とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:マーク・ハミル



人気シリーズ 第8作 映画「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」を映画館で観た。

反乱軍の戦士レイがファーストオーダーとの戦いのために、伝説のジェダイ ルーク・スカイウォーカーを探し当て、そこから新たな冒険が始まる。


映画「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」


満足度 評価】:★★★★★

私は、この「最後のジェダイ」が大好きである。

どんなに批判が多くても、私のその思いは変わらない。

それはなぜなのか。

その理由を書いてみた。

この記事の中にはネタバレがあります。映画をご覧になってからお読みください。

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想
  6. 関連記事


「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」予告編 動画

(原題:Star Wars:The Last Jedi)



更新履歴・公開、販売情報

・2017年12月22日 映画館で観た感想を掲載。

・2018年11月24日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

・2019年12月20日 金曜ロードSHOW!での放送に合わせて加筆・修正。





キャスト&スタッフ



出演者

デイジー・リドリー
…(「ピーターラビット」(声の出演)、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」など)

ジョン・ボイエガ
…(「デトロイト」、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」など)

アダム・ドライヴァー
…(「ブラック・クランズマン」、「ローガン・ラッキー」、「パターソン」、「沈黙-サイレンス-」、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」、「あなたを見送る7日間」など)

オスカー・アイザック
…(「サバービコン 仮面を被った街」、「The Promise/君への誓い」、「X-MEN:アポカリプス」「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」、「ドライヴ」、「インサイド・ルーウィン・デイビス 名もなき男の歌」、「ワールド・オブ・ライズ」、「アレクサンドリア」、「アメリカン・ドリーマー 理想の代償」、「極悪の流儀」など)

マーク・ハミル
…(「ブリグズビー・ベア」、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」、「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」、「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」、「スター・ウォーズ/エピソード6 ジェダイの帰還」など)

キャリー・フィッシャー
…(「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」、「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」、「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」、「スター・ウォーズ/エピソード6 ジェダイの帰還」など)

アンディ・サーキス
…(「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」、<監督のみ>「ブレス しあわせの呼吸」など)

ドーナル・グリーソン
…(「グッバイ・クリストファー・ロビン」、「ピーターラビット」、「バリー・シール/アメリカをはめた男」、「レヴェナント/蘇りし者」、「アバウト・タイム~愛おしい時間について~」、「FRANK-フランク-」、「不屈の男 アンブロークン」、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」、「ブルックリン」など)

ローラ・ダーン
…(「ドリーム・ホーム 99%を操る男たち」「遠い空の向こうに」、「私に会うまでの1600キロ」、「きっと星のせいじゃない」、「ジュラシック・パーク」シリーズなど)

ベニチオ・デル・トロ
…(「ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ」、「ロープ 戦場の生命線」、「ボーダーライン」、「ガーディアンス・オブ・ギャラクシー」など)

〇ケリー・マリー・トラン



監督・脚本

ライアン・ジョンソン
…(ドラマシリーズ「ブレイキング・バッド」(第5シーズン)など)


2017年製作 アメリカ映画




あらすじ


スノーク最高指導者(アンディ・サーキス)率いるファーストオーダーに追い詰められつつある反乱軍は、伝説のジェダイの騎士 ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)の助けを求め、レイア指揮官(キャリー・フィッシャー)は戦士レイ(デイジー・リドリー)をルークの元へと向かわせる。

その間、反乱軍は少ない兵力でファーストオーダーに立ち向かうが、まるで歯が立たず、逃げようにも追跡されてしまう。

そこで、ファーストオーダーの追跡装置を破壊しようと考えたフィン(ジョン・ボイエガ)は、整備士のローズ(ケリー・マリー・トラン)と共に、ファーストオーダーの戦艦に侵入する計画を立てるが、そのためには侵入コードを突破できるコードブレイカーが必要であることが分かり…。



映画「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」デイジー・リドリー



感想(ネタバレあり)


賛否両論別れた「最後のジェダイ」。私は絶賛派。


2回観た。この映画が大好きだと思った



いきなり始まったオープニングの戦闘シーンで、ポーがBB8と共にX-ウィングで戦う姿を観ると、その昔、R2-D2を乗せてXウィングで帝国軍に向かっていったルークのことを思い出し、

そのR2とルークの初めての出会いを思い出させるホログラムや、ヨーダが登場するサプライズもあり、すっかりポンコツになってしまったファルコン号が、今でもカッコ良く空を突き抜ける姿には胸が躍る。

それらのシーンには、様々な懐かしさも含め、これまでの「スター・ウォーズ」に対するオマージュを感じ、あぁやっぱりスター・ウォーズは良いなぁと感じる。



ところが公開後のファンの様子を見ると、その評価は賛否が真っ二つに割れていた

なぜなら、そうやってこれまでの「スター・ウォーズ」を受け継いだ部分よりも、今までの「常識」をぶち破った「見たことのないスター・ウォーズ」を描いた部分が多かったからだった

それはまさに、CMのナレーションにある通り「誰も知らないスター・ウォーズがここにある」の言葉通りなのだが、結果としてそれが多くのファンの反発を買うことになってしまった。



