とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:ブラッド・ピット



ブラッド・ピット出演の映画「アド・アストラ」を映画館で観た。

太陽系の彼方で消息を絶った父を探すために、宇宙へ旅立つ宇宙飛行士の冒険を描く近未来SF作品。


映画「アド・アストラ」



満足度 評価】:★★★★☆

面白かった!

宇宙で行方不明になった宇宙飛行士と彼を探す息子。

宇宙の果てには正気と狂気の境界があって、深い孤独が人を狂気に引きずり込む。

その心理的な駆け引きに最後まで目が離せず、その結末に身近な人の大切さを思った。


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『アド・アストラ』予告編 動画

(原題:Ad Astra)



更新履歴・公開、販売情報

・2019年9月21日 映画館にて鑑賞。

・2019年10月25日 感想を掲載。 

現在、全国公開中。詳しい、公開劇場情報につきましては、下記公式サイトをご参照ください。
 ↓


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キャスト&スタッフ


出演者





監督

…(「裏切り者」など)


2019年製作 アメリカ映画








あらすじ


宇宙飛行士のロイ(ブラッド・ピット)は、地球外生命体の捜索中に消息を絶ったはずの父(トミー・リー・ジョーンズ)が生きていると知らされる。

そして、父が取り組んでいたミッション「リマ計画」が、地球に悪影響を及ぼしていることもわかる。

そこで、ロイは父を探し、リマ計画を止めるために太陽系の果てへ向かう。

しかし、そこへ向かうまでに様々な困難がロイの前に立ちはだかり…。



映画「アド・アストラ」ブラッド・ピット



感想(ネタばれあり)


ロイが太陽系の果てで見たものとは…


宇宙から届く謎の波動(サージ)によって、地球では様々な物が破壊されるなどの災害が起きていた。



主人公のロイ(ブラッド・ピット)は、それが、太陽系の果てで生きている父(トミー・リー・ジョーンズ)が引き起こしたものだと知らされる。

遠い昔に、消息を絶ったと知らされていた父は生きていたのだ。



この映画は、そんな消息を絶った父を探し出し、地球に悪影響を及ぼすサージを止めるために、宇宙へ向かった宇宙飛行士ロイの心の変化を描いた心理劇だ。

SF大作と聞いて、「オデッセイ」のような作品を想像したのだけど、そうではなく、「ロイは太陽系の果てで何を見たのか」を心理的に描いた作品だった。



では、その太陽系の果てには何があったのか

それは、「狂気」と「正気」の境界だった。



ロイは、太陽系の果てで明らかに「正気」を失い「狂気」に憑りつかれてしまった父と対面する。

そして、そこでロイは何を思ったのか。

その「ロイの心の中」を思いながら、この作品を観た。



映画「アド・アストラ」ブラッド・ピット



孤独は人を狂気へと引きずり込む


では、その太陽系の果てにある「正気」と「狂気」を分けるものは何か

それは「孤独」だ。



どこまでも、どこまでも真っ暗な宇宙を、長い長い時間をかけて旅をしている間に、人は孤独に支配され、やがて狂気の世界へと落ちていく。



ロイは、その孤立した環境の中で、自分に問いかけたり、妻からの動画メッセージを見ながら「孤独ではない」環境を作り出す。



しかし、彼の父は、そんなロイとは対照的だった。

地球にいる妻や息子よりも、「地球外生命体の探索」に心を奪われた父は、クルーの静止を振り切り、さらに奥へと進んでいく。

その父のとりつかれ方は、まるで「白鯨」のエイハブ船長のようであり、狂気でしかない。

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彼についていけなくなったクルーは、太陽系の果てから地球に向けて出した波動は、地球に悪影響を及ぼしてしまうが、それは、彼らからのSOSだったのだろう。



一方で、彼の息子ロイは、たとえ不仲であっても、忘れることができなかった妻の存在が、彼を狂気の手前で引き留めたのだ。



正直、ロイが火星を出た時は、父と同じ運命を歩むに違いないと思っていた。



「狂気」と「正気」を分けたのは、そんな彼らの家族への思いだ。

父は、家族と暮らすことよりも地球外生命体を探すことにとりつかれ、クルーを失い、孤独の果てに狂気にとりつかれてしまう。

しかし、ロイは、地球で暮らす妻とやり直したいと思い、宇宙の果てに飛び出していった父を追うことを途中でやめてしまうのだ。



ロイは、かつて自分を捨てて宇宙へと消えて行った父を捨て、「地球を救う」ことを選択したのだ。



映画「アド・アストラ」トミー・リー・ジョーンズ



地球で起きていることを、再び宇宙で繰り返す人間


そんな宇宙の果てで起きた親子ゲンカを見ながら、「宇宙の果てで探索をすること」に、そこまでの価値があるのか?と思った。



というのも、ロイが、太陽系の果てにたどり着くまでに様々なことがあったからだ。



その中で最も印象的だったのは、「月での利権争い」だった。

月では、掘り当てた資源を奪い合うために戦争状態になり、殺し合いが起きている



ロイたちは「中立地帯を通るから安全」と言われていたのに、海賊のような人たちに襲われてしまう。



それはまさに、今、地球の中東やアフリカあたりで起きていることと、全く同じことが起きているのだ。

地球の資源を使い果たした人間は、次は、宇宙へ求めるようになる。

そして、その権利を奪い合い、戦争を起こすのだ。



宇宙も、地球と同じような状態にしてまで、開発をする必要性があるのか…



未知への探索は、とても大切なことだ。

しかし、世界旅行をして、新大陸を発見したコロンブスだって、将来、人間が土地や資源を奪い合って殺し合いをするとは思っていなかっただろう。



太陽系の果てまで探して「地球外生命体」は見つからないのに、多くの命を犠牲にして、孤独にのまれて正気を失ってまで探索をする必要があるのか。




映画「アド・アストラ」宇宙探索



美しい地球を守ることの大切さ


アメリカのイーロン・マスク氏、ZOZOTOWNの前澤 元社長、ほりえもん など、今、多くの優秀な人たちは宇宙開発に夢中だ。

そこまで、優秀な才能が集まれば、火星に人類が行くのも、近い将来、夢ではないかもしれない。



しかし、この映画の中で、月の資源を奪い合い、戦争が起きていたように、宇宙でも、地球と同じように利権や資源の奪い合いが起きるのではないか



それならば、その優秀な才能を美しい地球を守るために使った方が良いのではないか…



探求心は素晴らしいけれど、人間の自己中心的な考え方と、強欲さが、かえって地球に悪影響を及ぼすのではないか…。

神の領域を超えた人間には、この映画の中で起きていた「サージ」のような破壊が起きるかもしれない。



だとしたら、ロイが妻のことを思って、正気を失わず地球へ帰還できたように、身近な人やものを大切にすることを忘れてはいけない

そんなことを考えさせられた映画だった。




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レオナルド・ディカプリオ主演の映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」を映画館で観た。

1960年代のハリウッドを舞台に描かれるタランティーノ流のおとぎ話。



満足度 評価】:★★★★☆

60年代のハリウッドを舞台に描いたおとぎ話。

落ち目のTV俳優も、スタントマンも、シャロン・テートも当時のハリウッドを陰ながら支えていた人たち。

彼らにスポットを当てたのが監督流の愛情表現だ。

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』予告編 動画

(原題:Once Upon a Time... in Hollywood)



更新履歴・公開、販売情報

・2019年8月31日 映画館にて鑑賞。

・2019年9月13日 感想を掲載。

現在、全国公開中。詳しい上映劇場は、下記公式サイトをご参照ください。
 ↓
映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」オフィシャルサイト


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キャスト&スタッフ


出演者

レオナルド・ディカプリオ

ブラッド・ピット
…(<出演>「マリアンヌ」、「マネー・ショート」、「フューリー」、<製作>「ビューティフル・ボーイ」、<製作総指揮>「バイス」、「オクジャ okja」、「ムーンライト」など)



〇マーガレット・クアリー

…(「Dear ダニー 君へのうた」、「ボーダー」など)



監督

クエンティン・タランティーノ
…(「ヘイトフル・エイト」など)


