にするため、米軍に入隊させる。

それは、どんな人間も超人にしてしまうという秘密兵器なのだが、博士は彼を第一号の被験者に決める。

そして、ちょうど同じ頃、ドイツでナチスに協力している軍事組織ヒドラでは、シュミット(ヒューゴ・ウィーヴィング)が「スーパーソルジャー」と同じ実験の被験者となっていた…。


キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー2


感想(ネタバレあり)


ひ弱で病弱な青年が、ある日突然ヒーローに


チーム・アベンジャーズのキャップ主演作品第1弾。

続編の第2弾、第3弾を見た後に、この第1弾を見るという邪道な見方をしてしまった。

しかし、それはそれで今まで謎だった部分が解消されて、とても楽しめた。

この「キャプテン・アメリカ」シリーズの特に第1弾は、完璧なまでの「勧善懲悪」作品だった。

善良で愛国心が強い青年ロジャース。

ところが、彼はひ弱で病弱なため入隊することができず、さらには、マッチョな人間たちからイジメられるという境遇にあった。

イジメられっ子がヒーローになるという設定は、アメコミのMARVELシリーズの中でいうと、「スパイダーマン」シリーズと同類だ。

それは、意図的にMARVEL読者を想定して描かれたものなのではと思う。

ゲームやマンガが大好きで「コミコン」に熱心に通うような、アメリカ版オタクの青年たち。

「そんな君でも、いつかヒーローになれる日が来るかもしれない」

と思わせてくれるところが、アメコミファンの胸あつポイント。

もちろん、MARVELには、オタクヒーローの他にも、ビジネスマンがヒーローになる話(「アイアンマン」)や、生まれつきのヒーローもいれば(「マイティ・ソー」)、科学者が自分を実験台にしてしまう(「ハルク」)など、様々なパターンを用意している。

その中でも、ひ弱な青年がヒーローになるという「キャプテン・アメリカ」や「スパイダーマン」は、多くの青年たちがそのカッコイイヒーローに憧れるというよりも、共感しながら観る作品なのではと思った。


キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー3

頭の中にあった謎の答え合わせ


先述した通り、私は先に続編から観てしまった邪道なタイプの人間だ。

だから、この映画を観ている間は、これまでに感じていた謎を1つ1つ答え合わせ時間となった。

ひ弱なロジャースが、「スーパーソルジャー」作戦でヒーローになったことも(初めはキャップがここまでひ弱な青年だと思っていなかった)、キャップが盾を使うようになった理由も、どれも私の頭にあった謎を解消させてスッキリさせてくれた。

他にも、親友バッキーとの関係、バッキーが死んだと思った理由、キャップが果たせなかったダンスの約束、ヒドラとの因縁がここから始まったことや、トニー・スタークのお父さんがスーパーパワーを手に入れたこと(後のアイアンマンの動力源になる)や、SHIELDのフューリーがキャップを仲間に入れたことまで。

どれを観ても、「あぁなる程。そういうことだったのか」と思う事ばかりで、やっぱり、こういう連続ものは最初から観ないとダメだよねと、改めて思った。


キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー4

「冷凍保存」と「バッキーとのブロマンス」


そんな中、特にこの映画を観て良かったと思ったのは、「冷凍保存」と「バッキーとのブロマンス」だった。

続編以降を観て思っていたのは、「キャプテン・アメリカ」とは、アメリカ軍に意図的に冷凍保存させられた人だと思っていた。

というより、「冷凍保存」も含めての「スーパーソルジャー計画」だと思っていた。

ところが、そうじゃなく、アメリカを守るために自ら北極の凍土に突っ込んでいったのか…。

それを、「生きてるかも」と思って発掘しに行ったSHIELD。

そんな事情だったのかぁ~、だから、キャップはペギーとダンスに行けなかったことを、この後いつまでも悔やんでいるんだね。

そして、「親友バッキーとのブロマンス」

この後のキャップとバッキーの関係を知っているだけに、この2人の友情は、何でもないシーンでも観ているだけで心が熱くなる。

「あぁ、バッキーが普通だ…」そんな当たり前のことに切なくなる。

だから、バッキーが谷底に落ちていくシーンは、思わず、私まで「バッキーーーーー!!」と叫んでしまった。

そして、ここから新たなドラマが始まるんだなぁ。


キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー5


「叶えた夢」と「失った代償」


キャプテン・アメリカとは、ひ弱な青年スティーヴ・ロジャースが「絶対叶えられない夢」を実現した到達点だった。

それと同時に、アメリカのオタク青年たちの「憧れ」を体現している。

しかし、親友を亡くし、恋人とは離ればなれになってしまうという「夢の代償」付き。

「願い続ければ叶えられない夢はない」というアメリカンドリームをそのまま形にしたような作品だった。

今回はWOWOWで行われた「キャプテン・アメリカ」シリーズの第3弾「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の放送に合わせた「アベンジャーズ」特集での放送で観たけれども、これは、その一連のシリーズの中で必須で観るべき作品だと思った。

