とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:ピルウ・アスベック



J・J・エイブラムス製作のアクション映画「オーヴァードライブ」を映画館で観た。

第二次世界大戦下の1944年6月 フランスの小さな村に降り立った米軍の落下傘部隊が、その村に隠された思わぬ敵と戦う姿を描いたアクション映画。


満足度 評価】:★★★☆☆(3.5)

ちょっとグロかったけど先読みできず予想外に面白かった!

第二次世界大戦の欧州でナチスドイツが人体実験!?

前半はガッツリ戦争映画、後半はホラー色濃い目のゾンビ映画という異色作!

しかし相手はナチスドイツ!

もしかしたら本当に実験してたかもね!と思っちゃう一作



目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『オーヴァーロード』予告編 動画

(原題:Overlord)




更新履歴・公開、販売情報

・2019年5月15日 映画館にて鑑賞。

・2019年6月16日 感想を掲載。

現在、全国順次公開中。詳しい劇場情報につきましては、下記公式サイトをご参照ください。
 ↓
映画『オーヴァーロード』公式サイト


DVDで観る:「オーヴァーロード」【輸入盤】

オーヴァーロード [Blu-ray リージョンA 日本語有り](輸入版) -Overlord-

新品価格
¥4,980から
(2019/6/16 17:41時点)



【映画パンフレット】「オーヴァーロード」

【映画パンフレット】オーヴァーロード OVERLORD 監督 ジュリアス・エイヴァリー 出演 ジョヴァン・アデポ、ワイアット・ラッセル、ピルー・アスベック、マティルド・オリヴィエ、ジョン・マガロ、イアン・デ・カーステッカー

新品価格
¥1,200から
(2019/6/16 17:43時点)





キャスト&スタッフ


出演者

〇ジョヴァン・アデポ

〇ワイアット・ラッセル

ピルウ・アスベック
…(「特捜部Q キジ殺し」、「LUCY/ルーシー」など)

〇マティルド・オリヴィエ

〇ジョン・マガロ
…(ドラマシリーズ「アンブレラ・アカデミー」など)

〇イアン・デ・カーステッカー

〇ドミニク・アップルホワイト

監督

〇ジュリアス・エイヴァリー


2018年製作 アメリカ映画



映画「オーヴァーロード」



あらすじ

第二次世界大戦下の1944年。

ノルマンディー上陸作戦を成功させるため、極秘任務についていた米軍の落下傘部隊は、爆撃された戦闘機から落下し、フランスにある小さな村に降り立つ。

そこから、無事に着陸できた者だけで任務を遂行すべく、一行は目的地へと向かう。

すると、その村では、ナチスドイツがある驚くべき人体実験を行っていることが判明し…。



映画「オーヴァーロード」ジョヴァン・アデポ、ドミニク・アップルホワイト



感想(ネタばれあり)


この映画の感想につきましては、私が「ぴあ映画生活」に掲載したものをご紹介します。


オーヴァーロード (2018)


★★★☆ [70点]「戦争映画?ゾンビ映画?」


これ、割と評判が良かったので観たのだけど、予想外に面白かった!



第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦は、なぜ成功したのか。

その裏にナチスドイツの人体実験があった!?



前半はガッツリ戦争映画、後半はホラー色濃い目のゾンビ映画!?という異色作



私がこの映画を観ながら思ったのは映画
高慢と偏見とゾンビ」だった。

あれはジェーン・オースティンの古典恋愛小説「高慢と偏見」にゾンビ映画をマッシュアップした作品だった。

それに対して、これは戦争映画にゾンビをマッシュアップ作品だ。



何せ相手はナチスドイツだから何をしててもおかしくない!

「最強の兵士を作るために人体実験をしていた」と言われれば、「んーそうかもしれない」と思ってしまう説得力がある(笑)



これがまた、教会で「最強の兵士」を作る人体実験をしている訳だが、まさに、それは「神のごとく」行われているのだ。

これは教会でなければ意味がないだろう。



しかし、残念ながらというか、当たり前というか、人間は神ではないから、「最強の兵士」が人体実験で作れるはずがない

その結果、失敗作のモンスターを量産することになる。



まぁ、それぐらい、当時のナチスドイツは謎が多く、不気味で薄気味悪い存在だったということだろう。

そういえば、先日観た映画「アイアン・スカイ」では、ナチスドイツは月に移住していたし(笑)

