とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:ドナルド・サザーランド



ブラッド・ピット出演の映画「アド・アストラ」を映画館で観た。

太陽系の彼方で消息を絶った父を探すために、宇宙へ旅立つ宇宙飛行士の冒険を描く近未来SF作品。


映画「アド・アストラ」



満足度 評価】:★★★★☆

面白かった!

宇宙で行方不明になった宇宙飛行士と彼を探す息子。

宇宙の果てには正気と狂気の境界があって、深い孤独が人を狂気に引きずり込む。

その心理的な駆け引きに最後まで目が離せず、その結末に身近な人の大切さを思った。


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『アド・アストラ』予告編 動画

(原題:Ad Astra)



更新履歴・公開、販売情報

・2019年9月21日 映画館にて鑑賞。

・2019年10月25日 感想を掲載。 

現在、全国公開中。詳しい、公開劇場情報につきましては、下記公式サイトをご参照ください。
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キャスト&スタッフ


出演者





監督

…(「裏切り者」など)


2019年製作 アメリカ映画








あらすじ


宇宙飛行士のロイ(ブラッド・ピット)は、地球外生命体の捜索中に消息を絶ったはずの父(トミー・リー・ジョーンズ)が生きていると知らされる。

そして、父が取り組んでいたミッション「リマ計画」が、地球に悪影響を及ぼしていることもわかる。

そこで、ロイは父を探し、リマ計画を止めるために太陽系の果てへ向かう。

しかし、そこへ向かうまでに様々な困難がロイの前に立ちはだかり…。



映画「アド・アストラ」ブラッド・ピット



感想(ネタばれあり)


ロイが太陽系の果てで見たものとは…


宇宙から届く謎の波動(サージ)によって、地球では様々な物が破壊されるなどの災害が起きていた。



主人公のロイ(ブラッド・ピット)は、それが、太陽系の果てで生きている父(トミー・リー・ジョーンズ)が引き起こしたものだと知らされる。

遠い昔に、消息を絶ったと知らされていた父は生きていたのだ。



この映画は、そんな消息を絶った父を探し出し、地球に悪影響を及ぼすサージを止めるために、宇宙へ向かった宇宙飛行士ロイの心の変化を描いた心理劇だ。

SF大作と聞いて、「オデッセイ」のような作品を想像したのだけど、そうではなく、「ロイは太陽系の果てで何を見たのか」を心理的に描いた作品だった。



では、その太陽系の果てには何があったのか

それは、「狂気」と「正気」の境界だった。



ロイは、太陽系の果てで明らかに「正気」を失い「狂気」に憑りつかれてしまった父と対面する。

そして、そこでロイは何を思ったのか。

その「ロイの心の中」を思いながら、この作品を観た。



映画「アド・アストラ」ブラッド・ピット



孤独は人を狂気へと引きずり込む


では、その太陽系の果てにある「正気」と「狂気」を分けるものは何か

それは「孤独」だ。



どこまでも、どこまでも真っ暗な宇宙を、長い長い時間をかけて旅をしている間に、人は孤独に支配され、やがて狂気の世界へと落ちていく。



ロイは、その孤立した環境の中で、自分に問いかけたり、妻からの動画メッセージを見ながら「孤独ではない」環境を作り出す。



しかし、彼の父は、そんなロイとは対照的だった。

地球にいる妻や息子よりも、「地球外生命体の探索」に心を奪われた父は、クルーの静止を振り切り、さらに奥へと進んでいく。

その父のとりつかれ方は、まるで「白鯨」のエイハブ船長のようであり、狂気でしかない。

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彼についていけなくなったクルーは、太陽系の果てから地球に向けて出した波動は、地球に悪影響を及ぼしてしまうが、それは、彼らからのSOSだったのだろう。



