とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:ビリー・クラダップ



リドリー・スコット監督の「エイリアン:コヴェナント」を映画館で観た。

1979年に製作された「エイリアン」の前日譚。「エイリアン」誕生の謎が描かれる。


満足度 評価】:★★★☆☆(3.5)

『エイリアン』自体を観たのがとても久しぶりで、「そうそう、エイリアンって、こんな奴だった」と、思い出しながら楽しんだ。

しかし、私としては、エイリアンが暴れまわることよりも、AIであるアンドロイドが10年という長い期間に学習しながらアイデンティティを確立していったことが面白くて

そしてそこには、人間から奴隷扱いされていたアンドロイドが自立して人間に反抗する映画「ブレードランナー」とよく似た構図があって、その辺に、リドリー・スコットが常に一貫して訴えたいことがあるんだろうと思った



しかし、画面的に全体的に覇気が無いというか、メリハリがなく、平坦な感じで進んでいるのは、とても残念なところだった。

それと、あれじゃぁ、ジェームズ・フランコ(最初に死んだ船長)があまりにもかわいそうだろ(笑)

リドリー・スコットも随分酷いことするなと思った(笑)


「エイリアン:コヴェナント」予告編 動画

(原題:Alien: Covenant)





更新履歴・販売情報

・2017年9月28日 映画館にて鑑賞。

・2018年7月14日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、ネット配信、DVD共に販売中。



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出演者

マイケル・ファスベンダー
…(「光をくれた人」、「アサシン・クリード」、「X-MEN:アポカリプス」、「スロウ・ウエスト」、「スティーブ・ジョブズ」、「FRANK-フランク-」など)

キャサリン・ウォーターストン
…(「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」、「ローガン・ラッキー」、「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」、「スティーブ・ジョブズ」など)

ビリー・クラダップ
…(「20センチュリー・ウーマン」、「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」、「スポットライト 世紀のスクープ」、「君が生きた証」など)

〇ダニー・マクブライド

〇デミアン・ビチル


ジェームズ・フランコ
…(「パーフェクト・プラン」、「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」、「オズ はじまりの戦い」、「最後の初恋」、「サスペクツ・ダイアリー」、「バーン・カントリー」、ドラマシリーズ「11.22.63」)

監督

リドリー・スコット
…(「ゲティ家の身代金」、「オデッセイ」、「ワールド・オブ・ライズ」、「キングダム・オブ・ヘブン」、「ブレードランナー」、ドラマシリーズ「グッド・ワイフ 彼女の評決」(製作総指揮)など)


2017年製作 アメリカ映画



映画「エイリアン:コヴェナント」



あらすじ


2000人以上の移住希望者を乗せた宇宙船が、植民地となる星へ向かう途中、事故が起き、電気系統の異常が起き、船に故障が出る。

その際、船長が死亡してしまい、残されたクルーは船の修復をし、植民地へと向かう。

すると、途中で「人間の声」をキャッチし、その声の発生源には空気が存在していることが分かり、新船長のオラム(ビリー・クラダップ)は、そこを調査した上で入植地にしようと提案する。

そのオラムの意見に対し、元の候補地に向かうべきだとダニエルズ(キャサリン・ウォーターストン)は反論するが、結局、その謎の星に向かうことになり…。



映画「エイリアン:コヴェナント」



感想(ネタばれあり)


10年間、研究と実験を重ね、地獄を作って人間を待っていたデヴィッド


1979年に製作された『エイリアン』の起源を描く。

私が、その一番最初の「エイリアン」を初めて見たのは中学生の時で、映画館ではなく、レンタルビデオだった。

中学生の私からしたら(中学生じゃなくてもそうだと思うけど)、お腹を突き破ってエイリアンが生まれるシーンが、とても衝撃的で、なんて、映画なんだろうと思った。

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この「エイリアン:コヴェナント」は、その「エイリアン」の前日譚であり、彼らがどのように誕生し、どこから来たのかを描く



オープニングでは、アンドロイドのデヴィッドが、彼を作ったウェインランドと会話をしているシーンが描かれる。

二人がいる白い大きな部屋の真ん中に置かれているのはダビデ像(David)であり、人間の強さを象徴するそのダビデ像こそがデヴィッドの名前の由来かと思われる。
(ダビデは英語読みでデヴィッド)

そして、ウェインランドはデヴィッドに「私がお前を作り出したんだよ」と告げる



それだけのシーンだけれども、そもそもウェインランドは高性能のアンドロイドを使って、人間を支配する世界を作ろうと目論んでいた

そのための宇宙探索だったと思われ、そのウェインランドの遺志をデヴィッドが継ぎ、さらには、自らもウェインランドのように、支配できる何かを作り出したいと考えるようになる



前作「プロメテウス」から10年。

その間、人間とよく似た生物が生きる星にエイリアンを放ち、研究を重ね、より凶暴凶悪な『エイリアン』を作り上げる

この『コヴェナント』は、そこからスタートする。


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映画「エイリアン:コヴェナント」ガイ・ピアース、マイケル・ファスベンダー



デヴィッドが作った罠にまんまとかかった人間たち


そんなことは知らず、デヴィッドの誘導に導かれ、その星に降り立ったクルーたち。

ここがねぇ、ちょっと都合がよすぎるところで、

本来なら、調査に調査を重ねた結果、植民地に決められた星があって、そこに行く予定だった。

ところが、その途中で事故が起きてしまい、その事故現場に「空気がある星」があると分かって、急遽予定を変更し、その近場の星に行ってみることにした。



これ、ホラー映画あるあるだと思った。

男子:「あそこに空き家があるから、ちょっと行ってみようぜ」

女子:「えぇ?なんか薄気味悪いから、やめましょうよ」

男子:「大丈夫だよ!幽霊なんかいないし、銃だって持ってるんだから」

結果、チェーンソー持った怪物に殺される。

しかし、泣き叫びながらもヒロインは助かるという謎の展開(笑)



そんなホラー映画と同じパターンだよね。これ。

この場合は、チェーンソーを持った怪物ではなく、エイリアンだけれども。

きっと、それぐらい、人間は愚かであると言いたいのでしょう。



彼らが降り立った星は、空気がありながらも、生物が一切存在しない。

なぜなら、エイリアンが食いくいつくしてしまったから。

デヴィッドの罠にまんまとかかった人間たち。

地獄星にようこそ



しかし、久しぶりにエイリアンの卵を観た時には、おぉ~。出る出る~と思った(笑)

