とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


タグ:レイチェル・ワイズ



オリビア・コールマン主演 ヨルゴス・ランティモス監督の映画「女王陛下のお気に入り」を試写会で観た。

18世紀イングランドの王室を舞台に、一人の王妃と彼女に取り入ろうとする二人の女性の愛憎を描いた歴史劇。


映画「女王陛下のお気に入り」


満足度 評価】:★★★★★

超絶面白かった!

自分では何もできない王女。

王女を裏で操る熟練の侍女。

そして若くて野心満々なしたたか娘。

彼女たちの三つ巴は先の展開が読めない面白さ。これは時代劇だけど、やがてくる女性社会を予言する作品だと思った。



目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『女王陛下のお気に入り』予告編 動画

(原題:The Favourite



更新履歴・公開、販売情報

・2019年1月28日 試写会にて鑑賞。

・2019年2月19日 感想を掲載。

・2019年11月17日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、ネット配信、DVD共に販売中。詳しい作品情報につきましては、下記の公式サイトをご参照ください。
 ↓
映画「女王陛下のお気に入り」公式サイト




キャスト&スタッフ


出演者


エマ・ストーン

レイチェル・ワイズ


…(「ある少年の告白」、「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」など)

監督

ヨルゴス・ランティモス
…(「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」、「ロブスター」など)



2018年製作 アイルランド・イギリス・アメリカ合作映画



あらすじ


18世紀初頭のフランスとの戦争下にあるイングランド。

レディ・サラ(レイチェル・ワイズ)は、気まぐれな女王アン(オリビア・コールマン)を完全に支配し、国政を操っていた。

ある時、サラの親戚で、没落貴族のアビゲイル(エマ・ストーン)が宮廷に現れ、アンの下で働き始める。

若くて美しいアビゲイルは、やがてサラの目に留まるようになっていく。

そんなアビゲイルをアンは警戒するようになるが、アビゲイルは貴族の資格を取り戻そうとしていた…。



映画「女王陛下のお気に入り



感想(ネタばれあり)


この映画の感想につきましては、私が「ぴあ映画生活」に掲載したものをご紹介します。


女王陛下のお気に入り (2018)



★★★★★ [100点]「時代劇を観ながら未来を思う」

今年のアカデミー賞で、9部門10ノミネートという最大の目玉作品。

これがめちゃくちゃ面白かった!!

18世紀のイングランドを舞台に、王女と彼女に取り入る侍女たちの攻防を描く。



18世紀を舞台にした歴史劇と聞いたら、歴史的な知識が必要だと思う人がいるかもしれないが
この映画については、必要ないと思う。

なぜならば、私はこの映画を観ながら未来を感じたからだ。

いや、日本人にとっては未来でも、既にヨーロッパでは、こういう時代が来ているかもしれない。



アン王女(オリビア・コールマン)は、あらゆる出来事の判断を侍女のサラ(レイチェル・ワイズ)に委ねていた。

そのため、王女の寵愛を受けたサラは絶大な権力を握っていた。

そこへ、サラの親戚で貴族から没落してしまった家の娘 アビゲイル(エマ・ストーン)が現れる

そこから、彼女たちの三角関係が始まるのだ。



彼女たちの立ち位置はとてもわかりやすい。

欲望だけで生きていて、自分一人では何もできないアン王女と、知識と経験で王女を操る熟女のサラ、そして、若さを武器にするしたたか娘のアビゲイル。



この三人の腹の内を探りながら観るのが、とにかく面白い

相手の動きを読み、その一歩先にいた者が勝つ世界だ。



しかし、それを例えば日本の時代劇で、男性に置き換えて考えてみると、バカ殿と、そんなバカを手なづける熟練の側近、そして、そんな二人の間に割り込もうとする若手の野心家。

そんな話は、これまで何度でも描かれてきた。

この映画では、男女の立場が完全に逆転しているのだ。



それは、女性上位の社会を予言していると思った。

現在、または近い未来、女性が国のトップに立った時、その周りでは、どんなことが起きるのか、そして男性たちは、どんな扱いを受けるのか



これまでの時代劇とは性別が完全に逆転していて、そこが、この映画のとても面白いところだった。



そんな世界の中で、王女と、サラと、アビゲイルが、どう絡んで、どこへ向かっていくのか。

その先の展開が何一つ読めず、ハラハラドキドキしながらラストまで、一気に観てしまった。



これが例えば、トランプ大統領がアン王女で、その側近たちが全員女性だったら、ホワイトハウスで何が起きているのか。

この映画で起きていることに照らし合わせてみると、トランプに任せていていいのかな…。
と考えてしまう映画だった


Posted by pharmacy_toe on 2019/02/11 with ぴあ映画生活




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レイチェル・ワイズ主演の映画「否定と肯定」を映画館で観た。

「ホロコースト」はなかったという歴史学者がホロコーストを専門とする大学教授を訴え、教授側が「ホロコースト」の真相を証明することになった裁判の実話を映画化。


満足度 評価】:★★★★☆

とても素晴らしい映画だったので、多くの人に見て欲しい作品

特に、法定ものが好きな人におススメしたい。

「正義」とは、真実が導く場所にあると強く感じられる映画だった。



日本とイギリスの裁判制度の違いを楽しみつつ、フェイク・ニュースの時代をどう生きるかについて考えさせられる作品。


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


「否定と肯定」予告編 動画

(原題:Denial)



更新履歴・公開、販売情報

・2017年12月29日 映画館で観た感想を掲載

・2019年1月27日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。


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キャスト&スタッフ


出演者

レイチェル・ワイズ
…(「女王陛下のお気に入り」、「光をくれた人」、「グランド・フィナーレ」、「ロブスター」、「アレクサンドリア」、「ニューオーリンズ・トライアル」、「オズ はじまりの戦い」、「ナイロビの蜂」、「コンスタンティン」など)

トム・ウィルキンソン
…(「スノーデン」、「エミリー・ローズ」、「パーフェクト・プラン」、「フィクサー」、「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」、「グランド・ブダペスト・ホテル」、「ゴーストライター」など)

…(「輝ける人生」、「英国王のスピーチ」など)

〇アンドリュー・スコット


監督

〇ミック・ジャクソン

2016年製作 アメリカ・イギリス合作映画



否定と肯定




あらすじ


1994年。「ナチスドイツによるユダヤ人大虐殺(=ホロコースト)はなかった」と主張するデヴィッド・アーヴィング(ティモシー・スポール)について、ホロコーストを専門とする大学教授のデボラ・E・リップシュタット(レイチェル・ワイズ)は、「歴史を歪曲するエセ歴史学者」とだと批判。

すると、デヴィッド・アーヴィングが「名誉を傷つけられた」として、ロンドンの裁判所にデボラを訴える。

そこで、アメリカ人のデボラはロンドンで名誉棄損の裁判を専門としている弁護士・アンソニー・ジュリアス(アンドリュー・スコット)に相談し、アーヴィングと戦うことになったのだが、イギリスの裁判では訴えられた側に立証責任があることが分かる。

つまり、この裁判では訴えられたデボラが「ホロコーストは実際にあった」ことを証明することになり…。



否定と肯定2




感想(ネタバレあり)