一方で、彼の息子ロイは、たとえ不仲であっても、忘れることができなかった妻の存在が、彼を狂気の手前で引き留めたのだ。



正直、ロイが火星を出た時は、父と同じ運命を歩むに違いないと思っていた。



「狂気」と「正気」を分けたのは、そんな彼らの家族への思いだ。

父は、家族と暮らすことよりも地球外生命体を探すことにとりつかれ、クルーを失い、孤独の果てに狂気にとりつかれてしまう。

しかし、ロイは、地球で暮らす妻とやり直したいと思い、宇宙の果てに飛び出していった父を追うことを途中でやめてしまうのだ。



ロイは、かつて自分を捨てて宇宙へと消えて行った父を捨て、「地球を救う」ことを選択したのだ。



映画「アド・アストラ」トミー・リー・ジョーンズ



地球で起きていることを、再び宇宙で繰り返す人間


そんな宇宙の果てで起きた親子ゲンカを見ながら、「宇宙の果てで探索をすること」に、そこまでの価値があるのか?と思った。



というのも、ロイが、太陽系の果てにたどり着くまでに様々なことがあったからだ。



その中で最も印象的だったのは、「月での利権争い」だった。

月では、掘り当てた資源を奪い合うために戦争状態になり、殺し合いが起きている



ロイたちは「中立地帯を通るから安全」と言われていたのに、海賊のような人たちに襲われてしまう。



それはまさに、今、地球の中東やアフリカあたりで起きていることと、全く同じことが起きているのだ。

地球の資源を使い果たした人間は、次は、宇宙へ求めるようになる。

そして、その権利を奪い合い、戦争を起こすのだ。



宇宙も、地球と同じような状態にしてまで、開発をする必要性があるのか…



未知への探索は、とても大切なことだ。

しかし、世界旅行をして、新大陸を発見したコロンブスだって、将来、人間が土地や資源を奪い合って殺し合いをするとは思っていなかっただろう。



太陽系の果てまで探して「地球外生命体」は見つからないのに、多くの命を犠牲にして、孤独にのまれて正気を失ってまで探索をする必要があるのか。




映画「アド・アストラ」宇宙探索



美しい地球を守ることの大切さ


アメリカのイーロン・マスク氏、ZOZOTOWNの前澤 元社長、ほりえもん など、今、多くの優秀な人たちは宇宙開発に夢中だ。

そこまで、優秀な才能が集まれば、火星に人類が行くのも、近い将来、夢ではないかもしれない。



しかし、この映画の中で、月の資源を奪い合い、戦争が起きていたように、宇宙でも、地球と同じように利権や資源の奪い合いが起きるのではないか



それならば、その優秀な才能を美しい地球を守るために使った方が良いのではないか…



探求心は素晴らしいけれど、人間の自己中心的な考え方と、強欲さが、かえって地球に悪影響を及ぼすのではないか…。

神の領域を超えた人間には、この映画の中で起きていた「サージ」のような破壊が起きるかもしれない。



だとしたら、ロイが妻のことを思って、正気を失わず地球へ帰還できたように、身近な人やものを大切にすることを忘れてはいけない

そんなことを考えさせられた映画だった。




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ヘレン・ミレンドナルド・サザーランド共演のイタリア映画「ロング、ロングバケーション」を試写会で観た。

末期がんの妻と、痴ほう症の夫が「最後の願い」をかなえるためにキャンピングカーで旅に出るロードムービー。


満足度 評価】:★★★☆☆(3.5)

高齢者の両親を持つ身として、完全に子供の視線でひやひやしながら観た作品だった。

末期がんと痴ほう症の夫婦というと、なんだか重そうに感じるけれど、この映画にはその重さは感じられず、むしろユーモアに描かれているのが救いになっていて、そこが良かった。

いつかくる自分の未来を思いながら観る人もいるだろうし、私のように子供目線で観る人もいるだろうし、孫の目線で観るひともいるかもしれない。

この映画は、誰にとっても「いつかその日が来る」話である。



この感想にはネタバレを含みます。映画をご覧になってからお読みください


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想
  6. 関連記事


「ロング、ロングバケーション」予告編 動画

(原題:The Leisure Seeker)



更新履歴・公開、販売情報

・2018年1月22日 試写会で観た感想を掲載。

・2019年2月26日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。

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DVDで観る:「ロング,ロングバケーション」

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キャスト&スタッフ


出演者

ヘレン・ミレン
…(「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」、「黄金のアデーレ 名画の帰還」、「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」、「マダム・マロリーと魔法のスパイス」、「消されたヘッドライン」、「クイーン」など)

ドナルド・サザーランド
…(「世界でひとつの金メダル」、「アウトブレイク」、「プライドと偏見」、「ハンガー・ゲーム」など)

〇ジャネル・モロニー

〇クリスチャン・マッケイ


監督

〇パオロ・ヴィルズィ


2017年製作 イタリア映画



映画「ロング、ロングバケーション」



あらすじ


元国語教師で痴ほう症になってしまったジョン(ドナルド・サザーランド)とその妻のエラ(ヘレン・ミレン)は、娘のジェーン(ジャネル・モロニー)と、息子のウィル(クリスチャン・マッケイ)に何も告げずにキャンピングカー「レジャー・シーカー(夢追い人)」に乗って旅に出てしまう。

目的地は、アメリカの最南端キーウエストにあるヘミングウェイの家。

久しぶりの旅行を楽しんでいる彼らとは対照的に、朝起きたら、両親と共にキャンピングカーがなくなっていたことを知った子供たちは大慌て。

ジェーンはエラの携帯電話に電話をするも、「大丈夫だから心配するな」と言うばかりで…。



映画「ロング、ロングバケーション」ドナルド・サザーランド、ヘレン・ミレン



感想(ネタバレあり)


人生という旅路のゴールをどこで、だれと迎えるのか


人生とは、長い旅路である

その旅路の終着点について、時の流れに身を任せるか、それとも、自分でゴールを設定するのか。

この映画は、そのゴールを「夢をかなえる旅」に決めた老夫妻の物語

彼らの珍道中を笑いながらも、「老い」について考えさせられた作品だった。



その主人公 老夫婦、普通の老夫婦とはちょっと違う。

妻は末期がんを患い、夫は痴ほう症なのである。



健康な老夫婦とは違って、彼らには明らかに「終末の時」が見えている

その時、人は何を思うのか

それが、この映画のテーマである。



「末期がんと痴ほう症の夫妻」と言われると、重そうなイメージを受けるかもしれないけど、この映画はそうではなかった。

ユーモアに溢れ、時折笑いながら彼らの珍道中を楽しみながら観ることができる

そこがこの映画の救いであり、良さでもあった。



そんなエラとジョンは、北部の町から南下して、アメリカの南端にあるキーウエストへと向かう。

彼らの目的地は「ヘミングウェイの家」だった。

国語教師のジョンの最も敬愛する作家がヘミングウェイであり、エラはジョンが愛したヘミングウェイの家をジョンと一緒に見るのが夢だったのだ。



エラは、その「夢」を人生のゴールに決めたのである。



映画「ロング、ロングバケーション」ドナルド・サザーランド、ヘレン・ミレン



自分や両親に確実にやってくる「老い」を思う


私の両親も70代の老夫婦である。

そのため、私はこの映画を老夫妻を抱える子供の目線で観ていた

私の両親は健康だし、まだボケていないけれど、ジョンとエラのことを頭の中で完全に自分の両親に置き換えていた



うちの両親が、もしも、彼らのように「旅に行ってくる」と言い出したらどうしよう…。

そう思ったら、最初から最後までハラハラしっぱなしだった。

どうしても、「痴ほう症の父が運転したら、誰か人様にご迷惑をおかけするのでは…」とか、「事故に遭うのでは…」とか、考えてしまう。



しかし、それは私だけの問題ではなく、誰にとっても「老い」について考えるための映画なんだと思う。

私は子供の目線で観たけれど、「いつか自分にもこんな時が来るだろう」と思いながら自分のことのように観る人だっているだろうし、孫の目線で観る人もいるかもしれない。

もしも、「両親や自分にとって『その時』が来たら、どう迎えるべきなのか」をとても考えさせられる。



そして「意識がしっかりしているうちに、誰にも迷惑かけずに死にたい」と願うのは、きっと誰もが共通して思うことだろう。

それは、最近、欧米で尊厳死が増えていることからもわかることであり、「92歳のパリジェンヌ」もその尊厳死をテーマに描かれていた。

これらの映画を観ると、日本よりも欧米では「最後の時を自分で決たい」という本人の意思を尊重する傾向にあるのがよくわかる。



映画「ロング、ロングバケーション」ドナルド・サザーランド、ヘレン・ミレン



夫婦は最後の最後まで「男と女」である


そのなかで面白いなぁと思ったは、ジョンとエラの夫婦が、最後の最後まで「男と女」だったことだった。



意識があちこちに行ったり来たりするジョンは、毎日のように「エラの初恋の人 ダン・コールマン」の話を繰り返す。

そして、いつまでもエラは自分よりもダンのことを好きなのだと言い続ける。



しかし、ジョンはジョンで、隣人のリリアンと不倫していたことがばれてしまう。

よりによってエラをリリアンと間違えたからだった。

それは、数十年前にエラが妊娠中だった時に起きていたことであり、エラは今さらその事実を思い知らされることになってしまった。



そんな二人のやりとりを見て、きっと、どこの夫婦も最後の最後まで男と女なんだろうなと思った。

というのも、我が家の祖父母もそうだったからだ。

祖父は92歳で亡くなったのだが、最後の数年はやはり痴ほう症になってしまい、たびたび家を飛び出しては徘徊するようになっていた。

そんな祖父は、たびたび祖母の「過去の男関係」を責めていたのだ。



そんな祖父母の痴話げんかを見ていた時も不思議だったのだけれど、長く夫婦関係を続けている間に、表には出さず、裏に隠し持っていた恨みや思いなどが、痴ほう症によって「自制心」を失うことで表に出てしまうものではないだろうかと思った。

「積年の恨み」とまではいかなくても、いつもどこかで「妻は自分に満足していないのではないか」という「疑惑」のようなものがあって、それを言い出せずにいた結果なのでは…と思う。



50年といえば半世紀。

それだけ人生を共にしていれば、どんな夫婦にだって叩けば出るホコリの一つや二つあるんだろう。

そしてそれもまた、人生という旅路を彩る景色の一つなのだ。



だから、ジョンとエラの痴話げんかがなんだか微笑ましいのではあるんだけど、これはこれで「リアルな老後」のような気がした。



映画「ロング、ロングバケーション」ドナルド・サザーランド、ヘレン・ミレン



人生の終着点は大好きなヘミングウェイのそばで夫婦一緒に


エラは、旅の道中でジョンと家族のスライドを見ながら、ジョンが忘れてしまった思い出を二人で語りながら旅を続け、時にはケンカもしながらキーウエストにたどり着く。

しかし、現実の「ヘミングウェイの家」は、彼女が思い描いていたものとはかけ離れていた。

そこは見事に観光地化されていて、大勢の人でにぎわっていたのだ。

とても、二人でヘミングウェイの人生を感じながら、ひっそりと過ごすという雰囲気はない。



そして、肝心のジョンは、残念ながらそこが「ヘミングウェイの家」だとわかっていない。

そんな「理想と現実」の落差にがっかりしつつ、目的地に着いたことで、緊張の糸がほぐれたエラは倒れてしまう。



それを見ると、人は、最後の瞬間まで「理想と現実」の違いに悩まされるものなのかと思う。

最後まで「理想通りの人生」を送らせてはもらえないのだ。

それもまた人生なのだ。



それでも、痴ほう症の夫と無事にそこにたどり着けたことが、エラにとって何よりも宝物だったのだろう。

彼女はそこを「夫婦の最後の場所」に決める



その時、彼女が子供たちに残した手紙の中にあった「あなたたちの荷物になりたくない」という言葉が胸に刺さった。

この人生の終わりの旅に出なければ、ジョンとエラは離れて暮らし、子供たちに介護されることになっていた。

しかし、余命わずかのエラにとって、日々、記憶をなくしていくジョンを子供たちに任せることが苦痛だった。

だからこそ、エラは夫婦一緒に人生を終わらせたかったのだ。

だからといって、それ以上子供たちに負担をかけるわけにもいかない。



これは、人は「自由な生き方」を選べるように、「人生の終わらせ方」も自由に選べたら良いという話であり、人生に夢を持つように、人生の終わらせ方に夢を抱いてもいいのではないか…という話だった。