というのも、この「ファースト・アドベンチャー」は、全ての始まりに過ぎない。

これがきっかけで第2弾の「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」があり、第3弾の「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」では、それが「アベンジャーズ」分裂の危機にまで発展する。

全ての始まりは、この「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」にある。

もしも、何も知らなければ、まず、ここから始めるべき作品だ。



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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の出演俳優たちの中から、「チーム・キャップ」のメンバー、クリス・エヴァンス(キャプテン・アメリカ)、ジェレミー・レナー(ホーク・アイ)、エリザベス・オルセン(スカーレット・ウィッチ)、ポール・ベタニー(ヴィジョン)、セバスチャン・スタン(ウィンター・ソルジャー、バッキー)がトゥナイト・ショーに出演、ゲームで視聴者を笑わせた。

トゥナイト・ショーは、アメリカのコメディ俳優ジミー・ファロンが司会をするバラエティ番組。

まずは、クリス・エヴァンス(キャプテン・アメリカ)が、ジミー・ファロンと「フローズン・ブラックジャック」対決。

70年間の冷凍睡眠から目覚めたキャプテンアメリカにちなんで、フローズン(凍った)と名付けられたこのゲーム。

なぜ、フローズンなのかは…(笑)

クリス・エヴァンスと「フローズン・ブラックジャック」対決





この、あまりにも過酷な罰ゲームに、思わず悲鳴を上げた!!(笑)

かわいそうなキャップ!!(笑)


そして、次のゲームは「Musical Beers」

日本語で言うと椅子取りゲームで、ここでは、椅子ではなく、テーブルの上に置かれたビール(Beers)を音楽が止まった瞬間に取って飲んで、コップを空にした人が勝ち!

このゲームの中で、バッキーがとても酷いことを…(笑)

思わず、ホーク・アイも「負けて嬉しかったよ」と言ってしまった理由とは…(笑)

ジェレミー・レナー、エリザベス・オルセン、セバスチャン・スタン、ポール・ベタニーと「Musical Beers」対決!





いやーーーー笑ったわ~(≧▽≦)

これは、勝ったというより罰ゲームだよね(笑)

あぁ。面白かった。



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クリス・エヴァンス主演の映画「キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー」をWOWOWで観た。

70年の眠りから目覚めたアメリカのスーパーヒーロー、キャプテン・アメリカが同じ仲間のはずのS.H.I.E.L.Dから狙われる!?その裏にいたのは…。

出演クリス・エヴァンススカーレット・ヨハンソンアンソニー・マッキーセバスチャン・スタン、フランク・グリロ、エミリー・ヴァンキャンプ、サミュエル・L・ジャクソンロバート・レッドフォード

監督:アンソニー・ルッソ 2014年製作 アメリカ映画

満足度 評価】:★★★★☆

1年ぐらい前に本作を初めて観て、その後、続編の「キャプテン・アメリカ シビル・ウォー」を観て、再度、この映画を見直したら、初めて観た時よりずっと面白かった。

キャプテン・アメリカって良い奴だなぁ。


「キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー」予告編

(原題:Captain America: The Winter Soldier



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あらすじ

70年の眠りから覚め、スティーブは超人キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)となり、S.H.I.E.L.Dの一員として世界の平和のために戦っていた。

しかしある時、彼の上司であるニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)が何者かに殺されてしまう。

そして、スティーブや同僚のナターシャ、ブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)も狙われるようになる。

フューリーが遺した「誰も信じるな」の言葉通り、誰も信じることなく真犯人を探し始めるスティーブだったのだが…。



キャプテンアメリカ


感想(ネタバレあり)キャップとバッキーの友情を今さら知る

1年ぶりにこの映画を観て、猛省している…。

こんなに面白かったんだぁ。この映画。なぜ、1年前には気付かなかったんだろう…(笑)

