ドキュメンタリー映画「ヒューマン・フロー/大地漂流」を試写会で観た。
23ヶ国40ヵ所の難民キャンプと国境地帯を訪れ、難民の生活を記録したドキュメンタリー映画。
【満足度 評価】:★★★★☆(4.5)
世界中にこんなに難民がいるのか…という現実に驚かされ、彼らの置かれている劣悪な環境に心が痛む。
この映画に希望があるとすれば、一人でも多くの人が観て、何かできることはないかと考えるところにあると思った。
目次
『ヒューマン・フロー/大地漂流』予告編 動画
(原題: Human Flow)更新履歴・公開、販売情報
・2018年12月3日 試写会にて鑑賞。
・2018年12月13日 感想を掲載。
・2019年1月12日 全国順次ロードショー。
詳しい上映劇場情報につきましては、下記公式サイトをご参照ください。
↓
◆アイ・ウェイウェイ監督ドキュメンタリー映画「アイ・ウェイウェイは謝らない」(字幕版)
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キャスト&スタッフ
出演者
〇アイ・ウェイウェイ監督・製作
〇アイ・ウェイウェイ2017年製作 ドイツ映画

あらすじ
この映画が製作された2016年当時、紛争や貧困により世界をさまよう難民の数は6500万人を超え、その後、なお増え続ける。
しかし、難民の流入を拒否する国々もまた増加傾向にある。
自身もアーティストながらその言動から国に帰ることを許されないアーティスト アイ・ウェイウェイは、23ヶ国、40ヵ所の国境付近の難民キャンプを訪れ、住むところを求める難民たちと、それを拒否する国々の様子を記録する。

感想(ネタばれあり)
この映画の感想は、私が「ぴあ映画生活」に掲載したものをご紹介します。
ヒューマン・フロー 大地漂流 (2017)
[90点]「一人でも多くの人に知って欲しい難民の現実」
一人でも多くの人に観て欲しい作品だった
この映画で描かれているのは「難民」の現実。
ヨーロッパ、アフリカ、アジア、アメリカにある難民キャンプや、移動する難民の姿を取材し、記録している。
日本は、周りを海に囲まれていて他国と地続きになっていない。
だから、難民が歩いて日本に入ってくるようなことがない。
そのためか、私自身も、国を追われて住むところがない難民たちの現状について、他人ごとになっているなと思った。
私が思っていた以上に、世界中には難民たちが溢れ、過酷な生活を強いられているからだ。
彼らの生活を観ているだけで、胸がしめつけられる思いがした。
そんな彼らの過酷な生活の中で、とても印象的だったのが、子供たちの姿だった。
どこのキャンプでも、純粋無垢な子供たちの笑顔は輝き、楽しそうに駆け回っていた。
しかし、今はそうやって笑顔が輝いていても、彼らが大人になる頃には、生活していけない現実を恨み、中にはテロリストになってしまう子もいるんだろうか…と考えてしまった。
そう思うと「難民お断り」と言う看板を掲げ、高い壁を作ることが、本当に国の未来のためなのだろうか。
彼らに人間らしい生活を提供することの方が、後々、国にとって未来の資産になると考えるのは、おかしなことなのだろうか
彼らは、犯罪者でもテロリストでもない。
人種や宗教が違うというだけで、住む場所を追われてしまった無実の人々だ。
それぞれの国に、様々な理由があるだろうというのもわかるけれど、彼らに対する態度に、人権など微塵も感じられないのが、とても悲しかった。
この映画に希望があるとすれば、一人でも多くの人が、この映画を観て、難民の現実に触れ、何かできることはないかと考えることだと思う。

一人でも多くの人に観て欲しい作品だった
この映画で描かれているのは「難民」の現実。
ヨーロッパ、アフリカ、アジア、アメリカにある難民キャンプや、移動する難民の姿を取材し、記録している。
日本は、周りを海に囲まれていて他国と地続きになっていない。
だから、難民が歩いて日本に入ってくるようなことがない。
そのためか、私自身も、国を追われて住むところがない難民たちの現状について、他人ごとになっているなと思った。
私が思っていた以上に、世界中には難民たちが溢れ、過酷な生活を強いられているからだ。
彼らの生活を観ているだけで、胸がしめつけられる思いがした。
そんな彼らの過酷な生活の中で、とても印象的だったのが、子供たちの姿だった。
どこのキャンプでも、純粋無垢な子供たちの笑顔は輝き、楽しそうに駆け回っていた。
しかし、今はそうやって笑顔が輝いていても、彼らが大人になる頃には、生活していけない現実を恨み、中にはテロリストになってしまう子もいるんだろうか…と考えてしまった。
そう思うと「難民お断り」と言う看板を掲げ、高い壁を作ることが、本当に国の未来のためなのだろうか。
彼らに人間らしい生活を提供することの方が、後々、国にとって未来の資産になると考えるのは、おかしなことなのだろうか
彼らは、犯罪者でもテロリストでもない。
人種や宗教が違うというだけで、住む場所を追われてしまった無実の人々だ。
それぞれの国に、様々な理由があるだろうというのもわかるけれど、彼らに対する態度に、人権など微塵も感じられないのが、とても悲しかった。
この映画に希望があるとすれば、一人でも多くの人が、この映画を観て、難民の現実に触れ、何かできることはないかと考えることだと思う。
Posted by pharmacy_toe on 2018/12/07 with ぴあ映画生活
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「ヒューマン・フロー/大地漂流」試写
世界中に溢れる難民の姿を記録したドキュメンタリー
人種や宗教が違うだけで国を追われ、住む所を無くした人々の姿に心が痛む
この映画の希望は一人でも多くの人が観て、難民の現実を知り、何かできること… https://t.co/skZ5poY3802018/12/03 23:18:56
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