しかし、私はまさにそんな「新生スター・ウォーズ」の部分が大好きで、新しい時代と、これまでの伝統が融合しているからこそ、この映画は面白いのだと感じた。



「スター・ウォーズ」は世相に流されない永遠の神話であり続けるべき。

という長年のファンの気持ちもわからなくもないけれど、あらゆる物事が変化していく時代の激流の中で、何も変わらずに踏みとどまることができるのか。

いつか時代に押し出される時がくるのなら、これまで時代を引っ張ってきた「スター・ウォーズ」だからこそ、率先して新しい世界観を見せていくべきではないのか。



そして、ここから新しい時代が幕を開ける。

それはとても素晴らしい幕開けだった



この感想文は、「私の『最後のジェダイ』が大好きな理由」である。



映画「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」マーク・ハミル



スカイウォーカー家の終焉にみる時代の流れ


この長い歴史を持つ「スター・ウォーズ」をこれまで支えていたのは、スカイウォーカー家の物語だった。

将来有望だったジェダイの騎士 アナキン・スカイウォーカーが暗黒面に落ちてダースベイダーとなり、代わりにその息子ルーク・スカイウォーカーがジェダイを引き継ぎ、娘レイアは姫として君臨する。



ところが、レイアの息子であり、ルークの甥であるカイロ・レンとスノークが率いるファーストオーダーにより、再び宇宙は暗黒面に支配されようとしていた。

カイロ・レンの師匠だったルークはカイロが暗黒面に落ちて以来、姿を消してしまう。

そこで、この『最後のジェダイ』では、その後姿を消してしまったルークを反乱軍に連れ戻し、宇宙に平和を取り戻そうとしていた。



この映画が公開されるまで、多くのファンが期待していたのは『レイはルークの娘説』だった。

カイロ・レンがダークサイドに落ちても、きっとレイがスカイウォーカー家の一員としてジェダイを復活させるに違いないと多くの人が希望を期待していた。



しかし、そんな妄想は見事に打ち破られる。

レイはスカイウォーカー家となんの縁もゆかりもない『ただの人』だったのだ。



一方で、カイロ・レンはレジェンドと言われる両親を持ち、「二世」という重圧に苦しみもがき、スノークにその苦しみを見透かされ、暗黒面へと落ちていく

そのことを自分の中で処理できずに、それを師匠であるルークのせいにして反抗を続け、「スカイウォーカー家の一員である」という呪縛から逃れるように、伝説の英雄である父・ハン・ソロを殺してしてしまう。



それで呪縛から逃れられたと思いきや、そうもいかず、「父を殺した」という思いが、その後も心を悩ませ続けている。

『最後のジェダイ』のカイロ・レンは憂鬱に囚われていた。



新たなフォースの使い手であるレイの登場により、心を乱されたカイロは、師匠であったスノークを殺し、レイと共にファーストオーダーでもジェダイでもない「新しい何か」を作り出そうとしていた。

ところが、そのレイにも突き放されてしまう。



そして、カイロのかつての師匠 ルークは、カイロをジェダイに育てられなかったことを後悔し続け、最後の仕事としてカイロと対決、反乱軍の生き残りたちの命を救い、姿を消してしまう。

ルークがカイロに最後に見せたかったのは「救うべき命の大切さ」である



ジェダイ界のエリートだったはずのカイロは、悪にもなり切れずジェダイにも戻れない

レジスタンスの希望だった伝説の騎士ルークは、その一生を終えてしまう。



ライトサイドにいて、最もジェダイとしての強いフォースを持っているのは「雑草出身」のレイのみとなった

これは、「スカイウォーカー家の崩壊」を示している



フォースとは、スカイウォーカー家だけが持つものではないのだ。

血統も何も関係のない奴隷の人たちにも備わっている。

それが示すのは、エリート制度の崩壊である。



素晴らしい血統や、学歴がなくても、たとえ貧しい家の出身でも、本人のやる気さえあれば、トップの座を勝ち取ることができる



かつてアメリカでは、ロイヤルファミリーといったらケネディ一家だった。

ケネディ一家の子供たちが何をするにも大騒ぎだった時期があった。



しかし現代では、ある特定の血統や一族が優遇されるようなことがあれば、批判の対象になってしまう。

トランプファミリーが批判されているのを見ればよくわかる。



アメリカからロイヤルファミリーが姿を消していくように、「スター・ウォーズ」からもスカイウォーカー家の血統が消えようとしていくのは自然な流れのように思う。



また、スカイウォーカー家の物語は、ジョージ・ルーカスと父の関係を表していると言われている。

その意味でも、このシリーズはジョージ・ルーカスの世界から脱却し、新たなフェーズに入ったのだと言える。

ジョージ・ルーカスの命に限りがあるように、永遠に続くものなど、どこにもないのだ。



映画「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」アダム・ドライバー



新しい時代を切り開く女性たち


「新生スター・ウォーズ」で、新しい時代を切り開いていくのは、元奴隷の子供たちと女性たちだった。

それもまた、私の心を熱くした。



前回のエピソード7でフォースが覚醒したレイは「ルークの娘だ」と言う大方の予想を裏切り「酒代のかわりに」捨てられ、奴隷として育てられた悲しい過去があったことが明らかになった



