とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:ハビエル・バルデム



ペネロペ・クルス主演の映画「誰もがそれを知っている」を試写会で観た。

イランの名監督アスガー・ファルハディが、ペネロペ・クルスを主演に迎え、スペインの小さな田舎の村で起きた誘拐事件を描くサスペンスドラマ。



満足度 評価】:★★★★☆

結婚式という晴れの日に起きた誘拐事件。

その裏で広がる噂話に内包された恨みと妬み。

そこから暴かれる人間性が面白い。

田舎の村というミニマムな社会を通して、この世に隠し通せる秘密などないことを思い知らされた

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『誰もがそれを知っている』予告編 動画

(原題:Todos lo saben)


更新履歴・公開、販売情報

・2019年5月20日 試写会にて鑑賞。

・2019年6月20日 感想を掲載。

現在、全国順次公開中。詳しい劇場情報につきましては、下記公式サイトをご参照ください。
 ↓
映画「誰もがそれを知っている」公式サイト





キャスト&スタッフ


出演者




〇エドゥアルド・フェルナンデス

〇バルバラ・レニー

〇インマ・クエスタ

〇エルビラ・ミンゲス

〇ラモン・バレア

〇カルラ・カンプラ

〇サラ・サラモ

〇ロジェール・カサマジョール

〇ホセ・アンヘル・エヒド


監督

アスガー・ファルハディ
…(「セールスマン」など)


2018年製作 スペイン・フランス・イタリア合作映画



映画「誰もがそれを知っている」



あらすじ


アルゼンチンで暮らすラウラ(ペネロペ・クルス)は、妹の結婚式に出席するため、夫を残し、娘と息子を連れてスペインの田舎の小さな村にある実家へと帰ってくる。

久しぶりに帰ってきたラウラは、家族や友人たちと再会し、楽しい時間を過ごす。

しかし、結婚式当日、披露宴の最中にラウラの娘が行方不明になってしまう…。



映画「誰もがそれを知っている」ペネロペ・クルス



感想(ネタばれあり)


この映画の感想につきましては、私が「ぴあ映画生活」に掲載したものをご紹介します。


誰もがそれを知っている (2018)


★★★★ [80点]「この世に隠し通せる秘密などない」


これはとても面白い映画だった!!



アルゼンチンで暮らす主人公ラウラ(ペネロペ・クルス)が、妹の結婚式のために帰省したスペインの小さな村で起きた誘拐事件を描くサスペンス。



結婚式という晴れの日を迎え、幸せそうに見えた家族。

しかし、誘拐事件が起きた途端、彼らの日頃の思いが噴出する。

その家族には、誰にも明かされたことのないある秘密があった。



しかし、その秘密について、人々はいろいろと噂話をしていた。

その噂話には、恨みや妬みが盛られ、その思いが積もり積もって、ついに誘拐事件を引き起こしてしまう。

そこから見られる「村人たちの素の人間性」がとても面白い作品だった。



それは、私たちの身近でも、よく起きる話だ。

「○○さんの家には遺産があるらしい」とか、「あの人は派手な暮らしをしているから金持ちに違いない」とか。

近所で、そんな噂話がされるのはよくある話だ。

そんな噂話をどこからか聞きつけたのか、泥棒に入られてしまうことだってある。



この映画を観ていると、そんな「噂話好き」は日本だけでなく万国共通だということがよくわかる。

つまり、この映画は田舎の小さな村というミニマムな社会を舞台に、ある秘密と、それにまつわる噂話と、その思い込みに踊らされる人々を描いている。

その様子を観ていると、この世には隠し通せる秘密などないことがよくわかるのだ。

人を妬むのも、噂話が事件を引き起こすも、そして秘密を隠し通すことができないのも、人間の闇が引き起こすことなのだと思うと、なんだか切なく悲しくなる作品だった。


Posted by pharmacy_toe on 2019/06/03 with ぴあ映画生活




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ジョニー・デップ主演の映画「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」を映画館で観た。

人気シリーズの第5弾。ウィル・ターナーの息子が父の呪いを解くために、ジャック・スパロウと共に秘宝「ポセイドンの槍」を探す冒険の旅に出る。


満足度 評価】:★★☆☆☆

ストーリー展開は適当だし、キャラクターの人間性は薄いし、このノリに全くついていけなかった。

この映画の中で、素晴らしいと思ったのは音楽だけ。

画面やストーリーにワクワクしなくても、音楽を聴くとワクワクする。

音楽の力って絶大だなと思った。

「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」予告編 動画

(原題:PIRATES OF THE CARIBBEAN: DEAD MEN TELL NO TALES)




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キャスト&スタッフ


出演者

ジョニー・デップ
…(「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」、「ブラック・スキャンダル」、「イン・トゥ・ザ・ウッズ」、「トランセンデンス」、「アリス・イン・ワンダーランド」、「チャーリーとチョコレート工場」、「パイレーツ・オブ・カリビアン」、「ネバーランド」、「ニック・オブ・タイム」など)

ジェフリー・ラッシュ
…(「鑑定士と顔のない依頼人」、「やさしい本泥棒」、「シャイン」など)