2019年製作 アメリカ映画



映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」



あらすじ

1969年ハリウッド。

落ち目のテレビ俳優 リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)は、スタントマンのクリフ・ブース(ブラッド・ピット)と共に、助け合いながらハリウッドで生き抜く道を探していた。

そして、リックの自宅の隣には「ローズマリーの赤ちゃん」で高い評価を得たロマン・ポランスキー監督と、その妻 シャロン・テート(マーゴット・ロビー)が引っ越してくる。

光り輝く彼らの姿を見たリックは、自分もハリウッドで生き残っていこうと必死になるのだが…。



映画「ワンハリ」レオナルド・ディカプリオ



感想(ネタばれあり)


タランティーノ流のおとぎ話


この映画はクエンティン・タランティーノ監督が1969年のハリウッドを舞台に描くおとぎ話だ。



主人公は落ち目のテレビ俳優 リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)。

かつてはテレビドラマで主演を演じていた彼も、最近では悪役を演じるようになり、そのままでは業界から消えてしまうと評論家のマーヴィン・シュワーズ(アル・パチーノ)から言われ、危機感を持つようになっていた。

そこから、リックはスタントマンのクリフ(ブラッド・ピット)と共にハリウッドで俳優として生き残っていくことを夢見て必死に働く物語である。



1969年が舞台ということは、1963年に生まれたタランティーノ監督が6歳だった頃だ。

その年頃、私が夢見ていたおとぎ話といえば、シンデレラや、白雪姫だった。

私たちでいう「シンデレラ」や「白雪姫」が、タランティーノにとっては「ハリウッド映画」だったのだ。



タランティーノ少年は、当時テレビで放送されていたTVドラマの西部劇やマカロニウエスタンに夢中だったのが、この映画を観ているとよく分かる。

そこで、その当時に実在したシャロン・テートやブルース・リーを織り交ぜながら、「もしも、こうだったら良かったのに…」という思いを込めて製作されたのが、この映画なのだ。



だから、主人公は彼が夢中になって観ていたTVドラマの俳優とスタントマンなのだ。

その二人を、現在のハリウッドでトップに君臨するトップスター レオナルド・ディカプリオと、ブラッド・ピットに演じさせることで、当時、ハリウッドを陰ながら支えていた彼らへ敬意を表している



タランティーノからしたら、当時のTV俳優たちがもっと評価されても良いはずだという思いがあるに違いない。

だからこそ、この映画が作られたのだ。



具体的には、バート・レイノルズがリックのモデルとされているが、クリント・イーストウッドも、落ち目のテレビ俳優からマカロニ・ウエスタンを経て大スターになった人の1人だ。

その当時は、そういう「なかなか日の目を見ない俳優たち」がたくさんいたのだ。

その後、クリント・イーストウッドが巨匠と呼ばれるようになるなんて、誰が想像しただろうか…。



この物語は、もしもこんな結末だったら、この後、リックは大スターの仲間入りをしていたに違いない…という願いを込めて作られたおとぎ話になっている。

そこには、タランティーノ少年が夢中だったハリウッドへの愛がたっぷりと込められている



映画「ワンハリ」ブラッド・ピット



悲運の女優 シャロン・テート


この物語のもう一人の主役はシャロン・テート(マーゴット・ロビー)だ。



この当時、新進女優の1人として将来を期待されていたシャロンは、映画で役をもらえるようになっていた上に、「ローズマリーの赤ちゃん」で高い評価を得たロマン・ポランスキー監督と結婚したばかりで、公私共に順調だった。

この映画の中で、本屋を訪れたシャロンが小説「テス」の初版本をポランスキーへのプレゼントに買う場面があるが、「テス」は後々ポランスキーが映画化した作品だ。



しかし、残念ながら、シャロン・テートはポランスキーの妻としてよりも、チャールズ・マンソン率いるヒッピー集団「マンソン・ファミリー」に殺された女優として有名になってしまう

1969年8月9日に自宅で友人を招いてパーティをしていたシャロンは、マンソン・ファミリーに襲撃され殺されてしまう。

ところが、それが「人違い」によって殺されたことが後々判明し、シャロン・テートは悲運の女優として名を残すことになった。



ちなみに、その時ポランスキー監督は仕事で出張中であり、新妻と共に、シャロンのお腹の中にいた子供まで同時に失ってしまう。

それ以来、ポランスキーは未成年に対する強姦容疑でアメリカを追われることになるが、その後のあまりにも暗い作風などから、この時の思いをいつまでも引きずっているのでは…と思ってしまう。



この映画の中でマーゴット・ロビーが演じているシャロン・テートは、とても美しく輝いている。

その姿は、これからハリウッドで一流女優になるだろうオーラを放ち、そんな彼女を見ていると、もしも、シャロン・テートが生きていたら…と思わずにはいられない



そこで、タランティーノは、この映画の中でそのシャロン・テートとポランスキーを救うヒーローとしてリックとクリフを登場させるのだ。



映画「ワンハリ」マーゴット・ロビー



ハリウッドに暗い影を落としたヒッピー集団


そして、もう一つ、この当時のハリウッドで欠かせないのが「ヒッピーたち」だ。



老人をだましてハリウッド牧場に住み着いている彼らは、犯罪者チャールズ・マンソンに心酔し、その当時「マンソン・ファミリー」と呼ばれるようになる。

「Love & Peace!」「ベトナム戦争反対!」を唱える彼らだが、その生活はドラッグと酒とセックスの日々であり、贅沢なものに対して敵意をむき出しにする。



家出少女も同然のプッシーキャットがクリフを誘惑したことからも、日頃から売春まがいのことをして生活していることが目に見えるが、その後、プッシーキャットはちゃんと大人になったのだろうか…。

彼女もまた、時代が作り出した被害者なのかもしれない。



実話では、チャールズ・マンソンが歌手としてメジャー・デビューをしようとして拒絶され、その時に拒絶したミュージシャンが、以前、住んでいたのがシャロンの家だった。

「マンソン・ファミリー」は、シャロンの家にそのミュージシャンが住んでいると信じて、その家に襲撃に行くのだ。



そこで、タランティーノは「どうせ間違えるなら、隣の家にいけばよかったのに」という結末を作り出し、ヒッピーからシャロン・テートを救うのだ。



映画「ワンハリ」クエンティン・タランティーノ



登場人物たちに感じるタランティーノ監督の深い愛


この映画を後半まで観ていて、シャロン・テートも出ているし、あの「血まみれの酷い惨劇(シャロン・テート事件)」をタランティーノ流に描くに違いないと思っていた。

あの事件を知っている多くの人はそう思ったはずだ。



8月8日にリックとクリフがイタリアから帰ってきて、「あぁ、いよいよだ」と思い、ドキドキしていた。

しかし、タランティーノはクリフをヒーローにし、シャロン・テートを救うのだ。



ここで、タランティーノに良い意味で裏切られたことを知る。

タランティーノは、シャロン・テートに生きていて欲しかったのだ。



そして、そこには、「タランティーノが撮りたかったブラッド・ピット」がいた。

ピットブルと共に暴漢と戦うハイになったブラピは、これまで一度も見たことがなくて、これまでで飛び切りカッコイイブラピだった

タランティーノは、ハリウッドのブラピの扱いに納得がいっていなかったのだろう。



クリフは、ブルースリーと互角に戦えるスキルを持ちながらも、「スターの影武者」に徹し、時にはスターの「アンテナを直して」なんていう雑用もこなし、ヒッピーを嫌う真面目な仕事人間だ。

けれど、誰からも評価されることなく、リックからも解雇を言い渡され、「ハイにならずにはいられない」状況だった。



そんな、映画では必要な人材であるにも関わらず、誰からも評価されることのないスタントマンのクリフをヒーローにしたところに、タランティーノ監督のハリウッドへの深い愛が感じずにはいられないのだ。

クリフだけでなく、リックも、シャロン・テートも、この当時、ハリウッドを陰ながら支えていた人々だ。



しかし、彼らの演技が評価されることはなく、その多くが名前を覚えられないまま消えていってしまう人たちだ。

ハリウッドは、そんな彼らが夢を見られる場所であって欲しいとタランティーノはこの映画に願いを込めているのだ。



映画のラストシーン。

リックは、救急車に乗ったクリフを見届けた後、シャロン・テートの家を訪問するところで話は終わっている。

もしも、シャロン・テートが生きていて、そこからリックがハリウッドの映画人に仲間入りしたら…



だからこそ、これは「むかし、むかし、ハリウッドで…」から始まるおとぎ話なのだ

映画を全て観終わった後で、グッとくるタイトルだった。




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クリスチャン・ベール主演の映画「バイス」を試写会で観た。

ジョージ・W・ブッシュ大統領時代の副大統領ディック・チェイニーを描いた社会派コメディ映画。


満足度 評価】:★★★★☆

面白かった!

ブッシュ政権時代の元副大統領ディック・チェイニーについて描いた作品。

声を出して笑ってしまった!

こんなに政治家をバカにした映画を本人が生きているうちに製作したのが凄いし、彼を演じたクリスチャン・ベールも凄かった!

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『バイス』予告編 動画

(原題: Vice)



更新履歴・公開、販売情報

・2019年2月18日 試写会にて鑑賞。

・2019年4月1日 感想を掲載。

・2019年4月5日 全国公開。

詳しい劇場情報につきましては、下記公式サイトをご参照ください。
 ↓
映画「バイス」公式サイト



キャスト&スタッフ


出演者

クリスチャン・ベール

エイミー・アダムス
…(「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」、「人生の特等席」、「ジュリー&ジュリア」、「her/世界で一つの彼女」、「ザ・ファイター」、「ナイト ミュージアム2」、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」など)





監督

…(「マネー・ショート」など)


製作


ブラッド・ピット
…(<出演>「マリアンヌ」、「マネー・ショート」、「フューリー」<製作総指揮>「オクジャ okja」、「ムーンライト」など)

〇ウィル・フェレル


2018年製作 アメリカ映画



バイス




あらすじ

1960年代。

酒癖が悪く、大学もクビになってしまうディック・チェイニー(クリスチャン・ベール)は、恋人のリン(エイミー・アダムス)からの強い勧めで政界に足を踏み入れる。

その時、下院議員のドナルド・ラムズフェルド(スティーヴ・カレル)の下で政治を学び、やがて「権力」の虜になっていく。

そして、徐々に頭角を現すチェイニーは、ジョージ・W・ブッシュ政権の副大統領にまで登り詰めるのだが…。



バイス2




感想(ネタばれあり)


この映画の感想につきましては、私が「ぴあ映画生活」に掲載したものをご紹介します。

バイス (2018)


★★★★ [80点]「政治を笑え!」


9.11当時のブッシュ政権で副大統領をしていたディック・チェイニーを描いた作品。

田舎に住んでいる特に取り柄のない大学生だったチェイニーが、恋人のリンにそそのかされて政治家になると、やがて政治家の権力の味を覚えてしまう。

そして、そこからのし上がって副大統領に登りつめると、大統領をうまいこと操るようになる。



そんなあらすじを聞くと「政治の映画か…難しそうだな…」と思うかもしれない。

確かに、この映画は政治を描いた社会派作品で、政治家もたくさん出てくる。



でも、これは社会派であると同時にコメディ映画でもあって、声を出して笑ってしまうぐらいに面白い

で、笑って楽しみながらも、次第に当時チェイニーがしていた悪業の数々を思い知らされる

特に、911後のイラク戦争で何が起きていたのかについては、とても衝撃的だった。

中には、余りにも一方的過ぎる視点で描かれている部分もあったけれど、でも、元副大統領について、これだけ茶化して映画にしてしまうアメリカの懐の深さを感じる作品になっている。



そして、アカデミー賞でも話題のクリスチャン・ベール

もう、正直、クリスチャン・ベールだってことを忘れてしまうクォリティの高さ。

役作りでは、口の曲げ方までチェイニーの真似をする徹底ぶりだったそうで、迫力がもの凄かった。

おかげで、チェイニーという人の非道で、狡猾でありながら薄っぺい人間性をより感じられたと思う



社会派ということに対して、あまり構えることなく、肩の力をを抜いて楽しんだらいいんじゃないかな。

あの当時、アメリカの裏側で何が起きていたのかを、ぜひ、感じて笑って欲しい作品


Posted by pharmacy_toe on 2019/02/21 with ぴあ映画生活



バイス3





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ブログネタ
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ブラッド・ピット主演、デヴィッド・エアー監督、第二次大戦の戦車戦を描いた「フューリー」を見た。

満足度 評価】:★★★★☆

「あぁ戦争って、なんてくだらない。何のための命なんだよ」って、率直に思った

人は、なぜ戦争をするのか、人間は何のために戦うのか、なぜ戦場では人を殺すのかについて考えさせれらる映画だった

「フューリー」予告編 動画

(原題:Fury)




更新履歴・販売情報

・2015年8月10日 WOWOWで観た感想を掲載。

・2018年7月16日 NHK BS プレミアムでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、ネット配信、DVD共に販売中。


ネット配信で観る:フューリー(字幕版)

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DVDで観る:「フューリー」 Blu-ray

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キャスト&スタッフ


出演者

ブラッド・ピット
…(<出演>「マリアンヌ」、「マネー・ショート」、<製作>「ビューティフル・ボーイ」、<製作総指揮>「オクジャ okja」、「ムーンライト」など)


…(「ノア 約束の舟」など)




監督



2014年製作 アメリカ映画



フューリー



あらすじ


1945年4月。第二次大戦中のドイツ

事務員として雇われたはずの新兵ノーマン(ローガン・ラーマン)だったが、戦地に赴くと、ドン・コリア―軍曹(ブラッド・ピット)が率いる戦車・フューリーの副操縦士として任務に就くことになった

ノーマンにとっては、初めての戦地で人を殺したこともなく、戦車に乗ったことも無い。

しかし、フューリーに乗り込む兵士、バイブル(シャイア・ラブーフ)、ゴルド(マイケル・ペーニャ)たちは、皆ベテランの猛者揃い。

初めて戦車に乗ったその日に、副操縦士の席に座り、前線へと向かうこととなり、連合軍の味方兵士の死を目の当たりにし、パニックに陥ってしまう・・・



フューリー2



感想(ネタバレあり)