そして、また久しぶりにカブトガニみたいなエイリアンがビリー・クラダップに飛びついた時には、「そうそう、エイリアンはそうこなくっちゃ」と思った(笑)



映画「エイリアン:コヴェナント」キャサリン・ウォーターストン



アンドロイドによる人間からの支配への逆襲



アイデンティティに目覚めたアンドロイドによる人間たちへの復讐



そのエイリアンを丹精込めて作ったのが、アンドロイドのデヴィッド。

彼は、オープニングの映像でウェインランドに創作された話を聞いて、自分もウェインランドと同じように支配できる何かを創り出したいと考えるようになる

そして、その星で完成したのが、エイリアンだった。



つまり、人間が人間そっくりのアンドロイドを作り、出来上がったアンドロイドは人間に支配され、

そのアンドロイドは、意のままに操るエイリアンを作り、これまで支配してきた人間に復讐する

デヴィッドは自分が作り出したクリーチャーの成果を見たくて、遠く離れた星で10年間人間を待ち続けていた。

だから、移住者たちがその星を訪れたのが絶好の機会だった。



デヴィッドが、彼らの前に現れ、「ついてきなさい」と言ったのも、当然、自分が作り出した世界を試したかったため。

デヴィッドは創造主となり、地獄の神として君臨する

シリアスなシーンながら思わず笑ってしまったのは、乗組員に寄生してお腹を突き破り産まれたエイリアンは、まず最初にデヴィッドを見て、視線を交わす。

これこそが、「『卵から生まれた赤ん坊は、一番最初に見たものを親だと思う』ってヤツですね」と思った(笑)



そんなデヴィッドの思考を考えながら観ていて、この話は何かに似ているなぁと思ったら、リドリー・スコット監督の「ブレードランナー」だった。

あれも、やはり、奴隷のように扱われたアンドロイドたちが人間に復讐する話だった。



ブレードランナー」のアンドロイドは、ハリソン・フォード演じるブレードランナーにその思いを阻まれてしまうけど、デヴィッドは宇宙船に乗り込み、エイリアンの胎児を持ち込むことに成功する。

そして、その胎児はエイリアンとなり、卵を産み、人間に寄生してエイリアンを増やし、後々、リプリーと対決することになる


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映画「エイリアン:コヴェナント」



リドリー・スコットが一貫して描いてきた「抑圧された者たちの逆襲」



これは、人間に作り出され支配されてきたアンドロイドが、自ら地獄を創造し、人間たちを不幸に陥れ、ほくそ笑むという話であって、そこには人間の支配への復讐がある。



そしてそれは、リドリー・スコット監督の人間のエゴや傲慢さへの皮肉が込めれていると思った

その昔、人間たちは自分たちが住む場所を破壊しては新天地を求め、自分たちのエゴでそこを植民地にして統治し、原住民たちを虐殺したり、奴隷にしたりして、領地を増やしてきた。

しかし、その後、奴隷や原住民たちからが反逆し、独立戦争へとつながっていく。

いまだにアフリカや中東で起きている内戦は、その名残に端を発している。



それならば、宇宙を開拓し、植民地化するということは、「その後、宇宙人から反撃される」ということ

人間は、どれだけ技術が発達しても、学ばないし、成長しないのだ。



さらに、それに加えて、人間がクリエイトしたアンドロイドが、さらなるクリーチャーを生み出し、操り、人間たちに襲いかかる

恐らく、世界支配を考えていたウェインランドの頭には、最初からその構想があったからこそ、その思いをデヴィッドが受け継いだのだと思う。

同じアンドロイドでも、ウォルターにはその考えが全くなく、人間との共存を目的としているのは、彼が修正版の次世代のアンドロイドだから。



リドリー・スコットは、「ブレードランナー」でアンドロイドの逆襲を描いただけではなく、「グラディエイター」や「ロビン・フッド」でも奴隷たちや抑圧された人々の反逆を描いている。

恐らく、抑圧された人々の逆襲は彼の一貫したテーマなんだろうと思う。



この「エイリアン:コヴェナント」には続編「アウェイクン」の製作が噂されていて、それは「プロメテウス」と「エイリアン:コヴェナント」の間の話になるんだとか…。

どうなんだろう。

それって、必要なのかな…(笑)

だったら、「エイリアン:コヴェナント」と「エイリアン」の間の話の方が、観たい気がするけど…。

いずれにせよリドリー・スコットは79歳。これからも、お元気で頑張って欲しいと思う。




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アネット・ベニング主演の映画「20センチュリー・ウーマン」を試写会で観た。

1970年代のアメリカを背景に、3人の女性にお世話をされながら成長していく少年の姿を描く。


満足度 評価】:★★★★☆

時にはクスッと笑いながら、しかしその中に共感する要素もあり。

母親っていうのは、誰にとっても奇妙な存在であり、と同時に偉大で、愛さずにはいられない唯一無二の存在なんだなと再認識した作品だった。


「20センチュリー・ウーマン」予告編 動画

(原題:20TH CENTURY WOMEN)



「20センチュリー・ウーマン」予告編 動画

・2017年5月29日 試写会で観た感想を掲載しました。

・2018年6月3日 WOWOWでの放送(21時より)に合わせて、加筆・修正しました。

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キャスト&スタッフ


出演者

アネット・ベニング
…(「キャプテン・マーベル」、「Dear ダニー 君へのうた」、「あの日の声を探して」など)

エル・ファニング
…(「メアリーの総て」、「パーティで女の子に話しかけるには」、「夜に生きる」、「ネオン・デーモン」、「マレフィセント」など)

グレタ・カーウィグ
…(<出演作>「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」、「マギーズ・プラン-幸せのあとしまつ-」、「フランシス・ハ」、<監督作>「レディ・バード」など)

ビリー・クラダップ
…(「エイリアン:コヴェナント」、「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」、「スポットライト 世紀のスクープ」、「君が生きた証」など)

〇ルーカス・ジェイド・ズマン

監督・脚本

〇マイク・ミルズ

2016年制作 アメリカ映画



20センチュリー・ウーマン


あらすじ


1970年代のアメリカ。

シングルマザーのドロシア(アネット・ベニング)は、一人息子のジェイミー(ルーカス・ジェイド・ズマン)が思春期を迎え、どう育てて良いか分からない。

そこで、ジェイミーの幼なじみであるジュリー(エル・ファニング)と、間借り人のアビー(グレタ・カーウィグ)にジェイミーの世話をしてくれるようにお願いする。

その話を聞いて、母の身勝手な行動に反発するジェイミーだったのだが…。

20センチュリー・ウーマン2


感想(ネタバレあり)


かなり発想がぶっ飛んだ母親・ドロシア登場


70年代のアメリカ。

喫煙者にはまだまだおおらかで、エイズの心配もそれほどなく、インターネットがこの世に登場してなく、TVゲームもまだそれ程普及していなかった頃。

十代の思春期を迎えた少年たちの最大の関心事は、「女性とはどんな生き物なのか??」ということだった。

(そうではなかった方たちもいるかもしれませんが)



この映画は、その世代の少年ジェイミーが、周りの女性たちから大いなる影響を受け、とりわけ、母親からの愛情をタップリ受けて成長していく物語である。



私の同世代の友人の中にも、「息子が思春期を迎えたお母さん」たちがいるのだが、彼女たちの息子が非行に走ることなく普通に育っているだけで素晴らしいなぁと思ってしまう。

なぜなら、私からすると「思春期の男子」の考えていることが全く理解できないからだ。



私はそんな同世代の母たちの話を聞くとつい、

「すごいね。私は思春期の少年たちなんて、何考えているのか分からないよ。真っ直ぐ育っているだけでもすごいよ」

と言ってしまう。



すると、たいてい、そのお母さんたちからは

「私も、あの子が何考えているかなんて分からないよ(笑)」

という回答が返って来る。



どうも母たちは、息子のことが理解できないから当たり障りのないように距離を置いて育てるらしい。

すると、子供たちは好き勝手しながらなんとなく育つという。

はぁ、そういうものなのかと子供を持ったことのない私は、またしても感心してしまう。



この映画の主人公である50代のシングルマザー ドロシアは、息子のジェイミーが思春期を迎えた時、自分の手に余ると思い、ジェイミーの同級生であるジュリーと、同居人のアビーに息子の世話を頼んでしまう

私は、彼女の行動を観た時、若干呆れながらも、「あぁ、そういう育て方もあるのか」と思った。



世のお母さんたちのように突き放してしまうこともできるけど、それではドロシアは心配なのだ。

かといって、煩わしい母親にはなりたくない。

そこで、ジェイミーの周りの女性たちに監視役をお願いするのだ。

どうも、このドロシアお母さん、発想がぶっ飛んでいらっしゃるようだ。



20センチュリー・ウーマン3



「一晩中添い寝してくれる男子」に猛烈に憧れる思春期女子


そこから、女3人、男1人の奇妙な生活がスタートする。

その中で、この映画のとても良いところは、全ての登場人物がとてもイキイキと生活しているところ。

ドロシアはしょっちゅうタバコを吸い、アビーは体のことで悩みを抱え、ジュリーは母親との関係に悩まされている。



みんなそれなりに悩みを抱えながらも、羨ましいぐらいにイキイキしているし、彼女たちの感情がとてもリアルで素敵な女性たちだ。

その中で特に印象に残っているのは、エル・ファニング演じる主人公ジェイミーの幼なじみジュリーだ。



ジュリーは13歳の時に処女を捨て、それから誰とでもセックスをするようになってしまった女の子だ。

しかし、ジェイミーとだけはセックスしようとしない。

もちろん、ジェイミーはやる気満々なのにも関わらず。



私はそんなジュリーの気持ちが分かる気がした。

(私がその年の頃、そんな生活を送っていたというわけではない)



この年頃の女子は、「一晩中添い寝しても、一切身体に触れてこようとしない男性」に異常なぐらい憧れる

それは、思春期女子にとっては「体が目当てではなく、私を大切に思ってくれている証拠」だからだ。

大人になれば、それが「相手のことを好きじゃない証拠」だってことが分かる。



しかし、思春期女子は身体は大人でも、心は子供

そんな彼女たちからしたら「全く手を出さない添い寝男子」は、素敵な男性に見えてしまうのだ。



だから、どんなに仲が良くてもジェイミーとは添い寝しかしたがらないジュリーは、ジェイミーにとっては生き地獄かもしれないけど、やっぱり中身は思春期女子なのだ。

この年頃の微妙な感覚をとてもリアルに、そしてさりげなく描いているところに、この映画の素晴らしさが現れている



20センチュリー・ウーマン5



母が息子に捧げる無償の愛。大人になって分かる愛の偉大さ


そして、なんと言っても、この映画は「母に捧げるラブレレター」である。

それは、監督のマイク・ミルズが母をモデルとして描いたと言っていることからも分かる。



常にタバコをぷかぷかふかしていても、思春期の息子が理解できないからといって息子の世話を他人に任せても、一緒にクラブに行って楽しんじゃうような50代のママなのだ。

家出して帰って来られなくなったら、迎えに来て、頭ごなしに叱らないママなのだ。



このお母さんの凄いところは、いつも明るく元気よく笑っている姿を息子に魅せるその姿

シングルで思春期の息子を育てていることだって大変なのに、いつも明るく元気にしてる

少なくとも、息子の前では



このお母さんは、そこがとても魅力的。

本当は頭の中は悩みだらけだ。

でも、息子のために明るく元気にしているのだ。



もちろん、思春期のぼんくら男子ジェイミーにはそんなことは到底理解できない。

しかし、それこそが母が息子に捧げる無償の愛なのだ。

多くの家庭が息子にとって母がとても偉大で、多くの男子がマザコンに育つのは、大人になると、その「無償の愛」に気付くから。

だからきっと、誰にとっても母はちょっと奇妙だけれど、偉大で、愛すべき存在なんだなと思う。



20センチュリー・ウーマン4



それぞれが自立して逞しく生きていた「20センチュリー・ウーマン」


母が最初に「二人の女性に息子の世話を任せた」時、反発していたジェイミーだけど、アビーからは「パンクミュージックの素晴らしさ」を教えてもらい、ジュリーからは「愛の苦しさ」を教えられ、そうやって彼女たちから影響を受けて成長していく。



それにしても面白かったのは、彼らの中で唯一の男性、ビリー・クラダップが演じるウィリアムの存在感の無さ

本当だったら、ウィリアムがジェイミーに影響を与えて、ジェイミーが成長しても良いのに、私の中のウィリアムのイメージは、一緒に遊んじゃってる感じ。

どうやらその辺に、「男性はいつまで経っても中身は子供」が出ているように感じた。



むしろウィリアムもアビーやドロシアから影響を受けているような感じさえした。

だから、やっぱりこれは70年代を逞しく生きた輝く女性たちを描いた「20センチュリー・ウーマン」なんだなと思った。

男女同権が叫ばれる何年も前から、女性は若い頃から自立して、逞しく生きていたんだな。





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ナタリー・ポートマン主演の映画「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」を映画館で観た。

ジョン・F・ケネディが暗殺されてから、葬儀までの間のジャクリーン・ケネディの実話を映画化。


満足度 評価】:★★★★☆

本物のジャッキーを私はよく知らない。

JFKが亡くなった後に、大富豪と結婚した女性という認識しかなかった。

それ以外の先入観があまりないからだろうか。

<ファーストレディ>という職務を全うするために必死になっていた彼女の生き様に見入ってしまった。

「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」予告編 動画

(原題:JACKIE)




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・2017年7月20日 映画館で観た際の感想を掲載しました。

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キャスト&スタッフ


出演者

ナタリー・ポートマン
…(「プラネタリウム」、「ブラック・スワン」、「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」、「スター・ウォーズ/エピソード2 クローンの攻撃」、「スター・ウォーズ エピソード3/シスの逆襲」、「レオン」など)

ピーター・サースガード
…(「マグニフィセント・セブン」、「完全なるチェックメイト」、「ブルージャスミン」、「ブラック・スキャンダル」、「デッドマン・ウォーキング」など)

グレタ・カーウィグ
…(<出演作>「20センチュリー・ウーマン」、「マギーズ・プラン-幸せのあとしまつ-」、「フランシス・ハ」、<監督作>「レディ・バード」など)

ビリー・クラダップ
…(「エイリアン:コヴェナント」、「20センチュリー・ウーマン」、「スポットライト 世紀のスクープ」、「君が生きた証」など)

〇ジョン・ハート

監督

パブロ・ラライン
…(「NO」など)

2016年制作 アメリカ、チリ、フランス合作映画



ジャッキーファーストレディ最後の使命



あらすじ


1963年、ジョン・F・ケネディの妻であり、元ファーストレディだったジャクリーン・ケネディ(ナタリー・ポートマン)の元へ1人のジャーナリスト(ビリー・クラダップ)が訪れる。

彼女にJFK暗殺当時のことを聞くためだった。

彼を家に招き入れた彼女は、取材のメモを全て見せて欲しいという条件の下、当時のことを語り始める…。



ジャッキーファーストレディ最後の使命2



感想(ネタバレあり)


取り巻きに囲まれた中での孤独


この映画から受けたジャクリーン・ケネディに対する印象は、「孤独」である。

取り巻きが大勢いて、常に誰かに監視されているような生活でありながら、彼女の心のうちなど誰も気にかけていない

そんな「孤独」を感じた。



神父の元へ通い、夫婦生活のことまで赤裸々に相談していたのは、他に誰にも語る相手がいなかったことを証明している。

24歳でジョン・F・ケネディと結婚し、31歳という若さでファーストレディになった彼女には、周りの人たちを味方につけたり、心から相談できる相手を常に側に置いておくような処世術は身に着けていなかったのかもしれない。



唯一、心を許せたのは、秘書のナンシー・タッカーマン(グレタ・カーウィグ)だけだった。

それでもやはり、秘書は秘書

ジャッキーの心のうちを全て理解できることはできない。



そんな、ジャッキーの「孤独」を観ていて思い出したのは、マリー・アントワネットだった。

幼くして王妃になった世間知らずのマリー・アントワネットも、本当に心を許せる人がいない寂しがり屋だった。

ファーストレディだけでなく、王妃や皇后といった位に立つ人たちは、見た目は華やかな生活を送っていても、常に多く人囲まれながらも心は孤独という生活を強いられるのだろうと思った。



ジャッキーファーストレディ最後の使命3



職業:ファーストレディ


そんなジャッキーが、まるで寂しさを紛らわすように熱心に取り組んでいたのが<ファーストレディ>という仕事だった。

ジョン・F・ケネディの妻としてというよりも、<ファーストレディ>という任務を与えられホワイトハウスに勤務し、その責務をこなすことに邁進していたような印象だった。



ホワイトハウスが「アメリカで最も素晴らしい場所」であることを演出するために、リフォームに精を出し、世界中の誰もが憧れるような場所を演出する。

テレビの取材を受け、その様子が放送されると、視聴者たちから称賛される。

常に「人々から見られている」という意識を持ち、服装や化粧にも気を使う。

音楽や美術への興味・関心を常に持ち、素晴らしい芸術を国民に紹介する役目を果たす。



ホワイトハウスの内装の美しさも、彼女自身の美しさも、ケネディ家の芸術への造詣の深さも、全てファーストレディであるジャッキーの演出したものだった。



中でも印象的だったのは、ホワイトハウスの中でクラシック音楽の演奏会をしていた時の様子や、大統領執務室の赤いカーペットを彼女が選び、実際に物が届いた時の彼女の満足気な表情だった。

あらゆることに気を配らなければならない忙しい日々

その忙しさが、彼女の「孤独」を紛らわせていたのだと思う。



ジャッキーファーストレディ最後の使命4



妻としての幸せを放棄して取り組んだ思い


この映画はジャッキーの独白という形で描かれているが、その中で気になったことがあった。

最初から最後まで、夫であるジョン・F・ケネディの人間性を称えるようなセリフが一つも出てこなかったことである。

政治家として、また大統領としてのジョン・F・ケネディを称賛するようなセリフはあった。



しかし、夫として、子供たちの父としてのジョン・F・ケネディはどうだったか。

残念ながら、彼の人間性を知るような言葉が出てこない

そこには、JFKとジャッキーの関係性が表れている。



唯一、彼らの夫婦関係について話しをしたのは、彼女が神父に「ジャック(JFKのこと)とは、もうずいぶん長い間ベッドを共にすることがなかった」と言ったところぐらいだろうか。

常に、ジャッキーを取り巻いていた「孤独」も、寂しさを振り切るようにファーストレディとしての職務に全うしていたのも、その全ては、この「妻としての幸せを放棄」したところに起因しているように思えた。