ハビエル・バルデム
…(「BIUTIFUL ビューティフル」、「コラテラル」、「007 スカイフォール」、「スコーピオン 反逆のボクサー」など)

〇ブレントン・スウェイツ

カヤ・スコデラーリオ
…(「メイズ・ランナー 最期の迷宮」、「メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮」、「メイズ・ランナー」など)

オーランド・ブルーム
…(「ケープタウン」、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ホビット」シリーズなど)

キーラ・ナイトレイ
…(「プライドと偏見」、「ラブ・アクチュアリー」、「はじまりのうた」、「イミテーション・ゲーム」、「エンド・オブ・ザ・ワールド」など)

監督

〇ヨアヒム・ローニング

〇エスペン・サンドベリ

2017年製作 アメリカ映画

映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」


あらすじ


ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)の元に、かつて共に旅をしていたウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)の息子ヘンリー(ブレントン・スウェイツ)が訪ねて来る。

ヘンリーは父にかけられた呪いを解くために必要な「ポセイドンの槍」を探していて、そのためにジャックの力が必要なのだと言う。

さらに、ヘンリーはポセイドンの槍の在りかを知る女性カリーナ(カヤ・スコデラーリオ)を連れ、旅に出る。

しかし、その昔、ジャックによって呪いをかけられたサラザールが亡霊となって、ジャックの後を追っていた…。



映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」ジョニー・デップ


感想(ネタバレあり)


特にこれまでの内容を覚えていなくても大丈夫


ジョニー・デップの主演で人気の「パイレーツ・オブ・カリビアン」もこれが第5作目。

ディズニー・ランドの人気アトラクション「カリブの海賊」から着想された映画だ。

話の内容もタイトルにあるまま、カリブ海の海賊ジャック・スパロウが、海にいる怪物たちと戦いながら冒険する物語である。

これが5作目と言われ、「えぇと…、そんなにあったかなぁ??」と思う程度にしか、この人気シリーズに思い入れはない。

全部観たような気もするし、何か見落としているような気がしなくもない。

しかし、話の筋を追っていっている間に、分からないところもなかったし、知らないキャラクターもいなかったので、なんだかんだ言いながら、これまでも見てきたんだと思う。

綺麗な海があって、そこにジャックがいて、ジャックと腐れ縁のバルボッサがいる。

そして、今回ジャックの盟友(?)ウィル・ターナーとエリザベスの息子ヘンリーが登場する。

それだけ分かっていれば、十分なような気もする。


映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」ジョニー・デップ


試練や困難を乗り越えることなく叶えた願いには感動できない


このシリーズは大人気でファンも多く、この5作目も観客ウケがとても良いようだ。

しかし、私は何とも物足ず、時折、退屈だなぁと思うところもあった。

その要因はいろいろあるが、何よりもまず、ストーリーについていけなかった。

今回の旅の目的は、「ウィルの息子ヘンリーの願いを叶えること」だ。

その願いを叶えるまでの道筋が、あまりにも短絡的過ぎる。

私たちが日常生活において、何か願いを叶えようとする時、誰かに道筋を整えてもらって、あとは自分がそこへ行けば、願いごとが叶ったりするんだろうか。

そうではないはずだ、時には挫折し、葛藤したり、失敗したりしながら、仲間を助け、また助けられながら、ようやく欲しかった願いにたどり着くのではないだろうか。

ところが、このヘンリーの場合、ジャックとバルボッサとカリーナがお膳立てをして、目の前に目的の「ポセイドンの槍」が登場する。

私からすると、ヘンリーはジャックと遊びつつ、かわいいカリーナといちゃついているうちに、「ポセイドンの槍」にたどり着いてしまったような、そんな印象を受ける。

ディズニーランドのアトラクション「カリブの海賊」の映画化としては、それが正解なのかもしれない。

でも、冒険映画と言うのなら、「目的にたどり着くまでの試練」を描いて欲しかったし、日頃、がんばっている人たちに対して「君たちも頑張れば、願いを叶えられる」と思えるような展開にして欲しかった。

もちろん、「娯楽作品にそこまで求める必要はない」と思う人もいるだろうが、最初から最後まで楽しい娯楽作品でありながら、夢に向かうまでの苦労や葛藤を描き、人に希望を与える作品もたくさんあるのだ。


映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」ブレントン・スウェイツとジョニー・デップ


ジャック・スパロウは尊敬できるところのない、ただの酔っ払い


さらに、私が物足りないと感じたのは、各キャラクターの人物設定だ。

主人公のジャック・スパロウは、私からすれば、「ただの酔っ払い」にしか見えない。

ジャックは、この物語の主人公でありながら、ブラック・パール号の船長でしょう。

もちろん、表面的には「ただの酔っ払い」で良いのだけれど、その裏に尊敬できる部分とか、惹かれずにはいられない人間性みたいなものが欲しかった。

正直言って、途中でこの「酔っ払い」キャラにも飽きてしまった。

これも、毎度のことなんだけど、ジャックは何かを自分で決断したりしない。

いつも、周りの人たちとの成り行きで物語は進んでいる。

その「ゆるいキャラ」が、きっとこの物語がウケている理由の一つなんだろうけど、私には、ただのだらしない人にしか見えない。

ジョニー・デップがカッコいいからとか、あの衣装や髪型がイケてるからという理由では、ジャック・スパロウというキャラクターに惹かれる理由にはならない。

いつも酔っ払っている感じだけれど、裏ではクルーたちに気を配ってくれるとか、見えないところに優しさがあるとか、実は、誰よりも気配りができるのがジャックだとか、そういう「ちょっとした裏話」を挟むだけで、ジャック・スパロウの人間性が全然違ってくる。