ナチスドイツは当時から高度な技術を持っていたということでもあるんだろう。



そのナチスの薄気味悪さと、戦争の恐ろしさを組み合わせたのがこの映画だった。

まるで、トンデモ映画のようにさらっと観れてしまうけど、いろいろと考えて作られた作品だった。



最近、ありがちな映画には飽きてしまった…という人にオススメの作品だ。

先の展開が読めず、個性的で、面白い作品だった。

ただ、ちょっとグロいので、血が吹き出る系が苦手な人はご注意を。


Posted by pharmacy_toe on 2019/06/01 with ぴあ映画生活




Twitterでも、映画情報や海外ドラマの情報を発信しています~




Instagramでも映画のレビューを日々更新しています~





ゆるめの映画ネタはこちら→「とにかく映画が好きなんです」【別館】

映画のコラムやイベントに参加した話、音楽やご飯ネタなども掲載しています。

この【本館】よりも、もっとユルッとした裏アカです。

こちらも、ぜひ。
 ↓





↓ 人気ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします

映画 ブログランキングへ

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村





DVDで観る:「オーヴァーロード」【輸入盤】

オーヴァーロード [Blu-ray リージョンA 日本語有り](輸入版) -Overlord-

新品価格
¥4,980から
(2019/6/16 17:41時点)



【映画パンフレット】「オーヴァーロード」

【映画パンフレット】オーヴァーロード OVERLORD 監督 ジュリアス・エイヴァリー 出演 ジョヴァン・アデポ、ワイアット・ラッセル、ピルー・アスベック、マティルド・オリヴィエ、ジョン・マガロ、イアン・デ・カーステッカー

新品価格
¥1,200から
(2019/6/16 17:43時点)


















このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


スカーレット・ヨハンソン主演の映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」を映画館で観た。

機械が人間を支配する世界。人間の脳を機械に移植し、最高の兵士として生まれ変わったミラが人間としての記憶を取り戻していく物語。


満足度 評価】:★★★☆☆(3.5)

原作の漫画も、映画化されたアニメも全く知らないので、不安だったけれども十分楽しめた。

むしろ、知らなくて正解だったのかも。

人間の脳はAIを凌駕するっていう話が面白かった。

「ゴースト・イン・ザ・シェル」予告編 動画

(原題:GHOST IN THE SHELL)




ネット配信で観る:「ゴースト・イン・ザ・シェル」(字幕版)

ゴースト・イン・ザ・シェル (字幕版)

新品価格
¥2,000から
(2018/2/3 18:09時点)



DVDで観る:「ゴースト・イン・ザ・シェル」ブルーレイ DVD ボーナスブルーレイセット

ゴースト・イン・ザ・シェル ブルーレイ DVD ボーナスブルーレイセット [Blu-ray]

新品価格
¥4,309から
(2017/6/20 15:29時点)



『ゴースト・イン・ザ・シェル』公式アートブック THE ART OF 攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL

『ゴースト・イン・ザ・シェル』公式アートブック THE ART OF 攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL

新品価格
¥7,560から
(2017/4/11 23:32時点)



「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」Blu-ray

GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 [Blu-ray]

新品価格
¥4,231から
(2017/4/11 23:20時点)



攻殻機動隊(1) (ヤングマガジンコミックス) Kindle版

攻殻機動隊(1) (ヤングマガジンコミックス)



キャスト&スタッフ


出演者

スカーレット・ヨハンソン
…(「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「犬ヶ島」、「SING/シング」、「ジャングル・ブック」(声のみ)、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「LUCY ルーシー」、「ヘイル・シーザー!」、「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」、「真珠の耳飾りの少女」、「アベンジャーズ・エイジ・オブ・ウルトロン」、「キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー」、「アベンジャーズ」、「her/世界で一つの彼女」、「ママが遺したラヴソング」など)

ビートたけし
…(「アウトレイジ 最終章」、「女が眠る時」、「アウトレイジ ビヨンド」、「アウトレイジ」、「HABNA-BI」、「座頭市」、「その男、凶暴につき」など)

ジュリエット・ビノシュ
…(「チリ33人 希望の軌跡」、「アクトレス~女たちの舞台~」、「おやすみなさいを言いたくて」など)

マイケル・ピット
…(「クリミナル 2人の記憶を持つ男」、「クリミナル・ミッション」など)