イギリスだからこそ起きた裁判だった



「人気俳優○○、10年不倫発覚!!隠し子の存在が明らかに…!?」

なんていう見出しが電車の中刷り広告に踊っていると、それが事実どうかもわからないまま、「あの人、意外と女好きなんだな」と思ってしまう。

それが本当か嘘かよりも、ショッキングな見出しに心を奪われ、つい、鵜呑みにしてしまうからだ。

ショッキングな見出しと言うのは、それぐらい人を引き付ける魅力を持っている



そんな記事が書かれた俳優側は、もしもそれが嘘だった場合、「精神的ショックを受けたし、仕事も減ってしまった」として、記事を掲載した週刊誌を名誉棄損で訴えるだろう。

その場合、日本の裁判所では、訴えた側の俳優が「不倫をしていない」ことを示す証拠を提出しないといけない。

それが、訴えた俳優が負うべき「立証責任」である。



その「訴えた側が真実を明らかにする」という裁判の方法は、世界で見ても一般的だけれど、イギリスでは違っていて、訴えられた側に立証責任がある

そこが、この映画を面白くしている要素の一つだった。



主人公はアメリカ人でホロコーストを専門とする大学教授 デボラ・E・リップシュタット。

彼女は「ナチスドイツによる、ユダヤ人大虐殺(=ホロコースト)はなかった」というイギリス人の歴史学者のデヴィッド・アーヴィングの主張を全否定する。

すると、デヴィッド・アーヴィングが「名誉を傷つけられた」としてデボラを「イギリスで」訴えた



ということは、訴えられたデボラが「ホロコーストがあった証拠」を提出しなければならない

もしもデヴィッドがこの訴えをアメリカでおこしていたら、彼自身が「ホロコーストはなかった、ユダヤ人がねつ造したものだ」という証拠を提出しなければならない。

だからこそ、イギリスで裁判を起こしたんだなと思わずにはいられない。



というわけでデボラ側の弁護団が「ホロコーストの証拠」を集めることになったのだが、終戦間近のナチスドイツはホロコーストに関する多くの証拠を処分していて、証拠が残っていなかった

その中で、どうやって「ホロコーストが事実」を証明していくのかが、裁判の争点になっていった。



この、国が違えば裁判の方法も変わってくるっていうのは、とても面白かった

日本やアメリカでは、刑事事件で、訴えた側が十分に証拠を集められなかった場合には「証拠不十分により無罪(推定無罪)」となるけれど、イギリスの場合は、この「推定無罪」がないのだという。

イギリスでは、訴えられた側が十分な証拠を集められなければ敗訴になってしまう。



そのため、この映画の中では「証拠集め」について、デボラと弁護団がたびたび衝突することもあった。



否定と肯定3



一番恐れていたのは「嘘が人々の記憶の中で真実になる」こと



先ほどの例えで出てきた「不倫俳優」の場合、裁判になる頃には多くの人が記事のことをすっかり忘れていて、その人がテレビに出てくるたび「あぁ、この人は不倫した人だ」という目で見られることになる。

たとえ、その不倫記事がライバルのねつ造したものであって、事実とは異なっていたとしても。

その結果、その俳優は、それ以降ダーティな役ばかりがオファーされてしまうようになることにもなりかねない。

それがフェイク・ニュースの恐ろしさである。



デボラが、この裁判を受けるにあたって最も恐れていたことは、その「嘘の記事が真実だと思われること」だった

デヴィッドから訴えられた時に、デボラは多くのユダヤ人から「そんな奴は相手にすべきではない。示談にすべきだ」と言われた。



「示談にする」ということは、相手に謝罪して認めることになってしまい、「ホロコーストはユダヤ人がでっちあげたプロパガンダ」という彼の主張が「真実」になってしまう

デボラはそうして、人々の記憶の中から「ホロコーストが薄れていく」ことを一番恐れていたのだ。

それでは、デボラが生涯かけて研究してきたことが全てなし崩しになってしまう。



これは「誰も思いつかなかったようなショッキングなネタは、人の記憶に残りやすい」ということを示している。

表現の自由が認められている以上、何事も言ったもん勝ちなのだ。

きっと誰もが「ホロコーストはなかった。ユダヤ人のねつ造だ」などと言われると、一瞬、自分の中の常識を疑い、本当になかったのかな…と思い、信じてしまう人もいるだろう。

それぐらい、ショッキングな見出しには人を引き付ける魅力がある



否定と肯定4



真実を証明するのは感情論よりも動かぬ証拠



「ホロコーストはなかった」と聞いた時、私の頭の中に浮かんだのは、アンネ・フランクであり、ガス室に送り込まれた人々の体験談だった。

デボラもそれを思い、生還者たちに裁判で主張させることが一番の証拠だと考えた。



しかし、彼女の弁護団はそれを許さなかった。

デヴィッドによれば、ガス室に送り込まれた人々の腕に彫られた番号もユダヤ人の彫師が後から彫ったものだと主張していたからだった。

きっと、生還者たちを証言台に座らせたら、デヴィッドによって「世界の笑いものにされるに違いない」というのが弁護団の考えだった。



結局は、弁護団の考え方が正解だった。

その様子を見て思ったのは、ある出来事が「真実」か「嘘」かを証明しなければいけない時に必要なのは、「感情論」よりも「目に見える証拠」だということ。



裁判所でホロコーストからの生還者たちの悲しい体験談を聞いて心に訴えかけても、それは証拠にはならない。

たとえそれが真実だったとしても、「演技しているのでは」と言われたら、それで終了してしまう

むしろ、生還者たちが「笑いもの」になる可能性が高い

それよりも動かぬ証拠こそが、「そこで起きたこと」を証明することができる。



だからこそ、弁護団はアウシュビッツに行き、距離を測り、細かく写真を撮って「50年前にそこで起きたこと」を忠実に再現する。

むしろ、そこに「かわいそう」とか「気の毒」などという感情を入れると真実が曇ってしまう

考えるべきは、「50年前にその施設で何が行われたか」だった。



それにしても、50年経って多くの証拠が隠滅されても「大量に人を殺していた」という形跡が残っているアウシュビッツの恐ろしさ

見れば見るほど、「ホロコーストはなかった」と主張する歴史学者の頭の中を疑ってしまう。



否定と肯定5



大量に流出するフェイク・ニュースに惑わされないために



映画の中では、莫大な資料の中から「ヒトラーの言動」や、アウシュビッツの建物の構造や、その周辺の様子まですべて細かく調べて、一つ一つ丁寧に「ホロコーストはあった」という証明をしていく。

たとえ、デヴィッドがもっともらしい嘘をついていても「証拠」はその嘘を見破ってしまう。

デボラの弁護団の質問に、次第にしどろもどろになっていくデヴィッドを見ていると胸がスッとした。



そんな裁判を通して学んだのは、日頃からの「ニュースの読み方」だった。



この映画のデヴィッドのように強い調子で「ホロコーストはなかった」なんて言われると、そのショッキングな見出しに、一瞬でも自分の常識を疑ってしまう。

しかし、そこでいったん立ち止まって「証拠はどこにあるのか」を考える時間を作るべきなのである。



もしも、記事の中に書かれていることが全て「推測」なのだとしたら、それは「真実」ではない

インタビューの内容も、本人のものでなく「関係者の言葉」なのだとしたら、ますます怪しい。

そんな「証拠のない」記事はフェイク・ニュース認定して信じない



SNSが発達したことで、誰もが発言できる時代になり、はじめは小さな噂話が、後々立派なフェイク・ニュースになることだってある。

誰かを陥れたり、批判したりすることは誰にでもできるし、とても簡単なこと。

だからこそ、これからはそういうフェイクに惑わされない「記事を読む目」を養うことが必要なんだろうと思う。



それにしても、真実がデヴィッドを打ち負かしていく様子は、見ていてとても爽快だったし、胸がスッとした。

何よりも強いのは「証拠」である。

「証拠」だけが、真実を語ることができる


 ↓ デボラ・E・リップシュタット本人(右)とレイチェル・ワイズ(左)
否定と肯定6



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マイケル・ファスベンダーアリシア・ヴィキャンデル主演の映画「光をくれた人」を試写会で観た。

小さな島で暮らす灯台守夫婦が犯してしまった過ち。

その過ちが、後々周りの人々を不幸にしてしまう悲しい物語。


満足度 評価】:★★★★☆(4.5)

素晴らしい映画で号泣しながら観た作品。

人は誰でも間違えることがある。しかし、人を不幸にして得られる幸せなはない。

自身の過ちを認め、相手から許しを得られた時、本当の平和が訪れる。


「光をくれた人」予告編 動画

(原題:THE LIGHT BETWEEN OCEANS)




更新履歴・販売情報

・2017年5月27日 試写会で観た感想を掲載。

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キャスト&スタッフ


出演者

マイケル・ファスベンダー
…(「エイリアン:コヴェナント」、「アサシン・クリード」、「X-MEN:アポカリプス」、「スロウ・ウエスト」、「スティーブ・ジョブズ」、「FRANK-フランク-」など)

アリシア・ヴィキャンデル(アリシア・ヴィカンダー)
…(「チューリップ・フィーバー」、「ジェイソン・ボーン」、「コードネーム U.N.C.L.E.」、「リリーのすべて」、「フィフス・エステート/世界から狙われた男」、「エクス・マキナ」、「二つ星の料理人」、「ピュア 純潔」など)

レイチェル・ワイズ
…(「女王陛下のお気に入り」、「否定と肯定」、「グランド・フィナーレ」、「ロブスター」、「アレクサンドリア」、「ニューオーリンズ・トライアル」、「オズ はじまりの戦い」、「ナイロビの蜂」、「コンスタンティン」など)

監督・脚本

〇デレク・シアンフランス
…(「ブルーバレンタイン」など)

2016年制作 アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド合作映画



光をくれた人



あらすじ


住民がいない小さな島の灯台守をしているトム(マイケル・ファスベンダー)は、イザベル(アリシア・ヴィキャンデル)と結婚し、ささやかながも幸せな生活を送っていた。

しかし、イザベルは2回妊娠するが、2度とも流産してしまう。

子供を持つということに絶望的な気分になりかけていたころ、トムは小さなボートが島に流れ着くのを見つける。

イザベルもトムに知らされ駆け付けたところ、そこには一人の男性の遺体と小さな赤ちゃんが乗っていた。

トムはそれを本土に通報しようとするが、イザベルはその赤ちゃんを自分たちの子供として育てようと言い、トムもイザベルの必死な願いを拒否することができず、赤ちゃんはルーシーという名前で育て始めるのだが…。


光をくれた人5


感想(ネタバレあり)


悲しみの底にいた夫婦に届いた神様からの贈り物



一組の若い夫婦夫婦がいる。



彼らは、とても幸せな結婚生活を送っていたけれど、妻が二度の流産をしてしまい、二人は悲しみの底に。

そんな二人の元に、赤ん坊を載せた一艘のボートが流れつく。

一緒に乗っていた男性は既に死亡していた。



絶望的な生活を送っていた二人にとって、それはまさに「神様からの贈り物」だった。

二人はその赤ん坊が自分たちの子供だと装い、ルーシーと名前を付け育て始める

子はかすがいというけれど、それ以来、二人はこれまでの生活から一転、とても幸せな日々を送っていた。



しかし、それから4年後、赤ん坊の母親が生きていたことを知る

夫は良心の呵責にさいなまれ、妻は嘘をつき通そうとする。

そして、二人の元に、また苦悩の日々が訪れる。



光をくれた人2



道を示す人が犯してしまった、たった一度の過ち


灯台守が主人公だなんて、それだけでとてもロマンティックな話だなと思った。



誰も住んでいない小さな島にある灯台。

主人公のトムは第一次大戦で大勢の死を見届けたせいで、静かな生活を送りたいと思い、その灯台へやってきた。

海を航海する船に光を灯し、その船を正しい道に導くことが仕事だ。



そんな彼が、たった一度過ちを犯し、道を踏み外してしまう

それは悲しみの底にいる妻の切なる願いからだった。

それは、漂流してきたボートを通報せず、乗っていた赤ん坊をルーシーと名付け、我が子のように育てること。



それが倫理的、道徳的、法律的に間違っていることだと分かっていても、きっと誰もが彼らに同情することだろう。

彼らの絶望的な心理状態の時に、彼らの元に漂流してきた赤ん坊は、誰だってきっと「神様からの贈り物」だと思うはず。

問題はそこではないのだ。



問題なのは、ルーシーの本当の母親がいたと知った時、どう行動するかなのだ。



光をくれた人3



絶望の中に挿す一筋の光


ルーシーの実母ハナもまた、悲しみの底で暮らしていた。

その時、世界は第一次大戦後、ナチスドイツが台頭していく時代だった。

ルーシーが見つかった時に、ボートの中で亡くなっていた男性はハナの夫であり、彼はドイツ人だった。



彼はドイツ人というだけで町中から差別を受けてしまう

しかし、ハナは彼がドイツ人であることを気にせず、周りの人にとても優しい彼に恋をして結婚した相手だった。



そして、亡くなったはずの赤ん坊が生きているという知らせから挿す一筋の光。

ハナにとってルーシーは彼の忘れ形見であり、どんなことをしてでも手放したくない娘だった。

ところが、ルーシーは4年間、トムとイザベルの間で育てられたため、一切ルーシーに懐こうとしない。



そのルーシーの様子を見たハナは「ルーシーのためにも、トムとイザベルの元に返すべきでは」という苦渋の選択に迫られる

その時、ハナが思い出したのは夫の言葉だった。



憎い相手がいても、憎み続ける時間がもったいない。一度だけ許せば良い。そうすれば、後は楽になる

この彼の「一回だけ許せば良い」という言葉を信じて、ハナはトムとイザベルの夫婦を許そうと決断をする。



光をくれた人4



悲しみの底から抜け出すのに必要なのは、何かを「一度だけ許す」こと


トム、イザベル、ハナが三人共、ルーシーを中心として深い悲しみを背負って生きていた。

トムはイザベルのワガママと罪を背負い、イザベルはルーシーを我が子のように愛しすぎてしまい、ハナは娘と夫を一度に失った悲しみに暮れていた。

そんな彼らの心を軽くしたのは「許し」だった。



ハナが夫の言葉を思い出しイザベルを許し、イザベルはハナの許しによって自分の罪に目覚め、トムを窮地から救う。

彼らにとって希望の光となったのは、ハナのドイツ人の夫だったのだ。



彼は偏見によって差別された人生を送っていたからこそ、人を許し、偏見と闘ってきた

彼のその「許しの教え」が三者の間に平和をもたらす



トム、イザベル、ハナ。

三人が全員100%幸せになる道などない。

誰かがどこかで妥協して、相手を許さなければ平和は訪れない



私たちの日常生活においても、とても深い悲しみの底にいる時、例えば自分自身や憎い相手を許すことで救われることがあるのかもしれない。

そんな時は、この映画の「一度だけ許す」というセリフを思い出すと良いだろう。





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キアヌ・リーブス主演の映画「コンスタンティン」をNHK BSプレミアムで観た。

この世は天使と悪魔の勢力争いの上に成り立っている。

人間界に降りてきた悪魔を地獄に送り返すコンスタンティンが地獄からの使者と戦うオカルトアクション映画。


満足度 評価】:★★★★☆

大好きなこの映画がNHK BSで放送されるのを知って、久しぶりに観た。

天使と悪魔とハーフブリード。彼らの中心に立つジョン・コンスタンティン。

そのオカルト的な世界観がやっぱり好きだなと思った。

「コンスタンティン」予告編 動画(日本語字幕なし)

(原題:CONSTANTINE)




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キャスト&スタッフ


出演者

キアヌ・リーブス
…(「おとなの恋は、まわり道」、「ジョン・ウィック チャプター2」、「ネオン・デーモン」、「ジョン・ウィック」、「砂上の法廷」、「地球が静止する日」、「マトリックス」、「スピード」など)

レイチェル・ワイズ
…(「女王陛下のお気に入り」、「光をくれた人」、「グランド・フィナーレ」、「ロブスター」、「アレクサンドリア」「ニューオーリンズ・トライアル」「オズ はじまりの戦い」「ナイロビの蜂」など)

シャイア・ラブーフ
…(「ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男」、「フューリー」、「イーグル・アイ」、「トランスフォーマー」、「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」、「ディスタービア」など)

ティルダ・スウィントン
…(「サスペリア」、「オクジャ okja」、「ドクター・ストレンジ」、「ヘイル・シーザー!」、「フィクサー」など)

ジャイモン・フンスー
…(「シャザム!」、「キャプテン・マーベル」、「ターザン:REBORN」、「アミスタッド」など)

ピーター・ストーメア
…(「V.I.P. 修羅の獣たち」、「ジョン・ウィック チャプター2」など)

監督

フランシス・ローレンス
…(「ハンガー・ゲーム2」、「ハンガー・ゲーム:FINAL レジスタンス」、「ハンガー・ゲーム:FINAL レボリューション」など)

2005年制作 アメリカ映画

コンスタンティン


あらすじ


双子の妹イザベル(レイチェル・ワイズ)が自殺してしまった刑事のアンジェラ(レイチェル・ワイズ(二役))は、イザベルの死が自殺ではなく他殺だと信じ捜査をしていた。

他人よりも霊感が強かったイザベルが何かカルト的な団体の争いに巻き込まれてのではないかと思い、調べを進めていくと、過去にカルト的な事件の専門家としてアドバイスをしたジョン・コンスタンティン(キアヌ・リーブス)の名前が上がる。

何か手がかりがつかめるかと思いコンスタンティンを訪ねたアンジェラだったが、その直後、四方を悪魔に取り囲まれ、ジョンに悪魔祓いをされるという奇怪な事件が起き…。


コンスタンティン4


感想(ネタバレあり)


悪魔祓い + アクション = 宗教エンターテインメント


そもそも、悪魔祓いとか悪霊とかが出てくるタイプの映画が好きで。

このブログで以前紹介した作品で言えば、エリック・バナエリック・バナ主演の「NY心霊捜査官」、それ以外でも、「エクソシスト」などなど。

悪魔とか霊界とか言われると、それだけでワクワクしてしまう。

クローゼットの向こう側に、実は誰も知らない世界が広がっているんじゃないかと思ったりして、いつも興味津々で観てしまう。

その「悪魔祓い」映画の中でも、この「コンスタンティン」の良いところは、悪魔祓いとアクションが融合したエンターテインメント作品になっていて、オカルト過ぎず、かと言ってB級ってほどでもない見やすさがとても好き。

それにしても、この世界観は随分しっかりと出来上がっているなぁと感心しながら観ていたら、なんと、この作品の原作は「DCコミック」のダークヒーロー(「ヘルブレイザー」(Hellblazer))だということを、今回初めて知った。

恐らく、2005年に制作された当初に観た時は、DCコミックのダークヒーローと言われても、「はぁ??」と思っていたかもしれない。

しかし!今なら分かる。

だったら、「ジャスティス・リーグ」の一員にしてくれてもいいのにな。

DCコミックにしたら、あまりにもオカルトでダーク過ぎて人気ないのかな。残念だな。

とにかく、私はこの映画に出てくる、天国、地獄、天使と悪魔の描き方、その世界観が大好きで、久しぶりに観てもやっぱりすごく楽しかった。

コンスタンティン3

この世は天使と悪魔が勢力争いを行う場である


その中でも特に、私の大好きな世界観は、「この世は天使と悪魔の勢力争いである」

しかし、世界の均衡を保つために、天使と悪魔は人間界に踏み入らないという大原則を厳守している。

という天使と悪魔のルール。

これは、まるで「自分たちの争いに堅気の人を巻き込まない」という「ヤクザ同士の暗黙の了解」にとても近くない??

とっさにそのヤクザのルールを思い浮かべた私は、天使と悪魔というマフィアがいて、互いに勢力争いをしているんだけど、「絶対に人間には手を付けない」っていうルールを守っているんだなぁと置き換えて考えてみたら、非常に分かりやすかった(笑)

とは言っても、たまにチンピラ悪魔がルールを破って人間に憑りついて悪さをするもんだから、コンスタンティンがそのチンピラ悪魔を地獄に送り返すという仕事をしている。

では、なぜ他でもないコンスタンティンがそんな仕事をしているのか。

そもそもコンスタンティンは「悪霊が見える」子供だった。

その後、そんな悪霊が見えてしまう自分の人生が嫌になって自殺してしまった。

「自殺をした人間は地獄に落ちる」という原則通り、地獄に行ってはみたものの、まだ早いと地獄から引き戻され、その時に見た地獄の悲惨さから、次に死ぬ時は天国に行きたいと思い、神様に対して点数稼ぎをするために、悪霊を地獄に送り返す仕事を始めたという。

「悪魔祓い」は、コンスタンティンのちょっとした悪あがき。

ということは、どんなにもがきあがいても、コンスタンティンが天国に行くのか、それとも地獄に行くのかは、神様のジャッジ次第ということ。

それならば、悪魔がどんなに頑張って勢力を広げようと思っても、天国には勝てないということなんだなぁ。

そこで、地獄はマモンを人間界に送り込み、その勢力図を変えようとしたのである。


コンスタンティン5

半分天使、半分悪魔のハーフブリードたちが人間を監視している


私が好きな「コンスタンティン」の世界観のその2は「ハーフブリード」。

半分人間半分悪魔、半分人間半分天使の人たち。

この映画では半分悪魔のバルサザールと、半分天使のガブリエル。

(毎度、ティルダ・スウィントンはこの世の者ではない感たっぷり)

彼らがこの世の均衡を守る仕事をするはずが、サタンの息子であるマモンを生き返らせるために手をつないでしまった!!

あの大天使ガブリエルが地獄に魂を売るという、キリスト教から大ブーイングをくらいそうなことをここでは描いてしまった。

(だから、この映画は嫌われるんだろうな(笑))

仏教で言ったら、弁天様が閻魔様に賄賂を渡したようなもの。

そういう叱られるのを承知で型破りな描き方をするこの映画の世界観がすごく好き。

その後もサタンが全身白いスーツを着て登場する場面は何回観ても大好きだ。

サタンが白いスーツを着て登場するんだよ。

真っ黒い怪獣みたいじゃないんだよ。

地獄に魂を売ったガブリエルは、羽を折られてハーフブリードからただの人間に降格しちゃうとか。

信者の人たちからしたら怒られてしまうかもしれないけど、あえてそのタブーを茶化してエンターテインメント作品にしてしまうところが、私は大好き。


コンスタンティン2

最も崇高な「自己犠牲」がこの世で一番恐ろしい


結局のところ、最後はコンスタンティンの「自己犠牲」によって、これまでの平和が保たれる。

自殺したコンスタンティンを迎えに行ったサタンは、自分の息子マモンの悪だくみを知る。

さらに、大天使ガブリエルがそれに手を貸していたことも知られてしまう。

マモンはサタンに地獄へ連れ返され、ガブリエルは神から翼を折られてしまう。

自己犠牲によって世界を平和に導いたコンスタンティンは天国に迎えられるが、サタンによって命を吹き替えされる。

ということは、キリスト教で最も崇高な精神は「自己犠牲」ということになる。

自殺をした人間でも、その目的が世界平和のための自己犠牲ならば天国へ行けるのだ。

その結論はとてもキリスト教らしい終わり方になっているけれども、そこがこの世の恐ろしい所でもある。

「世界平和のための自己犠牲ならば天国へ行ける」という解釈は、「自爆テロ」の犯行声明と同じだからだ。

この考え方は、一歩間違えれば戦争を起こしかねない考え方だなと思った。

でも、そんな風に天国と地獄、宗教的精神の考え方まで、ときどき茶化しつつ、楽しみながら、今まであまり触れたことのない世界観に触れられる宗教エンターテインメントな作品だと思う。

私は好きなんだけどなぁ…。

DCヒーロー流行りにのって続編作ってくれないかなぁ…。





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マイケル・ケイン主演の映画「グランド・フィナーレ」を観た。

スイス アルプスの麓にある療養所で過ごす作曲家と、映画監督の生活を通し、人生の終わり方を描く作品。

満足度】:★★★☆☆(3.5)

人生について、またその終わり方についてしみじみと考えた映画だった。

はぁぁぁ。私は、まだまだ若い。良かった(笑)


「グランド・フィナーレ」予告編 動画

(原題:YOUTH)





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あらすじ


クラシック音楽の作曲家であり、指揮者のフレッド・バリンジャー(マイケル・ケイン)は、映画監督の親友ミック(ハーベイ・カイテル)と共にスイスのアルプスの麓にある療養所に暮らしている。

フレッドは音楽の世界からは引退し、隠居生活をしているが、彼の元にイギリスの女王陛下の面前で演奏会をして欲しいという依頼が飛び込む。

それは、彼が作曲した代表曲「シンプルソング No.3」を演奏して欲しいというリクエストだった。

しかし、フレッドはそれが女王陛下からの依頼だったにも関わらず、頑なに断り続ける…。

グランド・フィナーレ4

感想(ネタバレあり) 心に残るキーワードは「束縛」と「解放」


観ている最中は、時々、クスッと笑えるところがある作品で、意外と軽めな作品なのかな…?

と、思っていたら、観終わってから、「人生の終わり方について考えよう」っていう波がずどーーーーんとやって来た。

そして、ジワジワジワジワと、この映画の素晴らしさが私に迫ってきた。

そこで思い浮かんだキーワードが二つ「束縛」と「解放」

この映画を観ていて、「束縛したい」とか、「誰かとつながりたい」と思っている間は「若さ(Youth)」であり、それらの全てから解放されたり、解放して欲しいと思う時は、人生の終わりを意味しているのかも知れないと思った。

グランド・フィナーレ2

「束縛したい」「誰かとつながりたい」のは若さの象徴


例えば、フレッドの娘のレナ(レイチェル・ワイズ)は、夫が若いポップスターと浮気し、離婚することになるが、父と共に療養所で過ごすうちに、そこでアルプスのガイドをする登山家と恋に落ちる。

彼らは、岩壁の上からロープで互いに縛られ繋がり合いながら抱きしめ合う。

まさに、その場面こそが「束縛し合う二人の若さ」の象徴だと思った。

また、療養所で最も若い人のうちの一人でハリウッド俳優の、ジミー・ミスターQ・ツリー(ポール・ダノ)は、ロボット映画「ミスターQ」の束縛から解放されたいと願ううち、一人の少女から話しかけられる。

彼女が、「ミスターQ」以外の映画で、彼の演技を観てくれていたファンだったことで、彼はようやく「ミスターQ」から解放される。

そして、次の映画の役作りに熱が入り始める。

これは、ジミーの成長と、次へのステップを示していて、これもまた、若さの象徴のように見えた。

グランド・フィナーレ3

すべてのものから解放されたいと願うのは人生の終わりと同じ


その一方で、歳を取っても精力的に映画を撮り続けていた映画監督のミックは、あともう少しで次回作のGOサインが出るという時、期待していた主演女優ブレンダ・モレル(ジェーン・フォンダ)から、映画出演を拒否されてしまう。

彼女がいなければ資金が出ないと感じたミックは、全ての準備がストップしてしまい、絶望感にとらわれ、人生を終わらせる選択をする。

これは、人が全てのしがらみを捨て、あらゆるものから解放された瞬間で、その時、人生の終わりが訪れる

そして、親友を亡くしたフレッドは、人生の終わり方について考える。

彼が、最後のこの世に残した唯一のしがらみは、「女王陛下の面前で『シンプル・ソング No.3』を指揮すること」だった。

そこで、彼は全てのしがらみから解放され、人生で最高の終わり方として、最後の舞台を踏むことを決断する。

グランド・フィナーレ7

出演者は、マイケル・ケイン、ハーベイ・カイテルなど


主人公のフレッドを演じるのは、マイケル・ケイン

私の中で、「バットマン」の最高の執事アルフレッドは、マイケル・ケインなんだなぁ。

いや、この映画に「バットマン」は関係ないけど、マイケル・ケインは、それぐらい演技の幅が広い俳優だってことが言いたかったわけで(笑)

この映画でも、どこから見ても、隠遁生活をしている芸術家って雰囲気ありありで。

どうしたら、あんな雰囲気を出せるんだろう。

本当に素晴らしい俳優さんだよねぇ~。

他の出演作には、「マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!」「ジーサンズ はじめての強盗」、「インターステラー」、「キングスマン」、「インセプション」など

グランド・フィナーレ5


フレッドの友人で映画監督のミックを演じたのは、ハーベイ・カイテル

渋いなぁ。

この人は、おじいちゃんを演じていても渋いし、素敵な人だよねぇ。

この渋さが好きなんだなぁ。

今回は、いくつになっても情熱的な映画監督を演じている。

人生の全てを映画に尽くしただけでに、それが全て無くなった時、彼の人生も終了してしまった。

その潔さが印象的な役だった。

ハーベイ・カイテルの他の出演作には、「マダムのおかしな晩餐会」、「贖罪の街」、「リオ、アイラブユー」、「グランド・ブタペスト・ホテル」など

グランド・フィナーレ6

最後の歌が、この映画の全てを集約したグランド・フィナーレ


映画の最後に流れるのは、フレッドが指揮する「シンプル・ソング No.3」

これは、フレッドが妻を解放する歌であるが、その解放と共に、妻はこの世からいなくなったことがこの最後の演奏で分かる。

その映像が、この映画の全てを表しているものであり「あぁこれが本当にフレッドの「グランド・フィナーレ」なんだなぁ」と思った。

久しぶりに、原題よりも邦題がストンと腑に落ちたタイトルだった。

このタイトルは賛成だなぁ。

おかげで、私はまだまだ長い人生では若造だなぁと思えたし、もっと人に会って、もっと人とつながらないといけないなと思った。

などなど、人生について、いろいろと考えさせられる映画でございます。



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コリン・ファレル主演の映画「ロブスター」を試写会で観てきた。

「45日間で恋人が見つからなければ、動物にします」という命がけの婚活合宿に行くことになった男の運命を描く。

満足度 評価】:★★★★☆

面白かったなぁ。すごくシュールな世界観に笑い、観終わった後には、恋愛するのもしないのも、恋愛を楽しむのも自由という当たり前の日常のありがたさをすごく感じた映画だった。


「ロブスター」予告編 動画

(原題:THE LOBSTER)




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あらすじ


デヴィッド(コリン・ファレル)は、最近妻と離婚。

独身になったと同時に、人里離れたところにあるホテルへ連れて行かれる。

独身は罪であり、ホテルへ連れて行かれてから45日間で恋人ができないと、動物にされてしまう。

そこで、デヴィッドは「婚活に失敗して、動物になるとしたら何を選ぶ?」と聞かれ「ロブスター」と答える。

そして、命がけの婚活生活がスタートする。

ロブスター1


感想(ネタバレあり) このユニークな世界観はどこから来た!?


何んと言ってもこのユニークな世界観が良い。

まずさぁ、ロブスターって100年も生きるんだって!!!知ってた??

私、いきなりそこからのけ反ったんだけど(笑)

でね、45日間で恋人を見つけないと動物にされちゃうんだって、知ってた??

知らないよねーーーー!!!

そんな感じの驚きが2時間続くのよ(笑)マジで。

最初から最後までシュールで乾いた笑いが続くストーリーから目が離せなくって。

マジで面白かったなぁ。

ロブスター2

「恋愛」を強制されると萎縮し、禁じられると燃え上がる


主人公のデヴィッドは、ホテルにいる女性の中から、自分に合いそうな女性を一人選ぶ。

でも、結局、その女性とうまくいかずに、ホテルから脱出!!

すると森の中には、独身たちがひっそりと暮らすコミュニティがあり、その中に入れてもらうことに。

ここでは、なんと恋愛禁止!!

恋愛したものは死ぬ運命にある。

でも、デヴィッドはそこで恋人(レイチェル・ワイズ)ができてしまう。

これね、分かる気がするんだけど、人って「恋愛しなさい」と言われた状況で、例えば、それこそ婚活パーティとかで、本当に気が合う人を見つけたりするのって、すごく難しいじゃない。

でも、目の前に独身者がいる中で「恋愛するな」と言われると、今度は、逆に目の前にいる人がとても愛おしく思えるもんだんだよね。

ロブスター3

人間の気持ちは、他人がコントロールできるものではない


それは、人間の気持ちは他人の権力などの力で制御できるものではないってことなんだよね。

この映画を観終わった後、なんとも言えない清々しい開放感があった。

それは、わずかこの映画が流れている2時間、上から「あぁしなさい。こうしなさい」と言われ続け、それが強迫観念のように迫ってきて、どんどん気持ちが萎縮していってた。

主人公のデヴィッドは、すごく追い詰められて、谷崎潤一郎の『春琴抄』のような運命をたどってしまうんだけど、人間の気持ちはそんな風に押さえつけてどうにかなるもんじゃないんだよね。

好きな人と同じ世界で生きていきたいから、僕はあなたと同じ世界に行きますという。

でも、あの『春琴抄』も、金持ちのお嬢さんと丁稚奉公の恋だったはずだから、自由が制限されていた時代の話だよね。

その世界の中から出てきて、映画を観終わった途端の開放感と言ったら(笑)

恋をするのも、どこへ行くにも、何を食べるのも自由ということの素晴らしさを体中で感じたよね。

ロブスター4


豪華な出演者


主人公のデヴィッドを演じるのは、コリン・ファレル

いや~、こんなに全くキレのない中年男まっしぐらのコリン・ファレルも中々観られないんじゃないかな(笑)

寡黙な中にも、でも実は芯が強い男、デヴィッドが良かったなぁ。

他の出演作には、「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」、「ヴェロニカ・ゲリン」、「ジャスティス」、「ニューヨーク冬物語」、「クレイジー・ハート」、「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」など

そして、コリン・ファレルが独身の森へ行って恋に落ちるのが、レイチェル・ワイズ

なんでこんな美人が1人でこんな森にいるんだ!?なんて思うけど(笑)

凛として、意志の強そうで、筋の通った感じがとても良いね。

他の出演作には、「女王陛下のお気に入り」、「否定と肯定」「光をくれた人」「アレクサンドリア」「ニューオーリンズ・トライアル」「オズ はじまりの戦い」「ナイロビの蜂」「コンスタンティン」など。

そして、もう1人、この独身の森で冷酷なリーダーをするのが、レア・セドゥ

あの、ボンドガールを演じた色気やら美しさは全部封印して、「コイツ、まじムカつく!!」って女をシラーーッと演じてる。

最初は、「え?レア・セドゥだよね。本当にレア・セドゥ??」って思っちゃったよ(笑)

今回は、この「可愛くない」レア・セドゥがかなり良かった(笑)

他の出演作には「007/スペクター」、「美女と野獣」など


ロブスター5

自由な時代のありがたさを噛みしめる


独身は生きているだけで罪であると言われたら、私は罪人だし、45日間で恋人を見つけられる自信もない。

でも、もしかしたら、「火事場の馬鹿力」的に、生きたい一心で必死になってパートナーを見つけるのかもしれない。

ロブスターが100年も生き続けるなんて知らなかったように、世の中の見方を変えたら、知らないことがまだまだたくさんあるし、何が起こるか分からない。

大切なことは、今、すごく自由に生きられる時代にいて、他人の許可なく生きていけることができるということ。

だからこそ、自分の気持ちを大切にして生きていきたい。



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マイケル・ケイン主演、4月16日より公開予定の新作映画「グランド・フィナーレ」の予告編を観た。

主題歌のオペラ「Simple Song #3」は、2016年のアカデミー賞主題歌賞にノミネートされている。

アルプスの麓にあるホテル。引退した有名作曲家が、最後の大舞台に挑むまでの葛藤を描く。

主演は、マイケル・ケイン、ハーヴェイ・カイテル、ジェーン・フォンダ、レイチェル・ワイズなど

【観たい度】:★★★★☆



「グランド・フィナーレ」予告編 動画

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引退した有名作曲家に舞い込んできた女王陛下からの依頼


有名作曲家のフレッドは、引退後、アルプスの麓にあるホテルで過ごしていた。

そこへ、女王陛下から、フレッドの代表作「Simple Song #3」を、フレンド本人の指揮で聴きたいという依頼がくる。

しかし、彼は、娘にも明かしていない、その曲を指揮できない理由があった。

グランド・フィナーレ

家庭をかえりみない父と娘の間にあった葛藤


私はクラシック音楽にはあまり興味がないし、オペラなんて観たこともないけど、この映画「グランド・フィナーレ」の予告編を観て、すごく観たくなった。

予告編の中で交わされる父と娘の会話がとても気になった。

娘:「パパは、家族のことなんて眼中になかった。全てを音楽に捧げて何が残った?」

父:「つまり、私は無意味に年を重ねてきたのか?自分を愛せないまま」

つい仕事に夢中になって、家族のことが二の次になってしまうことって、誰にでもあることじゃない?

それが有名作曲家なら、尚更のこと。

でも、幼い娘にとっては、お父さんが必要な時もあった。

それが、いつしか心の傷になって残っている。

二人の間に、そんなことがあったんじゃないかなと、思わせるこの会話がとても気になった。

でも、お父さんには、お父さんなりに、家族を二の次にしてしまった理由があったはず。

この後、お父さんは何を思い、娘に対し、どう対応するのかにすごく興味が出て、この映画を観たいなぁと思った。

その「理由」というのが、たとえ女王陛下からの依頼であっても「Simple Song #3」を指揮できないという「理由」にもつながってくるのでは・・・と期待して。

グランド・フィナーレ3


名優たちの共演が作品の質を上げる


主人公のフレッドを演じるのは、マイケル・ケイン。

渋いよねぇ。引退した有名作曲家って役柄が本当にピッタリ。

他の出演作には、バットマンの「ダークナイト」シリーズ(アルフレッド役)、「ジーサンズ はじめての強盗」、「キングスマン」、「インターステラー」、「インセプション」など。

フレッドの友人で、映画監督のミックにハーヴェイ・カイテル

初老の役で、ハーヴェイ・カイテルっていうのは、ちょっと意外だった。

もちろん、年齢的にはおかしくないんだろうけど、なんだかいつまでも現役なイメージ。

きっと、演じる姿を観たらしっくりくるんだろうな。

他の出演作には、「スモーク」、「ピアノレッスン」、「リオ、アイラブユー」、「贖罪の街」、「グランド・ブタペスト・ホテル

フレッドの娘役には、レイチェル・ワイズ

レイチェル・ワイズ好きなんだなぁ。知的な感じがとても良いよね。

この映画でも、そんな知的な雰囲気が際立っている感じがして良い感じ。

他の出演作には、「否定と肯定」、「光をくれた人」、「ロブスター」、「アレクサンドリア」、「ナイロビの蜂」、「コンスタンティン

監督は、イタリア人のパオロ・ソレンティーノ

他の作品には、「リオ、アイラブユー」、「イル・ディーヴォ-魔王と呼ばれた男-」など。

グランド・フィナーレ2


カンヌ国際映画祭でも、コンペティション部門に正式出品され、話題になった本作。

日本の公開は、4月16日の予定。

Simple Song #3 アカデミー賞主題歌賞ノミネート






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3月5日公開予定 コリン・ファレル主演映画「ロブスター」の予告編を観た。

「45日間で恋に落ちなければ、動物に変えられてしまう」という奇想天外な物語。

ストーリーを聞いただけでも、「何?何?何????何それ~!!」

すごく興味津々!!

【観たい度】:★★★★☆

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〇 「ロブスター」観てきました!!

映画の感想はこちらから →45日間で恋人ができなければ動物に変えられる!?命がけ婚活合宿。自由な時代に生きられる素晴らしさを噛みしめる映画。コリン・ファレル主演【感想】

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「ロブスター」予告編 動画

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この奇妙な設定を考えた人がすごい!


独身者は、身柄を拘束されてホテルへ送られる。

そこでは、45日間で恋人ができなければ、動物に変えられてしまう…。

主人公は、ロブスターに変わることを希望したことから、タイトルが「ロブスター」に。

まず、この設定が良い!!

こんな奇妙な設定を考え出した人がすごい!!!

そんなストーリーを聞いただけで、めちゃくちゃ面白そうなんだよね~。

私なんて、速攻、ホテル行き。

恐らく、動物に変えられちゃう人間の筆頭だよね(笑)

もし、私が動物を選べるのであれば、私は「ジュゴン」がいいな(笑)

ロブスター

目の前にいる人との関係を真剣に考えたことがあるのか


今まで生きてきて、それ程真剣に「恋人をつくらなきゃ」って考えたことって無いから、すごく考えちゃった。

私だったら、どうするだろう。

積極的に話しかけることができるのかな~とか。

この映画のポイントはそこにあると思う。

どれほど、目の前にいる人との人間関係について、真剣に考えたことがあるかって。

もしも、すごく気が合う相手に出会えれば、45日間もいらないだろうけど、本当に気が合う人を探すのに45日間は短すぎるよね。

でも、そんなことを言っていられないから、目の前にいる人との関係に、かなり集中することになる。

これって、かなりの婚活トレーニングになるよね~(笑)

どこかの婚活サイトで、こういうイベントやってみたらいいのに。

45日間、婚活合宿(笑)

結末として、動物に変えられることはできないけどね。

「ロブスター」本編映像





コリン・ファレル!なぜ、ダサい!?


主人公を演じるのは、コリン・ファレル

予告編を見る限り、いつものセクシー、コリン・ファレルは封印して、ダッサイおっさんになってるのが、すごく気になる~。

「ダサいコリン・ファレルも見てみたい!」っていうのも、この映画に惹かれる理由の1つ。

コリン・ファレルの他の出演作には「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」など

共演者には、レイチェル・ワイズ(「否定と肯定」、「光をくれた人」、「アレクサンドリア」、「ナイロビの蜂」、「コンスタンティン」)、レア・セドゥ(「たかが世界の終わり」、「007 スペクター」、「美女と野獣」)などなど。

このとっても気になる映画は3月5より公開予定。楽しみだなぁ



***********

〇 「ロブスター」観てきました!!

映画の感想はこちらから →45日間で恋人ができなければ動物に変えられる!?命がけ婚活合宿。自由な時代に生きられる素晴らしさを噛みしめる映画。コリン・ファレル主演【感想】

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ブログネタ
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レイチェル・ワイズ主演、アレハンドロ・アメナーバル監督のスペイン映画「アレクサンドリア」を観た。

4世紀のエジプトに実在した、優秀な天文学者であり哲学者であった女性ヒュパティアの物語。

もちろん、4世紀のエジプトで、女性に自由が与えられたわけではないけれども、それでも、聡明で研究熱心なヒュパティアの生き方に共感しながら観た作品だった。

そして、現代は良い時代だなぁと、しみじみそのありがたさを噛みしめた。

「アレクサンドリア」予告編 動画

(原題:AGORA)




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「古代アレクサンドリア図書館」【新書】

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キャスト&スタッフ


出演者

レイチェル・ワイズ

〇マックス・ミンゲラ


〇マイケル・ロンズデール

〇サミ・サミール

〇アシュラフ・バルフム

〇ルパート・エヴァンス

〇ホマユン・エルシャディ

〇オシュリ・コーエン


監督

〇アレハンドロ・アメナーバル


2009年製作 スペイン映画



あらすじ


4世紀のエジプト、アレクサンドリアで、天文学と哲学の研究をしているヒュパティア(レイチェル・ワイズ)は、図書館で講義をし、多くの男性たちから慕われていた。

しかし、その頃、国はキリスト教徒とユダヤ教の対立が激化。

そのどちらにも属さず、学問の研究にのみ心を注いだヒュパティアは、次第に国から追われるようになっていく・・・。



アレクサンドリア



感想(ネタバレあり)


宗教的な理由で活動を制限されしまうことのもったいなさ


宗教同士の対立か・・・。昔も今も、人間は変わらないなぁと思った。

この映画「アレクサンドリア」では、キリスト教徒と、ユダヤ教が対立する中、多くの男性たちを教育し、影響力を持っていた女性研究者、ヒュパティアは、「魔女」として弾劾されてしまう。

さすがに、今の時代、「魔女狩り」が起きれば、世界中から非難を受けるに違いないが、宗教的な対立が元で争いが起きている国や地域はまだまだたくさんある。

それに加えて、同じく宗教的な理由で、ヒュパティアのように、「女性は慎ましくあれ」と強制され、何の発言も許されない国々もまだまだたくさんある。

ってことは、当時のエジプトがヒュパティアを魔女狩りしてしまったことで、「地球の軌道は楕円である」という偉大な発見が1200年延びてしまったように、現代でも、男尊女卑の国々では、たくさんの天才や才能が埋もれてしまい、多くの技術の進歩を遅らせてしまっている可能性がある。

そんな国々では、きっと女性に教育の機会を与えることが、国の財産につながるとは考えないんだろうなぁ。

たくさんの才能が、地下に埋もれて眠っていると考えると、なんだか、とてももったいない。



アレクサンドリア2



逞しく美しいヒュパティアの生き方


そんなヒュパティアに共感するのは、研究にその身の全てを捧げて生きていたその姿。

彼女の芯の強さが本当に素敵だった。

どんなに説得をされても、宗教とは距離を置き、自分が正しいと思う道を突き進むその姿。

学問を研究するうえで、宗教は何の助けにもならないと確信していたヒュパティア。

結局、その強さが、キリスト教の人たちから疎まれてしまった原因となったけれども、頑固で、勇敢で、賢く、美しい。

そして、恋すらもあきらめてしまう彼女に、私はドキドキする。



アレクサンドリア3



彼女を慕う一人の弟子と、一人の奴隷


彼女を信奉し、慕っていた男性が二人。

後に有力者となる弟子、オレステス(オスカー・アイザック)と、奴隷のダオス(マックス・ミンゲラ)。

オレステスは、1ミリの余地も無く玉砕してしまったけど、私は、ヒュパティアじゃ、ダオスに心が動かされていたのではと思う。

私にとっては、ヒュパティアとダラスの二人の恋のシーンは、この映画の中で一番、心に残るシーンだ。

動乱の日の夜。

我慢しきれなくなってしまったダオスは、ヒュパティアにキスをしてしまうけれど、彼女は完全に拒否をしていなかった。

それまで、研究者としての立場を強固に守っていた彼女だけれど、その仮面の下では、ダオスを待っていたように思う。

ダオスはただの奴隷ではない、講義の間、弟子たちと同じように話を聞き、そして誰よりもその講義の内容を理解する最も優秀な生徒でもあった。

そんなダオスを、ヒュパティアは誰よりも可愛いと思い、そして、恋心を抱いたのではと思った。

もしも、本当にダオスが嫌いで拒否をするのであれば、彼に重罪を与えていたはずで、無罪放免で彼を解放したというのは、彼女なりの愛情表現ったのでは。

と思いながら見ていたから、すごくドキドキしてしまって、なんだかとても切なかった。

だから、最後の最後にダオスの腕の中にいたのは、彼女にとって、せめてもの幸福だったのでは・・・



アレクサンドリア4



ヒュパティアを強く、逞しい女性に作り上げた組み合わせ


主役のヒュパティアを演じるのは、レイチェル・ワイズ

演技重視の人間ドラマはもちろん、アクション映画もこなす彼女だからこそ、本当に、この強くて、賢くてしなやかなヒュパティアがピッタリで、素敵だった。

監督は、「アザーズ」「オープン・ユア・アイズ」「海を飛ぶ夢」のアレハンドロ・アメナーバル

最後まで、この映画がアメナーバル監督のスペイン映画だなんて知らなかったんだよね。

今まで、アメナーバルがペネロペ・クルス、ニコル・キッドマンなどと組んできたからこそ、強くて美しいレイチェル・ワイズも見られたし、そのスペイン人の情熱で、ヒュパティアの内に秘める恋心も見られたのではと思う。



アレクサンドリア5



しかし、私は今の日本にいて、宗教的弾圧があるワケではなく、女性だからといって活動を制限されたり、不自由な生活を強いられたわけでもないということが、とてもありがたいことなんだと、しみじみ感じた映画だった。

そして、これからの世の中で、少しでも多くの女性が勉強の機会与えらるようにと願うばかり。





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ジョン・キューザック、ジーン・ハックマン、ダスティン・ホフマン主演の映画「ニューオーリンズ・トライアル」をWOWOWで観た。

銃乱射事件の被害者が銃器メーカーを起訴した裁判で、銃器メーカー側の大手陪審コンサルタント会社があらゆる手段を使って、自分たちに有利な判決を手に入れようとする様を描いている。

面白かったなぁ~。この映画。

法廷ドラマはよくあっても、「陪審コンサルタント」って日本じゃ聞き慣れない怪しげな人たちにフォーカスを当てている作品は珍しく、それがすごく面白かったのよね。

「ニューオーリンズ・トライアル」予告編 動画

(原題:Runaway Jury)




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あらすじ

ニューオーリンズにある証券会社で、クビになった元社員による銃乱射事件が起きてしまう。

11人の写真が死亡する大事件となったが、犯人はその場で自殺してしまう。

事件から2年後、遺族の中から1人の未亡人が、犯人に銃を売った銃器メーカーを相手取り訴訟を起こす。

人権派の弁護士ローア(ダスティン・ホフマン)が原告の弁護士となり、銃器メーカー側の陪審コンサルタントとして、NYからフィッチ(ジーン・ハックマン)がニューオーリンズにやってきていた。

ゲーム店の店長、ニック・イースター(ジョン・キューザック)は、その事件の陪審員として法廷に呼ばれる。

しかし、彼はどうしたら陪審員の審査からはずれるかという話を友人たちとしており・・・

ニューオーリンズ・トライアル

感想(ネタバレあり) 日本では見慣れない「陪審コンサルタント」というお仕事

日本が陪審員制度を取り入れてからしばらく経つけど、私はまだ一度も呼ばれたことが無く、もちろん、裁判を見学に行ったこともないし、日頃からあまり関心も無いので、日本の陪審員がどんな風に何人選ばれているのか、正直よく知らない (^^;

アメリカでは、原告側、被告側、両弁護士が何人かいる陪審員の中から、好きな陪審員と嫌いな陪審員を選ぶことができる

だから、弁護士は各陪審員候補の職業や収入、家族構成やどんな思想の持主かを調べ、それがどのように裁判に影響するかを熟慮する必要がある

しかし、忙しい弁護士は、なかなかそこまで手が回らないので、弁護士の代わりに候補者一人一人の身の上調査を専門とする仕事「陪審コンサルタント」なる職業が成立する

今回は、この「陪審コンサルタント」にフォーカスをあてた作品となっており、なかなか見慣れない彼らの仕事ぶりを見るだけでも、十分面白い映画だった

ニューオーリンズ・トライアル4


「陪審コンサルタント」のやり方を知っている男が陪審員になるまで

「陪審コンサルタント」のあくどさに精通しているのが、今回のカギを握る男、ニック(ジョン・キューザック)なんだよね

映画をよくよく見ていると、ニックは陪審員候補に選ばれた瞬間から、いかにも「思想も何もない普通の男です」を演じているのがよく分かる

どこで、盗撮されているかも、盗聴されているかも分からないから、友人たちとランチに行けば、「陪審員にえらばれちゃってさぁ~、やりたくないんだよねぇ~」なんて言ってみたり。

陪審員の審査会では、「ゲーム大会に出たいから、早く帰りたい」なんて言って裁判長を怒らせ、”罰として” 陪審員に選ばれるように誘導する

これらの「普通の人と疑われずに陪審員になる」一連の流れが本当にお見事で、一旦、陪審員になってしまえば、手のひらを返したように他の陪審員たちと積極的にコミュニケーションを取り始める

他の陪審員たちの、悪い癖や、思想を把握した上で、敵と味方をふるいにかけるニックのやり方が、本当に見事で面白かった

特に、最終審議の時に、ニックが銃社会容認派の一人を追い詰めて、形成を逆転させたシーンは、鳥肌が立つほど感動したシーンだった

ニューオーリンズ・トライアル2

ベテランぞろいの豪華な俳優陣

積年の恨みを晴らすべく、この日を待っていたニックを演じたのは、「2012」、「コン・エアー」のジョン・キューザック

元々好きな俳優さんだったけど、今回の演技もすごく自然で良かったなぁ~。

レイチェル・ワイズ演じる恋人を幸せそうに眺める視線が好きだったな。

そして、「陪審コンサルタント」の大ボスを演じたのは、大ベテランのジーン・ハックマン

本当に、こういう悪役が凄く似合うよねぇ~

彼は、代表作がたくさんあり過ぎて、何を紹介したらいいのか分からないけど、ここ10年ぐらい俳優の仕事をしていないようなので、お元気なのか、ちょっと心配・・・。

彼と敵対する原告側弁護士を演じたのは、ダスティン・ホフマン(「ボーイソプラノ ただひとつの歌声」、「ネバーランド」など)

こちらは、ジーン・ハックマンとは対照的に、まだまだ熱心に仕事に取り組み続ける大ベテラン

とても優しい人権派弁護士を演じていて、これまた、彼にピッタリの役だったなぁ

ニューオーリンズ・トライアル3


まぁ、正直言って、アメリカから銃がなくなることなんて、永遠にあり得ないことだと私は思っているけど、この映画で描かれているように、銃社会を無くしたいと思っている人がいて、少しでも前進のきっかけになればと思う人がいると思うと、心が温かくなる


銃による事故や事件での被害者が一人でも少なくなる世の中になることを心から願います



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