あれでジャック・スパロウがキャラとして成立しているなら、志村けんのバカ殿様でも良いんじゃないかと思う。


映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」ハビエル・バルデム


これだけの俳優陣と製作費があったら…


後半、夜中にハビエル・バルデムが演じるサラザールとジャックとバルボッサが乗るブラック・パール号との闘いになった時、ただでさえ、夜中のアクションシーンは何をやっているのかよく分からないから好きではないのに、みんな同じような格好をしているから、誰がどこにいるのか、イマイチよく分からなくなってきた。

そこまでくると、私も、ほぼ試合放棄をしていたので、「まぁいいか」と思いつつ、若干「退屈だなぁ」と思っていた。

そして、その頃には、ジョニー・デップと、ジェフリー・ラッシュと、ハビエル・バルデムが共演をして、こんなにCGにかけるお金があったら、もっと良い映画できたよねぇと思い始めていた。

この第5弾では、ほぼカメオ的にしか登場しないオーランド・ブルームキーラ・ナイトレイも入れたら、どんなに素晴らしい映画ができることかと考えた。

そう思ったら、その登場場面の大半を加工されたアニメの状態で登場するハビエル・バルデムのもったいなさ。

彼は「スペインの伝説的船長を演じることができて光栄だ」とコメントしていたけど、それこそ、リアルにスペインの無敵艦隊の船長を演じたら、重厚な歴史映画が作れそうだ。

まぁ、そんな妄想をしても空しいだけだ。

なんで、こんなに素敵な俳優さんたちを無駄遣いしてしまっているのか。

本人たちは、こんな、何の葛藤も成長も冒険すらないアドベンチャー作品に出演して満足しているんだろうか。

それとも、多額のギャラをもらっているから、満足なのかな。

後半は暇だったもので、そんな風に邪推ばかりをしていた作品だった。

そろそろ、このシリーズもネタ切れなんじゃないかなと思う。





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ハビエル・バルデム主演の映画「BIUTIFUL ビューティフル」をWOWOWで観た。

ある日突然、余命2ヶ月と宣告された男性。彼はその後何をするのかを描く。

満足度 評価】:★★★★☆

息が苦しくなって、心が重くなる程にリアルな現実。頭と心をかき回される映画だった。

人生はBeautifulの綴りを知らなくても、悲しくなる程に美しい。


出演ハビエル・バルデム

監督アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 2010年製作 スペイン、メキシコ合作映画


「BIUTIFUL ビューティフル」予告編 動画

(原題:BIUTIFUL)




「BIUTIFUL ビューティフル」 DVD

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あらすじ


スペインの闇社会で働くウスバル(ハビエル・バルデム)は、ある日突然、「余命2ヶ月」だと宣告される。

精神状態が不安定な妻と離婚し、まだ幼い息子と娘の3人暮らしのウスバルは、その後、どの様に生きていくべきかを悩み、これまでの人生を振り返りながら、できることを1つずつ整理し始める…。