ピルウ・アスベック
…(「特捜部Q キジ殺し」、「LUCY/ルーシー」など)

桃井かおり

監督

〇ルパート・サンダース
…(「スノーホワイト」など)


2017年制作 アメリカ映画


ゴースト・イン・ザ・シェル

あらすじ


機械に脳を移植され目覚めたミラ・キリアン少佐(スカーレット・ヨハンソン)は、人間の脳を移植した第一号の兵士となった彼女は公安9課の一員として、荒巻大輔(ビートたけし)の指導の元、相棒のバトーと共に町の治安維持にあたっていた。

そんな彼女の周辺では、人の頭にある情報をハッキングする事件が急増。

それらの事件をたどっていくと、1人のハッカー、クゼ(マイケル・ピット)にたどり着く…。


ゴースト・イン・ザ・シェル2


感想(ネタバレあり)


原作を知らないからこそ楽しめたのかも


原作のマンガの「攻殻機動隊」も読んでいなければ、映画化されたアニメも観たことがない

なので、これはあくまでもこの映画を観た感想なので、原作ファンの方からしたら「そうじゃねーよー」って思うところもあるかもしれない。

ご承知おきを。



むしろ、その世界を全く知らなかったので、この映画を楽しめたのだと思っている。



冒頭から鮮やかな街のビジュアルに圧倒された。

その世界はハリソン・フォード主演の「ブレードランナー」のようであり、「マトリックス」のようでもある。

それもそのはず、「マトリックス」を監督したウォシャウスキー姉妹は「攻殻機動隊」の大ファンであり、「マトリックス」の頭にコードを挿して世界に入るというアイディアは「攻殻機動隊」からきたらしい

→(参考)Wikipedia「マトリックス」



「マトリックス」が公開された当時は、そのことに一切気付かなかったけれども、今思えばオマージュというよりもパクリに近いような気がする…。

それは良しとして、薄気味悪い芸者人形が出てきたり、いきなりスカヨハがアクションをしたりなど派手な演出でスタートしたので、私はとても楽しくこの世界に入り込むことができた



ゴースト・イン・ザ・シェル5



肉体から切り離された「ただの脳」であっても記憶は脳細胞に生き続ける


この映画の中で最も面白いと思ったのは「人間の脳の可能性」だった。

機械でできた兵士はたくさんいるが、その兵士たちに人間の脳を移植してはじめて完璧になる

そのために実験として作られたのが、兵士ミラだった。



身体を機械でつくることで不死身の兵士を作ることはできるが、AIでは不十分であり、そこを人間の脳にすることで完璧になる。

ということは、科学がどんなに進歩しても人間は脳を越える人工知能を作ることができないということ。



さらに、実際に機械に脳を移植してみると、ミラは「自分のアイデンティティ」を探し始める。

つまり、人間の脳は人工知能よりも優れ、そして常に「自分の居所」となるアイデンティティを探し求める性質があるということ。

これは面白かった。



人間はたとえ脳だけを切り取ったとしても、細胞の1つ1つまで人間なのだという、機械の話なのに妙に人間臭いのが良かった。



そのようにしてアイデンティティを探り始めたミラは、かつて自分が「機械に支配された世の中を批判していた反乱分子の1人だったこと」を思い出し、自我に目覚め、やがて脳が機械を支配するようになる