かつて、アナキン・スカイウォーカーも子供の頃は奴隷だった。

スカイウォーカー家の終焉と共に登場してきたレイは、ジェダイの遺志を継ぐものであり、新たな時代の希望となる。



そして、「最後のジェダイ」の新キャラクターとして登場するのが、整備士のローズだった。

彼女もまた、姉と共に幼い頃から鉱山でファーストオーダーに奴隷として働かされていた。

姉と共に反乱軍で働くことを夢見ながら、初めてフィンに会った時は「真のヒーローに会えた」と大喜びをする。



ローズにそんな過去があったからこそ、カジノ惑星カント・バイトで出会った少年テミリ・ブラックの気持ちがよくわかるのである。

テミリ・ブラックにとっては、ローズと出会ったことが希望となり、それが奴隷の子供たちへと広がっていく。



アジア系である彼女の起用が批判の元になっているが、私は彼女のキャラクターが大好きだった。

真面目で賢く優しい彼女は、とても愛らしいキャラクターだった。



ファーストオーダーと戦う反乱軍を指揮するのも女性たちだった。

レイア・オーガナに英雄・ホルド提督(ローラ・ダーン)。

ホルド提督が指揮官として最後まで反乱軍を守る姿は、何度見ても泣いてしまう



また、レイアも思った以上に活躍してくれて、どのシーンも涙出てしまう。

キャリー・フィッシャーが亡くなってしまったことで、これが最後のレイアになるかもしれないが、どの場面も風格が感じられ、ルークとの再会は特に、涙なくして観られない。



また、ファーストオーダーでストームトルーパーを指揮するキャプテン・ファズマも女性だった。



それぞれが自分自身と戦い、常にベストを尽くし、観る者を感動させる

まさに、新しい時代の幕開けを感じさせる活躍だった



これに対して、ポリティカル・コレクトネス(参照:Wikipedia ポリティカル・コレクトネス)に配慮しすぎだという反論も聞こえてくる。

そうだろうか。



2017年の映画界は女性たちの活躍が目立った年だった。

ワンダーウーマン」や「アトミック・ブロンド」などの、女性が主役のアクション映画や、「ドリーム」のように黒人女性たちの苦悩が描かれた作品が高く評価された。

それらのできごとに触発され、ハリウッドで活躍する女性たちが「男性たちから受けた性被害」について勇気を持って告発し、これまで権力者たちが多くの女性たちにパワハラ、セクハラを行っていたことが明らかになる。

それが一大ムーブメントとなって世界中に広がった年でもある。



その革命的な2017年に公開されたこの映画で、女性たちの活躍が描かれなかったら「時代遅れのスター・ウォーズ」として多くの人たちから批判されたに違いない

人種に関しても同じで、フィンやローズの活躍がなかったら「ホワイトウォッシュなスターウォーズ」だと言われることは目に見えている。



これは、今までのコアなファンだけを喜ばせる作品ではなく、「より多くの人々に愛される」作品を目指した結果だと言える。

それは、常に先頭に立って走らなければならない映画だからこその「改革」なのだ。

どの映画よりも「あるべき姿」を見せてこそ、常にトップを走っている映画なのだと言える。



映画「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」ケリー・マリー・トランとジョン・ボイエガ


40年の流れの中で変わっていく戦争のカタチ


そして、この「最後のジェダイ」の中で、最も感動し、最も印象的で心を打たれたのは戦争への考え方が変わったことだった。



一番最初にこの映画「スター・ウォーズ」が作られたのは1978年だった。

その頃、世界は冷戦にあり、民主主義と共産主義で真っ二つに割れていた。

「スターウォーズ」も時代を反映し、明らかに共産主義を意識した帝国軍(=悪)と、それに対抗する民主主義の反乱軍(=善)の対立はとてもわかりやすかった。



しかし、40年も経つと時代は変わり、ベルリンの壁は崩壊し、善悪の境界線も変わっていく。

アメリカでは911のテロが起こり、その後も欧米の各地でテロが発生。

「悪をなすテロリストは国内にいる」時代へと突入する。



この「最後のジェダイ」では、その構図を反映し「身内からの反乱」を描く

反乱軍では、オスカー・アイザック演じる「血の気の多い」戦闘員のボーが、ホルド提督に反乱を起こす。

さらに、ファーストオーダーではスノークの忠実な部下、カイロ・レンがクーデターを起こす。



その中で、ボーの反乱に対しホルド提督とレイアが「まったく、やんちゃで困っちゃうわね」ぐらいでおさめ、彼の失敗に対して「寛容さ」を示しているところがとても良かった。