そして、独身の私からしたら、最後まで一緒にいたいと思えるパートナーがいるって素晴らしいなと思った。

たくさんの楽しかったことも、辛かったことも、全てが彼らの歴史であり、一緒に積み重ねてきた人生は一緒に終わらせたい。

彼らは、大好きなヘミングウェイのそばを人生の終着点に選んだのである。



最後の瞬間まで「『夢追い人』でいたい」という素敵な映画だった。




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ギヨーム・カネ主演の映画「世界でひとつの金メダル」を試写会で観た。

1980年代から90年代にかけてフランスで活躍した馬術競技の選手ピエール・デュランと彼が乗っていた馬ジャップルーの実話の映画化。


満足度 評価】:★★★★☆

最近ありがちな邦題がネタばれしている映画。

おかげで結末が分かってしまうけど、分かっていても感動する映画。

やっぱり、必死になってスポーツやっている人たちの姿には嫌でも感動してしまう。


「世界にひとつの金メダル」予告編 動画

(原題:JAPPELOUP)




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キャスト&スタッフ


出演者

ギヨーム・カネ(兼 脚本)
…(「ニースの疑惑 カジノ令嬢失踪事件」、「ターニング・タイド」、「プレイヤー」など)

〇ダニエル・オートゥイユ

チャッキー・カリョ
…(「ベル&セバスチャン」、「ベル&セバスチャン 新たな旅立ち」、「ロング・エンゲージメント」、「ドーベルマン」、「ニキータ」など)

〇マリナ・ハンズ

ルー・ドゥ・ラージュ
…(「夜明けの祈り」など)

ドナルド・サザーランド
…(「ロング、ロング・バケーション」、「アウトブレイク」、「プライドと偏見」、「ハンガー・ゲーム」など)


監督

〇クリスチャン・デュゲイ
…(「ベル&セバスチャン 新たな旅立ち」など)

2013年制作 フランス、カナダ合作映画

世界にひとつの金メダル


あらすじ


1980年代。幼い頃から父(ダニエル・オートゥイユ)の指導の元、馬術競技の選手をしてきたピエール(ギヨーム・カネ)は、大学を卒業すると弁護士の道へと進む。

しかし、馬術への夢を捨てきれず弁護士事務所のパートナーの職を捨て、再び馬術競技の選手へと戻っていく。

その時、彼が出会ったのは、他の馬よりも小柄で気性の荒いジャップルーだった。

そして、子供の頃に同じく馬術選手だったナディア(マリナ・ハンズ)と再会、結婚。

ピエールは、父の指導の元、ジャップルーとナディアと共に新たな人生を歩み始める…。


世界にひとつの金メダル2


感想(ネタバレあり)


オリンピックに出場している選手たちに自分の姿を重ね合わせる


オリンピックは、なぜあれ程世界中の人たちが熱狂し、睡眠時間を削ってまで見てしまうのか。

4年に一回しかないから?

世界最高の大会だから?

きっと、それもあるでしょう。

しかし、彼らが命がけで戦っている姿に、日頃の自分たちを重ね合わせて観ているところが非常に大きいように思う。

4年間かけて予選を勝ち抜き、晴れの舞台に登場した彼ら。

中には前回大会で失敗し、挫折から見事にカンバックしてきた選手もいるし、その晴れの舞台で失敗してしまう選手もいる。

そんな彼らの姿に日頃の自分の姿を重ね合わせ、まるで自分が失敗してしまったかのような気分になり、なんとかそこからまたはい上がってきて欲しい、その困難を乗り越えて欲しいと思いながら声援を送る。

しかし、健闘も空しく負けてしまった時は共に涙し、めでたく勝利した時はまるで自分が勝ったかのように涙を流す。

そして、勝っても負けても、私もあの選手に負けないように明日から頑張ろうと心に誓う。

スポーツ選手たちは、わずか数分、数時間の競技の間に、たくさんのドラマと、人生の教訓を私たちに提供してくれる。

だから、私たちは寝る間を惜しんでオリンピックを観戦し、テレビの前から本人たちに届きもしない声援を送っているのだ。

彼らに送るエールは、自分自身に送るエールでもあるからだ。


世界にひとつの金メダル5

彼らはなぜ大事な大会で失敗してしまったのか


この映画の主人公は、そんなオリンピックに挑戦した一人の男性ピエールと、一頭の馬ジャップルーの物語である。

彼らが挑戦するのは、置いてある障害を越えながら進む障害飛越競技だ。

ピエールもジャップルーもとても一流の選手、馬とは言えなかった。

ピエールは幼い頃から父に馬術の教育を受けたものの、大学を卒業すると弁護士の道へ進み、一旦競技の世界から離れてしまう。

しかし、馬術への夢を捨てきれず、親の期待に応えられなかったこともあり、弁護士の世界を捨て、馬術の世界へ戻ってきた。

だからその分、他の選手たちよりも圧倒的に練習量が少なかった。

そのピエールの相棒のジャップルーも欠点だらけの馬だった。

他の馬よりも小柄なため障害を越えるのに他の馬よりも飛翔力が必要になる。

さらに、気性が荒く、なかなか人の言うことを聞こうとしない。

そんな彼らが目指したオリンピックだった。

彼らが初めて参加したのは1984年のロスアンゼルス大会だった。

その時、ジャップルーは障害の前で急停止してしまい、ピーターは落馬。

せっかくのオリンピックで失格という不名誉な結果に終わってしまった。


世界にひとつの金メダル4


動物は言葉が通じないから、人の心を察知してしまう


人間と共に生活する動物たちは言葉が通じない分、人間の内面を見てコミュニケーションを取ろうとしているように見える。

例えば犬や猫、馬やイルカなど

彼らは、動物嫌いな人や、落ち込んでいる人、怒っている人などが言葉を発しなくても察知する能力に長けている。

だから、この映画のピエールとジャップルーのように共にペアを組んで協議をするような場合は、特にピエールの機嫌・不機嫌がダイレクトにジャップルーに伝わってしまう。

ロサンゼルスオリンピックでは、ピエールが最後までジャップルーを信頼できていなかった。

それは、ピエールが弁護士を辞めて馬術選手になったことへの焦り、他の馬よりも小さいジャップルーへの不安などが彼の精神面を追い詰めていっていた。

本当は、弁護士を辞めて馬術をしたのも、他の馬よりも小柄なジャップルーを選んだのはピーター本人なのに、優柔不断な彼はいつまでも煮え切らず、上手くいかないと全部父親のせいにしていた。

そして、ジャップルーを操れないと思い込み、ロサンゼルス大会の後、他のチームに売ることを考えていた。

そんな彼を変えてくれたのは、妻のナディアや父だった。

ナディアはいつまでも煮え切らないピーターを叱咤激励し、父はジャップルーを売ることについて、考え直すように説得する。

そして彼が考えを改めた時、ようやくピーターとジャップルーの信頼関係が出来上がったように思う。


世界にひとつの金メダル3

100%完璧な人間などいないからこそ、彼らに共感してしまう


ピーターとジャップルーが共に挫折を乗り越え迎えた88年のソウル大会は感動の嵐だった。

100%人格が素晴らしい人間なんてどこにもいない。

みんなそれぞれが欠点を抱え、失敗しながら生きている。

だから、いつまで経っても大人になれず、優柔不断で煮え切らないピーターに対し、心のどこかで共感してしまうところもある。

いつも面倒見てくれる親が側にいたらどうしても甘えてしまうし、そのせいで妻に迷惑をかけているのも分かっている。

彼の気持ちが分かるからこそ、その「大人になれない」自分を乗り越え、ジャップルーと本当の信頼関係を築き上げた時には非常に感動させられる。

一度見た夢が叶わなかったら、もう一度夢を見れば良い。

失敗したら、初めから出直せば良い。

そうやって私たちは少しずつ強くなり、最後に夢を手に入れることができる。

最後まで諦めずに強い意志を持ち続けた人が最後に勝ち残る。

挫折や失敗は、私たちが強くなるための試練なんだと思えば良い。


話は「シービスケット」に非常によく似ている。

シービスケット」が競馬の話なら、これはその障害飛越競技版だと言っても良いぐらい話は近い。

となると最後の結末は見えてくるけれども(いや、既に邦題がネタバレをしている)最後の結末が分かっていても感動した。

いつも、なぜか失敗や挫折を繰り返してしまう人にぜひ見て欲しい映画。



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ダスティン・ホフマン主演の映画「アウトブレイク」をNHK BSプレミアムで観た。

人間がかかると死に至る謎のウィルスがアフリカからアメリカへと渡り、そのウィルスと闘う人たちの姿を描く。

満足度 評価】:★★★★☆

20年前に製作された作品で、何回も観ているけど、何回観てもやっぱり面白いと思った映画だった。

「アウトブレイク」予告編 動画(日本語字幕なし)

(原題:OUTBREAK)




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キャスト&スタッフ


出演者

ダスティン・ホフマン


モーガン・フリーマン



〇パトリック・デンプシー


監督



1995年製作 アメリカ映画


あらすじ


ペットショップで売るための猿を船で密輸していたジンボ(パトリック・デンプシー)は、その猿がペットショップに買ってもらえず、猿はカリフォルニア州のシーダークリーク側にある森へ放してしまう。

しかしその後、飛行機でボストンに向かう途中に具合が悪くなり、ボストンに到着と同時に倒れ、病院に運ばれる。

彼の病状は、原因不明の出血熱と診断された。

その話を聞いた陸軍感染症研究所のサム・ダニエルズ大佐(ダスティン・ホフマン)は、ボストンに急行するが、ジンボと彼女以外の感染者が観られず、被害者が二人だけで済んだことで胸をなでおろしていた。

ところが、ジンボがいたシーダークリークでも、同じく出血熱の感染者が発見され、患者が急増していた。

そして、そこには、サムの元妻で現在はCDCで働くロビー(レネ・ルッソ)が現場に直行していた…。



アウトブレイク



感想(ネタバレあり)


人類が未知のウイルスのはずだった…


この映画の主人公は、「モターバ」と呼ばれる未知のウイルス。

「モターバ」はエボラ出血熱によく形が似ているが、もっと致死力が強く、感染してから24時間以内に死に至る、非常に怖いウィルスである。

アメリカでの感染例がこれまでなかったので、治療薬も、予防法も確立されていない。

のはずだった。

しかし、実は30年程前、既にアメリカ軍はこのウィルスの存在を認識し、入手しており、細菌兵器として研究を進めていた。

その情報が、陸軍感染症研究所や、CDC、WHOに伝えられていなかったために、実際にアメリカにこのウィルスが渡ってきた時には、何の手立ても打つことができず、短時間に多くの市民が感染し、亡くなっていた…。

さらには、ウィルスも独自に進化し、米軍が作った血清が効かなくなっていた…。



アウトブレイク2



いつ起きてもおかしくないなと思わせるリアリティが怖い


よくある「未知のウィルス」によるパンデミック映画の1つ。

しかし、私はこの「アウトブレイク」が、他のどのパンデミック映画よりも怖くて面白いと思う。

他の映画の未知のウィルスは、人間がゾンビになったり、免役のあるスーパーヒーロー的な人が登場したり、ちょっとあり得ないホラー的な要素を大きく含んだ映画が多い。

しかし、この映画には、すごく現実味がある。

そこが、他の映画と大きく違うところだ。

アフリカのジャングルを開拓して、奥深くに住んでいた猿から感染したとか、

そのウィルスに感染したら24時間で死んでしまうとか、

実は、米軍はその存在を認識していて、細菌兵器として極秘に開発していたとか。

うわーーー。ありそうだなぁ~と思わせる出来事が、次から次へと起こっていく。

そのため、「次はどんなことが起きるんだろう…。人間は助かるんだろうか…。」と先の展開が気になり、思わず前のめりになりながら最後まで観てしまう。



アウトブレイク3



観客に飽きさせない工夫をしてエンターテインメント作品に仕上げるのがアメリカ流


しかし、ウィルスの話ばかりされても、難しくて、途中で飽きてしまう。

そこは、さすがアメリカ映画。

そんな人たちのために、ちゃんと、人の目を引きつける見せ場をキチンと用意している。

爆弾を落としたり、とてもアクションなんかやりそうもないダスティン・ホフマンがヘリコプターから船に飛び降りたり、3機のヘリコプターで追いかけっこをしたり…。

随所にアクションシーンを盛り込んで、私たちたちの目を飽きさせない工夫をキチンとしている。

それは、「ザ・シークレット・サービス」や「エアフォース・ワン」を監督してきた、ウォルフガング・ペーターゼンならではのエンターテインメント作品なのだろう。



アウトブレイク4



これは、自然災害ではなく、人災??


しかし、物語を最初からよく考えてみると、そもそも、このウィルスはアフリカのジャングルの奥深くにひっそりと生きていたものだった。

そこへ人間が手を入れなければ、移る心配のないものだったはずだった。

ジャングルの奥深くから猿を連れて帰ってきたり、細菌兵器として軍事利用しようと考えたりしなければ。

ただし、軍事利用しようとしていた頃は、冷戦のど真ん中の時代であり、今とはちょっと事情が変わっているかもしれない。

結局のところ、人間の敵は人間だったのか…??と思ったところで、物語は収束している。

ちょっとレネ・ルッソ演じるロビーが助かるところは、さすがにご都合主義かな??と思わなくもなかったけど、時折、アクションシーンを織り交ぜながら、じっくりと楽しめ、最後にはじっくりと考えさせられるエンターテインメント作品だった。





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キーラ・ナイトレイ主演のイギリス映画「プライドと偏見」をWOWOWで観た。

プライドが高すぎて素直になれない貴族の男性と、噂話を信じて彼に偏見を持つようになってしまった女性の恋の物語。


満足度 評価】:★★★★★

数々の試練を乗り超えて結ばれた2人の恋に胸が熱くなり、涙が溢れる映画だった。

「プライドと偏見」予告編 動画(日本語字幕なし)

(原題:PRIDE & PREJUDICE)




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キャスト&スタッフ


出演者

キーラ・ナイトレイ

〇マシュー・マクファディン


〇ブレンダ・ブレッシン

ドナルド・サザーランド

ジュディ・デンチ




監督

ジョー・ライト


2005年製作 イギリス映画




あらすじ


18世紀末、女ばかり5人姉妹を子供に持つベネット家では母(ブレンダ・ブレッシン)が娘たちを富豪の家へ嫁がせることばかりを考えていた。

そこへ隣の敷地にある豪邸へ富豪のビングリー(サイモン・ウッズ)が引っ越してくると聞き、母と5人姉妹は落ち着かない。

なぜなら、そのビングリーとは富豪であるばかりか、20代の独身男性だという噂を聞きつけたからだ。

そして、その地域で開かれる舞踏会に呼ばれ、彼女たちの前に姿を現した彼は、友人のダーシー(マシュー・マクファディン)を連れて登場した…。



映画「プライドと偏見」



感想(ネタバレあり)


恋する2人の愛を確認するために、神様が試練を与える


プライドが高すぎて自分の気持ちに素直になれない富豪のダーシー(マシュー・マクファディン)と、田舎町の噂話ばかりを耳にしてダーシーに対し間違った偏見を持ってしまったエリザベス(キーラ・ナイトレイ)の恋の物語。

2人とも最初から素直に気持ちを表現していれば、すぐに恋に落ちていたのに、「プライドと偏見」が邪魔をしてなかなか素直に進めない。

そんな2人の様子を見ながら、「あぁなんて神様は意地悪なんだろう」と思った。

神様は愛し合う彼らの愛が本物かどうかを確かめるために、試練を与える

ダーシーには、資産もなく、彼とは釣り合わない家柄の女性を愛せるかどうかと問いかけ、エリザベスには、ダーシーが悪い人柄のように見える噂話を聴かせ、それでも彼を愛し続けることができるのかと問いかける。

そこでダーシーは、一旦はベネット家と距離を置き、エリザベスはダーシーを信頼できなくなってしまう。

しかし、その2人の間を引き裂いた時間と距離が、逆に2人の気持ちを引き寄せる力となっていく



映画「プライドと偏見」マシュー・マクファディン、キーラ・ナイトレイ



雨の中での告白…


そして、神は湖の畔の豪邸で2人を再び引き寄せる。

ダーシーは自分の中に芽生えている愛を確信し、エリザベスはダーシーに会うと思うと胸が高鳴るようになる。

このエリザベスの胸の高鳴るシーン。

彼女の心境に合わせて、鹿の群れが登場する。

それが、本当にドドドドドというエリザベスの胸の音と錯覚するようで、すごく効果的だった。

そして、久しぶりにエリザベスと再会したダーシーは土砂降りの雨の中、エリザベスに告白をする。

また、この土砂降りの雨が「先が見えない2人の未来」を象徴しているよう

びしょ濡れになっているのも構わず、愛を押し通そうとするダーシー。

しかし、神はここでもダーシーに試練を与える

エリザベスは彼のプロポーズを拒否。

あぁ、なんてかわいそうなダーシー。



映画「プライドと偏見」マシュー・マクファディン、キーラ・ナイトレイ



それでもダーシーは愛を貫く


それでもダーシーはエリザベスへの愛を貫き、それを、彼女の姉ジェーン(ロザムンド・パイク)と、妹リディア(ジェナ・マローン)の愛を救うことで表現する。

そして、ようやく、エリザベスは彼に対する噂話が、単なる噂話であることに気付き、彼への愛を確信する

この映画はそのダーシーの告白から先、目が離せない。

人は最初から全てを脱ぎ捨て、身も心もも丸裸になって、互いになんの色眼鏡も持たずに接することができたら、全てがシンプルに物事が進んでいくのに、なかなか、そういうワケにはいかない。

でも、このダーシーとエリザベスのように、様々な試練を乗り超えたからこそ、得られた愛情は誰よりも深く、幸せなものだったに違いない。

高慢や偏見が邪魔して、次のステップに進めないような恋ならば、きっと長くは続かないと神様は考えていたに違いない。



映画「プライドと偏見」ロザムンド・パイク、キーラ・ナイトレイ、ジェナ・マローン



当時はおてんば娘なイメージだったキーラ・ナイトレイ


主人公のエリザベスを演じるのは、キーラ・ナイトレイ

5人姉妹の中でもちょっと男性的でサバサバしていて、一見、恋に落ちるようなタイプではなく、でも心の中には秘めた情熱を持っているエリザベスを魅力的に演じていた。

この映画を撮影した時(2005年)は、「パイレーツ・オブ・カリビアン」(2003年)がヒットした直後であり、おてんば娘の印象が強かった時期で、白羽の矢が当たったのかもしれない。



映画「プライドと偏見」キーラ・ナイトレイ



監督はイギリス出身のジョー・ライト


監督は、ジョー・ライト

本文中にも書いたけど、胸が高鳴るシーンで鹿の群れが登場したり、ダーシーの初めての告白のシーンが土砂降りだったり、二人の恋の始まりのシーンが朝日で照らされるなど、自然現象をうまく利用した演出がこの作品はとても好きだった。

イギリス出身。



映画「プライドと偏見」キーラ・ナイトレイ、マシュー・マクファディン



新しい2人の人生を祝うのは、輝く朝日の光


私がこの映画の中で、最も心に残るのは、ラスト自分の恋に気付き、眠れないエリザベスが朝もやの中、散歩に出て、同じく眠れなかったダーシーと出会い、愛を告白するシーン。

この時、朝日をバックに2人はキスをするけど、その朝日の輝きが二人の新しい人生の始まりを祝福しているようで、すごく印象的だった。

この映画は、公開当時に観て、数年ぶりにまた観たけど、そのキスシーンだけは覚えていた。

いつ見ても、心に残るシーンなんだなぁと思う。

いくつもの峠を乗り超えた二人の愛は誰よりも強い。本当にそう思う。



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ジェニファー・ローレンス主演、最終章の公開も近い「ハンガー・ゲーム」を観た。

アメリカで大ヒットした小説の映画化。

全部で三部作でできていて、今回観たのは、その第一部。

一度も観たことがなくて、観たいなぁと思っていたところ、最終章の公開を前に「映画の予習に!一挙放送!」っていうWOWOWのありがたーーい特集で観ることができた。

WOWOWさん、あざまーーす。

なんの予備知識もなく観たところ、意外と面白かった!!

続けてパート2にいきたいところを、グッとこらえて、それは、また後日。

「ハンガーゲーム」予告編 動画

(原題:the hunger games)




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あらすじ


富裕層によって支配された独裁国家・パネム。

そこでは、貧しい12の地域から男女一人ずつが選ばれ、最後に一人が生き残るまで殺し合いを続ける「ハンガーゲーム」が大人気。

炭鉱の町、第12地区から選ばれたカットニス(ジェニファー・ローレンス)は、日頃から狩りをして生活しているため、弓を射ることが得意。

その腕前を生かして勝ち残ろうと戦いに挑むのだが・・・

ハンガーゲーム

感想(ネタバレあり) 予想していた話と違っていた・・・


三部作あって、まだ、第一話目しか見ていないから、なんとも言えないんだけど、何の予備知識もなく見始めた時は、カットニスが「運命の子」で、このハンガーゲームに勝ち抜きながらも、国中の貧しい人たちを解放する糸口になる・・

そんな話だと勝手に思って見ていたんだよね。

だって、ありがちじゃない「運命の子」(笑)

見始めてみたら、なるほど。ありがち過ぎて、それは無いんだなと思った。

本当に、偶然、この殺し合いに巻き込まれちゃった女の子の話だったんだね。今のところ(笑)

← まだ疑ってる(笑)

ハンガーゲーム3

カットニスはしたたか女か?


私がこの映画を観て面白かったのは、「したたかなカットニスの生き残り術」だった

スポンサーに気にいられるために、愛想をふりまくことを強要されても、華やかな衣装を着ることも、「そんなことは嫌いだ」と言って、浮かない表情をしていたクセに、テレビの前に出れば、誰よりも人を引き付ける仕草をし、ゲームに出れば、勝ち残るためとピータの純情もしっかりと利用する。

そんな、悪く言えば”したたか”、良く言えば”賢い”、カットニスの行動を見ているのが楽しかった。

彼女の行動が賢すぎて、他のライバルたちが頭悪すぎるように見えてしまうぐらい。

ハンガーゲーム2

「貧しさ」が育てる彼女の戦士としてのハンガリー精神


でも、そんな彼女の「賢さ」は、炭鉱の町の貧しさで暮らしてきた時に培われていた。

お腹が空いている時に、誰のところへ行けば食事を分けてくれるのか

(あぁ、その時からその純情を利用されてきたかわいそうなピータ(笑))

動物に遭遇したら、どこを弓で射抜けば、即死させることができるのか、瞬時に考えられるように鍛えられながら育ったようなもの。

その貧しさから生じる空腹時の思考が、生まれながらにしての戦士を育て上げたようなものだった。

まさに、彼女は「ハンガーゲーム」の申し子だった。

ハンガーゲーム5

他の選手たちの個性は全部カットに残念


しかし、残念だったのは、同じゲームに出場した他の選手たち、ピータとルー以外にも、それぞれ個性があり、得意な技や分野があって、その中を勝ち残っていくゲームだったと思うんだけど、そのカットニス、ピータ、ルー以外のメンバーの個性は一切カットしてしまったこと。

これだど、カットニスとピータが生き残った凄さや強さが全く伝わらないのが残念。

途中、ルーと同じ地域からできた男の子がカットニスを助けるシーンがあったけど、なぜ彼がそこで「ルーのために」と言いながら登場し、ルーが死んだことでルーの出身の地域では暴動が起きたのか、全く意味不明だったんだよね。

きっと原作を読んだら、彼ら、一人一人の個性が分かるんだろうけど、それじゃぁ映画化した意味がないよね。

その辺の奥の深さは、パート2に期待したい。

ハンガーゲーム4

カットニスを演じるのは期待の若手女優 ジェニファー・ローレンス


そして、この映画、出演者が何気に豪華。

カットニスを演じるのは、現在、若手女優の中で最も期待値の高い女優、ジェニファー・ローレンス(「あの日、欲望の大地で」)

彼女は、こういう愛想のない女の子がとてもよく似合うね。

でも、今回も思ったけど、心の奥底に秘めている想いとかを表現するのがとても上手い女優さんなので、確かに今後も期待値大だなぁ。

スキャンダルや誘惑に負けず、立派な女優に育って欲しい。

ハンガーゲーム6

ウディ・ハレルソンとレニー・クラヴィッツが嬉しい


今回、私の中でとても印象に残っているのは二人。

ウディ・ハレルソン(「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」、「ファーナス 訣別の朝」)と、レニー・クラヴィッツ(「大統領の執事の涙」)。

ウディ・ハレルソンはカットニスのメンター、ヘイミッチ役。

つかみどころのないヘイミッチが凄く良かったなぁ。

この人は、いつも超クレイジーな役でくるのか、すごく真面目な役でくるのか、いつも分からないところが面白い。

今回は、ファーストシーンで酔っ払いだったからクレイジーでくるのかと思いきや、カットニスにとっては一番信頼できるメンターになっていったところが良かった。

彼の内に秘める「何か」を今後確かめていきたいところ。

そして、衣装デザイナー、シナ役のレニー・クラヴィッツ。

歌ってもかっこいい、歌ってなくてもかっこいい。

いるだけで反則の人(笑)

今回も、カットニスに服を着せて見送るシーンなんて、それだけでかっこ良かったなぁ。

「ハンガー・ゲーム2」予告編 動画


よし。

だいたい、出演者たちの人間関係も、カットニスの性格も分かったところで、パート2の予告編を観ようか。





おぉっと、パート2の方がお金がかかって豪華になってる(笑)

そして、もちろん、期待は、フィリップ・シーモア・ホフマン!

なるほど、次回はファイナリストたちの戦いになるんだね。

この中でも、セリフで「私、もう戦いたくないの」なんてセリフ吐いてるけど。ハイハイ。

はーい。そんな玉じゃないですよねぇ(笑)

既に、したたかカットニス全開(笑)

あぁパート2を観るのが、楽しみだ~。

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▼▼ 「ハンガー・ゲーム2」観ました!感想はこちらから▼▼
「ハンガー・ゲーム2」ファイナルへ続くための序章。カットニスは救世主なのか?ますます面白くなっていく~

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