クリント・イーストウッド主演・監督の映画「運び屋」を試写会で観た。
87歳の老人が麻薬の運び屋をしていたという報道記事を元に、麻薬の運び屋をする孤独な老人の姿を描いた作品。

【満足度 評価】:★★★★☆
驚きの実話を映画化。
クリント・イーストウッドが90歳の運び屋アールを通じて「人生で最も大切にすべきことは何か」をブラッドリー・クーパーに語る。
それは師匠から弟子への遺言のように聞こえ、だからこそ心に沁みて泣けてくる映画だった
目次
『運び屋』予告編 動画
(原題:The Mule)更新履歴・公開、販売情報
・2019年2月20日 試写会にて鑑賞。
・2019年4月3日 感想を掲載。
・2019年12月29日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。
詳しい作品情報につきましては、下記公式サイトをご参照ください。
↓
キャスト&スタッフ
出演者
〇クリント・イーストウッド(兼 監督)…(「ハドソン川の奇跡」、「アメリカン・スナイパー」、「ジャージーボーイズ」、「インビクタス/負けざる者たち」、「グラン・トリノ」、「硫黄島からの手紙」、「父親たちの星条旗」、「ブラッド・ワーク」など)
〇ブラッドリー・クーパー
…(「アリー/スター誕生」(兼 監督)、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(声のみ)、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」(声のみ)、「アメリカン・スナイパー」、「リミットレス」、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(声のみ)」、「ハング・オーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」など)
…(「アリー/スター誕生」(兼 監督)、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(声のみ)、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」(声のみ)、「アメリカン・スナイパー」、「リミットレス」、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(声のみ)」、「ハング・オーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」など)
〇ローレンス・フィッシュバーン
…(「アントマン&ワスプ」、「30年後の同窓会」、「ジョン・ウィック チャプター2」、「パッセンジャー」、「ボビー・フィッシャーを探して」、「コンテイジョン」、「m:i:III」、「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」など)
〇ダイアン・ウィースト
〇イグナシオ・セリッチオ
〇アリソン・イーストウッド
…(「記憶探偵と鍵のかかった少女」など)
製作・監督
〇クリント・イーストウッド…(「ハドソン川の奇跡」、「アメリカン・スナイパー」、「ジャージーボーイズ」、「インビクタス/負けざる者たち」、「グラン・トリノ」、「硫黄島からの手紙」、「父親たちの星条旗」、「ブラッド・ワーク」など)
2018年製作 アメリカ映画
あらすじ
ゆり農家を営んでいたアール(クリント・イーストウッド)は、家族と過ごす時間よりも仕事を優先して生きてきたが、ネット通販の時代に乗れず、販売額がガタ落ちし、家は差し押さえられてしまう。気付けば90歳になっていて、離婚した妻(ダイアン・ウィースト)や子供たちから見放されていた。
そんな生活に途方に暮れていたアールは、「荷物を運べば金を支払う」という仕事を持ち掛けられ、車の運転が得意だったアールは、荷物の中身が何か知らないまま、その話に乗ってしまうのだが…。

