とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:ティル・シュヴァイガー



シャーリーズ・セロン主演の映画「アトミック・ブロンド」を試写会で観た。

1989年のドイツのベルリンで、紛失した機密情報を探すため、MI6の女スパイが、男たちを相手に奮闘するアクション映画。


満足度 評価】:★★★★★

とにかくアクションがカッコいいので、アクションを観ているだけで十二分に面白い!!

笑えるシーンも満載で、最後まで楽しく見ることができた。

次から次へと男たちが倒されていくシーンを観ていくと、主人公の女スパイがジェンダー解放の戦士のように見えてくる…!?

日頃から、パワハラやセクハラなど、男性から酷い目に遭っている女性たちに特におススメしたい作品!!



目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想
  6. 関連記事


「アトミック・ブロンド」予告編 動画

(原題:Atomic Blonde)



更新履歴・公開、販売情報

・2017年10月10日 試写会で観た感想を掲載。

・2018年10月6日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。



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キャスト&スタッフ


出演者

シャーリーズ・セロン
…(「タリーと私の秘密の時間」(兼 製作)、「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」(声の出演)、「ワイルド・スピード ICE BREAK」、「ダーク・プレイス」、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」、「あの日欲望の大地で」、「裏切り者」など)

ジェームズ・マカヴォイ
…(「ミスター・ガラス」、「スプリット」、「X-MEN:アポカリプス」など)

エディ・マーサン
…(「人生はシネマティック!」、「ハイヒールを履いた女」、「僕と世界の方程式」、「おみおくりの作法」など)

ジョン・グッドマン
…(「キングコング:髑髏島の巨神」、「パトリオット・デイ」、「ミケランジェロ・プロジェクト」、「人生の特等席」、「10 クローバーフィールド・レーン」、「アルゴ」など)


ソフィア・ブテラ
…(「ザ・マミー」、「スター・トレック BEYOND」、「キングスマン」など)

…(ドラマシリーズ「キャッスルロック」など)

ティル・シュヴァイガー
…(「ガーディアン」、「レボリューション6」、「ノッキン・オン・ヘブンズドア」、「イングロリアス・バスターズ」など)




監督

デヴィッド・リーチ
…(「デッドプール2」など)


2017年製作 アメリカ映画



アトミック・ブロンド



あらすじ


1989年、ドイツのベルリンでは、市街地を東西に分ける壁が間もなく崩壊しようとしていた。

しかし、その裏で、東西統一を延期せざるを得なくなる程の機密情報のリストがKGBのスパイの手に渡ってしまう。

それを知ったMI6は、女スパイのロレーン・ブロートン(シャーリーズ・セロン)をベルリンに送り、現地にいるデヴィッド・パーシヴァル(ジェームズ・マカヴォイ)と手を組んでこのリストを奪還せよという任務をくだす。

さらに、このリストの中に書かれている「二重スパイの“サッチェル”を捜索せよ」という任務も含まれていた…。



アトミック・ブロンド2



感想(ネタばれあり)


とにかく、シャーリーズ・セロンのアクションが爽快で快感でカッコイイ!!



スパイがどうの、冷戦がどうの、ベルリンの壁がどうのとあらすじには書いたけど、そんなに細かいストーリーを気にする必要のない娯楽作だった。

その辺が、女版『007』と言われる理由かもしれない。



もう、とにかく、次から次へと迫ってくる男たちをなぎ倒していくロレーン(シャーリーズ・セロン)のアクションを楽しんだら良い!!

マッチョな男たちが次から次へとやられていく爽快感!!

さらには、MI6、CIA、KGBの男たちを手玉に取って翻弄する彼女の小気味よさ!!

私は、最初から最後まで、頭の中で拳を振り回し、「やれ、やれ、やっちまえーーー!!」を頭の中で叫びながら観ていた。



そのロレーンの殺しっぷりといったら、『ジョン・ウィック』のキアヌとまるで一緒。

うわぉ!これは、『ジョン・ウィック』がそのまま男になったような話だな!と思った時、シャーリーズ・セロンが、キアヌと一緒にアクションの練習をしているという記事を思い出した

その記事がこちら
▼ ▼ ▼
(参考)映画.com「シャーリーズ・セロン、キアヌ・リーブスとの殴り合いを告白

それに、監督のデヴィッド・リーチは、『ジョン・ウィック』シリーズの製作者

なるほど、それでジョン・ウィックとロレーンの殺しのスタイルは一緒なんだねってことに納得した。



それにしても、彼女がマッチョな男たちを次から次へとなぎ倒すシーンは爽快だし、快感!!

ぜひ、日頃から、男性に酷い目に遭っている女性たちは、この映画を観て、ストレスを晴らして欲しい



アトミック・ブロンド5



誰の敵でもなく、味方でもない。彼女のスタイルで「悪しきをくじき、正義を守る」 



スパイ映画らしく、誰が味方で、誰が敵なのかが一切分からないという先の見えない展開も面白かった。



いや、実際のところ、男はみんな敵だった(笑)

誰が味方で敵かというよりも、誰にも頼らず、彼女のスタイルで我が道を行く

彼女に向かってくる者は、誰だろうと敵!!

ここがまた、カッコイイ!!



これまでの女スパイにありがちな、色仕掛けで情報を盗み取るなんてせこいことはしない

情報を渡さないなら、力づくで奪ってやる!!

そこが、これまでの女スパイと大きく違うところ。



むしろ、ジェームズ・マカヴォイ演じるスパイの方が、よっぽどせこかった。

西側にも、東側にも良い顔して、自分が一番おいしいところを持って行こうとするセコイやつ。



でも、エディ・マーサンが演じるスパイグラスように命がけのタレこみ屋や、一流の女スパイを目指しているデルフィーヌのような、善良な小市民を命がけで守ろうとする人情の厚い女でもある

そこがまた胸熱なんだなぁ。



でまぁ、結局のところ、誰が味方で、誰が敵なのかは、最後の最後まで分からない

このどんでん返しもまた、この映画の魅力である。

ウォッカにだまされてはいけないのだ(笑)



アトミック・ブロンド3



ベルリンの壁は男女の間に立ちはだかる巨大な壁を象徴する



これは、ベルリンの壁が崩壊する時代を舞台に描かれたアクション映画。

しかし、私はベルリンの壁がジェンダーの間に立ちはだかる巨大な壁のように見えた

この映画にとっての「東ベルリン解放」は、「女性のジェンダーからの解放」を象徴している



当時の東ベルリンの人々は、ソ連の影響下にあり、高い壁に囲まれ、自由な生活を許されず、壁を隔てた向こう側で自由に暮らしている西ベルリンに憧れながら生活していた。

その東ベルリンで暮らしていた人々の窮屈さは、『女』というジェンダーの枠組みのなかで窮屈に暮らしていた女性たちとまるで一緒



私には、ベルリンの壁が崩壊して東側の人たちが解放されたように、ロレーンがジェンダーの壁をぶち破って、女性たちを解放する

ロレーンは、これまでの長い長い戦いを収束させ、ジェンダーの壁を破り、女性たちに「誰にも支配されず、自由に生きる道を切り開いた」戦士なのだ。

もうこれで、男だから、女だからとか気にすることなく、恋愛も人生も所属も国も自由に生きる時代がやってきた



ロレーンは、女性解放の戦士である

ワンダーウーマン」と同じ位置づけだなと思った。

その「ワンダーウーマン」と、この「アトミック・ブロンド」が同じ年に公開されたのは偶然ではないと思う。

アメリカの「ワンダーウーマン」、韓国の「お嬢さん」、そして、この「アトミック・ブロンド」

今年は、映画界で女性たちが解放される年となった。



アトミック・ブロンド4



ここに、ジェンダーから女性たちの解放を宣言する!



つまり、MI6 だの、CIAだの、KGBだのが出てきて、とてもスパイ映画らしいけれども、私には、「もう、この世に男なんていらない!!」と主張するジェンダー解放映画にしか見えなかった

だって、もう次から次へと登場する男性たちの気の毒なこと(笑)

なんで、ハイヒールを履いた女子に殺されているのかしらねぇ。

映画の冒頭では、「これはベルリンの壁が崩壊する映画ではない!」と言っていたし、ってことは、やっぱり女性を解放する映画だってことなんだな!!と確信した。



とはいえ、きっと、この映画を観たら、「シャーリーズのヒールに踏まれたい!」と思う男子も急増するはず!!

それぐらい、この映画の主人公のロレーンは魅力的で魅惑的だった。



そうそう、それに、音楽もカッコイイ!!

80年代ポップスがめちゃくちゃカッコイイので、音楽もお聴き逃しなく。



あーーーー!!

ストレス解消のためにも、公開されたら、もう一回観たい!!

そう思えるぐらいスカッとする娯楽アクション映画。

激烈おススメ中!!



関連記事


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ティル・シュヴァイガー主演、脚本、監督のドイツ映画「ガーディアン」をWOWOWで観た。

ある悪徳実業家がホテルで起こした事件の証人となった少女を守ることとなった刑事のお話。

【満足度】:★★★★☆

WOWOWの番組表でこの映画の存在を初めて知り、なんとなく観たら面白かった!!

ドイツの人気俳優ティル・シュヴァイガー、初監督作品。

いや~、いいね。好きだなぁ。この映画。

「ガーディアン」予告編 動画

(原題:SCHUTZENGEL(英題:THE GUARDIANS))





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あらすじ


天涯孤独のニナ(ルナ・シュヴァイガー)は、恋人のトニーがウェイトレスをしているホテルに忍び込んでいた。

トニーが金持ちの部屋へルームサービスに行く際、その部屋が留守だったのでPCを盗むイタズラをしていると、その部屋のお客が帰ってきてしまう。

こっそりとPCを返そうとしたトニーは、その客に銃で撃たれ殺されてしまう。

その客は武器商人をしており、戦地へ武器を輸出して稼いでいる実業家である。

彼は、丸腰のトニーを殺したことで逮捕・起訴されることとなった。

そして、その後の裁判で事件の証人となるニナが邪魔になることが明らかとなり、警察はニナを保護するために、元特殊部隊のマックス(ティル・シュヴァイガー)を警護につけ、隠れ家へ身を隠させるが、そこも狙われてしまい・・・。

ガーディアン

感想(ネタバレあり) アフガニスタン帰還兵の心と体の傷跡


いや~、面白かったなぁこの映画。

まぁ、話の筋は「レオン」のようなもので、一人の少女を、一人のおっさんが守る抜く話だけれども、ドイツ人らしく骨太で、でもラストはドイツ人らしくなくちょっと人の道から外れた感じが逆に良かった。

でも、この映画で一貫して描いているのは、その少女とおっさんの交流というよりも、アフガニスタン従軍兵たちに残した心と体の傷跡と、そのことに対する復讐に重きを置いているように見えた。

まず、私には、ドイツ兵がアフガニスタンへ従軍していたイメージすらなかったので、帰還兵がいること自体がちょっとした驚きだった。

そして、マックスはアフガニスタンへ従軍していたことで人間がすっかり変わってしまい、恋人のサラとうまくいかなくなってしまう。

彼はそこから孤独な道を歩み始めるけれども、そこへ現れたのが天涯孤独のニナであり、だからこそお互いが分かり合えたのではと思う。

ガーディアン2

明るく陽気に暮らすルディを見ながら思う


周りが敵だらけで行き場を無くしてしまったマックスとニナを助けたのは、マックスのアフガニスタン時代の仲間のルディ。

ルディは、アフガニスタンで両足の膝から下を無くし、山の中で孤独な生活を送っている。

私は、この映画の中で、このルディが出てくるシーンが一番好きだな。

戦争で辛い思いをして、膝から下を無くしてしまったのに、それでもユーモアを持ち続けて暮らしているルディがとても素敵な人だったから。

私はあんな山の中では暮らせないけど、かわいいアルパカさんたちが一緒でいいなってちょっと思った。

特に説明しなくても、すぐに分かり合えている感じがするマックスとルディの関係もいい。

ドイツには、ルディのように戦争で手足を無くして暮らしている人たちがどれだけいるんだろうか。

彼がとても素敵な人に描かれているだけに、余計に考えさせられてしまった。

ガーディアン3

ティル・シュヴァイガー 製作、監督、脚本、主演 作品


保護者(ガーディアン)のマックスを演じるティル・シュヴァイガー(「アトミック・ブロンド」「レボリューション6」「ノッキン・オン・ヘブンズドア」「イングロリアス・バスターズ」)は、主演、監督、脚本、製作を担当、主役のニナを演じるルナ・シュヴァイガーは、彼の娘だそうで。

観ている間、全然そのことに気付かなかった!!

全然似てないじゃん!!(笑)

そして、マックスの戦争時代の友人ルディは、モーリッツ・ブライプトロイ(「ノッキン・オン・ヘブンズドア」「es(エス)」「ラン・ローラ・ラン」)が演じている。

ドイツを代表する2大スターの共演なんだねぇ~。

モーリッツ・ブライプトロイが出てきた瞬間、おぉ~と思った。

この映画はティル・シュヴァイガーだけじゃないんだ!!って

いいね。二人とも、とても渋くて良い俳優さん。

あ、映画の中で、ちょいちょい映画の話題があったのが面白かった。

ニナが隠れ家の中で観ていた映画は、ベン・アフレック(同じく俳優の監督作品(笑))の「ザ・タウン」だったり、警察の中で「ランボー」の話が出てくるけど、「ランボー」の真似をしたはずが、「ロッキー」の真似で、その違いに誰も気付かなかったり(笑)

あぁいうマニアックなところが好き。

ガーディアン4

それまでと180度ガラリと変わったラストが良い


結局のところ、サラの言う「法廷に正義は無い」という理屈から(?)

ニナがいたところで、彼らに正義はくだされないということで、武器商人たちを抹殺してしまうわけだけれども、その結末がどうにもドイツらしくなくて良かったと私は思った。

何よりもまず、規則を遵守しそうなドイツで、これもありなんだと思えたことが良かったなぁ。

そして、ラストのビーチがそれまでの道のりと180度変わって能天気な感じがして良かったね。

きっと彼らは平和に過ごすんだろうなぁって思えて良かった。



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2002年に制作されたドイツ映画「レボリューション6」をWOWOWで観た。

1988年に設置した爆弾が、15年後に爆発!

爆弾を作った仲間たちが久しぶりに集まって、警察の逮捕を逃れようと奮闘する

バカっぽくって面白かったなぁ。

若い頃ってのは、バカやったり無茶したりするもんだよねぇ~。

って思いながら見てた。いや、爆弾作ったりなんてことはしないけどね。

「レボリューション6」予告編 動画(英語字幕付き)

(原題:Was tun, Wenn's Brennt? /What to do in case of fire)




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キャスト&スタッフ


出演者

ティル・シュヴァイガー
…(「ガーディアン」、「レボリューション6」、「ノッキン・オン・ヘブンズドア」、「イングロリアス・バスターズ」など)

〇マーティン・ファイフェル

〇セバスティアン・ブロンベルク

〇ナディヤ・ウール

〇マティアス・マシュケ

〇ドリス・シュレッツマイヤー

〇クラウス・レーヴィッチェ


監督

〇グレゴール・シュニッツラー

2002年製作 ドイツ・アメリカ合作映画



あらすじ


1988年、ドイツのベルリン。

東西統一のデモ活動をしていたティム、ホッテ、マイク、ネレ、テラー、フローの6人は、デモ活動の一環で作った爆弾を一件の空き家に設置する。

しかし、それまで作った爆弾は一度も爆発したことがなく、不発に終わっていた。

その後、壁が崩壊すると、爆弾は不発のまま終わると思い、放置されたまま忘れ去られる。

それから15年。

不発で終わると思っていたその爆弾が爆発!

製作した6人が久しぶりに集合し、自分たちが作ったという痕跡がないか確認するのだが・・・



レボリューション6



感想(ネタバレあり)


ベルリンの壁崩壊から15年。活動家たちのその後


ベルリンの壁崩壊から、15年が経過したドイツが描かれる。

当時は、保守的な政権を倒そうと必死だった若者たちも、15年経てば、自分の地位を守ることに必死な中年に変貌。

中には、そのまま、全く成長しないでその日暮らしの生活をしているものもいれば、子育てに忙殺されるメンバーもいる。

各々がどんな立場であれ、警察なんか怖くない!って強がっていた若者たちも、中年になれば、警察なんて勘弁してくれっていう大人になる(笑)

そんな、15年の月日が変えたものを見ているのが楽しい映画だった



レボリューション6_2



昔からの友達って良いよねぇ


私も、20年前、15年前の友達に会うことがある。

見た目や、立場は確かにそれぞれ変わってしまうけど、パッと集まって、いつも変わらないのは、各自の立場や役回り。

いつも、マメにメンバーに召集をかけてくれる人、集まった後のムードメーカーや、笑いを提供してくれるボケ担当(笑)

それぞれに、暗黙の了解で立場が決まっていて、打ち合わせしなくても、それぞれが、それぞれの立場をキチンとこなしている。

この映画「レボリューション6」を観ながら、この人たちも、それぞれ、地位や立場は変わってしまっても、その辺は変わってないんだろうなぁと思い、昔の友達っていうのは、そんな気軽さが良いんだよなって思った。



レボリューション6_3



各自の個性がもう少し欲しかった


だから、「いまさら爆弾とか言ってんじゃねぇよ~」なんて、けだるいこと言ってても、いざ偵察だの、警察に潜入だのってなると、それぞれの得意な分野でテキパキ動き出す6人が楽しい。

ただし、もう少し、それぞれの個性が際立っていても良かったんじゃないかなぁと思う。

マイクは15年後には広告業界の天才、テラーも弁護士になるのであれば、その片鱗が15年前にあったはずで、そこの個性を出しておいて欲しかった。

ただのパンク野郎の活動家が15年経ったら、業界のトップに立っていました

では、あまり説得力が無い。



レボリューション6_4



純情で情に厚いティムを演じるティル・シュヴァイガー


彼らの中心でリーダー的立場のティムを演じるのは、ティル・シュヴァイガー。

私の中では、「ノッキン・オン・ヘブンズドア」のイメージが強い俳優さん。

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今回は、仲間の中で活動中に両足の膝から下を無くしてしまったホッテの面倒を見ながら、定職につかないことで15年前に振られてしまった恋人フローのことが忘れられないという、純情で、情に厚いティムを演じる

まぁ、確かにこんなに面倒見が良い人が彼氏だったら、彼女としてはかなり困る人だけど、そんな彼がいたからこそ、15年経って、いきなり会ってもまとまれるんじゃないかと思える役だった。

そんな役をさらりと演じてしまうティル・シュヴァイガーって、やっぱりかっこいい俳優さんだなぁと再認識。



レボリューション6_5



まぁまぁ、結局のところ、無罪放免な彼らでありますが、人は15年経っても変われねぇってことですの。

それに、投げ捨てた過去は、必ずブーメランのように帰ってくるので、気をつけましょうってことだなぁ~。

そして、何よりも大事なのは、15年前の友情は、今も変わらぬ友情のまま。

お友達は大切にってこと。





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