とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:チャン・ヒョク



ソン・ヒョンジュ主演の韓国映画「ありふれた悪事」を映画館で観た。

1987年、民主化運動が高まる韓国で、どこにでもいる普通の刑事が国家安全企画部からワイロをもらい、悪の道へと引きずり込まれていく姿を描く。


満足度 評価】:★★★☆☆(3.5)

サスペンス映画なのかと思ってみていたら、ガッツリ社会派映画だった。

なぜ、韓国はこれほどまでにワイロや汚職にまみれているのか

その理由について考えてみた。



「ありふれた悪事」予告編 動画

(原題:보통사람(普通の人))




更新履歴・販売情報

・2017年12月15日 映画館で観た感想を掲載しました。

・2018年7月24日 WOWOWでの放送に合わせて、加筆・修正しました。

現在、ネット配信、DVD共に販売中。


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キャスト&スタッフ


出演者

ソン・ヒョンジュ
…(「悪のクロニクル」、「リバイバル 妻は二度殺される」など)

チャン・ヒョク
…(「愛の棘」、「FLU 運命の36時間」、「僕の彼女を紹介します」、「火山高」など)

キム・サンホ
…(「焼肉ドラゴン」、「操作された都市」、「あなた、そこにいてくれますか」、「特別捜査 ある死刑囚の慟哭」、「海にかかる霧」など)

〇チョ・ダルファン

〇チ・スンヒョン

〇ラ・ミラン

チョン・マンシク
…(「アシュラ」、「7番房の奇跡」など)


監督

〇キム・ボンハン

2017年公開 韓国映画



ありふれた悪事



あらすじ


1987年の韓国で、ソンジン(ソン・ヒョンジュ)は目を付けた犯人は逃がさないという正義感に燃えるありふれた刑事だった。

そのソンジンが連続殺人犯を捕まえると、国家安全企画部のギュナム(チャン・ヒョク)から呼び出しを受ける。

ソンジンがギュナムの元へ向かうと、一冊のファイルが手渡される。

それは、殺人犯として逮捕したテソン(チョ・ダルファン)が殺したと思われる殺人現場の記録だった。

しかし、それは知的障害のあるテソンにはできないような犯行ばかりだったのだが、ソンジンにはギョナムの命令には背けない事情があった…。



ありふれた悪事2



感想(ネタバレあり)


独裁政権下で国の権力を握っていた 国家安全企画部



1987年になったばかりの韓国は、軍事独裁政権に対して民主化を求める運動が活発になっていた時期だった。

当時は冷戦下にあったこともあり、諜報活動やスパイを摘発する国家安全企画部では「言動が目立つ人物」を「共産主義的だ」と言って逮捕する、いわゆる赤狩りをして、国民に物を言わせないようにしたり、見せしめのように犯人をねつ造してまで犯罪検挙率を上げるなど、政府の威厳を保つことに躍起になっていた



この映画の中でチャン・ヒョクが演じているのが、その国家安全企画部で出世を狙う元検事ギュナムだ。

前半部分では、そのギュナムが「あと、有名人 2~3人の名前が欲しい」と言っていたのが、まさに赤狩りで、何もしていない歌手に自白の強要をさせている場面が出てくるのは、「国家安全企画部」が当時どのような活動をしていたのかを見せるためのシーンだった。