私たちの当たり前の日常と、戦場での当たり前の日常


いつものように机に向かって座り、PCの電源を入れて、作業を始める。

上司に言われた通りに書類を作り、自分で考えたアイディアも出したり。

ルーティンとは違う仕事が舞い込めば残業もするし、責任を持って最後まで片づける。



それが仕事だし、仕事を最後まで遂行するすることが「責任を負う」ということであり、当たり前のこと。

その途中で「その仕事をやりたくないんです」と言って無責任に投げ出せば、クビになることだってある。



第二次大戦中、ドイツに送り込まれた連合軍の兵士たちは、銃を構え、上司に言われた通りに前線へと向かい、目の前にドイツ兵が現れれば殺す。

予想もしないところから、ドイツ兵たちが現れれば、一人残らず殺すことが任務であり、命を懸けてでも最後まで全うする。

「そんな人殺しはやりたくありません」と言えば、クビになるどころか、逆に殺されてしまう



戦争という「異常事態」に送り込まれた兵士たちにとっては、それが仕事であり、当たり前のことだった。



フューリー3



強い責任感を持って行動する人ほど、死が近くなるのが戦争


その、どうにもならない現実を見ていて苦しくなる。

戦車フューリーのリーダー・ドン(ブラッド・ピット)は、戦車が地雷を踏んで動けなくなった時に、ドイツの歩兵隊300人が攻めてくるという事態になり、決断を迫られる。

「とどまるか」「逃げるか」



そこで、ドンは壊れた戦車にとどまって、最後まで戦うことを選択する。

そこにとどまったら確実に殺されてしまうよ」と思う。

でも、だからといって、「逃げればいいじゃないか」なんて、無責任なことは言えない。



もし、自分が大きなプロジェクトを与えられ、明日はいよいよプレゼンだ!という時、
「これは自分ではやりきれないから辞めます」と言って、逃げ出せるだろうか。



単純に戦争と仕事を同じレベルで考えるのはおかしいと思う人もいるかもしれない

でも、人として「与えられたタスクをやり通す責任」について考えるなら、どんな状況においても、仕事だろうと戦争だろうと、同じ結論を出すと思う。



うまいこと逃げられたとして、その日はやり過ごせても、周りからどう思われるか、それよりも戦場では生き延びていけるだろうか。

誰よりも正義感が強く、責任感があって真面目な人ほど戦争では悲しい目に遭うんだと思うと心が苦しい。

でも、それが戦争なんだなとも思う。



フューリー4



心に残るのは英雄への賛美ではなく、喪失感と空しさ


リーダーのドンは、戦場でウォーダディ(War daddy)というニックネームで呼ばれていたことからもわかる通り、父親のような貫録たっぷりだった。

そして、どんな状況でも冷静沈着な姿は最後まで頼りになるリーダーだった。

彼の後姿と戦う様は「見てろ。これが戦争だ」と言わんばかりの狂気をも感じさせた。



戦争が終わりに近づいているのを感じながら、女・子供も戦争に使うドイツに嫌気がさし、連合軍もまた、戦場では捕虜を殺し、女性をレイプし、食べ物を搾取する。

そんな連合軍の姿を描くことで、単純に「英雄」としてのフューリー隊を描いているわけではないのが分かる。



なにより、最後の最後で助け出されたノーマンが「お前は英雄だ」と言われた時に、思わず出てしまった複雑な表情を見ているとよく分かる

彼らは自分たちが英雄だとは思っていない



与えらえた任務を遂行したら、家族のように思っていた仲間たちを失い、その喪失感から抜け出せない兵士なのだ。

そのノーマンの表情と共に喪失感・空しさが心に残る映画だった。



フューリー6



それぞれの持ち味がピッタリとはまったキャスト&スタッフ


監督はデヴィッド・エアー、「フェイクシティ ある男のルール」「エンド・オブ・ウォッチ」「サボタージュ」などなどの作品がある。

私は、デヴィッド・エアー作品を観るのは、この「フューリー」が初めてだった。

どうもラインナップを見ると、男臭い映画が多いようで。ちょっと今後、気にしてみようかなと思う。
(その一年後、「スーサイド・スクワッド」を観ました。)



主役のリーダー ドン・コリアーをブラッド・ピットが演じているが、彼が粗野で男臭い役を演じるのは、とても珍しい。

慣れない役を演じてでも、この第二次大戦のリアルな戦場を見せたかったのではと思った。

新兵ノーマンを見つめる姿はまるで父親のようでもあり、貫録もあって、歳をとってからも積極的に新しい役にチャレンジする姿がとても素敵だった。



そして、今回新兵ノーマンを演じるローガン・ラーマン

ローガンが持つピュアな雰囲気がとてもこの映画にあっていて良かった。

今後の成長が楽しみな俳優さんの1人になった。



 ↓ ブラッド・ピットとローガン・ラーマン
フューリー5



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Netflixオリジナル映画「オクジャ okja」を試写会で観た。

スーパーピッグのオクジャと飼い主ミジャの冒険物語。


満足度 評価】:★★★★★

最後の方は泣きっぱなし。

「嫌だ、お願いだからオクジャをミジャの元に返してあげて!!」と願いながら、引き裂かれてしまう巨大動物ミジャとオクジャの愛情に完全に感情移入していた。

自分たちの食欲のために、多くの動物を犠牲にしている人間はつくづく傲慢だなと思うけど、その反面、食べることが大好きな自分もいて、じゃぁ、動物のために肉食を辞めることできるのかと言われれば、それもできず、なんとも言えない気持ちになる映画だった。

その「なんとも言えない気持ち」で今の飽食の時代をどう見るのか。

私たちは本当に贅沢すぎる生活をしていないのか…。なかなか身につまされる作品だった。

「オクジャ okja」予告編 動画

(原題:okja)





キャスト&スタッフ


出演者

ティルダ・スウィントン
…(「サスペリア」、「ドクター・ストレンジ」、「ヘイル・シーザー!」、「フィクサー」、「コンスタンティン」など)

ポール・ダノ
…(「グランド・フィナーレ」など)

〇アン・ソヒョン

〇リリー・コリンズ

ユン・ジェムン
…(「22年目の記憶」、「少女は悪魔を待ちわびて」、「海にかかる霧」、「ブーメランファミリー」、「私は公務員だ」など)

〇ピョン・ヒボン

〇チェ・ウシク

ジャンカルロ・エスポジート
…(「メイズ・ランナー 最期の迷宮」、「ポーカーナイト 監禁脱出」、ドラマシリーズ「ブレイキング・バッド」など)

ジェイク・ギレンホール
…(「ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた」、「ライフ」、「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」、「プリズナーズ」、「エヴェレスト3D」、「ミッション:8ミニッツ」、「サウスポー」、「ムーンライト・マイル」、「遠い空の向こうに」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「ブロークバック・マウンテン」)

監督

〇ポン・ジュノ

製作総指揮

ブラッド・ピット
…(<出演>「マネー・ショート」、「フューリー」、「ワールド・ウォー・z」、「イングロリアス・バスターズ」、<製作>「ビューティフル・ボーイ」、<製作総指揮>「ムーンライト」など)


2017年制作 アメリカ、韓国合作映画

オクジャokja

あらすじ


韓国の山奥でひっそりと暮らしていたミジャ(アン・ソヒョン)とスーパーピッグのオクジャ。

しかし、ある時ルーシー・ミランド(ティルダ・スウィントン)が経営するミランド・コーポレーションがオクジャをNYへ連れ去ってしまう。

スーパーピッグはミランド社がより安く、より美味しい食肉を消費者に提供するために遺伝子組み換えをして作り出された動物だった。

世界中の農場で育てられたスーパーピッグの中でも、最も理想的な成長をしたオクジャをアメリカで「世界一のスーパーピッグ」として表彰し、宣伝に利用しようと思ったためだった。

幼い時からオクジャと共に姉妹のように過ごしてきたミジャは、オクジャを取り戻すためにNYへと向かうのだが…。


オクジャokja2

感想(ネタバレあり)


より安くておいしい肉を追及して生まれたスーパーピッグ


この映画の見どころは、スーパーピッグの「オクジャ」と家族のように暮らす飼い主の少女ミジャの胸が締め付けられる愛情物語である。

巨大動物?スーパーピッグ??と言われると、イマイチ、ピンと来ないかもしれないが、共に姉妹のように育ったペットと少女の関係のようなものだと考えると分かりやすい。

毎日共に遊び、助け合いながら育ち、言葉を交わさなくても分かり合える。

そんな彼らの観ているだけで心が温まるような愛情関係が、人間の強欲によって引き離されてしまう。

そこから、私たちは人間の愚かさや、自己中心的な生き方を教えられるのである。

それでは、そのスーパーピッグとは一体何なのか??