ビューティフル



感想(ネタバレあり) ある日突然余命2ヶ月と宣告されたら


もしも、ある日突然、「余命2ヶ月だ」と宣告されたら、人は何をすべきなのか。

そんなことについて考えさせられる映画だった。

主人公のウスバルは、闇社会で働いている。

不法移民を使って仕事をさせ、マージンを取ることで生活している。

しかし、生活は決して裕福ではなく、娘にビューティフル(Beautiful)の正しい綴りも教えられず、「雪が見たい」という願いを叶えさせることもできない。

そんな、その日暮らしの刹那的な人生を送っていたウスバルが、余命2ヶ月と知って何をするのか。

ウスバルの行動を見ながら、人生とは何かについて考えさせられる映画だった。

ビューティフル2

残りの人生、何を遺せるか


私がウスバルの行動を見て思ったのは、残りの人生が分かった時、人は「何をしたいか」ではなく、「何を遺せるのか」なんだと痛感した。

娘が雪が見たいと言ったから、一緒に雪山を見に行くのか。

そうではない。

一銭でも多く金を残せるのなら、お金を遺したいと思う。

しかし、心を入れ替えたからと言って、2ヶ月で簡単にお金ができないのが現実だ。

それどころか、不慮の事故が起きたり、不測の事態が発生したりして、むしろお金がなくなっていく一方。

彼の思いとは裏腹の出来事の連続に、心はいら立つばかり。

子供たちは無邪気で、いつも優しいパパを慕っているだけに、余計に切ない。

でも、そんな日々の中でも、彼にとっては、子供たちと一緒にいる時間が「一番のビューティフルな瞬間」だったのではと思う。

ビューティフル3

彼がこの世に遺したかったものとは…


この映画の中で、最も切ないのは彼が余命2ヶ月だということを、誰にも打ち明けられなかったことだ。

子供たちにも、元妻にも、兄弟にも。

それは、彼が子供たちや元妻、兄弟に何も遺せるものがないからなのではないだろうか…。

「俺がいなくなっても、これがあるから大丈夫」

と言えるものが何もないから、何も言えず、治療に専念しようにもできない。

唯一、彼が娘に遺したのは、母から譲り受けたダイヤの指輪だった。

キラキラと輝くダイヤを「キレイ」と喜ぶ娘だったが、最も美しいのは、その娘の心だった。

ビューティフル4

美しい人生とは…


「人生のおける美しさ」とはなんだろう。

美しい家に住むことだろうか。

美しい服を着ることだろうか。

そうではなく、美しい心を持つことなのではないだろうか。

人が死んでもしらんぷり、人が投獄されても知らんぷり。

そんな人生は、果たして美しい人生と言えるだろうか。

愛する人たちに囲まれ、愛する人を抱きしめてあげることが美しい人生なのではないか。

だから、ウスバルは裕福な人生を送れなかったけれども、可愛い娘と息子がいて、この世に彼らを残すことができただけでも、十分美しい人生だったのではないかと思う。

彼の美しい人生とお別れしなければならない切なさが、心にズシンとのしかかる。

その重さが悲しくなる程にリアルだった。

ビューティフル5V



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トム・クルーズ、ジェイミー・フォックス主演の映画「コラテラル」をWOWOWで観た。

暗殺者にカージャックされてしまったタクシー運転手のついてない一夜。

満足度 評価】:★★★☆☆(3.5)

トム・クルーズ出演作の中では割と好きな作品。冷酷で全く感情のない暗殺者と、真面目で人情あふれるタクシー運転手の対比が良い。トム・クルーズがとにかく怖い。

出演トム・クルーズジェイミー・フォックス、ジェイダ・ピンケット・スミス、マーク・ラファロハビエル・バルデム

監督:マイケル・マン 2004年製作 アメリカ映画


「コラテラル」予告編 動画(日本語字幕なし)

(原題:COLLATERAL)




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あらすじ


LAのタクシー運転手マックス(ジェイミー・フォックス)は、夜のシフトを担当し、LAで一晩中タクシーを走らせている。

ある日、1人目の客が地方検事のアニー(ジェイダ・ピンケット・スミス)で、仕事のことで落ち込んでいる彼女を励ますと、「何か相談してほしいことがあったら連絡して」と名刺を置いていった。

美しい彼女から恥ずかし気に渡されたその名刺を見ながら、「今日は、一日良い気分で仕事ができそうだ」と思った時、アニーと入れ替わりで乗ってきたのは殺し屋のヴィンセント(トム・クルーズ)だった。

そしてその瞬間から、ヴィンセントの最もついていない一日がスタートした。

コラテラル




コラテラル5


感想(ネタバレあり) たまたま暗殺者を乗せてしまったツイてないタクシー運転手


電車やバスに乗った時、たまたま隣に乗り合わせた人が、「もしも人殺しだったらどうしよう…」と思うことがある。

たまたま隣に座った若い男子が、何気ない顔をして痴漢をするように、凶悪な殺人犯もこの映画に登場するヴィンセントのように、普段は普通のサラリーマン風の人に違いないと思っているからだ。

ビジネススーツを着て、キチンと磨かれた革靴を履き、ブリーフケースを持って歩いている。

どこにでもいる人と同じように。

そのどこにでもいる普通の人が、凶悪犯だったり、殺人犯だと知ったら、急に緊張感が増すし、電車に乗っていると分かれば、車両を変えるに違いない。

タクシー運転手のマックスも、きっと始めはヴィンセントをただのビジネスマンだと思ったはず。

どこからかLAに出張してきて、何人か友達に会って帰る。

そのために一晩貸し切りにして欲しいと言う。

まさか、暗殺者だとは思っていなかった。

この映画の面白さは、その「とても真面目な普通の人」が、ある日突然「殺人犯と遭遇してしまった恐怖体験」にある


コラテラル2

リアルな恐怖感


マックスの視線が観客の視線と合うように作られているのが、この映画の面白さだ。

上からタクシーの上に人が落ちてくれば腰を抜かし、ヴィンセントに銃を向けられ脅されれば、黙って言ううことを聞いてしまう。

うまくやれば、何度も逃げ出すチャンスがあったはずなのに、要領が悪くてうまく逃げ出すことができない。

彼の行動は、観客の「私だったらこうするだろうな」の範囲を超えることがない。

「ダイ・ハード」のように事件に巻きこまれたおっさんが暗殺者と戦って、相手をのしてしまうようなことはしない。

現実は、「ダイ・ハード」のようにうまくいかないからだ。

あくまでも「小市民が暗殺者と出会ったら」という前提で、物語は進行していく

だから、観客はつねにマックスに同情し、彼の行動に一喜一憂し、ドキドキしてしまう

そして、「お願いだからマックスだけは助けてあげて」と、ヴィンセントに懇願するようになる。

コラテラル6

暗殺者は人間離れしているのか


その一方で、暗殺者のヴィンセントは、かなり浮世離れした存在として描かれている。

まず、感情がない。

ただひたすらに、標的を殺すことだけに集中している。

いわば、プロフェッショナルの暗殺者だ。

そのヴィンセントに対するマックスの質問に思わずうなずいてしまった。

どうやったら、あんたみたいに人を簡単に殺すことができるんだ??

