とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:リチャード・ジェンキンス



ウディ・ハレルソン主演の映画「LBJ ケネディの意志を継いだ男」を試写会で観た。

ジョン・F・ケネディ大統領暗殺後、急遽、大統領に就任することになったジョンソン大統領を描く社会派人間ドラマ。



満足度 評価】:★★★☆☆(3.5)

国民から絶大な人気を誇るJFKの代わりに、急遽、大統領に就任したLBJ 。

そこから彼自身もケネディのように愛される大統領になろうと考え直したところからが面白かった。

政治は国民のものなのだ

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『LBJ ケネディの意志を継いだ男』予告編 動画

(原題: LBJ)



更新履歴・公開、販売情報

・2018年9月26日 試写会にて鑑賞。

・2018年10月12日 感想を掲載。

・2019年9月2日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、ネット配信、DVD共に販売中。詳しい作品情報につきましては、下記公式サイトをご参照ください。
 ↓
映画『LBJ ケネディの意志を継いだ男』公式サイト

見逃しちゃった?でも大丈夫!映画「LBJ ケネディの意志を継いだ男」は、現在U-NEXT で配信中

本ページの情報は2019年9月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

Amazon Primeで観る:「LBJ ケネディの意志を継いだ男」(字幕版)

LBJ ケネディの意志を継いだ男 (字幕版)

新品価格
¥299から
(2019/9/1 23:30時点)



DVDで観る:「LBJ ケネディの意志を継いだ男」

LBJ ケネディの意志を継いだ男 [Blu-ray]

新品価格
¥4,377から
(2019/9/1 23:32時点)






キャスト&スタッフ


出演者






…(「ヘイトフルエイト」、「マニシスト」など)

監督

ロブ・ライナー
…(「記者たち~衝撃と畏怖の真実~」、「最高の人生のつくり方」など)


2016年製作 アメリカ映画



映画「LBJ ケネディの意志を継いだ男」




あらすじ

1960年、リンドン・B・ジョンソン(ウディ・ハレルソン)は国会の民主党の院内総務として活躍していたが、予備選挙でジョン・F・ケネディ(ジェフリー・ドノヴァン)が民主党代表に選出され、JFKは大統領当選を果たす。

JFKから副大統領に指名されたLBJは、それを受けるが、実際にLBJの意見が反映されることはなかった。

しかし、1963年、ダラスでJFKが暗殺されると、LBJが大統領を務めることになるが、それをよく思わないロバート・ケネディ(マイケル・スタール=デヴィッド)としばしば対立するようになり…。



映画「LBJ ケネディの意志を継いだ男」




感想(ネタばれあり)


この映画の感想につきましては、私が「ぴあ映画生活」に掲載したものをご紹介します。

LBJ ケネディの意志を継いだ男 (2016)


★★★☆ [70点]「JFK の後釜という苦悩」


切り取る角度を変えると、歴史の違う表情が見えてくる」という歴史の見方の面白さを感じた作品。



まず、LBJ という名前になじみがないんだけれども、それは、リンドン・B・ジョンソン元大統領のこと。

彼は、上院議員の院内総務(一番力のある人)を務めていたため、大統領選挙に立候補するもJFKに負けてしまう。

ケネディとは、全く正反対の意見をもつLBJ だが、ケネディは力のある彼を副大統領に指名する。



ケネディは「敵は外よりも、近くに置いた方がいい」と考えたからだ。

とはいえ、世間が注目するのはJFKで、LBJの意見が反映される機会などない。



ところが、間もなくJFKが暗殺されてしまう。

アメリカでは「ベトナム戦争を長引かせた大統領」という評価を受けたLBJだったけれど、果たして本当にそうだったのか…と、この映画では問いかける



大統領に就任したJFKが推し進めていたのは、黒人の権利を認める公民権であり、国民は「アメリカに差別のない新しい時代がやってくる」と期待していた。

しかし、その、イケメンでスマートなケネディ大統領は暗殺されてしまい、アメリカに「ケネディロス」の波が押し寄せる。



そのケネディの代わりに「正しく法律にのっとって」大統領に就任したのは、南部の田舎町からやってきた保守的なおっさんのLBJだった。

それまでLBJは公民権に反対だったけれど、急遽、大統領に就任したことで、反対を貫き通すか、賛成するかの選択を迫られる



このLBJは、田舎から出てきたおっさん丸出しの古いタイプの政治家で、言うことも下ネタ満載だけれど、どこか憎めないタイプ。

彼は彼なりに、考え方は正反対だけれど、国民から絶大な支持を集めるケネディについて、彼が愛される理由を考え、自分も愛される人間になろうと努力していた

そんな彼の裏側の姿がここでは描かれているから、憎めないんだろうと思った。



「もしも、JFKが生きていたら、もっと違う世の中になっていた」というのは、よく語られることだけど、「もし、この時ジョンソンが違う選択をしていたら」というのは、あまり聞いたことがない。

今、多様性が叫ばれる時代だからこそ、この時のジョンソンの選択について、再考察するべきなのでは…と考えさせられる作品になっている



勉強不足な私としては、ケネディの次はニクソンだとばかり思っていて、このジョンソン大統領の印象がなく、それだけでも、とても勉強になった映画だった。



加えて、そのジョンソンを通して、JFKの偉大さを改めて感じる映画だった

政治とは、権力闘争で勝ち抜くためのものなのか、それとも、国民のためのものなのかを考えさせられる作品だった。


Posted by pharmacy_toe on 2018/09/29 with ぴあ映画生活


見逃しちゃった?でも大丈夫!映画「LBJ ケネディの意志を継いだ男」は、現在U-NEXT で配信中


本ページの情報は2019年9月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。





Twitterでも、映画情報や海外ドラマの情報を発信しています~




Instagramでも映画のレビューを日々更新しています~






↓ 人気ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします

映画 ブログランキングへ

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村





Amazon Primeで観る:「LBJ ケネディの意志を継いだ男」(字幕版)

LBJ ケネディの意志を継いだ男 (字幕版)

新品価格
¥299から
(2019/9/1 23:30時点)



DVDで観る:「LBJ ケネディの意志を継いだ男」

LBJ ケネディの意志を継いだ男 [Blu-ray]

新品価格
¥4,377から
(2019/9/1 23:32時点)


















このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


ギレルモ・デル・トロ監督の映画「シェイプ・オブ・ウォーター」を東京国際映画祭で観た。

1962年冷戦時代のアメリカで発見された半魚人と心を通わせる女性のSFファンタジー作品。


満足度 評価】:★★★★☆

愛に溢れ、心温まる優しい映画だった。

ここにあるのは、海の中の王様と、口のきけないお姫様の運命の恋。

なぜ、彼らは出会い、愛し合うことになったのか。

ギレルモ・デル・トロ監督が描く、「多様性の時代」にあるべき愛の姿。


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


「シェイプ・オブ・ウォーター」予告編 動画

(原題:The Shape of Water)



更新履歴・公開、販売情報

・2017年11月11日 東京国際映画祭で観た感想を掲載。

・2018年11月25日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。


ネット配信で観る:「シェイプ・オブ・ウォーター」(字幕版)

シェイプ・オブ・ウォーター (字幕版)

新品価格
¥399から
(2018/11/25 18:56時点)



DVDで観る:「シェイプ・オブ・ウォーター」

シェイプ・オブ・ウォーター オリジナル無修正版 2枚組ブルーレイ&DVD [Blu-ray]

新品価格
¥2,336から
(2018/11/25 18:57時点)



解説本:「ギレルモ・デル・トロのシェイプ・オブ・ウォーター 混沌の時代に贈るおとぎ話」

ギレルモ・デル・トロのシェイプ・オブ・ウォーター 混沌の時代に贈るおとぎ話

新品価格
¥5,777から
(2018/11/25 18:59時点)




キャスト&スタッフ


出演者

サリー・ホーキンス
…(「パディントン2」、「僕と世界の方程式」、「パディントン」、「ブルージャスミン」など)

マイケル・シャノン
…(「ホース・ソルジャー」、「ラビング 愛という名前のふたり」、「ドリームホーム 99%を操る男たち」、「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」、「マン・オブ・スティール」、「マッド・マザー 生贄の少年」など)

リチャード・ジェンキンス
…(「LBJ ケネディの意志を継いだ男」、「アウトロー」、「扉をたたく人」など)

オクタヴィア・スペンサー
…(「gifted/ギフテッド」、「ドリーム」、「ギリー・ホプキンズの不機嫌な日常」など)

〇ダグ・ジョーンズ

マイケル・スタールバーグ
…(「君の名前で僕を呼んで」など)



監督・脚本・製作・原案

ギレルモ・デル・トロ
…(「パンズ・ラビリンス」、<製作総指揮のみ>:「MAMA」、「永遠のこどもたち」)


2017年製作 アメリカ映画



映画「シェイプ・オブ・ウォーター」



あらすじ


1962年、冷戦時代のアメリカでは、科学技術の分野でアメリカとソ連が競い合っていた。

そんな中、アメリカの調査隊はアマゾンの山奥で「神」と崇められている半魚人(ダグ・ジョーンズ)を発見する。

その半魚人が収容されている研究所で掃除の仕事をしているイライザ(サリー・ホーキンス)は、研究所で恐れられている半魚人に興味を持ち始め、手話でその思いを伝え始める…。



映画「シェイプ・オブ・ウォーター」サリー・ホーキンス



感想(ネタばれあり)


『異質なもの』に対して不寛容だった時代に出会ったイライザと半魚人


物語の舞台は1962年のアメリカ。

その当時は冷戦時代で、アメリカとソ連は科学技術力を競い合っていた。

その頃のアメリカは、今と比べて同性愛者、有色人種、障がい者への差別・偏見がまだまだ強かった時代だった。



主人公のイライザは、幼い頃に声帯を切られた状態で発見され、孤児として育つ。

人とのコミュニケーションは手話で行い、隣人の独身男性ジャイルズと助け合いながら生活していた。

そのジャイルズは同性愛者なのだが、当時は同性愛者に対する周囲の理解がなく、そのそぶりを見せようものなら、異常者扱いをされてしまっていた。

イライザは、夜間、研究所で掃除の仕事をして働いていたが、同僚のゼルダは黒人で、彼女もまた偏見の目にさらされながら生活していた。



そんな時、イライザとゼルダが働く研究所に半魚人がやってきた。

幼い頃から『異質の存在』として好奇の目にさらされてきたイライザにとって、その半魚人は『同類』であり、出会った瞬間から気持ちが分かり合えるような気がして、半魚人が威嚇してきても、臆することなく近づくことができた。

そして、そこから半魚人とイライザの心の交流が始まる。



映画「シェイプ・オブ・ウォーター」サリー・ホーキンス、リチャード・ジェンキンス



未知のものを恐れる人たちと、受け入れようとする人たち


ここに登場する人々は、当時のアメリカがその存在を認めなかった人たちである。

障がい者のイライザ、黒人女性のゼルダ、ゲイのジャイルズ、そして半魚人。

マイケル・シャノン演じるストリックランドや、ジャイルズが通うパイ屋さんの店員は、当時の典型的なアメリカ人を体現したものである。



なぜ、彼らはそれ程までにマイノリティの人たち嫌い、差別的な態度をとっていたのか

それは、彼らが「自分たちとは異なるもの」だからこそである。

人は、未知のものと出会った時、相手の行動が読めず、恐れを抱くようになる。

当時のアメリカにとって理想的なものは、ノーマンロックウェルが描くような世界であり、そこには、黒人や障がい者や、ゲイや半魚人は出てこない。

彼らは、「自分たちとは異なる」未知のものを恐れ、威圧し、時には暴力を使って彼らを服従させていた



半魚人は、そんな時代のマイノリティを象徴している存在であるが、だからこそ、同じくマイノリティのイライザは半魚人に興味を持ち、彼の言葉を理解しようとし、心を通わせようとした。

それは、ギレルモ・デル・トロ監督がこれまで一貫して描いてきた「人と異なることは素晴らしいこと」がここにも通じていて、彼らへの愛情に満ち溢れた作品となっている



映画「シェイプ・オブ・ウォーター」サリー・ホーキンス、マイケル・シャノン、オクタヴィア・スペンサー



言葉がつうじなくても、身振り手振りで分かり合える…それが、多様性の時代のコミュニケーション能力


やがて、イライザと半魚人は愛し合うようになるが、そのイライザと半魚人の恋を通じて描かれるのは、「言葉がなくても分かり合える世界」である。



観光地でよく見かける光景の一つとして、「外国人に話しかけられて、逃げてしまう日本人の姿」がある。

それは、「自分が英語を話せないから」という英語コンプレックスからくるものだけど、実際は、英語を話せなくても、身振り手振りと、知っている単語だけでなんとかなることがほとんど。

そこには、英語コンプレックスに加えて『外国人』という未知のものに対する恐れもある。

それは、島国で育った日本人が、どうしても異文化とのコミュニケーションがうまくなれない原因の一つである。



声を発することができないイライザにとっては、彼女以外の全ての人たちが『言葉の通じない人たち』である

相手が、白人だろうと、黒人だろうと、ゲイだろうと、半魚人だろうと、誰であっても『ゼロからコミュニケーションをスタート』させることに違いはないし、常に、『相手の表情を読む』ことでコミュニケーションを成立させてきた。

だから、イライザはいつも通り半魚人と初めて出会った時に、相手に恐れを抱くよりも、まず表情を読んだのだろう

そして、彼に好意を抱くようになる。



半魚人にとって、そんなイライザは『他の人間』と明らかに違っていて、初めて心を開く相手になった。

イライザが幼い頃から口がきけなかったからこそ、これは海の中の王様と、口のきけないお姫様の運命の恋の物語なのである。



これは冷戦時代の話であるが、現在のような『多様性の時代』だからこそ、イライザのように「言葉がなくても相手と通じ合えるコミュニケーション能力」が必要であることを、2人の恋は示している

他の人と見た目や話す言葉が違っていても、見つめ合えば分かり合えることがある

そして、そこから恋に発展することだってある。

相手を恐れるよりも、まずは理解しようとする気持ちが大切だと、ギレルモ・デル・トロ監督は訴えたかったのだと思った。



映画「シェイプ・オブ・ウォーター」



大人になった「パンズ・ラビリンス」


私たちが水の中に潜った時、周りを水に覆われて全く音の無い状態になる。

それは、イライザと半魚人にとって言葉のいらない、愛に覆われた世界である。

外でどんなに恐ろしいことが起きたとしても、水の中にいる彼らの世界は幸せな世界

だからこそ、この映画のタイトルは「The Shape Of Water」なのであり、それが彼らの愛の形なのである。



しかし、「外の世界で何が起きようとも、プリンセスには幸せな世界が待っている」という、おとぎ話の世界観は、ギレルモ・デル・トロ監督の「パンズ・ラビリンス」とどうしてもダブってしまう。

パンズ・ラビリンス」は第二次大戦の話で、こちらは冷戦の話だし、「パンズ・ラビリンス」は少女の話で、こちらは大人の恋愛の話だけれど、どうしても既視感があって新鮮味を感じなかった。



これまでアメリカが描いてきたノーマン・ロックウェル的な『理想の家庭』の時代は終わり、これからは多様性の時代であることを示唆する愛に溢れた世界観は素晴らしいけれど、どうしても、「パンズ・ラビリンス」を思い浮かべてしまい、私としては絶賛という気持ちにまではなれなかった。

むしろ、私としては「パンズ・ラビリンス」と出会った時の衝撃が強く、この「シェイプ・オブ・ウォーター」はそれを越えられなかった。

監督としては、「パンズ・ラビリンス」の少女が成長して、ここでは洗練された愛の形を示したんだろうけど、もっと違う形の結末を見せて欲しかったなと思った。





↓ 人気ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします

映画 ブログランキングへ

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村





ネット配信で観る:「シェイプ・オブ・ウォーター」(字幕版)

シェイプ・オブ・ウォーター (字幕版)

新品価格
¥399から
(2018/11/25 18:56時点)



DVDで観る:「シェイプ・オブ・ウォーター」

シェイプ・オブ・ウォーター オリジナル無修正版 2枚組ブルーレイ&DVD [Blu-ray]

新品価格
¥2,336から
(2018/11/25 18:57時点)



解説本:「ギレルモ・デル・トロのシェイプ・オブ・ウォーター 混沌の時代に贈るおとぎ話」

ギレルモ・デル・トロのシェイプ・オブ・ウォーター 混沌の時代に贈るおとぎ話

新品価格
¥5,777から
(2018/11/25 18:59時点)


















このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


トム・クルーズ主演の映画「アウトロー」をNHK BSプレミアムで観た。

かつて陸軍兵で腕利きだった捜査官ジャック・リーチャーが、ある銃乱射事件にまつわる陰謀を暴く。

満足度 評価】:★★★☆☆

陸軍出身、腕利きの捜査官ジャック・リーチャーっていうわりに、事件は小ぶりで、あまり迫力がなかった印象だった。それでも、トム・クルーズのキレのあるアクションシーンは見応えあり。

出演トム・クルーズロザムンド・パイクリチャード・ジェンキンスロバート・デュバル、ヴェルナー・ヘルツォーク、デヴィッド・オイェオウォ、ジェイ・コートニー

監督クリストファー・マッカリー 2012年製作 アメリカ映画

「アウトロー」予告編 動画

(原題:JACK REACHER)




「アウトロー」 Blu-ray

アウトロー [Blu-ray]

新品価格
¥952から
(2016/6/23 23:26時点)



原作本「アウトロー」 上

アウトロー 上 (講談社文庫)

新品価格
¥864から
(2016/6/23 23:38時点)



原作本「アウトロー」 下

アウトロー 下 (講談社文庫)

新品価格
¥864から
(2016/6/23 23:40時点)



あらすじ


一般市民6人を無差別に殺害した銃乱射事件。

元兵士が容疑者として逮捕されるが、彼は事件について語ろうとせず、唯一要求したのは「ジャック・リーチャーを呼んでくれ」の一言だった。

ジャック・リーチャー(トム・クルーズ)は、かつて陸軍で活躍した捜査官で、華々しい軍歴がありながら退役した人物で、その後の足取りがつかめていなかった。

そこへ、テレビのニュースでこの件を知ったジャック本人が、捜査本部に現れたのだが…。


アウトロー



アウトロー4


感想(ネタバレあり) トム・クルーズが謎の男??


果たして…。この映画は何を語りたかったのか。

「謎の男。ジャック・リーチャー」なのか、それとも「ジャック・リーチャーが巻きこまれた陰謀」なのか。

どっちつかずのまま、中途半端な形で終わってしまったように思う。

ジャック・リーチャーは、陸軍出身の腕利き捜査官。

華々しい軍歴がありながら、ある日突然退役し、姿を消してしまう。

その謎の男が、容疑者に指名されると、また突然に姿を現す。

「彼は一体何者なのか」について、多くは語られない。

しかし、残念ながら、このジャック・リーチャーにそんな想像もつかないような過去があった「陰のある人」のようには見えない

これは、「トム・クルーズが『つかみどころのない陰のある謎の男』に見えない」ってことに尽きるように思う。

この映画はすごくスケールは小さくなるけど、「『ミッション・インポッシブル』の新シリーズだよ」って言われたら、そう見えなくもない。

私からすると、例えばリーアム・ニーソンのような俳優が演じたらしっくりくるんじゃないかな~と思った。

アウトロー3

背筋の凍るような陰謀が欲しかった…


そして、もう一つの問題は、「ちっぽけな陰謀」だった。

元陸軍のエリートを巻きこんで、アメリカの政治を覆すような陰謀が…っていうのならまだしも、「地元の小さな会社を欲しかっただけ」っていうスケールの小ささにがっかり。

そんな大勢の人を巻きこんでの銃乱射事件なんか起こさなくたって、手に入れることはできたのでは??

そもそも、その会社が欲しいっていう理由がイマイチ伝わりづらかったんだよね。

本当は原作には、もっとそれなりの理由が描かれていたんじゃないだろうか。

ところが、映画はジャック・リーチャーを描くことに力を注ぎすぎて、その陰謀の方に時間が割けなかったんじゃないだろうか。

もっと背筋が凍るような理由あってこその陰謀だし、そこがサスペンスの面白さなので、その辺の見せ方をもっと丁寧にして欲しかった

アウトロー5

さすが、トム・クルーズのアクションはピカイチ


その中で、この映画でも「面白い」と思えたのは、トム・クルーズのキレのあるアクションシーンだった。

バーで5人の男に囲まても、手際よく倒していくシーンはすごく見応えあった。

しかし、最後の最後に、敵(ジェイ・コートニー)と向かい合った時、それまで散々、銃を乱射してきたにも関わらず、素手で闘うっていうは、ありがちなヒーロー的アクション映画の結末を観ているようでしらける。

なんだ。やっぱり、トム・クルーズをヒーローにしたかっただけの映画なんだなと思った。

ラスボス(ヴェルナー・ヘルツォーク)を殺してしまったのも、意味がよく分からなかった。

あのラスボスは、結局、何者だったんだ??

アウトロー2

続編への期待


ということで、なんだか批判とモヤモヤの多い感想になってしまった。

トム・クルーズ程の人になると、出演作があまりにも多すぎて、似たような役を演じると、全て同じように見えてしまう。

この「アウトロー」も、近々続編が公開されるという。

それならば、「ジャック・リーチャー」にしかできない「何か」個性をつけないと、他の映画と並列して埋没してしまう

なぜ、トム・クルーズがジャック・リーチャーをやるのか

その位置づけをキチンと考えた続編を期待している。



↓ 人気ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします

映画 ブログランキングへ

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村





「アウトロー」 Blu-ray

アウトロー [Blu-ray]

新品価格
¥952から
(2016/6/23 23:26時点)



原作本「アウトロー」 上

アウトロー 上 (講談社文庫)

新品価格
¥864から
(2016/6/23 23:38時点)



原作本「アウトロー」 下

アウトロー 下 (講談社文庫)

新品価格
¥864から
(2016/6/23 23:40時点)




















このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


トム・マッカーシー監督の映画「扉をたたく人」をWOWOWで観た。

妻に先立たれ、特に生きがいもなく、ただなんとなく日々を過ごしていた大学教授が、シリアとセネガルから移住してきた若いカップルと知り合うことで、人生が変わっていく様子を描く。

【満足度】:★★★★★

とても心の奥底を打たれる良い映画だった。

この世の中には、「自由に生きること」さえも許されない人たちがいるということを思い知らされる映画だった。


「扉をたたく人」予告編 動画

(原題:THE VISITOR)




「扉をたたく人」DVD

扉をたたく人 [DVD]

新品価格
¥3,350から
(2016/4/3 00:34時点)



オリジナル・サウンドトラック「扉をたたく人」

オリジナル・サウンドトラック「扉をたたく人」

新品価格
¥3,444から
(2016/4/3 00:36時点)



あらすじ


コネティカットで大学教授をしているウォルター(リチャード・ジェンキンス)は、共著した本についてNYで講演するように大学から依頼を受ける。

25年ぶりにNYに滞在するウォルターは、彼の持っているアパートへ行くと、見知らぬカップルが彼の部屋に住んでいた。

彼らはシリア人のタレク(ハーズ・スレイマン)と、セネガル人のゼイナブ(ダナイ・グリラ)のカップルで、知り合いから紹介されたという。

夜遅くに、その事実を知ったウォルターは、行き場のない彼らに、彼の部屋に泊まるようすすめる…。

扉をたたく人


感想(ネタバレあり)「911」以降のアメリカの移民問題


この映画では、アメリカの移民問題が描かれている。

これが本当にどうにもならない話で、すごく心が痛くなる。

今回、政府によって処分の対象となってしまうのは、シリア人の男の子と、セネガル人の女の子のカップル。

彼らは、愛し合っているとても素敵なカップルなんだけど、二人とも不法滞在。

だから、ちょっとした問題が起きただけで、強制送還されてしまうため、すごくおとなしく真面目に生活している。

そんな彼らが知り合うのは、アメリカ人で大学の教授をしているウォルター。

彼は愛する妻に先立たれ、特に生きがいもなく、惰性で日々を過ごしていた。

そんな彼がNYで彼らと出会い、その善人ぶりに心をひかれ、窮地に追い込まれた彼らに部屋を提供する。

しかし、ウォルターの善意も空しく、シリア人のタリクは何も罪をおかしていないのに、逮捕され、拘留され、送還されてしまう

これが、とても心の痛む話だった。

彼を連れて行かないで!!

本当に、心の底からそう思った。

扉をたたく人4



「911」以降の移民の現実


なぜなら、私もウォルターと同じく、彼らカップルのことがすごく好きになったから。

ジャンベという打楽器を演奏するタリクと、手作りのアクセサリーを露店で売っているゼイナブは、とても真面目て、清潔感があり、とてもしっかりしている。

まずしくも、慎ましい生活をしている彼らだけど、特に、ミュージシャンのタリクは明るく社交的で、一目で友達になりたい!と思うような人だった。

だから、タリクが逮捕された時も、ウォルターが弁護士を手配した時に、なんとかなるんじゃないかと思っていた。

しかし、そうは簡単にはいかなかった。

なぜなら、「911」以降、政府が移民に対する締め付けを強くしたからだという。

このアメリカの「移民に対する現実」は、とてもショックだった。

こんなに真面目に生きている素敵な若者なのに。

なぜ、こんな目に遭ってしまうんだろうと、考えさせられずにはいられなかった。


扉をたたく人2


最後の鍵を握るのはウォルターだった


しかし、全く解決策が無かったわけではなかった。

ウォルターが、タリクの母モーナと再婚するというウルトラ技があった。

ウォルターもモーナもパートナーに先立たれ、独身。

それなら、アメリカ人のウォルターがモーナと結婚すれば、グリーンカードが手に入る。

自動的に、タリクはアメリカ人の息子になるわけで、かなり事態は有利に進むはず。

シリアから呼び寄せることだって、できるのではないのか。

扉をたたく人3

なぜなんだ!ウォルター


ウォルターとモーナはお互い共感を持っていて、最後の夜にモーナはウォルターの部屋を訪ねている。

これは、明らかにモーナはウォルターのプロポーズを待っていた!!!

あんなに美人で、知的で、素敵なモーナが待っていた。

それなのに、ウォルターは結婚の一言が言い出せなかった。

それ程までに、元奥さんのことを愛していたのか。

しかし、私にはウォルターが、それからもその時の罪を背負って生きているように見えた

最後に、タリクが「あそこで演奏したい」と言っていた駅のホームで、無心になってジャンベを連打するウォルターの姿がなんだか切なく見えたから。

でもなぁ。最後に言いたい。

「なんで、モーナと結婚しなかったの?ウォルター!!」

扉をたたく人6


出演者はリチャード・ジェンキンス、監督はトム・マッカーシー


主人公の大学教授ウォルターを演じるのは、リチャード・ジェンキンス

この映画の演技でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたそうで。

分かるなぁ。

冒頭の数分。ピアノの先生とのやり取りを観ているだけで、ウォルターという人の気難しさが伝わってきて、「演技うまいなぁ」と思って観ていた。

最後に留置場でウォルターが職員たちに対して、「あんな いい青年に対して、こんなことをしていいのか」「こんなの間違っている」と激昂するシーンは、強く心を打つ場面だった。

他の出演作には、「LBJ ケネディの意志を継いだ男」、「シェイプ・オブ・ウォーター」、「恋するふたりの文学講座」など

扉をたたく人7


監督は、今年のアカデミー賞で作品賞(「スポットライト 世紀のスクープ」)を受賞したトム・マッカーシー

スポットライト 世紀のスクープ」を観る前に、この映画を観て良かったような気がする。

スポットライト 世紀のスクープ」と通じるものが、この映画にはありそうだから。

これからも、弱者の人権に注目した作品を作り続けて欲しいと願う。

他の作品には、「靴職人と魔法のミシン」、「ミリオンダラー・アーム」(脚本のみ)など


扉をたたく人5

たとえ困難であっても、それぞれの人権を尊重した世の中になって欲しい


確かに、「911」のような事件が起きてしまうと、移民に対する締め付けが厳しくなるのも分かる気がする。

それに対し、「もっと移民の人権を尊重すべき」なんて、簡単に言えないことも分かっている。

でも、それでも、一人一人の移民に、それぞれの人生がある。

人種が同じだからと言って、まるっと同じくくりで考えるのもどうかと思う。

人間を、動物園のカテゴリー分けみたいに人種で分類して住む場所を決めたところで、問題は解決しない

たとえ、それが困難な道のりだったとしても、人間、一人一人が、それぞれ尊重され、自由に生きられる世の中になって欲しいと心から願う。



↓ 人気ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします

映画 ブログランキングへ

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村



「扉をたたく人」DVD

扉をたたく人 [DVD]

新品価格
¥3,350から
(2016/4/3 00:34時点)



オリジナル・サウンドトラック「扉をたたく人」

オリジナル・サウンドトラック「扉をたたく人」

新品価格
¥3,444から
(2016/4/3 00:36時点)




















このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック