とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:パブロ・ラライン



ナタリー・ポートマン主演の映画「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」を映画館で観た。

ジョン・F・ケネディが暗殺されてから、葬儀までの間のジャクリーン・ケネディの実話を映画化。


満足度 評価】:★★★★☆

本物のジャッキーを私はよく知らない。

JFKが亡くなった後に、大富豪と結婚した女性という認識しかなかった。

それ以外の先入観があまりないからだろうか。

<ファーストレディ>という職務を全うするために必死になっていた彼女の生き様に見入ってしまった。

「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」予告編 動画

(原題:JACKIE)




更新履歴・販売情報

・2017年7月20日 映画館で観た際の感想を掲載しました。

・2018年5月27日 WOWOWでの放送(21時より)に合わせて加筆・修正しました。

・現在、ネット配信・DVDにより販売中です。


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キャスト&スタッフ


出演者

ナタリー・ポートマン
…(「プラネタリウム」、「ブラック・スワン」、「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」、「スター・ウォーズ/エピソード2 クローンの攻撃」、「スター・ウォーズ エピソード3/シスの逆襲」、「レオン」など)

ピーター・サースガード
…(「マグニフィセント・セブン」、「完全なるチェックメイト」、「ブルージャスミン」、「ブラック・スキャンダル」、「デッドマン・ウォーキング」など)

グレタ・カーウィグ
…(<出演作>「20センチュリー・ウーマン」、「マギーズ・プラン-幸せのあとしまつ-」、「フランシス・ハ」、<監督作>「レディ・バード」など)

ビリー・クラダップ
…(「エイリアン:コヴェナント」、「20センチュリー・ウーマン」、「スポットライト 世紀のスクープ」、「君が生きた証」など)

〇ジョン・ハート

監督

パブロ・ラライン
…(「NO」など)

2016年制作 アメリカ、チリ、フランス合作映画



ジャッキーファーストレディ最後の使命



あらすじ


1963年、ジョン・F・ケネディの妻であり、元ファーストレディだったジャクリーン・ケネディ(ナタリー・ポートマン)の元へ1人のジャーナリスト(ビリー・クラダップ)が訪れる。

彼女にJFK暗殺当時のことを聞くためだった。

彼を家に招き入れた彼女は、取材のメモを全て見せて欲しいという条件の下、当時のことを語り始める…。



ジャッキーファーストレディ最後の使命2



感想(ネタバレあり)


取り巻きに囲まれた中での孤独


この映画から受けたジャクリーン・ケネディに対する印象は、「孤独」である。

取り巻きが大勢いて、常に誰かに監視されているような生活でありながら、彼女の心のうちなど誰も気にかけていない

そんな「孤独」を感じた。



神父の元へ通い、夫婦生活のことまで赤裸々に相談していたのは、他に誰にも語る相手がいなかったことを証明している。

24歳でジョン・F・ケネディと結婚し、31歳という若さでファーストレディになった彼女には、周りの人たちを味方につけたり、心から相談できる相手を常に側に置いておくような処世術は身に着けていなかったのかもしれない。



唯一、心を許せたのは、秘書のナンシー・タッカーマン(グレタ・カーウィグ)だけだった。

それでもやはり、秘書は秘書

ジャッキーの心のうちを全て理解できることはできない。



そんな、ジャッキーの「孤独」を観ていて思い出したのは、マリー・アントワネットだった。

幼くして王妃になった世間知らずのマリー・アントワネットも、本当に心を許せる人がいない寂しがり屋だった。

ファーストレディだけでなく、王妃や皇后といった位に立つ人たちは、見た目は華やかな生活を送っていても、常に多く人囲まれながらも心は孤独という生活を強いられるのだろうと思った。