この映画は、この後に続く「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」への伏線になっている。

キャプテン・アメリカの弱点であり、彼に欠かせないのは、幼い頃から苦楽を共にしてきた親友バッキーことウィンター・ソルジャーである


このバッキーのせいで、この後壮大なアベンジャーズ分裂の危機「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」が起きる。

私は、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」を観た時には、なんでバッキーのせいで…と思ったんだけれども、幼い頃、小柄で超人なんかにはなれないと思われていたスティーブを支えていたのは、親友のバッキーだった。

そんなバッキーを救えるのは自分しかいないと思い、敬愛するトニーを裏切ってまでも、バッキーを救う道を選んだ。

そのスティーブとバッキーの大事な結びつきの部分が、この映画ではキチンと描かれていた

キャプテン・アメリカウィンター・ソルジャー2


キャプテン・アメリカは誠実で情に厚い男

1年前に、この映画を観た時は、スティーブは堅物だなぁ~

堅すぎてついていけないわ…と思っていた。

しかし、今、この映画を観れば、スティーブは70年前に結婚した妻がおばあちゃんになって、ボケてしまっても寄り添い、親友バッキーが全く違う人間になってしまっても、見殺しにはできない。

その彼の誠実さと、情の厚さがあってこその、「キャプテン・アメリカ」なんだなというのが良く分かる

だから、どれだけ情熱的なキスをしようとも、ブラック・ウィドウとは恋愛関係にはなれない。

それが、スティーブであり、キャプテン・アメリカだった。

キャプテン・アメリカウィンター・ソルジャー3


やっぱり面白いのはアクションシーン

とはいえ、この映画でなんと言っても面白いのは、キレの良いアクションシーン

誰よりも力があって、足が速く、体が強いキャプテン・アメリカ。

彼が投げた盾は、スクリーンを切り裂くように縦横無尽に飛び回り、見事にキャプテン・アメリカの手に戻り、また時には、彼の体を守る

アクションをするのは、彼だけではない。

ブラック・ウィドウは、小さい体で走り回り、自分よりも倍も体の大きな男たちに得意の蹴りを入れてなぎ倒す。

この映画が初登場のファルコンは、翼を広げ飛び回る。

彼らが闘っているアクションシーンは、どれ一つとして目を話すことができない

キャプテン・アメリカウィンター・ソルジャー4


キャップを演じてブレイクしたクリス・エヴァンスとアクション分野を開拓したスカヨハ

キャプテン・アメリカを演じるのは、クリス・エヴァンス

こんなにイケメンの俳優なのに、俳優としてブレイクするのは「アベンジャーズ」に仲間入りしてから。

現在は、「アベンジャーズ」関連の作品のみ仕事をしているようだけど、今後はそれ以外の作品も増えてくると思う。

特にロマンティックな作品とか。

クリス・エヴァンスの他の出演作には「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「gifted/ギフテッド」など


そして、スティーブの頼れる相棒(?)ブラック・ウィドウを演じるのは、スカーレット・ヨハンソン

さすがに、アクションシーンはスタントさんが演じているかと思うけど、彼女はブラック・ウィドウを演じるようになって役の幅が広がったように思う。

現在、「攻殻機動隊」の実写版を撮影中。

セクシーな役も、可愛い役も、アクションが必要な役もできる彼女は、現在無敵。

その他の出演作には、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「犬ヶ島」、「ママが遺したラヴソング」、「ヘイル・シーザー」、「ジャングル・ブック」(声のみ)、「her/世界でひとつの彼女」、「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」、「真珠の耳飾りの少女」、「LUCY ルーシー」、「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」など


キャプテン・アメリカウィンター・ソルジャー


なぜ、トニーよりもバッキーなのか。この映画を観れば分かる

そして、結局、全部見終えたところで、スティーブは友情を大切にする奴だと分かって、好感度が上がった(笑)

なぜ、一年前に観た時に気付かなかったかなぁ(笑)

スティーブとバッキーの友情を柱にして、この映画を観ると、今までと全然違う景色が見えてくる。

だから、もう一度、今度は彼らの友情にフォーカスして「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」が観たくなった。

もう一度観た時はきっと、いつも正しいキャップがトニーを裏切らなければいかなかった理由が、前よりもずっとしっくりくるはず。

「ごめん。トニー。バッキーは友達なんだ」





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