このホワイトハウスで暮らしていた当時は、ジョン・F・ケネディは大統領であり、彼女にとって夫というよりも上司

彼女は妻というよりも、ファーストレディという職業に就いていたと言った方が正しい気がする。



最後の葬式のシーンで、JFKが墓地まで運ばれる間、ジャッキーが他の人たちと共に歩いて墓地まで向かうか、それとも車に乗って向かうのかで、シークレットサービスともめ、彼女自身も迷う場面がある。

結局、彼女はJFKの遺体と共に歩くことを選択する。

それは、それこそが、ファーストレディとしての最後の使命だと思ったからに違いない。

「暗殺されるかもしれない」という恐怖に負けず、逃げも隠れもしない姿を見せることで、アメリカのトップに位置するホワイトハウスの威厳を世界に知らせたかったのだろう。



ジャッキーファーストレディ最後の使命5



ジャッキーがホワイトハウスを「キャメロット」と呼んだ理由


そんな彼女は、ホワイトハウスを「キャメロット」と位置付けていた。

「キャメロット」とは、アーサー王伝説の都の名前である。

民を救う王になる使命を背負って生まれてきたアーサー王の伝説。



ジャッキーがホワイトハウスをキャメロットだと言った背景には、ミュージカルの「キャメロット」をJFKが大好きだったという理由がその一つだ。

ジャッキーの中では、アメリカの歴史の中で伝説として残るJFKを思い描き、ホワイトハウスを「キャメロット」だと位置づけ、伝説の王にふさわしい場所にしなければならないと思っていたのだろう。



だとすれば、JFKは大統領になるべく運命を背負った人間だったとするなら、ジャッキーはそんなJFKを支え、ファーストレディになるべき運命を背負って生まれてきた女性だったのだろう。

その結果、アメリカでは「JFKロス」が続き、いまだに「JFKが生きていたら」と語り継がれる、まさに伝説の存在になった



そんな彼女の「ファーストレディ」としての生き方と、その孤独が痛い程よく伝わってくる映画ではあったが、女性としての幸せは一切感じないという悲しい映画でもあった。

「ファーストレディ」とは、そんな自分の幸せよりも、大統領の妻としての生き方を国民に見せることを優先させる職業なのだろうと思った。





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マイケル・キートンマーク・ラファロレイチェル・マクアダムス主演の映画「スポットライト 世紀のスクープ」を映画館で観た。

アメリカの「ボストン・グローブ」紙が、2002年にカトリック教会の神父による性的スキャンダルを暴いた事実を描く。


満足度 評価】:★★★★☆

「書いてはいけない」という圧力に屈して書いた記事はジャーナリズムではない。

長い間、暗黙の了解のようにされていたタブーを打ち破り、真実を伝えるために圧力に屈しない記者たちの熱意に強く心を打たれた作品。


「スポットライト 世紀のスクープ」予告編 動画

(原題:SPOTLIGHT)




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関連本:「スポットライト」チームが書いた記事

スポットライト 世紀のスクープ カトリック教会の大罪

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キャスト&スタッフ


出演者

マイケル・キートン
…(「ダンボ」、「アメリカン・アサシン」、「スパイダーマン:ホームカミング」、「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」、「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」、「ロボコップ」など)

レイチェル・マクアダムス
…(「ドクター・ストレンジ」「消されたヘッドライン」「アバウト・タイム~愛おしい時間について~」「誰よりも狙われた男」など)

マーク・ラファロ
…(「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「コラテラル」、「フォックスキャッチャー」、「はじまりのうた」、「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」など)

リーヴ・シュレイバー
…(「スパイダーマン:スパイダーバース」(声の出演)、「犬ヶ島」、「チャック~”ロッキー”になった男~」、「ディファイアンス」、「ジゴロ・イン・ニューヨーク」、「フィフス・ウェイブ」、「ソルト」など)

ジョン・スラッテリー
…(「父親たちの星条旗」、「アジャストメント」など)

ビリー・クラダップ
…(「エイリアン:コヴェナント」、「君が生きた証」など)

スタンリー・トゥッチ
…(「ハンガーゲーム」シリーズ、「ジュリー&ジュリア」、「バーレスク」など)

監督・脚本

トム・マッカーシー
…(「ミリオンダラー・アーム」(脚本)、「扉をたたく人」)

2015年制作 アメリカ映画

第88回 アカデミー賞(2016)作品賞・脚本賞受賞


スポットライト


あらすじ


ボストンにある新聞社「ボストン・グローブ」の<スポットライト>のコーナーでは、一つのテーマについて深く掘り下げ、告発記事を連載している。

そのコーナーでは、リーダーのロビー(マイケル・キートン)と、マイク(マーク・ラファロ)、紅一点で最年少のサーシャ(レイチェル・マクアダムス)が、次のテーマについて検討している最中だった。

2001年、そんな「ボストン・グローブ」紙に、親会社のタイム紙から新しい編集局長のバロン(リーヴ・シュレイバー)が異動してきた。

着任早々バロンは、かつてグローブ紙が記事にしたボストンのカトリック教会に所属する神父による性的スキャンダルについての続報を<スポットライト>に掲載することを提案する。


スポットライト世紀のスクープ

感想(ネタバレあり)


「真実」を掲載して反響を呼んだボストン・グローブ紙の実話


私が新聞やテレビ、インターネットのニュースを読む時、そこに書かれている事柄は全て事実だと信じて疑わない。

しかし、もしもそれが、どこかの大きな組織の圧力によって捻じ曲げられた記事だったとしたらどうだろうか。

私たちは捻じ曲げられた「ウソ」を信じ込み、真実を知らないまま過ごすことになる。

だから、ジャーナリズムには「真実を真実のままに書く」義務がある。

ところが、この映画を観ていると、その「真実を書く」ということに多大なる勇気と苦悩が伴うことが良く分かった。

舞台はアメリカの「ボストン・グローブ」という新聞社である。

2002年にボストン・グローブ紙の<スポットライト>欄が掲載した記事が、世界的な注目を浴びることになる。

それは、カトリック教会の神父たちによる児童へのセックススキャンダルを暴く記事だった。

掲載後、読者から大反響を呼び、1000人を超える神父による児童虐待の被害者が発覚し、200人を超える神父が告訴されることとなった。

この映画は、その<スポットライト>欄の記者たちの、当時の奮闘ぶりを描いている。



スポットライト2

教会についての信じたくない真実

私が小学生だった頃、同級生の友人にキリスト教信者の子たちがいた。

彼女たちは、日曜日になると「日曜学校に行くの」とよく話をしていた。

日曜日は「遊ぶ日」だと思っていた私は、彼女たちが「日曜日に学校へ行く」意味がよく分からず、不思議だなぁと思っていた。

今でも、教会と聞くと、子供たちが「日曜日に行く」というイメージがある。

その話と、この映画の中で描かれている教会の神父たちの真実が私の中でリンクした。

教会に通う子供たちにとって、神父さんは最も安心できる存在であり、困った時は助けてくれる人である。

ということは、もしも「小児性愛」という性癖を持つ人にとっては、こんなに容易に子供たちに近づける職業はないと思うかもしれない。

この映画によれば、神父たちによる児童への性的虐待を統計学的に調査したところ、全体の約6%の神父が加害者だという。

そして、実際に<スポットライト>が調べてみたところ、やはりボストン地区だけでも約6%の神父にその疑いがあった。

そんな風に思いたくはないが、「子供に近づくために神父をしている」人もいるのではないかと…。

その事実が、最も私を震わせた真実だった。


スポットライト3

「真実」の前にたちはだかる三つの壁

その明らかになった真実を描こうとする記者たちの前には巨大な壁が立ちはだかり、その壁を越えなければ記事を掲載できない。

まず、一つ目の壁はカトリック教会を糾弾するタブーである。

キリスト教徒ではない私でさえも「そんな話、信じたくない」と思ったんだから、キリスト教徒だったらなおさらである。

国民の大半が信心深いキリスト教徒の土地柄だとしたら、多くの読者を敵に回すことになる。

だから、それまで新聞社はカトリック教会を糾弾するような記事はタブー視してきた。

今回も、外から送られてきた新しい編集局長がいなかったら記事にすることはなかった。

二つ目の壁は「被害者の声」である。

この件に限らず、レイプ被害者はもちろんのことながら多くを語ろうとしない。

まず、被害体験を話してくれるという被害者を探すことからスタートする。

もしも話をしてくれると言ってくれたとしても、記者たちは相手を安心させ、きめ細やかな注意が必要になる。

途中で、「やっぱり無理だ」と言い出す可能性もあるからだ。

そして、一番絶大な壁は三番目の「枢機卿からの圧力」である。

欲しい資料が手に入らなかったり、弁護士がストップをかけたり。

枢機卿は教会の神父たちの実態を知りながら、自分たちのイメージを維持することに必死になる。

最後の最後まで手こずったのは、その圧力だったように思う。

でも、これは一番分かりやすい。

どんな場合も、ある団体の闇を暴こうとすれば、その団体から圧力がかかるのは当然だからだ。

そこで、その圧力に屈して「ウソ」を書いてしまうのか、圧力に屈せず「真実」を書くのかが、「真の」ジャーナリズムのあるべき姿が問われるところなのだと思う。


スポットライト4

出演者は、マイケル・キートン、マーク・ラファロ、リーヴ・シュレイバー、レイチェル・マクアダムス


<スポットライト>チームでリーダーロビーを務めるのは、マイケル・キートン

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」、「スポットライト」と、二年連続で作品賞を受賞した作品で主演を務めながら主演賞を逃しているマイケル・キートン

社交的で、いい加減そうな雰囲気を出しながら、それが実は相手を油断させる手で、刺す時は、絶対に攻撃の手は緩めないというスーパージャーナリストをすごく自然に演じてる。

良かったなぁ。私も、ロビーみたいな人の下で働きたい。

他の出演作には、「ロボコップ」など


スポットライト5


そして、<スポットライト>の熱血記者マイクを演じたのは、マーク・ラファロ

この人、毎回顔が違うんですけどーーー。

それが、毎回自然過ぎて凄いんですけどーーーー。

この映画では、アカデミー賞助演男優賞にノミネート。

良かったなぁ。マークが熱血で、いろんなとこへツッコミを入れるたび、やれやれーー!!って思ってた(笑)

他の出演作には、「フォックスキャッチャー」「はじまりのうた」「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」など

スポットライト7


<スポットライト>紅一点のサーシャには、レイチェル・マクアダムス

先日、この映画のキャンペーンで初来日した。

その時の様子はこちらから → 「スポットライト 世紀のスクープ」に出演の女優レイチェル・マクアダムス初来日。インタビュー&舞台挨拶【動画あり】

いつもかわいい感じが良いよね。

今回は、親しみやすさで被害者たちから話を聞きだすサーシャを好演。

他の出演作に、「ドクター・ストレンジ」「消されたヘッドライン」「アバウト・タイム~愛おしい時間について~」「誰よりも狙われた男」など

スポットライト6


私が一番気になったのは、編集長を演じたリーヴ・シュレイバー

もしかして、タイムから地方紙のボストン・グローブ紙に異動になったのは左遷??と思いつつ、それでも骨のある記事を書く指示を出したことで、全国にその名が知られたのは、タイムはその左遷を後悔したのかもと思いつつ、多くを語らないバロンが素敵だったなぁ

あなたの直感が多くの人の心を救ったのですよ。

良い編集長だった。

いつもギラギラしたリーヴ・シュレイバーとは、ガラリと印象が変わって良かったな。

他の出演作には、「ディファイアンス」「ジゴロ・イン・ニューヨーク」「フィフス・ウェイブ」「ソルト」など

スポットライト9


監督は、「ミリオンダラー・アーム」(脚本)、「扉をたたく人」のトム・マッカーシー

俳優もやっている方なので、俳優たちが演技しやすい環境をつくるのがうまい監督さんなんだろうなぁ。


スポットライト8

「真のジャーナリズム」はどれだけ存在しているのか…

そうして、いくつも立ちはだかる壁を打ち破ったからこそ、彼らは特ダネを手にすることができた。

正直、これが2002年という比較的最近の出来事だったので驚いた。

もし、彼らがこの時真実を暴かなければ、神父による虐待は今でも続いていたのか。

彼らの「真実をもみ消さない」勇気があったからこそ、多くの人が救われた。

彼らのような記者の姿が「本当のジャーナリズム」だと思いたいけど、その真実はどうなんだろうか。

それこそ、現行の新聞社の何パーセントが団体の圧力に屈せずに記事を書いているのか。

そんなことこれまで考えたことなかったけど、これからは、新聞社の記事を読む時に、「これは真実なのかな…」ってちょっと疑ってしまいそうな自分が怖い。



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「スポットライト」チームが書いた記事

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ビリー・クラダップ主演、ウィリアム・H・メイシー監督の映画「君が生きた証」をWOWOWで観た。

大学で起きた銃乱射事件で息子を亡くした父親が、息子が遺した音楽を通して再生していく物語。


満足度 評価】:★★★★☆

主人公の気持ち分かるわぁとか、彼に同情するとか、そんなありふれたことを軽々しく言えない映画だった。

しかし、人はどんなに失意のどん底にいて生きていくのが辛くても、周りの人たちと衝突しながらも生きていけることができるんだなと思える映画だった。

「君が生きた証」予告編 動画

(原題:RUDDERLESS)





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OST「君が生きた証」

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キャスト&スタッフ


出演者

ビリー・クラダップ
…(「20センチュリー・ウーマン」、「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」、「エイリアン:コヴェナント」、「スポットライト 世紀のスクープ」など)

アントン・イェルチン

〇フェリシティ・ハフマン

セレーナ・ゴメス
…(<出演作>「ゲッタウェイ スーパースネーク」<製作総指揮>ドラマシリーズ「13の理由」)

ローレンス・フィッシュバーン

監督

ウィリアム・H・メイシー
…(「ルーム」、「シー・ビスケット」、「エアフォース・ワン」、「ボビー・フィッシャーを探して」など)


2014年製作 アメリカ映画





あらすじ


エリート会社員のサム(ビリー・クラダップ)は、大学で起きた銃乱射事件で息子ジョシュを失ってしまう。


事件から2年。

サムは失意の中、酒に溺れ、建築現場のアルバイトをしながら、湖に停泊しているヨットで寝泊まりして生活している。

そんなサムの元へ、離婚した妻エミリー(フェリシティ・ハフマン)がジョシュの遺品を持ってきた。

彼女は再婚し、子供が生まれたことで、新しい生活を始めるためだった。

サムは、ヨットに入れるには多すぎる遺品を全て捨てようとしたところ、その中に、彼が遺した音源とギターを見つける。

元々、音楽好きだったサムはジョシュの遺した曲をギターで弾き始める…。


映画「君が生きた証」


感想(ネタバレあり)


最愛の子供を失った人は、みんな平等に悲しい


※この感想には、ネタバレを含みます。この映画は予備知識なしで観ていただくことをおススメ致します。


はじまりのうた」に引き続き、音楽が人を再生させる話。

この映画「君が生きた証」で、音楽によって人生を救われるのは、ある中年男性のサム。

彼は、大学生の息子ジョシュを銃乱射事件で失い、失意の中、自暴自棄の生活をしている。

物語の途中まで、彼が事件の被害者だと思い込んでいた。

しかし、話が進むにつれ、実は彼が加害者であり、6人もの学生を殺した殺人犯だったことが分かる。

そこで思う。

なぜ、この物語は、途中まで観客に彼が加害者であることを知らせなかったのか。

もちろん、最初から「殺人犯の親の苦悩」として物語を進めることもできたはず。

しかし、あえれそれを語らなかったことで、「加害者であれ、被害者であれ、息子を失った親の気持ちは一緒だ」ということに気付く。

もちろん、被害者側の親からしたら、「ふざけんな」と思うだろう。

しかし、ここであえて、加害者の父親に焦点をあてて描いたのは、モンスターと言われる犯罪者の親も普通の親であり、他の人たちと同じように生きる権利があると伝えたかったように思う。

映画「君が生きた証」ビリー・クラダップ、アントン・イェルチン


悲しみから立ち直る時の男女差が印象的


この映画の中で、最も印象的だったのは、ジョシュの誕生日にサムが彼の墓を訪ねるシーン。

この時、墓石に「人殺し!!」という落書きがたくさんされているのを観て、私たち観客は、ジョシュが殺人犯だったのかということを初めて知る。

サムはその墓石を観て、酒を飲んで酔いつぶれることしかできない。

そこへ、あらゆる種類の洗剤をバケツにいっぱい入れた元妻のエミリーが登場する。

そして彼女は、それがまるで毎日の出来事のように、慣れた手つきで墓石の掃除を始める。

さらには、エミリーが被害者の家を周り、ジョシュのことを許してもらえるまで遺族たちに頭を下げていることを知らされる。

エミリーは、息子を失っても、前を向き、現実を見て、実際に行動をしていた。

日々、酔いつぶれているサムとは大違いだ。

この、事件に対する男女差の描き方が、すごく興味深かった

常に現実的な女性と、現実から目をそらしてうやむやに済まそうとする男性との違い。

悪いけど、男の人っておおむねそうだよね!!ってうなずきながら観てしまった。

これは、男性の監督の作品だから、これはかなりリアルなんだなぁ。

映画「君が生きた証」ビリー・クラダップ、アントン・イェルチン


息子のように思っていた青年から救われる父


しかし、結局、サムの目を覚ましたのは、その出来事よりも、バンド「RUDDERLESS」の仲間たちだった。

緊張して人前で演奏することもできず、気になっている女の子に声をかけることもできない、まだまだ子供っぽいクエンティンに、サムはジョシュを重ね合わせて観ていたに違いない。

そのクエンティンに見放されてしまったサムは、初めてそこで目が覚める。

バンド名の「RUDDERLESS」は「舵がない」という意味。

行先も決めず、ただ波と風に任せて漂っているだけの船を表している。

そのバンド名は、この映画のタイトルにもなっているが、何も決断できないサムの状態を表している。

クエンティンを息子のように思っていたサムだったが、実際は、彼と、彼の音楽に救われていたのはサムだった

人は、何も決断しないまま生きていくことはできない。

いつかは他人と向き合い、決断をし、行動を起こすべき時がやってくる。

サムはクエンティンと出会い、彼に救われ、人生の方向を決めるべき時がやってきたようだ。

 
 ↓ ジョシュの恋人を演じているのはセレーナ・ゴメス
映画「君が生きた証」セレーナ・ゴメス


出演者は、ビリー・クラダップ、アントン・イェルチン、監督はウィリアム・H・メイシー


主人公のサムを演じるのは、ビリー・クラダップ

「あの時ペニーレインと」で、すでにギターの腕前は披露済みだけど、今回も一切スタント無しで、歌と演奏を披露している。

いや~、このビリー・クラダップはとても良かった。

イケイケのビジネスマンが、一転、息子が事件を起こしたことがきっかけにどん底へ、そこで、息子のような青年と音楽に出会うことで、救われる。

そのサムを演じる彼の演技と歌から目が離せなかった。



映画「君が生きた証」アントン・イェルチン、ビリー・クラダップ


そして、サムを救うことになったクエンティンを演じたのはアントン・イェルチン

どうやら、彼は自前でバンドを持っているらしく。

ビリー・クラダップと同じく、今回はスタント無しで歌とギターを披露している。

先日観た「スター・トレック」でも、かなり良い味を出していたので気になっていたら、すぐのタイミングだったので、なんだか、個人的に運命を感じてる(笑)

まだまだ、これから伸び盛りの年頃なので、思い切り演技して欲しい。

【追記】:アントン・イェルチンは2016年6月19日に事故で亡くなりました。


映画「君が生きた証」アントン・イェルチン


監督は、俳優のウィリアム・H・メイシー

この映画の中では、ライブハウスのオーナー役で登場している。

恐らく、映画や海外ドラマが好きな人なら、ウィリアム・H・メイシーを観たことない人はいないんじゃないかなっていうぐらい、いろんな映画に出演している、名バイプレイヤー。

ちなみに、サムの元妻エミリーを演じているフェリシティ・ハフマンは、彼の実の奥さん。

この映画は、初監督作となった。


映画「君が生きた証」ウィリアム・H・メイシー

ホントにちょっとした人生の行き違いが不幸を生んでしまう


最後に、サムがギター一本で歌うシーンはとても印象的。

その中で、ジョシュがクエンティンと出会っているサムの妄想シーンがある。

確かに、もしも、クエンティンのようにジョシュの音楽の素晴らしさを理解している子がいたら、ジョシュの人生も変わっていたかもしれないと思うと、すごく切ないラストシーンだった。

なぜ、ジョシュはあんな事件を起こしてしまったのかについては、一切描かれない。

ただ、たまたま彼の音源に残っていた「こんなところから出なきゃダメだ」

という一言は、彼の心の状態を理解するヒントになるかもしれない。

嫌なら逃げ出せば良いのに、ダメなら立ち止まればいいのに。

それができずに、嫌いな世界を破壊することを考える彼らの思いが切ない映画だった。




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最新版の「ミッション・インポッシブル5」の予習をしようと思って、WOWOWで放映していた「m:i:3」を観た

アクション満載で、テンポも早くて面白かった~

でも、感想と言われると、それだけしかない映画でもあるんだよねぇ (^^;

「m:i:Ⅲ ミッション・インポッシブル3」予告編 動画





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キャスト&スタッフ


出演者

トム・クルーズ


ヴィング・レイムス


〇ジョナサン・リース=マイヤーズ

〇マギーQ






監督・脚本

J・J・エイブラムス


2006年製作 アメリカ映画




あらすじ


イーサン・ハント(トム・クルーズ)は、現場での諜報活動から退き、隊員を養成する仕事に就き始めたことを機に、かねてから付き合っていたジュリア(ミシェル・モナハン)と結婚することに

しかし、そんなイーサンの元へマスグレイブ(ビリー・クラダップ)から、ある任務の命令がくだる

それは、武器商人デイヴィアン(フィリップ・シーモア・ホフマン)に捕らえられてしまった隊員リンジー(ケリー・ラッセル)を救出するという任務だった

リンジーは、イーサンの教え子だということもあり、その任務を引き受けるのだが・・・

映画「ミッションインポッシブル3」

感想(ネタバレあり)


なんと言っても、アクション至上主義


まぁ、なんと言っても、この映画の見どころは、アクション、アクション、アクション

ストーリーなんて、あって無いようなもの。

理解しなくても十分楽しめる

最初から、最後までジェットコースターに乗った気分で全部楽しく乗り切ったもん勝ちの映画なんだなぁ

それも、イタリア、上海、アメリカと、例によって世界各地に飛ぶイーサン。

いろんな景色を観ていると、一緒に旅してる気分にもなれちゃう!


中でも、私が一番印象に残っているアクションシーンは、上海の高層ビルを乗り移るところ

斜めになっているビルの上空から落ちてきて滑りながら敵を撃つシーンはドキドキしながら観た!



映画「ミッションインポッシブル3」



あまりストーリーに印象がなくて・・・


って、面白いのはそこまで。

残念ながら、ストーリーに魅力が無いもので、それ以上に、グッと惹きつけるものが無い

見終わって、

「いや~アクション凄かったなぁ~。で、この局長って人は悪い人じゃないかったっけ??」

なんて、ストーリーの内容が頭からすっぽり抜けちゃってる

というよりもむしろ、そこには全く力を入れていない・・・

印象がアクションシーンしか残らないので、肉付けが無くてとても薄い感じ・・・



映画「ミッションインポッシブル3」トム・クルーズ



フィリップ・シーモア・ホフマン投入で、面白く見せようと努力した形跡あり


しかし、それでも、いつもより面白く見せようという努力は感じられる

何より、今回の悪役は、今は亡き名優「誰よりも狙われた男」のフィリップ・シーモア・ホフマン
私は、この人が悪役を演じる時のすごくいやらしい目つきが好きなんですよねぇ~(笑)

演技派の彼を、悪役にキャスティングしたあたりで、とてもやる気が感じられる

そのために、異例のファーストシーンは、フィリップ・シーモア・ホフマンからという、制作サイドの力の入れよう

しかし!残念ながら、フィリップ・シーモア・ホフマンの見どころはそれほど無い・・・

その、ファーストシーンぐらいかな

 ↓ もっと気持ち悪いシーンを増やして欲しかった フィリップ・シーモア・ホフマン
映画「ミッションインポッシブル3」フィリップ・シーモア・ホフマン



その他の俳優陣もとても豪華な面々


トム・クルーズと、フィリップ・シーモア・ホフマン以外の出演者も豪華で、IMFの局長にはローレンス・フィッシュバーン

その部下でイーサンに命令をくだすマスグレイブにはビリー・クラダップ

イーサンの教え子で、今回の事件の発端となったリンジーにはケリー・ラッセル

MIシリーズ常連のヴィング・レイムスミシェル・モナハンサイモン・ペッグ等々は、今回もご出演


今回は、ミッション・インポッシブル5へとつながる予習のつもりで観た

同じくアクション映画でも、「ジェイソン・ボーン」シリーズみたいに内容が充実した作品もあるので、

アクションも楽しめたし、今後に向けて、もうすこし内容を肉付けしてくれるとありがたいなぁ。

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