その質問に対しヴィンセントは何も答えなかった。

しかし、マックスがプロのタクシー運転手として誇りを持って仕事をしているように、ヴィンセントは職業として暗殺者を選んだまでのように見えた。

彼にとっては、それが最もお金を稼げる手段であり、もっとも性に合った職業だと

この辺の、ヴィンセントが暗殺者として覚悟して生きている様と、コツコツ地味に、日々夢を持って生きている小市民マックスの対比が非常に面白かった。

コラテラル7

ジェイミー・フォックスとトム・クルーズの一騎打ち


タクシー運転手のマックスを演じるのは、ジェイミー・フォックス

初めはおどおどしていたところから、徐々に腹が座ってきて、最後はアニーを守るのに必死になる小市民っぷりがすごく良かった。

ジェイミー・フォックスの他の出演作は「ベイビー・ドライバー」、「アニー」、「Ray/レイ」など

コラテラル4


マックスのタクシーに乗り合わせる暗殺者ヴィンセントを演じたのはトム・クルーズ

トム・クルーズも演出次第でこんなに変わるんだよという代表作のようなこの作品。

いつものキレキレのアクションを生かし、無表情のまま次から次へと人を殺していく暗殺者ヴィンセントは、本当に怖かった。

個人的に、トム・クルーズ出演作の中では、この「コラテラル」は好きな方の作品。

他の出演作には、「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」、「バリー・シール/アメリカをはめた男」、「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」、「大いなる陰謀」、「ザ・ファーム 法律事務所」、「ワルキューレ」、「ミッション・インポッシブル」シリーズ、「オール・ユー・ニード・イズ・キル


コラテラル3

生きていることに幸せを感じる朝


結局のところ、真面目な小市民マックスは、凶悪な暗殺者に勝つんだけれども、一晩2人で過ごしたマックスとヴィンセントの間には、友情では無いけど、それに近いような心の交流が合ったように思う

だから、マックスがヴィンセントを打ち負かしても「やったー」という気分にはなれず、なんだか、スッキリしない気分のまま終了する。

救いはマックスもアニーも無事だったこと。

アニーが検事で、マックスへの嫌疑が晴れたこと。

生きて平和な朝を迎えられたこと。

最後まで見応えのある面白い映画だった。





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ダニエル・クレイグ主演の人気シリーズ第23作目「007 スカイフォール」をNHK BSプレミアムで観た。

2012年制作作品。イギリス、アメリカ合作映画。

出演は、ダニエル・クレイグ、ジュディ・デンチ、レイフ・ファインズ、ハビエル・バルデム、アルバート・フィニー、ナオミ・ハリス、ベン・ウィショー他

監督はサム・メンデス。

満足度 評価】:★★★★☆

正直、期待していた以上に面白かった。特に、ハビエル・バルデムが登場してからの後半は目が離せなかった。

「007 スカイフォール」予告編 動画

(原題:SKYFALL)




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あらすじ


MI6諜報員のリストを奪われ、トルコでそれを追っていたボンド(ダニエル・クレイグ)だったが、犯人と格闘中のボンドを諜報員のイヴ(ナオミ・ハリス)がM(ジュディ・デンチ)の命令で撃ってしまう。

そん時死んだと思われたボンドだったが、一命をとりとめ、トルコで潜伏生活を送っていた。

しかし、ボンドはロンドンでMI6を狙ったテロが起きたことを知り、Mの元へと戻っていく

一方で、Mのパソコンがサイバーテロに遭い、何者かがMを陥れようとしていた…。

007スカイフォール

感想(ネタバレあり) なんてったって、アクションがすごい!!


正直、「『ミッション・インポッシブル』と何が違うのよ!」って思いながら観ていた。

スパイが世界の危機を救いつつ、美女と恋の落ちるのはどっちも一緒でしょぐらいに思っていた(笑)

とは言いつつも、やっぱりアクションがすごい!!っていうのが第一印象だった!!

まず、アクション映画でありがちな、オープニングのアクションシーン。

ここで観客を温めて、その後も定期的に大規模なアクションシーンを入れ、リズムよくラストまでお客さんを乗せていくのがアクションて映画の定石。

まぁ、とにかく、アクション映画のオープニングのアクションシーンはとても大事。

そこで私は定石通り、見事に掴まれた!!(笑)

何が??って、列車の最後尾に乗っているのは、なんとショベルカー。

まず、普通にお客さんが乗っている列車にショベルカーが乗っているのが不思議だけど、トルコはそういう国なのかもしれない(笑)

しかも、その列車に飛び乗ったボンドは、ショベルカーに乗り、かつ列車は動いてるのに、ショベルを動かし始めた!!