そうなると、母に会えた「喜び」、愛する人を失った「怒り」と「悲しみ」など、湧き上がる感情に気付くようになる。



そして彼女は本当の意味で、脳を移植された第一号の機械となる

そもそも、草薙素子という名前が物理学の素子(そし)から来ているのだとしたら、彼女は元々、この世に大きな影響を与える運命を背負って生まれてきたのかもしれない



ゴースト・イン・ザ・シェル4



アンドロイドから人間への覚醒を演じるスカーレット・ヨハンソン


さらに、この映画の中で、私が感心したのはスカーレット・ヨハンソンだった。

始まってばかりのアクションシーンで、「いつもと歩き方が違う」と思った。

アップの表情よりも、後ろ姿の歩き方が特に分かりやすい。



スカヨハという女優は、いつもセクシーな歩き方をする人だ。

たとえそれが、「アベンジャーズ」のようなアクション映画であっても。

ちょっと柔らかい物腰をどこかに入れて動いている。



ところが、今回のミラを演じているスカヨハは、彼女らしくなく、カクカクとした男っぽい動きをしている

道を曲がるのも垂直に曲がるし、いつもの柔らかさは一切無い。



ところが、そんな彼女が、「人間的な感情を取り戻す」過程で、徐々に柔らかさを取り戻していく

動きだけでなく、表情も少しずつ穏やかさを取り戻している。



そして、クゼと出会い、本当の自分に気付き、最後の決戦で涙を流す場面では、当たり前だけど「さすが女優だな」と思った。

本来なら、アジア系女優が演じるべき役をスカヨハが演じたことで、アメリカ本国でもホワイトウォッシュだと批判されたらしいが、果たして日本、中国、韓国で彼女ほどの演技ができる女優がいるのかと思うと、ちょっと疑問だ。



ゴースト・イン・ザ・シェル3


人間には感情があるから機械よりも強い


人間にあって、機械にないものは「感情」である。

感情があるから、目の前にあるものを判断でき、最強の兵士になれる。

一見、真逆のことを言ってそうながらも、実際そうなのかもしれないと思わせてくれる映画だった。



人間は「感情」があるからこそ、素晴らしいのだ。

どんなに科学が進歩しても、人間の脳を越えるAIを作ることができないとしたら。

そして、もしも本当にこんな風に機械に人間の脳を移植する世の中が来たとしたら。



何よりもビックリするのが、この映画の原作が書かれたのが1989年だという。

今でこそAIは実用化されていて珍しくはないが、これを30年近く前から考えていたのかと思うと驚くばかり

この映画を観て、アニメ版がとても気になったので、アニメ版も観たいなと思っている。





↓ 人気ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします

映画 ブログランキングへ

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村





ネット配信で観る:「ゴースト・イン・ザ・シェル」(字幕版)

ゴースト・イン・ザ・シェル (字幕版)

新品価格
¥2,000から
(2018/2/3 18:09時点)



DVDで観る:「ゴースト・イン・ザ・シェル」ブルーレイ DVD ボーナスブルーレイセット

ゴースト・イン・ザ・シェル ブルーレイ DVD ボーナスブルーレイセット [Blu-ray]

新品価格
¥4,309から
(2017/6/20 15:29時点)



『ゴースト・イン・ザ・シェル』公式アートブック THE ART OF 攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL

『ゴースト・イン・ザ・シェル』公式アートブック THE ART OF 攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL

新品価格
¥7,560から
(2017/4/11 23:32時点)



「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」Blu-ray

GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 [Blu-ray]

新品価格
¥4,231から
(2017/4/11 23:20時点)



攻殻機動隊(1) (ヤングマガジンコミックス) Kindle版

攻殻機動隊(1) (ヤングマガジンコミックス)




















このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


北欧人気サスペンスシリーズの第2弾「特捜部Q キジ殺し」をWOWOWで観た。

特捜部Qとは、過去に既に解決した事件に不審な点があれば再捜査する捜査班。北欧版コールドケース。

今回は、20年前に起きた双子の高校生殺害事件を再捜査する。



満足度 評価】:★★★★☆

前作の「特捜部Q 檻の中の女」を観てから、このシリーズが好きで、第2弾も前回同様楽しんだ。

相変わらずの不愛想な主人公と彼を上手にフォローする優しいアラブ人のコンビがやっぱり良いなと思い、

次から次へと暴かれていく富豪の悪事に呆れ、驚愕し、恐ろしさを感じる作品だった。

「特捜部Q キジ殺し」予告編 動画

(原題:FASANDRAEBERNE / 英題:THE ABSENT ONE)




ネット配信で観る:「特捜部Q キジ殺し」(字幕版)

特捜部Q キジ殺し(字幕版)



DVDで観る:「特捜部Q ~キジ殺し~」

特捜部Q ~キジ殺し~ [DVD]

新品価格
¥3,660から
(2019/4/17 01:16時点)



原作本「特捜部Q ―キジ殺し―」

特捜部Q ―キジ殺し― 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕

新品価格
¥1,123から
(2016/12/27 20:11時点)



キャスト&スタッフ


出演者

ニコライ・リー・コス
…(「特捜部Q カルテ番号64」、「特捜部Q Pからのメッセージ」、「特捜部Q 檻の中の女」、「真夜中のゆりかご」、「チャイルド44」、「天使と悪魔」など)