体制に対して反旗を翻したり、抗議を行った人たちに対して寛容であるべきだというのが、そこから伝わってくるからだった。

多くの人たちからの「ボーの今回の行動は、稚拙すぎる」という批判を聞くけれど、彼の行動にはそれなりの意義があったと私は思う。



そして、今回、最も印象に残っているのは、ローズの「大事なことは、敵を憎むことよりも、愛する人を守ること」というセリフだった

これは何度聞いても涙があふれてしまう。



ボーやフィンの無謀な行動は、これまでのスター・ウォーズの戦い方を踏襲したものであり、今までの考え方からするとアリなのだろうと思う。



しかし、時代は変わった。

ひとりの無謀で命知らずのヒーローが生れることよりも、その無謀な作戦の結果、多くの犠牲を出してしまうことを嘆くべきなのである



欧米がこれまで多くの敵国を攻撃してきた結果、そこで暮らしていた国民たちが欧米各国を憎むようになり、「反乱分子のテロリスト」となって、各地に潜みテロを起こす時代になってしまった。

そこから学ぶべきは、思想の違う相手を憎んで攻撃することよりも、自分の仲間たちを愛し助けることなのである



正直、「スター・ウォーズ」がそんなメッセージを発信するとは思っていなかったので、かなりビックリした。



だからこそ、これは「誰も知らないスター・ウォーズ」なのだ

今までと180度方向転換していると言っても過言ではない。

しかし、10年後にこの「最後のジェダイ」を見返せば、きっと、「あれは自然な流れだったね」と思われる作品になっていると確信している



いつか世の中の流れにさからえない時がやってくるなら、自ら先頭を切って方向転換をしていく

たとえ、それが多くのコアなファンを失うような痛みを伴う結果になってしまっても

それが、トップを走り続ける「スター・ウォーズ」の役目であると自覚しているような作品だと思った



本当に最高だった。

私は、この方向転換を大歓迎したい



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「スター・ウォーズ」シリーズ


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映画「ブリグズビー・ベア」を映画館で観た。

幼い頃に誘拐され、25年ぶりに救助された青年が初めて外の世界で暮らし始める生活を描いたコメディ映画。


満足度 評価】:★★★★☆(4.5)

ラスト10分間号泣!

外界から25年間遮断されていた青年が映画に救われていく姿に泣いた!

映画に限らず好きなことに夢中になる気持ちは人を救い、その愛は周りの人に連鎖する。

ダサくてもいい。好きな気持ちが大事なのだ



目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


「ブリグズビー・ベア」予告編 動画

(原題:Brigsby Bear)



更新情報・公開情報


・2018年6月28日 映画館で鑑賞。

・2018年8月1日 感想を掲載。

・2019年2月25日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、ネット配信、DVD共に販売中。



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キャスト&スタッフ


出演者

〇カイル・ムーニー(兼 共同脚本)



〇マット・ウォルシュ


〇ジェーン・アダムス




監督

〇デイヴ・マッカリー

2017年製作 アメリカ映画



映画「ブリグズビー・ベア」



あらすじ


幼い頃から家の中で子供向け教育番組「ブリグズビー・ベア」だけを見て育った青年ジェームズ(カイル・ムーニー)は、両親に言われた通り、外の世界は汚染されていると信じていた。

しかし、そんな彼の元へ警察がやってきてジェームズは両親から引き離されてしまう。

実は、ジェームズが両親だと思っていた人たちは誘拐犯だったのだ。

その衝撃の事実を知ったジェームズは、25年ぶりに実の両親の元へ帰ることとなり…。



映画「ブリグズビー・ベア」



感想



この映画の感想は、私が「ぴあ映画生活」に投稿したものをご紹介します。



ブリグズビー・ベアブリグズビー・ベア (2017)

【監督】デイヴ・マッカリー
【出演】カイル・ムーニー / マーク・ハミル / グレッグ・キニア / マット・ウォルシュ / クレア・デインズ


★★★★☆ [90点]「好きなことに夢中になることで繋がれる絆」


予想外に最後の10分間は号泣だった!



幼いころに誘拐されてから25年間、家の中でテレビ番組「ブリグズビー・ベア」だけを観て育った青年が、25年ぶりに救助され、初めて外の世界で暮らし始める姿を描いたコメディ映画。



この映画が救いなのは、ジェームズを誘拐した夫婦が、ジェームズに愛情を注いで育てたことであり、そこは時々「万引き家族」を思い出しつつ、本当に子供が好きだけど子供を持つことができない夫婦の不幸から生まれる衝動を感じた。

けれど「万引き家族」と違うのは、ジェームズの実の両親も本当に良い人たちで、いつかジェームズが帰ってくると願って信じていた人たちだということ。



そうなって一番困るのは誘拐された本人のジェームズだ。



愛情を注いで育ててくれた両親を憎むことはできないし、かといって、突然現れた本当の両親や妹と、どう接していいかわからない。

そこで、ジェームズは映画と出会い映画製作にのめり込むことで、外の世界と繋がるようになる



私が、この映画で最も感動したのは、その「映画が人を救う」というところ

私も、辛い時には学校サボって映画を観に行ったりしてたし、大人になってからは、映画の話をすることで繋がれた友人たちもできた。



それはジェームズも同じで、「ブリグズビー・ベア」の映画を作ることで「外の世界で生きている実感」を得ることができ、家族とも心から繋がれるようになる

そんなジェームズを観ていて、映画に限らず「好きなことを好きだ」と表現することは、とても大切なことだし、それは時に、その人を救うことになるんだと思った。



歌うことが好き。

おしゃれをすることが好き。

なんでもいい



たとえそれが人と違っていても、時代遅れでも、ダサくても、自信を持って「好きだ」と言える気持ちは、きっと周りの人たちの気持ちも動かすことになる

その好きな気持ちの連鎖が広がっていくところにとても感動し、号泣してしまった

映画好きはもちろん、全ての人にオススメの作品


Posted by pharmacy_toe on 2018/06/30 with ぴあ映画生活




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マーク・ハミル主演の映画「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」をWOWOWで観た。

ダース・ベイダーから「私はお前の父だ」と知らされたルークは、修行を終えるため、再びヨーダの元へ向かう…。

満足度 評価】:★★★★★

エピソード4~6の総まとめ。

全滅したと思われたジェダイの騎士が誕生し、反乱軍と帝国軍の最後の闘いが始まる。

「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」予告編 動画

(原題:RETURN OF THE JEDI)



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キャスト&スタッフ


出演者

マーク・ハミル
…(「ブリグズビー・ベア」、「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」、「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」、「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」など)

キャリー・フィッシャー
…(「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」、「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」、「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」など)

ハリソン・フォード
…(「ブレードランナー 2049」、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」、「アデライン、100年目の恋」、「インディ・ジョーンズ」シリーズ、「42 ~世界を変えた男~」、「エアフォース・ワン」、「ブレードランナー」、「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」、「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」など)

アレック・ギネス
…(「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」、「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」など)

監督

〇リチャード・マーカンド

製作総指揮・脚本

ジョージ・ルーカス
…(「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」(監督・製作・脚本)、「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」(製作総指揮)、「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」、「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」、「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」(監督・製作総指揮・脚本)など)


1983年 アメリカ映画

スター・ウォーズエピソード6ジェダイの帰還



あらすじ


帝国軍からの逆襲に遭い、辛くも逃げ切ったルーク(マーク・ハミル)と、レイア(キャリー・フィッシャー)だったが、ハン・ソロ(ハリソン・フォード)が賞金稼ぎのボバ・フェットにつかまりジャバ・ザ・ハットの元へと連れ去られてしまう。

ルークとレイアはハン・ソロを救出するために、ルークの故郷タトゥイーンへと向かう…。

同じころ、帝国軍はデス・スターを再び建設するが、反乱軍はスパイを送り込み、今回も設計図を入手し、デス・スターを破壊する計画を立てる。

そして、ダース・ベイダーと皇帝シスはルークを仲間に入れようと画策し…。

スター・ウォーズエピソード6ジェダイの帰還4



感想(ネタバレあり)


ルークがジェダイの騎士になるまでの長い旅の終わり


このエピソード6「ジェダイの帰還」はスター・ウォーズの第2章エピソード4~6の総まとめの回。

エピソード4~6はアナキンの息子ルークがフォースを知り、ジェダイの騎士になるまでが描かれている。

このエピソード6でその長い旅も終了する。

エピソード5では、ジェダイの修行を終えないままダース・ベイダーと対決し、しかも、ダース・ベイダーが父だと発覚してしまったルーク。

さらに、その父から「共に帝国で銀河を支配しよう」と誘われて動揺。

しかし、最後の最後に父の元から去りレイアの元へと帰っていく。

そこまでがエピソード5。

このエピソード6では、ルークはジェダイの修行を終了させ、ダース・ベイダーと最終決着をつけるのが最大の見どころになる。

そして、それまで恋心を抱いていたレイアが、実の妹だと悟るのもこのエピソード6である。

父と子の最終決戦の回なんだなぁ~。


スター・ウォーズエピソード6ジェダイの帰還5



ルーク vs ダークサイド


そのため、ジェダイの修行を終えようとヨーダの元へ向かったルーク。

すると、ヨーダからは「ダース・ベイダーを倒せば、一流のジェダイの騎士になれる」と告げられる。

そう言い残すとヨーダは900歳(!?)の命を終えてしまう…。

あぁーーヨーダーーーー!!

ということは、ルークがこの銀河系でただ1人残るジェダイの騎士となってしまった。

それも、「ダース・ベイダーとの対決を終えて」からの話で。

そして、彼はその足でダース・ベイダーとの直接対決に向かう。

ルーク vs ダース・ベイダー vs 皇帝シス

ちょっと説得すれば簡単に寝返ると考えていた皇帝シスだったが、ルークは意外と頑固で意志が固く、帝国に協力する気がない。

それどころか、ダース・ベイダーの中にいるアナキンを呼び戻そうとしている。

そこでブチ切れちゃったのが、皇帝シス。

さすがダークサイド。キレるトップスピードがハンパない(笑)

手からビリビリ電源を出してルークを苦しめ始めた。

この暗黒面ならではの「怒りを我慢できない性分」が逆に命取りとなってしまう…。


スター・ウォーズエピソード6ジェダイの帰還2



ダース・ベイダー vs アナキン・スカイウォーカー


ルークに会うまでは、自分の息子を説得して帝国の仲間にしようと思っていたダース・ベイダー。

ルークに対し、これまでに会ったことがないぐらい強いフォースを感じたダース・ベイダーは、ルークのフォースがあれば銀河系はわが物だと思ったはず。

暗黒面の人たちの欠点はそこね。

人に対し、「フォースがあるかないか」「そのフォースが強いか弱いか」で判断する。

彼らにとっては、「ハン・ソロ」とか「レイア」とかフォースが無い者、もしくは発展途上の者には興味がない。

人間の感情面や、情緒面、協力性は一切評価しないから、その人間がどう動くか想像できず、部下を力で支配しようと考える。

ルークの場合もそうだった。

ルークがレイアやハン・ソロの仲間を大切にしたいという気持ちを計算に入れないない。

だから、彼が頑なに断る理由が分からず、シスは力でねじ伏せようとしてしまった。

その痛めつけられている様子を見て、ダース・ベイダーはかつて自分も人間・アナキンだった頃を思い出し、息子の辛い気持ちを理解し始める。

アナキンは、「母親の愛」や「妻パドメの愛」を失ったことでダークサイドに落ちた人間だけれども、「息子への愛」が彼の人間らしさを取り戻すことになった。

ちょっとベタだけれども、人間の「愛」という感情はフォースをしのぐ最強の武器なのだ。

ルークを救いたい一心で、ダース・ベイダーは命がけでシスを奈落の底へと落としてしまう。

こうして、最後まで信念を貫き通したルークはジェダイの騎士となり、ダース・ベイダーはこの世を去っていった…。


スター・ウォーズエピソード6ジェダイの帰還3



ルークの最終決戦からエピソード7へ…


エピソード6はそれだけではなく、ジャバ・ザ・ハットからハン・ソロを救うシーンとか、イウォークが大活躍する戦闘シーンとか、見どころは他にもあるんだけど、私の中で一番心に残るのは、やっぱり、このルークの最終決戦だった。

そして、時は流れ話はエピソード7へ…。

レイアとハン・ソロの間には息子・ベンが生まれるが、ベンは後にダース・ベイダーの信奉者となりカイロ・レンへと…。

その混乱した状況から世界を救うのがレイであり、彼女はルークの娘なのか??

エピソード7は、レイのフォースが覚醒する物語である。

それは、帝国が最も恐れていたことだった…。

あぁぁこの続きもすごく楽しみだなぁ。

今年は、エピソード8が公開になる予定。

今から楽しみ過ぎる…。





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マーク・ハミル主演の映画「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」をWOWOWで観た。

エピソード4で帝国軍の究極兵器デス・スターを破壊した反乱軍だったが、帝国軍の激しい逆襲に遭ってしまう…。

満足度 評価】:★★★★★

「スター・ウォーズ」シリーズの中で、最も内容が濃く充実しているのが、この「帝国の逆襲」

特に、ダース・ベイダーとルークの対面と葛藤は必見もの。

「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」予告編 動画

(原題:THE EMPIRE STRIKES BACK)




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キャスト&スタッフ


出演者

マーク・ハミル
…(「ブリグズビー・ベア」、「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」、「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」など)

キャリー・フィッシャー
…(「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」、「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」など)

ハリソン・フォード
…(「ブレードランナー 2049」、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」、「アデライン、100年目の恋」、「インディ・ジョーンズ」シリーズ、「42 ~世界を変えた男~」、「エアフォース・ワン」、「ブレードランナー」、「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」など)

アレック・ギネス
…(「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」など)

監督

〇アーヴィン・カーシュナー

1980年製作 アメリカ映画

スター・ウォーズエピソード5帝国の逆襲

あらすじ


はるか彼方の銀河系で、帝国軍により世界が暗黒面に支配されつつある頃、反乱軍は帝国軍の究極兵器デス・スターを破壊。

これで反乱軍が有利かと思われたのつかの間、ダース・ベイダー率いる帝国軍の逆襲に遭い、反乱軍は秘密基地を破壊されようとしていた。

それを察知した反乱軍は秘密基地を脱出。

その後、ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)はジェダイの騎士になるために、オビ=ワン・ケノービ(アレック・ギネス)の師匠であるヨーダの元へと向かう。

その一方で、レイア姫(キャリー・フィッシャー)は、ハン・ソロ(ハリソン・フォード)と共にファルコン号で秘密基地から脱出するが、ダース・ベイダーが仕掛けた罠にかかろうとしており…。


スター・ウォーズエピソード5帝国の逆襲5

感想(ネタバレあり)


ルークとレイアの誕生秘話…


「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」を観た時の感想でも書いたけど、この「スター・ウォーズ」シリーズの根底に流れているのは、親と子の物語である。

