ベルギー映画「エンジェル、見えない恋人」を映画館で観た。
透明人間として生まれたエンジェルと、盲目の少女マドレーヌとの恋を描く恋愛映画。

【満足度 評価】:★★★★☆
「もしも恋人が透明人間だったら」という発想が斬新で面白かった。
人は人種や肌の色などの外見で判断しがちだけど、二人の恋を見ていると外見なんかどうでも良いと思えてくる。
誰にも入り込めない二人だけの世界が良い。
目次
『エンジェル、見えない恋人』予告編 動画
(原題:Mon ange)更新履歴・公開、販売情報
・2018年10月22日 映画館にて鑑賞。
・2018年11月3日 感想を掲載。
・2019年11月25日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。
キャスト&スタッフ
出演者
〇フルール・ジフリエ
〇エリナ・レーヴェンソン
〇マヤ・ドリー
〇ハンナ・ブードロー
〇フランソワ・ヴァンサンテッリ
〇ゴーティエ・バトゥー(声の出演)
〇レオ・ロルレアック(声の出演)
〇ジュール・マイニー(声の出演)
監督
〇ハリー・クレフェン2016年製作 ベルギー映画
あらすじ
マジシャンの父と母 ルイーズ(エリナ・レーヴェンソン)との間に産まれた息子 エンジェルは生まれつき透明人間で、彼の存在は母にしか分からない。
養護施設で暮らす母と共に生活していたエンジェルだったが、その施設の隣の家に住む少女マドレーヌ(ハンナ・ブードロー)に興味を持ち始める。
全盲であるマドレーヌは、他の人には見えないエンジェルの存在に気付き、エンジェルが透明人間とは知らずに友達になる。
しかし、彼女が成長すると、エンジェルは「視力回復の手術を受けるため、遠くへ引っ越すことになった」と、マドレーヌに言われてしまい…。

感想(ネタばれあり)
この映画の感想につきましては、私が「ぴあ映画生活」に掲載したものをご紹介します。
エンジェル、見えない恋人 (2016)
[80点]「外見などどうでもいいと思えてくる」
とっても独創的な作品で面白かった。
優しくて温かいファンタジー恋愛映画。
生まれつき透明人間で生まれてきたエンジェルは、母親が入院している病院の隣の家で暮らす少女マドレーヌと出会う。
全盲のマドレーヌは、エンジェルの存在を感じ、彼が透明人間とは知らずに友達になり、思春期を迎えた頃に恋人へと発展する。
しかし、彼女は視力回復の手術を受けることになり…。
偶然にも、最近観た映画「かごの中の瞳」とかなり設定が近い作品。
どちらも「全盲の彼女の目が見えるようになったら、僕は捨てられる」という不安を映画にしている
「かごの中の瞳」は、その不安がサスペンスになり、この「エンジェル」は、そこからファンタジーへと発展していく。
美しい恋人を持ってしまった男性たちは、自分の外見に自信がなく、「こんな自分は、彼女と釣り合わない…」とネガティブな気持ちにおちいってしまうのが、その原因だ
もちろん、それは逆パターンでも同じこと。
めちゃくちゃイケメンな彼氏ができてしまった女子は「なんで、私なんかと…」と、悩むに違いない。
それならば、「いっそのこと、恋した相手が透明人間ならどうか」という、思い切った提案をこの映画はしている。
そうして「恋愛に必要なものは何か。立派な外見か、それとも、そばにいて欲しいという気持ちか」について考えさせる。
で、結局、透明人間を恋人に持ったマドレーヌは、どういう選択をしたのか。
については、ぜひ、映画を観て確認して欲しい。
けれど「かごの中の瞳」は、ネガティブな方向に気持ちが走ったのに対し、こちらは、それとは対象的にポジティブに話が展開していくのが良かった。
気持ちが救われる作品になっている
現代は「人種とか、肌の色で人間を判断するのはやめましょう」という、多様性の時代を迎えているけど、この映画は、まさにその究極の形を提示しているのだ。
目が見えない状態で愛し合っていた二人が、目が見えた途端に破滅するなら、本当に二人は愛し合っていたとは言えないのではないか。
彼らを見ていると「本当に外見とかどうでもいいな」という夢の世界が見えてくる
愛の形は、人それぞれなのだ

とっても独創的な作品で面白かった。
優しくて温かいファンタジー恋愛映画。
生まれつき透明人間で生まれてきたエンジェルは、母親が入院している病院の隣の家で暮らす少女マドレーヌと出会う。
全盲のマドレーヌは、エンジェルの存在を感じ、彼が透明人間とは知らずに友達になり、思春期を迎えた頃に恋人へと発展する。
しかし、彼女は視力回復の手術を受けることになり…。
偶然にも、最近観た映画「かごの中の瞳」とかなり設定が近い作品。
どちらも「全盲の彼女の目が見えるようになったら、僕は捨てられる」という不安を映画にしている
「かごの中の瞳」は、その不安がサスペンスになり、この「エンジェル」は、そこからファンタジーへと発展していく。
美しい恋人を持ってしまった男性たちは、自分の外見に自信がなく、「こんな自分は、彼女と釣り合わない…」とネガティブな気持ちにおちいってしまうのが、その原因だ
もちろん、それは逆パターンでも同じこと。
めちゃくちゃイケメンな彼氏ができてしまった女子は「なんで、私なんかと…」と、悩むに違いない。
それならば、「いっそのこと、恋した相手が透明人間ならどうか」という、思い切った提案をこの映画はしている。
そうして「恋愛に必要なものは何か。立派な外見か、それとも、そばにいて欲しいという気持ちか」について考えさせる。
で、結局、透明人間を恋人に持ったマドレーヌは、どういう選択をしたのか。
については、ぜひ、映画を観て確認して欲しい。
けれど「かごの中の瞳」は、ネガティブな方向に気持ちが走ったのに対し、こちらは、それとは対象的にポジティブに話が展開していくのが良かった。
気持ちが救われる作品になっている
現代は「人種とか、肌の色で人間を判断するのはやめましょう」という、多様性の時代を迎えているけど、この映画は、まさにその究極の形を提示しているのだ。
目が見えない状態で愛し合っていた二人が、目が見えた途端に破滅するなら、本当に二人は愛し合っていたとは言えないのではないか。
彼らを見ていると「本当に外見とかどうでもいいな」という夢の世界が見えてくる
愛の形は、人それぞれなのだ
Posted by pharmacy_toe on 2018/10/26 with ぴあ映画生活
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映画『エンジェル、見えない恋人』★★★★4.0点。 とっても独創的な作品で面白かった
優しくて温かいファンタジー恋愛映画だった
生まれつき透明人間… https://t.co/WFQ6GpYX9o #Filmarks #映画2018/10/24 01:14:46
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