ファレス・ファレス
…(「特捜部Q カルテ番号64」、「特捜部Q Pからのメッセージ」、「特捜部Q 檻の中の女」、「チャイルド44」、「ゼロ・ダーク・サーティ」など)

〇ピルウ・アスベック
…(「LUCY/ルーシー」など)

〇ダーヴィッド・デンシック
…(「ハイネケン誘拐の代償」、「裏切りのサーカス」など)

監督

〇ミケル・ノルゴート(ミケル・ノガール)
…(「特捜部Q 檻の中の女」など)

2014年製作 デンマーク・ドイツ・スウェーデン合作映画


特捜部Qキジ殺し

***********

〇 シリーズ第1弾「特捜部Q 檻の中の女」観ました!!

映画の感想はこちらから →「特捜部Q 檻の中の女」デンマーク産サスペンス映画。どう見ても悪人面の刑事の執念が真実に導くまでが面白かった

***********



あらすじ


過去に起きた事件で未解決の事件を再捜査するチーム特捜部Q。

そこに所属する刑事カール・マーク(ニコライ・リー・コス)の元に1人の元刑事が訪ねてきた。

彼は、20年前に起きた双子殺人事件を再捜査して欲しいと訴える。

事件当時に殺された双子はその元刑事の子供たちであり、彼はその事件を機に刑事の仕事を辞めていた。

しかし、その事件は犯人が逮捕され、服役済みだったため、再捜査ができないケースだった。

ところが、それを知った元刑事は自殺。

カールの元には事件の捜査資料が遺されており、再捜査せざるを得ない状況となっていた…。

特捜部Qキジ殺し2



感想(ネタバレあり)


大人気の北欧サスペンス「特捜部Q」シリーズ


ドラゴン・タトゥーの女」と並び、近年ジワジワと人気を上げつつある北欧サスペンス。

この「特捜部Q キジ殺し」は「特捜部Q 檻の中の女」に続く第2弾。

【特捜部Q】とは、過去に起きた事件で未解決のものを捜査する部署。

アメリカのTVドラマでいうと「コールドケース」と同じ役割を果たしている。

前作「特捜部Q 檻の中の女」で、やり過ぎの捜査を行い、捜査が失敗した上に同僚まで失ってしまった刑事のカール。

その彼が左遷された部署が書類整理のための部署「特捜部Q」だった。

しかし、書類整理だけでは飽き足らず、実際に捜査をしてしまい、結果として過去の未解決事件を解決し、行方不明だった被疑者も発見するという結果を出し、「特捜部Q」はめでたく「過去の事件を捜査する部署」へと格上げされた。

その話をニュースで知った元刑事が、既に解決済みだけれども自分の子供たちが殺された事件をカールの元へと持ってきたのがこのシリーズ第2弾「キジ殺し」だった。

さらには、その依頼人が自殺をしたことで捜査対象となるなるど、スタートから胡散臭い事件だった。


特捜部Qキジ殺し4



かつて貴族階級が楽しんだ「狩猟」の名残なのか…


かつて、ヨーロッパで貴族の娯楽と言えば「狩猟」だった。

金持ちたちが集まって狩りの腕を競い合う。

この「キジ殺し」の舞台は、ヨーロッパの金持ちの子女たちが集められた高校の寄宿舎。

その中には、親たちが「育児を放棄して」あるいは「子供の荒れっぷりにさじを投げて」入れられた子供たちもいた。

そんな彼らは、まるで「狩猟」を楽しむように「気に入らない」同級生たちや隣人たちを暴行し、標的となった女の子たちをレイプするという極悪非道な子供たちだった。

彼らにとって道楽としての「レイプ」そして「殺人」

そして、たとえその事件が明るみになったとしても、金さえあればなんでもする「有能な」弁護士が事件を処理し、時には替え玉が服役し、最悪の場合、警察の幹部が事件をもみ消してしまう。

ここでは、そんな権力を握った富豪の傍若無人ぶりが描かれていた。

唯一、彼らを暴ける証拠を握る少女キミーは、悪の中心にいたホテル王・プラムを愛してしまったがために、自分がどんなに酷いことをされても、最後まで告発することができず、プラムを道連れに無理心中してしまう。

その結末に心が痛くなる悲しいラブロマンスの話でもあった。

特捜部Qキジ殺し5



北欧サスペンスに見る富豪たちへの嫌悪感


この映画を観ながら思い出したのは、同じく北欧サスペンス映画の「ドラゴン・タトゥーの女」だった。

その「ドラゴン・タトゥーの女」でも、北欧の小さな島でひっそりと暮らす大富豪のメディア王一家で密かに行われていた息子のレイプ事件の数々が描かれていた。

それを、過去に酷いレイプをされた経験を持つ女性・リスベット(ドラゴン・タトゥーの女)が解決するという物語だった。

北欧を舞台にしたサスペンス映画をそんなにたくさん見た訳でもないのに、どちらも「富豪の息子」の悪事が描かれているというのは、富豪が犯にであるという確率がかなり高いことになる。

ということは、日頃から北欧では富豪の人たちが多くの権力を握り、裏で手を回し、数多くの事件をもみ消すというイメージがあるんだろうなと思う。

そんな富豪たちを悪役にするからこそ、「ドラゴン・タトゥーの女」が描かれた「ミレニアム」シリーズも、この「特捜部Q」も人気が出たんだろうと思う。

恐らく、ヨーロッパの郊外では、未だに昔の貴族階級の特権を握ったまま暮らしている人たちがいて、その権力を使ってやりたい放題の生活している人たちがいる。

この「キジ殺し」が描きたかったのは、そんなヨーロッパの負の遺産だったのではないかと思う。

アジアでいえば、日本ではもうあまり見かけなくなったけど、韓国で時折話題になる「財閥たちの傍若無人ぶり」と似ているのかもしれない。

特捜部Qキジ殺し3



切っても切り離せない仲の刑事コンビ


私がこのシリーズで好きなのは、特捜部Qの刑事コンビだ。

主人公のカールは不愛想だけれども熱血刑事で、カッとなるとすぐ手が出てしまうようなタイプ。

彼は、その性格から捜査に失敗し、書類整理だけの仕事に左遷されたのが「特捜部Q」という部署だった。

そして、そのカッとなっているカールの横で穏やかに彼をなだめているアラブ系のアサド。

今回、特捜部Qに新しく入ってきた秘書に、「よくあの人とよく一緒にやっていられるわね」と言われたアサドが、「彼には僕しかいないからね」と答えるシーンがとても印象的だった。

そもそも、アサドはアラブ系の移民だという理由で仕事を与えてもらえず、ようやく割り振られた仕事が特捜部Qでの書類整理だった。

ところが、その「書類整理だけ」のルールを破って事件の捜査を始めてしまったのがカールだった。

本当は刑事の仕事がしたかったアサドも、彼の破天荒な仕事ぶりに付き合い始めるようになる。

確かに、すぐカッとなるカールに付き合えるのはアサドだけかもしれないけど、アサドに刑事の仕事をさせてくれるのもまた、カールだけなのだ。

だから、次第に2人は切っても切り離せない仲になっていった。

事件は陰湿で、ジメジメとしたものが多いのがこの「特捜部Q」の特徴だけれども、そんな殺伐とした中で、この2人のコンビ愛を観ていると、なんだかホッとする。

この先も、このコンビが事件を解決していくのが観たいなぁと思った。

そして、第3弾「特捜部 Pからのメッセージ」が2017年1月に日本での公開が決まったという。

また、このコンビの活躍が観られるのかと思うと次回作もとても楽しみになってきた。

その第3弾については、またブログでご紹介する予定。



関連記事


〇シリーズ1作目
「特捜部Q 檻の中の女」デンマーク産サスペンス映画。どう見ても悪人面の刑事の執念が真実に導くまでが面白かった【感想】

〇シリーズ3作目
「特捜部Q Pからのメッセージ」8年前に出した手紙が時を越え、今、誘拐された姉弟のSOSとなる。神にすがる人々のを襲う悪魔。北欧サスペンス映画人気シリーズ第3弾【感想】



★Twitterでも映画や海外ドラマの情報を発信しています~










↓ 人気ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします

映画 ブログランキングへ

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村





ネット配信で観る:「特捜部Q キジ殺し」(字幕版)

特捜部Q キジ殺し(字幕版)



DVDで観る:「特捜部Q ~キジ殺し~」

特捜部Q ~キジ殺し~ [DVD]

新品価格
¥3,660から
(2019/4/17 01:16時点)



原作本「特捜部Q ―キジ殺し―」

特捜部Q ―キジ殺し― 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕

新品価格
¥1,123から
(2016/12/27 20:11時点)


















このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック