とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:マイケル・セラ



ジェシカ・チャステイン主演の映画「モリーズ・ゲーム」を試写会で観た。

かつてスキーのモーグル全米代表だったモリー・ブルームが、ポーカールームのオーナーとなって成功し、そこから転落していくまでを描く。


満足度 評価】:★★★★☆(4.5)

面白かった!

「女性」であることを売りにせず、言い訳にせず、権力に決して屈しない生き方。

彼女の生き様は、これからの女性たちの模範となるに違いない。


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


「モリーズ・ゲーム」予告編 動画

(原題:Molly's Game)



更新履歴・公開、販売情報

・2018年4月10日 試写会にて鑑賞した感想を掲載。

・2019年5月12日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。



映画「モリーズ・ゲーム」は、現在U-NEXT で配信中


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キャスト&スタッフ


出演者

ジェシカ・チャステイン
…(「ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命」、「女神の見えざる手」、「オデッセイ」、「アメリカン・ドリーマー 理想の代償」、「インターステラー」、「MAMA」など)

イドリス・エルバ
…(「ズートピア」、「スター・トレック Beyond」、「ジャングル・ブック」(声の出演)など)

ケビン・コスナー
…(「ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー~」、「クリミナル 2人の記憶を持つ男」、「ドリーム」、「ドリフト・デイ」、「ラスト・ミッション」など)

〇マイケル・セラ

監督・脚本

〇アーロン・ソーキン

2017年製作 アメリカ映画



映画「モリーズ・ゲーム」




あらすじ


2002年 冬季オリンピック予選。

モーグル女子代表を目指すモリー・ブルーム(ジェシカ・チャステイン)は最終滑走で転倒、負傷してしまい、選手生命を絶たれてしまう。

ケガから回復したモリーはロースクールに入学するまでの1年間を過ごすために、ロスに滞在する。

そこで、知り合いに頼まれポーカールームの手伝いをしているうちに、スキルを学び、自身でセレブ専門のポーカールームを運営するまでになる。

彼女のポーカールームは大成功をおさめ、実業家やハリウッドスターなどが集まるようになるのだが…。



映画「モリーズ・ゲーム」ジェシカ・チャステイン



感想(ネタバレあり)


アスリート時代に鍛えられた精神力


面白かった!

かつては全米代表のアスリートだったが、ケガで引退するとポーカールームのオーナーになり、26歳にして成功をおさめるが、その後、転落してしまうモリー・ブルームの実話。



この映画では、モリーを「3つの時代」にわけて描かれる

「選手時代」「ポーカールームのオーナー時代」「転落後の時代」



この3つの時代の時系列が入れ替わりながら彼女の人生を振り返り、そうしてようやく「モリー・ブルームという人」の全体像が見えてくる。

つまり、彼女の人生は、ポーカールームを経営していた時代だけでは語り切れず、選手時代の彼女も、逮捕された後の彼女も含めてその人となりが見えてくるのであり、特に、この映画では違法賭博で逮捕された後の彼女に重点を置いていたのが面白かった



少女時代のモリー・ブルームは、厳格な父親(ケビン・コスナー)の指導の元、全米代表のスキー・モーグルの選手として活動していた。

しかし、2002年の冬季オリンピック予選で転倒し、選手生命を絶たれてしまう。



というのも、彼女は12歳の時に背骨の「脊柱側弯症」を患い、大手術を行った結果、背骨を針金で固定していた。

その時、医者からは「もう、スキーやモーグルはしないように」と言われていたのに、「絶対に負けられない」彼女は、その1年後には再びスキーを始めていた。

そして、その予選の日、試合中に転倒した彼女は、その固定していた背骨から落ちてしまう。



結局、彼女は全米3位の実力を持ちながら、オリンピックに出られないまま選手生命を絶たれることになった。

しかし、この不遇の時代こそが、彼女の「不屈の精神」や「勝負強さ」を鍛えたのだと思った。



映画「モリーズ・ゲーム」ケビン・コスナー、ジェシカ・チャステイン


「勝負の勘」が彼女を成功に導く


スキー選手を引退したモリーは、ロースクールに入るまでの1年間をロスで過ごすことに決める。

生活していくためにバーで働いていた彼女は、常連客が運営していたポーカーの手伝いをしているうちに、「ポーカーを運営するスキル」を身に着ける。



彼女はトップクラスのアスリートだったけれど、「厳格な父」は心理学の教授であり、「文武両道」をモットーとしていたため、頭の回転も非常に速い女性だった。



そうして、自分で「セレブ専門のポーカールーム」を経営し始める。

なんと、彼女が手伝いをしていたポーカールームの客を全て奪ってしまうというやり方で。

そして、彼女が開いたポーカールームが大成功を収め、ハリウッドスターや、実業家、ラッパーなどの一流セレブが通うようになる。



では、なぜモリーには「ポーカー」が合っていたのか

それは、アスリート時代に築いた「勝負の勘」が、彼女を導いたのではと思った。

トップクラスのアスリートにもなると、勝負を分けるのは「メンタル面」の強さが大きい。



ポーカーというギャンブルは、「ポーカーフェイス」と言われるぐらい精神面の強さが必要だ。

その中で、彼女は「勝負強い客」と「勝負弱い客」を見分ける嗅覚に優れていたのではないか。

この映画の中でも、「勝負弱い客」に対し、「もうやめた方が良い」と声をかける場面がある。



勝負に負けすぎて金の払えなくなった客を抱えていては、彼女のサロンがつぶれてしまう。

その「客を見極める目」が優れていたからこそ、繁盛したのだろうと思った。



映画「モリーズ・ゲーム」ジェシカ・チャステイン


FBIからの悪魔のささやき


しかし、栄光はいつまで続かない。

LAの客にはめられ、サロンをつぶされた後、NYに拠点を移したモリーだったが、ロシアンマフィアが通うようになったことで、FBIから目を付けられ「違法賭博を運営ていた」として逮捕されてしまう



その時、FBIが本当に逮捕したかったのは、モリーではなくロシアンマフィアの方だった

そこで、FBIは「無罪放免にして、お金も返す」見返りにロシアンマフィアたちの情報を提供しろと司法取引を持ち掛ける。



この時、弁護士(イドリス・エルバ)の娘が読んでいた本がアーサー・ミラーの戯曲「るつぼ」なのだが、これは無実の人が「悪魔」だと言われた結果、逮捕され、処刑されてしまう物語である。

当時の赤狩りを批判した戯曲であり、その本は、この時にモリーが置かれていた状況を表している

つまり、FBIはNYで派手に儲かっている20代の女性を「見せしめ」のために逮捕し、「ロシアンマフィアに協力していた」というイメージを植え付けようとしていたのだ。

そこから逃れたいなら「黙って情報を提供しろ」と、権力でモリーを押さえつけようとしていた

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しかし、モリーは一切権力に屈しなかった

そこが、彼女の素晴らしいところで、最も感動的なところだった。



たとえ、相手がロシアンマフィアだったとしても、モリーが持っている情報をFBIに渡せば顧客の家族を崩壊させることになってしまうかもしれない。

そう思ったら、情報を渡すことができない。



彼女は弁護士の説得にも関わらず、最後まで司法取引を拒否し、裁判で有罪判決が出ることを選択する



映画「モリーズ・ゲーム」ジェシカ・チャステイン、イドリス・エルバ


相手が誰であれ、彼女の人生(ゲーム)に「負け」という選択肢はない


20代にして「ポーカーサロン」を成功させたと言われたら、これまでだったら「どうやって女の武器を使ってうまいこと成功したのか」が描かれていたに違いない。

しかし、彼女は一切そういうことはしない。



顧客の誰ともベッドを共にすることなく、ほぼクリーンな状態で運営していた

ただし、NYに拠点を移した後は、薬におぼれるようになったこともあり、違法な賭博をやったことも数回あっただけで、それをメインにしていたわけではない。



そんな彼女の生き様を観て素晴らしいなと思ったのは、「決して権力に屈しない姿勢」だった。

サロンがうまくいかなくなった時、顧客の情報をタブロイド紙に売れば大金を得ることだってできた。

FBIに情報を流せば、罪をなくすことだってできた。



しかし、彼女にとって顧客は顧客であり、迫りくる権力におもねるようなことは一切しなかった



絶対に女性であることを言い訳にせず、顧客がどれだけの権力者だろうと、ベッドを共にすることもなく、対等な立場に立ち、むしろ、相手を支配しようとする

私は、そんな彼女を見ながら「女性にもこういう生き方ができるのか」と思った。



そこには、選手時代に培われた「勝負強さ」があったように思う。

スキーの勝負では「Ready Go!」でレースが始まれば、自分よりも強い相手に向かって行き、その相手に勝たなければ次に進めない。

彼女にとって「顧客の情報を渡す」ことは「負け」を意味し、彼女の人生の選択肢の中に「負け」はないのだ。



正直、映画を観るまでは「どれだけ女の武器を使うのか」が描かれるのかと思っていた。

「そんな映画だったら嫌だな」ぐらいに思っていた。

今、その時の私は「ごめんなさい」と言っている。

モリーは、そんな女性ではなかった。



「女」であることを言い訳にせず、売りにしない

これからの女性たちが、模範とすべき女性だった。

むしろ、そんな彼女を利用しようとしたFBIこそ、恥を知れと言いたい



そして、選手時代も転落後に復帰してきたモリーは、今後もまた新たな顔で帰ってくる気がする。

次は、どんな成功を収めるのか、彼女の今後が気になって仕方がない。


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「レゴバットマン ザ・ムービー」を映画館で観た。

バットマンはなぜいつも一人なのか。ジョーカーとの関係性など、DC映画による「バットマン」をパロディにしたアニメーション映画。

4月19日 「ザ・エージェント」についての感想を追記しました。


満足度 評価】:★★★★☆

笑えるところ満載で面白かった!!

バットマンを1人の人間としてとらえ、彼の内面をガッツリえぐり出した作品

DC映画でありながら随所にマーベル映画を意識した作品作りになっていて、これはDCによる打倒マーベル映画なんだと思った。


「レゴバットマン ザ・ムービー」予告編 動画

(原題:THE LEGO BATMAN MOVIE)




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キャスト&スタッフ


出演者

ウィル・アーネット
…(「ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>」など)


〇マイケル・セラ

ロザリオ・ドーソン
…(「白い沈黙」、「イーグル・アイ」、ドラマシリーズ「デアデビル」、「ジェシカ・ジョーンズ」、「ルーク・ケイジ」、「アイアン・フィスト」、「ディフェンダーズ」など)

レイフ・ファインズ
…(「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」(声の出演)、「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」、「ハリー・ポッターと謎のプリンス」、「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」、「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」、「007」シリーズ(M)、「グランド・ブダペスト・ホテル」など)

監督

〇クリス・マッケイ

2017年制作 アメリカ映画

レゴバットマンザ・ムービー

あらすじ


今日も悪者と戦うバットマン(ウィル・アーネット)は執事のアルフレッド(レイフ・ファインズ)から家族を持つように勧められる。

しかし、誰かと共に生活することに恐怖を感じるバットマン…。

そんな中、孤児院で暮らすロビン(マイケル・セラ)が彼の豪邸に紛れ込んでしまい、バットマンはロビンの扱いに困り混乱してしまう。

さらに、ジョーカー(ザック・ガリフィナーキス)が宇宙の悪者を地球に放してしまいバットマンはロビンを連れ、悪者退治へと向かうが…。


レゴバットマンザ・ムービー4

感想(ネタバレあり)


たくさん笑わせて、じっくりと考えさせる作品


アメコミDCコミックの「バットマン」や「マン・オブ・スティール」(スーパーマン)の映画を世に送り出すDC映画による「バットマン」のパロディ映画。

子供向け映画と思いきや、ガッツリ大人向け作品になっていた



実写版の映画の中でも、広い豪邸の中で1人ポツンと鉄棒にぶら下がって過ごしているバットマン。

なぜ、彼は大富豪でありながら、そんなにも孤独を愛するのか。

彼のトラウマである「家族」に対する心の闇を描いた作品である



とはいえ、もちろんパロディ映画なので、笑い満載で、ゲラゲラ笑いながら観られる楽しい映画である。

言われてみれば、確かに、彼はいつも一人ぼっち。

孤独を愛する男として人に表情すらも見せない。



ここでは、これまで当たり前だと思っていた「だってそれがバットマンだから」という定番のお約束に対してメスを入れて向き合っている。

これは、DC映画による自社映画への反省と総括のような作品でもある



レゴバットマンザ・ムービー3



バットマンの欠点「コミュ障」と「家族への恐怖心」にスポットを当てる


バットマンは、ゴッサムシティの住民たちから「ヒーロー」だと言われ、愛されているわりに、人とうまく接するすることができない



「ダークナイト」でバットマンと善と悪の表裏一体として登場するジョーカーや、彼を慕う孤児のロビンとうまく距離を保って接することができない。

そんなバットマンを観ていると、彼は「コミュ障なのか??」という疑問がわいてくる



しかし、「人とうまく接することができないことや、つい人を拒絶してしまうこと」について、バットマンにはバットマンなりの理由がある。

それは、「家族を殺された」というトラウマからくる「家族を持つことへの恐怖」

家族を失う怖さを痛い程よく分かっているから、彼は誰とも親しくできず、家族を持つこともできない。

だから、ロビンともうまく接することができない。



これは、今まで「バットマン」映画で描かれなかったバットマンの心の闇の部分

彼にとって、唯一許せるのは、執事のアルフレッド。

なぜなら、彼は子供の頃から彼を知っていて、既に家族のような存在だから。



ということは、彼は子供の頃から、アルフレッド以外に本当に心を許せる人に出会っていないということ。

それで、「あなたはゴッサムシティを悪者から救ってヒーロー」と言われているけど、そんな私生活で本当に幸せなの??と、この映画はバットマンに問いかけている



レゴバットマンザ・ムービー2



マーベルに比べてDCが劣っているところとは…


最近のアメコミヒーロー映画では、「バットマン」や「スーパーマン」のDC映画よりも、「アベンジャーズ」のマーベル映画の方が評価も人気も高い。



では、DCとマーベルの間にある大きな違いはなんだろうか

それは、「キャラクターの内面の描き方」にある

「バットマン」や「スーパーマン」は、絵に描いたようなヒーロー像をそのまま具現化している。

孤独な富豪のバットマンや、人間に恋した宇宙人のスーパーマンなど。

それらは、誰もが知っているヒーローの姿そのままである。



それに比べてマーベルのヒーローたちはもっと人間臭い

それぞれに主義主張があり、意見を対立させながらも互いを尊重し、力を合わせて地球の平和に導こうとしている。



また、彼ら自身も決して完璧ではなく、時には失敗することもあるし、欠点もある。

誰もが持つ欠点をヒーローたちが持つことで、観客は彼らに共感し、物語にのめり込んでいく。

DCとマーベルでは、その「内面の描き方」に大きな違いがあると思う



そこで、そのことに気付いたDC映画はこの「レゴバットマン ザ・ムービー」の中で、これまで描いてこなかった「バットマン」の内面にスポットを当てることとなった。

これが、アニメの中だけでなく、実写版でできたら、もっと内容の濃い「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」ができたと思うのだが。



バットマンザ・ムービー5



打倒!マーベル映画!!


アメコミ映画界ではマーベルに後れを取ったDC映画のマーベルに対する思いが、この映画のラストシーンでバットマンご一行が家に帰ってきた時の門を開ける合言葉「アイアンマンくそくらえ!!」に現れている。

DC映画にとって、この映画は「打倒!マーベル映画」なのだ



そこに気付いただけでも良いととるか、マーベルへの道はまだまだ遠いとみるか。

私は、この映画のバットマンが好きだったなぁ。

寂しいのに、素直に寂しいと言えず、手伝って欲しいのに、手伝ってくれと言えない。

そんなちょっとめんどくさい性格のバットマンが好きだった



そして、彼のバディ(?)のような存在のジョーカーもバットマンにかまって欲しいかまってちゃんみたいで可愛かった

まぁ、ここまで実写版でくだけろとは言わないけど、確かに、もうちょっと内面に普通の人でも共感できるようなところがあっても良いと思う。

大富豪と完璧な宇宙人じゃ、共感ポイントがないもんねぇ(笑)



そうやって考えると、この映画はDC映画でありながら、DCに対しとても良いことを提案しているように思う。

これで、DC映画の内容が変わったら、面白いんだけどな…。

(追記:「ジャスティス・リーグ」を観て、ヒーローたちがみんな「友達が欲しいヒーローたち」として描かれていたのは、この映画があったから??



【4月19日 「ザ・エージェント」感想 追記

「君が僕を完璧にする」に憧れるバットマン


この「レゴバットマン ザ・ムービー」を観ていると、映画の冒頭とラストにトム・クルーズとレニー・ゼルウィガーが共演している映画が登場する。

映画ファンの方ならご存じの方も多いと思う。

トム・クルーズ主演の映画「ザ・エージェント」である。



私も観た瞬間、「あ、『ザ・エージェント』だ」と思ったものの、内容をすっかり忘れていて、なぜ、この「レゴバットマン ザ・ムービー」に登場するのかイマイチピンと来なかった。

あぁ久しぶりに観たいなぁと思っていた時、ありがたいことにWOWOWで「ザ・エージェント」が放送されていたので、観てみた。



ザ・エージェント」は、スポーツエージェント、ジェリー・マグワイア(トム・クルーズ)の物語。

彼は、大手スポーツエージェント事務所に所属しているが、事務所の方針に不満があり、構造改革の提案書を書くが却下されるどころか、クビになってしまう。



その後、仕事だけではなく、恋人も失ってしまった彼は、一流のビジネスマンになるには家族の支えが必要であると悟る。

心が空っぽの人間は、頭も空っぽで、成功した人生を送れない」というメッセージの込められた映画だった。

「レゴバットマン ザ・ムービー」では、バットマンがこの映画が大好きで何度も観ている。



特に、ラストシーンでトム・クルーズがレニー・ゼルウィガーに向かって「君が僕を完璧にする」と言う場面がお気に入り。

バットマンは常に1人で戦い、ゴッサムシティの住民たちからヒーローと言われていながら、実は孤独。

そのため、仕事に集中するあまり家族を失ってしまうという「ザ・エージェント」に共感しているのだ。



しかし、この映画の中で仲間たちが増え、心が満たされて、最後にみんなで観ながら、やっぱり「ザ・エージェント」だよね。

と納得して終了するのだ。

心を許しあえる仲間や家族がいてこそ、「ヒーロー」という仕事はうまくいくのだ



ザ・エージェント7

「内面を重視した作品作り」を提案する「レゴバットマン」


そして、私はこの「ザ・エージェント」にはもう一つの意味が込められていると思った。

トム・クルーズは、自分が所属している事務所に「金儲け主義に走らず、クライアントを減らし、1人1人のクライアントにもっと充実したケアをしよう」という構造改革を提案してクビになっている。



「レゴバットマン ザ・ムービー」は、「ザ・エージェント」の映像を入れることで、DC映画への構造改革の提案をしているのではと思った

マーベル映画のように、もっと内面の描写を重視した作品作りをしようではないかという提案



人気キャラクターとスター俳優ばかり集めて金儲け主義に走っていても、マーベルには追いつけない。

DC映画も、もっと「人間の内面を重視した作品作り」を目指すべきなのではと提案し、実際、この映画の中でこれまで描かれなかったバットマンの裏の顔を描いている。

それが、マーベルとの戦いで生き残ってく道だと言っているように。

レゴバットマンは「Show me the money!!」とDCに向かって叫びたいのかもしれない…。





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