その名の通り、「ただの大きな豚」である。

アメリカの大手食肉製造会社のミランダ社が「より安く、より安全でおいしい食肉を、より多くの人に提供するため」に遺伝子組み換えして製造した豚である。

しかし、「遺伝子組み換え」と言うと消費者が寄り付かないので、表向きは南米のチリで発見された「奇跡の豚」だということにしている。

遺伝子組み換えによって生まれたスーパーピッグは世界26か国の農場で飼育され、最も優秀な豚は10年後にアメリカの本社で表彰されることになっていた。

そして、スーパービッグ誕生から10年後、その「最も優秀な豚」にオクジャが選ばれ、NYへと連れて行かれることになってしまった。

国産牛で例えるなら、最も優秀な松坂牛が品評会で表彰されるようなものか。

店先に「〇〇の品評会で優秀賞をもらいました」と賞状が飾られ、それが店の宣伝になるように、オクジャはミランダ社にとっての「看板豚」だったのだ。


オクジャokja3


人間にとって豚はただの家畜なのか、それとも家族なのか


オクジャはミジャにとっては家族でも、ミジャの保護者であるおじいちゃんにとっては、初めから売り飛ばすための家畜だった。

そのことをミジャに隠していたから、話がこじれてしまう。

ミジャは大切な妹を悪者たちに奪われたと思い、おじいちゃんお制止を振り切り、オクジャ奪還のために行動を開始する。

おじいちゃんからすれば、ミジャがペットの豚のためにそこまでするとは思わず、「ソウルに連れて行かれた」と言えば諦めると思ったのだ。

ところが、ミジャは決して諦めなかった。

このミジャの意思の強さは、この映画の魅力の1つである。

ミジャの目の前にあるのが強化ガラスだろうと、言葉の通じないアメリカだろうと、電流の通った有刺鉄線だろうと、その向こう側にオクジャがいるのであれば、そんなものが彼女を止めることはできない。

何があってもオクジャを韓国の家に連れて帰る。

その目的に向かって猪突猛進な彼女の姿に心が打たれる。

彼らの間にある愛情は、男女の愛情や、親子の愛情を超えるかもしれないと思えるぐらい、強い絆で結ばれていた。


オクジャokja4

企業 VS 動物愛護団体 「食肉」を巡る消費者不在の争い


しかし、ミジャは所詮子供だ。

結局、彼らは利益優先を促進しようとする食肉産業の思惑と、それを阻止しようとする動物愛護団体との争いに巻き込まれていく。

それはオクジャとミジャには何の関係もないにも関わらずだ。

彼らは共に暮らしたいだけで、家畜になった気もなければ、動物愛護を訴えるつもりもない。

ただただ、見事に「大人の事情」に踊らされていく。

さらには、食肉産業と動物愛護団体の戦いには、肝心の「消費者」が不在である。

食肉産業は会社の利益ばかりを重視し、消費者は「安ければ何でも買う」と言って見下している。

動物愛護団体は「どんな動物も殺してはいけない」という自分のエゴを貫き通し、食肉を必要としている多くの消費者を無視している。

消費者は遺伝子組み換えを望んではいないが、できれば安くて美味しい食肉を食べたいのだ。

オクジャとミジャは、その狭間で見事に翻弄されていたのだ。

オクジャというスーパーピッグは本来、誰のために作られたものだったのか。

消費者のためでもなく、ましてや貧しい人たちのためでもない。

ただ、自分たちの利益のために作られたクリーチャーだったのだ。


オクジャokja5

それが傲慢だと分かっていながらも自分の中でモヤモヤする矛盾


そんな薄汚い人間の愚かな争いの中で翻弄されるオクジャとミジャの純愛から、私たちは人間の傲慢さや自己中心的なものの考え方を教えられたように思う。

しかし、そこで自己矛盾が生まれる。

例えば、焼き肉を食べに行った時に、高級なカルビと安いサムギョプサルがあったら、迷わず安いサムギョプサルをたくさん注文してお腹を満たしていないだろうか。

ちょっと生活費が大変な時は、安いハンバーガーで済ませる時だってあるのではないか。

その私たちの「安い物嗜好」が、食肉産業の「より安くて、美味しい食肉の開発」につながっていく。

その中で、オクジャのような被害者が生まれるのである。

オクジャとミジャの愛情に涙を流し、「お願いだから引き離さないでくれ」と言ったところで、その責任の一端は自分自身にある。

このなんとも言えない皮肉さが、この映画のすごいところである。

「オクジャを助けてくれと言うなら、明日から豚肉を食べるな」と言われたら、私だったら「ごめんなさい」と言ってしまいそうだ。

だから、私たちにできることは、「より安い物をお腹いっぱい食べる」ことではなく、なるべくなら、より体に良い食べ物を適度に選ぶことなのだ。

うーーん。すごく難しい。

しかし、そう意識をしていかないと、いつか本当にオクジャのような犠牲がでるかも(いや、もう既にどこかでそんな犠牲が出ているかも)しれない。



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ブラッド・ピットマリオン・コティヤール共演の映画「マリアンヌ」を映画館で観た。

第二次大戦中に連合国軍の特殊任務で出会ったジャックとマリアンヌ。二人は恋に落ちるが、やがてマリアンヌに「ドイツのスパイである」という疑惑が浮上する…。

※この感想にはネタバレを含みます。映画をご覧になってからお読みになることをおススメします。


満足度 評価】:★★★★☆

いろいろと細かい点で「ん??それはちょっと無理が…」と思うところもあったけど、マリオン・コティヤールの感情溢れる演技力に押されて最後まで見入ってしまった。

「夫には決して言えない大きな嘘」を抱えた妻の選択に考えさせられる作品。

「マリアンヌ」予告編 動画

(原題:ALLIED(同志))




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キャスト&スタッフ


出演者

ブラッド・ピット
…(<出演作>「マネー・ショート」、「フューリー」、「ワールド・ウォー・z」、「イングロリアス・バスターズ」、<製作>「ビューティフル・ボーイ」、<製作総指揮>「オクジャ okja」など)

マリオン・コティヤール
…(「愛を綴る女」、「たかが世界の終わり」、「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」、「サンドラの週末」、「コンテイジョン」、「インセプション」など)

監督

ロバート・ゼメキス
…(「ザ・ウォーク」、「フライト」、「リアル・スティール」、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズなど)

2016年製作 アメリカ映画

マリアンヌ

あらすじ


第二次大戦下のモロッコ。

連合国軍の特殊任務についたジャック(ブラッド・ピット)は、仕事のパートナーとしてフランス軍レジスタンスのマリアンヌ(マリオン・コティヤール)と出会う。

共にドイツを倒すための同志として出会うが、次第に愛し合うようになり、モロッコでの任務を終えるとイギリスへ渡り結婚をする。

その後、2人の間には娘も産まれ、戦時下であっても平和な日々が続いていた。

しかしある時、マリアンヌはドイツ軍のスパイであるという疑惑が浮上し…。


マリアンヌ2


感想(ネタバレあり)


エンターテインメントな作品が得意なロバート・ゼメキス監督作


ロバート・ゼメキス監督の「ザ・ウォーク」以来、一年ぶりの新作映画。

ゼメキス監督といえば、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズが代表作で、割と豪快でエンターテインメントな作品が得意な方という印象。

なので、この映画「マリアンヌ」も、戦争映画だから暗いのでは…と思うかもしれないけど、あまり細かいことを考えずに最後まで楽しめるエンターテイメント作品に仕上がっている。

主人公は一組の男女 ジャックとマリアンヌ。

彼らは連合国軍のスパイであり、モロッコの特殊任務で互いに同志となった。

しかし、2人の関係は仕事の枠を超え、愛し合うようになり、無事に任務を終えた後はイギリスで結婚。

2人の間に娘も産まれ、戦時下でありながらロンドンで平和な家庭を築いていた。

そこまでは、長い前置き。

この映画の焦点は、ここから先にある。

マリアンヌ3


マリアンヌ二重スパイ疑惑に違和感


ジャックの上司が傍受した情報によれば、「マリアンヌはドイツのスパイである」という疑惑が浮上しているという。

ドイツ側へ彼らの任務の内容が漏れており、その情報源はマリアンヌの疑いが強いという。

その上司の話の中で、「ちょっとそれは…」と思ったことがあった。

連合国軍側によれば、2人が出会った任務で殺害した駐モロッコ大使は、そもそも反体制側の人間であり、ドイツがマリアンヌに密かに殺害命令を出していた人物だという。

この時、私はジャックじゃないけど「いや、ちょっと待てよ」と思った。

あんたたちの命令で命がけでモロッコへ飛んで、連合国軍の特殊任務として無事にクリアした任務なのに、それを今頃になって「殺す必要がなかった」「勝手にマリアンヌやったこと」っていうのは、ちょっと矛盾があるんじゃないか。

たった一人のフランス軍レジスタンスが勝手に特殊任務のターゲットを決めることができたのかなっていうのはちょっと疑問だった。

本当は駐モロッコ大使を保護しようしていた任務だったのに、いつの間に暗殺されてて、それがマリアンヌの仕業だったっていうならまだ理解できる。

さすがに連合国軍も、本当に殺すべき人間の優先順位があって、それに基づいて動いているはずで、ちょっと違和感を持った話だった。

マリアンヌ4


マリオン・コティヤールの修羅場をくぐり抜けてきた女の演技に助けられ


普通の映画だったら、そのちょっとした違和感が私の足を引っ張り、さらにアラが目についてしまうというのが、いつものパターンだ。

ところが、この映画ではそうならず、マリオン・コティヤールの演技が私の心を掴んで離さなかったので、最後の瞬間まで思わず見入ってしまった。

前述の通り、私としては、マリアンヌが二重スパイであるという描き方にちょっと無理を感じていた。

だから、マリアンヌの心境を「夫には言えない大きな秘密を抱えた妻」という視点で観ていた。

「お前の妻はドイツのスパイだ」と言われた瞬間から動揺を隠せず、常に不安がるようになってしまったジャックに対し、全てを察知しながら「私は何も気付いていません」というフリをするマリアンヌ。

その辺の男女の感情表現の差が、痛い程に良く分かる。

ポーカーフェイスをしているつもりが、全て筒抜けの男性と、「その時が来るのを待っていました」とばかりに冷静に対処する女性。

この時の「気付いてんのか??いや、それとも気付いてないのか??」と最後の瞬間まで観客の心をハラハラさせたのは、マリオン・コティヤールの「動じない」視線の演技だった。

この人は、どれだけの修羅場を乗り越えてきたのか…。

そう感じさせる表情を見せる演技を堂々としていた。

そして、最後にマリアンヌが用意していた答えは、「愛する人のために、自ら命を絶つこと」

女としての幸せを選んだはずが、結局は悲劇的な結末を生んでしまった。

その顔を観ていると思いを遂げられないからとばかりに、ジャックへ背を向けたマリオンの最後の表情に涙が溢れた。

マリアンヌ5

夫にも言えない大きな秘密を抱えた時、どう行動するか


私はこの映画を、戦争のスパイの物語というより「夫には言えない大きな秘密を抱えた妻の選択」として観た。

もしも、私がマリアンヌの立場だったら、嘘をつけない性格なので結婚前に全部告白するか、知らぬ間に雲隠れしちゃうかどっちかだと思う。

そうしないと、自分のせいで相手も不幸にしてしまう。

何より、愛する人が不幸になっていくことに耐えられない。

だから、私はちゃんと告白すると思う。

まぁ、そんないい子ちゃんの物語ではお話にならないけども(笑)

マリアンヌの場合は、最後までジャックに言わずに墓まで持って行くつもりだったと思う。

それでもバレてしまった時には、やはり「愛する人を死刑台送り」にするわけにいかないから、「自殺する」道を最初から用意していたように思う。

子供には、直筆の手紙を残して。

それはすごく勝手な話かもしれないけど、マリアンヌは一瞬でもいいから幸せが欲しかったに違いない。

手にすることができないと思っていた幸せの瞬間を少しでも長く味わっておきたかっただけ。

そのマリアンヌに対し「この愛は本物か?」なんて聞いちゃうジャックはちょっと鈍感な男だと思う。

ここはそんな野暮なセリフをはかせるよりも、見つめ合ってキスしちゃった方がよっぽどロマンティックだったように思えるけど…。

まぁ、そんな細かいところがイマイチな映画ではあったけど、マリアンヌを演じたマリオン・コティヤールの演技に助けられ、女性からの共感を多く得ることができる作品だったと思う。



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2月10日公開予定のブラッド・ピット主演の新作映画「マリアンヌ」の予告編を観た。

第二次大戦中に出会った恋人は敵側のスパイだった!?許されぬ恋に落ちてしまった男女の恋の物語。

観たい度 評価】:★★★★☆

久しぶりにイケメン ブラピに出会えそうな予感。それだけで観たいわーーー。この映画。


2月10日の公開に向けて、キャスティング、スタッフ、あらすじをご紹介。

「マリアンヌ」予告編 動画

(原題:Allied)




ブラピ離婚騒動の火花が飛び火してしまった受難の映画「マリアンヌ」


本日ご紹介する新作映画はブラッド・ピット主演の「マリアンヌ」でございます。

ブラピと言えば、最近は映画の主演だけでなく、精力的に製作なども行っており、昨年製作した映画「ムーンライト」は、アメリカの2016年 ベストムービーのベスト3に必ず入る高評価であり、今年のアカデミー賞では最優秀作品賞 大本命の1本と言われている。

ところが昨年は、そんな彼の素晴らしい仕事ぶりよりも「アンジーとの離婚騒動」がクローズアップされてしまうという不本意な年になってしまった。

日本でも、各新聞社が取り上げてニュースにしたぐらいなので、ご存じな方も多いことでしょう。

プライベートな離婚のニュースが、一瞬にして世界を駆け巡るんだから、なんともお気の毒。

その離婚騒動の際に、話題になった映画がこの「マリアンヌ」。

どうもアンジーは、ブラピがマリオン・コティヤールとこの映画で共演した縁で、彼女と不倫関係にあると疑い、それが離婚のきっかけとなったというニュースが飛び交った。

その疑いはマリオン・コティヤールが完全否定をし、以前より、彼女が映画監督ギョーム・カネとの間に子供を妊娠していると告白していることから騒動は立ち消えとなった。

しかし、その騒動があったために、ブラピはアメリカでの「マリアンヌ」のプロモーションをキャンセル。

当初は出席予定だったプレミアにも出席せず、興行収入も静かな成績のまま終了。

なんともブラピだけでなく、この映画に関わった全ての人にとって受難であり、いわくつきの映画「マリアンヌ」となってしまった。

マリアンヌ

あらすじ:彼女は本当に愛して良い相手だったのか…


しかし、ブラピ好きの私としては、アメリカで不発に終わっても、日本で興行成績を頑張って欲しい!と願っている。

ブラピは日本では人気あるし、女性の受けのいい「禁断の恋」を描いたラブロマンスとなれば、きっと当たるはず!!

そう思い、このブログで紹介させていただくことにした。

まずは、その気になる「ロマンス」であるあらすじから…。

1942年、カサブランカ。

秘密諜報員のマックスとフランス軍レジスタンスのマリアンヌは、ある重大なミッションを通して運命の出会いを果たす。

それは、夫婦を装って敵の裏をかき、ドイツ大使を狙うというものだった。

その後、ロンドンで再会した2人は恋に落ちるが、マリアンヌは誰にも言えない秘密を抱えていた。

映画.com「マリアンヌ」より


そのマリアンヌの誰にも言えない秘密というのが、彼女はレジスタンスのフリをした「東側のスパイ」だというもの。

なんと言っても、この映画のタイトルはAllied。

この単語には「同類の」という意味がある。

ということは、マリアンヌもマックスと「同類の」スパイだったという意味なのか…。

うぉーーーーー。気になるよねぇーーーー。その先は、実際に映画館で確認したい…。


マリアンヌ3

キャスト&スタッフ


そして、この映画を支えているキャスティングとスタッフを紹介すると。

ブラッド・ピット


この人については、もう説明する必要がない程の大スター。

そして、個人的な趣味で言わせてもらうと、「リバー・ランズ・スルー・イット」のブラピが最高に美しかったと思うの。

あれから25年。常にトップに君臨する大スター。

他の出演作には、「マネー・ショート」、「フューリー」、「ワールド・ウォー・z」、「イングロリアス・バスターズ」など



マリアンヌ4

マリオン・コティヤール


こちらもまた、フランスを代表する大女優。

エディット・ピアフ~愛の讃歌~」で主演女優賞を受賞している。

正直な話、私はアンジーがマリオンとブラピの不倫を疑っていると聞いた時、悪いけど、「女優としてはマリオンの方が上だよ」と思ったし、「そこはあんまりつつかない方が良いよ」と思った。

現在、フランスだけでなく世界レベルでもトップクラスの女優さん。

他の出演作には、「愛を綴る女」、「たかが世界の終わり」、「サンドラの週末」、「コンテイジョン」、「インセプション」など


マリアンヌ2


〇製作・監督:ロバート・ゼメキス


こちらも、言わずと知れた大監督。

名前を聞いてピンとこなくても、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の監督だよと言われたら、「あぁ」と思うでしょう。

他の監督作には、「ザ・ウォーク」、「フライト」、「リアル・スティール」など

これまでエンターテイメント作品のイメージはあっても、ラブロマンスや、戦争映画のイメージはなかったので、どんな作品に仕上がるのか、とても楽しみ。



これだけ一流のキャストとスタッフを集めて、個人的なスキャンダルで日の目を見ないなんて終わり方は気の毒なので、応援してあげたいなぁと個人的に思う。

もちろん、作品の仕上がり次第なんだけれども…。

だから、いろんな期待を込めて、この映画を観るのがとても楽しみ。

日本でブラピ来日のプロモーションとかやってくれないかなぁ…




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スティーブ・カレル主演の映画「マネー・ショート」を劇場で観た。

2007年にアメリカで起きたリーマンショックの裏で、世紀の空売りをして大儲けをした男たちについての物語。

*** 受賞歴 ***

第88回アカデミー賞(2016年) 脚色賞 受賞

2016年 全米プロデューサー組合賞 最優秀作品賞 受賞

***********


満足度 評価】:★★★★☆

すごく面白くて、前のめりになって観た映画だった。

成功するためには、数字を読む力というより、数字の意味を知る力と忍耐力が必要だとしみじみ思った。



「マネー・ショート」予告編 動画

(原題:The Big Short(世紀の空売り))





ネット配信で観る:「マネー・ショート華麗なる大逆転」(字幕版)

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DVDで観る:「マネー・ショート 華麗なる大逆転」

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原作本「世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち」

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あらすじ


2005年ウォール街。

トレーダーのマイケル・バーリ(クリスチャン・ベール)は、いつものように数字をチェックしている時に、住宅ローン債権が将来破綻することに気付く。

そして、その住宅ローン債権を売っている銀行から13億ドルで買う。

その時の出来事は、「おかしなトレーダーに住宅債権を売ってボロ儲けした」という銀行家の自慢話となり、その話を銀行家のベネット(ライアン・ゴズリング)が聞きつける。

しかし、その話でマイケルの買いが正しいと判断したベネットは、トレーダーのマーク(スティーブ・カレル)に空売りの話を持ち掛ける。

ベネットの話をイマイチ信用できなかったマークは、住宅ローンの現状について調査を始めるのだが…。

マネーショート


感想(ネタバレあり)


国民が安定していると信じていた債権が危険なものだと予測した男がいた


例えば、私たちがマンションを買ったり、家を買ったりする時は、もちろん現金で買えれば良いけど(笑)、そういうワケにもいかないから、銀行にお金を貸してくださいって相談するでしょ。

相談に来られた銀行は、その人の仕事やボーナスを含めた年収を調べて、普通に仕事をしていればキチンと返せるようにローンを組むでしょ。

そこまでは、誰にでも起き得る話だから分かりやすいと思うけど、この映画に関わってくるのはここから。

アメリカの銀行は(日本に住宅ローン債権があるかどうか知らないので)、この何人分かの住宅ローン(サブプライムローン)を集めて債権にして、トレーダーのような投資家に売るわけ。

すると、この債権を買った投資家の人たちには、月々の返済額の中から利息分が利益になる。

もちろん、一般人が組んでるローンだから、利益と言ってもそんなに良い儲けが出るわけではないけど、「着実に利益がでる優良な債権です」っていうのが、銀行のウリだった。

そりゃ、そうだよね。着実に返せるように組んでいるローンだから、安定しているはず。

しかし、この映画のクリスチャン・ベール演じるトレーダーは、それを当たり前と思わずに、数字をチェックしたら、その債権が安定してないことに気付いた

まず、銀行のサブプライムローンの中には、アメリカの金融緩和政策の影響で、安定的にお金を返せる人(ランクAAA)から 将来お金を安定して返せない恐れがある危険な人(ランクB)まで、様々な人がいて、銀行がパックにして売っている債権の中には、そのランクAAAから、ランクBまで様々な人がいたの。

(映画の中では、それをライアン・ゴズリングがジェンガを使って、分かりやすく説明している)

それで、クリスチャン・ベールは、ランクBの人たちがお金を返せなくなって住宅ローン債権は絶対に破綻すると読むわけ。

マネー・ショート2

大きな夢を見させて、後で締め上げる詐欺師となった金融マン


私たちにとって、リーマンショック(金融危機)は過去の出来事なので、クリスチャン・ベールの選択が正しいと分かっているけど、当時は誰も住宅ローン債権の安定性を疑っていなかった。

そこで、スティーブ・カレル演じるトレーダーが、そのクリスチャン・ベールの言う破綻が本当なのかどうかを確認するために、新興住宅地へ出向くシーンがある。

このシーンがまた衝撃的。

低所得の人たちに、サブプライムローンを組ませて、家を買わせているいる金融マンたちが、本当に日本の闇金みたい。

かなり悪質な詐欺師。

年収の欄が白紙でも、どんな職業でも、お金を借りることができるようなシステムになっている。

つまり、日本で言えば審査なしでローンを組めるということ。

最初はうまいこと言って、お金を借りさせて、あとでドンドン支払いが増えていって、払えなくなっちゃうシステム。

そんな金融マンたちがストリッパーに多額のローンを組ませた話を自慢げにしているのを観たスティーブ・カレルの一言。

「なんで彼らは、罪の告白をしているんだ」

それに対し、彼の部下たちが「違います。あれは自慢話です」とのやり取りに思わず笑ってしまった。

「罪の告白」って、そんなバカな。そんなことを思うような奴だったら、そんな仕事をしてないわ(笑)

その窮状を観たスティーブ・カレルは、「住宅ローン債権はバブルだ」と、宣言して空売りの決意をする。

このシーンは、「あぁ、こんなことやったら、破綻するよなぁ」って誰が見たって思う。

ストリッパーのお姉ちゃんが、将来、いくら返せるか知らずに家を5件と、コンドミニアムを1件買ってるんだよ。

国全体が、貧しくて知識の無い国民に夢を見させて、あとで締め上げる詐欺師になってしまったって感じだった。


マネー・ショート3

大切なのは、数字の意味を知ること。即行動すること


他にも、この映画の中には、トレイダーが何人か出てくるんだけど、一番すごいのは、最初に気付いたクリスチャン・ベールなんだな。

私は、彼の行動から日々の生活のプラスになることがあるんじゃないかと思った。

トレーダーに限らず、仕事をしている人だったら、毎日、成果としての数字を観ることが多いでしょう。

それが売上げだったり、点数だったり、進捗度だったり、数字にもいろいろあるよね。

私だったら、このブログを運営しているので、PV数を毎日チェックしている。

このクリスチャン・ベールが、他の人と違うのは、その数字の変化を毎日の当たり前の変化と思わず、「なぜ変化したのか」という理由を突き詰めたところだったと思う。

何気ない変化にも、必ず理由があって、その理由に基づいて上下してるんだよね。

理由が分かったら、何をすべきか考えて、即行動する。

スピードも大事。

その後は、ひたすら忍耐して結果が出るのを待つのみ。

私もね、PV数が上下するのを観て、「あぁ、今日も下がっちゃったなぁ」とか、「あら、今日は上がったなぁ。ラッキー」とか言って済ませていたけど、「その上下の理由を知る。分析する」ことが必要なんだなって、自分に言い聞かせた。

毎日続けていたら、自然とPV数が上がっていくのを当たり前と思わないことが大切なんじゃないかと思って。

マネー・ショート

アカデミー賞助演男優賞にノミネートされたクリスチャン・ベールなど充実した俳優陣


主演のトレーダーを演じているのは、スティーブ・カレル

まぁ、このトレーダーが吠える吠える。

どこに言っても吠えてる。

こちらとしては、その吠えっぷりが観ていておかしかったけどね。

他の出演作には、「ビューティフル・ボーイ」、「30年後の同窓会」、「カフェ・ソサエティ」、「フォックスキャッチャー」、「プールサイド・デイズ」、「エンド・オブ・ザ・ワールド」など

しかし、そのトレーダーを超える印象を残すのが、クリスチャン・ベール

ウォール街のオフィスで、半そで短パン。

オフィスは、ハードロックをかけっぱなしで、趣味はドラム。

とにかく、つかみどころがないんだ。この人(笑)

クリスチャン・ベールは、この演技でアカデミー賞 助演男優賞のノミネートされるけど、それも納得。

最も印象に残る演技だった。

他の出演作には、「The Promise/君への誓い」、「ファーナス/訣別の朝」、「ザ・ファイター」など

スティーブ・カレルに空売りをすすめる銀行家には、ライアン・ゴズリング(「ブレードランナー 2049」、「ドライヴ」)や、偶然、その空売りの事実を知ってしまった若手企業家を助ける、元大物トレーダーとしてブラッド・ピット(「フューリー」、「マリアンヌ」など)も出演している。

マネー・ショート4

一番危険なのは、思い込みで動くこと


映画の冒頭に、

「知らないということは罪ではない。

最も罪なのは、知らないのに、知ったつもりで行動することだ。」

マーク・トウェイン

って感じ(私の記憶から書いたので、完全に一致していないと思う)の言葉が出てくる。

全国民が「これは大丈夫」だと、知りもしないで行動したことが招いた悲劇が、リーマンショックだった。

「日本は、経済が安定している」と思うのも、これは、知りもしないで頭の中に描く妄想なのかもしれない。

大切なのは、自分自身と、その周りで起きることを全て把握することだ。

遠くに描かれた絵ばかりを観ていると、いつの間にか足元をすくわれてしまうから…。





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クリスチャン・ベール、スティーヴ・カレル、ライアン・ゴズリング、ブラッド・ピット共演の新作映画「マネー・ショート 華麗なる大逆転」の予告編を観た。

世界経済を襲ったリーマンショックの時に、誰よりも早く危機を察知し、ウォール街を出し抜いた4人の金融マンを描く真実の物語。

原作は、「世紀の空売り -世界経済の破綻に賭けた男たち」 マイケル・ルイス・著

【観たい度】:★★★★★

*** 受賞歴 ***

2016年 全米プロデューサー組合賞 最優秀作品賞 受賞

***********

正直、経済のことなんて、全く分からないし、リーマンショックだって、どうして世界が混乱したのか未だに良く分からないし、この原作のタイトルだって初めて聞いたよ。

それでも、この映画の予告編(字幕無し)(字幕ありに差し替えました(12/18))を見ただけで、この映画面白そう!!っていうのは良く分かる(笑)

だから、とりあえず、予告編を観ましょうか。



***********

〇 「マネー・ショート 華麗なる大逆転」観てきました!!

映画の感想はこちらから →「マネー・ショート 華麗なる大逆転」安全安心な買い物のはずが、ただの幻想だった悲劇。リーマンショックの実話を映画化【感想】

***********

「マネー・ショート」予告編 動画

(原題:THE BIG SHORT)




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とにかく、原作「世紀の空売り -世界経済の破綻に賭けた男たち」がすごい!


この映画の原作である「世紀の空売り -世界経済の破綻に賭けた男たち」 は、「マネー・ボール」の著者マイケル・ルイスによるもので、日本では2013年3月8日に発売された。

にも関わらず、Amazonの証券・金融市場でランキング1位(12/3 午前11時 現在)!レビュアー評価は4.6(5点満点)のベストセラー本!!


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その大ヒットしている原作本の内容は・・・
世界中が、アメリカ発の住宅好況に酔っていた2000年代半ば、そのまやかしを見抜き、世界経済が破綻する方に賭けた男達がいた。
投資銀行、格付機関、米 政府の裏をかき、彼らはいかに世紀の空売りと呼ばれる大相場をはったのか。
『マネー・ボール』の著者マイケル・ルイスが世界同時金融危機の実相を描く痛快ノンフィクション。 (Amazonより)

そう言われちゃうと、株も債権も良く分かってないのに、すごく読みたくなったよね。

初心者でも分かる本なのかなぁ・・・ ← 本気で読む気になってる・・・(笑)

にも関わらず、この映画の邦題には原作タイトルの「世紀の空売り」が一言も入っていない!!

なんて残念な (ーー;)

そして、さらに朗報なのは、この映画の脚本は、この原作の作者マイケル・ルイスが担当しているということ。

ってことは、原作の良いところは全て脚本に盛り込まれているはずで、原作ファンの方も安心して観られる作品になっている。

マネーショート

とにかく、キャストがすごい!!


そして、この原作を映画化するにあたり、集まったキャストがすごい。

主演の、誰よりもいち早くリーマンショックに気付いたデイ・トレーダーにクリスチャン・ベール

これまでの主演作は「ファーナス/訣別の朝」「ザ・ファイター」「ダークナイト」などなど。

最近、本当にいい仕事しているクリスチャン・ベールが、予告編でも天才的なトレーダーの雰囲気丸出しで超期待大。

マネーショート3


クリスチャン・ベールの動きにいち早く気付く銀行家にライアン・ゴズリング。

ライアン・ゴズリングと言えば、最近、アメリカでは俳優としての株が急上昇中にも関わらず、最近の彼の作品に出会えておらず、私の中のイメージは「きみに読む物語」で止まっているので(^^;、早急に最近の作品を観ようと思っている。

(追記:この記事を書いた後、ライアン・ゴズリングの「ドライヴ」を見ました)

マネーショート5


そのライアン・ゴズリングが世紀の空売りへの投資を持ち掛けるのが、銀行家のスティーヴ・カレル。

これまでの作品は、「カフェ・ソサエティ」「プールサイドデイズ」「エンド・オブ・ザ・ワールド」などなど。

どうやら、予告編を観た限りでは、スティーヴ・カレルが大きな鍵を握っていそうな感じがするよねぇ。

そしてまた、「あぁこういう人ウォール街にいそうだなぁ」って雰囲気出してくるからすごいんだなぁ。

マネーショート2


そして、ライアン・ゴズリングとスティーヴ・カレルが、この投資が正しいかどうかの相談を持ち掛けるウォール街のレジェンドにブラッド・ピット(「フューリー」、「マリアンヌ」など)。

まぁ、この人については、特に説明をする必要はないでしょう(笑)

今回も「マネー・ボール」に続き、製作も兼任。

マネーショート4


監督は、アダム・マッケイ。

これまで、ウィル・フェレルや、スティーヴ・カレルが出演した「俺たちニュースキャスター」などのドタバタコメディを監督してきた。

ということは、一件シリアスそうで、難しそうに見えるこの映画にコメディ的な要素を加えるということかな??

この映画を調べていた中で、海外メディアの評価の一つに

「シュールでエネルギッシュで最高に笑えるドラマ!」(THE PLAYLIST)っていうのがあったのでこの予測は間違っていないと思う。

どこよりも、エンターテインメントを作り出すことがうまい国、アメリカ。

「あ、ちょっとそれ難しそう・・・」と万人が思うところへ、ちゃんと分かりやすい方法で届けるところがうまいよねぇ。

マネーショート6

とにかく、「マネー・ショート」が早く観たい!!


と、原作最高、役者最高、ときて肝心の作品はどうなのかな??と思って、Rotten Tomato(アメリカ最大の映画評サイト)に行ってみた。

なんと、12/3現在で、「The Big short」はRotten Tomato 92%freshの高評価!!

あぁぁぁぁ。こうなると、死角がない・・・。

あぁぁぁぁぁ。早く観たいぃぃぃぃぃ。

全米公開は12月11日。

さて、この作品が、今年の賞レースにからんでくるのか・・・。

そこも期待したいところ。、

日本は、恐らくアカデミー賞がからんでくると見たのか3/4に全国公開の予定。

すごーーーく楽しみだぁ~。



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〇 「マネー・ショート 華麗なる大逆転」観てきました!!

映画の感想はこちらから →「マネー・ショート 華麗なる大逆転」安全安心な買い物のはずが、ただの幻想だった悲劇。リーマンショックの実話を映画化【感想】

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