とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:ビル・コンドン



エマ・ワトソン主演の映画「美女と野獣」【2D字幕版】を映画館で観てきた。

1991年に制作されたディズニーアニメーション「美女と野獣」の実写版。


満足度 評価】:★★★★☆

キャスティングも、衣装も美術も音楽もとても豪華で贅沢なミュージカル映画を楽しんだ。

お話の内容や次の展開を知っていても、想像を超える豪華さが目を楽しませてくれた。

「美女と野獣」予告編 動画

(原題:Beauty and The Beast)




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キャスト&スタッフ


出演者

エマ・ワトソン
…(「ハリー・ポッターと賢者の石」、「ハリー・ポッターと秘密の部屋」、「ハリー・ポッターとアズガバンの囚人」、「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」、「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」、「ハリー・ポッターと謎のプリンス」、「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」、「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」など)

ダン・スティーヴンス
…(「クリミナル・ミッション」、「誘拐の掟」、「靴職人と魔法のミシン」、「ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密」など)

ルーク・エヴァンス
…(「ワイルド・スピード ICE BREAK」、「ドラキュラZERO」、「ワイルド・スピード ユーロミッション」など)

ケヴィン・クライン
…(「ラスト・スキャンダル~あるハリウッドスターの禁じられた情事~」、「パリ3区の遺産相続人」、「幸せをつかむ歌」、「海辺の家」など)

ユアン・マクレガー
…(「プーと大人になった僕」、「ゴーストライター」、「T2 トレインスポッティング」、「われらが背きし者」、「8月の家族たち」、「天使と悪魔」、「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」、「スター・ウォーズ/エピソード2 クローンの攻撃」、「スター・ウォーズ エピソード3/シスの逆襲」、「トレインスポッティング」など)

イアン・マッケラン
…(「Mr.ホームズ 名探偵最後の事件」「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ、「X-MEN」シリーズなど)

エマ・トンプソン
…(「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期」、「ロング・トレイル!」、「二つ星の料理人」、「ウォルト・ディズニーの約束」、「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」、「パイレーツ・ロック」、「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」、「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」など)

ジョシュ・ギャッド
…(「僕のワンダフル・ライフ」(声のみ)など)

スタンリー・トゥッチ
…(「スポットライト 世紀のスクープ」、「プラダを着た悪魔」、「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」、「ハンガーゲーム」シリーズ、「ジュリー&ジュリア」、「バーレスク」など)

監督

ビル・コンドン
…(「フィフス・エステート/世界から狙われた男」など)

2017年制作 アメリカ映画

美女と野獣

あらすじ


読書好きでよく働くベル(エマ・ワトソン)は、小さな田舎の村ででお父さん(ケヴィン・クライン)と2人暮らしをしている。

お父さんが作ったオルゴールを町で売って生活している二人だったが、ある夜、お父さんは町からの帰りに道に迷ってしまい、森の奥にあるお城にたどり着く。

そのお城で見事なバラの花を見つけたお父さんはベルへプレゼントしようと思い、バラの花を摘もうとした瞬間、見るも恐ろしい野獣(ダン・スティーヴンス)に捕らえられてしまう。

家でお父さんの帰りを待っていたベルだったが、馬だけが先に帰ってきてしまう。

お父さんを探すために、馬に道案内をさせると、たどり着いたのは野獣が暮らすお城だった…。


美女と野獣5


感想(ネタバレあり)


