とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:チョン・ジニョン



キム・ミニイザベル・ユペール共演の「クレアのカメラ」を映画館で観た。

仕事でカンヌを訪れた女性が、フランス人女性と出会い親しくなっていく様子を描く。


満足度 評価】:★★★★☆

フランスと韓国を代表する女優が共演することで生まれる化学反応を楽しんだ。

人との出会いは人生を変えるけど、良くなるか、悪くなるかは、その人自身の心がけ次第。

女性はよりたくましく、男性はより未練たらしく…。そこが面白かった。



「クレアのカメラ」予告編 動画

(原題:클레어의 카메라/ 英題:Claire's Camera/ 仏題:La caméra de Claire)





更新履歴・公開情報


・2018年7月20日 映画館にて鑑賞。

・2018年8月17日 感想を掲載。

現在、全国順次公開中。劇場情報は、下記『映画.com』の作品情報ページをご参照ください。
 ↓






キャスト&スタッフ


出演者



〇チャン・ミヒ


〇ユン・ヒソン

〇イ・ワンミン

〇カン・テウ

〇マーク・ペランソン

〇シャヒア・ファーミー


監督


2017年製作 韓国映画



クレアのカメラ




あらすじ


映画会社で働くマニ(キム・ミニ)は、フランスのカンヌへ出張中に突然クビになってしまう。

帰りの飛行機の日程を変えることができず、時間ができたマニはカンヌを観光することに。

すると、パリからカンヌへ旅行にやってきたフランス人のクレア(イザベル・ユペール)と知り合い、行動を共にすることに。



クレアのカメラ2




感想


この映画の感想は、私が「ぴあ映画生活」に掲載したものをご紹介します。


クレアのカメラ (2017)


★★★★ [80点]「人との出会いがもたらす化学反応」

69分のとても短い作品だったけど、面白かったなぁ。



映画会社で働いているマニ(キム・ミニ)は、カンヌ映画祭に出張中に会社をクビになってしまう。

帰国の飛行機まですることがなくなってしまったマニは、カンヌを観光することに。

その間にフランス人のクレア(イザベル・ユペール)と知り合い、友達になる。



異国の地で知り合った人と親しくなる彼らを見ていると、人と人との出会いには化学反応があるなぁと思った。



その化学反応にも、良い結果と悪い結果がある。

マニと映画監督(
チョン・ジニョン)と社長(チャン・ミヒ)の3人の出会いは、悪質な毒ガスが出て、周りに悪影響を及ぼしちゃうような悪い化学反応。

そこへクレアを投入すると「私が写真を撮ると人生が変わるわよ」の言葉の通り、彼らの関係が変わり始める



マニと社長にとって、クレアとの出会いは、良い化学反応だったけれど、映画監督にとって、クレアとの出会いは悪い結果をもたらすことになる。

そんな彼らから見えてくるのは、女性たちのたくましさである。



出張先でいきなりクビになるなんて、ちょっと立ち直れないと思うけど、マニはどんどん外に出て、フランス人と友達になり、前を向いて生活をしている。

社長もまた、たとえ男に捨てられても、あっという間に吹っ切って、仕事に邁進する。



ところが、優柔不断なダメ男の映画監督は、クレアと出会う前以上に未練タラタラに生きていくことになる。



そこで思うのは、確かに人との出会いは人生に化学反応をもたらすけれど、本人が前向きか、後ろ向きかで、化学反応の結果も変わってくるということ。

クレアとの出会いは、前向きに生きていこうとする彼女たちに前向きな反応をもたらしたけれど、いつも、過去に未練がある映画監督には、後ろ向きな反応が出てしまったのだ。



このキム・ミニホン・サンス監督の4連作には、毎回、監督の分身となる優柔不断なダメ男が出てくる。

それに対してキム・ミニは、いつもイキイキと輝き、最後に希望を感じさせる終わり方をしてきた。

毎回、そこに二人の関係性が投影されていて面白い



そして、毎回「しっかりしろ、ホン・サンス!!」と思うのだ(笑)



それに加えて今回は、イザベル・ユペールというスペシャルゲストが嬉しかった。

なるほど、確かに彼女は「人の人生を変える」パワーを感じさせる人である。

そのユペールと並んでいても、何の遜色もなく、友達役が自然なキム・ミニもすごいなと思った



人との出会いも大切だけど、自分自身が前を向いて生きることも大切だなぁと、しみじみ感じた作品だった。


Posted by pharmacy_toe on 2018/07/22 with ぴあ映画生活



関連記事

キム・ミニ X ホン・サンス監督 コンビ作品

〇2015年製作(初コンビ作)
韓国映画「正しい日 間違えた日」妻子のいる映画監督が出張先で出会ったのは美しい画家だった。それは正しいことか、間違いなのか。キム・ミニ主演、ホン・サンス監督【感想】
Twitterでも映画や海外ドラマの情報を発信しています~