なんと!!で、犯人がそのショベルカーが乗っている列車と切り離そうとするとガッツリと列車にショベルを食らわせるボンド!!

なんてことするんだ!!って思ったよね~。

どうやって、こんなアクションシーンを考えるんだろう~??

他のアクションシーンもすごかったけど、地下の壁を突き破って、地下鉄が突入してきたシーンもすごかった!!

思わず、「わーーーおぉーーーー」って叫んじゃったよ(笑)

007スカイフォール2

悪役が気持ち悪い!!!


さっき、「ミッション・インポッシブル」との違いが分からないとか言ってしまったけど、基本スパイ映画って、ストーリーが似たり寄ったりしてしまうのは、当然のこと。

この映画でも出てきたけど、今は、国 vs 国という時代ではなく、国 vs 一般市民(≒テロリスト)になっていて、スパイって必要ない時代なんだよね。

だから、どうしても敵がサイバーテロだったり、かつてスパイだった人になってしまいがち。

そこで、他の映画とどこで差別化するのかといえば、「悪役の魅力」だと私は思う。

「悪役」が怖ければ怖い程、面白い映画になるし、悪役が怖くなければちっとも面白くないんだよね。

そういう意味で言うと、私は今回の悪役がハビエル・バルデムで正解だった。

なんと言っても、気・持・ち・悪・い!!!!!!

ハビエル・バルデムには申し訳ないけど、何を観ても「ノーカントリー」に見えてしまうんだけど、悪役をやるとやっぱり薄気味悪いし、怖い。

シルヴァが中盤から出てきた後は、ガッツリとのめり込んで観てしまった。

Mに向かって「ママ~」とか言いながら寄っていくシーンは、ホントに気持ち悪かったわ~

私にとって、この「スカイフォール」は、アクションとハビエル・バルデムあってこそだわーー。

007スカイフォール3

ボンドを演じるのはダニエル・クレイグ


主役のボンドを演じるのは、ダニエル・クレイグ。

この次の4作目「007 スペクター」でボンド役を降りると明言したダニエル・クレイグ。

もうやりたくないんだって。

そうか~。確かに、ダニエル・クレイグだったら、他にもできる役いっぱいあるしなぁ…と思ったり。

でも、あの深く青い瞳で銃を構えながら見つめられるのが結構好きなんだよなぁ。残念だ~。

しかし、現在48歳。アスリート並みのアクションシーンを要求されるのも、厳しいかなぁ。

他の出演作には、「ローガン・ラッキー」、「ドラゴンタトゥーの女」、「ディファイアンス」など

007スカイフォール4

監督はサム・メンデス


監督は、「アメリカン・ビューティ」のサム・メンデス。

ケイト・ウィンスレットの元夫。

「007」シリーズでは、この「スカイフォール」と「007 スペクター」の2作を監督、次作はダニエル・クレイグが降板することを受けて、サム・メンデスも降板するそう。

007スカイフォール5

第85回(2012年)アカデミー賞 歌曲賞受賞 Adele 「Skyfall」


この映画、アクションもかっこいいし、悪役も気持ち悪い!

さらに、それだけでなく主題歌もカッコイイ!!

Adeleが歌う主題歌「Skyfall」はアカデミー賞歌曲賞を受賞している。

是非、このかっこいい主題歌も聴いて欲しい





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スペイン映画「スコーピオン 反逆のボクサー」をWOWOWで観た。

ネオナチに所属する一人の青年が、ボクシングと恋を通して成長していく話。

WOWOWが日本でどこよりも早く上映するWOWOWジャパンプレミアの一本。

満足度 評価】:★★★★☆

ジャパンプレミアの作品は、当たりハズレも多いけど、「発掘良品」的な作品が多いので毎週見るようにしている。

今週はスペイン映画。当たりだったなぁ~。

よくある青春モノではあるけれども、そこへ、今のヨーロッパが抱える右傾化するネオナチの問題や、移民問題を絡めていて、見応えのある作品だった。

「スコーピオン 反逆のボクサー」予告編 動画(日本語字幕なし)

(原題:Alacran enamorado(英題:Scorpion In Love))




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キャスト&スタッフ


出演者

〇アレックス・ゴンザレス

ハビエル・バルデム
…(「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」、「BIUTIFUL ビューティフル」、「コラテラル」、「007 スカイフォール」、「THE GUNMAN(ザ・ガンマン)」、「ノーカントリー」、「海を飛ぶ夢」、「夜になるまえに」など)

〇ミゲル・アンヘル・シルベストル

〇カルロス・バルデム

監督・脚本

〇サンティアゴ・A・ザノウ


2013年制作 スペイン映画


あらすじ


ジュリアン(アレックス・ゴンザレス)はネオナチに所属しており、日々、仲間たちと移民たちに暴行を加える生活を送っている。

ある日、その仲間の一人とボクシングジムへ通い始めると、ボクシングの楽しさにはまっていく。

初めは同じジムで一番強い黒人ボクサーを倒したいという思いでいたが、次第に彼のボクサーとしての姿勢を尊敬し始める。

同じ頃、ジムのスタッフである黒人のアリッサ(ジュディス・ディアカテ)と付き合い始めると、ネオナチの仲間たちから心が離れていくようになり・・・。


スコーピオン

感想(ネタバレあり)


自分が正義だと思っていたことが、それが全てではないと気付く年頃


自分が正義だと思っていたことが、少し離れたところから見ると、全く正義ではなかった。

そのことに気付いた青年が、周りの人を傷つけながら一歩大人になるという青春物語。

私自身も若い頃はそうだったなぁと思うんだけど、いや、暴力を振るったりはしなけどね(笑)

自分の考えが100%正しくて、その道を突き進めば明るい未来が開けてるって勝手に思い込んでいていて、それがうまくいけばいいんだけど、うまくいかないと何もかも嫌になって自暴自棄になっちゃう。

この映画の主人公のジュリアンも、ちょうどそんな時期だと思うんだけど、彼の場合は、その時期にうまいこと「ボクシング」に出会って救われる。

男の人が主人公の青春モノって、ボクシングを題材にした作品が多いけど、若い男子のモヤモヤとか、有り余る若さっていうのは、ボクシングのようなスポーツで解消されるもんなんだろうね。

夢中になって汗かいてたら、怒りが収まったりするもんなんじゃないかな


スコーピオン2

お金と知識の無い若者たちに取り入る悪の姿


ジュリアンが抱える問題は、最近、EUが抱える問題とリンクしている。

右傾化と移民問題。

ここで厄介なのが、ジュリアンが所属するネオナチ集団を裏で操るソリス(ハビエル・バルデム)。

知識と権力をお金を持った人間が、ジュリアンのような何も知らない若者を自由自在に操っているのが、現状なんだろう。

彼らにとって移民は邪魔な存在であり、憎むべき存在として攻撃をする。

対象となるひとが、たとえ無実な人であってもだ。

映画の中では、中国人でさえ彼らの差別の対象になっていた。

っていうことは、日本人だって差別を受ける可能性が十分あるということ。

経済発展のために作られたEUが、大量の移民を受け入れることで、テロや差別問題を引き起こしている。

正直、ネオナチの描写を観ながら、「あぁスペインもか・・・」と思った。

フランスやドイツだけでなく、スペインにもネオナチがいるなんて知らなかったので、ちょっと衝撃的だった。

こうして差別や迫害を受けている人たちがEUにいる限り、テロは無くならないんだなと思った。

この映画「スコーピオン 反逆のボクサー」は、ベースはよくある青春物語でありながら、背景にこうした社会的問題を描くことで、ただの青春モノではなく、そこにある社会情勢も考えさせられる作品となっている。


スコーピオン3

暴力では何も解決しないと気付いた時が成長の時


この映画で一番印象に残っているのは、最後にジュリアンがネオナチを率いるソリスと決別するところだなぁ。

ネオナチの仲間に恋人を酷く殴られ、仕返しにと向かったところで、殴りたいところを一切手を出さず、文句も言わずににかえったところ。

それが正しいことだと自分で判断し、彼が一人前のボクサーになった瞬間。

でも、なんだろう。

人は、自分が間違っていると気付くだけでは、なかなか大人になれなくて、人を傷つけてようやく成長するんだなぁ。

ジュリアンの場合は、彼の歪んだ思想がボクサー仲間や恋人を傷つけてしまう。

そうすることで、やっとどちらが正義なのか気付くんだよね。

その描き方も、きっと誰もが若い頃に経験する痛みを伴った成長物語らしくて良かった。

私も、いろんな人を傷つけてきたさぁ(笑)

あ、暴力的な意味ではなく、精神的な意味で。

スコーピオン4

カリスマ的指導者には、スペインのカリスマ俳優


主役はスペインの俳優アレックス・ゴンザレス。

これまで、日本で公開されている映画では、「X-MEN:ファーストジェネレーション」や「ワイルド・ルーザー」などの出演しているとのこと。

うーーーん。「X-MEN:ファーストジェネレーション」は、私観たと思うんだけどなぁ・・・。

共演には、ネオナチの指導者にハビエル・バルデム

スペインと言えば・・筆頭に出てきそうな俳優さんだから、特に説明はいらないような気がする(笑)

他の出演作品に「THE GUNMAN(ザ・ガンマン)」「ノーカントリー」「海を飛ぶ夢」「夜になるまえに」など・・

監督はサンティアゴ・A・ザノウ。


スコーピオン5


人間は誰しも、若い時には間違った判断をしてしまうことはあると思う。

でも、そこで、正しい道に導いてくれる人に出会えるか、出会えないかがすごく大きくて、本人自身の気付きもとても大事だよね。

それにはやはり、家族や仲間うちだけのコミュニティに閉じこもるのではなく、この映画のジュリアンのように、外へ出て、いつもと違う空気を吸うっていうことが、とても大切なことなんだよねぇ。

なんてことをつくづく思った映画だった。





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ショーン・ペン主演の映画「THE GUNMAN(ザ・ガンマン)」の予告編を観た。

元特殊部隊の暗殺者(ショーン・ペン)が何者かに狙われる・・・というお話。

【観たい度】:★★★☆☆

観たいなぁと思うけど、ちょっと不安もあって、ちょっと少なめの【観たい度】

「THE GUNMAN(ザ・ガンマン)」予告編 動画

(原題:THE GUNMAN)





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ショーン・ペン初のアクション映画に期待値大だけど・・・


そもそも、この映画が公開されると知ったのは、ツイッターから


ショーン・ペンが初めてアクション映画に出演するとのことで、話題になっているらしい。

確かに。

アクション映画に出演しているイメージはない。

むしろ、今までチャンスはあっただろうに、なぜ出演して来なかったんでしょう・・・?