ジャッキーファーストレディ最後の使命3



職業:ファーストレディ


そんなジャッキーが、まるで寂しさを紛らわすように熱心に取り組んでいたのが<ファーストレディ>という仕事だった。

ジョン・F・ケネディの妻としてというよりも、<ファーストレディ>という任務を与えられホワイトハウスに勤務し、その責務をこなすことに邁進していたような印象だった。



ホワイトハウスが「アメリカで最も素晴らしい場所」であることを演出するために、リフォームに精を出し、世界中の誰もが憧れるような場所を演出する。

テレビの取材を受け、その様子が放送されると、視聴者たちから称賛される。

常に「人々から見られている」という意識を持ち、服装や化粧にも気を使う。

音楽や美術への興味・関心を常に持ち、素晴らしい芸術を国民に紹介する役目を果たす。



ホワイトハウスの内装の美しさも、彼女自身の美しさも、ケネディ家の芸術への造詣の深さも、全てファーストレディであるジャッキーの演出したものだった。



中でも印象的だったのは、ホワイトハウスの中でクラシック音楽の演奏会をしていた時の様子や、大統領執務室の赤いカーペットを彼女が選び、実際に物が届いた時の彼女の満足気な表情だった。

あらゆることに気を配らなければならない忙しい日々

その忙しさが、彼女の「孤独」を紛らわせていたのだと思う。



ジャッキーファーストレディ最後の使命4



妻としての幸せを放棄して取り組んだ思い


この映画はジャッキーの独白という形で描かれているが、その中で気になったことがあった。

最初から最後まで、夫であるジョン・F・ケネディの人間性を称えるようなセリフが一つも出てこなかったことである。

政治家として、また大統領としてのジョン・F・ケネディを称賛するようなセリフはあった。



しかし、夫として、子供たちの父としてのジョン・F・ケネディはどうだったか。

残念ながら、彼の人間性を知るような言葉が出てこない

そこには、JFKとジャッキーの関係性が表れている。



唯一、彼らの夫婦関係について話しをしたのは、彼女が神父に「ジャック(JFKのこと)とは、もうずいぶん長い間ベッドを共にすることがなかった」と言ったところぐらいだろうか。

常に、ジャッキーを取り巻いていた「孤独」も、寂しさを振り切るようにファーストレディとしての職務に全うしていたのも、その全ては、この「妻としての幸せを放棄」したところに起因しているように思えた。



このホワイトハウスで暮らしていた当時は、ジョン・F・ケネディは大統領であり、彼女にとって夫というよりも上司

彼女は妻というよりも、ファーストレディという職業に就いていたと言った方が正しい気がする。



最後の葬式のシーンで、JFKが墓地まで運ばれる間、ジャッキーが他の人たちと共に歩いて墓地まで向かうか、それとも車に乗って向かうのかで、シークレットサービスともめ、彼女自身も迷う場面がある。

結局、彼女はJFKの遺体と共に歩くことを選択する。

それは、それこそが、ファーストレディとしての最後の使命だと思ったからに違いない。

「暗殺されるかもしれない」という恐怖に負けず、逃げも隠れもしない姿を見せることで、アメリカのトップに位置するホワイトハウスの威厳を世界に知らせたかったのだろう。



ジャッキーファーストレディ最後の使命5



ジャッキーがホワイトハウスを「キャメロット」と呼んだ理由


そんな彼女は、ホワイトハウスを「キャメロット」と位置付けていた。

「キャメロット」とは、アーサー王伝説の都の名前である。

民を救う王になる使命を背負って生まれてきたアーサー王の伝説。



ジャッキーがホワイトハウスをキャメロットだと言った背景には、ミュージカルの「キャメロット」をJFKが大好きだったという理由がその一つだ。

ジャッキーの中では、アメリカの歴史の中で伝説として残るJFKを思い描き、ホワイトハウスを「キャメロット」だと位置づけ、伝説の王にふさわしい場所にしなければならないと思っていたのだろう。



だとすれば、JFKは大統領になるべく運命を背負った人間だったとするなら、ジャッキーはそんなJFKを支え、ファーストレディになるべき運命を背負って生まれてきた女性だったのだろう。

その結果、アメリカでは「JFKロス」が続き、いまだに「JFKが生きていたら」と語り継がれる、まさに伝説の存在になった



そんな彼女の「ファーストレディ」としての生き方と、その孤独が痛い程よく伝わってくる映画ではあったが、女性としての幸せは一切感じないという悲しい映画でもあった。

「ファーストレディ」とは、そんな自分の幸せよりも、大統領の妻としての生き方を国民に見せることを優先させる職業なのだろうと思った。





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ブログネタ
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ガエル・ガルシア・ベルナル主演のチリ映画「NO」をWOWOWで観た。