Instagramでも映画のレビューを日々更新しています~









↓ 人気ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします

映画 ブログランキングへ

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村






















このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


ファン・ジョンミン主演の韓国映画「国際市場で逢いましょう」をWOWOWで観た。

朝鮮戦争の時に朝鮮半島の北部から、一家離散しながらも釜山にたどり着き、釜山の繁栄と共に発展していった家族の姿を描く。

満足度】:★★★☆☆(3.5)

良い映画を観たというよりは、歴史の勉強になったと思った作品。

「フォレスト・ガンプ」を観た時の印象にとても似ている。

出演ファン・ジョンミン、キム・ユンジン、オ・ダルス、チョン・ジニョン、チャン・ヨンナム、ユノ(東方神起)

監督:ユン・ジェギュン 2014年製作 韓国映画

「国際市場で逢いましょう」予告編 動画

(原題:국제시장)




「国際市場で逢いましょう」DVD

国際市場で逢いましょうDVD

新品価格
¥4,620から
(2016/9/7 00:23時点)



あらすじ


釜山に住むドクス(ファン・ジョンミン)は、まだ幼かった朝鮮戦争時代に北から家族と共に釜山へやってきた。

その時に一家離散してしまい、それ以来、父と妹とは会えず、ドクスが家長として母を支え、弟と妹の面倒を見ながら暮らしてきた。

そして青年になったドクスだったが、弟がソウル大に見事に合格。

しかし、釜山に住むドクスが弟をソウル大に行かせる程の金がない…。

そこで、親友のダルクが「ドイツで炭鉱夫を探している」という話を持ってくるが…。


国際市場で逢いましょう

感想(ネタバレあり)父と約束した釜山 国際市場の「コップンの店」


この映画を観ると、韓国の朝鮮戦争以降から現在までにあった歴史と、どうやって釜山が繁栄していったのかを知ることができる。

主人公のドクスは釜山の国際市場にあるお店「コップンの店」で働いている。

そこはそもそも、父方の叔母の経営しているお店であり、朝鮮戦争時代に父と「国際市場にある「コップンの店」で会おう」と言って別れたため、いつ父が帰ってきてもいいように、その店を守り続けていた。