と思って、予告編を観てみたら、これはなかなか面白そうじゃないか!と思ったんだよね。

ところが、この映画を調べるので、ネットサーフィンをしていたら、アメリカの映画評サイトの「Rotten Tomato」のページにたどり着いてしまって。

このページのことは知っているけど、普段、ここを頼りにすることなんてなかったのに

Rotten Tomato「The Gunman」:16% 

・・・急に不安になった・・・(^^;

完全に腐ってるじゃないか・・・ (^^;

どうも、この役をやるには、ショーン・ペンは歳を取り過ぎたっていう感じの評価かな・・・ (^^;

thegunman

ショーン・ペン X ハビエル・バルデム X 「96時間」監督


主演は、ショーン・ペン(「ザ・インタープリター」「LIFE!」「I am Sam アイ・アム・サム」「ミスティック・リバー」)

元特殊部隊出身の暗殺者なんて、似合いそうで期待しちゃうよね。

まぁ、当たり前かもしれないけど、この作品のために肉体改造をして挑んだという。

共演は、ハビエル・バルデム(「ノーカントリー」「海を飛ぶ夢」「夜になるまえに」)

渋いところ持ってきたよねぇ

↓ ハビエル・バルデム
ハビエル・バルデム

私の中では、「ノーカントリー」の怖ーーいハビエル・バルデムしか印象に無い!(笑)

この「THE GUNMAN」では、ショーン・ペンの味方のように見えるけど、どうなんだろう??

そして、監督は「96時間」のピエール・モレル。

なるほど、ショーン・ペンはリーアム・ニーソン的なところを狙っているのか・・・!?

まぁまぁ、Rotten Tomato の散々な結果には、ちょっと腰が引けるけれども、日頃、あんまり他人の評価とか気にするタイプではないので、やっぱり観たいなぁと思う。

日本では、2016年2月6日公開予定。



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10月17日公開予定のスペイン映画「マーシュランド」の予告編を見た。

1980年代のスペインを舞台に起きる、次々と殺されていく少女たちの事件。

怖い!!でも、すごく面白そう!!って思った。

予告編を見た感じでは、雰囲気が韓国映画の「殺人の追憶」みたいで、すごく期待しちゃう。

***********

〇 「マーシュランド」観てきました!!

映画の感想はこちらから →「マーシュランド」真犯人は誰なのか。田舎町で起きた少女連続誘拐事件。果てしなく続く湿地帯が証拠を消し去る。最後に明らかとなる事実が背筋を凍らせる。スペイン映画【感想】

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「マーシュランド」予告編 動画

(原題:La isla mínima(英題:Marshland)




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ペドロ・アルモドバル、アントニオ・バンデラス、ハビエル・バルデム、ペネロペ・クルスを世に放ったスペイン映画界


公式サイトによれば、この映画「マーシュランド」は、スペイン・アカデミー賞(ゴヤ賞)最多10部門受賞の傑作ミステリーということらしい

スペイン映画は、ペドロ・アルモドバル監督の世界に一時期はまって、アルモドバル作品と、彼の作品から生まれた大スター、アントニオ・バンデラスの映画をひたすた観ていた時期があった

それ以来だなぁ

なぜ、その頃、スペイン映画がすごく好きだったかというと、まず、国民の感情が日本よりもはるかに激しくて、それだけで面白かったこと

それと、すごく良い方が抽象的なんだけれども、映画に漂う雰囲気が、すごく熱くて、肌にはりつく感じが私は好きだったんだよねぇ~

すごく熱くて濃厚な空気が流れてるの。全体的に

例えば、「キカ」、「アタメ」、「オール・アバウト・マイ・マザー」とかね

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登場人物に、普通の人間がいなくて、変態とかちょっと趣味が特殊な人(笑)とかがたくさん出てきて楽しかった印象が残ってる

あぁ、久しぶりにスペイン映画をちゃんと見直したくなったなぁ

マーシュランド


この「マーシュランド」がその当時のスペイン映画とは、制作も、監督も違っているので、かなり違う色合いで見せてくるのだと思うけど、予告編を見た感じでは、すごく緊迫した感じがとても面白そう

残念ながら、今のところ、渋谷の映画館一館のみでの公開予定のようで

すごく残念だけれど、DVDが出たら観たいなぁ、もしくは、WOWOWさん、よろしくお願いします



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〇 「マーシュランド」観てきました!!

映画の感想はこちらから →「マーシュランド」真犯人は誰なのか。田舎町で起きた少女連続誘拐事件。果てしなく続く湿地帯が証拠を消し去る。最後に明らかとなる事実が背筋を凍らせる。スペイン映画【感想】

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