1988年にチリで15年続いたピノチェト独裁政権を崩壊へ導いた国民投票の際に、反対派のテレビCMを担当した宣伝マンを描く

【満足度】:★★★☆☆

国民投票をPRするって、今の日本だったら普通の話だけど、独裁政権でこれをやるっていうのは相当すごいことだなと思いながら観ていた。

しかし、画面から力強さを感じることができなかったのが残念。

「NO」予告編 動画

(原題:NO)





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あらすじ


1973年より15年間続いたチリのピノチェト独裁政権に対し、諸外国からの圧力により、現在の政権を維持するかどうかの国民投票が行われることになった。

チリでテレビCMをヒットさせてきたレネ(ガエル・ガルシア・ベルナル)は、反対勢力からCM製作の依頼を受ける。

どうせ、CMを流しても体制は変わらないと考えていたレネだったが、日々、身の周りの出来事を観てCMの製作を引き受けることにするのだが・・・。

No

感想(ネタバレあり) 国民の心を動かすCM作り


チリのピノチェト政権を知らず、チリが独裁国家だったことも知らなかったので、最初の方で流れてきた当時の映像を観て、まるで北朝鮮を観ているようでビックリした。

そこから、国の民意を変えていったのは、あるCM作家が作ったテレビCMだったのが面白かったな。

そのCMも、辛い現実を見せられるよりも、明るくて元気な未来を見せられた方が、心が動かされるんだっていうのが、面白かった。

確かに、現実を知ることも大事なことだけど、辛すぎると嫌になっちゃうよね。

それよりも、明るく元気な方が、「将来が楽しそうだよね」って思うよね。

で、ついついつられて明るい方へ行ってしまうんだなぁ

だから、テレビCMって無駄に明るい作品が多いだな(笑)

妙に納得(笑)

NO2

テレビCMが国民の心を動かすぐらい力のあった時代


この映画の中では、最後の最後にガエル・ガルシア・ベルナルが演じた広告マン・レネの「やり遂げた感」溢れる表情がとても印象的。

そりゃー自分の作ったCMが国を動かしたとなると、その達成感はハンパないだろうなぁ

もう、なんか一生分の仕事しちゃった気分になるんじゃないだろうか。

しかし、この当時はメディアの媒体が、新聞、テレビ、ラジオ、雑誌ぐらいに限られていた時代。

テレビCMが世の中を変えてしまったところを観ていると、当時のテレビの影響力が物凄く大きかったことが良く分かる。

それを今の時代に置き換えて考えると、未だにテレビの影響力が多きいとはいえ、私なんか、あまりテレビを見ないので、知らないCMやニュースがたくさんある。

「テレビのCMで見て欲しくなった」とか「テレビの情報番組を見て欲しくなった」って言える商品があまりない。

それより、ネットの記事を読んで商品を買う方が機会としてはとても多い。

一人でも多くの人に訴えかけるメディアは何かと考えると、今は決定的なものがないよね。

ここにCMを流しておきさえすれば大丈夫って言えるような媒体。

もしも、レネが未だにやり手の広告マンだったら、どこにCMを打つだろうか。

もしかして、超斬新な意見が聞けたりしないだろうか。

ちょっと聞いてみたいよね。

未だに「やっぱりテレビが一番」とか言うんだろうか・・。

no3

ガエル・ガルシア・ベルナルは革命家が良く似合う


主役のレネを演じたのは、ガエル・ガルシア・ベルナル。

モータサイクル・ダイアリーズ」のゲバラに続いて、今度はチリを改革する(笑)

革命家が良く似合う人だ(笑)

しかし、このガエル・ガルシア・ベルナルは、いつもすごく自然に役に入り込んでしまうのがすごいなぁと思うんだよね。

今回も、ガエル・ガルシアがレネ本人に思えて仕方たがない。

今も、CMのキャッチとか絵コンテとか考えてそうなんだもん(笑)

そして、監督のパブロ・ララインは、これが初めて日本で公開された監督作品。

そもそもが、チリの映画をあまり観る機会がないので、これを機に日本公開作品が増えるといいなぁと思う。



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