チョン・マンシクが演じているのは、そのギュナムの上司で、国家安全企画部の次長。

彼のポジションまで登りつめると、左うちわの生活ができるようになることを示している。

ギュナムが目指していたのは、まさに、その「左うちわ」の生活であって、その座を手に入れるためには悪魔とも取引しそうな、血も涙もない冷酷な男である。



そのギュナムが、「自分の出世のために利用できそうだ」と感じたのが、ソン・ヒョンジュ演じる「どこにでもいる平凡なタイプのありふれた刑事」ソンジンだった。

当時の国家安全企画部は、そんな感じで国の権力を握っていたから、そこから声をかけられた小市民のソンジンが黙って言うことを聞くしかなかったのは当然である。



ありふれた悪事5



はじめは「選ばれた人間」だと思っていた、普通の人・ソンジン



この映画の面白さは、そんな「小市民」ソンジンが、国家安全企画部からワイロを積まれて徐々に闇へと落ちていく様を描いているところにある。



ソンジンは当時話題になっていた連続殺人犯を逮捕した刑事として話題になっていた。

彼は、一度犯人を見つけたら最後まで逃がさない熱血漢で、その真面目さがウリだった。

国家安全企画部は、そんな「善良そうな人気者 ソンジン」に目をつける



彼が逮捕した殺人犯なら、きっと国民も信じるに違いない

そんな善良な刑事をギュナムは探していた

そこで、ギュナムはソンジンに「ある連続殺人犯の尋問」を命令する。



はじめは、渡された資料を見て、その資料の通りに「犯人だと」名指しされたテソンに自白をさせようとしていた。

しかし、そのテソンには知的障害があり、刑事が殴ってくると怖くなって「はい。私がやりました」と言ってしまうような男だった。

そのうちソンジンは、「この男が犯人ではない」と思うようになる。



国家安全企画部は、知的障がい者のテソンが反論できないのをいいことに、国民への見せしめにするために利用したのである。



その国家安全企画部の悪事に気付いたソンジンだったが、その時には既に、ギュナムからは高級料亭に誘われ、実質トップの次長に会ったり、封筒に入った札束を渡されたり、高級車をプレゼントされたりした後だった。

そうして、もらえるワイロがエスカレートしていき、ソンジンは「善良な刑事」から「国家安全企画部の犬」へと変わり果てていく

そして、「足に障害のある息子の手術」まで世話になってしまい、もう国家安全企画部に何も言えない状態にまでなってしまっていた



ありふれた悪事3



給料だけでは家族を満足に養えないという「ワイロ事情」



韓国映画を観ていると、時代劇から現代劇まで、毎回のようにワイロや汚職が描かれていて「なぜ、韓国からワイロや汚職がなくならないのか」が、いつも不思議だった

しかし、そのソンジンの変化を見ているうちに、なぜ「ワイロや汚職がなくならないのか」その理由が見えてきたような気がした



そもそも、刑事の給料だけでは贅沢な暮らしができないという経済的な問題がある。

普通の家族だったら問題がないかもしれないが、ソンジンのように足に障害のある息子がいた場合、普通の家庭よりも医療費が多くなる。

すると、その他の部分は切り詰めなければならない。



映画の中では、ソンジンの妻が袋貼りの内職をしている場面が出てくるが、それが彼らの生活費の現状を表していた。

そんな妻をソンジンは叱るが、それは自分の不甲斐なさへの怒りなのかもしれない。

「正義感が厚く、善良な刑事」と言われて、国家安全企画部にチヤホヤされても、妻と息子を楽にさせてあげることができないからだ。



ギュナムはそんな「ソンジンの家庭の事情」に目をつけ、うまく利用する

そうして、国家安全企画部と刑事のズブズブな関係が出来上がっていく



もしも、「それなりに満足のいく生活を送っていれば、ワイロや汚職がなくなるのか」と言われれば、そこは個人の倫理観にもよるものなので、そうとは限らない。

でも、お金に困っている人は目の前にお金を出されれば手が出てしまうし、困っていなければ拒否することできる。

お金を使って人を動かすことで、地位や権力を手に入れられる構造をなくさないことには、この悪習慣はなくならないように思うが、それ以前に、刑事の給料のベースアップが必要なのかもしれない。



そして、この映画の焦点は「そのズブズブな関係からソンジンが抜け出す時」へと移っていく。

ソンジンの目を覚まさせたのは、キム・サンホ演じる親友の新聞記者・チュ・ジェジンだった



ありふれた悪事4



世の中を変える希望は「ジャーナリズム」にあり



そんなワイロや汚職がはびこる世界を変える「希望」は「ジャーナリズム」にあると、この映画は主張する

その象徴として登場するのが、ジェジンだった。

たとえ、彼が死んだとしてもその精神は生き続けると信じ、最後まで信念を貫き通したジェジン



「ジャーナリズムは、右に傾くと沈没するが、左に傾くと安定する」

という、ジェジンのセリフがある。

ジャーナリズムは国民の代表であり、国家が行っていることに常に目を光らせているべき存在であることをそこでは示している。



そんなジェジンを死に追いやってしまったソンジンは、再び正義感に目覚める。

「いつかは捨てられ、食われてしまう運命の犬なら、最後に悪あがきしてやる」とばかりに、国家安全企画部の悪事を暴露しようとするが、さすが相手は「情報機関」であり、すべてが筒抜けだった。