感想(ネタばれあり)
この映画の感想につきましては、私が「ぴあ映画生活」に掲載したものをご紹介します。
運び屋 (2018)
[80点]「90歳になって思うこととは」
沁みる映画だったー。
87歳の老人が一人で麻薬の運び屋をしていたという報道記事に着想を得て製作された作品。
映画では、90歳の主人公アールが「ただの老人」から「運び屋」になるまでが描かれている。
そのアールの姿を見て思う。
人は、90歳になった時、何を思うだろうか。
クリント・イーストウッドからしたら若輩者の私が思うことは、ただの想像でしかない。
しかし、人は90歳になった時、それまでの人生を振り返り、自分が失敗したことを、若い世代にはさせたくないから
「こんなことをしてはいけないよ」と言って諭すのではないかと思う。
では、今年、89歳になるクリント・イーストウッドが、この90歳になる運び屋の実話を題材に選んだのは何故だろうか。
クリントなりに、この運び屋アールの人生に共感することがあり、自分の人生と重ね合わせた上で「こんな老人になってはいけないよ」というメッセージを込めて製作したかったのではと思う。
そのメッセージを私たちに届ける役割を果たしているのが、ブラッドリー・クーパーだ。
クリントの弟子とも言われるブラッドリーと、クリントが共演している場面はどれも貴重なものであり、その中で、クリントは若者世代へのメッセージを込めたセリフをしゃべっている。
アールは、これまでどんな生活を送り、何を後悔し、若い世代に何を伝えたいのか。
もっと具体的に言えば、彼は「人生で最も大切にすべきことは何か」を伝えたいのだ。
それは、アールだけのものでなく、クリント自身の言葉でもあるのだ。
私の心の中では素直に認めたくないけれど、クリントはアールという役柄を通じて、ブラッドリー・クーパー世代へ遺言を遺しているのだろうと思った
ブラッドリーは、クリントからの遺言を託される重要な役割を果たしているのだ。
世界中の人たちが、クリントにはもっと作品を作って欲しいと願っているけれど、もうすぐ90歳を迎える彼は、遺すべき言葉を選んでいるのだ。
そう思ったら、後半、この映画の中でクリントの放つ言葉の一つ一つが心に沁みて、切なくなり、映画が終わると涙が出てしまった。
惨めで、孤独な老人になりたくないと思ったら、どうすべきなのか
そのクリントからのメッセージをしっかりと受け止めたいと思った作品だった

沁みる映画だったー。
87歳の老人が一人で麻薬の運び屋をしていたという報道記事に着想を得て製作された作品。
映画では、90歳の主人公アールが「ただの老人」から「運び屋」になるまでが描かれている。
そのアールの姿を見て思う。
人は、90歳になった時、何を思うだろうか。
クリント・イーストウッドからしたら若輩者の私が思うことは、ただの想像でしかない。
しかし、人は90歳になった時、それまでの人生を振り返り、自分が失敗したことを、若い世代にはさせたくないから
「こんなことをしてはいけないよ」と言って諭すのではないかと思う。
では、今年、89歳になるクリント・イーストウッドが、この90歳になる運び屋の実話を題材に選んだのは何故だろうか。
クリントなりに、この運び屋アールの人生に共感することがあり、自分の人生と重ね合わせた上で「こんな老人になってはいけないよ」というメッセージを込めて製作したかったのではと思う。
そのメッセージを私たちに届ける役割を果たしているのが、ブラッドリー・クーパーだ。
クリントの弟子とも言われるブラッドリーと、クリントが共演している場面はどれも貴重なものであり、その中で、クリントは若者世代へのメッセージを込めたセリフをしゃべっている。
アールは、これまでどんな生活を送り、何を後悔し、若い世代に何を伝えたいのか。
もっと具体的に言えば、彼は「人生で最も大切にすべきことは何か」を伝えたいのだ。
それは、アールだけのものでなく、クリント自身の言葉でもあるのだ。
私の心の中では素直に認めたくないけれど、クリントはアールという役柄を通じて、ブラッドリー・クーパー世代へ遺言を遺しているのだろうと思った
ブラッドリーは、クリントからの遺言を託される重要な役割を果たしているのだ。
世界中の人たちが、クリントにはもっと作品を作って欲しいと願っているけれど、もうすぐ90歳を迎える彼は、遺すべき言葉を選んでいるのだ。
そう思ったら、後半、この映画の中でクリントの放つ言葉の一つ一つが心に沁みて、切なくなり、映画が終わると涙が出てしまった。
惨めで、孤独な老人になりたくないと思ったら、どうすべきなのか
そのクリントからのメッセージをしっかりと受け止めたいと思った作品だった
Posted by pharmacy_toe on 2019/02/28 with ぴあ映画生活
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「 #運び屋感想 」
驚きの実話を映画化
クリント・イーストウッドが90歳の運び屋アールを通じて「人生で最も大切にすべきことは何か」をブラッドリー・クーパーに語る
それは師匠から弟子への遺言のようにも聞こえ、だからこそ心に沁みて泣… https://t.co/p1VhHPLd952019/02/20 22:21:51
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