アナキン・スカイウォーカーは幼い頃からジェダイの騎士になるために最愛の母と離れて暮らすことを余儀なくされる。

しかし、その後、愛する母はならず者に殺されてしまう。

さらに、愛する妻パドメも失い、世の中に対する怒りが彼をダース・ベイダーにしてしまう。

そのアナキンとパドメの間に生まれたのがレイアとルークの双子だった。

パドメは彼らを産んだ後、アナキンが暗黒面に落ちたことを知り生きることを拒否。

そのため、レイアとルークは共に本当の親を知らずに生きてきた。

そして、このエピソード5では、その真実がダース・ベイダー(=アナキン)とルークに知らされる。


スター・ウォーズエピソード5帝国の逆襲4

ルークのフォースを欲しがるダース・ベイダー


ルークにとって父とは、幼い頃から育ててくれたオーウェン叔父さんだった。

オーウェン叔父さんはアナキンの異父兄であり、ルークが生まれた頃に父は死んだと聞かされ、彼もその話を信じていた。

その後、オビ=ワンと出会うと、ルークは父が優秀なジェダイの騎士だったと知らされる。

その話を聞かされて間もなく、オビ=ワンはダース・ベイダーにより殺されてしまったため、結局、父がどんな人だったのか聞くことができないまま、「父のような立派なジェダイの騎士」になることを目標としてきた。

エピソード1から順を追って観た人は、ここまでのストーリーを知った上で、このエピソード5を観ることになる。

ダース・ベイダーとルークが親子だと先に知ったのは、ダース・ベイダーだった。

シスの帝王からその事実を聞かされ、自分のフォースがルークによって乱される理由を悟る。

そして、ダース・ベイダーはそのルークの強いフォースがあれば、帝国をさらに強くすることができると感じ、ルークを帝国に誘い込もうと考える。

それは、昔から誰よりも野心家だったアナキンが考えそうなことで、自然な流れだと思った。


スター・ウォーズエピソード5帝国の逆襲2

ルークのフォースはレイアを求める


エピソード1から順を追って見てきた人はダース・ベイダー(=アナキン)がルークの父だと知っている。

それでも、ルークがダース・ベイダーに近づくと緊張感が生まれるし、ドキドキしてしまう。

ルークはまだジェダイの騎士として認められていない状態でダース・ベイダーと直接対決を始めた時、ダース・ベイダーはかつて、自分がクローン戦争の時に右手を失くしたように、ルークの右腕を切り落とす。

これは、「お前も私と同じように苦しみを味わえ」という父からのメッセージだったのか。

そして、いよいよ、ルークはダース・ベイダーから「私はお前の父だ」と告げられる。

これは、映画史に残る名場面の1つ。

この映画が公開されてから、何度もこの映画を観て、さらに、エピソード1から順追って観て、それでも、このセリフの場面になるとドキドキする。

ルークは、腕を失くした痛みと、父からのショッキングな告白に大きく動揺する。

それはそうだな。こんな時に混乱しない奴がいたら会ってみたい(笑)

そして、「共に銀河を制覇しよう」という言葉に揺らぎ、手を差し伸べるダース・ベイダーに心が揺れ動く。

しかし、彼が求めたのはダース・ベイダーではなく、レイアだった。

彼のフォースはレイアを求めていた。


スター・ウォーズエピソード5帝国の逆襲3

信念を貫き通すには痛みを伴う


この「エピソード5」で描かれるのは、どんなに才能あふれる人間でも、全ての誘惑を断ち切り、自分が正しいと思うことを貫き通すには、かなりの痛みが伴うということ。

それは、たとえ誘惑してくる相手が、自分の親だったとしてもだ。

その痛みを通り越してこそ、信念を貫き通すことができる。

人間は一生、修行なんだなぁ。

誰だって、親が言っていることが正しいと思ってしまう。

でも、ある程度の年齢を過ぎると、自分が親になる年齢になっていることに気付く。

その時は、「親のものではない自分軸」を持たないと、いつまで経っても自立できない。

これは、ルークにとって痛くて悲しい自立の物語なのだ。

親の全てに反抗するわけではなく、その中から「自分の信念」にとって「正しい行い」を選択し貫き通すべきだと感じた。


そして、物語は「エピソード6」へ。

ハン・ソロは賞金稼ぎのボバ・フェットにさらわれてしまい、ルークはジェダイ・マスターになる修行が終わっていない、まだ、レイアは実の父の正体も知らず、彼らとダース・ベイダーとの決着もついていない…。

全ての物語が決着するエピソード6がさらに楽しみだーーー。



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マーク・ハミル主演の映画「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」をWOWOWで観た。

1977年に製作された「スター・ウォーズ」シリーズの第1作。「スター・ウォーズ」の歴史の全てはここから始まっている。

満足度 評価】:★★★★★

全てはここから始まっているんだぁと思うと、それだけで全てのシーンが愛おしく、感慨深い。

ここに描かれる全ての世界観が好き。


「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」予告編 動画

(原題:STAR WARS EPISODE IV A NEW HOPE)




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キャスト&スタッフ


出演者

マーク・ハミル
…(「ブリグズビー・ベア」、「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」)

キャリー・フィッシャー
…(「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」)

ハリソン・フォード
…(「ブレードランナー 2049」、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」、「アデライン、100年目の恋」、「インディ・ジョーンズ」シリーズ、「42 ~世界を変えた男~」、「エアフォース・ワン」、「ブレードランナー」など)

〇アレック・ギネス

監督・脚本・製作

〇ジョージ・ルーカス

スター・ウォーズエピソード4新たなる希望

あらすじ


銀河系を支配する帝国は、惑星を1つ丸ごと消すことができる究極の兵器デス・スターを建築し勢力を強めていた。

元共和国のレイア姫(キャリー・フィッシャー)はデス・スターの設計図を手に入れ、反乱軍に届けようとしていた。

それを知った帝国軍のダース・ベイダーはレイア姫を拘束するが、彼女は既にそのデータをドロイドのR2-D2に渡し、R2-D2はレイア姫からのメッセージと共に元ジェダイの騎士のオビ=ワン・ケノービ(アレック・ギネス)へ届けようとしていた。

しかし、その道中でR2-D2が襲われたところを、ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)に助けられ、ルークと共にオビ=ワンの元へ向かう…

スター・ウォーズエピソード4新たなる希望3

感想(ネタバレあり)


「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」の続きからスタートするエピソード4


「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」を観た後に、この映画を観ると非常に感動する。

当たり前だけど、ちゃんと「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」の続きからスタートしているから。

ラストでレイア姫が「希望です」と言ったその通り、それを受け継いで「希望」 の物語になっているから。

もちろん、「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」の方が後付けで作られているんだから、辻褄が合うように作られているのは当然だけど、冒頭から、なんの違和感もなくスッとエピソード4に入れるところが素晴らしいなと思った。

「希望」とは、アナキン・スカイウォーカーが暗黒に落ちてから続く帝国の時代を終わらせること。

ジン・アーソの父が娘のあだ名「スターダスト」の名前をつけてひっそりと仕込んだデス・スターの弱点。

「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」で語られた秘話がここで明らかになる。


スター・ウォーズエピソード4新たなる希望2

帝国を倒すための希望を手にしたレイア


エピソード3で、アナキンとパドメの間に生まれた二人の子供、レイアとルーク。

レイアは元共和国の議員の娘として育てられ、ルークはアナキンが育った実家に預けられた。

その後、レイアは共和国復活の象徴ののように育てられ、ルークはオビ=ワン・ケノービが遠くから監視する中で育てられた。

そして、今回、レイアはデス・スターの設計図を手に入れたことで帝国を倒し、反乱軍が勝つことで共和国の復活を考えていた。

デス・スターはそのための「希望」だった。

ここへ来るまでの間に、長い長い物語がいくつもあった。

そして、また新しい第2章が始まろうとしている。

スター・ウォーズエピソード4新たなる希望5

ルーク、レイア、ハン・ソロ、オビ=ワンとの出会い


しかし、なんといっても、このエピソード4は「出会い」の物語である。

ルークがオビ=ワンと出会い、自分の中に隠れているフォースを知る。

そして、レイアやハン・ソロと出会う。

もちろん、ダース・ベイダーにも。

当然、ルークもレイアもダース・ベイダーも2人がダース・ベイダーの子供だと知るわけもなく。

でも、私はそのことを知っていて。

そういう視点で観ると、なんだか既に切なくて。

しかもルークはレイアにちょっと惚れてしまっていて。

生き別れた双子なのに…と思うと、これもまた切なくて。

ダース・ベイダーはルークのフォースが強いことを既に感じていて。

ダース・ベイダーにも制御できない程のフォースをルークは既に備えていて。

ここからの2人の物語を思うと、そんなダース・ベイダー(アナキン)もちょっと切なく見えてしまう。


スター・ウォーズエピソード4新たなる希望4

エピソード1から順番に観たからこそ感じる「ダース・ベイダーに残るアナキンの心」


そう思うと、やっぱり、「スター・ウォーズ」の正しい見方としては、作られた年の順にみるのではなく、エピソード1から順に時系列で観るのが良いと思う。

エピソード1~3 → ローグ・ワン → エピソード4…

すると、アナキンがダークサイドに落ちてから、このエピソード4で久しぶりにオビ=ワンと再会するけど、あっという間にオビ=ワンは消えてしまい

それは、私はオビ=ワンがルークとダース・ベイダーを引き合わせるためだけに登場したんだと思い

ダース・ベイダーは、オビ=ワンのその思いに気付かず

でも、自分よりも強いフォースを感じるルークに心を乱され始める…

ここで、エピソード4からいきなりこの映画を観たら、ダース・ベイダーはただの悪役ロボットだけど、彼の中身はアナキンなんだと知ってから見ると、人間らしさが見えてきて、心が締め付けられるんだよね。

だから、ダース・ベイダーのバックボーンをキチンと知るためにも、エピソード1から見るべきだと思った。


さて、この後のエピソード5は、帝国の逆襲へと続くわけで。

あの名シーンも出てくるんだなぁ~。

あぁぁぁぁアナキン…そしてルーク…早くエピソード5が観たい…。



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