そして、国は彼を「反逆罪」にし、国家安全企画部がジェジンを殺した罪は葬り去られてしまう

その当時の韓国に「正義はなかった」のである。



そして、ジェジンの弔いをきっかけにデモが起きる。

それは「彼の肉体は死んでも、その意志は永遠に生き続ける」という証だった。



30年経った現在、韓国に平和がやってきた映像でこの映画の幕は閉じる。

しかし、大統領府を頂点としたワイロや汚職がなくならない以上、本当に平和が訪れたとは言えないように思った。

今でこそ、そのズブズブな関係が残っているからこそ、この映画は作られたのではないのか



大統領が変わるたびに、汚職問題で多くの人が逮捕されたり、誰かが自殺したりする体質は、いつ変わるんだろう…と、大統領が変わるたびに思ってしまう…。

そんな「善良な市民をおとしめるワイロ」について考えさせられた作品だった。




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チャン・ヒョク主演の韓国映画「愛の棘」をWOWOWで観た。

女子高の体育教師が生徒に誘惑され、次第に想いがエスカレートし、家族が狙われてしまうラブサスペンス。

韓国映画「愛の棘」


満足度 評価】:★★★☆☆(3.5)

面白かったなぁ。好きな映画というわけではないし、それなりに筋書きも読めてしまったけど、最後までハラハラドキドキしながら楽しめた。

「愛の棘」予告編 動画

(原題:가시)





キャスト&スタッフ


出演者

チャン・ヒョク
…(「ありふれた悪事」、「FLU 運命の36時間」、「僕の彼女を紹介します」、「火山高」など)
 
〇チョ・ボア

監督

〇キム・テギュン
…(「火山高」、「クロッシング」、「彼岸島」など)


2014年制作 韓国映画

あらすじ


女子高で体育を教えるジュンギ(チャン・ヒョク)は、生徒たちの憧れの的。

中でも大手企業の会長の娘であるヨンウン(チョ・ボア)は、常にジュンギに近づこうとし、誘惑するようになってきた。

その誘惑に惑わされるようになってきてしまったジュンギは、ある嵐の日の夜、放課後に雨宿りをして雨がやむのをヨンウンと待っていたジュンギは、思わずヨンウンにキスをしてしまう。

その日から、ヨンウンのジュンギに対する想いがエスカレートしていってしまい…。



感想(ネタバレあり)


女子高生の「若さ」吸いこまれる高校教師


あるよね。きっとあるよね。こういうこと。

女子高生が、先生誘惑しちゃって、先生が我慢できなくなっちゃう話。

かわいい女子高生のヨンウンが、一生懸命先生を誘惑している様子を見ていると、男じゃなくたって「あぁ、先生、お気の毒様」と思うぐらい、気持ちが分かる。

つい、奥様は持っていない「若さ」に吸いこまれそうになるよね。

また、先生がイチイチ動揺してドギマギするもんだから、ますますお気の毒になる。


韓国映画「愛の棘」チャン・ヒョクとチョ・ボア


妄想が暴走して、観客を惑わせる


そして、先生だけでなく、観ている私も惑わせるのは、ヨンウンと妻の妄想。

ヨンウンは先生とキスをした日に、「熱い夜」を妄想し、ブログに全てを書いてしまう。

しかし、初めはこれを「妄想でしょ」と思って観ているんだけど、そのうち、彼女が妄想を膨らませて、次から次へと行動するもんだから、そのうち、「ん??あれは妄想だったの??」と思い始める。

そして、私はいつの間にか、ジュンギの妻と同じ立場に立ち、誰を信じればいいのかわからなくなる。

その挙句、妻はジュンギとヨンウンの情事を妄想し、夫に裏切られたと勘違いしてしまう。

「そんなことないでしょう~」と思っていた私も、そのうち、「ん?もしや、まさか、そんなことが…」と思うようになっていた。

この辺の観客へのあやふや感、惑わせ感が非常にうまい映画だったなぁ~。

韓国映画「愛の棘」チャン・ヒョク


両親から愛情がもらえないヨンウンが欲しかったのは「強い愛情」


結局、「キスをした」以外の出来事は、全てヨンウンの妄想が生み出したものだったわけで、100%ヨンウンが悪い。

しかし、家に帰っても広いアパートががらんとして誰もいない様子を見ると、ヨンウンを少し気の毒に思う。

ヨンウンは、ジュンギに限らず、誰かに心から愛されたかっただけの少女だった。

しかし、先生っていうのは、相手が悪かった。

最近の家族は、いろんな形があるし、こういうヨンウンみたいに「愛」に向かって暴走してしまう子っていそうだなぁと思った。

ジュンギは、たまたま運悪くヨンウンのターゲットになってしまっただけ。

ヨンウンは、両親から与えられなかった、特定の人からの確実な「深い愛情」が欲しかったんだなぁ。

もちろん、だからと言って、「邪魔者は消す」っていう考え方はないけど。


韓国映画「愛の棘」チョ・ボア



イチイチ動揺する姿が人間らしいチャン・ヒョク


主人公の高校教師ジュンギを演じるのはチャン・ヒョク

チャン・ヒョクは演技もアクションもできる俳優なので、好きなんだなぁ。

今回も、イチイチ動揺する小心者の先生を人間臭く演じてて良かった。

だって、キスしただけでしょ!?

もっと、堂々としてればいいのに、常に後ろめたさを感じて挙動不審だったのは、明らかに、ヨンウンに惚れていたと思われ…。

だから、相当我慢するのが大変だったと思われ…。

それを、演技で感じさせてくれるチャン・ヒョクが素晴らしい。

今回は、チャン・ヒョクのアクションを観ることができなかったので、次回は、是非、アクション映画に出て欲しい。

他の出演作には、「FLU 運命の36時間」、「僕の彼女を紹介します」、「火山高」など

監督は、「火山高」、「クロッシング」、「彼岸島」のキム・テギュン

なるほど、「火山高」に続いて、2度目のチャン・ヒョク作品なんだな。

チャン・ヒョクの良さが良く分かっている監督の作品なんだと知って納得した。

韓国映画「愛の棘」チャン・ヒョク



「甘い誘惑」には要注意


まぁ、同じ女としてこういうのもなんだけど、こういう(関わったら大変な)女の子はいくらでもいるわけで。

気をつけてくださいねとしか、言いようがないけど、第三者として観ているとそんな女の子にだまされちゃってる男の人を観ているのって、なんだか楽しいんだなぁ。

「ばかだなぁ。ざまあみろ」って感じで。

だから、もしも、男性がそんな底なし沼にはまりそうな時は、周りの女の人は助けてくれないと思った方が良い(笑)

全て終わってから絶望を感じつつ、涙を流しても、もう遅い。

世の中、美味しい話はどこにも転がっていない(笑)




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チャン・ヒョク、スエ 主演、キム・ソンス監督の映画「FLU 運命の36時間」をWOWOWで観た

面白かったな~。この映画。

中国から鳥インフルエンザ変異型が韓国へ渡ってきて、パンデミック発生!!

ついこの間のMERSの韓国での流行を思い出しながら観た。

怖かったし、緊迫感もあったし、チャン・ヒョクもかっこ良かったな~

「FLU 運命の36時間」予告編 動画

(原題:감기(風邪))



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あらすじ


韓国ソウルの郊外にある盆唐地区へ、あるコンテナが到着する。

その中には、中国香港からの不法入国者がギュウギュウ詰めにされているはず。

しかし、扉を開けてみると、中は死体の山となっていた・・・

そして、ただ一人の生存者が、そこから逃げ出して行方をくらましてしまう・・・

ちょうど同じ時、盆唐地区の救急隊員ジグ(チャン・ヒョク)は、車の事故から女医イネ(スエ)を救ったことで、彼女とその娘ミルと親しくなっていた

その翌日、ジグはミルから、あるショッピングモールへ呼び出しを受けるが、そこは、前日に着いたコンテナの生存者から発生した謎の風邪が蔓延し始めていた・・・

flu

感想(ネタバレあり)


未知のウイルスが大流行するっていうのはSFではなく現実的な話


現実の話として、パンデミックにはならなかったものの、この間のMERSの流行もあったし、エボラ出血熱もアフリカから他の大陸へ渡り始めている。

未知のウイルスがある日突然大流行するっていう話は、あながち非現実的なものでも、SFの世界だけでの話でもなくなってきた。

そう思いながら、観ていると、この映画で起きているようなパンデミックが、「実際に起きてもおかしくはないな」と思う

だからこそ、もし自分がこの立場だったらどうしよう・・・とか、本当に感染力の強い未知のウイルスが発生したらどうしよう・・・とか考えながら観てしまう

そう思うと、怖いよねぇ、嫌だよねぇ。

もう、こうなったら、いっそのこと死んでしまった方がいいかもね・・とか、考えてしまう・・・



flu2



日本人と似ているようで、日本人とは違う行動をするのが韓国人

この鳥インフルエンザの変種によるパンデミックを描いた映画は、とても面白い映画だった

中でも、登場人物たちの行動を観察するのが、特に面白かった

韓国人と日本人は、見た目はよく似ていても、性格的に少し違うところがあるから、韓国と日本で同じことが起きても、恐らく、日本ではこうはならないなと思うことが度々

例えば、スキンシップ

韓国人は、「アジアのイタリア人」と呼ばれる程、とても情熱的な国

だから、スキンシップの回数が日本人より遥かに多く、とても濃密

恋人同士だけでなく、親子同士でキスをするのも、ハグをするのも当たり前。

他人同士であっても、人と人の距離は日本人のそれよりも、ずっと近い

だから、彼らのスキンシップ過多な行動を観ていると「あぁ、これはウィルスが大流行するわ」って、つくづく感じながら観てた



flu3



肉親とハグをするのが当たり前の国での出来事

そのことで印象に残ったシーンが一つ

感染地区の制圧に向かった兵士たちのうちの一人が、感染者の中に自分の母親を見つけてしまう

本当は、その地区に住んでいないのに、たまたまその日はそこに住んでいる友人を訪ねたという

兵士はその瞬間に、自分の母親はこの後殺される運命にある、と知ってしまう

そして、彼は思わず防護マスクをはずして母親の顔に自分の顔を寄せ抱きしめてしまう

その「思わず防護マスクをはずしてハグ」という行為が、日本人からしてみたら「あぁバカなことして」って非難されるようなことなのかもしれない

でも、それを韓国人がするのは、すごく当たり前のことなんだろうなと、納得しながらそのシーンをみた

もしかして、だからこそ、MERSが近親者の間で急激に流行ったんじゃないかなと思う

日頃から、ドラマや映画で観ていて羨ましいとすら感じている、韓国人の情熱的な感情表現も、こういう時には、本当にあだになってしまうのかもしれない



flu4



ありがちなストーリーを面白くしたのは、俳優たちの力

正直な話をすれば、話の内容はアメリカ映画の「アウトブレイク」とさして内容は変わらない

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でも、それでも面白いと思えたのは、収まることのない未知のウイルスへの恐怖と、個性ある登場人物たちの存在だった

主役の救急隊員ジグは、ある日一目ぼれしてしまった女性イネと、その娘ミルを、自分の命すら捨てる覚悟で守ろうとする

そのジグを演じたのは、「愛の棘」「英語完全征服」「僕の彼女を紹介します」のチャン・ヒョク

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そして、彼が一目ぼれする女医イネには「夏物語」のスエ

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チャン・ヒョクの、その母と娘を命がけで守りますっていう姿が、すごくかっこ良かったよねぇ

プラス、何よりも自分の娘ミルを守ろうとする母役のスエも良かった

女医イネがミルを守ろうとする姿に、何度も泣きそうになった

そして、監督は「武士-MUSA-」「英語完全征服」のキム・ソンス

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良い俳優さんがいて、良い女優さんがいて、面白いストーリーがあって、最初から最後まで、緊張感が解けることなく楽しめる作品になっていた



flu5



きっと、いつの時代もヒーローが現れると信じてる

きっと、今すぐではなくても、ある日、こんな風に、誰も知らないインフルエンザがどこからか生まれて、大流行しちゃうってことがあるかもしれないよね

明日かもしれないし、10年後かもしれない。

しかし、私は楽天家だから、たとえそんなことが起きたとしても、この映画のように、ウィルスに勝つ血清を作ってくれる科学者がヒーローのように現れると信じてる





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