青年になったドクスは、ソウル大に進学する弟のためにドイツの炭鉱まで出稼ぎに行ったり、

船長になりたいという夢をあきらめ、店と結婚したいという妹のためにベトナム戦争に行ったり

離散した家族を探すために、ソウルまで行ったり…。

常に、家族のために自分の身を削って365日働き続ける。

それが、ドクスという男だった。

国際市場で逢いましょう2

朝鮮戦争 → 一家離散 → ベトナム戦争 常に分散されてきた朝鮮半島


最初から、最後までこの映画を観終わってみると、良い映画を観たというよりも、韓国の歴史を知る勉強になった気がした。

第二次大戦直後、日本の支配から解放された直後に朝鮮戦争が勃発。

せっかく独立した朝鮮半島も、北と南に分断されてしまう。

その際、ドクス一家は父と妹と離れ離れになってしまう。

その後、韓国が発展し始めると、多くの若者がドイツの炭鉱へ出稼ぎに行く。

私は、この出稼ぎの話は知らなかった。

当時、こんなことがあったんだねぇ。

そして、彼らが韓国へ帰ると、次はベトナム戦争に参戦する。

恐らく、主人公のドクスと同じように、朝鮮戦争 → 一家離散 → ベトナム戦争 を経験している家族がとても多いんだろうなぁと思った。

だからこそ、この映画は韓国で多くの人に愛され、支持を得たんだと思う。

国際市場で逢いましょう3

死んだと思っていた家族との再会…


その様々な激動の歴史が描かれている中で、私が最も感動したのは、「死んだかもしれない」と思っていたドクスの妹が生きてることを知ったシーンだ。

お父さんは生きているだろうけど、あの高さから落ちた妹はきっと助からないだろう…。

きっと、誰もがそう思ったに違いない。

その妹が生きていた。

あの、「左耳の裏側のホクロを確認した」瞬間。

あぁ良かったと思った。

それに、なんと言ってもお母さんが生きている間に、妹と再会できて良かった。

お母さんも、お父さんには会えなかったけど、妹に会えてホッとしたかな。

その翌年に息を引き取ってしまう…。


国際市場で逢いましょう4

「あの時私も同じ気持ちだった」と思える映画は国民から愛される


韓国の近代史を知るには、この映画が最適なように思う。

この映画を観ながら思ったのは、「フォレスト・ガンプ」だった。

時折、実在の人物、例えば現代(ヒュンダイ)の創設者や、有名デザイナーのアンドレ・キム、歌手のナム・ジン(東方神起のユノが演じる)などを歴史の案内人として登場させている方法が良く似ている。

この映画「国際市場で逢いましょう」は、公開時、韓国での観客動員数が歴代2位を記録したという。

「フォレスト・ガンプ」もアメリカで国民に愛され、非常にヒットした作品だった。

やはり、長い人生を生きてきた中で、「あぁ、あの時私も同じ気持ちだった」と思えることが多い作品は、自動的に多くの人から愛される作品になるのだろう。

それぐらい、幼い頃からこのドクスと同じように苦労しながら、韓国の発展に貢献してきた人々が多いということなんだと思う。



↓ 人気ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします

映画 ブログランキングへ

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村





「国際市場で逢いましょう」DVD

国際市場で逢いましょうDVD

新品価格
¥4,620から
(2016/9/7 00:23時点)




















このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


キム・ガンウ主演、韓国映画「ゴシップサイト 危険な噂」をWOWOWで観た。

悪質なゴシップが原因でトップアイドルが自殺。彼女を育て上げたマネージャーが、復讐のためにそのネタ元を探るうち、巨大な組織の闇に巻きこまれていく話。

満足度 評価】:★★★★☆

面白かったなぁ。

最初は分かりやすい小さな入口から、奥に入れば入るほど、韓国の政界の闇がどんどん広がって、さらにその先を知りたくなる映画だった。


「ゴシップサイト 危険な噂」予告編 動画

(原題:찌라시:위험한 소문(チラシ:危険な噂))




「ゴシップサイト 危険な噂」DVD

ゴシップサイト 危険な噂 [DVD]

新品価格
¥3,109から
(2016/2/21 01:12時点)



あらすじ


イ・ウゴン(キム・ガンウ)は、全く何の後ろ盾も無く、自力でチェ・ミジン(コ・ウォニ)をゼロからトップアイドルにまで育て上げる。

ウゴンとの二人三脚でテレビ局の看板ドラマの主役を演じるまでに成長したミジンだったが、ある時、大物国会議員(アン・ソンギ)との密会の噂がゴシップサイトの「チラシ」に出回ってしまう。

その根も葉もない噂に必死で火消しに回るウゴンだったが、ミジンは自殺してしまう。

ミジンの自殺に納得のいかないウゴンは、「チラシ」の編集長であるパク社長(チョン・ジニョン)へ殴り込みに行くのだが…


ゴシップサイト


感想(ネタバレあり)


「ゴシップを苦に自殺」がよくある韓国でのお話


最近日本でも、芸能からスポーツ界、政界までゴシップネタが花盛り。

あぁいうネタは、「この人は芸能人だから、私よりもずっとかわいい」とか、「この人は政治家だから、私もよりもずっと頭が良いと」と日頃思っていた人たちが、ゴシップによって、その素の姿が世間にさらされてしまう。

そして、記事を読んだ人たちは、突然、自分たちの目の前に落ちてきた高嶺の花たちを、ここぞとばかりに老若男女が嬉々として袋叩きにし、すごい勢いで火を吹きまくって炎上させる。

しかし、その凄まじさは日本だけに見られることではなく、世界中で見られることであり、中でも、韓国のゴシップの恐ろしさは、日本の比ではない。

常日頃から、「真実」も「嘘」も含まれるゴシップがネット上に走り続け、ネットは炎上、標的となった人(芸能人、財界人、スポーツ選手など)が自殺することも珍しくない。

むしろ、自殺するまで叩き続けるのではと感じることすらある。

そんな韓国で作られたこの映画「ゴシップサイト 危険な噂」の導入は、非常に分かりやすい。

「政界の大物と噂になったトップアイドルが、ネットの炎上を苦に自殺」

そんなこと、韓国では日常茶飯事。良く見る風景だからだ。

しかし、その事件を糸口に、そこから政界と経済界の癒着、その結末は青瓦台(大統領府)にまで及んでいくという話の展開が、この映画の面白いところだった。



ゴシップサイト2



公務員の汚職が韓国の悩みの種か


この一週間、WOWOWで韓国サスペンス、アクション映画特集を毎日やっていた。

その分野の韓国映画は世界でトップクラスだと思っている私は、どの映画よりも優先して、その特集の作品を観てきた。

今回は、主に昨年制作された映画が中心になっていたけど、共通して描かれているのは、「公務員の汚職」だ。

時には、警察官や、刑事であり、そして、今回は国会議員の汚職が描かれる。

そして、どの映画も、最終的には青瓦台(大統領府)の汚職へとつながっていく。

韓国の大統領が任期を終えると、まず、元秘書官や家族が逮捕され、最終的には元大統領までその捜査の手が及ぶのはお馴染みの光景だ。

恐らく、その汚職の凄まじさは、私たち日本人が考える以上なのではないかと思うほどに、汚職や癒着が描かれてきた。



ゴシップサイト4



芸能界も、政界も、青瓦台でさえ手中に入れる大手財閥系企業


今回の映画で面白かったのは、真の悪は、韓国の大手財閥系企業にあるところだ。

主人公のウゴンが自分が育てたアイドル、ミジンの自殺の謎を探るうちに、O&Cという会社が都市開発の計画を押し通すために、大統領府秘書室とつながっていることを突き止める。

そのO&Cがウゴンに対して出してきた口止め料が「最大手芸能事務所をお前にやる。何から何までお前の好きにしていい」だった。

これ日本だったら、「そんなこと、どう考えてもできるわけないだろう~。口から出まかせ言いやがって!」と思うけど、韓国だったらあり得なくもない話だ。

もしも、そのO&Cという会社が、あのナッツリターンで有名になった財閥系企業だったら、大手芸能事務所の一つや二つ傘下に持っているからそんなことお安い御用だ。

「表に絶対出してはいけない動画」を死守するために、それぐらいの条件を出すことも考えられなくもない。

その一言に、芸能界から、政界から、青瓦台までズブズブの関係にある、今の韓国の大手財閥系企業の本音が見えたような気がして面白かった。



ゴシップサイト5



キム・ガンウ X チョン・ジニョン X パク・ソンウン X アン・ソンギ


主人公のマネージャー、ウゴンを演じるのは、キム・ガンウ

キム・ガンウには申し訳ないけど、私は、最初、キム・ガンウが気に入ったアイドルに手を出しちゃって、それをスクープされちゃう話なのかと思った。

「あぁぁキム・ガンウだらしねぇなぁ~」って言ってしまうような話なのかと思って(笑)

もちろん、私のくだならい想像とは全然違う話で、それどころか、ミジンの疑いを晴らすために命がけで走り回る気骨あふれる男の役だった。

良いね。このキム・ガンウとても良い。

他の出演作には、「ミスターGO」、「結婚前夜」など。

そして、政界・財界などに醜聞をまく「チラシ」のパク社長にはチョン・ジニョン

この方は、「7番房の奇跡」で刑務所長を演じていた方。

ウゴンをウザいと思いながら、実は、自分もO&Cに恨みがあって、その恨みを晴らすべく事件の真相に迫っていく社長が良い。

他にも、ウゴンを追い詰める刺客に「鬼はさまよう」「王の涙 イ・サンの決断」のパク・ソンウンや、ミジンと噂になる大物国会議員役にアン・ソンギが出演している。



ゴシップサイト3



ゴシップがなくならないなら、読む側に見極める力が必要


ツバメの子供たちが、口を大きく開けて餌を待っているように、世の中には、ゴシップが投下されるのを今か今かと待っている人たちがいる。

そんな世の中を見ていると、ときどきうんざりすることもあるけど、そんなネタがコミュニケーションツールになっていることも事実。

でも、もしかしたら、この映画のように「ありがちな記事」の裏には、すごく深い話が隠れているかもしれない。

だから、読む側にも、まず標的になっている人を叩く前に、どれが真実で、どれが嘘なのかを見極める力が必要なんだなぁと思う。

「本人の言い分を聞くまでは信用しない」とかね。

まぁ、記事にする人も、お仕事だとは思うけど、程ほどにして欲しいなと思うこともあるよね。



ゴシップサイト6





↓ 人気ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします

映画 ブログランキングへ

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村



「ゴシップサイト 危険な噂」DVD

ゴシップサイト 危険な噂 [DVD]

新品価格
¥3,109から
(2016/2/21 01:12時点)



















このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック