とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:ドキュメンタリー映画



ファッション・デザイナー アレキサンダー・マックイーンの生涯を追ったドキュメンタリー映画「マクイーン:モードの反逆児」を試写会で観た。

なぜ、マックイーンは自ら命を絶ったのか…。


映画「マックイーン:モードの反逆児」


満足度 評価】:★★★★☆

その人生は想像を超える濃厚さだった。

後半、自身の身を削って作品を生み出してく姿には涙が止まらなかった。

彼は唯一無二だからこそ成功したが、それは孤高でもあり、誰にも理解されない孤独に胸を締め付けられた。

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『マックイーン:モードの反逆児』予告編 動画

(原題:McQueen)



更新履歴・公開、販売情報

・2019年3月20日 試写会にて鑑賞。

・2019年4月23日 感想を掲載。

より詳しい作品情報につきましては、下記公式サイトをご参照ください。
 ↓
映画「マックイーン:モードの反逆児」公式サイト




キャスト&スタッフ


出演者

〇リー・アレキサンダー・マックイーン


監督

〇ピーター・エテッドギー

〇イアン・ボノート


2018年製作 イギリス映画



あらすじ

1969年労働者階級に生まれたマックイーンは、23歳の時に失業保険を使ってデザイナーデビュー。

27歳の時にはジバンシィのデザイナーに抜擢。

その後、並行して自分のコレクションも発表し、34歳で大英帝国勲章を授与される。

しかし、2010年に40歳の若さでこの世を去った彼の生涯を追う。



映画「マックイーン:モードの反逆児」アレキサンダー・マックイーン


感想(ネタばれあり)


この映画の感想につきましては、私が「ぴあ映画生活」に掲載したものをご紹介します。


マックイーン:モードの反逆児 (2018)


★★★★ [80点]「誰にも理解されない孤高のデザイナー」


2010年に自ら命を絶ったファッションデザイナー アレクサンダー・マックイーンの軌跡を描くドキュメンタリー映画。

個人的にファッション業界には疎くて、ハイブランドには何があるのかすらよくわかっていないけれど、この映画にはとても感動した。



というのも、この映画は、モード界の裏側を暴露するような作品ではなく「マックイーンとはどんな人だったのか」にスポットが当てられていて、彼の人間ドラマとして、この映画を観ることができるからだ。



この中でマックイーンは、常に自分の心の奥底に問いかけ、そこから「今、本当に作りたいもの」を生み出していく。

その姿は、デザイナーというよりも芸術家といった印象だった。



そこから生まれた作品は、だれにも真似できない唯一無二のものであり、世界で絶賛される。

しかし、その過程ではかなり自身の心を削られていて、その姿には涙が止まらなかった。



そして、唯一無二ということは、裏を返せば、孤高ということであり、誰にも理解されない孤独に強く胸を打たれてしまった

また、音楽は「ピアノレッスン」のマイケル・ナイマンが担当していて、その美しい音楽がさらに切なさを倍増させていた



ファッション業界に興味がある人も、そうでないと人も、きっとマックイーンという人に興味を持ってしまう。

そんなドキュメンタリー映画だった。


Posted by pharmacy_toe on 2019/03/28 with ぴあ映画生活





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オリジナルサウンドトラック:マイケル・ナイマン「Mcqueen」

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参考:「VOGUE ON アレキサンダー・マックイーン」

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ドキュメンタリー映画「ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー~」を映画館で観た。

歌手ホイットニー・ヒューストンのデビューから亡くなるまでの映像を集めて、ホイットニー・ヒューストンとはどんな人物だったかを描いたドキュメンタリー。



満足度 評価】:★★★★☆(4.5)

世界中から愛された歌姫が抱えていた闇が、あまりにも深すぎて衝撃的だった。

ドラッグ依存、DV、幼児虐待、育児放棄など、社会問題オンパレードなこの映画がホイットニーの生涯だとは思いたくなかった。

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー~』予告編 動画

(原題:Whitney)



更新履歴・公開、販売情報

・2019年1月9日 映画館にて鑑賞。

・2019年1月18日 感想を掲載。

現在、全国順次公開中。より詳しい劇場情報につきましては、下記公式サイトをご参照ください。
 ↓
映画『ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー~』公式サイト

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キャスト&スタッフ


出演者

〇ホイットニー・ヒューストン

〇シシー・ヒューストン

〇エレン・ホワイト

〇メアリー・ジョーンズ

〇パット・ヒューストン

〇ボビー・ブラウン

〇クライヴ・デイヴィス

〇ジョン・ヒューストン

ケビン・コスナー
…(「モリーズ・ゲーム」、「ドリーム」、「クリミナル 2人の記憶を持つ男」、「ドリフト・デイ」、「ラスト・ミッション」、「マン・オブ・スティール」、「ボディ・ガード」、「フィールド・オブ・ドリームス」、「アンタッチャブル」など)

〇ケニー“ベイビーフェイス”エドモンズ


監督

ケヴィン・マクドナルド
…(「ブラック・シー」など)


2018年製作 イギリス映画



ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー~




あらすじ


2012年に48歳という若さでこの世を去ってしまった歌手ホイットニー・ヒューストンについて、家族や、周りの人たちへのインタビューと、テレビや映画の映像と共に「ホイットニー・ヒューストンの真の姿」を描く。



ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー~3




感想(ネタばれあり)


この映画の感想につきましては、私が「ぴあ映画生活」に掲載したものをご紹介します。


ホイットニー ~オールウェイズ・ラヴ・ユー~ (2018)


★★★★☆ [90点]「最高で最低のホイットニーの全て」


ホイットニー・ヒューストンの生涯をたどったドキュメンタリー映画。

かなり衝撃的な内容で、これが全部嘘で、よくできたフィクションだったら良いのにと思った。



私がホイットニーを知ったのは、中学生の時だった。

そして、彼女は私にとって、初めてはまった洋楽の歌手であり、とても特別な存在だった。



その私がこの映画を観て、この中には私が大好きなホイットニーがいっぱい詰まっていると思った

デビューしたてのキラキラした彼女も、映画「ボディガード」で頂点に立ったスターの彼女も、しっかりとこの映画の中に収められていた。



しかし、その反面で、私の知らないホイットニーをたくさん知ることになってしまった



できる限りたくさんの人にこの映画を観て欲しいから、詳しくは語らない。

しかし、この映画の中には、現在のアメリカが抱えている問題の全てが詰まっていた。

ドラッグ依存症、DV、児童虐待、育児放棄、人種差別などなど、なんでもありのてんこ盛り

奇しくも「アリー/スター誕生」と同時期に公開されているけれど(わざとぶつけたのかな??)、この映画のホイットニーの生活の凄まじさを思うと、「アリー/スター誕生」で描かれるスターの苦悩はファンタジーにさえ思えてくる



これは、ホイットニーの話だけれど、きっと、マイケル・ジャクソンの話でもあり、リバー・フェニックスの話でもある

スターたちが、スポットライトの下にい続けるのが耐えられず、そこから少しだけ逃げようと思った時、つい、誘惑に負けて悪魔の手を握ってしまうことがある。

一度、その誘惑に負けてしまうと、そこから戻ることは、とても難しいのだ。



あの、ホイットニーがスター街道を歩いていた頃、私たちは、何も考えずに「ホイットニーの新曲はまだかなぁ」と考えていたけれど、本人は、追いかけてくる悪魔を振り払おうとして、毎日を生きていたのだ。

その姿はファンをガッカリさせ、そしてホイットニーはマスコミから叩かれ、さらなる闇へと落ちていく…という悪循環



その裏にどんな顔があろうとも、ホイットニー・ヒューストンは偉大な歌手であったことに変わりはない。

私は、彼女の歌に何度も助けられて生きてきた。

そんな私が彼女にできるのは、今でも時々、彼女の歌声を聴くことだと思う。



これは、ファンにとっては、とても衝撃的な内容だけれど、アメリカの社会問題を凝縮させて描写している作品でもあるので、ホイットニーを知らない人でも、見応えのあるドキュメンタリー映画になっていると思う

興味のある人はぜひ、彼女を偉大な歌声を劇場で聴いて欲しい


Posted by pharmacy_toe on 2019/01/13 with ぴあ映画生活



ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー~2





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ドキュメンタリー映画「マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!」を試写会で観た。

60年代にロンドンで生まれ、世界を変えたカルチャーを貴重な映像で伝えるドキュメンタリー。


満足度 評価】:★★★☆☆(3.5)

60年代にロンドンで生まれたビートルズやストーンズが世界を変えた。

その激変の時代を伝える貴重な映像の数々。

全てがオシャレでカッコいい!

温故知新。

あの時代に学べることがたくさんあった

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!』予告編 動画

(原題:My Generation)



更新履歴・公開、販売情報

・2018年12月26日 試写会にて鑑賞。

・2019年1月5日 感想を掲載。

現在、全国順次公開中。詳しい劇場情報につきましては、下記公式サイトをご参照ください。
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キャスト&スタッフ


出演者


〇デイヴィッド・ベイリー

〇ポール・マッカートニー

〇ツィッギー

〇ザ・ローリング・ストーンズ

〇ザ・フー

〇ザ・ビートルズ


監督

〇デイヴィッド・パッチ


2017年製作 イギリス映画



マイ・ジェネレーションロンドンをぶっとばせ!





あらすじ

60年代にロンドンで生まれた様々な音楽やファッションや美術が世界を変えた!

ビートルズ、ローリング・ストーンズ、マリー・クワント、ツィッギーなどなど。

その頃、ロンドンで俳優活動を始めたマイケル・ケインが、貴重な映像の数々と共に当時のロンドンの激動ぶりを紹介する。



マイ・ジェネレーションロンドンをぶっとばせ!2




感想(ネタばれあり)


この映画の感想は、私が「ぴあ映画生活」に掲載したものをご紹介します。


マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ! (2017)


★★★☆ [70点]「世界を変えた60年代UKカルチャー」

これは目で楽しむドキュメンタリー映画だった。



1960年代にロンドンで生まれたカルチャーの数々。

ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ツイッギー、マリー・クワント、ヴィダルサスーンなどなど。

彼らの存在は、やがて世界のカルチャーを変えることとなる。

この映画の製作者の1人であり、当時、既に俳優として活躍していたマイケル・ケインが案内役を務め、当時のロンドンの激変ぶりを紹介する。

彼らの音楽やファッションが、世に放たれた結果、当時、薄暗かったロンドンがたちまちキラキラと光り輝きはじめる。

街に若者が溢れる活気に満ちたようすを見ていると「いいなぁ、この当時のロンドンを肌で感じたかったなぁ」と思えてくる

そして、そんな輝ける時代を作り上げたアーティストたちの多くが、当時のイギリスでは見下されていた労働者階級の出身だったということを、この映画を観て初めて知った。

この映画の中では、そんな階級格差のことも描かれていて、とても驚かされた。



しかし、その社会から抑圧された環境があったからこそ、ビートルズやストーンズが生まれたんだろうとも思う。



そして驚かされたのは、映像の素晴らしさ 。

この時代はまだ私が生まれる前の話で、半世紀も前のことなのにもかかわらず、これだけの貴重な映像をよく見つけてきたなと思った。



とてもそんな昔の映像とは思えないし、その当時のマイケル・ケインはとってもカッコよくて、女の子たちのファッションとか、真似したくなるぐらい可愛いい。

「当時を懐かしむ懐古的な作品」というよりも「温故知新」的な、あの当時のカルチャーからいろいろ盗んじゃえ!と思える作品だった。



そして、当時の最先端にいた彼らは、何かとバカにされながら、それを跳ね返して世界を変えるまでになった人たち。

人は夢を持った時、うまくいかないことを環境のせいにしがちだけれど、虐げられた環境にいた人たちが世界を変えることができたのだから、どんな環境にいる人も夢を諦めずに突き進んだら、新しい時代を築くことができるかもしれない

そう思える映画だった



ファッションや、音楽や、UKカルチャーが好きな人にオススメの作品!


Posted by pharmacy_toe on 2019/01/03 with ぴあ映画生活




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ドキュメンタリー映画「ヒューマン・フロー/大地漂流」を試写会で観た。

23ヶ国40ヵ所の難民キャンプと国境地帯を訪れ、難民の生活を記録したドキュメンタリー映画。


満足度 評価】:★★★★☆(4.5)

世界中にこんなに難民がいるのか…という現実に驚かされ、彼らの置かれている劣悪な環境に心が痛む。

この映画に希望があるとすれば、一人でも多くの人が観て、何かできることはないかと考えるところにあると思った。

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『ヒューマン・フロー/大地漂流』予告編 動画

(原題: Human Flow)



更新履歴・公開、販売情報

・2018年12月3日 試写会にて鑑賞。

・2018年12月13日 感想を掲載。

・2019年1月12日 全国順次ロードショー。

詳しい上映劇場情報につきましては、下記公式サイトをご参照ください。
 ↓


アイ・ウェイウェイ監督ドキュメンタリー映画「アイ・ウェイウェイは謝らない」(字幕版)

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キャスト&スタッフ


出演者

〇アイ・ウェイウェイ


監督・製作

〇アイ・ウェイウェイ


2017年製作 ドイツ映画



ヒューマン・フロー/大地漂流





あらすじ


この映画が製作された2016年当時、紛争や貧困により世界をさまよう難民の数は6500万人を超え、その後、なお増え続ける。

しかし、難民の流入を拒否する国々もまた増加傾向にある。

自身もアーティストながらその言動から国に帰ることを許されないアーティスト アイ・ウェイウェイは、23ヶ国、40ヵ所の国境付近の難民キャンプを訪れ、住むところを求める難民たちと、それを拒否する国々の様子を記録する。



ヒューマン・フロー/大地漂流3




感想(ネタばれあり)


この映画の感想は、私が「ぴあ映画生活」に掲載したものをご紹介します。


ヒューマン・フロー 大地漂流 (2017)


★★★★☆ [90点]「一人でも多くの人に知って欲しい難民の現実」

一人でも多くの人に観て欲しい作品だった



この映画で描かれているのは「難民」の現実。

ヨーロッパ、アフリカ、アジア、アメリカにある難民キャンプや、移動する難民の姿を取材し、記録している。



日本は、周りを海に囲まれていて他国と地続きになっていない。
だから、難民が歩いて日本に入ってくるようなことがない。

そのためか、私自身も、国を追われて住むところがない難民たちの現状について、他人ごとになっているなと思った。

私が思っていた以上に、世界中には難民たちが溢れ、過酷な生活を強いられているからだ。

彼らの生活を観ているだけで、胸がしめつけられる思いがした。



そんな彼らの過酷な生活の中で、とても印象的だったのが、子供たちの姿だった。

どこのキャンプでも、純粋無垢な子供たちの笑顔は輝き、楽しそうに駆け回っていた。

しかし、今はそうやって笑顔が輝いていても、彼らが大人になる頃には、生活していけない現実を恨み、中にはテロリストになってしまう子もいるんだろうか…と考えてしまった。



そう思うと「難民お断り」と言う看板を掲げ、高い壁を作ることが、本当に国の未来のためなのだろうか

彼らに人間らしい生活を提供することの方が、後々、国にとって未来の資産になると考えるのは、おかしなことなのだろうか



彼らは、犯罪者でもテロリストでもない

人種や宗教が違うというだけで、住む場所を追われてしまった無実の人々だ。

それぞれの国に、様々な理由があるだろうというのもわかるけれど、彼らに対する態度に、人権など微塵も感じられないのが、とても悲しかった。

この映画に希望があるとすれば、一人でも多くの人が、この映画を観て、難民の現実に触れ、何かできることはないかと考えることだと思う。


Posted by pharmacy_toe on 2018/12/07 with ぴあ映画生活



ヒューマン・フロー/大地漂流2







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ドキュメンタリー映画「私は、マリア・カラス」を試写会で観た。

1977年に亡くなったオペラ歌手 マリア・カラスの残された映像をつなぎ、その生涯を描く。



満足度 評価】:★★★★☆

感動のドキュメンタリー。

彼女の恋に身を捧げるも裏切られるという人生は、まるでオペラそのものだと思った。

そんな彼女が、その人生の全てを歌に注いだからこそ、人々は彼女の歌声に共感し、惹きつけられるのだと思った。

とても貴重で贅沢な作品だった。


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『私は、マリア・カラス』予告編 動画

(原題:Maria by Callas)



更新履歴・公開、販売情報

・2018年11月15日 試写会にて鑑賞。

・2018年11月28日 感想を掲載。

・2018年12月21日 全国順次公開。

詳しい上映劇場情報につきましては、下記公式サイトをご参照ください。
 ↓
映画『私は、マリア・カラス』公式サイト


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Maria Callas Remastered: The Complete Studio Recorings, 1949-1969

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キャスト&スタッフ


出演者

〇 マリア・カラス

〇ファニー・アルダン(声の出演)


監督・製作

〇トム・ヴォルフ


2017年製作 フランス映画



私は、マリア・カラス





あらすじ

1977年に亡くなったマリア・カラスが友人たちに宛てた手紙など、彼女が残した「言葉」と「歌」の映像で、その生涯を追う。

その半数以上が、初公開の秘蔵映像で構成された貴重な記録映画。



私は、マリア・カラス2




感想(ネタばれあり)


この映画の感想は、私が「ぴあ映画生活」に掲載したものをご紹介します。





★★★★ [80点]「人生を込められた歌に人々は共感する」


感動のドキュメンタリー映画だった。

これまで、誰かが演じたカラスは観たことがあったものの、カラス本人の歌声を聴くということがなかったので、それだけでも感動ものだった。



私にとって、カラスは生まれる前の人で、亡くなってから40年以上も経っている。

にもかかわらず、私も彼女のことを知っているし、こうして映画まで作られている。



それはなぜなのか。

この映画を観て、その理由がわかった気がした。

彼女自身がオペラそのものであり、「蝶々夫人」であり、「椿姫」だからだ。



恋に人生の全てを捧げ、愛と幸せの日々を夢見るも、愛した男に裏切られ、夢に見た日々はもろくも崩れ去る。

そして、彼女は、その悲しみを全身全霊で歌に込め、人々は彼女のその声に共感する



もしも、彼女が幸せで恵まれた生活をしていたら、マリア・カラスという人は生まれてこなかっただろう。

その声に全身全霊が込められているから、いつの時代の人々も、マリア・カラスという、悲劇の歌姫の歌声に、心を奪われ、つかまれ、揺さぶられるのだ。



そんな風に、彼女が歌に人生を捧げたからこそ、私たちは、彼女の歌から幸せをもらえたけれど、彼女自身は、彼女の思い描く幸せを手にすることができないというのは、なんとも皮肉な話だ。



しかし、だからこそ、彼女はオペラ歌手になるべく生まれてきた人なんだなぁと思った。

こんなにじっくりと、マリア・カラスの歌を聴いたのは初めてだけど、オペラをよく知らない私でさえ、聴いていて涙がこぼれるぐらい、圧倒的な説得力のある歌声だった



オペラファンの人も、そうでない人も、ぜひ、この映画を観て、彼女の人生を感じ、歌声を聴いて欲しい。

これからも、聴き継がれていくべき歌声がそこにはあるから。


Posted by pharmacy_toe on 2018/11/22 with ぴあ映画生活



私は、マリア・カラス3





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ドキュメンタリー映画「いろとりどりの親子」を試写会で観た。

自閉症、ダウン症、低身長症、LGBTQなど、さまざま障害や問題を抱えて生きている子供と親子を描いた作品。


満足度 評価】:★★★★☆

最初から最後まで泣きっぱなしの感動作!

マイノリティーの彼らから学ぶことがたくさんあった。

人々が幸せに暮らす社会は、誰もが差別も偏見も受けない生活にあって、そんな理想郷を作るためのヒントがここには詰まっていた。

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『いろとりどりの親子』予告編 動画

(原題:Far from the Tree)



更新履歴・公開、販売情報

・2018年11月8日 試写会にて鑑賞。

・2018年11月22日 感想を掲載。

現在、全国順次公開中。詳しい上映劇場情報につきましては、下記公式サイトをご参照ください。
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原作本「Far From The Tree: Parents, Children and the Search for Identity」【洋書】

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キャスト&スタッフ


出演者

〇アンドリュー・ソロモン(兼 原作・製作)


監督・製作

〇レイチェル・ドレッツィン


2018年製作 アメリカ映画



いろとりどりの親子





あらすじ


臨床心理学者の教授のアンドリュー・ソロモンは、自分がLGBTQであると自覚したものの、両親から理解されず、苦しんでいた。

そんなアンドリューは、LGBTに限らず、障害を抱えたマイノリティ(例えば、自閉症、ダウン症、低身長症など)の人たちは、親とどういう関係を築いているのかが気になり、取材を始める。

そして書き上げたのが書著「Far from the Tree」である。

この映画は、そんなアンドリューが取材した親子の姿を捕らえたドキュメンタリー映画である。



いろとりどりの親子3




感想(ネタばれあり)


どんな人も幸せに生きる権利がある


妊婦さんには、産まれてくる子供に障害があるかどうか診査する「出生前診断」がある。

おそらくその時に「ダウン症の恐れがあります」と言われたら、「その子供を産むべきかどうか」についてすごく悩むだろうと思う。

そして、実際に中絶を選択してしまう家族もあるだろう。



親に落ち度があるわけでもないのに、「何か悪いことをしたんだろうか」と自分を責めてしまうかもしれない。

この映画は、そういう悩みを抱えた人や、出産を選択して、障害のある子供を育てているご両親たちに是非観て欲しい作品である。



このドキュメンタリーに登場するのは、ダウン症、自閉症、低身長症やLGBTQなど、様々な障害や問題を抱えたマイノリティの子供と、彼らを育てる親たち。



親たちは「子供に障害があるのは自分の責任」と自分を責め、「子供が不憫でならない」と子供の不幸な境遇を嘆く

それは当然だと思う。

親だったら、五体満足な健康体で育って欲しいと誰もが思うに違いない。



しかし、子供たちは親が思うほど不憫でも不幸でもない

親たちの心配をよそに、幸せに暮らしているのだ。



この映画のタイトルである「Far From The Tree(木から遠く離れて)」とは、親(Tree)の庇護を離れて暮らす障がいのある人々を表している。

障がいのある子供を抱えたご両親だけでなく、一人でも多くの人に観て欲しい作品である。



いろとりどりの親子2



彼らはかわいそうな人たちではない


この映画を観て知ったのは、障がい者たちの「思い」だった。

五体満足な健康体で暮らす親たちは、彼らのことを「かわいそうだ」という。

しかし、むしろ「かわいそうだ」と思うことこそが、偏見であり、差別なのだ。



彼らは「特別な人ではなく、普通に生きる人間として」扱って欲しいと思っている。



例えば、太っている人が「あなたはデブでかわいそう」という扱いを受けたらどうだろうか。

きっとバカにされたと思うだろうし、酷くショックを受けるに違いない。



それと同じだ。

例えば、低身長症の人に「あなたは背が低くてかわいそう」という態度をとるのは、とても失礼なことであり、そういう態度をとられた相手は酷く傷つくのだ。

彼らも私たちの変わらない人間なのだ。



そんな彼らが親元を離れ、やがて心の許せる仲間を得て幸せな生活を送る姿は、とても幸せそうだった。

彼らが仲間に見せる笑顔はとても輝いていて、心に突き刺さってきた。

そんな笑顔が仲間たちの間だけでなく、健常者たちとの間にいても普通に見られれば、それはとても素敵な社会の姿だと思う。



いろとりどりの親子4



彼らには日常生活を送れないと勝手に決めつけている


そんな彼らを見て教えられたのは、寛容さだった



「LGBTは生産性がない」と言った政治家がいたけれど、彼女にこそ、是非、観て欲しいと思った。

この映画が描く幸せな社会には、そんな「生産性のない社会」とは、真逆な世界があるからだ。



LGBTの人たちは、代理母が子供を産み、その代理母とも友好的な家族を作る。

低身長症の人は、集会で出会った人と結婚して、健康な子供を産む。

誰にだって、家庭を築いたり、人間らしく生きる権利があるのだ。



国民が暮らしていく上で、みんなが幸せに生きる社会とは、それぞれが寛容さを持ち、それぞれの個性が認められ、差別や偏見にさらされることなく生きられる場所ではないかと思った。



ダウン症の人たちだって自立して生きていけるし、自閉症の人だって機械を使って話せば、人とコミュニケーションをとることができる。



自閉症だから話せないとか、ダウン症だから一人で暮らしていけないとか、低身長症だから子供を産めないとか、彼らに対して「これは、彼には無理なんじゃないか」という高いハードルを作っているのは、むしろ健常者の方ではないかと思う。

彼らは、私たちが思う以上に、自由で幸せな生活を望んでいるのだ。



いろとりどりの親子5



多様性の社会はどこにあるのか


現在は多様性の時代だと言われる。

しかし、本当に多様性の時代を迎えているのだろうか。



肌の色が違うとか、人種が違うとか、性別が違うとか

私たちは様々な理由で、相手を判断し、拒絶している。



そんな時代だからこそ、この映画を観るべきだと思う。

どんな人にもコンプレックスがあって、容姿で差別されてはいけないように、どんな障害を抱えた人も、そうではない人と同じように自由に生きる権利がある。



全ての人が笑って暮らせるような社会こそが、本当に幸せな社会だと思う。

それはキレイごとに聞こえるかもしれないけれど、そんな理想の社会を作るヒントが、この映画にはたくさん詰まっている



是非、たくさんの人に観て欲しい作品である。



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ドキュメンタリー映画「猫が教えてくれたこと」を試写会で観た。

トルコのイスタンブールで暮らす町猫たちの日常を描く。



満足度 評価】★★★☆☆(3.5)

最初から最後まで猫だけを見つめるドキュメンタリー映画。

監督は、「イスタンブールの猫は他の大都市の猫と違う」と思ったのが、この映画を撮るきっかけになったそう。

それでは、なぜ、イスタンブールの猫は他と違うのか

その理由を考えてみた。

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


「猫が教えてくれたこと」予告編 動画

(原題: Kedi)



更新履歴・公開、販売情報

・2017年10月20日 試写会にて鑑賞。

・2018年11月6日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。


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キャスト&スタッフ


出演者

〇イスタンブールの猫たち

〇イスタンブールの人たち


監督・製作

〇ジェイダ・トルン


2016年製作 アメリカ映画



ドキュメンタリー映画「猫が教えてくれたこと」




あらすじ


イスタンブールの街の中で暮らす猫たちについて、住民たちへインタビューを交えながら紹介する。



ドキュメンタリー映画「猫が教えてくれたこと」



感想(ネタばれあり)


他の大都市では見られない猫たちの暮らし in イスタンブール


トルコのイスタンブール。

ただ、ひたすらに猫と、猫を愛する人々を見つめる79分間の映画。



イスタンブールといったら、トルコでも最大の都市。

その大きな町の中に猫が溢れてる。

日本でいったら、東京の谷中とか、各地にある猫島が近いんだろうか。



まず、町の中で暮らす猫の多さに驚かされる

イスタンブールの中には小さな漁港がある。

そこで暮らす住民によれば、昔は漁に出る時に旅のお供として猫を連れて行っていたことが始まりで、この漁港には猫が増えていったんだと言っていた。



それに加えて、イスラム教の猫を大切する習慣が、野良猫を増やすことになったんだろうなぁと思った。

このドキュメンタリーの中には、町の中にモスクがある風景も登場する。



そして、その町に溢れる猫たちは当たり前のようにそこにいて、住民たちも彼らを追い出そうとはせずに、むしろ「持ちつ持たれつ」の関係で共存しているのが、面白かった。



この映画を観る前に、監督によるトークショーがあったのだけど、その中で彼女は

「私は幼い頃にイスタンブールで暮らしていて、イスタンブールの猫を知る機会があった。

その後、ロンドンやNYで猫たちを見てきたけれども、イスタンブールの猫たちとは全く違っていた

だから、いつかイスタンブールの猫を撮りたいと思っていたのが、この映画を製作するきっかけになった」

と話していた。



そして、私も、この映画を見始めて、監督の言う『他の街とは違う猫たち』の意味が分かったような気がした。

私から観て、何が違っていたのかを、ここには書いていきたいと思う。



ドキュメンタリー映画「猫が教えてくれたこと」



人間から餌をもらい、人間に癒しを提供する「猫と人間の共存共栄の生き方」


イスタンブールの猫を観ていて思ったのは、猫と人間が共存共栄しているということ

猫は人間から餌をもらい、人間は猫から癒しをもらう



この映画の中には、

「猫に餌をあげるようになって、人とコミュニケーションをとれるようになった」と言った人や、

「昔、可愛がっていた猫を亡くして、悲しみに暮れていたけど、他の猫を可愛がるようになって癒されている」と言っている人もいた。

その猫たちのほとんどが野良猫である。



いつも決まったところで餌をもらい、いつも決まったところで寝ている。

しばらく見なくなったなぁと思ったら、子供を産んでお母さんになっている。

そんな彼らの成長を住民たちは温かく見守っている

みんなで猫たちを育てていこうとしている住民の姿勢が、他の街と決定的に違うところではないかと思う。



そんな中、特に心に残っているのはレストランで暮らしている猫たち。

ネズミが増えて困ったレストランのオーナーが、猫に餌をあげるようになると、そのお礼とばかりにネズミを退治してくれるようになる。

だから、そのレストランでは猫が欠かせないと言っていた。



そして、違うレストランの猫は、店の中に入って商売の邪魔をするようなことは一切せず、お腹がすいたら、外から窓をひっかいて合図する。

その猫の合図を見たくて、その店に行くお客さんもいるんじゃないかと思うぐらい愛らしい。



そんな風にして、そのイスタンブールの街では猫と人間のそれぞれの役割がキチンと分担されていて、お互いに踏み込んじゃいけないラインを守っているからこそ、共存できているんだろうと思った

また、人間が猫を管理するではなく、共に対等な立場で人間と猫がうまいこと住み分けをしているという印象だった。

その町の中で、人間に囲まれながらも人間に生活の全てをゆだねるわけではなく、自由奔放に生きている猫たちの自立心が、犬とは大きく違うところだし、この町の猫が、他の都市の猫たちと大いに違うところなんじゃないかと思った。



ドキュメンタリー映画「猫が教えてくれたこと」



人間の生活の変化が猫に与える悪影響


しかし、この映画では、そんな猫と人間の幸せな関係ばかりを描いているわけではない。

人間たちの生活の変化が猫たちに与えている影響も描いてる

イスタンブールはトルコ最大の都市。

経済が発展するつれ住宅地も増え、草木に覆われた空き地はコンクリートで埋められていき、ビルが建てられていく。



野良猫たちは、土を掘り返して排泄しているけれど、コンクリートになると排泄できなくなってしまう。

そして、猫たちは次第に住みにくくなったその場所から離れていってしまう。

現在のイスタンブールでは、そうやって猫が住めなくなった場所が増えているのだそう。

それは、町の中の緑が減っているということであり、人間にとっても住環境が悪化しているということでもある。



ということは、ロンドンやNYでは見られない猫の姿がこのイスタンブールで見られるのは、他の大型都市に比べて猫には住みやすい環境だったからだと言えるのかもしれない。

しかし、イスタンブールも他の大都市の仲間入りをしようとしている。

これで、東京都心のコンクリートジャングルで猫を見かけない理由も分かった気がした。



また、ここ数年で、癌による猫の死亡が増えているという話もあった。

映画の中では、餌を与えている人間の食生活の変化が原因だと言っていた。

人間よりも体の小さい猫は食べ物に含まれている化学物質の影響を受けやすいんだろうなと思った。



ということは、人間が受ける影響は猫に比べてゆっくりかもしれないが、確実に癌にかかる割合が増えていることは確か。

それは猫たちが身をもって人間社会に警笛を鳴らしているということでもある。



そういう猫たちの行動や体の変化から、人間社会の問題点を見通すことができる

良い面も悪い面も含めて、ここでは、猫と人間が持ちつ持たれつで共存していることが分かる。



ドキュメンタリー映画「猫が教えてくれたこと」



持ちつ持たれつ…猫と人間の対等なカンケイ


結局のところ、イスタンブールの町猫は、他の大都市に比べて何が違うのか。

まず、根本的に「猫を大切にしよう」という思いが、他の都市より強いっていうのがあると思う。

その上で私が思ったのは、「猫と人間が対等の関係である」ということ。



日本の町猫、恐らく、東京の谷中あたりだと、このイスタンブールのように対等の関係を見られるのかもしれない。

しかし、たいていの町猫は人間が住んでいる街で、たまに人間に追い払われながら、軒下や草むらの中でひっそりと暮らしている。

それは、人間が主で猫が従の主従関係



しかし、そこには、猫の排せつ物で嫌な思いをしたり、猫アレルギーの問題があったりして、「野良猫NO」と言っている人にもそれなりの理由がある。

だから、そういう人たちを避けるようにして暮らしてきた、今の日本の野良猫事情もあるんだろうと思う。

それに、イスタンブールでは、緑が減ったことで猫の住める場所が減ってしまったように、今の日本の都会では、猫の住める場所が限られてしまっている



しかし、そもそもは、ペットにしようと思って飼った猫を捨ててしまったという人間の勝手なエゴもあるはず。

それを思うと、イスタンブールのように猫と人間が対等の関係で共存するのが望ましいんだろうと思う。

でも、そういう関係を保つほどのゆとりが、人間社会からなくなっているということでもある。



「だいたい、そんな餌代は誰が払うんだ」なんてことでもめそうだし。

私は個人的に、犬と違って猫は話しかけても無視されるのが嫌で、「断然、犬派」なんだけれども、この映画を観て、私も近所の野良猫にもっと優しくしてあげないといけないなと思った。

優しくしてあげたら、それだけのものを猫が運んできてくれそうだから。
(既に考えがやましい私はやっぱり犬派(笑))



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アニエス・ヴァルダ監督と、写真家 JRによるドキュメンタリー映画「顔たち、ところどころ」を映画館で観た。

アニエス・ヴァルダとJRがフランス国内を旅しながら、その町の顔を描きだしていく。



満足度 評価】:★★★★☆

88歳の映画監督と33歳のカメラマンのコラボにほっこり心温まる。

長年その街の歴史を見てきた建物と、そこで暮らす人の顔には街の歴史が刻まれる。

その2つを掛け合わせるという発想も面白かった。旅したくなる映画だった。


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『顔たち、ところどころ』予告編 動画

(原題: Visages Villages)



更新履歴・公開、販売情報

・2018年10月11日 映画館にて鑑賞。

・2018年10月26日 感想を掲載。

現在、全国順次公開中。詳しい上映劇場情報につきましては、下記公式サイトをご参照ください。
 ↓
映画『顔たち、ところどころ』公式サイト


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キャスト&スタッフ


出演者

〇アニエス・ヴァルダ

〇JR


監督

〇アニエス・ヴァルダ

〇JR


2017年製作 フランス映画



顔たち、ところどころ



あらすじ

88歳の映画監督 アニエス・ヴァルダと、34歳の写真家JRが一緒に旅に出る。

彼らは、町の人々の話を聞き、その町の「顔」を描きだす。

そんな二人のコラボレーションを記録したドキュメンタリー。



顔たち、ところどころ2




感想(ネタばれあり)


この映画の感想につきましては、私が「ぴあ映画生活」に掲載したものをご紹介します。


顔たち、ところどころ (2017)


★★★★ [80点] 「88歳と33歳のほのぼのコラボ」


素敵な映画だった~。

とても心が温かくなった



88歳の映画監督アニエス・ヴァルダと、33歳のカメラマンJRが二人でフランスを旅する姿をとらえたドキュメンタリー映画

その中で、彼らは出会った人たちから話を聞き、JRが彼らの写真を撮り、大きく引き伸ばして街の建造物に張り出し、街の人々の反応を見る。

この映画は、そんなアニエスとJRのコラボの記録だ。



彼らが行く場所は、特にこれといった名所や、観光地のない普通の田舎町。

けれど、そんな田舎町にも、その街を語る歴史があり、その街で育った人の顔にその歴史が刻まれる。

アニエスは、そんな街の人々からその街と、その人の歴史を聞き、JRは、彼らの表情を捉え、その街を象徴する建物に彼らの写真を貼り出す。



その写真が映し出すのは、ポーズをとった一瞬だけれど、その表情と、彼が張り出した建物には、長い歴史が刻まれている。

人と建物が合わさって、その街の顔が浮かび上がってくる。

そうして、この映画には、いろんな街の顔が描かれていく



それを見て、写真というのは、決してその一瞬だけではなく、長い長い歴史を語るものなんだなと思った。



アニエスが88歳、JRが33歳で、彼らはおばあちゃんと孫のような関係で、JRはとてもアニエスのことを敬っていて、仲の良い二人を観ていると、それだけで心が温かくなった



けれど、仕事になると二人の関係は対等で、共にアイディアを出し合って作品を作り上げているところが、プロのコラボという感じがして良い。

二人が選んだ街は、かつてアニエスが訪れた街もあって、アニエスは、若い人と仕事をしながら、自分自身の歴史も誰かに引き継いでおきたかったのかなぁと思った。

それが、映画監督ではなく、カメラマンというところが、アートに境界なしという感じがして良かった



全体的にとてもほのぼのとしていて、心が温かくなるし、無性に旅に行きたくなるドキュメンタリーだった。



けれど、最後の気まぐれゴダールのエピソードには、なんとも言えず切なくなってしまった

そのつかみどころのなさが、ゴダールなのかもしれないけれど…


Posted by pharmacy_toe on 2018/10/16 with ぴあ映画生活



顔たち、ところどころ3



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オーストラリア製作 ドキュメンタリー映画の「クレイジー・フォー・マウンテン」を試写会で観た。

世界最高峰の山々を目指す人々の思いを描くドキュメンタリー映画。


満足度 評価】:★★★★☆

山々の壮大さと、映像の美しさに夢中になって観ていた。

ここで描かれるのは、かつて神々の領域だった山々に挑んでいく人々の姿。

しかし、山は大き過ぎて恐ろしい。

だからこそ、その山に挑むのだろうけど、私はこうして映像を観ているだけで十分だと思った。



「クレイジー・フォー・マウンテン」予告編 動画

(原題:Mountain)

 


更新履歴・公開情報


・2018年7月10日 試写会にて鑑賞。

・2018年7月24日 感想を掲載。


現在、公開中。劇場情報については、下記公式サイトをご参照ください。
 ↓




キャスト&スタッフ


ナレーション





監督

〇ジェニファー・ピードン


2017年製作 オーストラリア映画




クレイジー・フォー・マウンテン



感想



この映画の感想は、私が「ぴあ映画生活」に投降したものを紹介します。


クレイジー・フォー・マウンテン (2017)


★★★★ [80点]「偉大なる山々に挑む人間たち」


気づけば、スクリーンに映し出される山々の壮大さと、映像の美しさにすっかり夢中になっていた

この映画で描かれるのは「なぜ、山は人を夢中にさせるのか」そして、「なぜ、人は山に登るのか
である



山といっても、その辺にある山ではなく、エベレストのような最高峰の山々。

かつて山は神々のものであり、そこに登ろうと思う人はいなかった



しかし「未開の地」を求める人々が入り込むようになると、山はたちまち冒険を求める人たちのものとなる。

そんな登山の歴史を紹介しながら、最近では、スキーで降りたり、自転車で登ったり、パラグライダーで降下する危険なエクストリームスポーツへと変わりつつある姿を映し出す。



もちろん、時にはそれが命を落とすリスクを背負う側面があることや、自然の猛威に人間は太刀打ちできないことも描いている。

きっと、誰の心の中にも「前人未到」という言葉にそそられたり、そこでしか見られない景色を見たいという欲求はあって

しかし「命をかけて」までそこに行くかと言われたら、世界でも、わずかの人たちしか挑戦しないのだろう



そんな、明らかに無謀な挑戦をしている人たちを見ていると、正直「頭おかしいな」と思ってしまうのだけど、そんな風に、「頭がおかしいんじゃないか」と思われるぐらいの行動をして、そこで見えた景色というのは、何物にも変えがたいものがあるんだろうと思う。

だからこそ、まるで中毒にでもなったかのように何度も挑戦するのだろう



私は、涼しい映画館の中で、こうして映像をみているだけで充分だと思ったけれど、彼らの「他の人が経験したことがないことを経験をしたい」という気持ちは理解できる気がした

それにしても、山はあまりにも偉大すぎて、そこに挑む人間はあまりにも小さ過ぎるし、どう考えても、人間が山を制覇することなどできるはずもない



それでも、毎年多くの人たちが命をかけて訪れるようすを見ると、自然が人間を誘惑しているように感じる。

とはいえ、その誘惑に乗った人間が、そこで命を落としても自然は助けてくれない

そこに自然の恐ろしさを感じた



それこそが、神の領域に人間が足を踏み入れたことへの罰なのかもしれない



Posted by pharmacy_toe on 2018/07/12 with ぴあ映画生活



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ドキュメンタリー映画「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス」を試写会で観た。

前作「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」から18年、当時の熱狂とその後の彼らを追うドキュメンタリー映画。


満足度 評価】:★★★★☆

前作から18年。

相変わらず生涯を愛する音楽に捧げる彼らは素晴らしくカッコイイ!

そして、音楽は政治も飛び越え対立していた二つの国を繋げてしまう。

そんな偉業を楽しそうにやってのける彼らに感動!



「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス」予告編 動画

(原題: Buena Vista Social Club: Adios)




更新履歴・公開情報


・2018年6月18日 試写会にて鑑賞。

・2018年7月12日 感想を掲載。

・2018年7月20日 劇場公開。

現在、全国順次公開中。劇場情報は、下記公式サイトをご参照ください。
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キャスト&スタッフ


出演者

〇オマーラ・ポルトゥオンド

〇マヌエル“エル・グアヒーロ”ミラバール

〇バルバリート・トーレス

〇エリアデス・オチョア

〇イブライム・フェレール


監督

〇ルーシー・ウォーカー

2017年製作 イギリス映画



ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス



あらすじ


前作から18年。

映画のヒットにより世界的に熱狂的な歓迎を受けた当時の彼らの様子や、彼らがそこに至るまでの人生、その後の彼らを追ったドキュメンタリー映画。



ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス2



感想


この映画の感想は、私が「ぴあ映画生活」に掲載したものを紹介します。



ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス (2017)


★★★★ [80点]「生涯を音楽に捧げて生きるかっこよさ」

1999年にヴェンダースが監督した「ブエナビスタ・ソシアル・クラブ」から18年。

それぞれがブエナビスタ・ソシアル・クラブで演奏するようになるまでの軌跡と、世界中でブレイクした当時の熱狂ぶり。

そして、その後の彼らを描く。

何よりもまず、前作から18年も経っていたことに驚いた

時が経つのは本当に早い!



私の心に残る前作の印象は

「キューバには驚くべき高齢の音楽家たちが、心の底から音楽を楽しみながら演奏してる」

というものであり、ファンキーなおじいちゃんたちの記録というものだった



この続編では、彼らの演奏だけでなく、キューバの歴史や音楽のルーツにも触れ、より深くキューバ音楽について知ることができる作品になっている

そもそも、キューバはスペインに占領されていて、そこに彼らのルーツとなる黒人が奴隷として連れてこられ、そこから黒人音楽の重要な楽器だった太鼓が禁止された結果、キューバ音楽という独自のジャンルが生まれていく。

その歴史には私の知らないこともいろいろあって、とても興味深かった。



そしてやはり、彼らの心にはいつも音楽があって、楽しそうに演奏する姿は変わらないし、そんな彼らの姿を観ているだけでこちらも楽しくなってくる



その中で私が最も感動したのは、彼らがホワイトハウスに招待されて演奏した時だった。

すごく月並みだけど、

音楽には、時間も言葉も政治も超える力があって、主義主張や、思想、宗教、性別など

あらゆる面で、全く違っている2つのものを結びつけることができるんだということを再認識し、彼らの演奏がそれを立証していた。



そして、やっぱり、すごく元気な彼らにたくさんパワーをもらってきた

いくつになっても、好きなことに一生懸命な彼らが素晴らしくかっこいい!!

人生の全てを音楽への愛にかけた彼らをやっぱり大好きになった


Posted by pharmacy_toe on 2018/06/21 with ぴあ映画生活



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