トーマス・ジェーン主演、フランク・ダラボン監督のホラー映画「ミスト」をWOWOWで観た。

NY郊外の小さな田舎町にある日深い霧が立ち込める。その深い霧の中には、何かがいる…。

スティーヴン・キング原作のホラー映画。

満足度 評価】:★★★☆☆(3.5)

途中まではそれなりに楽しめたんだけど、ラストがあまりにも後味悪くて残念だった。


「ミスト」予告編 動画(日本語字幕なし)

(原題:THE MIST)




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キャスト&スタッフ


出演者

〇トーマス・ジェーン


〇アンドレ・ブラウアー

〇ウィリアム・サドラー


監督

〇フランク・ダラボン



2007年製作 アメリカ映画



あらすじ


町を大きな嵐が襲い、電気も電話もつながらなくなった日の翌朝。

画家のデヴィッド(トーマス・ジェーン)は、息子を連れてスーパーへ買い出しに行く。

スーパーには彼と同じように、嵐により物資が必要になった人たちで混雑していた。

デヴィッドが妻から渡されたメモを見ながら買い物をしていると、外は深い霧(ミスト)に包まれ、頭から血を流した人が駆け込んできた…。

「外に何かいる!誰も外へ出てはいけない!!」とその男が叫んでいるが、外は霧のために何も見えない…。

デヴィッドは幼い息子を連れていたため、無理をせず、霧が晴れるまでスーパーにいようと思ったのだが…。



ミスト



感想(ネタバレあり)


異界からの訪問者は巨大な虫だった…


霧に包まれた異界からの訪問者たち…。

怖かったなぁ。

巨大な虫(?)みたいなクリーチャーがたくさん出てくる。

どうも、その小さな田舎町には、異界と現実をつなぐ扉があり、それを米軍が監視していたんだけども、間違えてその扉を開けてしまった。

そしたら、深い霧と共にクリーチャーたちが訪問してきたという話。

でかいハエみたいな奴もいるし、でかいカニとか、クモみたいな奴もいる。

どいつもこいつも見た目からして「ウェーーー」って感じの気持ち悪さ満載。

なる程、異界からの訪問者っていうのは、この世界では想像もできない気持ち悪さを放つもんだなと思った。



ミスト3



危機に直面すると恐怖感から、凶暴的でののしり合うようになる人間たち


しかし、私がこの映画を観ていて一番印象に残るのは、クリーチャーの気味悪さよりも人間たちの行動心理だった。

「もしも、人間が想像もつかない物と遭遇したとき、どう行動するのか」

人々はどう行動し、どう連携し、どう変化していくのか…。

危機に直面した時の人間の愚かさ…。

初めは、その訪問者の存在を「信じる者」「信じない者」に二分される。

そして、「信じない者」は霧の中へ入って行き、戻らぬ人となってしまう。

残った「信じる者たち」は、訪問者に対し、「どう対処すべきか」と考える。

ところが、対処したにも関わらず、訪問者の力が想像以上に強いと分かると、絶望する人、神にすがる人たちが次第に増えていき、最後には、互いを信じられず人間同士が対立し、ののしり合い、殺し合うようになる。



ミスト2



残念ながら、人間とは愚かで浅はかな生き物


そんな彼らの姿を見ていると、人間は「死ぬかもしれない」という危機を目の前にした時、冷静な判断などできずに、パニックに陥り愚かな行動を繰り返すようになる。

この映画はアメリカ映画で、登場人物のほとんどが白人という設定(もしも、様々な人種が混ざっていたら、違う展開になっていたかも)なので、日本人とは多少、危機時の行動が違うのかもしれない。

でも、この映画に登場する人々と同じように、「全てが神の思し召し」だと言いながら、周囲の人間を洗脳し大きな力を得ようとする人間も出てくるだろうし、あまりの恐怖感からいつも以上に暴力的になっていく人もいるだろう。

戦うべき相手は、濃霧の向こうにいる「見知らぬ訪問者」なのに、恐怖から来る怒りの矛先が「協力すべき隣人」へと向かってしまうのが、残念であり、悲しいことだった。

いかに、人間とは愚かで浅はかなものなのかというのが良く分かる映画だった。



ミスト5



フランク・ダラボンが描きたかったのは人間だけど…


中盤から後半にかけて、その危機に陥った人間の心理などをなるほどと思いながら見て、さすが、「ショーシャンクの空に」や「グリーン・マイル」のフランク・ダラボンは、「人間」に注目して描くんだなと思っていた。

ところが、ところが、ラストシーンでがっかりしてしまった。

「ショーシャンクの空に」であんなに素敵な、希望に満ち溢れたラストシーンを描いた監督が、この映画では絶望的なラストシーンを描いたからだ。

希望のかけらもない…。

主人公のデヴィッドは、最後の最後に「誰かが助けに来てくれるかもしれない」という、他人に対する希望や信頼を失っていた。

そのために彼の大切なものを全て失い、自分の命だけが助かるという悲劇を迎える。

最後に希望を失った者が、悲劇を迎える。

その感覚は分からなくもないけど、だったら、なんとか幼い子供だけを生かすストーリーを考えて欲しかった。



ミスト4



ラストの後味の悪さばかりが印象に残る…


ということで、クリーチャーの気味悪さも怖かったし、危機に直面した人間たちの愚かさもよく分かったし、考えさせられることも多かった。

でも、あのラストシーンの後味の悪さは無い。

後味が悪すぎて、どうしても映画全体の評価が下がってしまうし、人に勧めたいと思わない映画になってしまう。

個人的には、地球のどこかにワームホールがあって、そこから見知らぬ世界へとつながっているって話は良いなぁと思ったんだけどね。

こんな終わり方では、夢も希望もない…。

とっても残念だ…。







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