250年かけて語り継がれるフランスでは定番の恋物語


森の奥深くでひっそりと暮らす孤独な野獣。

人を見た目で判断しない心優しいベルは次第に彼の賢さと心の奥にある優しさに気付き始める。



誰もが知る「美女と野獣」の物語。

そもそもの原作は、1740年にフランスで書かれた童話である。

その後、1946年にフランスのジャン・コクトー監督が映画化し、1991年にはディズニーアニメーションで映画化された。

そのアニメーションが大ヒットし、この物語が世界中に知れ渡ることとなる。



この映画「美女と野獣」は、その時のディズニーアニメーションを実写化したものである。

その他にも2014年には、本国フランスでレア・セドゥヴァンサン・カッセル共演版の「美女と野獣」が制作されている。



フランス版の「美女と野獣」と、このアメリカ版を見比べてみると、アメリカ版の方がよりファンタジー色が濃く、よりおとぎ話的な要素が詰まった夢物語になっている。

決定的な違いは、フランス版では「貧しい国民たちを尻目に贅沢三昧だった国王」が呪いにかけられるが、アメリカ版では「愛を知らない国王」が呪いにかけられてしまう。

その部分だけみても、このアメリカ版は田舎町に埋もれた美女と呪いにかけられた野獣の恋に焦点をあてて描かれているということがよくわかる。



美女と野獣3



「野獣の心優しい内面を理解できるのは私だけ」その思いが母性本能に火をつける


なぜ、この「美女と野獣」の物語は250年以上もかけて語り継がれているのだろうか。

私はこの映画を観て、物語の中に世界中の女子が胸を焦がすシチュエーションが巧みに盛り込まれているからではないかと感じた。



まず冒頭の「森の奥にある魔法をかけられた謎の城」が出てきただけで、自然とワクワクしてしまう

私たちがそこにワクワクするのには、それなりの理由がある。



私たちは幼い頃から「眠れる森の美女」や「シンデレラ」、「白雪姫」などの童話を読んだり聞かされたり、アニメで見たりして育ってきた。

そして、そこには必ずと言っていいほど「森の奥にあるお城」があり、そこには運命のお姫様を探す王子様が住んでいた。

それを繰り返し聞かされてきた幼い頃の私たちの脳は「森の奥にあるお城」と言われると、「姫を探す王子様」のイメージが浮かぶように洗脳されてきたのである。



だから、私たちは大人になっても「森の奥にある魔法をかけられた謎の城」と聞いただけで、脳にスイッチが入り、「お姫様を探す素敵な王子様がいるに違いない」と期待してしまう



それだけで私たち心はワクワクしているのに、さらに追い打ちをかけるように次の決定打が撃ち込まれる。

それは、「見た目は怖くても、本当は心が優しいあなたの内面を理解できるのは私だけ」というシチュエーションだ。

この一撃が女子たちの母性本能に火をつけ、「私がなんとかしなくては」という気分になってしまう



森の奥のお城でひっそりと暮らす王様が、魔法をかけられ、こんな姿になってしまった。

本人は反省しているみたいだし、私がなんとかしてあげなくちゃ…。



特に女子の心をくすぐるのは、「理解できるのは私だけ」という部分である。

野獣がガストンや村人たちに痛めつけられればつけられるほど、ベルの野獣への気持ちがどんどん強くなっていくのは、この「私だけ」の要素が強くなっていくからである。

おバカなガストンによって、ベルの恋心に火がつけられたと言っても過言ではない。



そしてそんなベルの恋心に感情移入し、呪われた野獣を不憫に思う心優しい観客の女子たちは、野獣がベルと心を通わせた瞬間に「あぁ良かった。これで王様も幸せになれる」とホッとして胸をなでおろし、ようやく成就した恋に心が揺さぶられ、涙を流すこととなる。

この物語は最初から最後まで「女子の大好きなシチュエーションの波状攻撃」のようなお話なのである。

そこが、250年間もこの物語が愛され続けた理由である。



美女と野獣4



変わり者の私を理解してくれるのはあなたただけ


「あの人を理解できるのは私だけ」、「私がなんとかしなきゃ」という女子たちの乙女心の裏側には、変わり者のの私を理解して欲しいという願望がある。



そもそも、魔法にかけられる前に王様とベルが出会っていたら、2人は恋に落ちていただろうか。

きっと、着飾ることよりも読書や働くことに熱心だったベルは「みすぼらしい田舎娘」だと王様に思われていたはず。



王様に会う前、ベルはガストンにそのことを指摘され、いつもなら言い返すところが、その時は何も言えなくなってしまっていた。

ベルはベルなりに、野獣と同じく「誰かに本当の私を理解して欲しい」という願望があったのだ。



化粧が薄くても、服装がみすぼらしくても、何よりも本を読むことが大好きで「変わり者」と言われてしまう私を理解してくれる人がどこかにいるはず…。

それがベルの密かに願う「白馬の王子様」だった。



だから、変わり者同志、野獣の「誰かに理解して欲しい」という願いがベルにも伝わったのである。

そこもまた、世界中の女子たちの「共感ポイント」になっている。



いつもモテるのはクラスの中心にいる「キラキラ女子」だけで、クラスの隅っこにいるような私は誰も理解してくれない。

でも、いつかきっと本当の私を理解してくれる王子様が現れるはず



そう思って日々暮らしている女子たちは皆、「変わり者」と言われ、肩身が狭い思いをしているベルに共感し、そんなベルを理解してくれる野獣との出会いに自分を重ね、「あぁやっぱりいつか王子様が現れるんだ」と、自分の考えが間違っていなかったことに安堵する

真面目で飾らない主人公のベルは、世の中の若い女子たちを見事に体現した女性像なのである。



美女と野獣2



豪華で贅沢なミュージカルを楽しんでいると2時間があっという間


原作が描かれてから250年も愛され続け、何度も映画化されたのは、世の中の若い女子たちの代表のようなベルが彼女たちの夢をそのまま叶えているところに理由があったのだ。

またアニメ版の世界を忠実に再現するために作られた豪華なセット、衣装、美術のどれもが素晴らしい。



そして、思った以上にしっかりとしたミュージカル映画になっていて、音楽やダンスも存分に楽しめた。

特にキャスティングがとても豪華で、その中でもガストンを演じたルーク・エヴァンス、ルミエールを演じたユアン・マクレガー、ミセスポットを演じたエマ・トンプソンがとても印象的だった。

エマ・トンプソンの歌声は初めて聞いたような気がするけど、彼女の歌う「美女と野獣」がとても温かくて、素晴らし過ぎて泣きそうになった。



それに、歌うのは初挑戦だというエマ・ワトソンも彼女の歌声の中にベルの几帳面さや真面目さ、爽やかさがあってとても良かったと思う。

よくよく考えたら、本好きで真面目な変わり者っていう設定はハーマイオニーとあまり変わらないので、エマ・ワトソンにとっては演じやすかった役なのではないかと思う。



その中でもミュージカルのシーンで一番印象に残っているのは、ルーク・エヴァンスかな。

ガストンの迫力満点な力強さは、さすがイギリスの舞台で鍛えた俳優さんだなと思ってしまう素晴らしさだった。

そんな豪華なミュージカルを楽しみながら観ていると、あっという間に2時間が過ぎてしまうとても楽しい映画だった。





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イアン・マッケラン主演の映画「Mr.ホームズ 名探偵最後の事件」をWOWOWで観た。

探偵業を引退してから30年、田舎町で隠居暮らしをするシャーロック・ホームズが引退を決意した最後の事件を振り返る。


満足度 評価】:★★★☆☆

90歳を超えたホームズが「死」と向き合い、最後まで彼が持つことがなかった「家族の愛」について考える。

シャーロック・ホームズというわりに、サスペンス色が薄いのが私としては物足りなかったけど、「完璧」だと思われているホームズにも「弱み」があるという描き方は面白かった。

「Mr.ホームズ 名探偵最後の事件」予告編 動画

(原題:MR. HOLMES)




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キャスト&スタッフ


出演者

〇イアン・マッケラン
…(「美女と野獣」、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ、「X-MEN」シリーズなど)

ローラ・リニー
…(「ハドソン川の奇跡」、「ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>」、「エミリー・ローズ」、「ボビー・フィッシャーを探して」など)

真田広之
…(「ライフ」、「レイルウェイ 運命の旅路」など)

〇マイロ・パーカー
…(「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」)

監督

ビル・コンドン
…(「美女と野獣」、「フィフス・エステート/世界から狙われた男」など)


2015年制作 イギリス、アメリカ合作映画

Mrホームズ名探偵最後の事件

あらすじ


名探偵と言われながら、未解決のまま終わってしまった事件を最後に引退し、田舎町で隠居暮らしをしているシャーロック・ホームズ(イアン・マッケラン)。

そんな彼が、彼の家で暮らす家政婦(ローラ・リニー)の息子ロジャー(マイロ・パーカー)と共に、その最後の事件がなぜ未解決なってしまったのか。

そして、ちょうどその頃訪ねた日本で出会ったウメザキ(真田広之)との思い出も振り返りながら、30年前の謎を解き始める…。

Mrホームズ名探偵最後の事件2

感想(ネタバレあり)


なぜ、ホームズは引退したのか…


頭脳明晰でいかなる時も完璧だと思われたシャーロック・ホームズだが、彼は本当に完璧だったのか。

この映画では、彼が引退間際に取り組んだ2つの出来事が登場する。

1つは、「最後の未解決事件」

「私の妻が時々いなくなる。なぜいなくなるのか理由を教えて欲しい」という依頼を受けて、ケルモット氏の妻の行方を探し始めるホームズ。

妻は幼い子供2人を亡くし、心が塞ぎがちだったが、アルモニカという楽器を習い始めてからかつての元気を取り戻したかのように見えた。

しかし、それと同時に妻は謎の行動をするようになる。

結局、この事件は思わぬ形で終了し、ホームズはそれをきっかけに引退することになる。

そして、2つ目は「日本旅行」

ウメザキと名乗る男性から届いた手紙に誘われて、第二次大戦後間もない日本を訪ねホームズ。

ホームズはそこで、以前から欲しいと思っていたサンショウの木を探す。

すると、ウメザキと訪れた広島の地で、焼け野原になって草木が全く生えていないところで奇跡的に生きていたサンショウの木を見つけ出す。

そして、その夜、ウメザキからホームズを呼んだ本当の狙いを聞かされる。


Mrホームズ名探偵最後の事件3

孤独なホームズと、彼の頭の中にない「家族への情愛」


このロンドンと広島で起きた二つの出来事には、ある共通点がある。

それは「家族を亡くした者の想い」である。

2人の子供を亡くしたケルモット夫人の行方を探すのは、とても簡単なことだった。

アルモニカの音を聞いていると、いないはずの子供たちの存在を感じることができた彼女は、ひとりになってその音を聴くことで、癒しの時間を作っていたのだ。

ホームズはそんな彼女に対し、「わざと私に探させようとしましたね」と言いながら、どこで何をしていたか全て言い当てる。

しかし、そんな「ホームズの名推理」は、彼女にとって「デリカシーのないできごと」でしかなかった。

わざわざ著名な探偵を雇ってまで居所を探させた夫に腹が立ち、彼女にとって「秘密にしておきたい大切な場所」まで探られたら、もう生きていく希望がない…。

そして、もう一件のウメザキのケース。

ウメザキはかつて、イギリスに渡った外交官の父に捨てられていた。

「著名な探偵にアドバイスを受け、帰らないことにした」と言われ、父から送られてきたのがホームズの本だった。

ホームズはその時、「そんな話は知らない」と答えるが、それは忘れていただけだった。

それから30年経ち、ウメザキの父にロンドンで「機密事項を扱わなければならなくなったが、日本に妻子を残してきた」と相談されたホームズは「妻子には、『もう帰れなくなった』と手紙を書きなさい」とアドバイスしたことを想いだしたのだ。

それもまた、明らかにホームズの「家族に対する思いやりのない一言」だったのだ。


Mrホームズ名探偵最後の事件4

疑似家族を通じて気付かされた思い


それらの出来事から30年。

引退して、田舎町で隠居暮らしをするようになったホームズは、家政婦のマンロー夫人と、その息子ロジャーと3人で暮らすうちに、疑似家族のような雰囲気になっていた。

ホームズにとっては、「ちょっとキツイ嫁」のような存在のマンロー夫人と、孫(いやひ孫?)のようなロジャー。

頭脳明晰で、何でも知りたがるロジャーには愛情も感じるようになっていた。

しかし、田舎暮らしに不満のマンロー夫人は、住み込みで仕事ができるポーツマスへ引っ越す計画を立てていた。

ところが、そこで事件が起きる。

ロジャーがスズメバチに刺されて、生死をさまよう事件が起きてしまう。

結果、命に別状はなかったものの、そこでホームズは「家族を失うかもしれない」という恐ろしさを経験する。

そしてそういう状態になってようやく、彼はケルモット夫人や、ウメザキに対して、自分の想いが足りなかったことに気付く。

元々孤独だったホームズは、温かい家族を失う寂しさや孤独、死にたくなってしまう程の想いに気付かなかったのだ。

さらに、間もなく自分にもやってくる「死」を感じ、ワトソン君やマイクロフトのありがたみを感じるようになる。


Mrホームズ名探偵最後の事件5

どこから見ても完璧に見えるような人にも、必ず死角はある


どこから見ても完璧に見えるホームズにも、「家族の愛情」という点に関しては、理解できていなかったという話。

なるほど。

シャーロック・ホームズを全部読んで、専門家が彼の心理分析をしたら、そういう欠点が見えるかもと思える映画だった。

それは、「孤独を愛したホームズ」だからこその欠点だったのだ。

また、時代も第二次大戦直後で、多くの人たちが家族を亡くしたり、一家離散したりしていた時期だったからこそ考えられる話だった。

同じことがTVシリーズの「SHERLOCK」で起きたら、違う結果になりそうだ。

ホームズは孤独だからこそホームズなんだけど、彼に家族ができたら、これまでとは違う捜査結果が出てくるに違いないという面白い映画だった。

まぁ、私としては、もう少しサスペンス色が欲しかったけれども。

孫を愛でるホームズがいてもいいかもしれない。



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ベネディクト・カンバーバッチ主演の映画「フィフス・エステート/世界から狙われた男」をWOWOWで観た。

ジュリアン・アサンジがウィキリークス(WikiLeaks)を創設し、世界の注目を集めるようになるまでを描く。

満足度 評価】:★★★★☆

このウィキリークスの存在そのものすら知らなかったので、この団体ができる過程、大きくなっていく姿を観ているだけでも十分面白かった。

「フィフス・エステート」予告編 動画

(原題:THE FIFTH ESTATE)





ウィキ・リークス ダニエルの告白「ウィキリークスの内幕」

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あらすじ


ジュリアン・アサンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)は、ハッキングやプログラミングをして暮らしていたが、ハッキングをして得られた情報を公表するサイト「ウィキ・リークス」を立ち上げる。

2007年、ダニエル(ダニエル・ブリュール)と出会い、意気投合すると共に行動するようになる。

匿名の情報提供者に会い、絶対にその名前を表に出さないことを鉄則として、大手銀行の不正などを暴くことで、世界にウィキ・リークスの名前が知られるようになる。

しかし、多くの人からの注目が集まるようになると、そのサーバーの脆弱性も知られるようになり…。


フィフス・エステート

感想(ネタバレあり) ウィキ・リークスとは…


面白かったなぁ。この映画。

ウィキ・リークスとは、言い方は悪いけど「タレこみサイト」

各団体の関係者などから入ってくるタレこみをネットにあげることで、その団体の情報を公開するのが目的。

そのサイトを支持する団体の寄付などから、活動が成り立っている。

こういう団体って、何が目的なんだろう・・・って思うことがある。

「もしかして、目立ちたかっただけじゃないの?」とか、単なる「自己アピール」なんじゃないかとか。

もちろん、世界の正義のために、真剣に働いている人もいるだろう。

この映画を見る限り、ウィキ・リークスは「世界の正義のため」に、各団体の情報開示をしていた。

少なくとも、はじめのうちは。

フィフス・エステート2

小さな組織が、突然大きな力を求められた時、リーダーの力が組織を左右する


アサンジもダニエルも、初めの頃は、きっと、気持ちが良かっただろうと思う。

自分の書いた記事がきっかけで、裏金にまみれた会社が潰れていく姿や、政府の裏側を暴いた時などは。

しかし、そうして大きくなっていく中、アサンジはヒーローのように扱われていく一方で、その分「次の特ダネ」についてのプレッシャーも大きくなる。

そんな中、アサンジのガイドラインが怪しくなってくる。

手元に入ってきたアメリカの外交公電のデータがあまりにも莫大すぎて、そこに書かれている個人名の確認をすることができないままアサンジは流出させてしまう。

しかし、それはウィキ・リークスを共に作ってきたダニエルには、あり得ないことだった。

私は、この映画の中で、最後のこの二人の対立の部分がもっとも印象的で面白かった。

多分、これはどんな組織でもあることだと思う。

すごく小さいところから始まった組織が、次のステップに進む時、大きな壁にぶち当たる。

その時、そのリーダーの真価が問われる。

アサンジはこの時、ダニエルとしっかり向き合って語り合っていれば、ウィキ・リークスを失うことはなかったかもしれない。

二人でしっかりと「個人情報の開示について」のガイドラインを作っておけば、こうはならなかったのかもしれない。

アサンジは、ダニエルの「すべての個人情報を確認すべき」という提言を聞かず、情報開示を優先させたために組織そのものも失うことになってしまう。

フィフス・エステート3

大きな新聞社ではなく、個人が組織の情報公開をする第5世代(フィフス・エステート)


アサンジは、その後「このデータを公開してから、犠牲になった民間人は1人もいない」と豪語する。

しかし、この映画の中にもあったけど、その裏でアメリカのCIA職員が情報に名前が上がっている人を秘密裏に逃がせたりしている。

そのアメリカ側の努力を知って、そういうのか。

そうでなければ、ただの自己顕示欲の強いハッカーにしか見えなくなっている。

ただし、「だからといって報道することに対する手を緩めてはいけない」と、デビッド・シューリス演じるガーディアン紙の記者が最後に語っている。

これからの時代は、ウィキ・リークスのような、個人の情報流出による「第5世代」の時代になる。

そのためにも、その情報元の正当性、情報に書かれている個人名に被害が及ばないかを確認した上で、政府や大企業に対する報道の手を緩めてはいけない。

ウィキ・リークスの場合は、ダニエルのような「まともな意識」が残っている人がいたからいいけど、もしも、みんながその熱に浮かれてアサンジのようにガイドラインが危うくなってしまったら、「情報流出が止まらない」危険な世の中になってしまう。

ウィキ・リークスがもたらした良い面と悪い面を精査した上で、次のメディアを確立していく時代が来ている。

フィフス・エステート4

豪華俳優の共演にビックリ


この映画を観ていてビックリしたのは、どの俳優も、アメリカやヨーロッパで活躍している俳優ばかり。

主演のアサンジを演じたのは、ベネディクト・カンバーバッチ

カンバーバッチが、この役に求められているのは、その「カリスマ性」

ピッタリの役だったなぁ。

薄気味悪くて、うさん臭い感じがピッタリで。カンバーバッチを観ているだけでも面白かった。

他の出演作には、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「ドクター・ストレンジ」「イミテーション・ゲーム」、「8月の家族たち」、「スタートレック イントゥ・ダークネス」「裏切りのサーカス」など

アサンジと共に、ウィキ・リークスを大きくしていったダニエルを演じたのは、ダニエル・ブリュール

ヨーロッパ、アメリカなど、世界で活躍する幅の広い俳優。

他の出演作には、「ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命」「ヒトラーへの285枚の葉書」「黄金のアデーレ 名画の帰還」「誰よりも狙われた男」「ラッシュ/プライドと友情」など。

ここで私にとってサプライズだったのが、ダニエルの恋人役に、先日「リリーのすべて」でアカデミー助演女優賞を受賞し、その他にも「ピュア 純潔」に出演しているアリシア・ヴィキャンデルが出てる!

ちょっとビックリした~。

他にも、ローラ・リニースタンリー・トゥッチアンソニー・マッキーデヴィッド・シューリス(「博士と彼女のセオリー」)、モーリッツ・ブライプトロイなど。有名な俳優がたくさん出てて、次から次へと出てくる彼らを観ているのも楽しかった。


フィフス・エステート5


この映画を観て考えさせられたのは、裏金使って汚い金儲けをしている大企業を叩くことも必要だけど、その情報を提供した人の安全性や、その情報が絶対黒であるという裏付けについて。

この映画に描かれているアサンジのように、大きな力を手に入れると暴走してしまうのがとても怖い。

それは、その情報を目にして、読む側にも、その情報が正しいものなのか、そうでないのかを見抜く力が必要なんだと思う。



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